このページでは塚田大願参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○塚田大願君 私は、日本共産党を代表いたしまして、昭和四十六年度補正予算三案に対して反対討論を行ないます。 この予算案の最大の特徴は、高度経済成長政策の破綻とアメリカの戦争政策によるドル危機の日本への転嫁によって引き起こされた今日の経済的困難を、一方では大企業本位の景気刺激をはかりながら、他方では国民のために必要な経費を徹底的に削減することによって切り抜けようとしていることであります。 第一に指摘すべき問題は、膨大な赤字公債の増発についてであります。今回の補正予算では、七千九百億円もの赤字公債の増発が計上されておりますが、当初予算の分を加えれば、今年度の赤字公債発行額は戦後最高の一兆二千二……
○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。 現在、大商社、大企業による木材、大豆、米、羊毛、綿糸、肉など、おもな生活必需物資に対する買い占め、投機がきわめて重大なものになっております。昨年来の土地投機、株式投機に引き続く、国民生活を踏みにじって顧みない大商社、大企業のこのような横暴を放置しておくならば、インフレの悪性化、消費者物価の一そうの全般的な大幅な値上げを避けることができないことは、議論の余地のないところでございます。 しかも、これらの大商社こそ、一昨年の円の変動相場制移行にからんで、大規模なドル売り、円買いの投機によって、数千億円と推定される為替……
○塚田大願君 時間がないようですから、重点的に簡略に質問したいと思うのですが、私もこの間の集中豪雨の節に熊本、鹿児島を視察してまいりました。現地の被害のひどさというものを見てまいりましたが、それにいま追っかけて一九号というような――まあさこそと思われるわけであります。そこで、先ほどからいろいろ各委員の質問に対しまして、副長官は前向きの姿勢ということを言われ、また開発よりも保全だと、こういうふうに言われる。まあその点ではまことにけっこうなんでありますが、しかし、各官庁の方々の答弁を聞きますと、必ずしも副長官がおっしゃっているように前向きの姿勢だというふうには、私はきょうの答弁は聞いておりません。……
○塚田大願君 きょうの大臣の所信表明の最初に、この歌志内炭鉱の事故の問題が出ておりますので、私は時間がございませんから、この歌志内炭鉱の事故について質問をしたいと思います。 今度のこの歌志内の事故が非常に大きな大惨事であったということについては、これはもうみんな理解が一致しているところだと思うのでございますが、しかし、その原因が一体那辺にあったかという問題になりますと、これはまだ必ずしもあまり明快にされていないと思うのでございます。科学技術上の問題につきましては、非常にまだまだ解明しなければならない多くの問題があろうかと思います。しかし、とにかく結論的には、先ほど大臣もおっしゃいましたけれど……
○塚田大願君 先ほどから北海道の冷害の問題につきましてはかなり質疑が出ましたが、私も実はこの間単独で、独自で北海道の調査に参りました。そのようなことからこの北海道の冷害の問題についていろいろお伺いしたいと思うのです。 先ほど、実情を見ていなければなかなか実感がわかないのではないか云々というお話がありました。しかし大臣は、私は三十九年にも視察に行っているから十分存じておる、こういうお話でございましたけれども、やはりことしの冷害というのが三十九年の冷害、あるいは四十一年の冷害を上回るものだ、北海道の開拓史上最高ではないかというのが実際の視察した人たちの実感だろうと思いますし、また現地でもそのよう……
○塚田大願君 私は、このたび発生しました新潟のタンカー事故について質問したいと思います。 御承知のように、今度の事故は、日本の海難史上最大の原油流出事故であった。きのうも関係漁民の代表の方が陳情に来られましたが、この漁民の方々は、海は死んでしまったと、こういうふうに非常に端的におっしゃっておられました。私もその気持ちは非常によくわかります。と申しますのは、実は、今度の事故の起きました新潟市の日和山海岸というのは、私が少年時代に育ったところでございまして、たいへんなつかしいところでございます。今度の事故が起きまして、すぐ私も、去る四日、五日、六日、現地調査に行ってまいりました。全く想像以上にひ……
○塚田大願君 時間もあまりありませんので、私は時間内ではなるべく質問を終わりたいと思いますが、このたび提出されましたこの改正法案は、幾つかの前進面もあるかと思うのであります。そういう点は評価もできると思うのでありますが、しかし、被害農家の立場からいきますと、まだまだ非常に不十分である、こういう声を聞くわけであります。そこで、幾つかの質問をしたいと思うのでありますが、やはりただいまもお話がございましたが、いま農家が一番困っている問題は、固定負債の問題、借金がどんどんふえるばかりだ、その元利もなかなか払えない、北海道の酪農家の場合には特にその金額がかさんでおる、それだけに非常に苦しいというのが実態……
○塚田大願君 私は、きょうお聞きしたい問題を最初に申し上げておきたいと思うのでありますが、第一は、国立国会図書館の業務と予算、決算との関係についてお聞きしたい。それから第二には、終戦直後アメリカ占領軍に接収されました公文書の問題についてお聞きしたい。この二つの点でございます。 で、第一の問題でありますが、国立国会図書館の業務あるいは予算、決算の関係でありますが、御承知のとおり、国立国会図書館は、国立国会図書館法第十五条によりまして、国会の活動、議員の調査、立法活動に奉仕すべき責任を持っておる。これはもう明確だと思うのであります。そこで、まずお聞きしたいのは、そのための図書購入費並びに立法資料……
