このページでは稲葉誠一参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○稲葉誠一君 私は、日本社会党を代表し、目下急激な進展を見せている日韓会談に関し、主として池田総理に緊急質問を行なうものであります。 わが党は、日韓会談が朝鮮の統一を妨げ、かつ、アジアの平和を乱し、アメリカの極東戦略に奉仕する軍事目的を露骨に持っていること、また日本資本主義の進出により旧植民地支配を再現すること等、高い次元に立って反対していることは、再三国会の質疑を通じ明らかにしておるところであります。この反対は、わが党を中心とし、国民各層に非常な勢いで高まっておりますが、総理は、かかる院内外の反対を押し切り、今国会において、会期を延長してまでこの会談を妥結批准せんとする意思であるかどうか。……
○稲葉誠一君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、反対の意見を表明します。あわせて、公明会、民主社会党の修正案に対しても、同様反対をいたします。 なぜ反対するかの前に、一言どうしても論じねばならない点があります。それは、言うまでもなく、六月十七日の夜、自由民主党の諸君により、全く法を無視した、法案の強行採決が行なわれたことに関してであります。申すまでもなく、国会は言論の府であります。六月二十六日の国会最終日まで十日もあるにかかわらず、自由民主党の諸君は本法案をしゃにむに通過せしめんといたしました。質疑打ち切り、討論省略の……
○稲葉誠一君 私は、いまの委員長の中間報告を聞き、答弁を聞いておりまして、実は、あ然といたしました。そして、非常に私自身、恥ずかしく思ったのであります、こういうような形で国会の審議が行なわれていいものであるかどうか、私は非常に大きな疑問を持ちます。そこで、時間もございませんから、まず、最初の中間報告に関連をいたしまして、二、三点質問をして、そこから始めてまいります。 委員長の中間報告は、どのような手続を踏んであの報告書ができ、委員長はここで発表をするようになったのであるか、これが第一の点であります。 第二に、五月七日、十一日、十三日、これは予備審査の段階でありますが、そこで審議に入り得なか……
○稲葉誠一君 法務大臣にいろいろ質問したいのですが、順序を変えまして、最初にハンセン氏病慰者であった藤本松夫という人、この人の死刑の執行その他に関連した質問をしていきたいというふうに思います。
この事件について、法務大臣が死刑の執行についての命令といいますか、そういうふうなものを下したのは一体いつなのかを最初にお尋ねします。
【次の発言】 そうすると、九月十一日に決裁の印を押したとなると、その決裁の印を押すまでの経過なんですが、それは、その記録を通読といいますか、精読して決裁の印を押したのか、あるいは、だれかの報告というか、あるいは要旨の書類というか、そういうふうなものを見て決裁の印を押され……
○稲葉誠一君 閉会中の審査については、まあ国会であまりおそくまでやらないとかいう慣例があるということをお聞きしたものですから、できるだけ短くやります。ですからぜひ要点だけお答え願いたい、こう思います。 最初に、司法修習生の採用問題、それからあとでは判事の採用の問題があるわけですけれども、司法修習生は、今一次試験、二次試験、三次試験があるのですが、三次試験が終わって正式な司法試験の合格発表があるのはいつごろで、それからそれに対して最高裁として採用に当たるというような形をとっているのでしょうが、そこのところどういうふうになっているのでしょうか。
○稲葉誠一君 きょう出席をしておる方はどなたですか、ちょっと……。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねするわけですが、実はこれは最初にちょっと変な質問で恐縮なんですが、報酬、それから俸給、給与、この三つの言葉があるわけですけれども、これはどういうふうに違うのでしょうか。
【次の発言】 大臣にお尋ねするのですけれども、日本の憲法の中に裁判官優位の原則というのがあるわけでしょうか。その点どうでしょうか。
【次の発言】 ちょっとはっきりしなかったのですが、憲法で相応な何ですか、ちょっとはっきりしなかったのですが、相当な報酬を受けるというのは七十九条と八十条でしょう。
○稲葉誠一君 これは法務大臣にお尋ねしたいわけですが、検察官の俸給等に関する法律、この第一条を見ますと、「検察官の給与に関しては、」云云とずっとありまして、「その他の検察官については、一般官吏の例による。」、こういうようなことで書いてあるわけですけれども、その官吏というのはどういう意味なんでしょうか。
【次の発言】 聞き方がちょっと悪かったのですが、官吏という言葉は一体どういう意味なのかということをお聞きしているのです。憲法には官吏という言葉はないわけです、と思うのですが、どうでしょうか。
【次の発言】 そうすると、憲法では、第十五条に「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではな……
○稲葉誠一君 ちょっと資料の要求を……。 今度提出される法案の中に暴力行為等処罰に関する法律の一部を改正する法律案があるわけですが、これに関連をいたしまして、これは法制審議会でたびたび論議されまして提案されたように承っておりますので、審議の必要上、法制審議会の議事録と、これに提出されました資料をぜひそろえていただきたいということが一つ。 それからこの提案説明にも簡単にありますように、「特にいわゆる暴力団その他の暴力的不良団体」云々と、こうありますので、日本におきまする暴力団の実態等を調査した資料があると思いますので、その資料をぜひ提出してもらいたい。 一応これだけきょう要求しておきます。
○稲葉誠一君 この前外国人登録法、出入国管理令の法的地位に関連をしてお聞きしたわけですが、このときは予算委員会の関係で法務大臣はお出にならなかったですが、おそらくそのときの議事録はお読みになったと、こう思うのです。そこで、あのときの答弁の内容について訂正なりあるいは補足すべき点があれば、法務大臣あるいは入管の局長からひとつ最初に述べていただきたいと思います。
【次の発言】 ただ、最後の点については富田次長から説明があるのはけっこうなんですが、何か聞くところによりますと、法務大臣は、工合が悪いのですか。かぜ気味だとか……。私大臣のほうを早くやって――そうですが。人権を尊重しないとあとでたいへんな……
○稲葉誠一君 質疑の点につきましては、この前の十二月ですか、四十二回の臨時国会の中で各方面の角度から詳細な質疑を行なっておりますので、きょうは格別つけ加えることはないと、こういうふうに考えます。
【次の発言】 では、この二法案に対して、日本社会党を代表して反対の意思を表示して、その討論をいたします。
その要旨は、昨年の十二月二十一日の当法務委員会におきまして述べましたところでありまして、それをそのまま援用さしていただきたいと思いますが、その反対の理由というのは、これはぜひ本会議におきます委員長報告の中に入れて御報告を願いたいと、こう考えます。
第一の理由は、日本の憲法の第七十九条、第八十条……
○稲葉誠一君 それでは、大臣にお尋ねするんですが、きょうは最初に、この二十五日ですか、米空軍の立川基地で起きました日本人の射殺事件に関連していろいろお尋ねをするわけです。しかし、これは現在捜査中の事件ですし、いろいろ捜査の内容等に立ち入ってお聞きすることについてはもちろんどうかと思う点がありますから、そういう点については私のほうも心得てお聞きをいたしますが、一般的な問題等が中心になってお尋ねすることになるかと思います。 大臣、このデビットソン軍曹、これがピストルを発射したわけですね。ピストルを発射した一つの法的な根拠はどこにあるんでしょうか。
○稲葉誠一君 ちょっと関連してお尋ねするのは、今の給源の問題で、この予算では司法修習生の増員を七十人しか見ていないのですが、この前お聞きしたときには、百人を突破したとかいって最高裁当局は喜んでおられたのですが、その後また減ってしまったということも聞いたのですが、どうですか。
