佐々木静子 参議院議員
9期国会発言一覧

佐々木静子[参]在籍期 : | 9期|-10期
佐々木静子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐々木静子参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院9期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
佐々木静子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院9期)

佐々木静子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 法務委員会 第1号(1971/07/24、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 きょう私、若干お尋ねしたいと思うのでございますが、まず第一に、最高裁の方にお尋ねいたしたいと思うのでございます。  先日来、論議を呼んでおります宮本裁判官の再任拒否の問題並びにその後の経過についてお伺いいたしたいと思います。  去る五月二十四日に、宮本裁判官が再任を再願する書面を、所長の復申書並びに三十二名の同僚裁判官の要望書を添付して最高裁判所に提出されたということを聞いておりますが、そのような事実がありましたか。右の再任を再願する書面を受理された最高裁判所において、現在どのような取り扱いをされているのか、あるいはすでに取り扱いをなされたのかお伺いいたしたいと思います。  右……

第66回国会 法務委員会 第閉会後1号(1971/10/07、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 法務大臣に先にお尋ねさしていただきます。  去る七月二十四日の当法務委員会におきまして少し触れさせていただいた点でございますが、昭和四十五年五月十三日、参議院の法務委員会において、「今後、司法制度の改正にあたっては、法曹三者の意見を一致させて実施するように努めなければならない。」との附帯決議がなされておりますことはもちろん十分御承知済みのことでございます。この附帯決議の実現のために三者協議の上意見の一致をはかる方法として、法務大臣として具体的にどのような方法をもつて三者協議をお進めになっておられますか、その点を承りたいと思います。


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1971/12/26、9期、日本社会党)

○委員以外の議員(佐々木静子君) 先に、法務大臣、ちょっと前の列にお出になっていただきたいんです、時間がもったいないですから。  この間、十二月二十日のこの連合審査会で、裁判の効力、協定第五条の裁判、特に刑事裁判についての引き継ぎのことを伺ったんでございますが、特別措置の法律案の第三十条によりますと、昭和二十七年の四月二十八日前に確定した――これは平和条約締結前の裁判、あるいは昭和三十年の四月十日前にしたアメリカ民政府の刑事に関する裁判は、これを引き継がないということが、応急措置法案できまっているわけでございますが、そうすると、引き継がない裁判については効力がないのだから、再審の対象にならない……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第5号(1971/12/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 私は日本社会党を代表いたしまして、沖繩返還協定、それ自体について、主として協定第四条並びに第五条について御質問さしていただきたいと思います。  平和条約の第三条によって日本本土から切り離されたままの状態として残されていた琉球諸島及び大東諸島が復帰するということは、まことに喜ばしいことでございます。しかしながら、この沖繩返還協定を見るときに、そして、現在着々と進められている復帰準備の施策をながめたときに、私どもはそこに沖繩の基地確保、防衛義務肩がわりなどの軍事面の強化にりつ然としないではおられないのであります。そして、この基地重視とともに中央集権的な行政の姿がはっきりと浮き彫りに……

第67回国会 決算委員会 第2号(1971/12/17、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 私は、大阪国際空港の公害問題を中心に、運輸省の航空行政などについてお伺いいたしたいと思います。  現在、大阪空港の航空機離着陸の回数は、一日に約四百六十回で、ピーク時には一分三十秒ごとに一機が離着陸しているというようなありさまだということを聞いております。そのため、大阪国際空港周辺の住民は騒音をはじめとする公害に深刻に悩まされており、空港の所在する伊丹市、豊中市、池田市その他川西市をはじめとする周辺都市における被害住民は膨大な数にのぼり、被害者らは、異常な振動と騒音によって静かで快適な環境を破壊され、情緒不安定な生活に悩まされ、騒音のために十分に睡眠がとれず、乳幼児もやかましい……

第67回国会 法務委員会 第2号(1971/11/11、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 この間の、七月二十四日の法務委員会におきまして、法務大臣が、この秋に監獄法改正をいよいよ法制審議会の諮問に付する予定である旨の御答弁を承ったわけでございます、明治四十一年に施行されて、すでに施行後六十年も経過しています。この古色蒼然たる監獄法が、新憲法が施行された後二十数年たっているにもかかわらず、いまなお現存しているという現状は、憲法が基本的人権の尊重ということを高らかにうたっているにもかかわらず、最も日の当たらない場所にいる受刑者や、あるいは未決の人たちが、いままでいかにその人権の保障というものが軽視されてきたかということを物語っているのではないかと、はなはだ遺憾に思うわけ……

