杉原一雄 参議院議員
8期国会発言一覧

杉原一雄[参]在籍期 : | 8期|- 9期
杉原一雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは杉原一雄参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院8期)

杉原一雄[参]本会議発言(全期間)
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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 参議院本会議 第5号(1969/02/14、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私は、社会党、公明党、民社党を代表いたしまして、緊急質問をいたします。  それは、二月八日正午、金沢市の住宅密集地帯のどまん中に自衛隊機F104ジエット機が墜落し、自衛隊機の事故として最大の被害を与えた、惨たんたるF104ジェット機の墜落事故についてであります。  まず、被害者の皆さんに心からのお見舞いを述べるとともに、とうとい命を失われた四人の犠牲者の冥福を心から祈ります。そしてまた、二度とこんなおそるべき事故が起こらぬように心から念願しながら質問に入りたいと思うのであります。  まず第一に、なぜこのような大事故が起こったのかということであります。  私は、二月十日、社会党の堂……

第61回国会 参議院本会議 第12号(1969/03/24、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私は、ただいま報告された日本農業の動向と今後の農政の基本構想について、日本社会党を代表して質問いたします。  まず第一に、佐藤総理に伺います。  総理は、昨年四月十六日、衆議院本会議において、農業白書に対するわが党の美濃政市議員の質問に答えて、「古来から農は国のもとだ、かようにいわれております。今日におきましてもやはり農は国のもとであります。」と農政の最高責任者としての政治信条を述べておられますが、今日もなお、その高邁な政治信念にいささかも変わりはないと思うがどうだろうか。そこで総理は、「農は国のもとである」という確固たる政治信念で、一年間農政の最高指導者としてその仕事を担当して……

第61回国会 参議院本会議 第32号(1969/07/09、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 ただいま提案された法案に対し、日本社会党を代表して質問いたします。  まず第一に、七月上旬、警察庁発表によると、今年一月から六月までの交通事故件数はおそるべき伸びを示しています。七千二百五十六人の死亡者、四十二万三千六百六十二人の負傷者、昨年に比しそれぞれ一四・八%、二八・五%というおそるべき増加を示しているのであります。交通戦争は激化し、国民は不安と恐怖の中に暮らしています。総理は、本会議場を通じ、全国民に対し、人間尊重を基調とし、祈りをこめて、交通戦争絶滅、交通安全宣言に相当する交通事故ゼロを目ざして努力する決意を表明していただきたいのであります。第二に、交通政策の基本構想を……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 参議院本会議 第7号(1970/12/18、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私は日本社会党を代表して、ただいま提案されました公害対策基本法の一部を改正する法律案に反対の討論をいたします。  間もなく一九七一年になります。七〇年代は環境問題の世代であるとニクソンが公害教書の中で国民に訴えています。私もそうだと思います。米議会上院本会議において、一月、ネルソン議員は、「すべての国民が正当な環境を享受することができるという奪うことのできない権利を認め、かつ擁護するよう憲法を改正せよ」と迫ったそうであります。そのアメリカにおいて、上下両院協議会は、去る十六日、大気汚染防止法案について、上院、下院の見解の食い違いを調整し、一九七五年一月一日までに自動車排気ガス中の……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 参議院本会議 第12号(1971/05/12、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私は日本社会党を代表して、ただいま報告、説明された農業白書と農業施策について質問いたします。  農業基本法制定すでに十年、したがって、第十回目の白書の報告をいま受けました。しかるに今日、日本農業は重大な危機に直面していると判断いたします。われわれは、農業は国土を利用して国民の食糧生活資源など社会的な価値生産を行い、全産業の基盤を構築する重大な任務を持っていると考えます。したがって、農業を経済合理主義だけで取り扱うことなく、その特殊性を重視して保護育成し、食糧の安定的供給と農民所得増大の体制を確立すべきだと思います。そのためにこそ食糧自給度を総合的に高めるべきだと考えるわけでありま……

杉原一雄[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院8期)

杉原一雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第閉会後1号(1968/08/26、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 関連して、最後に質問をしたいと思いますが、後ほど予定されております決議案の第三項の中で、道路交通云々というところがあるわけですけれども、この決定に参加するにあたって内容的な問題で、若干建設省の今後の対策なり見通しについて――具体的な個所づけの問題について少し聞いてみたいと思います。  そこで、私がいま言わんとする路線は百五十六号線なんです。百五十六号というのは、四十一号――いま当面しておるところの四十一号と、地理的にもいろいろな諸条件が全く同じな路線です。富山、高岡から岐阜を通じていく道路でありますが、その道路の一部には県にまだ管理を委託されているところがあるわけです。先ほど繰り……

第59回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号(1968/08/09、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 ちょっと関連ですが。  私、富山の者ですけれども、選挙中に大臣も来ておられて、患者にも面接されて激励されたということも聞いているわけですが、七月末現在で、患者が幾らほど登録されていますか。確かにその後、選挙中であったが、地域も広まり、潜在患者が明確になって、ふえてきていると思うのですが、厚生省への申し出把握はどの程度になっていますか。
【次の発言】 春というのはいつですか。
【次の発言】 そうすると、先ほど申したように、七月末、その後潜在患者がかなり地域的に、大臣の行ったころよりももっと広がっているのですがね。出ているはずです。だから県から報告があるはずなんですけれども、その掌握……