【次の発言】 そうすると、今の司法修習生が三月で終わって、四月から判事になったり検事になったり弁護士になったりするのですが、現在判事を希望している人は何人ぐらいいるのです一か。
○稲葉誠一君 これは、商業登記法案と、この施行に伴う関係法令の整理等に関する法律案と、二つになっておりますが、どうして一緒に提案しなかったのですか。
【次の発言】 今の最後に言われた二つの点は、附則という形ではまずいのですか。
【次の発言】 商業登記に限定しないのですが、登記制度の目的ですね、目的はどこにあると考えたらいいんでしょうか。
【次の発言】 近ごろの法律は、第一条でその目的というのを明示するのが普通のやり方になっているわけですが、この場合では特にそういうふうな目的などは書かなかったのですか。
【次の発言】 不動産登記法は、いつできたのですか。
○稲葉誠一君 この前、両法案に対していろいろ質疑したわけですが、きょうは、ちょっと一般的なことを資料要求を中心として簡単にお聞きしたいと思うのです。
登記の区別ですね、これは、不動産登記と商業登記と、こういうふうに大きく二つに普通は分けるのですか、どういうふうな分け方をしたらいいのですか。
【次の発言】 そのおのおのの現在の登記制度というか、その中で占める地位といいますか、いわゆる分量的な意味だとか、質的な意味だとか、そういう割合はどうなっているのですか。
【次の発言】 その不動産登記の中を分けると、どういうふうな登記の態様というようなものがあるのですか。分け方はいろいろあると思うのですけれ……
○稲葉誠一君 この二つの法案について要望すべき点を申し上げます。 一つは、商業登記制度は、今回の法案にもかかわらずなお諸外国の例に比しても改善すべき点が多々ありますので、この点については十分留意を願いたいということが第一点です。 第二点は、法務局、特に登記関係に従事する人員がはなはだしく不足をいたしておりますし、そのために利用者にいろいろ不便を与えておる点が多いのであります。なおかつ、その待遇もきわめて不十分でありますから、こういう点について十分留意をされたい。 このことを要望として申し上げます。 本法案に対しては、特に申し上げることもありませんので、賛成をするわけです。
○稲葉誠一君 大臣、去年の十二月五日に、大村収容所に入れられた人が待遇改善を要求してデモをやって、そして長崎の警察の機動隊が出動してこれを鎮圧したという事件があったというんですが、それは大臣は御存じですか。内容はいいです。
【次の発言】 それはあとから亀田さんからお聞きになるそうですから、私は聞きません。
もう一つですが、逃亡犯罪人引渡法、これは現在どことどこが締結をしておるわけですか。
【次の発言】 それは将来韓国との間にも締結をするというふうなことは考えられておるわけですか。
【次の発言】 しかし、逃亡犯罪人引渡法の精神、それは、韓国だけでなくて、ほかの国との間にも当然日本としては尊重し……
○稲葉誠一君 ちょっと関連して。今の東さんの収支報告、これは自治省選挙局長は見たことがあるんですか。
【次の発言】 あなたが見てないなら、自治大臣に対して東さんの収支報告が幾らだということをあなたが報告をしたことはないわけですね。
【次の発言】 しかし、自治大臣は参議院の本会議でそのことを答弁していますよ。まだ速記録はできていないと思いますが、私も列席して聞いているわけですがね。そうすると、自治大臣はどこから聞いてきたんですか。自治省の大臣が選挙局長を抜きにしてほかからその問題をキャッチしてきたとするならば、選挙局長はまるで不信任されたようなものだ、あなたが。そういうことになるんじゃないですか……
○稲葉誠一君 検察行政の運営に関する件ということでちょっとお聞きしたいと思うわけです。
最初に、ただいま、法務省の役人あるいは検事、こういうふうな人が書物を書く、あるいは論文を外部の雑誌等に発表する、こういうふうな場合には、法務大臣の承諾がいるのですか。
【次の発言】 その書物、論文、こういうふうなものの中で、検察のあり方、これを批判してはいけないのでしょうか。
【次の発言】 いろんな雑誌だとか本とかで外部に意見を発表しておられる、私はあまりそういうのを見たことがないのですが、それは随筆みたいなものはあると思います。たとえば出射さんの「検事物語」だとかその他のものはありますけれども、検察のあ……
○稲葉誠一君 関連して。肥後は現在どうなっておるのですか。起訴されたのですか。
【次の発言】 これは、前のはがき横流しでたしか二十日間勾留延長してやっておる。その後五月二十五日に買収容疑で再逮捕して、これは勾留を延長しておるわけですね。前の事実、あとの事実、いずれもまだ起訴はしていないというのですか。
【次の発言】 それから法務大臣に一点だけ聞くわけですけれども、松崎長作氏の関係でこの人のことについてはいろいろ捜査中だから言えないというか、わからないということを言っておられるのですけれども、そうすると、きのうあなたが言われたので、松崎長作は自発的に自分から進んで東選対に加入していったとあなたは……
○稲葉誠一君 この法案についていろいろお聞きしたいわけなんですが、実は私もこれはいろんな学者の意見とかあるいはその他の人の書物などをずっと今調べているのですが、なかなか十分にまだいっておりませんので、少しくこまかい点になるかもわかりませんが、何回かに分けてお聞きをしていきたい、こういうふうに考えます。結局、この法律についての一つの私どもの建前としては、憲法違反の判決があったわけですから、さらに憲法違反の処分を生まないような法改正を行なって、法体系が混乱しないようにする義務があると同時に、憲法解釈によって影響を受けるほかの法令についてもいろいろ再考をして、さらに違憲判決を誘致しないようなものに仕……
○稲葉誠一君 この第三者没収の法案でまず問題となるのは、没収の法律的な定義が問題となると、こう思うのですが、これはどういうふうに正確に解したらいいでしょうか。
【次の発言】 いやいや、没収の定義です。
【次の発言】 そういう意味ではなくて、もう少しほかの角度から没収の定義を規定づけることができるわけじゃないですか。たとえは、一体何をどこへ移すというか何を移すのですか。ちょっと私の意味がおわかりでしょうか。わかりませんか。所有権を移すというふうに考えてよろしいのか、あるいはその他の考え方もあるのかという意味をお聞きしているわけです。
【次の発言】 私の質問は、そういう点ももちろん重要なんですが、……
○稲葉誠一君 この没収に関連をして、これは刑事局長だと思いますが、衆議院で、没収の体系にはアンバランスがあるのだというふうなことを答弁されておるわけですが、このアンバランスがあるという意味はどういう意味なんでしょうか。
【次の発言】 このいただいた資料、「特別法の没収・追徴等に関する規定一覧」、これを見ますと、必要的没収規定のものと裁量的没収規定のものが特別法の中でいろいろ分けてあるわけです。それで、どういうようなものがどういう見地から必要的没収規定になったのか、それから裁量的没収規定にとどめておくものと、二つに大きく分かれるわけですが、それはやはり具体的な根拠があるのには違いないと思いますが……
○稲葉誠一君 この前三回ほど聞いていますから、残ったところだけお聞きをいたしますが、無差別没収という概念ですね、ちょっともう少し正確に言っていただきたいと思うんです。これは善意、悪意の問題とは私は別個の概念だと思うんですが、何かそれがこんがらがっちゃっているような印象を受けるものですから……。
【次の発言】 そうすると、無差別没収の中で第三者が悪意の場合だけが第三者没収として許されるということになるわけですか、あるいは、無差別没収というのは、必要的没収だけに限定して言うわけですか、そこはどうなんですか。
【次の発言】 だんだん整理されてきたわけですが、そうすると、悪意の条件といいますか、どうい……
○稲葉誠一君 関連して。今の鉄道公安職員の職務に関する法律、これはどういう経過でできたんですか。(「立法の目的」と呼ぶ者あり)目的よりも経過。わからなければ、わかる人が出て来なければだめだ。
