このページでは森勝治参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○森勝治君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいまの社会労働委員長吉田忠三郎君の経過報告に対しまして、若干の質疑を行ないたいと存じます。 私があえて経過報告と呼びまするゆえんのものは、吉田君も述べておられまするように、初めのない中間報告などあり得ないと切に考えるからであります。吉田君から、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案に関して中間報告を求められたけれども、社会労働委員会において趣旨説明がなされておらない。したがって、審査に入っておらないので報告することは何もないということが報告されました。私は、これは重大な問題だと思うのであります。いまだかつて、……
○森勝治君 関連。いまの問題で関連した質問をしたいのですが、「私の発言」という命題でしょう、そうですね。そうなれば、その中でその発言する人の持てる思想、あるいはまたその中には雑言もあるでしょう、あるいは今度はその人の発言の見方が皮相な見解、たとえば相反する考え方を、私が視聴者として聞いて、何だあんなことを言っていると思う場合があり得るでしょう、しかしいやしくもNHKが「私の発言」ということで、それぞれの方の発言ですから当然その思想がその根底をなすものだと思うのです。それが平面的な表現を用いられようと理論的な用語を用いられようと、それはいずれを問わず当然そこには何かの考え方がある。それをいまいっ……
○森勝治君 私が、まず最初にお伺いしてみたいことは、電電公社の機構についてであります。 御承知のように、電電公社は昭和二十四年ですか、電気通信省となり、二十六年に日本電信電話公社となったわけでありますが、その以降の過程において抜本的な改革をし、たとえば当時電力再編成というようなことも起こって、電力は全国的に九分割ということになりましたが、あのシステムを採用するというような話もあり、かつ、また現在出先の通信局あるいは通信部等のこの呼称につきましては、支店あるいはまた営業所あるいはまた支社等の論議が当時かもされましたことは御承知のとおりでありますが、最近、副総裁が先般の記者会見で、来たる定例国会……
○森勝治君 時間がなさそうでありますから、私は、ごくかいつまんで二、三質問をしてみたいと思うのであります。 まず、郵政大臣にお伺いをしたいのでありますが、一昨日の当委員会におきまして、鈴木委員から大臣としての抱負ということで、あなたに御質問申し上げた際、あなたは、ただ抽象的に精一ぱいやるというような、こういう平面的なお答えをされたようでありますが、御承知のように、放送関係は前大臣のころからたくさんの懸案事項を持っております。たとえば、放送法の改正の意図を前大臣は明らかにしているわけであります。そういう観点からいたしまして、新たに就任されました郵政大臣も当然この問題について深い関心がおありだと……
○森勝治君 議長にお伺いしたいのですが、定刻十時ということで予鈴を鳴らした――これはもう準備万端全く完了して、開議の見通しをつけて、しかる後に、かねてからおやりになっているわけだが、今回は予告のベルが五分前に鳴って、定刻になっても開けない。三十分も四十分もそのまま。参議院の院の構成における、いわゆる議長の権威、参議院の権威というものはいずこに消滅したのか、いずこへ雲散霧消したのか、まことにもってわれわれは解せない。議長みずからその点については、ひとつここで明快に釈明してほしい。
【次の発言】 長官にお伺いしますが、いまのお話ですと、九時四十分に衆議院の予算委員会、十時に参議院の本会議ということ……
○森勝治君 きょう、私が時間をいただいたわけでありますが、予定しております質問外に緊急問題を一点、大臣に御質問をしたいのであります。それはすでにもう新聞紙上で御承知でありましょうが、昨夜九時三十七分から約九十分間にわたって十二チャンネルの電波が切断された、放送が中断されて影響されたのは約五十万世帯というふうに出されておりますけれども、日本のこうしたテレビ関係というものは、そういうある日突然というか、瞬間的にそういうことが今後しばしば起こってはならぬし、これが五分か十分かということならばやむを得ませんが、約一時間半になんなんとする時間ということになりますと、何かそういう技術面でのもちろんそれは障……