第59回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第閉会後2号(1968/11/22、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 先回は八月二十六日だったと思うのですが、言うなれば飛騨川事件、百四名のとうとい犠牲を教訓としながら今後この種の事故が再発しないようにそれぞれの機関が努力すべきであるということなんですが、そのときに特に建設省に提起をしておいたことは、国道、県道、その他各道路の危険個所の総点検をお願いしたい、とりわけ私具体的な個所も明示しながらお願いしたわけですが、これは、具体的な問題は別でございますから省きますが、きょうここに一枚の紙で、だれがいつ幾日調査して出したのかわからない文書がありますが、何月幾日現在の調査で、だれが出したのか、その点、まずお聞きをするとともに、できれば、その担当の側から直……

第59回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1968/09/10、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私はこの前と同様に一問一答を避けて、質問したいことを申します。だから大臣として誠意をもって答えたいという御判断に立ったら大臣の立場で答弁をいただき、その他は所管の関係局長でけっこうだと思います。  八月八日にここの農水で足鹿委員と私、質問の中で、政府答弁を要約して考えた場合に、第一点は、食管制度の根幹は断じて変わらないということ、第二点は、事、総合農政に関してはまだ十分柱が立っていない、そうして最後に私の立場から富山県の実情等を申し上げ、時期別格差の問題を申し上げたら、いまの答弁にあったとおり、暫定加算で進むという一つの決定があったわけでありますが、その後生産者米価が決定いたしま……

第59回国会 農林水産委員会 第2号(1968/08/08、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 先ほどわが党の足鹿委員から二時間二十分にわたる長い質疑応答のやりとりがあったわけですが、その中で問題は、第一点として根幹の問題に触れ、第二点として総合農政の問題に触れたと思うのであります。その質疑応答の中で、大体言って、足鹿委員のほうからいわれる食管の根幹の問題についてはっきりとしたビジョンと意欲が示されたと思うのでありますが、逆に政府当局の側が、私自身の今日まで歩いてきた人生航路からそういうことが言えるかもしれませんけれども、常に私は被害者の立場に立って今日まで地域社会の活動をしてきたわけですから、皆さんのおっしゃることを常に被害者の立場に立って警戒的に受け取らざるを得なかった……

第59回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1968/10/25、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 去る十月十四日から五日間、任田新治、宮崎正雄及び私の三名が青森・秋田両県に派遣され、調査した結果を報告いたします。  調査はまず、青森県庁及び青森営林局において説明を聴取し、次いで岩木山麓開拓建設事業、岩木大規模機械化実験農場、北部上北機械開墾地区、淋代台県営開拓パイロット事業を視察し、十和田市において南部中央及び八戸平原の開拓パイロット事業並びに三本木営林署の概況を聴取いたしました。  秋田県におきましては、鷹巣町における出かせぎの状況、八郎潟干拓地、秋田市郊外仁別にある国民の森、十条製紙秋田工場、及び秋田港の木材関係施設を視察し、秋田県庁及び秋田営林局において説明を聴取いたし……

第59回国会 農林水産委員会 第閉会後3号(1968/11/19、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 きょう、十九日でございますが、富山では単協の代表の人たちが集まって農協大会を開いているわけです。先ほど足鹿委員の大臣とのやりとりを、実況を見まして、これをそのまま実況放送したならば、だれの意見に拍手を送り、だれの考え方に怒りを爆発するか、きわめて私は明瞭であり、日本農業の今日の直面する問題に非常な怒りと憂いを持っておるものであります。そこであえて説明員として経済企画庁の官房長に出席をいただいておりますので、その答弁を枕にしながら農政の問題等について農林大臣に所感を伺いたいと思うのであります。  それはマスコミでは第二次宮澤構想という表現をとっているわけであります。発想の根本は現在……

第59回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1968/11/20、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 きのうもやったのでありますので、きょうは一点にしぼって簡単に質問いたします。  それは九月の十一日の農林広報二〇一号並びに二〇二号、農林広報によって農林省が公にしているところの昭和四十四年度の農林漁業重点施策の問題、それに伴う予算の概括要求の問題等についてお伺いしたいと思います。私の尋ねようとする意図は、きのうもきょうもこの委員会を通じて論争されているところで明らかなように、政府が米は余っている、来年もなお余るだろう、だから作付転換なり、あるいは開田を云々するとか、さまざまなことがにおわされているわけですが、そういう問題等がこの概算要求なり重点施策の面でどういうふうにあらわれてい……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第2号(1969/02/07、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 いまの説明で、大体想定していたことが明確になったのですけれども、総理府が紛争処理にかかわる法律の準備をしている、厚生省は被害者救済の法律を用意しているということですが、いろいろ情報を聞いているのですが、ここの委員会に対して、その作業がどのように進み、いつ国会に提出されるのか、すでにされておるのか、そういう点について総理府並びに厚生省から明らかにしてほしいと思います。