第67回国会 法務委員会 第3号(1971/12/16、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 いまの御提案の裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の御提案に対しまして、実は私のほうといたしましても、この報酬並びに俸給を改定する、まあ給料を上げるということに対しましては、原則としては賛成でございますが、そのことに関連いたしまして若干お尋ねさしていただきたいと思います。  まず、この裁判官の給与を改定して報酬を上げるということでございますが、一般行政官の給与が上がるから、これに準じて裁判官の報酬も上がる。そういうふうな理由で上がるということであるとすれば、これはいささかおかしいのではないか。検察官の場合は、検察官……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 決算委員会 第3号(1972/03/08、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 国家公安委員会並びに警察庁にお伺いいたしたいと思います。去る昭和四十六年の十月の二十八日、国家公安委員会は、「被疑者留置規則」――国家公安委員会規則の第四号を改正して、同日、警察庁長官は「留置場において使用する戒具の制式及び使用手続に関する訓令」を定めましたが、右規則の改正は大体次のように承っているわけです。  戒具について、従来は手錠とか捕縄等を使用することができるとあったところを――これは規則第二十条によるものですが、手錠、捕縄、防声具、鎮静衣の四種類の戒具を使用し得るものと定めた。このほかにも留置場規則で改正されたところがございますが、それは後刻お伺いすることといたしまし……

第68回国会 決算委員会 第7号(1972/04/12、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、まず自治大臣にお伺いさしていただきたいと思います。  この第六十八国会にあたりまして、大臣はその所信を表明されまして、その際に、国民福祉の視点に立って公害対策あるいは交通対策を進めていくというふうなお考えをお述べいただいたということを承っているわけでございます。特に地域住民の要望というようなことを行政の上でどのように反映さしていくか、どういうお考えであるか、その点を御所信をお述べいただきたいと思うわけでございます。
【次の発言】 もう一言大臣にお伺いしたいと思うんでございますが、いま非常にけっこうな大臣の自治行政に対する御姿勢というものをお示しいただきまして、私どもも……

第68回国会 決算委員会 第8号(1972/04/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私からお伺いさしていただきます。  このところうっとおしい事件がずいぶん続いてきたわけでございますが、そのうっとおしい事件をすっかり忘れさしてしまうような、戦後最大といわれるすばらしい明日香村の高松塚古墳の発見というものが三月末にございました。そして、全国民の心が、この千何百年もという日本民族の昔の文化というものをいまさらながらに誇らしく思ったわけでございます。この明日香の高松塚の遺跡発見に続きまして、また大阪府の玉手山古墳の発見その他、あるいは本日の新聞によりましても、飛鳥朝の池跡が確認されたなどというふうに、遺跡が次々と私たちの目の前にあらわれてきているわけでござ……

第68回国会 決算委員会 第12号(1972/05/24、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和四十四年度決算について、これを是認しないとの意思表示を行なうとともに、内閣に対する警告には賛成するものであります。  過去約一年にわたり、四十四年度決算について、予算の執行が適法であったかどうか、またそれらの予算費目が効率をあげたかどうか等の見地から検討を加えてまいりました。その結果、財政執行上是正を要する数々の諸問題が浮かび上がってまいりました。そのうちの一部が先ほどの警告事項となって示されておりますが、そのほかにも、まだ最終の詰めがなされていませんが、多くの政府の戒慎を要する事項の指摘があったように存じます。私は、政府がこれら決算審査……

第68回国会 災害対策特別委員会 第4号(1972/05/17、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、いま消防庁のほうから本件事故について御報告を伺いましたので、まず、順次お伺いたしたいと思います。  警察庁の方に先に伺いたいと思いますが、本件事故についていま捜査中と承っておりますが、現在時点における本件の刑事責任についてどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 それでは、次に建設省のほうにお伺いしたいんでございますが、いま消防庁のほうからの御報告にもございましたが、本件事故のあった建物が、昭和七年に歌舞伎座として新築されたものであって、その後用途変更されて現在に至っているというようなことで、現行建築基準法、これは昭和四十五年の一月に大幅に改正された……

第68回国会 法務委員会 第2号(1972/03/07、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 関連しまして伺いますが、もう時間がありませんので一言だけお伺いしますが、この十月七日の法務委員会におきまして、この登記協会が発足当時、私のほうから質問させていただいて、そのとき、たしか住吉課長だと思いますが、将来登記協会が司法書士会を圧迫するようなことがないように、その業務に悪影響を及ぼすことがないように責任を持つという御答弁をいただいておったわけです。ところが、その後の動きを見ますと、これはどうしても司法書士業務が圧迫されるのではないかというふうな機運が非常に懸念されまして、そして御承知と思いますが、十一月の二十七日、昨年でございますが、全国の、日本司法書士会におきまして、登……