○森勝治君 私は、まず第一点として、労働災害の問題を若干質問をしてみたいと思うのであります。 御承知のように、佐藤総理はかねてから人間尊重をたてまえとするということで、常日ごろから特にその点について心を用いておられる、こういうことをしばしば内外に言明せられておるところでありますが、私も、またしかりと考えるわけでありますが、さてしからば、電電公社の職場の内外において、たとえば関連する工事あるいは産業等について、この人間尊重というたてまえがはたして真剣に守られておるかどうか、人命が尊重されておるかどうか、労働者の身分というものが死の恐怖からのがれることができるように完全に安全衛生等の場において心……
○森勝治君 関連でちょっと御質問したいのですが、局長のいまの答弁はどうも合点がいかないのです。せっかく保険事業に挺身している職員がかわいそうなような気がする。いま鈴木委員の質問に答えて、あなたは一年以内の契約解除等の場合については、職員の説明が不十分だから解約する例が多い、返される例が多いと言われる。最近簡易保険も、保険思想も周知徹底しておりますから、簡易保険の何たるものか、民間の生命保険の何たるものか、国民は十分熟知されていると思うのです。したがって職員の、あなたの部下の説明が不十分だから気が変わったというそういう答弁は私は非常に残念なのです。あなたの善良な部下の名誉のためにもう少し温情のあ……
○森勝治君 竹田君がもう二、三回繰り返して質問したから私もやめようかと思ったのですが、これは非常に大切なことでありますから、くどいようでありますが、私のほうからも一点関連の質問をしてみたいのですが、剰余金が過小の場合には問題はないが、巨額にわたるときには問題があるということならば、その剰余金の運用に対する思想が統一されていないのだと思うのです。ですから、少額であろうとも多額であろうとも、小銭なら使ってかまわない、ポケットから出し入れしてかってに使ってかまわない、額が高いからこれは目立つからかってに手がつけられないとか、そうだとすればあまりにもずさんなやり方ではないか。たとい一銭の剰金金といえど……
○森勝治君 関連して、一つNHKに聞きたいんですが、先ほど幾つかの問題点をあげられましたが、その中で、財政上の見地からという一項がありますね。これは初めてお伺いするので、NHKともあろうものが、基地周辺の電波障害を起こしている皆さんのために当然行なわなければならぬ問題を、私どもに言わせれば放置しておく、これはもちろんそれぞれの機関の責任もあるでありましょうが、ただ、それ、NHKが財政的見地で免除区域を拡大することは困るんだと、こう言われると、これは従来われわれがしばしば当委員会で指摘した点と変わってきて、これは将来問題になるような気がしてならぬわけであります。たとえば境界線の設定をどこにするか……
○森勝治君 まず、大臣に御質問を申し上げたいのでありますが、いま特に、問題になっております沖繩返還のめどですね、郵政大臣として、これをどう考えておられるのか。その点からひとつお伺いをして自後の質問に入りたいと思います。
【次の発言】 それでは、いま見通しについて、御答弁になったわけでありますが、そういう展望に立って今回の措置も提案された、やはり相対的な関係がある、こういうふうに受け取ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 それでは、くどいようでありますが、こういうふうに理解してよろしゅうございましょうか。このたび提案されたこの法案というものは、沖繩返還を前提として提案されたものだというふうに理……