○塚田大願君 きょうは防衛庁への質問をしたいと思っておるわけでありますが、問題の経過を明らかにする意味におきまして、きょうは警察庁からも来てもらっておりますから、まず最初に警察庁に簡単にお尋ねしたいと思うのであります。 昨年の十二月十四日から十六日にかけまして、愛知大学の名古屋校舎におきまして、一部の暴力学生が校舎を不当に占拠をいたしまして、学生会館の三階、四階、これにバリケードを築き封鎖をしたのでございます。そして、その間、火炎びんを投げる、あるいはいすや机を上から落とす、こういうふうにあばれまくりまして、相当多数の学生の負傷者も出た、こういう事件があったわけでございますが、これについて警……
○塚田大願君 大臣にお伺いしたいと思いますが、先ごろ起こりましたあのあさま山荘事件、そして引き続いて起きましたあの大量リンチ殺人事件、こういういわゆる暴力集団の問題というのが今日非常に世論から激しい糾弾を受けておるわけですが、特にそういう暴力集団の中心になっております全国の各大学の毛沢東盲従集団であるとか、トロツキスト暴力集団であるとか、こういう各派の実態というものにつきましては、共産党はすでに共産党国会議員団の名で資料も発表しておりますし、衆議院では予算委員会で松本議員が大臣に質問もしておる。あるいは、その他の委員会で絶えず私ども問題にしておりまして、この実態につきましては私はここでこまかく……
○塚田大願君 私は、戦時中に米軍が投下をいたしました不発爆弾の問題についてお伺いしたいと思います。 御承知のように、この問題は終戦処理の問題でございまして、戦後すでに二十七年たっておりますが、これがまだ解決しておらないという、これはやはり私は非常に重大な問題だと思うわけです。特に、最近、東京の都内の大半の特別区あるいは市町村におきまして、この問題がかなり大きな問題になってまいりました。大臣も御承知だろうと思うんでありますが、昨年あたりから、やはり関東大震災災害説なるものがありまして、これと関連をいたしまして、もしああいう大地震が起きたならば、この不発爆弾がそのショックで爆発するんではないかと……
○塚田大願君 私は総理に終戦処理の問題につきまして二、三質問をしたいと思いますが、最初にごく簡単に私は、今日まで戦後二十七年たちましたが、この戦後という問題の認識について総理に伺いたいと思うのです。総理は、先般、沖繩の返還なくして戦後は終わらないんだと、こういうことをおっしゃいました。つまり、沖繩が帰れば日本の戦後は一応終わるんだという趣旨のお話だったと思うのでありますが、さて沖繩協定は五月十五日発効いたしました。しかし、この復帰した沖繩が今日どのような状態になっているのか。御承知のとおり、ベトナムの戦争の激化によりまして、沖繩にあります米軍基地は今日騒然たる状態であることはもう一般の常識であ……
○塚田大願君 いろいろお話が出ましたが、とにかく日本列島は災害列島だと言われるほど災害が頻発する、こういう状態でございますけれども、その中で私はまず第一に御質問したいのは、昨年は、昨年だけではありませんが、この数年来がけくずれというのが非常に多くなった。まあいまの高速道路もその一つかもしれませんけれども、このがけくずれに関連をいたしまして、昨年、十一月十七日に川崎市の生田でローム斜面の崩壊実験がされた。そのときに事故が起きた、非常に大きな事故が起きたわけでありますが、これは国民ひとしく非常なショックを受けました。何といっても、事故を防ぐための、がけくずれ事故を防ぐための実験そのものが事故を起こ……
○塚田大願君 私は、いま議題になりました新潟港におけるしゅんせつ船の爆発事故についてお尋ねしたいと思うわけであります。 いまも運輸省の資料いただきましたが、五月二十六日午前十一時五十八分、新潟西港におきまして、運輸省所属のしゅんせつ船「海麟丸」が機雷らしきものに接触して爆発、沈没をしたと、こういう事故が起きたわけであります。 新潟港は、つい先般リベリアのタンカーの「ジュリアナ号」の事故がございまして、その時も私は質問いたしましたが、まだ行ってみましたら「ジュリアナ号」の船体が半分そのまま残っているというところで今度またしゅんせつ船が爆発をして沈没した、こういうことで、まことに現地に行ってみ……
○塚田大願君 簡単にお聞きしたいと思うのであります。 これは政府から、行政指導の任にあります政府のほうからお答え願ってけっこうでございます。ごく簡単にするつもりでございます。 いま御提案ございましたように、この法案は三十六年に成立いたしまして、自来二回の改正が行なわれてまいりました。そこで、お聞きしたいのでございますけれども、この間農協の合併がどのように進捗したか、その進捗状況をまず一つお聞きしたい。それから、二番目には、御承知のとおり、米の生産調整によりまして、今日農協の経営が非常に苦しくなってきておる。約農協の半数が赤字であるといわれておるのでございますけれども、一体その数字は、今日ど……
○塚田大願君 時間がたいへんおくれましてあれですけれども、許された時間内にいろいろ大臣その他からお聞きしたいと思います。 きょうは、せっかく大臣がいらっしゃるので、まず第一に今度打ち出されたあの農業団地の構想、これについてひとつお聞かせ願いたいと思うのです。この問題は、先ほどもお話が出ましたし、前回のこの委員会でも御質問が出ましたが、とにかく農業団地というような新しいことばが出ますと、とかく専門家でもかなり戸惑っているわけです。ここの委員会だけではありません。私、地方へ行きまして、かなりの専門家でも農業団地の話をいたしますと、何か戸惑った表情をしております。まして一般の国民や農民の方々にとっ……
○塚田大願君 私は、この間のこの委員会におきまして、農業団地の構想に関連して、大臣にいろいろ今後の日本の農業のあり方というふうな問題についてお聞きいたしましたが、きょうは、この農業共済法改正にあたりまして、やはり私はまず考えますのは、いまの日本の果樹農業の実態、とりわけ果樹農家の実情というようなもの、あるいはこれからの果樹農業の見通しというふうなものについてはっきりさせる、これを前提にしてこの共済の問題を考えていく必要があると思うんですが、どうもいろいろきのうからお話を聞いておりますと、何か保険制度や共済制度というふうなワクが先に先行しまして、それに技術主義的に日本の果樹農業を当てはめていこう……