第68回国会 法務委員会 第3号(1972/03/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私から最高裁判所のほうにお伺いさしていただきたいと思います。  昨年のこの裁判官の再任で宮本裁判官が再任を拒否された。しかもその理由が明らかにされない、本人にも知らされないままで再任拒否という状態が続き、これは司法の危機を招くものではないかということで全国民が非常な不安を持たされたわけでございますが、幸いに去る三月八日の最高裁の裁判官会議で、この再任を希望している裁判官が全員今度再任をする、裁判官名簿に登載されたということを伺いまして、私どももいままで非常に不安な気持ちで裁判所の行くえと司法行政を見ておりましたところ、ほっとしたような感じを受けたわけなのでございます。……

第68回国会 法務委員会 第4号(1972/03/21、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 第六十八回の国会、法務委員会における法務大臣の所信表明について質問をさしていただきたいと思います。  まず、大臣の所信表明を伺いまして、実は最も気になりましたことは、治安対策について大臣が非常にウエートを置いておられるというところでございます。もちろん大臣の所信にもお述べになっておられましたように、過激派集団をめぐる問題がさまざまな形であらわれてきており、一般市民の生命や平和な生活を守るために、治安の維持に当たって日夜御努力いただいております当局の御苦労に敬意を表するわけでございます。特に、最近の連合赤軍の事件、凄惨なリンチ事件などで私どもの想像の範囲をはるかに越えた問題なども……

第68回国会 法務委員会 第5号(1972/03/23、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について私からさらに質問いたします。  まず、裁判官の員数が九名増員になるということでございますが、この九名の裁判官はどこの裁判所に、また、業務上過失致死傷事件、あるいは特別損害賠償事件を担当されるということでございますが、どこの裁判所で何を担当されるのかということを、九名でございますので、具体的にお答えいただきたいと思うわけであります。
【次の発言】 いま、先ほど来の御答弁にもございましたのですが、このわずか九名の判事補の増員で、そして現在停滞しているこの訴訟がまかなっていけるかどうか、私は非常に疑問に思うわけなんでございます。大阪高等裁……

第68回国会 法務委員会 第8号(1972/04/11、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 先日来、日本国内の世論をわき立たしております国民の知る権利というような問題をめぐりまして、外務省のいわゆる機密漏洩と、報道の自由の問題について、私はきょうその経過などを少しお尋ねさしていただきたいと思います。主として私の意見は差し控えまして、むしろ捜査関係のいままでの事柄の経過というようなものに重点を置いて少しお尋ねさしていただきたいと思うわけでございますが、まず警察庁のほうから先にこの蓮見喜久子さん――西山さんのほうは後ほど伺うことといたしまして――蓮見喜久子さんを本件の国家公務員法違反の被疑者として捜査を始められたわけでございますが、蓮見さんがこの被疑者となったいきさつ及び……

第68回国会 法務委員会 第9号(1972/04/18、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 まず、この本案審議にあたっての私どもの立場というものを申し上げたいと思います。  本法案は、十四日に衆議院を通過いたしまして参議院に送付されたものでございまして、このような治安立法につきまして、特に人権問題に関係する部分のきわめて多い本法案におきまして、十分に検討し、慎重に審議を重ねていきたいと私ども考えておったわけでございます。ところが、沖繩返還を目の前に控え本法律をあるいは適用せねばならぬというようなことが予測されるのかもしれぬというようなきわめて便宜的な考え方から、まことにわずかな期間で審議をなさなければならないというようなことは、実はまことにもって遺憾に考えている次第で……

第68回国会 法務委員会 第11号(1972/04/21、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは私ちょっと二、三お尋ねさしていただきたいと思います。まず法益の問題でございますが、実は先生もいまいろいろとお話しくださいましたように、私もこの法益は、火炎びん法、この法案自身から見ました感じで、この法益は個人的法益じゃないかということを感じたわけなのでございますが、この二条一項の「危険を生じさせた」というふうな、ちょっとばく然とした規定になっておりますことに多少疑問を持ちまして、実はこれは先日の当委員会における審議におきまして、法務省のほうはこの法益をどう考えているのかということをお尋ねしたわけなんです。そうしますと、法務省の立場としますと、公共の危険を守るというのが第……

第68回国会 法務委員会 第12号(1972/05/09、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 いま、この犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案についていろいろと提案の御説明があったわけでございますが、まず最初にお伺いいたしたいことは、この中央更生保護審査会がどのような仕事をされているところなのか。ふだんあまり私ども国民に特に密接な関係があるというふうに思っておらない、思われておらない審査会ではないかと思うんでございますが、その職務の内容あるいはその権限についてお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話にございましたように、恩赦についてのこれは主として個別――主としてと申し上げるよりも、個別恩赦についての審議をなさる委員会であるというふうに――そのほかのことも……

