このページでは佐野芳雄参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○佐野芳雄君 ただいま議題となりました「こどもの国協会法案」につきまして、社会労働委員会における審議の経過と結果を報告いたします。 皇太子殿下御成婚記念事業の一つとして、児童が自然環境の中で遊びを創造していくことを助成する総合施設の設置計画が取り上げられました。昭和三十六年より、東京都と神奈川県にまたがる旧陸軍弾薬庫あとに、厚生省が中心となって建設が進められてまいりましたが、昨年五月、施設がほぼ完成した機会に、「こどもの国」として仮開園をいたしました。 本法律案は、この「こどもの国」の施設の運営に当たるべきものとして、特殊法人たる「こどもの国協会」を設立することを内容とするものであります。……
○佐野芳雄君 私は、日本社会党を代表して、佐藤総理並びに関係大臣に対し若干の質疑をいたします。 その質疑に入る前に申し上げたいことは、一昨日、佐藤総理の所信表明がありましたが、その所信表明演説は、まことに通り一ぺんの内容でありまして、真に国民が聞きたいと思っていること、知りたいと願っている問題には、全く触れていないのであります。国民が国会を通して聞きたいと欲しているのは、抽象的な美辞麗句の羅列ではなく、政府が実行しようとする、国民のための政策の具体的な内容の約束であります。ところが、その演説は、まことに簡単で、施政の全般に触れず、これでは、審議の場としての国会を軽視するものであります。国民も……
○佐野芳雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました「失業保険法及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案」について、総理並びに関係大臣に若干の質疑を行ない、その問題点を指摘しながら、政府の見解を明らかにいたさんとするものであります。 終戦後、打ち続くインフレと経済混乱の中で、社会不安と深刻な失業問題に直面した政府は、昭和二十二年、失業保険制度を創設し、社会保障の一環として労働者の福祉向上に貢献してきたのであります。失業は、労働者の暗い運命を示すものであるが、それは決して偶発的に労働者にふりかかるものではなく、個々の労働者の責任の範囲をこえての政治的、経済的、社会的な諸……
○佐野芳雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の臨時特例法案に対し、激しい憤りをもって反対討論をいたすものであります。 さて、私は、討論に入るに先立ち、衆議院において、また、参議院における本法案の採決に対する委員会並びに議会運営の有効性の問題について、若干申し述べる必要があると考えます。 第五十五回特別国会に提案された健康保険臨時特例法案は、健康保険制度始まって以来の大改悪であって、百五十余の地方自治体議会の反対決議、全国の医療機関の反対、それら代表の連日にわたる国会陳情、さらには、国民の強い反対、批判の高まりと、わが社会党をはじめ野党各派の反対……
○佐野芳雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました国民年金法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係閣僚に対して若干の質問を行ないます。 今日、国民の最も重大な関心事は、物価の安定と生活の安定であり、そして毎日の暮らしをどのようにして向上させるかということであります。佐藤総理も、この国民の素朴な願望をよく承知されているはずでありまして、それゆえに、総理は常に、福祉国家の実現を公約し、社会開発に対する構想を強調し、その施策を強力に推進すると述べてきておられるのであります。ところが、実際は、総理の今日までの公約に反して、国鉄定期代の値上げをはじめ、公共料金は軒並みに値上げさ……
○佐野芳雄君 さきの参議院選挙について、山内一郎氏に関する選挙違反の問題が兵庫県で起こったのです。それについて、去る九月十日に神戸地検の参議院選挙取り締まり本部は、買収並びに被買収の容疑者として二十五名を公選法違反で一括起訴いたしました。この二十五名の中には十七名の現県会議員がおるわけです。全部自民党の議員さんであります。そのほかに献金をいたしました土木業者七人を含めて同町に兵庫県の現土木出張所長十六人、その出張所長らに品物を贈りました県職員一人、ほかに文書違反等がございまして、合計二十六人を起訴猶予処分にして二カ月にわたりまする取り締まり本部を実は解散をしたのであります。このことについて建設……