○塚田大願君 この法案の審議も大詰めになりまして、いままでずいぶん何人かの委員から質問がございました。重要な問題点といいますか、基本的な問題点はほとんどまあ、出尽くしたといっていいんじゃないかと思うのです。特にやはりこの法案の目玉としては、土地の問題、水の問題というのが、やはり何といっても農業の基本の問題でありまして、質疑もこれに集中したかと思うのでありますが、しかし、答弁を聞いておりますと、私はやはり質問された方も、あまり釈然とされなかったのじゃないかと思いますし、私ども聞いているものも、ちっともよくわからない。むしろいろいろ疑問が出てきたというのが、私の率直な印象であります。特に答弁はいろ……
○塚田大願君 こめ水産三法につきましては、私が最後の質問者になりましたが、ひとつ積極的な御答弁をお願いしたいと思います。 私がお聞きしたいと思っておりますのは、この白書にもございますし、それから各委員の質疑の中でも出たのでありますが、今日、日本の漁業の発展という問題から見まして、沿岸漁業の問題というのは、やはり非常に私は重要な課題だろうと思うのです。ところが、白書を拝見し、また長官の御答弁をいろいろ聞いておりましても、やはりこの沿岸漁業の停滞の原因というものが、一つには公害による漁場条件の悪化、もう一つは地域開発等による漁場の喪失、こういうふうに白書でも指摘しているわけであります。 そこで……
○塚田大願君 今回の改正法案について質問いたしますが、時間の関係もございますから、端的に質問したいと思います。 まず第一に、国庫補助の問題でありますけれども、まあ、これは今回の改正案によりまして、一六%から一八%に引き上げられたと、このことはそれはそれとして一つの意義を持っていると思うんですが、しかし、この老後の保障、つまり社会保障という観点から見ましたときに、国の責任というものは、決してこの程度に済まされるものではなくて、やはりそういう意味から言いますと、国の負担が少な過ぎはしないかとやはり私は考えるわけです。局長も御存じだと思うんですが、諸外国などの例をみますと、これは格段の差があるわけ……
○塚田大願君 時間がもったいないですから、お集まりになりませんけれども、始めたいと思います。 私は、きょうは田中新内閣が成立いたしまして初の決算委員会の総括質問でございますから、当然田中総理、あるいは建設大臣などに出ていただいて、いわば田中内閣の一枚看板であります日本列島改造論についていろいろお伺いしたいと思ったのですが、どうも決算委員会軽視の気風がいまだ改まらずに、大臣さっぱり出席がない。そこで、この問題は次回に譲りまして、きょうは、この両三日間非常に大きな政治問題になっております米軍戦車の輸送の問題についていろいろお伺いしたいと思います。 横浜の米軍戦車の違法輸送の問題というのは、これ……
○塚田大願君 今度の災害が史上まれに見る大災害であったという点につきましては、もう一般世論が認めておるところだと思うのです。しかし、この大災害について質問がたった十分しかできないというのは、いま高山委員長もおっしゃったけれども、まことに残念だと思っておりますが、とにかく、その間に質問をしたいと思っています。したがって、基本的な問題について政府の考え方なり姿勢なりについてお伺いしたいと思います。 第一は、やはり今度の大災害の原因の問題でありますけれども、とかくいままでは集中豪雨があった、確かにその点では間違いなく集中豪雨が非常に記録的であったということは言える。しかし、特にそういう点になります……
○塚田大願君 私も、一、二思いついたところだけ御質問しておきたいんですが、まあこの調査報告を見まして、たいへん御努力は払われたと私は敬意を表したいと思いますが、しかし、この調査の内容につきまして、私は、あの高知の繁藤の場合のことを考えますと、この場合には、地質学上から主として検討されたようでありますけれども、あのところへ行ってみまして感じたのは、もうあの地域は、古老や地元の方々は、雨つぼといっているほど雨が非常に多いところだと、そして雨が無尽蔵にたまると、つぼのようにたまるというので、雨つぼという古い名前があるそうであります。いまは字が変わっておりますので、そういうふうに理解できないんですけれ……
○塚田大願君 だいぶ長い間審議されたわけですけれども、どうも米――いや豆ならぬ米のほうは煮上がらないという感じです。そこで私、まあ時間があまりございませんので、重点的にお尋ねいたしますので、率直にフランクにひとつ答えていただきたい。大臣もだいぶお疲れだと思うんですけれども、肩を張らないでお答えしていただいたほうがお疲れもしないだろうと思うのです。 まず第一に、先ほどからいろいろ質問が出ましたが、とにかくことし三・〇三%のアップだと。これは、先ほども出ましたように、今日の労賃の値上げあるいは物価の値上げ、こういうことを考えれば、実質的にはこれは値下げではないかと、私どもはそういうふうに考えます……
○塚田大願君 私は、いわゆるこの対韓経済援助の問題について、政府にお伺いしたいと思うわけであります。 この対韓経済援助の問題は御承知のとおり、今日たいへん重大な問題となってまいりました。衆議院の決算委員会におきましても、かなり討論がされてまいったようでございますが、とにかく最初にひとつ確認をしておきたいと思うのでありますが、この経済援助が一体どのくらい行なわれておるのかということにつきましては、先般、衆議院の決算委員会に提出された資料が私のところにもございます。経済企画庁、外務省、大蔵省、農林省、通産省の共同の資料でございますが、これを拝見いたしますと、数字はもうすでに新聞その他でも発表され……
○塚田大願君 私は、先般摘発されました輸入豚肉にからむ脱税事件についてきょうはお伺いしたいと思うのであります。
この事件はすでに新聞その他で報道されておりますので、その内容、背景あるいは今後の処置について私は政府の見解をお伺いするわけでありますが、まず最初に、大蔵省並びに警察庁に、事件の概要と、関係商社名、それから脱税総額、それから脱税の手口などについてお伺いしたいと思うのであります。
なお、私の持ち時間が六十分しかございませんので、ひとつ答弁はごく簡潔にお願いしたい。