【次の発言】 ついでですから、私もあとで質問しようと思っていたんですけれども、私の質問するのは、この種の具体的な事件上りも、もう少し基本的な問題を中心にやりたいと思っていたわけですが、鉄道公安職員の職務に関する法律、昭和二十五年八月十日法律第二百四十一号、これは議員立法でできた法律ですが、この内容についてはよくあなたのほうでも検討をしておいていただきたいと、こう思うんですが、第六条で運輸大臣が監督すること……
○稲葉誠一君 最初に日韓会談を中心として、少し基礎的なことを総理に質問したいと、こう思います。
日本は韓国を承認しているのかどうか。それだけ答えて下さい。総理、答えて下さい。総理に要求しているんだ、外務大臣、あとから聞くから……。
【次の発言】 今の総理の答弁で外務大臣いいんですか。
【次の発言】 平和条約で韓国という国家を承認しているんですか。いいですか、平和条約に一体韓国は参加しておるんですか。
【次の発言】 平和条約のどこに韓国の独立を承認したという文字がありますか。
【次の発言】 私は、日本が韓国を承認しているかどうかを聞いているのです。いいですか、総理。国連に国家を承認する権限があ……
○稲葉誠一君 大蔵大臣はまだ来ないのですか。
【次の発言】 それでは、日韓問題を中心に外務大臣に最初にお尋ねをいたします。
経済協力によって四条の(a)項の請求権が消滅をする、こう言われるのですが、具体的には(a)項のどういうような形の請求権が消滅するのか、ひとつ平和条約の条文に即して御説明願いたいと思います。
【次の発言】 消滅をするというのが具体的に何かということ、たとえば韓国政府の日本の政府に対する請求権、あるいは韓国政府の日本の法人に対するもの、日本の個人に対するもの、韓国法人の日本政府に対するもの、韓国法人の日本法人に対するもの、韓国法人の日本個人に対するもの、韓国の個人の日本政府……
○稲葉誠一君 私は、今度の東京都の知事選挙その他の選挙違反等を中心として、これは主として総理その他の大臣にお尋ねをしたいと思います。 今回の地方選挙、特に東京都の知事選挙等においては、にせ証紙の使用、はがきの買い占め、組織的な演説妨害、あるいは大臣の秘書官まで逮捕されると、こういうようなことで、過去の選挙にも類のない大胆な悪質なものであった。これらは自民党が関係していると言われ、また、買収、供応は圧倒的に自民党に多いというようなことが言われておるわけであります。 私は、文藝春秋をきのう買ったんでありまするが、その七月号に、あなたの党の代議士であります福家俊一という人が、「自民党の黒い血」と……
○稲葉誠一君 今いろいろ問題になっております周鴻慶という人の事件といいますか、出入国管理の問題、ことに帰国の問題ですが、こういうふうなことに関連をして、要点だけ簡潔に聞きたいと思います。
この人が日本に参りまして、それから何か法務省入管のほうで強制退去の処分ですか、したわけですが、それまでのひとつ経過の大要をちょっとお話し願いたいと思います。
【次の発言】 その十月二十六日までの経過は今の説明でわかったわけです。そうすると、それが今日まで中国に帰れないというか、出国できないというふうになっておるわけですが、その間の事情はどういうふうなのか。これは簡潔でけっこうですが、その点御説明を願いたいと……
○稲葉誠一君 それじゃ、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案について簡単に質問したいと思います。
裁判官優位の原則というのが憲法の明文で認められているというか何というかまあ認められておるわけですけれども、それが具体的に裁判官の報酬の中にどういうようにあらわれておるわけですか。
【次の発言】 優位性というのは、いつごろから認められるようになったのですか。いままでの間の変化――変化という言葉は、行政職との間の開きが当初のころと違ってきたのかどうか、その点のことなんですが。
【次の発言】 司法試験に受かって司法修習生を二年やるわけで、それから判事補になるわけでしょう。その判事補になった……
○稲葉誠一君 最初に、三井三池の炭鉱の事故、この問題からお尋ねをしていきたいと思います。
これは通産大臣ですか、一体どこに責任があってこの事故が起きたと、こういうふうに考えておるわけですか。
【次の発言】 いまの段階で、政府に責任があると、幾らかの責任か知りませんけれども、政府に責任があると、こういうふうなことは考えておるわけですか。
【次の発言】 炭じんが多いということを四月に警告しておるというわけですが、その警告の内容というのはどういうのですか。
【次の発言】 炭じんを除去しろというのを、具体的にどういうふうにしろとか、いつまでにしろとか、そういう形での警告というか、そういうふうなものを……
○稲葉誠一君 第二班を代表して委員派遣の報告をいたします。 去る一月十六日から十九日までの四日間、私、鈴木委員、岩間委員の三名が、松矢参事、久保調査員を伴い、福島、山形、宮城の三県における青少年非行に関する事項並びに営繕に関する事項等を調査してまいりました。 なお、今回の調査にあたって、現地において詳細な資料を作成していただき、かつ種々御便宜をおはかりいただきましたこと、特に最高裁判所から石川主計課長、衣斐事務官、法務省から藤島参事官が終始同行され、いろいろ御協力くださいましたことを、報告に先立ち、厚く感謝申し上げる次第であります。 以下、調査項目に従って順次述べたいと存じます。 まず……
○稲葉誠一君 このたび北海道地方へ派遣されました委員を代表して、調査の結果を御報告いたします。 去る七月二十一日から十日間にわたり、木島委員長、岩間委員、それに私の三名が、菊池調査員、松谷参事を伴いまして北海道地方における青少年非行の実情、並びに裁判所、法務省関係諸施設の実態等を調査してまいりました。 なお、この調査にあたって、酷暑のおりにもかかわらず、現地の各関係機関が貴重な資料を取りそろえ、熱心に御協力下さいましたこと、並びに最高裁判所の長井課長、今江事務官、法務省の菅野課長、横堀、山本両事務官が終始同行され、種々御便宜をお計らいくださいましたことを特に報告して、厚く感謝申し上げる次第……
○稲葉誠一君 選挙の実際に関係の中でいろんな問題がたくさんあると思うのですが、その一つに、法定費用がどういうふうな根拠でいま算出されるのか、その点からひとつ説明を願いたいと思うわけです。
【次の発言】 最初は有権者数に応じて法定費用を算出していたわけですか。それはいつごろまでで、それがなぜいけないというので別な算出方法に変わってきたのでしょうか、そこの理論的な根拠がはっきりしないのですが。
【次の発言】 有権者数に応ずるのが考え方が必ずしも正しくないというのですが、それは相当長い間そういう形でずっとやっきたわけですか。
【次の発言】 何年ぐらいですか。
○稲葉誠一君 きょうはこの法案に対しての第一回の質問なものですから、法案そのものに入る前のことについて二、三お聞きをしていきたいと、こう思います。
日本の登記法は明治十九年八月十三日に法律第一号でできたわけですが、その後の変更、改正ですね、それはどういうふうになっているのでしょうか。だいぶたびたびあったように聞くわけですが、これは旧登記法ですから、新登記法になってからでけっこうですが……。
【次の発言】 改正のことはあとでまた聞きますけれども、元来、日本の民法が、物権変動については、御承知のとおり、意思主義でフランス民法を踏襲しているというか、とっているわけですね。そうすると、不動産登記法も……
○稲葉誠一君 不動産登記法の改正の問題でこの前質問しました。それは大きな改正のことについて説明があったわけですが、これを見ますと、戦後だけでも、昭和二十二年、二十四年、二十五年、二十六年、二十七年、それからしばらく飛んで三十四年、三十五年、三十七年、三十八年、こういうふうに改正になっているわけですね。まあ別に改正して悪いわけではないでしょうけれども、実に毎年のように改正になっているわけですが、この改正はどういうふうなことが改正になったわけですか。何年はどういうふうに改正になったか、こういう説明をしてください。
【次の発言】 こうした改正は、施行令だとか施行規則でまかなうものも含まれているわけで……