第68回国会 法務委員会 第13号(1972/05/11、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 ただいま議題となりました恩赦法の一部を改正する法律案につきまして提案理由を御説明申し上げます。  恩赦は、沿革的には、君主の恩恵仁慈として行なわれことに淵源すると言われ、わが国におきましても従来は皇室の慶弔や国家的慶事に際して行なわれるのを常例といたしておりました。しかしながら恩赦は、むしろ、社会事情の変動や本人に行状の改善などが見られますため、もはや刑罰がその意義を失なったと認められますような場合に、その不合理の救済をはかるという方向に重点を置いて運用されるべきものと信じます。  ところで個別恩赦につきましては、本人に行状の改善などが見られます場合にもっぱら刑事政策的な見地か……

第68回国会 法務委員会 第14号(1972/05/12、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 私は日本社会党を代表いたしまして、賛成の意見を述べるものであります。  本決議案の理由にありますように、清潔で民主的な選挙によって国権の最高機関たる国会を構成するということは議会制民主主義を守るという上できわめて重要な事柄であります。主権在民の日本の民主政治を生かしていくためには、清らかな選挙、公正な選挙こそ、何にもまして尊重されなければならないことであり、腐敗した選挙、利権や金銭などによって動かされた不正な手段による選挙というものが、いかに政治を暗いものにし、国民生活をこんとんとした腐敗の中におとしいれているかということは、いままでの内外の歴史をみてもあまりにも明らかなことで……

第68回国会 法務委員会 第15号(1972/05/16、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 関連で。  大臣にいまお考えを伺ったのでございますが、いまこの法案で審議しておりますこの中央更生保護審査会のほうは決定機関でございますね。決定機関の場合、個別恩赦については、決定機関であるこの審査会できめる。政令恩赦については、今度の改正案では諮問機関である。ところが、その諮問機関できめた場合に、法務省は責任の所在がはっきりしないとおっしゃる。それじゃこれは、諮問機関と決定機関というものを法務省のほうではどう考えていらっしゃるのか。決定機関できめた場合に法務省の責任がはっきりしないとおっしゃるのなら私どもわかるんですけれども、決定機関ですでに個別恩赦をきめておられながら、今度は……

第68回国会 法務委員会 第16号(1972/05/18、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 先日来議題になっておりますこの犯罪者予防更生法について、更生保護という問題についてかなりいろいろと質問をさしていただいたのでございますが、さらに続けまして、この更生保護のうち重要な部分を占めているものが保護観察ではないかと思うのでございますが、この保護観察について質問さしていただきたいと思います。  この保護観察を行なっているのは保護観察官と保護司というものが中心になって行なっていると思うわけでございます。この保護観察官というのは国家公務員であり専門官である。また、保護司さんというのは民間の篤志家である。そういう方方がおのおのの特色を生かして保護観察をしていられるわけでございま……

第68回国会 法務委員会 第19号(1972/05/30、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、いま御提案になりました罰金等臨時措置法の一部を改正する法律案に関しまして、若干質問さしていただきます。  これは、いまこの本法案の提案の御趣旨を伺ったのでございますが、昭和二十三年に罰金等臨時措置法が制定されまして、その後二十数年間における著しい経済事情の変動に即応するために罰金及び科料の額を四倍に改めるという御趣旨に承ったのでございます。そしてその資料といたしまして、経済関係の統計など、まあいろいろとたくさんの参考資料をいただき、種々科学的に御説明なさっていることはよくわかるのでございますが、この罰金刑というものを、単に経済的な問題として、物価が上がったから罰金も上……

第68回国会 法務委員会 第20号(1972/06/01、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 きょうは私、法務大臣に、最近かなり数多く行なわれているのではないかと思われる公務員の犯罪について、ひとつお伺いをさしていただきたいと思うわけでございます。  実はきょうは、防衛庁長官もお越しいただいて、自衛官の不正違法事件についてお尋ねしたいと思っておるわけでございますが、まだお見えでございませんので、先に法務大臣のほうに、この公務員の犯罪、特に公務員の犯罪の場合は一般的に検察あるいは警察のほうと、どうしても官庁同士で公務員犯罪については、どうもわれわれ一般の目から見るとうやむやになることが多いのではないか。何かもう少し突っ込んだ捜査ができるのではないかと思うのに対して、中途は……