○佐野芳雄君 法務省か警察庁、どちらでもけっこうですが、一つお聞きしておきたいと思います。 いわゆる十二月十三日事件、多数の負傷者を出した日でありますが、この日に約三百人近い暴力団でありますか、あるいはスコップ、あるいはバール、あるいは中にはナイフ、そういう凶器を持参して無抵抗の組合員に襲いかかっている。そうしていま報告を聞きますと、七十四名が負傷している、こういうふうな事態が起こっているんですが、この会社が雇いました三百余名の暴力行為を行ないました者の、あるいはその親方と申しますか、組と申しますか、そういう関係を警察のほうではすでに四十数名を逮捕して調べているようですからわかっていると思う……
○理事(佐野芳雄君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
○理事(佐野芳雄君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
こどもの国協会法案及び診療エックス線技師法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府から両案に対する提案理由の説明を聴取いたします。鈴木厚生大臣。
【次の発言】 診療エックス線技師法の一部を改正する法律案については、本日は提案理由の説明聴取のみにとどめて、これより、こどもの国協会法案に対し、質疑に入ります。御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 それでは、私からひとつお願いをしておきたいと思うのですが、直接こどもの国の問題には関係はないのですが、関連しておりますのでお願いをしておきたいのですが、……
○佐野芳雄君 関連。いま藤田委員から資料要求があったのですが、この際、ついでに、私たち計算すればわかるのですが、政府は今度の予算で大幅減税を行なったとやかましく言っておるのですが、そこで、各被保険者の標準報酬の月額の等級ごとに今度の減税で幾ら減税になったか、それから健康保険料率の引き上げによって、これは六十五と七十と両方出してもらいたいのですが、幾ら上がる予定であったのか、現実に今度幾ら上がったかというものもあわせて資料として出していただきたい。
○佐野芳雄君 今度労働組合法の一部改正が行なわれるのですが、これについては、不当労働行為事件などがふえ、また、労働組合の組織がふえ、その審査などのほうの件数がふえてきておる。さらに労使の間の争議行為や紛争のあっせん、調停、仲裁などの事案が多くなって、特に東京、大阪等ではその件数が多いので委員の増員を行ないたい、そういうふうに承知をしておるのですが、そうですが。
【次の発言】 御趣旨は大体わかるのですが、そこで、いろいろの件数がふえて、当然東京、大阪等に委員をふやしたいというのですが、そういうふうに件数がふえたり事務量がふえたということになりますと、これは委員の活動の範囲が広がり、ふえてきたとい……
○佐野芳雄君 この間資料をお願いいたしまして、身体障害児、特に先天性心臓疾患児の調査をお願いしたのですが、その資料によりますると、先天性心臓疾患児の発生頻度は学者によって異なるということを前提といたしまして、出生児千人 に対して厚生省のほうでは二人ないし三人、あるいは五、六人というふうにいわれまして、この先天性の心臓疾患児のうち、三分の一は出生後一カ月間でなくなり、三分の一が生後一カ月から一年以内で死亡する。残りの三分の一の者が普通の子供たちの成長程度から見て劣っている者で、それがおおむね二万ないし三万、あるいは六万というふうに数字を発表されておるわけです。これは推定の数字でありますから、生……
