このページでは中村波男参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○中村波男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律の一部修正案について、政府並びに提案者に質問をいたしたいと思うのであります。 その前に、総理に、私の気持ちは好意でありますが、ことばでは善処を要請いたしたいと思うのでありますが、さいぜん、藤原議員の質問に対しまして、総理の答弁は、全く感情的でありまして、いわゆる身もふたもない答弁であったわけであります。もちろん私たちが質問をいたしますことは社会党に対する答弁でありましょうけれども、社会党は、伸び悩んだといいましても、二〇%以上、一千万以上の支持を得ておるのであります。したがって、国民に答えるという……
○中村波男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました農地法及び農協法の改正案に対し、ごく基本的な問題にしぼって質問をいたしたいと存じます。 去る二月二十日、政府は、「総合農政の推進について」と題する基本方針を発表し、今後の農政の方向を示しました。これによると、水稲経営ならば四ないし五ヘクタール、酪農経営ならば搾乳牛二十頭程度の自立経営農家を育成し、これを今後の農業生産の中核的にない手にするとしております。しかしながら、自立農家の育成は、三十六年の農業基本法以来のうたい文句でありながら、自立農家は遅々としてふえず、逆に兼業農家の比率が大幅に増加したことは、とりもなおさず、農基……
○中村波男君 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました農地法の一部を改正する法律案並びに農業協同組合法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行なうものであります。 わが党が農地法改正法案に反対する理由の第一は、この法案が何よりも農民の犠牲において資本に奉仕するという明治以降一貫してとられてきた農政を継承する措置にすぎないからであります。 これを法律案の規定に即して申し上げますと、上限面積及び雇用労働力制限の廃止や、農業生産法人の要件の緩和は、少数の離農をますます優遇し、わが国としては幻想的といわれた農業の資本主義化を可能ならしめようとしていることであります。さらに、不在地主……
○中村波男君 それでですね建設大臣、この間新聞を拝見いたしますと、十九日の閣議でいろいろ今回の災害が協議されまして、保利建設大臣が発言をされておる。その要旨は山間の道路パトロールを一そう強化する必要がある、今後危険性のある道路については、人命尊重の立場から多少の非難はあっても早目に交通どめをする必要がある、こういうことをおっしゃったと新聞は書いておるわけです。そこでいま前川委員が質問いたしましたのも、そういう措置が必要ではないかという立場で質問をいたしたのでありますが、それに対してお答えがなかったようでありますけれども、この新聞の記事のように保利建設大臣は考えておいでになるのか、研究をいたして……
○中村波男君 運輸大臣に一つお聞きしておきたいと思いますが、運輸省のみならず、何か事故が出ますと、事故防止なり今後の対策の通達が出されるわけでありますが、きょうの御配付いただきました資料によりましても、二回にわたってバス転落の事故に関する通達が出ておりますが、それはそれといたしまして、一般的な問題として、この機会に御所見をお聞きしておきたいと思うのでありますが、バス事故によります死傷者の増加というのは、最近急増する傾向にありまして、新聞によりますと、すでに本年に入りまして八千人以上にのぼっておるということが伝えられておるわけでありますが、そこで最近会社等の従業員を運ぶためというのも一面あります……
○中村波男君 ただいま総務長官から御説明のございました局地激甚災害指定基準について、若干の質問を申し上げたいと思うのであります。 集中豪雨等によりまして、災害は局地的に甚大な被害をもたらしたにもかかわりませず、被害発生地域が局地的に限定されておりますために激甚法による指定が受けられずに、被災地方団体はその財政負担に耐えかねているという実情であることは、いまさら私が申し上げますまでもないところであります。本委員会におきましても、本年五月十日に激甚法の適用基準の再検討を要望する決議をいたしましたのをはじめといたしまして、その後何回もの委員会で各委員から激甚災害指定基準の実情に合った改定を強く要望……