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第4号(1969/02/28、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 問題が問題だけに大臣でなくてもいいと思いますけれども、第一点は、去年の九月の十八日の十七時十二分に高岡市の日本ゼオン工場が大爆発を起こした。そのことについては、昨年の十一月二十二日に本委員会において質問をしたわけです。問題は、その後の指導、連絡、規制の問題であります。おそらく、企業は企業再開の努力を続けていると推察されるのでありますが、それと相並行しながら、その再開への進展に伴うて、通産省がどのように調査をし、点検をし、しかもそれが、結果的にはいっ企業再開のめど等を設定しながら、そうした行政努力なり行政判断をしているかということをお伺いしたわけであります。  ただ、ここで特に私と……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第8号(1969/04/18、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私のほうから、三つの問題について質問をしたいと思います。  一つは、四月の十二日、閣議決定、硫黄酸化物にかかる環境基準について、いま一つは、去る三月二十三日、新潟の山ノ下地区、私たち社会党の公害点検の一環として調査点検した結果に従って、所管の各関係の皆さんから、これらについての具体的な問題についての今日までの処置せられたこと、今後の方針等を伺いたいと思います。  第三点は、二月の十四日、通産省がすでに発表いたしました「川崎・横浜地区産業公害総合調査にもとづく改善指導について」、とあるわけですが、このことについての各項目、今後の問題等含めて、通産関係あるいは厚生省の意見等をもあわせ……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第12号(1969/06/27、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 関連して。きょうは長官がおいでになりますので、後ほどの法案の逐条質議の中で十分意見を述べ、審議をしたいと思いますが、きょう幸い長官がおいでになりますから、先ほど長官が趣旨説明をなさったと思いますが、いただいた五ページのところに載っていますね。それの中で特に基地公害の問題を長官がかなり丁寧に説明をなさっているわけでありますが、この中で二、三お伺いしたいと思います。  第一点としては、基地公害という概念ですが、同時にこのことの内容を伴いましてそうしたものがあるということをこれはまず認めていただけるかどうか。そのことが一つあるわけですけれども。  その次に、そのことがなぜ今度の紛争処理……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第13号(1969/07/02、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 ちょうどいま法案審議の過程にあるわけですけれども、それとも非常に関連を持っておりますので、二つの問題を質問していきたいと思います。  第一点は、きょうここに御配付いただいた「神通川流域におけるカドミウムの挙動態様に関する特別研究報告書」「昭和四十四年一月」これを中心として紛争処理法案との関連を明らかにしていきたいと思います。  第二点は、六月の二十日前後に起こった木曾川のアユの大量に死んだというこの問題をめぐる調査とその後の対策等について、これまた紛争処理法なり、水質の保全の問題等にからめて確かめていきたいと実は思っているところです。きょうここに資料をいただいてちょっと気がついた……

第61回国会 産業公害及び交通対策特別委員会 第15号(1969/07/18、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 紛争処理法案のことですけれども、先ほど好美参考人のほうから基地公害に対する見解をお伺いしたわけですが、できれば戒能先生から基地公害に対する見解をお伺いしたいわけです。近く委員会がありますれば、政府委員に質問する予定でぼくは準備しているのですが、この間この提案にあたって、総理府総務長官が、これはこの法案から除外すると――たしか第五十条に除外規定ができているわけです。しかも、その理由は、先ほど好美先生がおっしゃったように、特殊性の問題と、しかもなおかつ、それを保護する法律があるのだ、それによって手厚い措置を今日まで講じてきたのだ、その補償について異議の申し立ての制度等も実はそろえてあ……

第61回国会 農林水産委員会 第8号(1969/04/08、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 先ほど委員部を通じてお願いをしておきましたが、運輸省関係、それから総理府関係、御出席ありますか。
【次の発言】 それでは、ほんとうはあと回しにしようと思いましたが、皆さんに関係のある問題から先に始末をつけていきますから……。  きょうは、さきに農業白書の問題で本会議で質問をしたわけですが、きわめて抽象的な御答弁をいただき、私も理解できないし、また内心きわめて不満でございますので、各項目に分けて詳細な質問をして答弁をいただきたいと思うわけです。  それは、一つはいま鶴園委員から提起された一万ヘクタールの作付転換の構想の問題について。いま一つは、先般引用いたしました関西経済連合会、去……

第61回国会 農林水産委員会 第12号(1969/04/24、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 宮崎局長が午後御都合が悪いということを聞きましたので、私のほうで。  いま足鹿委員との質問のやりとりの中でほぼ私の聞かんとすることも尽くされているような感じがいたしますので一ただ若干いま一度念を押すことになると思いますが、衆議院で本法があがる過程で附帯決議が実はついているわけですが、その中で「農業生産の地域分担のあり方」ということが出ておりますね。そのことについては、いまブロックのことなども若干出てまいりましたが、もう一度開発的な視点と、何と申しますか、それから経済企画庁が先般経済白書を出した中で、日本の「新しい農業への道」というキャッチフレーズの中で「効率的農業」という表現を実……

第61回国会 農林水産委員会 第17号(1969/05/15、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 五点ほどあるわけですけれども、まず第一点として、この提案の中で融資の量が百億円であるということなんだが、私は百億円では少ないという仮説を一応立ててかかって議論を進めていきたいと思います。これは私の実感、直感でもあるし、午前中の和田委員の質問の中にもそのことが触れられておりますので、いよいよ確信を深めたわけでありますが、そういう仮説に立って、第一点として、まずこれを提案なさる場合に、漁業関係の金融の実態、概略そうしたものを十分点検し、踏まえての提案だろうと思いますので、まずその点をお聞きしたいわけであります。と申しますのは、大規模漁業もあれば、沿岸、沖合い、中小漁業もございますので……