○稲葉誠一君 きょうは、この前要求していた資料をいただいたのですが、「登記甲号事件・乙号事件換算率の算定根拠」、これの要点だけをまず説明していただきたいと、こう思うのです。
私の聞きたいことは、乙号を甲号に換算をする場合、その結果として、この表にありました昭和二十六年でしたかね、それと三十七年との倍率がどういうふうになるのかということを聞きたいわけです。
まず、平均処理時間というのがありますが、この比率の出し方、これについてちょっと説明してくれませんか。
【次の発言】 よくわかりましたが、そうすると、乙を甲に換算をして、結局、昭和二十六年と三十七年を比べての倍率はどういうことになるわけです……
○稲葉誠一君 きょういただいた「登記台帳事件増加状況調」、これはこの前要求しておいた乙号を甲号に換算した場合の事件数の上昇率や何かですか。ちょっと結論だけ説明してくれませんか。
【次の発言】 「三十八年度及び三十九年度事件数は過去三年平均事件上昇率により推定」したと、こうあるのですが、これは、過去三年の平均上昇率よりもだんだん上がっていく傾向にあるのじゃないですか。
【次の発言】 それから、やめた職員はどういうふうになっているのですか。これには載っていないのですか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 三十七年度は百人ふえた、去年は二百人ふえたと、こういうのですが、定年で退職する人――定年……
○稲葉誠一君 百一条の改正のところで、「不動産の表示の登記のされていない不動産」、こうあるわけですね。現在どの程度あるわけですか、全体のパーセンテージからいって。
【次の発言】 建物台帳に載っていてそれから表示の登記がされていないのは相当あるわけですか。それはどの程度かということなんです。
【次の発言】 私の聞きたいのは、建物台帳に登録されておれば、一元化に従って当然不動産の表示の登記がされるはずなわけですね。ところが、現実には、事業がおくれているために、これがまだされていないものがずいぶんあるわけでしょう。そこはどういうふうになっておるのですか。
○稲葉誠一君 ちょっと関連して。いまの下級裁判所というものは、あれですか、どこから下級裁判所ということばが出てくるんですか。
【次の発言】 下級裁判所というのを私らが常識的に考えるのは、一審の地方裁判所と簡易裁判所が下級裁判所と言えると思うんですがね。高等裁判所まで下級裁判所とは考えないんですがね。あれはわざわざ高等と書いてあるんだし、ことばがあれですけれども、これはアメリカの考え方ですか。どういう考え方で下級裁判所というのに高等裁判所まで入るんですかね。
【次の発言】 そうすると、英語で言うと何と言っているんですか。
【次の発言】 一審裁判所と二審裁判所というふうな分け方があるのは常識的によ……
○稲葉誠一君 裁判所職員定員法に関連することでお尋ねしたいのは、三十九年度の概算要求でどういうふうに判事や裁判所書記官等の増員を要求したのか、これをちょっと明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それが今度の予算要求の中で認められて要求しているのはどういうふうな数字になるわけですか。
【次の発言】 訴訟の迅速化と交通事件の処理の円滑化と二つに分けているわけですが、そうすると、訴訟の迅速化で裁判官の増員要求が判事二十四名、判事補三十人、全部で五十四名ですが、それはどういうふうな根拠で五十四名が必要だということになってきたんですか。
○稲葉誠一君 北海道の千歳郡恵庭町で起きた事件で、野崎美晴、野崎健美、この二人が現在自衛隊法違反で起訴されて裁判にかかっているわけですが、この事件の概要についてちょっと簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いまの告訴ですね、これは刑法第二百六十一条の器物損壊罪で告訴したのですか、それとも自衛隊法違反で告訴したのですか。
【次の発言】 特に条文を摘示して告訴しなかったというのは、理由があるのですか、あるいは別に特段の理由はないわけですか。
【次の発言】 自衛隊法第百二十一条で起訴したわけですが、この法によるところの「防衛の用に供する物」というのは、これはどういうふうなものをさして言って……
○稲葉誠一君 裁判官以外の裁判所職員がどういうふうにふえてきているのかというふうなことを一応聞くわけですが、その前に、裁判官以外の裁判所職員というのはどういうふうなものがあるのか、ちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 裁判所調査官というのは、これは最高裁だけですか、高等裁判所にもあるわけですか。
【次の発言】 書記官とそれから事務官とは、どう違うのですか。
【次の発言】 よく書記官の代行といりようなことを言うんですが、これはどういうのですか。
【次の発言】 それは、全部なくなるんですか。
【次の発言】 いままでなぜ書記官補が書記官の代行をするというような制度があったわけなんですか。……
○稲葉誠一君 この法案の質疑ですが、最初に、大臣おわかりでしょうか、ヘーグの国際私法会議ですね、これはどういうふうな会議なんでしょうか。
【次の発言】 この会議の構成国は非常に少ないですね。これはどういうわけなんですか。それからアメリカは入っていないのですか。
【次の発言】 大臣、この会議でどの程度の条約に日本は署名しているわけですか。幾つくらいの条約にどんな条約に署名しているんですか、日本として。
【次の発言】 この会議が始まってから十一ですか条約ができておるんですね。日本は十番目の遺言の方式だけで、ほかのものは全然日本としてはノー・タッチということですか。
○稲葉誠一君 第四条で共同遺言の問題が出ているわけですが、これは許す国と許されない国があるというのですが、それは具体的にはどういうふうになっているのですか。
【次の発言】 ヨーロッパでは、夫婦間の遺言ですね、こういう形から遺言制度というものは発達してきたんじゃないですか。非常に広く夫婦間の場合に行なわれているんじゃないですか。
【次の発言】 そうすると、同一の証書でしなければいいわけですか。同じ財産に対してはないわけですか。
【次の発言】 そうすると、同一の証書でこれをすることがいけないというのは、どういうわけですか。
【次の発言】 第五条で、たとえば「方式の制限や証人の資格は、方式の範囲に属……
○稲葉誠一君 民事訴訟法の一部を改正する法律案、手形訴訟を認める法案ですが、以前にも、為替訴訟という名前だったと思いますが、あったわけですね。その経過はどういうんでしょうか。
【次の発言】 旧民訴の為替訴訟の制度というのは、実際にはほとんど利用されなかったんじゃないんですか。その利用度はどの程度でしたか。
【次の発言】 ですから、その利用度というのは、どの程度……。
【次の発言】 それは全体の民事事件の一割ぐらいが為替訴訟の事件だったという意味ですか、手形金事件の一割ぐらいが為替訴訟であったという意味ですか。
【次の発言】 そうすると、手形金事件の中で為替訴訟でやっていたのは相当あるわけじゃな……
○稲葉誠一君 手形金の請求のいろいろな方法がいまの裁判の制度の中であると思うんですが、具体的にはどういうふうな制度があるわけですか。
【次の発言】 支払命令から出発する場合と、通常の第一審の訴えから始める場合と、こうあるわけでしょう、調停とか即決なんか除いて。そうすると、今度の新制度では、それに付加してやはり二つの道があるわけですか。
【次の発言】 質問の意味がちょっとあれしがなかったと思うんですが、やっぱりいまの支払命令から行く場合とそれから手形訴訟で行く場合と二つあるわけでしょう、今度の制度の中でも。
【次の発言】 法務省の見通しとしては、手形の支払命令で行く場合と、手形訴訟で行く場合と、……
○稲葉誠一君 被疑者の補償の規程というかやり方ですね、これは訓令でやっているわけですが、どういうわけですか。
【次の発言】 法律できめなかった理由というのがちょっとはっきりしないんですが、当然法律でやるべきじゃないですか。憲法四十条の関係からいえばちょっと憲法四十条には含まれないとしても、当然法律できめるのが普通じゃないですか。そうすると、あれですか、請求する人は、法律上の権利として請求しているわけじゃないんですか。