○中村波男君 私はまず最初に、災害復旧対策について西村農林大臣にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、先ほど青田政務次官から災害の状況について御報告を承りまして、その総額二百六十五億余に達しておることを承知し、被害の大きさに驚いておるようなわけであります。また、ただいま堀本委員からも西日本一帯の干害について御質問があり、その被害も相当激甚をきわめておるようでありますが、災害地を視察いたしまして、ひとしく被災者並びに関係団体が強く要請いたしておりますのは、何とか激甚地指定をしてもらえないだろうか、また天災融資法等々の措置をとってもらわないと復旧もできませんし、農業経営の再建もできないという強い……
○中村波男君 まず豚肉と牛肉の需給関係について若干の質問を申し上げたいと思うわけでありますが、最初に豚肉についてお尋ねをいたしますが、昭和四十三年度の農業観測修正見通しによりますと、四十三年度下期の豚肉卸売り価格については、前年度下期の水準をかなり上回るものと見られ、年度平均として前年度を大幅に上回ることになろうと、実に的確に指摘をされているのであります。農林省のいろいろな経済見通し等はいままで大きく狂ってまいりましたけれども、皮肉なことに豚肉につきましてはそのものずばりと当たりまして、御承知のように、この五月以降キロ当たり五百円内外で今日まで推移しておりまして、特に東京市場では十月二十九日に……
○中村波男君 関連。この機会に政府の統一見解を伺っておきたいと思うのでありますが、それは、食管制度の根幹とは内容的にどういうものであるか。いままで一応木村官房長官等々の談話等によって私たちが知っておりますのは、いわゆる政府の必要な分だけは管理をいたしまするけれども、余分な余った分については自由販売にしてもそれは食管の根幹をそこねるものではない、こういうことが言われておるようであります。しかしながら、一昨日の大蔵委員会における水田大蔵大臣の御答弁を新聞で拝見をいたしますと、明らかにいわゆる支持価格制を打ち出して間接統制を指向し、さらに食管法の改正案を次の通常国会に提案をする、こういうことを言明さ……
○中村波男君 いわゆる十一月一日に持ち越します古米二百六十五万トンというのがいわれてきたのですが、もう大体正確なものはつかめておるのじゃないかと思うのでありますが、二百六十五万トンというのはほとんど狂っておらぬのか、多いのか少ないのか、一言お聞きしておきたいと思うわけであります。
【次の発言】 先般予算委員会で配付を受けました財政制度審議会報告というのを見ますと、「昭和四十三米穀年度末には、政府の需給見通しと農家の手持在庫量から推計すると、約千二百四十万トンと、総消費量のほぼ一年分に達するものと見込まれ、さらに今後毎年百万トン以上の在庫量の増加が続くことは確実である。」、百万トン以上の在庫量が……
○中村波男君 長官、予算委員会等で大体管理米を基準にして二百六、七十円高くなるだろうということをおっしゃったわけですね。そこで足鹿委員がいま聞いておられますのは、率直な言い方をすれば、今度は売る農民は管理米と同じでは自主流通米に売らぬことははっきりしている。そうしますと、その価格差というものは、戦前等の例から見ますと二百円あるいは二百五、六十円高くないとうまい米を自主流通米に農民は売らぬであろう。そういうことになりますと、問題は農民が実際に自主流通米に売ります場合に、百五十円か二百円か二百五十円かによって違いますが、かりに二百円とすれば、政府の試算に基づく政府米の財政負担は四百十二円だと思いま……
○中村波男君 端的にお伺いしますが、供与方法について大臣は沖繩の返還交渉の前だからこれ以上聞いてくれるなというお話がありましたが、その要項についてはすでに新聞に相当詳しく報道してあるわけです。したがって、そういうことをおっしゃることが理解できないわけでありますが、それはそれとして、新聞によりますと、三年据え置きで買い付けるといいますか、そういう方式をおとりになるようでありますが、問題は、国内米管理勘定の中でどういうふうにこれを扱われるのか。ということは、私の意見から先に申し上げますと、これはどこまでもやはり沖繩との一体化の援助として食管会計へはそういう金が入りまして、そうして食管会計からこれは……