【次の発言】 いま御答弁がありましたように、今回の事件の特徴というのは、単に個人であるとか、一会社というものによる脱税で……
○塚田大願君 私は、大臣に対韓経済援助の問題についてお伺いしたいと思います。 先ほどの論議の中で大臣は、第七回日韓閣僚会議は何とかやりたい、しかし、いろいろ国民の納得を得なければいけないと、こういう趣旨のことをおっしゃいましたけれども、とにかく閣僚会議の準備もかなり進んでいるようでありますし、政府としてはそういう姿勢で臨まれようとしていることは明らかであります。 そこで、私どもは従来からも主張してまいりましたし、今月でもあらためて主張するわけでありますけれども、とにかくこの日韓閣僚会議は中止すべきである、また対韓経済援助も打ち切るべきである、こういう主張をしてまいりました。もちろんその理由……
○塚田大願君 私は、きょうはベトナムに対する経済援助の問題について質問したいと思うのであります。その前に、まずベトナムに対する政府の基本的な姿勢について一、二お伺いしたいと思うんです。 最初に、ベトナム協定の問題でございますが、ベトナム協定は、南ベトナムにおける現実の状態といたしまして、二つの政府、二つの軍隊、二つの支配地域が存在するということをあのベトナム協定第三条において認めておりますが、政府もどの協定に対しましては国会答弁を通じてこれをはっきりと認められておると思います。これは当然のことだと思いますか、したがって、そういう立場で日本政府はそれにふさわしく臨時革命政府の存在というものを尊……
○塚田大願君 大蔵省に対する総括質問はこの次に譲りまして、私はただいま説明がございましたこの予備費の問題で一つだけ御質問したいわけであります。 それは、大蔵省所管の賠償等特殊債務処理特別会計というこの問題でございますが、四十七年度の当特別会計の予備費を拝見いたしますと、ここにはイタリア請求権問題処理に必要な経費三億六千九百六十万円の支出が閣議で決定されております。この当特別会計は、昭和四十六年度の決算の時点で、一億九十七万六千円という目未定の予算が計上されておりますが、この経費は昭和三十八年、三十九年の目未定経費の順次繰り越しによるものだと考えます。これはもちろん法律上の根拠があってそうなっ……
○塚田大願君 私は、外務省の予備費使用で、ベトナム難民救援費補助金の問題についてあらためてお伺いしたいと思うのでございます。これは、前回にもお伺いしたのでございますけれども、まだいろいろ問題が残っておりますのでお伺いするわけでございます。 御承知のようにベトナム難民救援補助費は二億九千九百七十万円、約三億円が昭和四十七年八月に閣議で決定されて、今日では全額支出済みということになっております。この問題でありますけれども、私は前回この補助目的について御質問申し上げました。一体この救援物資というものがどこへ行っているんだ、解放区のほうに行っているのか、それとも占領区だけに終わっているのかという御質……
○塚田大願君 総理、去る六月十三日、当参議院の本会議におきまして、中曽根通産大臣の王制発言なるものをめぐって緊急質問が行なわれたことは御承知のとおりであります。さて、この緊急質問におきまして、わが党の岩間議員が、去る六月七日の衆議院の内閣委員会における総理の答弁について質問の議事録はすでにできておるわけでありますが、この内閣委員会におきまして、総理は、天皇の中立的立場は旧憲法時代から一貫しておると、こうはっきり述べられた。これについて質問いたしましたら、総理は、たいへん形相もすさまじく、いや、おれはそんなことを言ってはおらぬ、おれは、現行憲法時代のこと――現行憲法のことを言っておるのであって、……
○塚田大願君 私は、昨年の四月に、この委員会におきまして、港区の芝公園にございます一連の国有地の払い下げ問題についての質問をいたしました。その際に申し上げました芝公園の一号地の一の三の土地の問題でございます。この土地はかつて大蔵省の関東財務局の芝寮があったところで、九百四十八・八四平米、この土地が昭和四十六年の十月に大蔵省から日本電建に払い下げられた、この経緯についていろいろ御質問いたしましたところ、これは議事録にも載っておりますけれども、大蔵省としては、これは日本電建がホテルを建てるということはできない土地だ、しかし駐車場として用途指定をして払い下げをいたしました、こういう御答弁でございまし……
○塚田大願君 いま長官もおっしゃいましたけれども、日本は非常に災害の多い国だということは、これはもう一般的な認識でございますが、そのためにも、一つは、災害を未然に防止するという問題があります。それからもう一つは、やはり災害が起きたときの復興を適切迅速にやるということ、こういう課題があると思うわけです。 そこで、まず長官にお伺いしたいのでありますが、中央防災会議で昭和四十六年に発行されました防災基本計画というものがございます。これを拝見いたしますと、いろいろ書いてございますが、とにかく第二節の「この計画の基本構想」という中で、「現状では、迅速適確な応急対策の実施及びすみやかに災害から復興するた……
○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案に賛成、租税特別措置法の一部を改正する法律案に反対の態度を表明します。 まず、法人税法の一部改正法案に賛成する理由でありますが、今回の改正は、同族会社の留保所得課税について留保控除の中の定額控除部分を三百五十万円から五百万円に引き上げるものであり、同族会社の九十数%を占める中小企業家にとっては一定の改善となっていると認められるからであります。もとよりわが党は、上場大法人と同族会社とのバランスを理由に、同族会社に対し、普通法人の課税のほかに、同族会社の留保金に対する特別課税を重課している制度そのもの……
○塚田大願君 だいぶいろいろ論議がありましたから、私はごく簡潔にひとつ大臣にお聞きしたいと思います。 いまの物価の上昇、インフレ問題につきましてはもう論ぜられたとおり、いまの物価上昇というのは朝鮮動乱以来だというふうに評価されておる。そのときに政府が、ほんとうにインフレや物価値上げを押える最後の歯どめであるべき公共料金、米麦の値上げ、これをあえてやられるということは、やっぱりこれは重大な問題で、いわばいまの時点でいえが最大の政治問題であるといっても差しつかえないと思うんであります。それだけに論議が非常にやかましく行なわれていると思うわけであります。今度の米審以後の情勢を見ましても、内外でとに……