第61回国会 農林水産委員会 第28号(1969/07/03、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 いまちょうど問題になっておった総代制の問題を、私の予定を少し早めて、若干もう少し突っ込んでお聞きしたいと思います。  いま鶴園委員から原則と現実の問題ということで非常に長時間にわたって総代制度が法改正の中で位置づけられてくることについて、非常にきびしい警告が行なわれておりましたが、私もまたそれに同感であります。ところが、この法案改正について私もときおりいなかの関係者といろいろな機会をつくって話し合いをするわけですが、ある一町村、一つの町が一つの農協に最近合併した農協長と数時間にわたっていろいろ議論をいたしましたが、もうすでにこの法案が流れておりますので、この法案に備える心づもりを……


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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 議院運営委員会 第17号(1970/05/11、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 先般の発言はもちろん本会議を通じて取り消されたことでありますけれども、私はそういう形式的行為で問題は処理されるものとは思いません。先ほどの先輩の森中議員の質問の応答の中でも、そういう潜在意識がちらりちらりと出てきておるようである。海軍と言い、空軍と言うことが心の中ではきわめて当然だという潜在意識が存在するのではないかと実は疑われるのであります。これは私の主観でありますから申しわけない結果になるかもしれませんけれども、しかし、そういうことを頭に置きながら、実は先ほど長官が、幸いにして、おれは対話方式でいくのだ、原稿などは見ておらないのだというような自信たっぷりのお答えであったようで……

第63回国会 公害対策特別委員会 第閉会後2号(1970/07/09、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 どの大臣とは申しませんから、私の質問に答えて――総括的な質問をいたしますから、各大臣がそれぞれの所管に応じて答弁をいただきたいと思います。  とりわけ、日本鉱業三日市製錬所の問題でありますけれども、きょうの各新聞が伝えるように、いままでこれはたいへん危険な地域と指定された以外の広い地域の範囲に及んで予約米を受け付けない、一俵千円を盆までにもらえないということが明らかになったのです。この問題は午後に食糧庁の出席を求めて明らかにいたしますけれども、ことほどさように問題は日に日に拡大し、被害は深く掘り込んでまいっておりました。だから根本的な公害対策、諸政策についてたいへん大きな問題点を……

第63回国会 公害対策特別委員会 第閉会後5号(1970/10/08、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 けさ起きて朝日新聞を手にいたしましたら公害関係の報道が四つありました。たぶん見落としはしなかったつもりでありますが、第一点は酷使――酷使というのは非常にきつく使うという意味ですが、「酷使に耐えるケヤキ」ということで、「公害で落葉、新芽ふき出す」というような記事があります。新宿御苑岩崎照夫庭園科長が言っているわけですが、光化学スモッグで「一年に二度も葉を出さなければならないケヤキがかわいそうです。」こう彼はことば短かに実は語っているわけです。先般九月二十八日、二十九日、富士市で私たちは環境破壊から命と暮らしを守る全国活動者会議を開いたわけでありますが、ちょうどその会議場の同辺はケヤ……

第63回国会 公害対策特別委員会 第閉会後6号(1970/10/09、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 きのうの午前の私の質問、午後の小野委員の質問等の中で、通産大臣の住民運動に対する批判が明らかにされたわけですが、その中で特に情緒に流れる公害反対ということを問題に提起したわけですが、また逆に住民はきわめて情緒に弱いわけです。火力発電があるいは原子力発電が各地に計画がされ、進められようとする過程で、かなり熱列な拒否闘争、反対闘争が盛り上がっていることは御承知のとおりですが、その中で逆に地方自治団体の責任者なりあるいは計画を進めようとする側から、こういうことばが最後のきめ手で出てまいります。それは、君たちは火力発電の開発などにそのように反対するけれども、電気が要らないのか、こういう逆……

第63回国会 公害対策特別委員会 第閉会後7号(1970/11/11、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 たいへん長時間でそれぞれお疲れだと思いますから、はしょって質問を申し上げますから、政府側も端的にお答えをいただきたいと思います。二つ質問いたします。  第一点は、公害防止条例について今日までどのような政府は指導をしてきたか。現在公害防止条例についてそれぞれ県なり市町村段階等でいろいろ新しくくふうをめぐらして努力しておられると思いますから、そうした公害防止条例の類型別なものがもしありますならば提示していただきたいということ。もう一つは、田子の浦のヘドロの問題が、はしなくも長官は二転三転とおっしゃったが、もうそろそろ本腰でやる態勢ができたようでありますから、この問題についていろいろま……

第63回国会 文教委員会 第閉会後1号(1970/07/10、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私のほうでは最初に給与の問題とも思っておりましたが、鈴木委員との打ち合わせの中で、鈴木委員のほうから給与の問題を集中的に質疑を続けたいということでございますので、一応私のところはこれを省略していきたいと思います。でありますので、学校公害の問題にしぼって質問をしたいと思います。  私から申すまでもなく、昭和四十二年の二月に第一回の学校の公害の調査、次に学校環境と学校衛生に関する調査速報というのをいただいておりますが、それは昨年の十月一日、そして三月にまとめられたもののように理解されます。そこでお伺いしたいことは、第一回の調査と第二回の調査に見る大きな変化、それはどういう変化があるの……