第68回国会 法務委員会 第22号(1972/06/08、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 先日、この本法案についての質問をさしていただいたわけでございますが、引き続き質問さしていただきたいと思います。  この五月三十日の本法案提案の理由を伺ったわけですが、そのときも申し上げたように、なぜこの罰金及び科料の額を四倍に改めなければならないのか。単に物価が上がったから、賃金が上がったからというようなことで罰金刑を上げるというのは、これは適当ではない。何かこれを御提案なさる以上はですね、これを改正することによってどのようにまあ国民に利益をもたらされるのか。法律的にはどのような刑事政策的な効果が発揮できるのかというようなことをお尋ねさしていただいて、一応まあ大臣からも御答弁を……

第68回国会 法務委員会 第23号(1972/06/12、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは私から伺いますが、実は法務大臣がお越しでしたら大臣に先に御所見を承って、その後順を追って質問をさしていただきたいと考えておったわけでございますが、御出席の政府委員の方々の御都合もあろうと存じますので、ちょっと問題点だけを先に取り上げてお尋ねさしていただきたいと思います。  弁護人を選任する権利というものは、これは憲法で明らかに規定されているところでございまして、この司法の近代化というものは弁護権の拡充の歴史と一致するというふうにいわれているゆえんでございます。  本案においては問題になっているのは国選弁護についてでございますが、この国選弁護の問題を論ずるに当たっては、ま……

第68回国会 予算委員会 第16号(1972/04/20、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 まず最初に、私は、いわゆる沖繩密約漏洩事件に関しましてお伺いしたいと思います。  四月十五日に西山さんと蓮見さんが起訴されました。この起訴状、これは新聞にも載せられましたので一応は読んでおりますが、法務大臣のほうからこの起訴事実について述べていただきたいと思います。
【次の発言】 いま御説明を伺いましたが、この国家公務員法違反、たとえば百条一項に蓮見さんの場合は違反している。しかし、いまおっしゃったような起訴事実のほかに、いろいろと枝葉の、要らないことがいろいろとこの起訴状には書かれているのではないかと、そういうふうに私ども痛感するというわけですが、法務大臣はそのようにお思いに……

第68回国会 予算委員会 第17号(1972/04/21、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 昨日の件について最高裁の御回答をお願いします。
【次の発言】 これ、時間の関係もありますので、この件について三点だけ問題点をしぼって質問いたします。  全国の裁判官に、各高裁長官名をもって、このような重大な通告を出すにあたって、記者が誤ったかどうかというような事実認定までを含めて、単なる一課長の報告にまかせて事を運んでいる点、事務総長として慎重を欠いているのではないか、まずその点について。  第二点は、昨日、事実と異なると指摘された金野元裁判官あるいは安部裁判官が、この再任問題に関して名古屋高裁長官に御説明あるいは釈明にお答えしたということについては、この事実は、御両名とも個別……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 法務委員会 第閉会後1号(1972/09/28、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、だいぶ時間がたっておりますし、先ほど来加瀬委員からベンジャミン上等兵殺人事件についてかなり突っ込んだ御質問がございましたので、私は簡単に数点をお尋ねすることにいたします。  まず、先ほど御答弁いただきました官房副長官に、きょうこの件でお出ましいただいておりますので、簡単に一点お尋ねさしていただきます。  有力紙の報ずるところによりますと、二十一日の日に官房長官が外務省、法務省両省へ早急に身柄の引き渡し対策を指示したということが報ぜられているのでございますけれども、これは一流紙の言うことでございますから間違いはないと思いますが、その事実を確認さしていただきたいということ……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 法務委員会 第2号(1972/11/09、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、本法案についてお伺いしたいと思います。  ただいま大臣から提案理由を承ったわけでございますが、この提案理由によりますと、裁判官の報酬、検察官の俸給の改正が、一般の政府職員の例に準じて改正する措置を講ずるというふうにお述べになっていらっしゃるんでございますが、この一般の政府職員に準じなければならない理由とか根拠はどこにあるのか。裁判官の報酬が一般職の給与にこれは追随するような形で改正されること自体が非常に問題であると思うわけでございますが、これは前回も、六十七国会におきまして同じような趣旨のことを最高裁判所長官代理者としての矢口人事局長に御答弁いただいているわけでござい……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1973/05/09、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 この五月の三日から四日間にわたって、沖繩の本土復帰を記念する若夏国体が開かれまして、強く明るくそして新しい沖繩県民の力を特別国体で大いに発揮されたわけでございます。しかし、この新生沖繩県の全島の一二%を占める基地があり、四万人をこえる米軍人と家族が、いまなおわがもの顔にこの中にのさばって歩き、その基地と隣合わせに、沖繩県民の屈辱の生活が、復帰前と何ら変わることなく続いているという一面も、私どもほんとうに無視することができないと思うわけでございます。そしてこの復帰したものの、アメリカに占領されていたときと実態はあまり変わらないということをはっきりと物語った事件、この四月十二日、金……