○中村波男君 本委員会で相当米の需給問題総合農政等について質疑がかわされてまいったわけでありますが、私はまず最初に「農産物の需要と生産の長期見通し」の中で米の項につきましていま少しお尋ねをいたしたいというように考えるのであります。
「長期見通し」によりますと、面積におきまして五十二年に二百七十六万六千ヘクタール、したがって四十一年に比べまして八八・三%に作付面積が減少するという見通しが立っておるのでありますが、この見通しを立てられました根拠について詳しくひとつ御説明をいただきたい、こう思うわけであります。
【次の発言】 いま官房長からお話しを聞きまして、この見通しというのはいわゆる政策的な展……
○中村波男君 この問題はだいぶ議論してきたところですが、自主流通米ができたという上に立つ現象的な面からいえば、矢山さんが言われたように、政府米をいままでのように上げていけば自主流通米というのはもうたくさん出てこないということになるのですが、その前に政府が自主流通米制度をつくった目的は、メリットはどこにおいておるかというと、いわゆる消費者がうまい米を求めておる、選好に応ずるということを理由の大きなものにしておりますけれども、私はそれはつけ足しであって、それは表面的な理由であって、食管の赤字を最小限度に食いとめると、したがって、百万トンの自主流通米を流通させることによって目に見えて四百億の赤字が減……
○中村波男君 関連でもう少しお聞きしたいと思うのでありますが、いただきました資料の「農地転用統制許可実績」というものの中に、植林への転用が昭和四十二年度で五千二十七ヘクタールある、これは三十年から比較してあるわけでありますが、この農地転用の植林面積というのはトータルとして戦後どのくらい転用されたという数字があればお聞かせをいただきたいというふうに思うわけです。 それからもう一つは、農山村の労働力不足等々もありまして、山畑あるいは山間の田という、いわゆる生産の低いところがどんどんと植林に転用されている、この結果、いま官房長がおっしゃったように、利用区分がはっきりしておりませんから、農業委員会等……
○中村波男君 さっきから質疑を聞いておりますと、全く議論は平行線でありますが、私もう少し具体的にお聞きしたいと思うのであります。私が指摘をするまでもなく、食管法第三条では、「米穀ノ生産者ハ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ生産シタル米穀ニシテ命令ヲ以テ定ムルモノヲ政府ニ売渡スベシ」、これは先ほどから指摘されておりますように、いわゆる米穀の強制買い上げの規定があるわけです。その次の二項へいきまして「前項ノ場合ニ於ケル政府ノ買入ノ価格ハ政令ノ定ムル所ニ依リ生産費及物価其ノ他ノ経済事情ヲ参酌シ」、この経済事情を参酌するという解釈の中に、政府は今回新たに需給事情というものを入れたという、こういう解釈をとっている……
○中村波男君 大臣の出席がまだのようでありますから、食糧庁長官に最初にお尋ねをしたいと思うのでありますが、四十四年産米価の決定にあたって、政府は米価審議会に対しまして、生産者米価については生産費・所得補償方式を基本として、米穀の需給事情を考慮して決定することについて意見を求めたのであります。この点につきましてわれわれとしては、米穀の需給事情を考慮することは食管法違反である、先日の本院の農林水産委員会におきましても足鹿、矢山両委員から指摘をし、その撤回を求めたのでありますが、政府は食管法第三条二項の「経済事情ヲ参酌シ」という中には需給事情が含まれるという、こういう意見によりまして、議論は並行線を……
○中村波男君 関連。大蔵大臣、現実の問題として、町村へ交付されて町村が個人または団体の共同施設等に出すというのでしょう。そうでしょう。そうしますと、少なくとも市町村段階で補助金を交付するということになると、手続上補助申請をまず出しまして、そうしてそれが適当かどうかという上に立って補助を出し、さらにそれを実際に申請どおり使われたかどうかという確認をするという、これが地方自治法に示されておる補助金の交付条件ですね。そのことがやれるかどうかということと別に、事務費が膨大なものになる、町村負担が。それは別に組まれるのか。二百二十五億の中で、事務費というものと実際の補助金というものを区別して予算配分をさ……
