豊瀬禎一参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま説明されました義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案に対し、総理並びに文部大臣に対し、四、五点にわたって質問をいたします。 まず、池田総理にお尋ねいたします。日本国憲法の第二十六条には、「義務教育は、これを無償とする。」と定めております。これは、単に授業料を徴収しないという趣旨ではなく、就学の強制と無償とは義務教育という概念の本質的な要素であり、その費用はすべて国が負担するという、全額無償の精神を宣言したものであることは、論を待たないところであります。しかるに、荒木文部大臣は、参議院の文教委員会において、「憲法二十六条は、当分……
○豊瀬禎一君 ただいま議題となりました盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 御承知のとおり、盲、聾、養護学校への就学奨励法が制定されましたのは昭和二十九年でありました。その後数次にわたり、就学奨励の効果を高めるための法改正が行なわれ、これらの学校に就学する児童生徒に対する就学奨励の内容は次第に改善され、ようやくその充実を見つつあります。今回政府から提案されましたこの改正案は、これらの学校の高等部に就学する生徒にかかる修学旅行費を、新たに就学奨励費の対象に加えることにより、さらに就学の普……
○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和三十七年度一般会計補正予算(第1号)及び昭和三十七年度特別会計補正予算(特第1号)に対する修正案の提案趣旨の説明を申し上げます。 私が修正いたしたいのは、産炭地域振興事業団の事業の範囲を大幅に拡大させるため、産炭地域振興対策費を増額しようとするものであります。 産炭地の現状は、社会的、経済的苦難の加重、市町村では、炭鉱に依存している地元産業、商店等の衰微と倒産が多く、さらに、炭鉱離職者の生活保護と失対事業の増大等で市町村財政は苦しい状態に置かれているのであります。なかんずく、炭鉱スクラップ計画の大半を占めるといわれる筑豊……
○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました国立大学総長の任免、給与等の特例に関する法律案につきまして質問をする冒頭にあたって、哲人カントが言った「為政者には多少の困難を伴おうとも、私はむしろ自由を尊重したい」との言葉を想起するのであります。政治においてしかり、ましてや学問研究の場におきましては、自由の保障なくしてはその進展が期せられないことは、何人もこれを否定することはできません。新憲法がその第二十三条におきまして、学問の自由の保障を言論や思想の自由の保障とは別個に明記いたしました趣旨も、ここに存するのであります。すでに一世紀前におきまして、ドイツのブルンチュリは……
○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま説明されました義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律案に対し、総理、大蔵、文部それぞれの大臣に質問をいたします。 総理は、先般の施政方針において、福祉国家の建設を目ざしての人づくり、国づくり論を述べられました。しかしながら、その所論はきわめて抽象的であり、具体性に乏しきお題目並べに終始していると断ぜざるを得ません。これは要するに、その目標とする福祉国家とはいかなるものであるか、かつまた、それに至るための教育施策が他の諸施策と相待ってどのように推し進められなければならないかという構想を、全然持ち合わさないところの、兎糞的発想に……
○豊瀬禎一君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明がありました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律及び市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案につきまして、総理、文部、大蔵それぞれの大臣に対しまして、質問をいたしたいと思います。 公立義務教育諸学校における学級編制及び教職員定数の改善につきましては、義務教育水準の向上という観点から、過去、長い間の重要懸案事項でありましたが、ただいまの説明にもありましたとおり、今後数カ年間にわたりまして児童・生徒が漸減していくという見通しに立った今日、これに着手されるということは、時宜に適した処置とはいいながら、む……
○豊瀬禎一君 私は日本社会党を代表いたしまして、草葉隆圓君の動議に対し反対の討論を行ないます。 先ほど草葉君は同僚議員の質問に答えまして、「必要があるとき」というのは政治的な判断であると答弁をされました。法律の解釈が政治的な判断を一般の解釈とするならば、そのときによって、そのつど変更が行なわれる危険性を持ち、特に、多数を持っている政党がこのような判断を下すということはきわめて危険であることを、まず冒頭に指摘しておきたいのであります。さらに草葉君は、自由民主党は個々人の全く自由な分子の寄り集まりであって、組織政党ではないかのごとき答弁を行ないましたが、私はいまだ不敏ながら、自由民主党がいつ解散……
○豊瀬禎一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、佐藤内閣の施政方針に対し、教育政策、中小企業問題、社会保障制度等について、その所信をただしたいと思っているわけでございます。 佐藤総理は、その演説の結びに、「あすの日本を切り開くために、新しい愛国心の喚起を期待する」と述べ、さらに、豊かな創造力と勤勉の意欲に満ちた国民の手による高度の文明社会を築く決意を述べておられます。さて、人間尊重の政治といい、社会開発といい、これらは今後教育に関連するところがきわめて大きいものがありますので、まず、私は、教育に対する基本姿勢についてその所信をただしたいのであります。 今日わが国の教育の水準がきわめて質量……
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