○塚田大願君 各委員の熱心な御質問がございまして、大体基本的な問題は出尽くしたように思うわけでございますけれども、しかし、どうも農林省の答弁を聞いておりますと、ひとつも前進はしておらないという感じがするわけであります。何かすれ違い答弁ということで、あまり実りがないように思うので、私はまあ最後に、時間もたいしてございませんけれども、それらの問題を、もうひとつ詰めてみたいと思っているわけでございます。 まず第一にお聞きしたいのは、先ほどから出ました、ことしのこの異常なミカンの豊作という問題、非常に深刻な状態でございますけれども、この原因が、どうも何回お聞きしても、結局は、隔年結果の表年に当たった……
○塚田大願君 私は大豆問題について大臣に御質問したいと思います。 私のいだだきました時間は、二十分ということでございますが、大臣のあとの御都合もあるようでありますから、なるべく集中的に大臣に御質問申し上げて、能率をあげていきたいと思っております。 私の質問は三つございます。大体三点にわたって御質問申し上げたいのであります。 第一は、この大豆の異常な値上がりの問題は、もう論じ尽くされたといってもいいと思うのでございますが、結局その異常な値上がりが、いわば大手商社の買い占めあるいは投機、こういうことで今日の状態が生まれてきたということは、もう繰り返して申し上げるまでもないと思うのであります。……
○塚田大願君 私はまず第一に、米の買い占め問題について質問したいと思います。 御承知のとおり、今回は、商品の投機の問題が非常にやかましい問題になりまして、木材から始まりまして、大豆、生糸、マグロ、そしてしまいには木綿、ガーゼまでが品不足と、こういう重大な社会問題、政治問題が起きているわけでありますが、この商品投機が、いわば国民の主食であります米にまで及んだというところに、やはり米の買い占めの問題の特別な重大性があると思うのです、普通の商品と違いますから。ところが、この米というのは、大臣の専門でありますけれども、食管法に基づいて政府の直接統制下にあるというしろものであります。ほかの商品とはだい……
○塚田大願君 この法案の質問に入ります前に、一言例の丸紅のやみのモチ米の買い付け問題について質問したいと思います。 この間、去る三月二十九日でございますが、この委員会で私、長官にも大臣にもこの問題について質問いたしました。が、その後、今月十二日になりまして、いよいよ警察も捜査を始めたという事態になりました。で、この同じ十一日には、衆議院の物価対策特別委員会も開かれまして、丸紅の桧山社長も出席をいたしまして、この事実を承認をいたしまして、反省もするということを申しておりました。これが十一日であります。 そこで政府にお聞きしたいのですが、この十一日の翌々日十三日に、政府は四十八年度上期の外国産……
○塚田大願君 私は、まずこの日本てん菜振興会の解散並びにその経過について質問をしたいと思いますが、第一に、この解散の理由でありますけれども、このたびの提出されました法案の提案理由の中には、「日本てん菜振興会による試験研究は一応当初の目的を達成するに至っており、」云々と、こうなっております。そこで、これはこの間から他の委員からも質問がございまして、その答弁を聞いておりますと、先ほども出ましたけれども、T一〇一三というふうな非常に優良な品種が育成された。これがいわばこの解散の一つの根拠であると、こういうふうな説明でございましたので、私はあらためてこの点をまずひとつ確認しておきたいと思いますが、いか……
○塚田大願君 私も時間がたいへん制約されておりますので、三点にしぼってお伺いしたいと思います。 一つは、まず第一に、宮脇参考人にお伺いしたいのでありますが、先ほども日本の農政についての御発言がございましたが、これはやはり基本的な問題でございまして、そういう意味からいいますと、いま政府の列島改造政策というふうなものが打ち出されまして、特にこの土地の買い占めというものが非常に広がってきている。これがいわば社会的、政治的な問題にまでなり、国会でもずいぶんこれが論議をされ、新聞でも連日これが出る。こういう事態になってきておったと思うのでございますが、こういう問題は農業の将来から見まして、これはゆゆし……
○塚田大願君 私はまず農協法の改正について質問したいと思います。 今回の農協法の改正の中で、宅地等の供給事業の拡大、範囲の拡大ということで、いわゆるレンタル制度というものが加えられております。私は、このレンタル制度の導入というのはやはり非常に重大な改正ではないかと思うわけであります。と言うのは、やはりこれは単に農協のあり方の問題だけではなくて、今後の農地問題、土地問題にとっても非常に大きな影響を持つ問題だと、こう考えるわけであります。 そこでまずお伺いしたいのでありますが、こうした重要な内容を持った改正案が、今回の農協法改正に盛り込まれました経過をまずちょっと説明していただきたいと思います……
○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、まず農林中央金庫法の一部を改正する法律案に対し、次の理由により反対の態度を表明するものであります。 反対の第一の理由は、本改正案の基本的内容が、農漁民組織のための金融機関であるという、農林中金の本来の性格を、一般金融機関化する方向に変えようとするものであるからであります。特に、現行法では、所属団体以外の貸し付けは余裕金の運用の範囲内で行なうとしているものを、改正案では、この余裕金の運用という規定をはずし、若干の制限はつけつつも、本来業務に準ずる扱いとして一般金融機関の資金運用と大差なくするという点は、農林中金の本来の精神にも反するものであります。 ……