第63回国会 文教委員会 第閉会後2号(1970/08/28、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 たしか五月二十八日だと思いますが、中教審の第二十五特別委員会から中間報告の形で、初等中等教育の改革に関する基本構想試案が出されたわけです。そこで、きょうはこれを中心にして質問をしようとは思いませんが、これと相関連しながら、富山県の問題になっております高等学校教育の三・七体制の問題にしぼって質問をしたいと実は思うのでありますが、その前に、先ほど申しました基本構想試案について第一点、今後これが文部省の行政レベルに、いわゆる行政のルートに乗せるまでの大体の文部省の受けとめ方、つまり作業のプロセス等がこの時点で説明できれば、局長等からでもけっこうでございますから、それに対する最初に御説明……

第63回国会 文教委員会 第閉会後4号(1970/10/23、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 きょう私は質問して、問題の本質を明らかにしておきたいと思うことは、実は九月二十二日でございますか、社会教育審議会が中間発表として出された「急激な社会構造の変化に対処する社会教育のあり方について」と、この中間発表の中における生涯教育、なかんずくその焦点になっております高齢者の教育の問題についてお伺いしたいのであります。  しかしながら高齢者の問題、いわゆる老人問題の一面の所管は厚生省でありますので、両省を通じて問題の本質等を明らかにしていただきたいと思います。  九月の十五日は御承知のとおり敬老の日でございました。国民がその日に、いままでにない敬老という問題、老人という問題、いわゆ……

第63回国会 文教委員会 第5号(1970/03/17、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 大臣にお伺いするわけですけれども、二月の十四日に佐藤総理が所信表明をされたことは御承知のとおりですが、その中における、特に事、教育に関する部面を指摘いたしますならば「教育の目的は、人間の形成と個人の創意を生かしつつ国家、社会に貢献するための能力を啓発することに」ある。「このため、特に、教育者のあり方をはじめ、幼児教育から大学まで、教育の内容及び制度の全般にわたって、新時代に即した教育体系をつくり上げ、もって国運興隆の基礎を確立したい」と力説されているわけであります。これはもちろん佐藤内閣全体の政策であり、基本  であり、展望でありますから、大臣にも異存がないことだと思うのでありま……

第63回国会 文教委員会 第閉会後5号(1970/11/12、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 これから質問することは、従来あまり文教委員会の場で問題にされなかったようなことでもあり、とりわけ現在の法秩序の中と、あるいは行政機構の関連においてこれから質問することは若干この場で問題にすることが当か不当であるかはいろいろ批判のあるところだと思いますが、ただ先般防衛庁から「日本の防衛」と――まあ世間並みに言えば防衛白書が出されたということが一つの大きな質問の動機になっておるし、いまひとつは教育のとらえ方として、この間文部省が出したわが国の教育水準、まあ教育白書、この中にも大きくうたわれている生涯教育という一つの観点から考えた場合の、そういう視点の問題等をあわせ兼ねて、きょうは最初……

第63回国会 文教委員会 第7号(1970/04/02、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 一つは、三月十七日に質問したわけですが、そのあとで要望事項として学校の公害についての調査データを要求してあるんですがね、私は個人的に幾つか持っておりますけれども、それは忘れたのかな、官房長、――ああ、わかった、わしらの調査したのと混乱したので、わかりました。  それではきょうここでお答えをいただかなくてもいいと思いますけれども、実は私の故郷ですが、新聞が一日おくれに来るものですから、たいへん日付がまずいのですけれども、三月三十一日付で参ったので、人口四万五千の都市ですが、そこに市立の病院があるわけですね。その病院の経営管理が非常に問題で、まあ経営が不振だということが大きな原因だろ……

第63回国会 文教委員会 第13号(1970/04/28、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 さきに文部省から、「衆議院文教委員会における参考人意見要旨」、こういうのをいただきました。  そこで、きょうはその中で特に著作者団体協議会会長石川達三さんが意見を述べられたそのことを文化庁のほうで要約されているわけです。大きく分けて二つあるわけですが、文部省内でもこの意見を十分御検討されたと思いますので、各項目ごとに文部省のその後の意見なり判断をお聞かせいただきたいと、こう思うのであります。  大きく分けての第一点は、「この法案には著作者の権利の制限に関する多くの条項が存するけれども、著作者の権利をこのようにみだりに制限すべきではない。」という大前提があるわけです。これに対して七……

第63回国会 文教委員会 第14号(1970/05/06、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 第一点として、私立学校に対する位置づけ、その任務、役割り等についてお伺いしたいと思うのであります。  先般の大臣の提案理由の中で「私立学校は、従来それぞれ特色のある教育を行なって、わが国学校教育の普及と発展に重要な役割りを果たしてきましたが、」云々と、こういう提案があったわけです。で、歴史的に見て私立学校の果たしてきた役割り、同時にまた、現在から将来に向けての私立学校の位置づけなり任務についてお伺いしたいわけですが、ただ私はこういう角度から見た場合に、やや不思議に思われることがあるわけです。それは解明していただければいいのですが、先般明らかにされた新全国総合開発計画というものが実……


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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 公害対策特別委員会 第3号(1970/12/14、8期、日本社会党)【議会役職】

○理事(杉原一雄君) ただいまから公害対策特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十二月十一日、青木一男君が委員を辞任され、その補欠として玉置猛夫君が選任されました。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。  山本敬三郎君から、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  つきましては、直ちにその補欠選任を行ないたいと存じます。  選任は、先例によりまして、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第64回国会 公害対策特別委員会 第4号(1970/12/15、8期、日本社会党)【議会役職】