【次の発言】 そうすると、その場合に、被疑者補償規程に当たる場合は、国はその人に対していわゆる恩恵を与える、こういう考え方ですか。
○稲葉誠一君 大臣に……。逃亡犯罪人引渡法の一部を改正する法律案が出されて、提案理由の説明書があるんですが、これは抽象的にいろいろのことが書いてありまして、このことはこのこととしてもわかるのですが、具体的にいま日本でこの法案を提出するに至った事情としていろいろな例があると思うんですね。たとえば、日本人が犯罪を犯して外国に行ってしまった、それで引き渡しを要求できなかったとか、あるいは、ドイツから犯罪を犯した者が日本に来てそれが日本で逮捕できなかったとか、そういう具体的な例があって、そうしてこの法案が提案されるようになったんじゃないかと思うのですが、この点はどうでしょうか。
○稲葉誠一君 この犯罪人引渡法の改正案がかりに効力を発するようになるとすると、アメリカとの問に犯罪人引き渡しの条約がありますが、あれはもう要らなくなるわけですか。
【次の発言】 以前に日本と――どうもはっきりしないんですが、ロシアというんですか、ロシアとの間にも同じような条約があったんだというふうに言われているんですが、これはどんな条約で、現在はどういうふうになっているわけですか。
【次の発言】 この失効したということは、あらためて確認したわけですか。そのロシアの、あれですか、何というのですか、国体というか、国家組織が変わったから当然失効したというふうに見ていいわけですか。
○稲葉誠一君 現在の逃亡犯罪人引渡法が昭和二十八年に成立したときに、何か衆議院で修正されたというのですが、どこが修正されたわけですか。
【次の発言】 おかしいですよ。あなたのところの辻辰三郎氏が書いているんですよ。「逃亡犯罪人引渡法逐条解説」で、同法案は第十六特別国会に提出され、「衆議院において一部修正の上、去る七月一七日国会を通過し、同二一日逃亡犯罪人引渡法(昭和二八年法律第六八号)として公布され、翌二二日から施行されたのである。」と、こう言っていますよ。ちょっと調べてくれませんか。
【次の発言】 あとで拝見するんじゃなくて「警察研究」の第二十四巻第十号、昭和二十八年十月十日発行のものですよ……
○稲葉誠一君 逃亡犯罪人引渡法でこの前からペンディングだったものが二つばかりあるんですが、一つは、国際法上の確立された原則は憲法九十八条第二項にいう「確立された国際法規」だと、こう法務省の辻検事が言っているんですけれども、今度の説明を聞くと、そうじゃないというわけですけれども、そうすると、「確立された国際法規」だという考え方を法務省ではとっていないわけですか。
それから、なぜこういうふうなことを立案者の一人である辻検事が発表したんですかね。
【次の発言】 この「逐条解説」を書いたときは、法案がもう審議されて通ってからじゃないですか。これは昭和二十八年十月十日発行のものに書かれているわけですか……
○稲葉誠一君 いまの亀田さんの提案に対し私ども全面的に賛成で、ここでやめて、もう一ぺん理事会を開くなり何なりの措置をとっていただきたい。亀田さんの提案に賛成いたします。
○稲葉誠一君 暴力行為等処罰法の改正についての質問を始めます。 この法案は非常に重要な意義を持っておる法案ですから、各方面から慎重に審議を進めていきたいと、こう思うわけです。 そこで、最初に、一番重要な点は、この改正案を審議するに関連をして、暴力行為等処罰法というものがどういうふうな経過で成立をしたかという点、その本質的な問題、これらが私は一番大きな重要点であり、出発点であるとこう考えるわけです。 これはことしの五月号の「法律時報」ですが、この六十八ページと六十九ページに、法務省の刑事局の刑事課長の羽山忠弘氏が「暴力行為等処罰法改正について」というので、これは「実務研究室/刑事篇」という……
○稲葉誠一君 質問に入るんですが、この前のこの委員会で法務省関係で相当ペンディングになったものがあると思うんですが、どういう点がペンディングになっていたか、ひとつ法務省のほうで最初に確認してもらいたいと思います。そこから始めたいと思います。
【次の発言】 それは、要望というか、その結果はどうなったんですか。
【次の発言】 誤りがあるかないか聞いているわけじゃなくて、ペンディングになっていたことがあると私は思うんです。たとえば、治安警察法の十七条で暴行、脅迫を廃止したという理由が明確にはなっていなかったように私はまあ考えるわけです。もし明確だというならば、その廃止になった理由を、これはもうあなた……
○稲葉誠一君 きょうは、最初に警察庁長官にお尋ねしていって、それであとで法務大臣にいろいろお尋ねしたいと思います。
最初に、今度警察本部長会議を、これは全国のものだと思いますが、二十九、三十日に開くということを聞いたわけですが、これはあれですか、何か特別な目的を持って開くわけですか。
【次の発言】 これは特別に、今度松山の事件や何かがあったので、特に開くというわけではないわけですか。
【次の発言】 それではちょっと銃砲刀剣類等の関係、これは今度の暴力法の改正にも関係があるわけですが、それからお聞きをしていきたいと思います。
このピストルでCRSのピストルですか、これはどういうものなんですか……
○稲葉誠一君 暴力行為の処罰法の改正案に対して、きょうは少し中身に入った質問をしたいと思います。
その前に、きょうは法務大臣に主としてお伺いをいたしますが、日本では非常に暴力団が多い。近年特にふえているわけですが、どういうふうな理由でそういう暴力団が日本に多いのか、いろいろな角度から問題があると思いますが、法務大臣のお考えになっておる理由というのは何でしょうか。それをひとつお聞かせ願いたい、こう思うのです。
【次の発言】 閣議で、暴力団の何か対策要綱をつくりましたね。そのときに、暴力団が一体なぜ日本にこう多いんだろうか、発生するんだろうか、こういうことについて一種の統一的な見解というか、そう……
○稲葉誠一君 関連。
【次の発言】 いま警察庁長官が読まれた最初の例、最初の例というよりも全体として、質問と答えが食い違っているのではないんですか。質問は、現行法であるがゆえに取り締まりに著しく支障を来たした事例があるかどうか聞いているわけですけれども、現行法の場合、事件を犯した者を逮捕するというふうなことを取り締まりとすれば、そのこと自身で現行法が改正になろうがなるまいが取り締まりそのものには全然影響がないんで、現行法でも十分やれるんだということはこの前刑事局長が言っていることなんであって、その質問と答えは食い違っているわけなんです。あなたの言うのは、保釈になって出るようになってきたとか、刑……
○稲葉誠一君 時間の関係で、中小企業庁の方に先にお聞きして、お引き取り願いたいと思います。
手形に対する法的措置の一つとして、下請代金支払遅延等防止法というのが制定されておるわけですが、これの概要といいますか、それについてちょっと御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いまの第二条の二で下請代金の支払期日がきまっているわけですが、それが第四条で親事業者の遵守事項として下請代金をその支払期日の経過後なお支払わないことはいけない、こういうふうになっているのですが、それは現金で払う場合もあるし、手形で払われる場合もあるという話ですが、それは実際はどの程度ですか。手形のほうが多いわけですか。
○稲葉誠一君 この刑法の一部を改正する法律案のこれは、刑法を一部改正するという形でやるようになったのはどういうわけですか。特に特別法をつくるというようなことはしなかったわけですか。
【次の発言】 私の聞いているのは、刑法の一部改正という形でやらなくても、特別法をつくってやるという形でできなかったのかということを聞いているわけですがね。その点に対してお答えがあったようにも考えるのですが、これが営利誘拐罪の加重類型というかそういうようなものだとすれば、暴力行為の場合に、暴力行為処罰法をつくったわけですから、それと同じような形で特別立法ということも考えられてよかったと思うのですが、それをやらなかった……