○佐野芳雄君 午前中に引き続きまして、厚生大臣に、厚生行政の問題について、特に公益質屋の問題について二、三お尋ねをいたしたいと思います。 いま実は厚生省の社会局生活課のほうから公益質屋の実態の調査表をいただいたのですが、そこで、まだ資料を実調べておりまするので、全体ヘ目を通していないのですが、ちょうどいま手元に厚生省で発行いたしておりまする厚生白書があるのですが、この厚生白書の「公益質屋」の項に、三十八年度の公益置屋の収入が四億一千四百一万円、支出が六億三千二百七十三万円、差し引き約二億一千九百万円の赤字を出しておると、こういうふうに白書に書いてあるわけです。で、この実態調査にも、これは三十……
○佐野芳雄君 私は、ただいま可決されました児童扶養手当法の一部を改正する法律案に対し、各党の御了解を得まして、附帯決議・案を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 児童扶養手当法の一部を改正する法律案 に対する附帯決議案 政府は、児童福祉の観点から所得保障方式の 制度を確立することを目標として、次の事項の 実視について努力すること。 一 所得制限要件を緩和すること。 二 父親の死別、生別の如何を問わず、母子家 庭の援護に差別をつけないようにすること。 三 包括的な「児童手当」制度は、昭和四十三 年から実施できるよう、特段の努力を払うこ と。 ……
○理事(佐野芳雄君) それでは、ただいまより社会労働委員会を開会いたします。
社会保障制度に関する調査を議題とし、厚生行政に関する件について調査を行ないます。
本件に関し、御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本件に関する質疑は、本日はこの程度にとどめておきます。
速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
午前中の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。
午後零時四十六分休憩
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 速記とめて。
○佐野芳雄君 第一班の報告をいたします。 当委員会の決定に基づきまして、山本委員、私の二名が参加をし、八月三十日から九月三日まで広島、岡山の両県下を視察してまいりました。主として広島県の大久野島毒ガス障害者の実態調査及び対策に関する事項、心身障害者、障害児の現状と援護対策に関する事項を中心といたしまして、厚生及び労働行政に関する当面の問題もあわせて調査をいたしました。 以下、調査項目に従って、その結果の概要を申し上げます。 まず、大久野島毒ガス障害者の実態調査及び対策に関する事項について申し上げます。 広島県竹原市忠海町に属する大久野島にありました元東京第二陸軍造兵廠忠海製造所において……
○佐野芳雄君 この際、労働大臣が御出席になっておりますので、お答えをいただきたい問題があるのでありますが、この間委員会で身体障害者の就職促進の問題について藤田委員からいろいろ御質問がございました。それに関連いたしまして、柳岡委員、あるいは藤田君からも資料の要求があった。きょうその資料をいただきまして見ておるのですが、資料要求しました柳岡君がこれで納得されるかどうか知りませんが、まことに不親切な資料であると思うのです。その点はあとでまた少しく申し上げたいと思うのですが、そこで、柳岡君が要求いたしました資料は、身体障害者の就職状況、雇用条件、雇用率等であったと思うのですが、まことにこれは要領を得て……
○佐野芳雄君 いまいろいろお尋ねになった中で、有馬さんのほうでは九三%の何か入居率があるようですけれども、いただきました資料によりますと、札幌が八七%、仙台が八〇%、東京は九二%ですが、名古屋は八八%、大阪が八三%ですか、それから、広島が七三%、九州は七五%というふうに、ことし四月現在の入居率の資料ではそうなっておるのですが、それがどうして九三になるのですか。
【次の発言】 小平さんのいろいろ御質問になっております中で、計画性の問題というのがあったのですが、ことし一万戸という計画を出されておるのですが、現在私の聞いておる範囲では、今年度の建設予定戸数が、現在わかっておるのが八千七百戸余と聞いて……