○理事(杉原一雄君) ありがとうございました。  次に、大喜多参考人にお願いいたします。

第64回国会 公害対策特別委員会 第5号(1970/12/16、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 防衛庁に御質問いたしますが、去る衆議院の産業公害対策特別委員会において附帯決議を実はあげております。その附帯決議の中身はすでに防衛庁も十分御検討いただいていると思いますが、重ねて御指摘いたしますならば、騒音規制法の一部改正案の討議の中で、「航空機騒音対策については、「防衛施設周辺の整備等に関する法律」及び「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律」に基づく施策を積極的に進めるほか、」こういう指摘が実はあるわけでございます。この観点から私は、いわゆる基地公害という概念規定をしながら防衛庁の努力の状態等について、あるいは今後のこうした問題に対する対策等について……

第64回国会 公害対策特別委員会 第6号(1970/12/17、8期、日本社会党)【議会役職】

○理事(杉原一雄君) 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時二十分まで休憩いたします。    午後零時十六分休憩
【次の発言】 ただいまから公害対策特別委員会を再開いたします。  午前に引き続き質疑を行ないます。質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記をつけて。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こしてください。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 ちょっと待ってください。
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 速記起こしてください。

第64回国会 公害対策特別委員会 第7号(1970/12/18、8期、日本社会党)【議会役職】

○理事(杉原一雄君) ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました公害対策基本法の一部改正案には反対、大気汚染防止法の一部改正案には反対、公害防止事業費事業者負担法案に対して反対、そして騒音規制法案については賛成、右の立場から討論いたします。  間もなく一九七一年になります。七〇年代は環境問題の世代であるとニクソンが公害教書の中で国民に訴えています。私もそうだと思います。米議会上院本会議において、一月、ネルソン議員は、すべての国民が正当な環境を享受することができるという奪うことのできない権利を認め、かつ擁護するよう憲法……

第64回国会 文教委員会 第2号(1970/12/08、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 二十四日から公害国会が開かれておるわけです。私たちも重大な関心を持って、かつまた、公害対策を要求してきた立場として、今次の国会を非常に重視しているわけでありますが、当委員会では法案関係等もありませんのですが、きょう、私、公害国会ということで国民から注目をされているこの公害の問題について、特に三点にしぼって質問をしたいと思います。  第一点は、教育環境と公害の問題、第二点は、公害についての教育のあり方、第三点は、二点とやや共通いたしますが、公害対策として抜本的に教育制度そのものに対して変革をする必要はないか、計画等はないだろうか、こういう問題にしぼりながら質問を続けていきたいと思い……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 農林水産委員会 第4号(1971/03/11、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 十二月の臨時国会で審議された公害関係諸立法のうち、特に農業関係の二法についてその後の作業の実態、また、その間つなぎとして農政上どのような指導をなさっているかということなどについて最初に質問をしたいと思います。  まず、予算面で具体的に三十三億、去年から見れば一・六倍という一つの前進を見ているわけでありますが、この面から見て公害対策、農業公害対策として重点的なものを大まかにひとつ説明方をお願いしたいと思います。
【次の発言】 いま御説明あった中で、去年はゼロ、ことしはゼロでないということで相当多額の費用を見ているものが幾つかあるわけですが、たとえば漁業の問題、土地改良、それから畜舎……

第65回国会 農林水産委員会 第6号(1971/03/23、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私はただいま可決されました家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案に対しまして、自由民主党、日本社会党、公明党、三党共同の附帯決議を提案いたします。案文を朗読いたします。     家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、米の生産調整、畜産物の輸入の増大等に対処するため、畜産物及び飼料の価格の安定、畜産物の消費の拡大及び生産対策の強化等畜産政策の拡充を期するとともに、本法の施行にあたっては左記事項の実現に努めるべきである。       記  一、自衛防疫の推進を図るため、その体制の育成強化について必要な財政援助を行なうこと。   二、最近における海外……

第65回国会 農林水産委員会 第10号(1971/04/27、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 じゃあ局長ね、アメリカの事情としてどうしても日本にこれを押し売りしなきゃならぬ都合の悪い事情は何ですか。
【次の発言】 グレープフルーツはいま自由化されていないわけだけれども、店頭に売っているわけですわね。それが幾らほど値段するかぼくら貧乏人はめったに買わないわけですからね、一ぺんか二へんしか買わないわけですから、それが一つ――かりに自由化すれば値段の関係はどういう動向を示しますかね、局長の判断をひとつ……。
【次の発言】 自由化すれば――私は三百円というのを買って食べたことがあるんですが――百五十円ぐらいになるということをおっしゃるわけですね。そのことで結局園田委員が非常に心配……

第65回国会 農林水産委員会 第12号(1971/05/06、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 この法案の趣旨なり目的と言いますか、先ほど提案理由説明の中でお伺いしたわけですが、動機づけはわかるような気がいたします。それはこの間の大臣の提案理由の中で、近年の急速な労働力の減少と農林業のきびしい条件の変動に対処するため云々というふうにまあおっしゃっているわけですが、ただ、評論家的な言い方をしてまことに申しわけないわけですが、法律の名称が国有林野の活用に関する法律案と、こうなっておりますから、動機としていま申し上げたようなことが大きな動機の一つになっていると思いますが、ただ今日までの行政運用、経営等の中を通じて、この活用――今度は活用するわけですから、これまでの運用なり経営なり……