○稲葉誠一君 この前の国会が終わった後においての暴力団の検挙の状況、これらをわかっておれば数字的な面でできるだけ差しつかえない範囲でひとつ述べていただきたい、こう思います。
【次の発言】 これは、件数と比べて人数のほうが少ないのは、一人が何件もやっているからですか、あるいは再犯が多いからですか。
【次の発言】 傷害、恐喝、暴行、暴力行為、この内訳の件数はわかりますか。
【次の発言】 そこで、いま言った事件の傾向を見ると、傷害なり恐喝が非常に多いんですが、暴力行為がわりあいに少ないのは、これはどういうわけなんでしょうか。暴力行為が特に少ないというわけでもないんですか。
○稲葉誠一君 ことしの八月に臨時司法制度調査会の意見書が出たわけですが、これに対してどういうふうな形で内容を実現するといいますか、そういう方向に向かうのか、これを最初に大ざっぱに、これは法務大臣ですか、お伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 いまのお話の中にありました法文化の準備の問題ですが、これは具体的にどういうふうなものを法文化したいという程度のことはいまの段階でも大体の目安はついておるわけですか。
【次の発言】 きょうの問題ではありませんから、それはその程度にしておきますが、臨時司法制度調査会の答申を実現するというか、そういうふうなものは、これはいまの場は法務省でやるわけですか。い……
○稲葉誠一君 法務大臣がほかへ行かれるというので、この点だけ一つ確かめておきたいと、こう思うんですが、法務省に共済組合があって、そこに運営審議会があるんですが、これがことしの八月改選期になっておるのですが、その後の運営審議会の委員というんですか、これの状況がどういうふうになっているか、これは経理部長からでいいですからお答えを願います。
【次の発言】 これは最高裁判所にも同じものがあるんですが、ここでは全司法という職員組合の代表を二人共済組合の運営審議会に入れているわけです。これは事実ですか。
【次の発言】 農林省とか大蔵省とかそういう各省があるわけですが、そういうところではこの運営審議会の委員……
○稲葉誠一君 要点を中心にしてお尋ねをいたします。
池田内閣を踏襲する以外をいまのところは出ていないと、こう言われるわけですが、あなた自身の、いわゆる佐藤色といいますか、そういうようなものは、いつごろ出すつもりなんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、佐藤色は、来年度予算でだんだん出てくると、しっかりとした形で出てくるのは、やはり来年度予算が通ってからといいますか、結局、参議院選挙の前あたりと、こういうようなところで、あなた自身の持っておるいわゆる佐藤色というものをしっかり出していきたい、こういうようなことにお聞きしてよろしいでしょうか。
○稲葉誠一君 定款との関係。
○稲葉誠一君 きょうは準備していないので、急なものですから質問があまり質問らしくないので、私としてはあれなんですが、ひとつお聞きしたいのは、自衛隊がいろいろな事故を起こした場合の補償の問題ですね。それが補償額の引き上げとか、補償の条件だとか、こういうふうなことでいろいろ変化してきていると思うのですがね。そこのところをひとつお聞かせを願いたいと思うのです。 それに関連しまして私の聞きたいのは、在日米軍が事故を起こしますね、これについての補償額の変化もあわせてお聞きしたいわけですが、それは従来開きがあったのだ、在日米軍が事故を起こした場合の補償と、自衛隊が事故を起こした場合の補償には開きがあった……
○稲葉誠一君 私は決算委員会初めてだし、きょうはあまり時間がないということですから、簡単に質問をしたいと思います。
ぼくは常々疑問に思っておりますのは、自衛隊法の罰則の関係のことがあまり論議されたことがないようなのですが、自衛隊法の罰則関係はどういうふうになっておるのか、そこら辺のところを簡単に御説明を願って、それからあとに入っていきたいと思います。あまりこまかいあれはいいですよ。懲役七年のと五年のと三年のとあるでしょう。その点だけでもいいのです。あまりこまかいところはいいのです。
【次の発言】 罰則の内容は。
【次の発言】 非常に詳しい説明があったのですが、防衛出動命令に違反した場合が一番……
○稲葉誠一君 最初に、最高裁判所にお尋ねをするわけですが、今年の四月十六日に上告人を仙台市で、被上告人を梶原つや外五名ですかの損害賠償の事件があって、そして、仙台の市が負けて損害賠償を払えという判決が確定をしたわけですが、この判決のまあ内容といいますか、それについてある程度説明を願いたいと思いますが。
【次の発言】 その過失相殺の点は、これは別の議論として、その理由としては、第一と第二、二つあるようですが、そうすると、これはまあ市道、これが国道の場合は、同じようなことが起きた場合には、一体そのどこが責任を負うことになるのですか。これは建設省のほうどうですか。
○稲葉誠一君 きょう通告しておきましたのは、マレーシア大使館員による人権侵犯事件等に関する件としてございますが、本題に入る前に、一般的な問題、特に外交官特権と称せられるものについて概略お聞きをして、それから入っていきたいというふうに考えます。
そこで、いわゆる外交官特権というもの、これは法律的な用語ではないかもしれませんが、これはどういうふうなものなのかというところからひとつ御説明を願いたいと思います。外務省関係のどなたでもけっこうです。
【次の発言】 経過はよくわかりますが、いまのウィーン条約の問題その他はあとからお聞きするわけですが、いわゆる外交官特権というものの具体的な内容ですね、これ……
○稲葉誠一君 宇都宮の大谷という所でいわゆる大谷石というのを採掘しているわけですが、これが非常に乱掘をされたりして大きな陥没があり、何人かの人が亡くなって、まだその死体の発掘もされておらないということ、さらに現在においてもその危険性があるということで、特に人権擁護局関係がこの問題を取り上げて再三議題とし、いろいろな決議をしたり、勧告などをしておるわけです。実は通産省の人から先に聞きたかったんですが、まだおいでになっていませんので、法務省の人権擁護局長なりのほうから、この問題について人権擁護関係でいままでどういうふうに取っ組んできたのか、どこに問題点があるのか、こういう点からひとつ説明をしていた……
○稲葉誠一君 関連して。いまの点で、その品物は現在どこにあって、どのような状態で保管をされているか、これは当然明らかになることですから、その点はいますぐ警察のほうで調べてお答えできるんじゃないですか。
○稲葉誠一君 きょうは、第一回の質問ですし、予算委員会のほうへ行かなければならぬものですから、資料を要求するというのを中心にして短い時間しかやれないので申しわけないと思っておりますが、最初にお聞きをしておきたいのは、その資料という意味じゃなくて、裁判所職員定員法が法務省からの提案という形になって出ているわけですが、これは裁判所の職員の問題ですから、裁判所の問題だと、こう思うのですが、それが法務省の提案という形になってくるその根拠はどこにあるのでしょうか。
【次の発言】 裁判所に法律案の提案権がないというのはわかっているのですが、憲法上なりその他の法律上の根拠はどこにあるのでしょうか。
○稲葉誠一君 「裁判所法の一部を改正する法律案提案理由説明書」というのがありますから、これに基づいて大体お聞きしていきたいと思います。
裁判所法と裁判所職員定員法との関係ですが、これは両方合わせて一本という形にはできないのですか。ちょっとぼくは研究していないので恐縮ですけれども……。
【次の発言】 そうすると、法務省のほうで、基本的に裁判所法と裁判所職員定員法とを合わせて一本にするということについては見解はどうなのかということと、いま寺田総務局長が言われたように、今度のような改正の場合、二つに分けないで、どっちか一本の改正でできないのかどうか。あとのほうの問題はちょっと疑問があるのですがね。……