○塚田大願君 先ほども話が出ましたけれども、私もやはり一番不可解に思いますのは、二十四日に週間献立表が出た。すぐそのあとに、この献立表が訂正をされた。そして、きのうはまた大臣談話が発表され、そして一時間後にこれが撤回をされる。これはわれわれ国民にとりましては、全く不可解なことなんですね。言うならば、朝令暮改もここに尽きると言って私は差しつかえないと思うんです。あまりにひど過ぎる。これは先ほど大臣は、文章の問題のように言われましたけれども、私は、やっぱりそんな形式上の問題ではないと思うんです。この厚生省のこの公害に対する認識のしかた、国民の汚染というものに対する恐怖感をどれだけ認識しているか。こ……
○塚田大願君 私は、昨日も問題を提起いたしましたし、きょうもまた各委員からいろいろ質問がございましたが、今回の問題というのは、やはりだれが見ても、アメリカの一方的な措置でございまして、これに対して政府が抗議をする、これは当然の措置だろうと思うのです。あるいは抗議というよりも糾弾といったほうがいいかもしれないのですけれども。やはりその辺は外交上明らかにしていく必要がある。これが第一点であります。 第二点は、やはりそういう中で問題は、日本政府がどのような対策をとってきたかという問題だと思うのであります。私、きのうも言いましたが、とにかく五月の段階でアメリカ政府はすでにこういう輸出規制の動きを始め……
○塚田大願君 私も今回の調査に参加をいたしまして、事態の深刻さについては、もう先ほどから具体的な事例がたくさん述べられましたので、繰り返す必要はないと思うのでありまするけれども、私どもが陳情を受けますと、とにかくそれはもう何と表現していいか、その地元の漁民の皆さん、関連業者の皆さんの不安、焦燥、怒り、これはちょっと表現のしょうがないのですね。特に漁民の皆さんというのは、たいへん口が荒いですから非常に激しいです。こういう陳情は、私もずいぶんいろいろいろんな機会で陳情もいただきましたけれども、今度の陳情は最も激しいものだ、深刻なものだったというふうに受けとめております。 で、私はそういう陳情を受……
○塚田大願君 私は、まず漁船損害補償法の法律案に関連して質問をしたいと思うんです。 この漁船損害の補償制度というのは、これは、まあ漁民にとってみれば、漁船がいわば主要な財産であるという点から、たいへんに重要な制度だというふうに考えておりますが、ところが反面、漁船の事故というものは非常にふえてきているこの漁船の事故というのは、いわば直接人命にかかわる問題でございますから、本来、あってはならないことですけれども、残念ながら事故件数というものは年々ふえてきておる。これは、農林省からいただきました資料を見ましても、保険加入の隻数よりも、事故件数の増加率のほうが高くなっておるという数字が出ておりますけ……
○塚田大願君 きょうは大臣がだいぶ忙しそうですから、私も協力をいたします。なるべく大臣の質問は先に済ますようにしていきたいと思います。 今度の法案はとにかく長い間、農民の皆さんが要求されておった共済制度でございますから、一面においては、非常に喜ばしいことだと思うのです。しかし、その反面、やはりこの政府のやることが非常におそいと、一体この先何年延ばされるのだという感じも一面にはあることは事実です。たとえばこの北海道の畑作の問題でも、昨年でございましたか、足立前農相が北海道に行きまして、稲作転換を定着させるためには、災害補償制度を早期に実現する必要があると非常に強調されておりました。ここの委員会……
○塚田大願君 今回の改正案につきましては、だいぶ質疑も進みましたので、私はいわば中心的な問題点について二、三質問したいと思います。 申し上げるまでもなく、今日社会福祉の充実というのは国家的な課題でありまして、であればこそ、ことしは年金の年だとすら言われ、あるいは五万円年金というものが盛んに政府筋から喧伝をされると、こういう状態であったと思うのでありますが、今回の改正案の最大の柱は、何と言ってもこの給付内容の改善の中で、特に安心して老後が送れるという意味で、退職年金の最低保障額の引き上げ、これがやはり今度の改正案の一番大きな柱ではないかと私は考えるわけであります。 この点につきましては、いま……
○塚田大願君 関連して一つだけ御質問申し上げたいと思います。ただいま先生のいろいろ御高見を拝聴したわけでありますし、また、先生がお書きになりました農林年金の十二月号の、昨年の、スウェーデンの年金制度という論文を読ましていただきましてたいへん参考になりました。そこで特にスウェーデンの場合に、先生もおっしゃっておられるのですけれども、現代年金学の行くてに多くの示唆と教訓を与えるものであると、こういうふうに評価されておるわけでありまして、その点からいろいろただいまも貴重な御意見を聞かしていただいたわけでありますが、ただいま足鹿委員から質問がございました最後の問題であります。つまり財源の負担区分の問題……
○塚田大願君 私は、本日議題になりました刑事訴訟法及び刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。 いま刑事訴訟法の運用上問題となっているものにも幾つかの重要なものがあると思います。私も、戦前治安維持法で起訴、投獄を受けまして、この刑事訴訟法についてはずいぶんいろんな意見を持っております。もちろん、戦後は法律も改正されましたが、なおかつやはり非常に多くの問題を持っているというふうに私は感じているわけであります。 そこで、本改正案で問題になっているのもその一つであると考えますが、これはあとで松川事件の例なども引いてゆっくりお聞きしたいと思うておりますが、この松川……
○塚田大願君 私は、政府の土地政策について質問いたします。
本日、建設省はことしの地価公示を官報で発表されました。これに対しまして、報道機関はもちろんのこと、一般世論は非常に沸騰してしているわけでございますが、まず、この地価公示の特徴的な点を説明していただきたいと思います。
【次の発言】 いまも説明がございましたように、ことしの公示価格は全国平均で三〇・九%ということでございます。これは、地価公示制が始まりましてから初めての暴騰でありまして、言うならば、空前の暴騰と言ってもいいわけであります。そういう意味で、今日、土地問題はまさに危機的状態にあると申し上げて過言でないと思うのであります。しか……