第65回国会 農林水産委員会 第14号(1971/05/11、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 私は、ただいま可決されました国有林野の活用関する法律案に対し、自由民主党、日本社会兄、公明党、民社党、四党の共同提案にかかる附帯決議案を提出いたします。案文を朗読いたします。    国有林野の活用に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の適正かつ円滑な運用と国有林野事業の使命の達成を図るため、左記事項の実現に努めるべきである。      記  一、最近における社会経済情勢及び林業の動向に即応して速かに国有林野事業の体制の整備を期し、国土保全その他国有林野事業の使命達成との調整を図りつつ国有林野の適正な活用を図ること。  二、国有林野の活用にあたつては、活用に関する基……

第65回国会 農林水産委員会 第16号(1971/05/18、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 問題は法改正の根本的な理由ということになるわけですが、その前に、最近特に苗しろ管理がたいへんな状況になっているという事実を農林省も把握していると思います。本法の適用を受けるような問題ではないようですけれども、農業災害には変わりはない。でありますから、本法審議の冒頭に、現状、ただいま苗しろ等の被害の状況は一体どうなっているか。だから、これまた共済概念では規定しなくても、災害であることには間違いないわけですから、こうした問題に対して農林省はどう対処するか、しようとしているか、そのことを実は伺いたいわけです。と申しますのも、実は先週の土曜日、私、故郷に帰りまして、ちょうど田植えがほとん……

第65回国会 農林水産委員会 第17号(1971/05/21、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 北村委員から主として党の代表質問がこれから行なわれるわけでありますが、ちょうど私、内閣と公害の連合審査会が行なわれております会場に農村と同様出かせぎを命ぜられておりますので、冒頭に質問をしておきたいと思います。  最初に一体農村とは何か、この問題をこのような時点でもう一度あらためて考え直してみる必要があるのではないか。幸い農林省から二、三日前に各地方農政局長なり北海道知事等に通達が出されているわけですが、それによりますと、自立経営の標準的指標というのを大体おまとめになって、今後の自立農家のガイドポストということで通達を出されているわけでありますが、いまそのことをなまでお伺いしよう……

第65回国会 予算委員会 第6号(1971/03/03、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 関連。  いまの達田委員の質問の中でありますが、世間では第二自主流通米と、こう言っているわけですから、そういう表現のしかたをいたしましょう。そこで、第二自主流通米の余った分はどうなるかということなんですが、これは、農林大臣は農業団体がどんどん売りまくると言っているからだいじょうぶだというお説なんですけれども、達田委員の想定するように、必ずしもそういかないだろう。なかんずく、米は天然自然を相手にしているものでございますから、いかに政府の意図がそこにあろうとも、結果的には、農民の良心的な努力によって、いわゆる豊穣、いわゆるどんどん米がとれるということはあり得るわけでありますから、そこ……

第65回国会 予算委員会 第8号(1971/03/05、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 通産大臣にお伺いいたします。それは商工会、商工連合会、あるいは商工会議所、中小企業協同組合ですか、それぞれはそれぞれの法律があるわけですけれども、それらの団体が特定の政党を支持、支援したりするようなことについて、通産行政の立場からどのように考えておいでになりますか。
【次の発言】 通産大臣は全国目が届くわけでもないでしょうが、こうした行為、つまり特定の政党に利用するしないといったような問題等について、点検をなさったことがございますか。
【次の発言】 点検です。
【次の発言】 しからば、具体的な事実がいま進行しておる場合、指導監督の立場からどのような、それに対するチェックなり指導を……

第65回国会 予算委員会 第9号(1971/03/06、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 きのう文部大臣から説明を受けました財団法人日本武道館の借り入れ金のことについてでありますが、吉田理事から資料の提出を要求したところ、資料がいま手に入りました。ところが、ここで文部大臣に重ねてお伺いしたいのでありますけれども、この資料によりますと、本件の借り入れについては、「大臣は昭和四十三年十一月二十五日当該借入金について承認した。」と、こう書いてあるわけです。しかして、契約においては十一月二十七日そのような借り入れを行なったわけでありますが、きのうの大臣の答弁と食い違っているような気がいたしますが、いかがですか。
【次の発言】 承認したかしないか。

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/03/09、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 関連。  農林大臣のほうでは内容が十分わからないとおっしゃっておるわけですが、少なくとも、私たちが新聞というものを手がかりにして見ただけでも、かなり詳細に報道されております。佐藤総理じゃないのですが、佐藤造機ですけれども、佐藤造機の倒産というのは、しばらく前に報道をされておりまして、そのときから、私は、この問題でかなり、農政を考えているものとしては憂うべき現象が出た、そのように実は考えております。でありますから、まず、佐藤造機が倒産したというところに農政上の大きな問題はないだろうか。たとえば、今日の農政は、先般総理からも答弁をいただいたのですが、農基法農政、それでは、選択的拡大、……

第65回国会 予算委員会 第14号(1971/03/15、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 関連。  長官、この間ロサンゼルスの大地震の報告が閣議でなされて、そのあとを受けて――これは新聞報道ですから、確実なことはわかりませんけれども、直ちに、東京都に大震災があった場合には、自衛隊五万人出動する、おれにまかしておけと言わんばかりの報道があったわけですが、その真否について。もしかりに、それが五万人ということが自衛隊で相当討論されて、ある程度の見通しと計画があるものならば、それをこの席で明らかにしてほしいと思います。
【次の発言】 もう一度、長官のおっしゃったとおり、どういう状態に災害が拡大し、かつまた、量的にもどうなるかという想定は必要だと思うんです。でありますから、いま……