○中村波男君 足鹿委員から大体私のお聞きしようという数点について意見を求められたのでありますが、その中でいわゆる都市近郊農業についての将来、足鹿委員のことばをかりますならば、消滅するような可能性はないか。それはほとんどの参考人が、そういうものではない、また政策的に見ましても、新鮮な野菜を供給するための近郊農業、また神戸参考人が御指摘になりましたように、自然供給農業というような形も農業というものを考える上においてあり得ると思うのです。 そこで私は実際問題として、池田参考人がおっしゃいました中で、いわゆる市街化区域というものを広くする必要はないのだ、これも広く狭くということにも問題があって、初め……
○中村波男君 最初に都市計画局長にお伺いをいたしますが、新都市計画法は形式的には知事の権限を強めて一応地方分権化をはかるように見えまするけれども、実際には新都市計画法を成功させますには、ばく大な公共投資を必要とするのではないかと思うわけです。したがって、財源の裏づけを考えない都市計画というのは、これは絵にかいたぼたもちということになりかねないと思うわけです。結果的に事業主体というのは市町村にあるわけでありますから、具体的に申し上げますならば、交付税率の引き上げとかあるいは道路、上水道、下水道などの国庫補助率の引き上げ等々の財政措置を具体的に考えないと、青写真はできたけれども、それを受けて立つ市……
○中村波男君 まず最初に、一昨日の当委員会におきまして、私が質問を申し上げた都市計画法における市街化調整区域の全部または一部が農業振興地域の指定を受けた調整区域について、農地の転用等に対する規制は、都市計画法によって行なうのか、農振法によって行なうのか、その見解をお尋ねしたわけですが、私の理解できるような御答弁をしていただけなかったので、次回に政府の統一見解を出してもらいたい、こう申し上げたわけでありまして、その見解をまず明らかに願いまして、次の質問に移ってまいりたい、こう思うわけです。
【次の発言】 私が質問をいたしました問題点は、行政上の手続の調整ということでは解決しないんじゃないか。いわ……
○中村波男君 鶴園委員からいわゆる農協の別会社の問題について質問が出ておるのでありますが、かつて私は新聞を読みましてその実態をおおむね知り、いろいろ問題を考え、意見を持っているわけです。したがって、私の質問をいたします機会にいろいろお聞きしたいと思っておるところでございまして、幸い鶴園委員からこの問題の指摘があり、さらに質問が続けられるだろうと思いますが、そこで資料要求をこの機会にぜひいたしたいと思うわけでございます。 新聞によりますと、農協による株式取得状況調査の概要を農林省はまとめられた、したがって、この概要の全部といいますか、詳しいものをぜひひとつ資料として当委員会に提出をしていただき……
○中村波男君 先般の本委員会におきましても、農協の政治活動の可否についていろいろ議論があったところでありますが、それに関連をいたしまして、新聞等で拝見をいたしますと、全国農協中央会は去る三日の理事会におきまして全役員の辞任を決定し、二十五日に臨時総会を開きまして新執行部の選出を行なう、こういうふうになっておるようであります。このような事態を招きました直接の原因は、米価値上げ要求を政府・自民党が拒否いたしまして据え置きになったということに対して宮脇全中会長が責任辞職をされた、これが表面上の理由になっておるようでありますが、実際には内部事情というのがきわめて複雑でありまして、はたして執行部の入れか……
○中村波男君 関連。過日の衆議院の予算委員会で、わが党の北山愛郎氏が、一般会計予算の食管会計繰り入れ額を増額補正しながら食管特別会計の補正をしないということは疑義があると、相当追及が行なわれたのでありますが、私もこの問題については問題があると思いますので、関連して簡単に質問を申し上げておきたいと思うわけであります。 政府の見解によりますと、予算額をこえる支出増については予算総則に弾力条項があるから補正を要しない、収入増については予算額をこえる収入増があっても条理上補正する必要はない、四十二年度の食管会計を補正するのは予算総則に定めた食糧証券等による借り入れ限度額九千八百億円をこえる借り入れが……