○稲葉誠一君 裁判所法の第六十条の二、この「法律案を参考資料」のところで、「各裁判所に裁判所書記官補を置く。裁判所書記官補は、上司の命を受けて、裁判所書記官の事務を補助する。」と、こうあるのですが、ここにいう「上司」というのは何を意味しているわけですか。
【次の発言】 裁判所書記官の上に判事が上司としているというふうに見ているわけですか。
【次の発言】 「裁判所書記官の職務権限」という一覧表をもらったのですが、この中で、裁判所書記官が独立した権限を持っている、裁判官が上司として該当しないというふうなものは、どれとどれでしょうか。
【次の発言】 特に詳細に職務権限と根拠法条を示して資料をいただい……
○稲葉誠一君 最初にちょっと変なことを聞くので恐縮なんですけれども、「執行吏の手数料及び書記料の額を増加しよう」というように書いてあって、そしてまた、一方では「執達吏手数料規則」というふうになっているわけですが、これは執行吏と言うのが正しいのか、執達吏と言うのが正しいのか、ここはどういうふうになっているのでしょうか。
【次の発言】 執達吏手数料規則というものは規則なんでしょう。ですから、これは、ここで読みかえなくても、執行吏手数料規則というふうに規則の改廃でできるのではないのですか。
【次の発言】 そうすると、法律第五十一号の執達吏規則と第五十二号の執達吏手数料規則と、こう二本あるわけですが、……
○稲葉誠一君 今度の予算の中で、政府に対して最高裁判所が多数の人員を要求をして、結局、認められたのは簡易裁判所判事の十六名だけなんですが、それで一体他の事務に支障を来たさないでやっていけるのかどうか、そこのところはどうなんでしょうか。常識的にも、あなたのほうでこれだけ必要だというふうなことで要求をして、それが認められないわけですから――しかし、それがたとえば事物管轄を拡張するということに伴っての人員増ならば、それが認められなかったからということで理由もわかりますし、それから借地借家法の改正に伴うものとしての要求は、借地借家法の改正の提案がないということですから、これは理論的にわかりまけれども、……
○稲葉誠一君 行(二)の電話交換手、自動車運転手、汽かん士、庁務員、昇降機手等、これは要求はしたのですけれども、全然認められなかったのですか。
【次の発言】 これはどの程度要求したのですか。
【次の発言】 電話交換手は、たとえば一座席二名という割合に規則というか実際の制度でなっているんですか。現状はどういうふうになっているんですか。
【次の発言】 配置しておるのですが、現実にはそういうふうに配置しておらないんじゃないですか。現実にはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 行(二)の職員に一般事務官の仕事を現在させておるわけですか。
○稲葉誠一君 恩給関係の方がおいでになっておりますから、その点をちょっと先に質問しますが、執行吏が恩給の支給を受けるのは、その根拠はどういうところにあるんですか。
【次の発言】 いまのあれは、条文上の根拠はそれでわかったのですが、理論的な根拠はどこにあるんですか。なぜ執行吏が恩給を受けるのかということです。
【次の発言】 執行吏が恩給を受けるのは、法的ないまの条文はわかりましたが、それでは理論的にいって執行吏はどうして恩給を受けるということになるのでしょうか。国家公務員であるということはわかるんですが、国家公務員であってもどういうふうな形の国家公務員なのか。常勤のものでもないし、それから国家公……
○稲葉誠一君 この前の続きでお尋ねをいたしますが、明治二十三年七月二十五日、法律第五十一号、執達吏規則というのが執行吏の身分関係というかいろいろな職務関係を規定した法律ですが、これは法律であるのになぜ規則というような名前をつけているのですか。
【次の発言】 これは明治憲法の前にできたのですか。
【次の発言】 そうすると、太政官布告だったのですか、そうではないのですか。――あとでいいですよ。そういう疑点はあとでいいんですが、ただ、施行は明治二十三年十一月一日ですから、明治憲法が施行になったときにこの執達吏規則というのは施行になったんですか。――ちょっと待ってください。憲法よりも早いですな。
○稲葉誠一君 時間の関係で、要点をしぼってお尋ねをしたいと思います。
会社更生法の運用あるいはこれに関連をしての改正問題が起きているわけですが、会社更生法の運用について通産省が最高裁判所当局に対して要望書を出したということが伝えられておるわけですが、これはどのようなことを通産省としてはされたのか、そこからひとつお尋ねをしていきます。
【次の発言】 いまの一と二のことはよくわかりましたが、そういうふうなものを出すように至った経過といいますか、必要性といいますか、それはどこから出てきたんですか。何か具体的な案件に即して考えられてきたわけですか。
○稲葉誠一君 いま吹原産業事件というのが非常に騒がれておるわけですが、これに関連して二、三の点をきょうは第一回ということですからお聞きをしていきたいと思います。
現在吹原某が勾留をされておるようですが、その勾留されるに至った経過の概要を最初に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それで勾留されたわけですけれども、その勾留の被疑事実というか、その大要はどういうことでございますか。
【次の発言】 いまの詐欺ですね、これは一項詐欺か二項詐欺かということになりますが、一項詐欺という形でやっておるわけですか。
【次の発言】 そうすると、現実に三菱銀行としては、どういう被害があったわけですか、どう……
○稲葉誠一君 四月三十日に、甲府の地方検察庁に対して、社会党の山梨県本部から、山梨県の知事の天野というのですか、この人を事前運動の選挙法違反ということで告発をしたことがあると思うのですが、こういう事実がありますか。
【次の発言】 日時とか、それから被告発人とか告発人、こういうのは、私がいま言ったことで間違いはありませんか。
【次の発言】 その告発の具体的な内容といいますか、告発の要旨、事実としてあげられているものは、何と何ですか。二つあるように聞いていますが……。
【次の発言】 その後の本件の処理はどういうふうになっておりますか。四月三十日ですから、その間連休もありましたけれども、参議院選挙が……
○稲葉誠一君 法務省に交通課というのはないのですか。
【次の発言】 交通課というのがないのはどういうわけなんですか。
【次の発言】 警察庁では交通局というのはあるのですか。
【次の発言】 どういうわけで警察庁には交通局というのがあるのでしょうか。
【次の発言】 法務省の刑事局には公安課というのがありますね。公安課というのがあって、そうして交通課というのはどういうわけでないのですか。公安と交通とを比べると、交通関係というのはあまりウエートがないのですが。そういう見方をしているわけですか。
【次の発言】 交通事故の対策ということが非常に重要だということを盛んに言われるのですけれども、ここで法務省の……
○稲葉誠一君 総理府関係の方が来られませんから、別のことといいますか、今度の刑法の一部改正のうちの一つの問題であります併合罪の場合のことについて少しくお聞きをしておきます。
いまの刑法改正の中でこれを競合犯ということで扱っておるようですが、これはどういう意味なんですか。これは準備草案と仮案では競合犯と言っているんですが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 その併合罪というのを名前を変えて競合犯という名前を使う理由はどういう理由なんですか。どうも競合犯というのも何かはっきりしないような感じも受けるのですが、いわゆる併合罪の場合、実在的競合の場合を併合罪と言っておるわけですが、観念的競合の場……
○稲葉誠一君 刑法六条との関連で併合罪の今度の改正は問題になるということをちょっと言われておるのですが、刑法六条というのはどういうふうなものですか、ちょっとそこら辺からたいへん失礼ですが説明を願いたいと思います。
【次の発言】 附則との関連で刑法六条が問題になってくるというのは、具体的にはどういうふうな場合のことを言っているわけですか。
