稲葉誠一参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○稲葉誠一君 私は、日本社会党を代表し、目下急激な進展を見せている日韓会談に関し、主として池田総理に緊急質問を行なうものであります。 わが党は、日韓会談が朝鮮の統一を妨げ、かつ、アジアの平和を乱し、アメリカの極東戦略に奉仕する軍事目的を露骨に持っていること、また日本資本主義の進出により旧植民地支配を再現すること等、高い次元に立って反対していることは、再三国会の質疑を通じ明らかにしておるところであります。この反対は、わが党を中心とし、国民各層に非常な勢いで高まっておりますが、総理は、かかる院内外の反対を押し切り、今国会において、会期を延長してまでこの会談を妥結批准せんとする意思であるかどうか。……
○稲葉誠一君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、反対の意見を表明します。あわせて、公明会、民主社会党の修正案に対しても、同様反対をいたします。 なぜ反対するかの前に、一言どうしても論じねばならない点があります。それは、言うまでもなく、六月十七日の夜、自由民主党の諸君により、全く法を無視した、法案の強行採決が行なわれたことに関してであります。申すまでもなく、国会は言論の府であります。六月二十六日の国会最終日まで十日もあるにかかわらず、自由民主党の諸君は本法案をしゃにむに通過せしめんといたしました。質疑打ち切り、討論省略の……
○稲葉誠一君 私は、いまの委員長の中間報告を聞き、答弁を聞いておりまして、実は、あ然といたしました。そして、非常に私自身、恥ずかしく思ったのであります、こういうような形で国会の審議が行なわれていいものであるかどうか、私は非常に大きな疑問を持ちます。そこで、時間もございませんから、まず、最初の中間報告に関連をいたしまして、二、三点質問をして、そこから始めてまいります。 委員長の中間報告は、どのような手続を踏んであの報告書ができ、委員長はここで発表をするようになったのであるか、これが第一の点であります。 第二に、五月七日、十一日、十三日、これは予備審査の段階でありますが、そこで審議に入り得なか……
○稲葉誠一君 ただいま渡辺議員から、条約を国会の承認にかからしめた日本国憲法の趣旨からいって、重宗議長のとった態度は、日本国憲法の規定なり、精神というものに合致をするかどうか、――非常に高い次元の論点から、この問題を論じられたのでありまして、私に対しましても、さような点から、より詳細に、憲法なり何なりから、重宗議長不信任の論拠をさらに明らかにすべしという御質問のようでございますので、以下数点にわたりまして、主として自由民主党の議員諸君によくわかるように、お話を進めてまいりたい、かように考える次第でございます。(拍手) そもそも、日本国の憲法におきまして、条約の問題を取り上げておりまするのは、……
○稲葉誠一君 私は、日本社会党を代表しまして、今日、国民が最も不安に思い、明らかにしてほしいと考えていることを、率直にお尋ねいたします。どうもいままで、本質を避け、何かその場をごまかすというような答えが多かったのですが、これではいけません。ぜひ、問題を避けることなく、率直に国民に答えていただきたいと思います。 第一は、外交、防衛と憲法問題です。国民は、日米会談後の急速な事態の進展に対し、驚きの目をみはって、ことに平和との関連において大きな不安を感じています。これというのも、佐藤・ジョンソン会談で一体何があったのか、ベールに包まれ、真相が少しも明らかにされていないことに大きな原因があります。こ……
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