第71回国会 決算委員会 第6号(1973/04/20、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私から質問いたします。  先ほど成瀬先生から道路建設についての政府の無策なことについてのいろんな御指摘がございましたけれども、私もそれと同じようなことで質問をさしていただきたいと思うわでございます。  実は、ちょうど一年前、昨年四月の決算委員会におきましても、大阪における高速道路の問題について大臣に質問さしていただいたんでございますが、この大阪府下、これは大阪府に限らず、全国的な問題であろうと思いますが、この大阪府下の問題をいま取り上げてみますと、大阪府下各地で高速道路反対の住民運動がいま盛んに起こっていいるわけでございます。この運動は、初め、高速道路ができることによ……

第71回国会 法務委員会 第閉会後1号(1973/11/08、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、ただいま鈴木先生のほうから総論的な意味での詳しい御質問がございましたので、私はそれに続けて質問をさしていただきたいと思います。  まず、この金大中事件に、私ども日本国民がこの問題をほんとうに筋を通して解決してほしいということをもう強く訴えてまいってきたわけでございますが、私ども国民の要望というものは、なぜこの金大中事件に筋を通してほしいか、それには二つの意味があったと思うわけでございます。このうちの一つは、やはり金大中氏を救おうという人道上の意味、日本の国内で起こった犯罪によって自由を拘束されているこの金大中氏の人権を守ろうではないか、どうしてもこれは日本の国民として……

第71回国会 法務委員会 第2号(1973/02/22、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私は、きょう最高裁判所に対しまして若干お尋ねいたしたいと思います。  実は、昨日の一流紙の夕刊並びに本日の各一流紙の朝刊に、田中二郎最高裁判事が辞表を提出したという記事が大きく報道されているわけでございます。この新聞に報道されてある事実は大体においてこのとおりでございますか。この事実関係についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この本日の一流紙の記載によりますと、この田中二郎最高裁判事が「退官願 私儀、このたび一身上の理由により、退官したいので、御聴許下さるようお願いします。」そして、日付が三月三十一日というふうになっている。これが三月の十九日に石田長官に提……

第71回国会 法務委員会 第3号(1973/02/27、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私からお尋ねいたします。  昭和四十八年度の法務省予算に関連いたしまして、時間があまりございませんので、簡単に大まかに二点質問さしていただきます。  まず、この大臣の御就任の所信表明におきましても、犯罪者の待遇及び改善、更生に力を尽くす旨、お述べになっておられるわけでございます。矯正施設の収容者に対して、適切な処遇を講じて、善良な国民として社会に復帰させるということも、非常にむずかしい大切な仕事でございますし、また、現在刑務官の労務過重の現状より考えましても、有能な刑務官の増員が望ましいと思うわけでございます。御説明にもございました刑務所保安業務の整備充実のために、看……

第71回国会 法務委員会 第4号(1973/03/29、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私からお尋ねさせていただきます。  この提案理由の御説明にもございましたように、裁判所における事件の適正迅速な処理というものが、いま非常に求められているというふうに思うわけでございますが、法務大臣も、御就任以来、裁判の促進ということに力を入れていらっしゃるということを承っているわけでございますが、どういう方法をとれば訴訟促進の実があがるとお考えになるか、御所信をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いまの御意見を承りまして、この第二点のほうの訴訟関係人の協力という点につきましては、これは現在、裁判所と検察庁、あるいは弁護士会との間に非常に深刻な対立が起こっており……

第71回国会 法務委員会 第5号(1973/04/03、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 先日の法務委員会あるいは午前の委員会におきまして、二十五期修習生の採用の問題、任官の問題が質問にございましたが、この先日の御答弁で、四月四日の最高裁裁判官会議で大体新任の裁判官をおきめになる、それまでに、二日に大体試験の結果についての委員会を持つというお話でございましたが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 この考試委員会の結果、いずれ裁判官会議の議を経ると思うんでございますが、大体、いま裁判官に任官される予定の人は何名でございますか。
【次の発言】 話がくどいようですが、昨年、そういう考試委員会のあとで、裁判官会議の前に、任官を撤回するような御勧告なり御忠告なりあったよ……