【次の発言】 「法制審議会刑事法部会第二十七回会議議事録」の十六ページによると、「刑法六条との関係はどうなるか。」という問に対して、「犯人に不利益になる稀有な場合もあると思うが、刑法六条の趣旨にしたがって扱うべきものと考える。」と、これはそのとおりだと思うので……
○稲葉誠一君 最初に日韓会談に関連をして質問いたします。
赤城農林大臣だと思いますが、漁業会談が現在どのように進行しておるか、ひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 これは韓国の農林大臣ですか、外務大臣ですかが本国へ訓令を受けに帰ったというのは、何か特別の事情というか、何といいますか、話がうまくいかないからという点があったからですか。
【次の発言】 去年の春に赤城さんと元農相会談というのがあって、そこで一定事項が合意されたと、こういうふうに韓国側ではきのうも発表しておるわけですね。これは赤城・元会談でどういう点が合意になったのでしょうか。
○稲葉誠一君 死亡者がいるでしょう。
【次の発言】 関連。
いまの厚生大臣も言われ、それから主計局長の答弁の中にもあったことにも関連をするのですが、そうすると、三十九年度の実態調査の費用として厚生省としては大蔵省に幾ら要求をしたのですか。で、それが幾ら大蔵省として認められたのですか。何か数字がはっきりしませんが。それから、四十年度の要求のときに、厚生省は、いま主計局長の話だと、そういう要求をしなかったようにとれる答弁なんですがね。はたしてそのとおり厚生省としては四十年度のときにその要求をしなかったのかどうか、しなかったとすればその理由がどこにあるか、これが質問の第一点です。
それから第二点……
○稲葉誠一君 関連。いまの法的地位の質問に対する答弁を聞いておったのですが、外務大臣の答弁を聞いてみてもちょっと不明確なのは、一体法的地位というのは、何と何を法的地位というのですか。それがもう根本的にはっきりしてないわけですね。 それから、非常に何かおくれるという話があったのですが、それはそれとして、じゃなぜ法的地位というものと別個な処遇というものを韓国側が急にこの段階になって出してきたんですか。その辺の経過はどういうところにあるのでしょうか。結局、韓国側が非常な無理をいまの段階になって言ってきている。こういうことから、その問題がまとまらなくなってきておるのでしょう。そういうふうに承ってよろ……
○稲葉誠一君 今お聞きしていた中で、会計検査院が簡易検査というのですか、これをやれるという根拠、これはどういうふうになっておりますか。規則ですか。
【次の発言】 今の公安調査庁関係はどういうわけで簡易証明の扱いで認められておるのでしょうか。
【次の発言】 機密といっても、日本の場合には国家機密の保護法というものはないわけでしょう。そこにどうして機密が出てくるのでしょうか。
【次の発言】 公安調査庁が、なぜ機密に属するようなことをやっているんですか。
【次の発言】 これで終わりますが、公安調査庁から機密に属するからそういう簡易証明でやってくれと言われると、あなたのほうではそれをうのみにするのです……
○稲葉誠一君 時間が二十分しか与えられておりませんから、要点だけ質問いたします。
あなたが三月十九日、衆議院の本会議でこういう言い方をしたわけです、日韓会談に関連して。その中で、「在日韓国人の法的地位」云々と、こう言われておるわけですね。在日韓国人というのは何なんでしょうか、「在日韓国人」と、そうあなたは言っているのですよ、本会議で。私は非常にふしぎだと思って聞いていたのです。
【次の発言】 しかし、あなたの説明は、そうするとあれですか、日本にいる韓国人――どうやって区別するのですか、そんなものはいるのですか。日本にいる韓国人というのは、いるのですか。在日韓国人と在日朝鮮人とどう違うのですか……
○稲葉誠一君 首都高速道路公団法ができてから後にいろいろ事業をやっておられるわけですが、会計検査院の検査を毎年ずっとこれは受けておられたわけですか。その決算検査の状況についてちょっと御説明願いたいと思うんですが。
【次の発言】 その注意事項というのが、いつごろどういう点についてあったのか。これを具体的にちょっと述べていただけませんか。私の聞きたい趣旨は、注意事項はどういう注意事項があって、それに対して公団としてどういうふうな対策を立ててきたか、こういう点を聞きたいわけです。いまあなたの言われた不当事項というのは、これは例の奥村組に請け負わせたあれだと思いますが、これはあとでまた聞くことにいたし……
○稲葉誠一君 行政管理庁の行政監察局長おいでになっておるわけですか、行管として首都高速道路公団について行政監察をやったことは何回ぐらいあるんですか。
【次の発言】 行政監察月報「No・47」一九六三年八月号と「No・56」一九六四年の五月号、これは二つの号があるわけですが、古いほうからいうと、どういう点を行政監察して、どういうふうに直さなければいけないとか、いろいろな点について指摘をしたわけですか。
【次の発言】 最初の六三年の八月号に出ておるところを要約して御説明願いたいのですが、一つは、「指名業者の選定に当っては「指名業者の選定に関する事務処理要領」に基づき、毎年度、指名を願い出た業者を評……
○稲葉誠一君 憲法の第八条に、皇室の財産授受と国会の議決のことが規定されておるわけでありますが、これは旧憲法とはどういうふうに具体的に違うのですか。
【次の発言】 その理由はどういう理由なんですか。
【次の発言】 そうすると、皇室に財産を譲り渡したり皇室が財産を譲り受けたり、皇室が財産を賜与するのですか、賜わり与える、賜与するということは、国会の議決に基づかなければならないのですが、これはいままであったのですか。
【次の発言】 そこで、戦前に、天皇の財産が御料というふうにいっておって、御料には世伝御料と普通御料があったわけですね。そうすると、それが全部国有財産になったわけなんですか、その関係は……
○稲葉誠一君 国会職員の給与というか待遇、そういうようなものの改善全般にわたって、ここ数年の国会の中で、衆参両院の事務当局が、国会に約束したことがあるかないか。あれば、どういうふうなものを約束したのか、その点からまずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 ちょっと最初から何か意地が悪い質問のようで恐縮なんですが、ぼくの言うのは、国会で問題となったところを聞いておるわけじゃないのです。両院の事務当局が、一体国会の審議の中で、国会職員の給与、待遇、そういうふうなもの全般にわたってこうしたいというようなことを国会でお約束したことがあるかないか、こういうことを聞いておるのです。
○稲葉誠一君 警察関係の予算の問題についてお聞きするわけですが、
その前に、ある程度具体的な事件についてお伺いをして、それから予算の問題に入りたいと、こういうふうに考えます。
一つは、ことしの二月二十八日に、三重県の四日市で行なわれました、朝鮮人の高校生ですが、これに三人の警官が乱暴をしてなぐったりいたしまして、そして、その後この警察官が処分された事件があるわけですが、この具体的な事実についてひとつ御説明を願って、それに基づいて質問をしていきたいと、かように考えます。
【次の発言】 その事実はまあ事実として、映画館の中で補導をしたというのですが、その両警察官は私服でどんな服装をしていたのです……
○稲葉誠一君 日韓会談に関連をして、時間の関係で要点だけお伺いをいたします。
韓国の日本に請求しておる船舶請求権というのは、どういうふうなものなんでしょうか。
【次の発言】 それは日本の船ですか。
【次の発言】 いま外務大臣が言われました船舶請求権には応じないというふうなことを羽生さんの質問に言われたのですが、それはどういう根拠なんですか。そういう韓国の船舶請求権というのは理論的な根拠がないと、こういう意味で、それに応じないと、こう言われたわけですか。
【次の発言】 船舶請求権です。
【次の発言】 それは、八項目の中に入っているわけですか。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。