○中村波男君 私は、本日は食糧管理の問題を中心にして、自主流通、選択的拡大を目ざしております総合農政について質問を申し上げる予定でおるのでありますが、それに先立ちまして、総理も御存じのように、参議院議員源田実氏がアメリカ講演旅行中でございますが、アメリカの国内において講演中止の火の手が上がっておることは私が申し上げますまでもなく先刻御承知のことであると思うのであります。 そこで私が質問を申し上げますのは、源田氏は参議院議員として、開会中に渡米をしておられるのでありますし、自民党の有力な党員である。したがって源田氏の発言というのは、個人、私人の発言として見のがすことのできない重大な発言であると……
○中村波男君 ちょっと関連。一昨日も物統令廃止の是非の問題について御質問いたしたのでありますが、企画庁長官にさらにお尋ねをしたいと思いますのは、自主流通米制度をことしの秋から発足をさせるにあたりまして、すでに昨年からことしにかけまして、これだけ米がダブついておるというのに、いわゆる自由米、やみ米が相当高くなっている。そういう状況の中で自主流通米が発足した場合に、自主流通米はいわゆる実勢価格というものを、どれぐらいに企画庁として見ているのか、またそれとの関連においてやみ米というのがどうなるのか、そういうことをまず見通しとして、企画庁としては相当分析をし、見通しを誤らないようにされた上でないと、物……
○中村波男君 先日の本委員会におきまして、韓国への米の貸与について、食管法第七条第一項を適用して、政令をもちまして貸与することは手続上に疑義があるという意味の質問をいたしたのでありますが、時間切れになりまして質問を残しておりましたので、本日若干政府の見解をただしたいと思っているわけであります。
政府におきましては、去る三月の十日に政令を公布いたしまして米の貸与契約を結ばれたようでありますが、したがって、その政令の内容と契約の条件についてそれぞれ御説明を承りたいと存じます。
【次の発言】 私は、韓国への米の貸与というのは、純然たる余剰米の処分というよりも、経済援助的な理由からこういう協定が結ば……
○中村波男君 私は気象庁の気象の観測体制を中心にして若干お尋ねをしたいと思うわけでありますが、いまさら指摘をするまでもなく、高度の経済成長が進むに従いまして都市への人口の集中、乱暴衣、乱雑な宅地の造成、治山治水事業の立ちおくれ等から、ちょっとした雨や風でも大災害を起こしておる現状であります。したがって、災害も複雑であり、広範囲にわたりだしたのでありますが、こういう状況の中で、台風やあるいは大地震が起こったときの被害を想像しますと、おそろしさを感ずるのであります。そこでまあ一昨年の飛騨川事故の直後の衆参の災害対策特別委員会でも、気象観測体制の強化について決議を行なっておることは御承知だと思います……
○中村波男君 きわめて限られた時間でありますから端的に質問をいたしてまいりたいと思うのであります。第一番に、昨日実質的な数字の上では昨年度に引き続く据え置きという諮問案を政府は出しておるのでありますが、そういう諮問案を出した、すなわち米価を据え置いたという理由につきまして、さらにその算式の理論的根拠について農林大臣から承りたいと思うわけであります。
【次の発言】 算式の内容についてはさらにあとから具体的にお尋ねすることといたしまして、農林大臣に生産費・所得補償方式を基本にして米穀の需給事情を考慮した、そういう立場で諮問をしたという御説明でありますが、四十四年産を据え置きますときに、政府は需給均……
○中村波男君 さいぜんから質疑応答を聞いておりまして、農林大臣はどこの農林大臣かというような、佐藤内閣の農林大臣でないような印象を受けたのであります。もともと生産調整という政策が決定されますまでの経過を見てみますと、全く腰がすわっておらなかった。大蔵原案の二万一千円が三万五千円に上げるという、その立場で五十万トンの農地転用という方針が打ち出されてきたという、こういう偽らざる経過がある。それはそれとして、少なくとも閣議決定をし、政府の方針としてきまった以上、どこかの省でいま検討しておるというような、そういう言い方というのは、少し責任がなさ過ぎるのではないか、こういうふうに思うわけです。 そこで……
○中村波男君 まず最初に、市街化農地の固定資産税の課税問題についてお尋ねをいたしたいと思うわけであります。 四十五年の八月十四日の地価対策閣僚協議会決定、閣議了承の「地価対策について」というのが発表になりまして、この中で「農地の宅地化の促進」という項目があるのでありますが、「市街化区域内の農地の所有者の開発意欲を活用し、農地とくに水田の集団的な宅地化を促進するため農地の所有者等による良質な住宅の建設に対する資金の融通の円滑化を図る。また、市街化区域内の農地の固定資産税及び都市計画税について、農地と近傍宅地との課税の均衡を考慮し、土地保有課税の適正化を図る。この場合において、土地の売渡し、代替……