○佐野芳雄君 ただいま社会福祉事業振興会法の一部を改正する法律案が成立したのでございますが、この際、附帯決議を、皆さんの御承認をいただいて、いたしたいと思います。 まず、文案を朗読いたします。 政府は、左記事項につきすみやかに実現するよう努力すべきである。 一 社会福祉施設が著しく不足している現状にかんがみ、要収容者(児)の実情把握につとめて、施設の計画的な整備をはかること。 二 増大する社会福祉事業の資金需要を満たすため、今後、社会福祉事業振興会の貸付資金の増加をはかるようつとめること。 三 とくに保育所設置については、政府の財政的な援助を一層強化し、児童育成の実をあげること。 四 社会……
○佐野芳雄君 ただいま議題になっています駐留軍関係労務者の離職者の問題について若干お尋ねをいたしたいと思います。本件については、すでに衆議院で審議の際にわが党の同僚議員から相当詳細に質疑が行なわれております。また、社会労働委員会も三回にわたって審議を重ねているようでありますから、なるべく重複を避けるようにしたいと思います。 それで、駐留軍労務者の直接雇用の責任は防衛施設庁にあるわけですが、防衛施設庁に対してのいろいろのお尋ねはこの次の機会にいたしたいと存じます。そこで、防衛施設庁への質疑はあらためて別の機会ということにいたしまして、当面、きょうは時間の制約もあるようですが、提案者でありまする……
○佐野芳雄君 去る七月八日、山本委員長、土屋理事、黒木委員、瓜生委員及び私佐野は、昭和三十八年の三井三池の爆発事故により、現在療養中である一酸化炭素中毒症患者の実情を調査するため、九州大学医学部付属病院、熊本大学医学部付属病院、大牟田労災療養所及び荒尾回復指導所をたずねまして、入院患者の実情を視察するとともに、療養担当医師及び回復指導所の所長から、療養、リハビリテーション等に関する意見を聴取いたしました。また、被災労働者の家族とも懇談をし、被災労働者とその家族の実情及び特別措置法によりまする被災者の救済の要請を伺いました。 以下、その概要を報告いたします。 三十八年災害発生当時、中毒者総数……
○佐野芳雄君 私は、ただいま議決されました児童扶養手当法及び特別児童扶養手当法の一部を改正する法律案について、各党の同僚の御了承をいただいて附帯決議案を提出いたします。 まず、その案文を朗読いたします。 政府は、児童手当制度を昭和四十三年度から 発足させるよう努力すべきである。 以上であります。
○佐野芳雄君 関連して。いまの大臣の答弁の中で非常に大事な点を聞きたいと思います。 先ほどあなたは、局長の答弁も聞いておったんですが、修正によって当面出てくる赤字に対する対策はどうなんだということに対して、百億円の一応予備費を充当する考えを持っておる。そうすると、百億円の予備費があることはあなたは知っておるはずだ。先ほどあなたの言っておることは、支払い遅延の問題、最悪の場合にはそういうこともあるかもわからないということは私もわかります。しかし、少なくとも支払い遅延があるかもわからないというようなことを公表するということは、発表することは、発言することは、医者に、おまえ患者をみても何ら金を払わ……
○佐野芳雄君 いまの桑原さんにお聞きしたいのですが、まだこの法律の修正の問題についての質問がされておりません。そこで、薬剤の一部負担という場合に、事務的な問題についての質疑をしていない。これからこれを事務当局に聞こうと思っておりますので、その参考にお伺いしたいわけですが、御承知のように、現在の事業所は単なる保険料の徴収義務者にしかすぎない。したがって、免除の場合のいわゆる二万四千円、あるいは家族の六千円というような免除資格を持った者の証明は一体どこでするのか、当然保険者の仕事になると思います。そうすると、七百万近いところの免除資格を持った者に対して、一体今日、十月とか十一月からそういうふうな証……
○佐野芳雄君 整理の問題は、労働省もあなたのほうも、そういうことのないように努力しようというので、よくわかるのですが、そこで、この際私言っておきたいと思うのですが、聞くところによりますと、手持ちの事業量が東京支店では十二月一ぱい、北海道の本店関係でも三月一ぱいでなくなると聞いているのですが、そういうことで民間会社に経営を継ぐということになりますと、一体、新規事業を引き受ける場合の計画等がないと、業者のほうから仕事の注文がないと思うのですが、一体、民間会社に移行する、改組するとかおっしゃっているその時期はいつごろを想定しているのか。それから民間会社に改組する場合の事業の計画ですね、それが明らかで……
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