第65回国会 予算委員会 第16号(1971/03/17、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 主として農業問題にしぼって質問をしたいのであります。  それは、現在直面している農民は、象徴的な表現をすれば、農民よいずこへ行くという表現のほうが妥当のようであります。この前の総括質問でも申しましたように、北海道で生産組合長が米の生産調整を苦にして死にました。ぼくたちの研究会の中で熊本日日新聞の記者の報告によると、去年もことしも中心になるリーダ格の農民が農業に失望して自殺をしたケースが二つあります。こうした農民の不安と疑惑と失望に対して、きょうはひとつ政府当局の誠意ある回答で一致点を見出し、日本の農業の将来に展望を切り開きたいという期待を込めて質疑を展開いたします。  まず第一点……


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各種会議発言一覧(参議院8期)

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第64回国会(1970/11/24〜1970/12/18)

第64回国会 公害対策特別委員会、地方行政委員会、法務委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、商工委員会、運輸委員会、建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/12、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 まず第一番に、公害行政を今後どう強化していくか、そのためには行政の一元化についてどのような方向でこれから臨んでいかれるかということについて、いま御苦労なさっている総務長官から回答を実はいただきたいわけであります。  すでに対策本部が昭和四十五年の七月三十一日にできまして、閣議の中でその設置についてある種の申し合わせができているわけでありますが、しかし行政機構としてはきわめてあいまいな機構と、機能面にももちろん財政的な面でもかなり総務長官は御苦労なさっていると思います。私はこの問題の決着点として、われわれが主張しております環境保全省をつくってもらいたい。そのことによって環境破壊の防……


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第65回国会(1970/12/26〜1971/05/24)

第65回国会 内閣委員会、公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/21、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 昨年の公害国会といわれる臨時国会で、山中長官が中心になって非常に御努力いただいたわけですが、特にあの最後の、十二月十八日だったかと思いますが、本会議で基本法の反対討論に立ったときだと思いますが、最後に御注文したわけです。それは、環境保全省を設置して公害行政の一元化をはかっていただきたいという要望を申し上げたわけであります。そういう経過等もございますので、どういう形でそれが具体的な公害行政の一元化、それを進める官公庁がどういう姿で出るかについては非常に大きな期待を持って見てまいったわけです。ところが、いま提案されているのを見ますと姿がはっきり出てまいりました。ただ若干、私期待と相反……

第65回国会 予算委員会公聴会 第1号(1971/03/10、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 上田公述人にお伺いいたしますが、一番初めに、公害に関する行政諸官庁のブレーンの問題ですが、ブレーントラスト制を設置せよという提案のようでありますけれども、ただ、政府もそうですが、あるいは東京、横浜等で公害研究所というのがあるわけですけれども、その構想とは私もやはり違ったものであろう、また、違った任務を持たせるべきだと思いますが、その辺のところを、直感的ですけれども……。教授のほうで、そういうことについての考え方がどのように整理されておるのか。  第二点は、公害賠償保険制度の設置についても、私は非常に優れた提案だと思うのでありますが、ただ、ここで去年の臨時国会等できまったところの公……

第65回国会 予算委員会公聴会 第2号(1971/03/11、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 第一点は、先生は時間の関係もあったのだと思いますが、新しい農業地図についての御批判をいただくというわけにいかなかったわけですが、できたら、先生もお見通しいただいていると思いますから、きわめて個人的な、学者的な見解でけっこうですから、新しい農業地図についての端的な御批判をひとついただきたいと思います。  第二番目の問題は、今後転作の農作物として、政府は大豆を筆頭にあげていることについて、私もすぐ過去の貿易の自由化のときの大豆の運命をよく承知しているし、現状も承知しておるわけで、非常に不可解な問題の一つである。とかくわれわわは、いま目の先にぶらついているグレープフルーツにはかなり敏感……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1971/03/23、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 関連でございますけれども、いま大臣のおっしゃったこときわめて抽象的ですから、逆にそれをぼくら、労働者側に立つわけでございますけれども、そういったことが労働者にどういう形でか、逆に言ったら精神教育とか、しごきとか、訓練とかいう形になるわけです。でありますから、予算委員会の総括ないし一般質問でも中曽根防衛庁官に申したわけですが、自衛隊の教育、あるいは防衛大学の教育、これは何によっているか、きわめてばく然としておるわけですが、郵政の場合でもそうしたところを、単にお仕着せ的な労働教育訓練、これが強調されてはいないと思いますが、もしそういうことになると非常に危険に感じますので、北局長等のほ……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1971/03/24、8期、日本社会党)

○杉原一雄君 きょうはひとつうんと角度を変えて狭い問題、小さい問題を与えられた時間内でいろいろ質問をしたいと思うのです。最初、生鮮食料品ということでしぼって質問しようと思っていたわけですが、それではまた非常に条件も若干違いますし、もっと掘り下げて生鮮食料品中の野菜ということにしぼって政府の今日まで進めてきた行政、これから特にことしの予算にあらわれた生鮮野菜に対する政策の特に顕著なもの、そしてまた今後の大きな農業新地図等の関係における位置づけ、展望等についてお伺いしたいと思うのであります。行管から四十六年度の監察計画、これを第一・四半期にやる。その第一にあげられているのは、生鮮食料品の需要、供給……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

杉原一雄[参]在籍期 : | 8期|- 9期
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