○中村波男君 きわめて時間が少ないようでありますから、端的に畜産問題、特に酪農を中心にして御質問をいたしたいと思います。 畜産は過剰の米に対する文字どおり選択的拡大の基幹作目であることは言うまでもないわけでありますが、したがって、政府の将来の展望におきましても、二倍以上の生産を必要とする戦略的な作目にしておられるのであります。そこで、本年度の牛乳の関係を見ておりますと、いわゆる過剰傾向、また乳価は停滞を続けておる、こういう状況にあると思うわけであります。酪農法によります酪農近代化方針によれば、四十六年の生乳需要を七百八万トンと見ておられる。また、経営規模では副業で五頭以上、専業で十頭から十五……
○中村波男君 乳価問題を中心に川村委員から相当突っ込んだ質問がありましたので、乳価問題については、私は二、三補足的に質問をいたしたいと思うわけでありますが、四十五年度の需給見通しをこの機会に明らかにしていただきたいと思うわけであります。
【次の発言】 いまの説明によりますと、生産総量が四百九十万トン程度、そこで飲用向けが二百八十万トンを見込んでおる。そうしますと、不足払い限度数量というのを百四十五万トン程度に見込んが出されるのでありますか。
【次の発言】 けさの「日本農民新聞」を見ますと、昨日の衆議院の農林水産委員会で、太田畜産局長の答弁として、限度数量を百五十万トンぐらいにするというような内……
○中村波男君 最初に、林業種苗法の大要について若干お尋ねしたいと思うわけです。
本案が提案されました最大の理由は、幼齢結実や凍霜害の多発にあると言われておるわけでありますが、まずその実態を明らかにしていただきたいと思うわけであります。
【次の発言】 いまお聞きした中に幼齢結実、この状況はどうなっておりますか。
【次の発言】 そこで、この凍霜害の被害が出るということと、いわゆる種苗の不良なものとの関係というのはあるのかないのか明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 凍霜害の原因の中にいわゆる適性でないものが違った地域に植えられるということからくる凍霜害ということはわかりますが、具体……
○中村波男君 本日は、農地法の一部改正を中心にいたしまして、許された時間の範囲内で質問をしたいと思うのでありますが、昭和二十二年に農協法が制定されまして以来、農協が発足いたしまして、食管とともに育ってきたと言われるほど米という幹から販売、購買、信用、共済というように枝葉を繁らせて今日のマンモス農協へと拡大、発展をしていったということはだれも否定できない事実だと思うのであります。したがって、私はまずこの実態を数字的に確認しておきますために以下お尋ねをいたしたいと思うのでありますが、第一番には、米の農協の販売高総額に占める割合、その次は純利益総額に対するウエート、貯金額に対するウエート、購買量高に……
○中村波男君 関連。いま局長の御答弁の、経営上の採算価格ですね。もちろん農産物の価格変動がありますから、恒常的に幾らということは言えぬと思いますが、現在の状況の中で、幾らぐらいが経営上の採算価格だという一つの基準等地を出して試算をしてあれば、この機会に発表してもらいたいと思います。
【次の発言】 改正案の十条五項について若干お尋ねをしてみたいと思うわけでありますが、この十条五項の転用相当農地というものの基準といいますか、転用相当農地というものはどの範囲を政府としては考えておるのか、これを明らかにしていただきませんと問題があると思うのですが、いかがですか。
○中村波男君 中座をしておりまして、質問があったかもわかりませんが、食管法第七条で、韓国、パキスタン等へ貸し付けが行なわれておるわけですが、この貸し付けによって金利ですね、一年間食管で負担をしなければならぬわけでありまから、その金利がどれくらいになるか御報告を賜わりたいと思います。
【次の発言】 これは昨年の予算委員会でも問題にしたわけでありますが、相当金利だけでも食管に大きな負担になっていくと思うんですよ。したがって、食管赤字というものがこの金利負担から累積していくわけですから、したがって、これは別途で経理すべきであるというのが私たちの主張であるわけでありますが、いまトン当たり七千円ですか、……