第71回国会 法務委員会 第6号(1973/04/24、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私からお尋ねいたします。  きょうは菊田先生には、御遠方のところ、お忙しい中をわざわざ当委員会にお出ましいただきまして、感謝のほかないわけでございます。  先ほど来、鈴木委員あるいは玉置委員からいろいろと御質問がございましたので、私も実はいろいろお尋ねしたいことが山のようにあるんでございますけれども、何ぶん時間の制約がございますので、主として先生がいまお答えになった事柄の中から、時間の許す限りお尋ねいたしたいと思うわけです。  実は、この間のこの一流紙で先生の記事を拝見いたしまして、正直なところ、私の気持ちは、まあびっくりした。そしてその次には、これはこのままほうって……

第71回国会 法務委員会 第7号(1973/05/08、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 大臣に、いまの点でございますが一大臣のおっしゃることはまことにごもっともと申しますか、これは本来国がやっていただかなくちゃならないと思うわけなんでございます。これは大臣も実務家でいらっしゃるから御経験があるので、その請求をする苦労というものを十分御承知の上でおっしゃっていただいていると思うのでございますが、私も、数は少のうございますが、この刑事補償の請求というものをつくったことがございまして、これもサンプルにきょう持ってきたようなわけなんでございますが、これは無罪判決が確定してから、大事件ですと、膨大な記録をもう一度請求人において全部精査しまして、そして間違いがないように、何月……

第71回国会 法務委員会 第8号(1973/06/05、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私から若干お尋ねさしていただきます。  本日は、たいへんにお忙しいところを大野先生そして山本先生、お運びいただきまして、たいへんにありがとうございます。大野先生も弁護士として非常にいろいろと御活躍いただいている先生で、刑事訴訟法については非常に御造詣も深うございますし、また山本先生は、長い間高等裁判所の裁判官として裁判実務に精通していらっしゃる両先生から貴重な御意見をお聞きすることができましたことをたいへん感謝しているわけでございます。  若干お尋ねさしていただきたいと思いますことは、まず、大野先生の先ほどの御説明の中にございました、この刑事補償を、現行の刑事補償の請……

第71回国会 法務委員会 第9号(1973/06/07、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 どうも失礼しました。  いまの御質問に関連することですけれども、これは去年の予算委員会のときに、当時の法務大臣及び保護局の局長に質問したことですが、前に参議院で恩赦法について特例法を設けようという議員立法がありまして、これは結局は立法にならなかったんですが、そのときの政府の御答弁としますと、帝銀事件あるいは福岡事件、これ二人死刑囚がおりますが、それからやはり九州にあった免田事件、その他特定の七人の死刑囚の方であったと思いますが、これは終戦当時の非常に混乱した世の中で起訴されて、いわゆる旧刑訴法、新刑訴法にまたがって、たいへんいろいろな点ではっきりしない――はっきりしないと言うと……

第71回国会 法務委員会 第10号(1973/06/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私は、この六月四日、これは朝日、毎日、読売、産経など一流紙にこぞって報ぜられました国立伊東温泉病院の水銀事件についてお尋ねいたしたいと思います。  新聞を拝見しまして、私、正直なところ、非常に納得のいかない変な問題だなあという、すっきりしないものを感じたわけでございますが、実はあとでわかったところでは、これを読んだ人、これはお医者さんの人たちに当たりましても、非常にふしぎな感じがした、あるいは法律関係の人と話をしましても、非常に奇妙な感じを受けたというのが、これ異口同音に皆さんのおっしゃるところでございまして、そういう点で、これは全く納得のいかないケースだ。そしてそれ……

第71回国会 法務委員会 第12号(1973/06/28、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 ただいま議題となりました刑事訴訟法及び刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及びその内容を御説明申し上げます。  今日、わが国の刑事裁判は、国選弁護人の関与によって行なわれている部分の多い現状であります。刑事裁判における弁護人の地位は、憲法上の保障を受け、その職務の遂行は、弁護人の高度の教養と識見をもってしても、なお困難をきわめるものがあります。  このような重要かつ困難な任務の遂行に当たる国選弁護人に対しては、必要な費用と職務にふさわしい額の報酬が支払われるべきことは当然と考えられます。  しかるに、現在の国選弁護人に対する報酬額は十分とは言え……

第71回国会 法務委員会 第13号(1973/07/05、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 お答え申し上げます。  いま鈴木先生の御質問にもございましたように、この憲法で保障されているところの弁護人として、弁護士が被告の人権を守るために十分に活動しようと思えば、これは最小限訴訟の記録というものがどうあっても必要なわけでございまして、これなくして弁護をやれと言われても、これは先ほど来文部大臣のお話にもございましたように、これはどの弁護人であっても、記録なしに弁護をやれと言われても、これは十分な良心的な弁護ができないのは言うまでもないところでございます。  いま牧事務次長の御答弁にもございましたが、次長さんも刑事裁判につきましては非常に御造詣の深いベテランの方でございます……