○塚田大願君 私は、この式辞に反対であります。 その理由を申し上げたいと思うのでありまするが、しかし、これは前国会、つまり七十一国会におきまして、われわれは態度を明らかにしておりますので、ここであえてくどく申し上げる必要はないと思うわけであります。 要するに、簡単に申し上げますと、この開会式そのものが、いわゆる旧憲法に基づいたやり方でありまして、主権在民のこの現行憲法の精神に反するものだと思うわけであります。 そういう意味で、私どもはいま委員長が申されましたように、開会式のやり方について反対であるということは申し上げてあるわけでありますが、こういうやり方に基づいたこの式辞についても、当然……
○塚田大願君 私が申し上げるまでもなく、ただいま議題になりましたこの日本電電公社経営委員会というのは、たいへん大きな権限を持った機関であります。予算その他事業計画あるいは資金計画、これが全部経営委員会にかかるわけでありまして、それだけに、このただいま提案されました人事というのは、私は非常に重大な問題を含んでいると思うのであります。 と申しますのは、いまもいろいろお話がございましたが、小佐野賢治氏は名にし負う政商であります。これはもう子供まで知っている政商であります。しかも田中総理とは親友の間柄だと言われておる人であります。彼の行くところ、黒い霧が一ぱいある。たとえば旧虎の門事件あるいは大阪府……
○塚田大願君 今回の台風八号及び梅雨前線による被害というものがたいへん大きかったということは、この政府の資料でもはっきり出ていると思うわけであります。これは一番新しい資料のようでありますが、これを拝見いたしましても、死者・行くえ不明合わせて百二十一名、その他、山くずれだけを見ましても四千六百五十七カ所というたいへん大きな災害だったと思うわけであります。 特に今回の災害の場合、私ども一つの特徴といたしまして都市災害というものが非常に前面に出てきたというふうに考えるわけであります。私もこの間の当委員会の視察で静岡へ参りまして、静岡市、清水市も視察してまいりましたし、さらに私ども伊勢市にも調査団を……
○塚田大願君 私もこの間のこの当委員会の視察派遣で、新潟県の豪雪を視察してまいりました。確かにことしはたいへんな豪雪でありまして、私も新潟の生まれで新潟に育ちましたから、雪には別に驚かないほうでありますけれども、さすがにことしはたいへんな豪雪だという実感を持ちました。 そこで、私視察してまいりまして私なりの結論でありますけれども、やはり一番中心問題というのは、個々の対策も必要でありますけれども、一番大切な問題点何かと聞かれれば、私はこの雪害というものをどう見るかと、これがやはり根本問題ではないかと思うわけであります。と申しますのは、雪というのは毎年きまって降るんだと、何百年きまって降っておる……
○塚田大願君 私は、三月六日の当委員会におきまして、豪雪対策についていろいろ質問をいたしました。その際、雪害というものがどういうものであるかという基本的な問題、基本的な認識について大臣にも御質問申し上げました。従来のこの雪害というものは、風水害などと比べて、いわば災害というふうな認識ではないと、これではいかんのではないかという立場から質問いたしましたが、その際小坂大臣から「今度のような豪雪の状態は、それは明らかに災害であると私は考えておりますし、また防災会議におきましても、災害としての認識をもって行動を進めるように指導しております。」と、こういう御答弁がございました。そういう観点から私はその後……
○塚田大願君 いま、わが国の農政というものがたいへんきびしい批判に直面していることは大臣も御存じだと思うわけです。いままでもずいぶんいろんなことが言われてまいりました。たとえば無策農政であるとか、あるいは場当たり農政であるとか、もっとひどいところでは、ネコの目農政だなんて、こういう批判があったわけでありますけれども、最近になりまして、いわゆる総合農政の軌道修正というふうなことが言われ始めた。これは当然のことだと思うわけでありますけれども、この総合農政の推進を打ち出されましたのが倉石農林大臣であったわけでございますから――これは昭和四十五年でございましたが、倉石さんがこの総合農政を打ち出され、特……
○塚田大願君 今回の肥料の値上がりの問題につきましては、いままでだいぶ論議が尽くされまして、やはり今度のこの肥料の一連の値上げが日本の農業にどういう大きな重大な影響を持つかということは、もう明らかになったと思うのでございます。 そこで、私はまず問題をしぼりまして、硫安のことについて質問したいと思うわけでありますが、このたびこの硫安は尿素と同じように一六・三%の値上げが行なわれましたが、この硫安の値上げというのは、この肥科法第二条第二項の第一、「農業又は肥料工業の健全な発展に支障を与えるものでないこと。」という、この条項に抵触しないのかどうかという問題であります。つまり、この条項に抵触するなら……
○塚田大願君 政府は、今度の法改正で、森林の健全な維持、育成をはかろうと、こういう趣旨でございますが、これは確かにいま大資本あるいは大企業によります森林の乱開発を規制するという意味におきまして、私は一定の歯どめの役割りを果たすだろうと思うわけであります。しかし問題は、この法の精神というものが、ほんとうに生かされていくかどうかということが、やはり非常に重要な問題じゃないかと考えるわけです。 そこで、私はまず最初にお聞きしたいんですが、わが国では、全森林面積の約三〇%を国有林が占めておる、こういう状態の中で、国有林がどのように管理運営されておるかという問題、これについて農林省としては、どのような……
○塚田大願君 実は私も三時間ぐらい質問したいと思っておったんですけれども、どうもそうはいかないらしいので、ごくしぼって質問申し上げますから、答弁も簡潔にお願いしたいと思うんです。 まず最初に、今度の法案の目的ですけれども、拝見いたしますと、未利用地を開発をして、農畜産物の安定的供給と経営の合理化をはかる、こういうふうにうたってございます。 書かれておる目的そのものは非常にけっこうだと思うのであります。まあこれは当然のことでございますけれども、ただ、私が心配いたしますのは、ほんとうにこういう公団によって農畜産物の安定的供給が実現するのかどうかという点に非常に大きな疑問を持つわけであります。具体……