○中村波男君 私も関連でこの機会に聞いておきたいと思うのですが、川村委員がいまお尋ねをいたしました件に関連して基金が農地等の取得ができる。それからいま池田農政局長は衆議院においても同様の御答弁をなすっていらっしゃいますが、基金の運用の面で農地取得資金として年三分、三十年償還の資金を考えておるというお話でありますが、と言いましても基金が発足をいたしましても、実際問題、そういう基金の資金の余裕の出るのは一定の年限がたたなければそういう資金の運用はできないと思うわけですね、そうでしょう、違いますか。掛け金を徴収してそれで基金の余裕金と申しますか、そういう金が出た上で業務の範囲というのがおのずから運用……
○中村波男君 農用地の汚染防止法について、疑問点を条を追って質問をいたしたいと思うんでありますが、まず第一といたしましては、第二条の三項の「「特定有害物質」とは、」というところに、衆議院で「カドミウム等」という字句が入ったわけでありますが、具体的には政令で定めるとしておりますが、政令で定めます特定有害物質とは何を考えておるのか、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 農政局長の御答弁に基づいて、さらに確認をいたしたいと思うのでありますが、カドミウムはもちろんのこと、銅、亜鉛についても指定をしたいということでありますが、これは同時指定をおやりになる考えでありますか。
○中村波男君 昨日も質問をいたしたわけでありますが、公共事業で、いま農地局長の御答弁を聞きますと、幾ら下げても十ヘクタール程度ではなかろうかということでありますが、十ヘクタール以下、現実に岐阜県の神岡町におきましては客土をやらなければならぬということが明らかな地域が出てきているわけですが、これは面積にいたしますと十ヘクタールなどにはならないわけです。そういう現実を踏まえまして、十ヘクタール以下はこれは県単事業でやらせるんだとか、あるいはその他の方法を別途考えるとかという明らかな方針というものをこの機会に農林省として出すべきではないかと思うのですよ。今後出てきたならば検討するというようなことで、……
○中村波男君 具体的な内容については大臣が来ましてから同僚なり、関連で質問したいと思いますが、いま次長が御説明になった諮問案を審議会に出して審議を仰いでいるという御説明がありましたが、いま審議会はどういう状況で審議しておりますか、きのうからきようにかけての経過をこの機会にお聞かせいただいておきたいと思います。
【次の発言】 ちょっと関連して。いまのつかみ金、昭和四十四年度は二百二十五億ですね。四十五年は二百三十八億。そこで去年の特に二百三十八億は、米価という性格でお出しになったというふうに当時説明をされておりますし、米価審議会の答申のあとに自民党あるいは農業団体等々から強い不満と突き上げがあり……
○中村波男君 最初に藤澤先生にお尋ねしたいんですが、まあ日本も児童手当がようやく日程にのぼってまいりましたが、防貧的社会保障として児童手当を考えます場合に、所得制限というものをつけるべきなのか、つけるべからざるものかということが一点。それから、岐阜県におきましても、県で独自に児童手当の制度をつくろうというので、知事がいろいろ考えておりまして、議論を呼んでおるのは、求人難等から考えて、県独自の経済成長発展をするために人口がふえたほうがいいという考え方があるわけです。したがって、一子には児童手当をつけなくてもいいんだ、ただ二子以上につけようということで、議論を呼んでおるわけでありますが、将来の人口……
○中村波男君 きわめて短い時間でありますから、加工原料乳の保証価格を主として、率直に端的に御質問をいたしたいと思うのでありますが、政府は、四十四年度の加工原料乳の保証価格等について畜産振興審議会に諮問をされまして、いよいよ四月一日に告示になると思うのでありますが、その諮問内容を拝見いたしますと、四十二円七十五銭、たしか昨年より二十三銭上がるという、こういう内容であるというふうに思うわけであります。農協あるいは酪農団体は、要求乳価として五十六円九十五銭を政府に強く要求をし、要請をし、運動をいたしてきたのでありますが、その価格からいえば十四円二十銭低いという、こういう結果であると思うのであります。……
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