このページでは和泉覚参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○和泉覚君 私は公明会を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和三十八年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算の三案に対しまして、反対の討論をなさんとするものであります。(拍手) 反対の理由は、まず第一に経済政策についてであります。 日本経済が高度成長を遂げてきたことは事実であります。ところが、昭和三十五年、六年度と、高度成長が続きましたが、三十六年には国際収支の面からまず破綻を来たし、経済の引き締め政策をとらざるを得なくなったのであります。そして、長い調整の過程を経て、景気は立ち直るかに見えましたが、こうした急角度の景気上昇と、その反動としての下落とは、いたずらに経済を……
○和泉覚君 私は、公明会を代表いたしまして、先般行なわれた所信表明につき、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたします。 質問の第一点は、本臨時国会の召集の意義についてであります。巷間すでに本二十三日をもって解散を断行すると伝えられております。池田総理はその所信表明の中で、「補正予算をこれに関連する諸法案をすみやかに審議を尽くされ、正々堂々と事を決して、国民の信頼と期待にこたえられることを切望する」と述べております。われわれもまた、今国会の意義が補正予算案その他懸案事項の審議にあると理解しております。ところが、総理は、さる日の答弁において、審議は尽くしてとは言ったが、通してくれとは言わなかった……
○和泉覚君 私は、公明会を代表いたしまして、ただいま趣旨説明がありました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案に対して、総理並びに法務大臣に次の点を明らかにしていただきたいと思うものでございます。 その第一点は、現行法が制定された大正十五年ごろは、普選法が通過したあとであり、大衆運動が活発化した時代であり、そして進歩的な反面、治安維持法を成立させる反動性も内包し、昭和の軍国主義に移行する過渡期であったのであります。一方においては、右翼暴力団等の暴行を見、一般に世上不安の様相を持っておりました。これに比して現在はどうかといえば、暴力犯罪においては増加の傾向を示し、かつ複雑化し、悪質……
○和泉覚君 私はただいま議題となりました暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、公明会提出の修正案について、その趣旨を説明いたします。 現今の暴力事件の激増は、まことに目に余るものがあり、その追放は国民大衆の切望しておることは、論を待たないことは明らかであります。原案は、刑の加重を唯一の頼みとしているのであって、この点でも疑義のあるところでありますが、われわれは、むしろ現行法の第一条第一項に対して大きな問題点があると思うのであります。委員会の審議等におきましても、政府は、決して他に乱用するものでなく、暴力の追放が目的であることを述べ、なお、趣旨説明には、ばく徒、暴力テキヤ、……
○和泉覚君 私は、公明党を代表して、佐藤内閣の施政方針演説について若干の質問をいたします。 まず初めに、このたびの施政方針演説の内容でありますが、あまりに総花的で、具体性を欠いているというところの印象を強く受けるのであります。内政面と外交面のそれぞれどこに重点を置いて施策を実行しようとするのか、この際、明確に示すべきであると思います。政治姿勢として総理は寛容と調和を強調されておりますが、一昨日来の答弁やILO問題に対する政府の態度を見ましても、寛容といい調和というも、言うはやすく、行なうはかたいように見受けられるのであります。自己に対しては寛容で、他に向かっては調和を求めるという一方的な態度……
○和泉覚君 公社のほうにちょっとお尋ねしますが、今三百三十五と三百三十六、この二件からして――今まで話があったように、たくさんある中で一部の発見がこれだけあるわけですから、これも、ただ見つかったからあやまればいいんだと、厳重の注意をすれば済むんだと……。しかし、あとの見つからない部分がたくさんあるんではないか。いわゆるわずかの税金というかもしれませんけれども、国民の側から見れば血税なんです。したがって、単なる厳重の注意ということであれば、世間でいえば、地下の埋め立てを浅くしたほうがもうかるんだという業者が一般におるわけです。はたしてほんとうに現場にある人間が長々しきにわたっておったのか、あるい……
○和泉覚君 私は、ただいまより、北陸三県派遣委員を代表して、調査の結果を御報告いたします。 派遣委員は、鳥畠委員長及び山高委員、岩間委員及び私の四名で構成され、これに小室委員長秘書、菊池、天久両調査員が随行いたしました。 調査は、去る十月八日から五日間にわたって畠山、石川、福井の三県下における青少年犯罪の実態及び登記制度運営の実情等について、主として懇談及び現状視察の方法により行ないました。なお、この調査にあたり、最高裁の裾分課長及び窪田事務官、法務省の荻野課長、吉田参事官、前田事務官の各位が同行され、現地関係諸機関と緊密な連絡をとり、格別の御便宜をお計らい下さいましたことと、現地の各関係……
○和泉覚君 三日間延長になりまして、これも国民の前に四、五日ストップしておったということをはっきりしなければならないと思うのです。だが、この裁判官の報酬並びに検察官の俸給の問題なのですが、問題は一般の給与改定から出た問題なのですが、大臣にお伺いしたいのですが、人事院の勧告というものがあるわけなのですけれども、この勧告というものが、実施の期日や内容の点からして、この勧告に対して大臣はどのようにお考えになっておられるのか、この案のとおりでいいのか。