○塚田大願君 私は、日本共産党を代表して、ただいま審議中の内閣提出にかかる農用地開発公団法案に対する修正案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 案文は、お手元にお配りしておりますので、御一読をお願いすることといたしまして、私の朗読は省略さしていただきます。今日、食糧を第二の石油にするな、と言われているように、これまで政府が推し進めてきた大企業優先の高度経済成長政策のもとで、農業の破壊、農家経営の危機が生み出され、食糧自給率の急速な低下をもたらしています。とりわけ、畜産は、この一年間に約二倍という、飼料の大幅値上がりによって深刻な危機におちいっています。 わが党は、今日の畜産をはじめ……
○塚田大願君 今回提案されました沿岸漁場整備開発法案でございますが、この法案を拝見いたしますと、その第一条におきましては、「沿岸漁場整備開発事業を総合的かつ計画的に推進するための措置を講ずる」、あるいは「水産動物の育成を図り沿岸漁場としての生産力を増進するための事業を推進することにより、沿岸漁業の基盤たる沿岸漁場の整備及び開発を図り、もつて沿岸漁業の安定的な発展と水産物の供給の増大」をはかりたいと、こういう趣旨のことがございます。私は趣旨としては、たいへんこれはけっこうなことだと思うわけであります。当然そうでなければなりません。しかし、だからといって、現実の姿が、はたしてどうなのかという問題で……
○塚田大願君 私は一楽さんに一つだけお伺いしたいのですが、実はここに一冊の報告書があるのですが、これは昨年の八月、農林年金中央共闘会議、農林年金労働組合で出されました「農林年金受給者の生活実態」という報告書がございますが、これを見ましてちょっとわからないところがあるので、知恵を聞かしていただきたいと思うのです。 実はこれを見ますと、年金受給者の就業状態というものがまず一つございます。この就業状態というものを見ますと、働いている、つまり受給者で働いているとおっしゃっている方が六一・三%あるのですね。たいへん私は高い比率だと思っております。年金を受けてなお六一%以上の方々が働かなければならない、……
○塚田大願君 私は、最初に農業者年金についてお伺いしたいと思います。 この農業者年金は、発足の際にも問題になったことでありますけれども、この年金は、経営移譲年金というものを主体にしております。したがって、この経営の移譲の可能性の少ない人にとりましては、これは同じ保険料を払っていながら差別があるではないかという問題であります。これはもう当時から、すでに問題になったところでありますけれども、今回の給付水準のアップが、この移譲年金、それから老齢年金ともに同じように二・二倍になったと、そのためにその格差がますます広がってきたという問題であります。この問題をどういうふうにお考えになっているのか、まず最……
○塚田大願君 私は、沖繩における国有林の問題について質疑をしたいと思うのでありますが、その前に、最初にこの沖繩の復興の基本姿勢について総理にお伺いしたいと思うのであります。総理は、ただいまも繰り返し、明るい豊かで平和な沖繩の建設を考えておると、沖繩の心を心としてと、こうおっしゃいますが、しかし、総理、いま必要なのは、そういう美しいことばだけではないと思うんです、沖繩の復興にとって必要なことは。そうではなくて、やはり沖繩の復興にとって一番重要なことは、まず第一には、アメリカの基地をなくして沖繩を真に全面返還させる、これがまず復興の第一前提条件ではないか。第二には、やはり二十六年間もアメリカの軍事……
○塚田大願君 私は、労働災害の問題で御質問いたしたいと思います。 まず、大臣に端的にお伺いしたいんですが、私は、ここにことしの三月二十四日付の読売新聞の岩手版を持ってきております。このトップの記事といたしまして、こういう記事が載っております。「保母さんの自殺。無にしないで!ケイ腕症候群患者の会立ち上がる。」こういうかなり大きな記事でございます。これ、ちょっと長い記事ですけれども、要するに、どういう事件かということを説明いたしますが、こういうふうに書いてあります。「去る十八日「ケイ腕症候群」と呼ばれる病気で苦しんでいた盛岡市内の保母、金野仁美さん(三三)が、北上川に入水自殺した事件は、各方面に……
○塚田大願君 だいぶ論議が行なわれましたので、私もあまり重復しない範囲でお聞きしたいと思うんです。 やっぱり、先ほどからお話がありましたように、今度の諮問の二五・五%、それはもうとても農民が納得できるような数字ではない。これははっきりしていると思うんですが、特に、いまお話が出ました労賃の問題なんかも、私は、今度のこの諮問、試算の場合に、たいへんやはり一番大きい矛盾じゃないかと思っているんです。そこで、いま鶴園さんからもお話がありましたが、労賃は少なくとも四、五、六、最近の三カ月をとるべきじゃないかという意見に対して、農林省は、生産費所得補償方式ということだから、それは違うんだと、こうおっしゃ……
○塚田大願君 文部省は、去る三月十二日付で、「国民体育大会の開催及び参加について」という通知を、各都道府県にお出しになりました。私はこの問題に関連して、国体のあり方について、若干質問したいと思うわけであります。 私は国体というものは、国民の体育、スポーツの発展、それに役立つものでなければならない、こう考えておるわけでありますが、これは文部省としても、当然このことは前提にして考えられていると思います。ですが、この際、私は質問するにあたりまして、そもそも国が、この国民体育大会のようなスポーツ大会に、いわば主催団体となる、主催団体になっておるという、こういう問題も一つあるわけでございますが、私は、……
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