○森勝治君 先ほども番組の編成について、低俗か、高尚かというような問題が質疑応答の中でかわされておったわけでありますが、私は、そこでひとつ私がテレビを見て受けた感想を、この機会を若干お借りしてお話をしてみたいと思うのであります。 それは先週の月曜日でありました、すなわち今月の十六日の午後八時から「おたのしみグランドホール」というNHKの第一放送でありましたが、歌を中心とするものでありましたが、この中で、有名な作曲家の古賀政男さんが出演されておりますが、ちょうどこの出しものの中で、朝鮮の歌が出たわけであります。朝鮮の民謡だと思いましたが、演奏過程に、そのそばで聞いておりました古賀さんがぼうだた……
○森勝治君 関連して一点質問したいのでありますが、先ほどの、前段のお答えですと、鈴木委員も指摘しておりますように、局側のほうが事をかまえておるという鈴木さんの御指摘のとおり、あなたの御答弁から私はそういうふうにお伺いしておったわけでありますが、いま後段のお答えですと、そうじゃない、むしろ本訴の提起は組合側にあるのだ、そういう表現を用いられますと、局側ではそういう裁判上の争いはあたかも好まないような表現を用いられたような気がしてならぬわけであります。ところがあなたの説明の過程では、本訴において私どものほうが勝訴になるならばというような表現を用いておられる、そうなると戦うごとく、指摘されると戦わざ……
○森勝治君 この法律案は、御承知のように、先般衆議院において一部修正されておりますが、政府原案の骨子は、いわゆる高層ビルなどによるテレビの受信障害が大都市において著しく増加をしておるものですから、これを解決するために有線方式によらざるを得ない。そこに、有線テレビ業者の乱立を防止をしながら 視聴者の利益の保護をすることをもって目的とする、こういうことを言われておるわけでありますが、私は、衆議院の質疑、討論等を見てもわかりますように、この改正案がはたして視聴者の利益の保護に大いなる寄与をし得るかどうかという点については、少しく疑問を持たざるを得ないのであります。当然これは従来の形態からいたしまして……
○森勝治君 関連。どうも詭弁じゃないですか、それは。基本的な考え方が同じなら、初めからそういう規制の姿で出せばいい。あなた方は当面は規制する必要ないから、そういう線で出してきたんでしょう。今度は向こうで修正されたからといって、あたかも修正を予見して、予想して、修正を期待して出したような、そういうすりかえたような答弁は困りますよ。提案と違うじゃないですか、修正の中身は。それを修正の中身も同じですなんという、そんなべらぼうな答弁はあるか。
【次の発言】 関連して。
昨日私が地域独占になるのではないかという質問をしたときに、そうですと言っておりながら、いま他の業者が出る可能性があるなどということに……
○森勝治君 いま北村さんが言われたとおりですね。私どもは、過ぐる国会における議長のあの横暴なやり方については、まことに残念で、ついていけません。したがって、当然この臨時国会で、正副議長問題、事務総長問題については、われわれは決着をつけるのが正しいあり方だと思うのです。議会を正常化するためには、当然かかるべき姿が正しいと思うのですが、この臨時国会は、何と申しましても、国民の特に希求しております生活法案等の懸案事項の処理が緊要な問題だということでありますので、われわれはこの国民の立場に立って、国民の福祉を増進する、こういう立場に立って、議会の中におけるトラブルの問題については、しばらくがまんをしよ……
○森勝治君 関連で一点だけ質問したいのですが、いま近藤委員長が言われましたように、逓信委員長でもなかなか出先の郵政の管理者の諸君は会おうとしないのです。この前私は、いま逓信委員長の選挙区の話を委員長がされましたが、大臣の選挙区にも同じようなことが起こったことを私はつぶさに御指摘申し上げたことをいま思い起こしたわけです。上田郵便局ですが、人事局長、官房長も来ておりますが、そういう担当の方のお話を聞きますと絶対ありません、事実無根でございますと異口同音に答えられるわけであります。ところがいま名古屋にあったように、長野にあったように、さらにかつて大船渡事件で私どもが部内関係者打ちそろえまして仙台郵政……