【次の発言】 もちろん大臣とするならば自分の所管の関係の裁判官と検察官のあれになるのですけれども、仕方がない、一たん閣議できまったのだからというわけな……
○和泉覚君 私は、公明会を代表いたしまして、ただいま議題に供せられているところの裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案並びに検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案に対して、次の理由によって反対の意見を表明するものであります。 まず第一には、何といっても政府が当然尊重すべき人事院の勧告を確固たる根拠もなく無視しているという事実であります。毎年人事院の勧告がなされている以上、政府はその責任において当然受くべきであり、しかして真剣に検察官及び裁判官の健全なる生活権の確立に鋭意努力すべきが当然だと思うのであります。今回のごとく人事院勧告無視の態度を将来も続けるとするならば、勧告そ……
○和泉覚君 私は、公明会を代表いたしまして、昭和三十五年度一般会計歳入歳出決算外三件の審査の終結にあたり、各所管ごとに、審査の結果を十分に尊重せられ、今後における事故の絶滅を要望して、本件に承認を与えるものであります。 三十五年度の審査にあたりましては、そのつどそれぞれ意見は申し述べられたとおりでありますが、いずれも直接関係者が前任者である事柄が多く、したがって、責任ある答弁が得られなかったり、その場限りの説明に終わるようなことが多いように感ぜられるのであります。 会計検査については、各所管ごとに厳重に検査はなされているものであり、会計検査院の検査において不正事項、不当事項が指摘されること……
○和泉覚君 私は、公明会を代表いたしまして、昭和三十六年度一般会計予備費使用総調書(その2)外四件の事後承諾の件につきまして、若干の所見を述べまして承認をするものであります。 予備費を設けられた趣旨が緊急事態等に対処する必要上のものであることは当然のことでありますが、指導監督に当たる者がさらに一段の熱意を持って臨まれるならば、さらにこの趣旨が徹底できるものと思いますが、今質疑にありましたように、災害復旧事業関係費に対するところの国庫補助金の経理について、議決予算をも含めて、会計検査院の報告によれば、査定額が過大であったり、あるいは不正、不当事項として指摘されておるというようなものが、国庫補助……
○和泉覚君 それに関連いたしまして、ちょっとお尋ねします。
聞こうと思いましたことは大体終わったのですが、現在の選挙違反が非常に大きな問題を起こしているということが、本会議、委員会等で非常に論議になっていると思います。また、参議院選は選挙法の改正があったからやむを得ず予備費から出したというようなお話ですが、そうだとするならば、今のあとの地方選挙というものは前々からわかっておったわけですから、この理由は成り立たないと思うのです。それで、内容のほうの委託推進費ですか、その説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 参議院のほうです。
○和泉覚君 本二件については、賛成するものでございます。 前に十分に論議し尽くされておりますので、詳しくは省略いたしますが、人事院の勧告のとおり期日を五月一日から実施すること並びに勧告のとおりに実施すべさであること、これはこの前に主張したとおりでありますが、あまりにも解決がつかなかったために本日までおくれておるということは、公務員全般に対してまことに気の毒でならない。したがって、将来政府においても人事院の勧告並びに期日というものを尊重して、公務員に対して十分に研究もし、給与を考えてあげるべきだと、このことを勧告するとともに、本案については今回公明会を代表して賛成するものでございます。
○和泉覚君 そろそろと台風シーズンが近づいて参りましたが、きょうは特に低地帯の防災態勢というものについてお伺いしたいと思うのですが、まず先日の二号台風の豪雨によるところの浸水家屋等も相当にあったと承っておりますが、この被害の状況は一体どの程度であったのか、関係の建設並びに自治のほうにお尋ねしたいと思うのですが。
【次の発言】 従来のこのような被害の状況は、ちょっとこれに関係がありますから、ちょっと調べようと思ってこの間も聞いてみたんですが、家がこわれてしまうというと建設省であって、床上の浸水のほうだと警察のほうだというんですが、今のような被害の調査、そういうものの一貫性というものはどちらでやっ……
○和泉覚君 暴力法の改正については、すでにこの前本会議でも質問いたしましたが、また、本委員会でもいろいろと質問されておりますが、この暴力について特に審議しておる最近非常に新聞紙上をにぎわしておるのは暴力事件なんですが、この暴力事件というものを町からなくしようというところの考えというものはだれしも変わらないところだと思います。しかしながら、このように暴力問題について一般の大衆から非常に反対の声が強いということも、これまた事実であります。したがって、いろいろのあの当時の新聞の論調を見ましても、いまの暴力法というものは早くつくるべきではあるけれども、この運用面において乱用され、拡大解釈されるというよ……
○和泉覚君 私は、公明党を代表して、外交問題について若干の質問をいたしたいと思います。 まず、アジア問題を中心といたしまして総理大臣にお尋ねをいたします。 質問のまず第一点は、ベトナム問題でありますが、長期にわたるところの南北の紛争は、トンキン湾事件並びに政情の不安定等ますますどろ沼の様相を呈しております。そうして多くの民衆というものはほんとうに悲惨な苦しみにあえいでおる。この問題は、われわれ非常に同情にたえないものがあります。このことに関連いたしまして、去る四月、アメリカのラスク長官が書簡をもって、自由主義諸国に対して南ベトナムの援助に協力するような要請がありました。日本もこれに協力する……
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