○森勝治君 きょうは新大臣を迎えましての最初の逓信委員会でありますので、新大臣の抱負をぜひともお聞かせ願いたいのであります。実は、大臣就任早々の記者会見等を見ますと、さっそうたる発言などと、新しい郵政大臣として、期待される大臣としての談話、構想等がたくさん載っておりまして、私もそういう面では新大臣に期待するところ多いのでありますので、私も心を込めて、新しい大臣に乏しい私の質問をし、私ども同じくこの逓信の道にいそしむ者が国勢の進展に寄与することができるよう、そういう立場で、私は、以下大臣に御質問を申し上げてみたいと思うのであります。 御承知のように、第二次産業革命といわれますように、世界的に技……
○森勝治君 きょうは、郵政大臣が再任されたと言われるのか、無事息災で健康を保持されておると言われるのか、その辺は私もつまびらかにいたしませんが、いずれにいたしましても、再び井出さんにお目にかかることのできますことを非常にうれしく思います。したがいまして、元気な井出さんに対しまして、私も元気な質問を申し上げてみたいと思うのでありますので、あらかじめ御了承をいただきたいと思うのであります。 そこで、最近、郵政大臣がしばしば国民のための郵政事業ということで積極的な御意見等を開陳されておるやに承っております。特に、テレビ番組等が低俗化を来たしておる、こういう観点にお立ちなのかどうか知る由もありません……
○森勝治君 ちょっと私、関連で。 現業の局長、たとえば〇〇郵便局長というふうに任命権の一部を、一部と言わない、任命権を委譲したとおっしゃっておられましたね。そうなると、任命権を各局長が持つということになって、おっしゃるとおりならば、郵便局長が組合から団体交渉を申し入れられた場合に断わるすべはないはずなんですね。ところが、どうも上司と下部の断絶のせいか、話し合いに応じようとしないでしょう。特にちょっとでも問題があれば、郵政局から何々連絡官、郵政省の昔の検非違使みたいなのが行ってですね、局長の上に位して、これが事労務に関することをやってしまって、一般労組法に基づく団体交渉その他というのは全然たな……
○森勝治君 これから四十二年度のNHKの決算について、若干質問をしてみたいと思います。 まず、会計検査院に質問したいのでありますが、ここに出ております決算書は、当該年度の末期における財政使用の羅列にすぎないような気がしてならぬわけであります。収支予算等が適切かつ効率的に執行されているかどうかということはもとよりでありますが、この中身だけでは、どうも全貌を把握することが至って困難なような気がしてならぬわけであります。そこで、私はその点について担当の方から、きょうは部長ですか、おいでになっておられまするので、検査院当局が検査をされ、文書あるいは口頭等によって、そちら側の所見というものをNHKにお……
○森勝治君 これからNHKの予算について質問をしたいと思っております。 ところで従来の例にならって、本件につきましても所管大臣からつぶさに御所見を拝聴したい、かようについ先刻まで考えておりましたが、大臣は人気者だそうでありますので、他の委員会でどうしてもということでありますので、私も残念でありますが、十分大臣の高邁な識見を拝聴できないことを残念に思うわけでありますが、議事をすみやかに進めるということで、その点はできるだけ――何か時間ができて後ほどおいでくださるやに風のたよりで承っておりますので、そのとき折あらば質問をし、政務次官等もおそらくおいででありましょうから、大臣に御質問のしたい向きは……
○森勝治君 引き続いて簡易郵便局の問題について質問をしてみたいと思うのでありますが、そもそも簡易郵便局法の改正案が提案されてから、今度で、御承知のとおり四度目でありますね。五十五国会、五十八国会さらに五十九国会ですね、さらに六十一国会では、ということでありますが、本来ならば、こう累次にわたる廃案等の場合は、いわゆる審議未了の場合は、常識的な判断をもっていたしますならば――これは私の言う常識です、私側から言う常識的な判断でありますが、常識的な判断をもっていたしますならば、これは改正提案というものは断念してしかるべきものというふうに私は素朴に考えておったところが、さらにまた今次提案をした。まさにそ……
○森勝治君 きょうは、スタートをおくらして早くやめろということらしいのでありますが――まあ、そういうことを言っておりますと時間がかかりますから、さっそく始めますが、まずNHKにお伺いしたいのですが、予算総則に基づいて予算の調整をよくおやりになっているようでありますが、その概要をひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 いま当初に御説明のあった中で、十勝沖地震の復旧費として四千五百九十六万円支出をされたという説明がありましたが、このときの主たる被害というものは何をさされておられるのか、それからまた、このときには放送というのはつつがなく継続されたものなのか、あるいはまた寸断ということばはちょっと語弊……
○森勝治君 まず、郵政大臣に若干基本的な問題についてお伺いをしてみたいと思います。 先月の二十七日だと思いましたが、主婦代表が佐藤総理に陳情を行ないました。これは相次ぐ物価高で台所を預かる主婦としては悲鳴を上げておるので、物価上昇政策はとらないように、国民の生活の安定のために最善の努力をしてほしいという趣旨の陳情を行ないました。佐藤総理も、そのことについては最善の努力をいたします、すなわち政府といたしましても物価抑制に全力を尽くす、こういうふうに明快に答えられたわけでありますが、ところが、この舌の根もかわかぬその翌日には、郵政大臣のあなたは郵便料値上げを発表されました。そうなりますと、失礼で……
○森勝治君 きょうは、先般の残りを引き続き質問をしたいと思うのであります。実は前との関連がありますので、CAテレビを先にやろうと思いましたが、何か文部省から放送大学を早く設置したいという趣旨でありましょう、早く質問をしてほしいというたっての御要求がありますので、私も質問の序列を変えまして、まず放送大学から質問を行ないたいと思うのであります。 まず、文部大臣にお伺いをしてみたいのですが、文部省は先般総理府とタイアップいたしまして、放送大学についての世論調査を行なった模様でありますが、さらにまた、教育モニターにつきましてもアンケート調査を行なったやに聞いております。したがいまして、その調査をされ……
○森勝治君 関連して恐縮なんですが、いま質問のあった数項目につきまして、基本的な問題でありますので、私は職場に起こった現象面をとらまえて郵政当局の考え方を若干ただしてみたいと思いますので、しばらく時間をいただきたいと思うのであります。 第一点は、いまも指摘がありましたように、四十一年と四十三年にいわゆる当局側の不当労働行為というものを根絶するという大臣通達がなされたわけでございます。さらに現大臣になりましてから、井出さんになりましてから、四月の九日に同様の趣旨のことが重ねて下部に通達をされたわけです。しかし、その後、御承知のように、この種の当局側から惹起した不当労働行為というものはあとを断た……
○森勝治君 臨調答申が三十九年に出されたわけでありますが、この許認可の整理を勧告し、しかもこの勧告が完全実施に移されないうちに行革第一次、あるいはまた第二次計画等で異なった観点で許認可の整理方針を立てなければならなかったという、そのおもなる理由はどういうことなのか、いきさつをひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 いま黒木さんからそういうお答えですが、そうなると答申などというものは単なる参考でかまわないということですね。
【次の発言】 先ほどのお答えの中で、何か社会情勢の変化に伴って答申案を全く尊重、まあ全くということばよりもむしろ十分ということばに置きかえたほうがよいと思うのだが、十分尊重で……
○森勝治君 大臣のお名ざしでありますから、これから若干時間をかりて御質問をしてみたいと思うのであります。 御承知のように、最近は公害を語らずして政治を語るなかれ、こんなことばがはやり出しました。けだしまた、公害問題が物価問題などとともに、国民にとりまして最も重大な問題となっておりますですから、この環境庁設置法案の審議を国民は注意深く見守っておることでありましょう。われわれは、さきに野党共同提案をもちまして、環境保全基本法案を提案いたしまして、政府案のあいまいな点等を対比させながら、政府の意見をただしてきたところであります。 そこで、私は第一点としてお伺いしたいんでありますけれども、この法案……
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