第71回国会 法務委員会 第14号(1973/07/10、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 きょうは両参考人の先生方、お忙しいところ貴重な御意見を承らせていただきましてほんとうにありがとうございます。非常に専門的なことが多うございますので、きわめて素朴な質問かとお思いになるところがたくさんあるんじゃないかと思いますが、若干参考人の先生方にお伺いさしていただきたいと思います。  まず、先ほど来両先生からのお話にもございましたように、今次の商法改正というものが、現在の企業の社会的使命といいますか、企業のあり方というような事柄につきまして、この監査制度の充実をはかるということが主たる目的のように承っておるわけでございますが、今次の改正におきまして、これで企業の行き過ぎと申し……

第71回国会 法務委員会 第15号(1973/07/12、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 本日は、林参考人にお忙しい中をお越しいただきまして、いろいろと貴重な御意見をお聞かせいただきましてありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。  非常に詳しく具体的に御説明をいただきましたので、実は私がお尋ねしようと思っていたことも中にあったわけなんでございますけれども、若干私は補足的に、いまの御説明に対してお伺いさせていただきます。  この刑事弁護をするにあたって、謄写ということがこれが不可欠である。記録の謄写ということがなければ十分な弁護ができないということがいまの御説明で十分わかってきたわけでございますけれども、国選弁護の場合、この謄写料がほとんど支払われておらない。こ……

第71回国会 法務委員会 第16号(1973/07/17、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 塚田先生の御質問でございますが、先ほど来、先生がお話しくださいましたように、いまの日本の刑事裁判のあり方、御指摘の憲法第三十九条のように、一事不再理とか、あるいはさかのぼって処罰することができないという、こういう規定のこの趣旨から考えましても、いま先生御指摘のように、検察官からの上訴というものは、これは最高裁判例で一応は認められては、合憲とされてはおりますけれども、しかし、憲法の精神から考えると、やはりこれは相当問題が多いんじゃないかというふうに私考えているわけでございまして、いま立法例のお話がございましたが、私、実はあまりつまびらかにいたしておりませんけれども、たとえば聞くと……

第71回国会 法務委員会 第17号(1973/08/23、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは私から、まず、この八月八日以来日本国じゅう、いえそれのみならず世界じゅうを全く青天のへきれきのようなできごととしてたいへんに驚かせておりますところの金大中事件に関連いたしまして、主として法務省に関係することに限定いたしましてお伺いさしていただきたいと思います。この金大中事件、私どもこれが新聞で報ぜられてから、まさか日本の、しかもこの東京で、白昼このような事件が起ころうなどというようなことは、いろいろと話には聞いておったことはあっても、現実にそのようなことが、しかもお隣の韓国の大統領元候補者という大物の政治家が誘拐されるということだけに、私どもは非常に驚いたわけでございま……

第71回国会 法務委員会 第18号(1973/08/28、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 前回の法務委員会で、私は、金大中事件に関しまして、法務大臣ほか各政府委員にお尋ねいたしましたんですが、まだいろいろと続いてお尋ねしたいことがありますし、また、前回の御答弁ではきわめて不十分だと思われる点もたくさんございますので、続いて質問をさしていただきます。  外務省のほうのお時間の都合もあるようですので、主として外務省に関する部分を先にお尋ねさしていただきたいと思います。  実はこの間の法務委員会で、外務省に対して資料の請求を要求いたしまして、そして日本における韓国大使館の韓国CIAの部員だと思われる人、これを外務省はどの程度にキャッチしているかということを御質問を申し上げ……

第71回国会 法務委員会 第19号(1973/08/30、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、前回に引き続きまして金大中事件について重ねて質問をさせていただきます。  昨日、私ども待望しておりました韓国からの捜査報告書がいよいよ提出されて翻訳されたということで、期待しておったわけでございますけれども、非常に簡単なものであって、私も新聞で報道に接しまして、これが全文かと実はあきれたわけなんでございます。で、実はこれは一昨日の夜に、外務省のアジア課長ですね、これは、回答は韓国語の上、長文にわたるのでというふうな説明があったように新聞記事になっているのでございますが、あの回答はあれが全文でございますか。全文であることは間違いないのかどうか、まずそれから外務省に伺いま……

第71回国会 法務委員会 第20号(1973/09/11、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、実はきょうは長沼判決もあったところでございますので、長沼判決に関連いたしまして法務省なり関係官庁に御質問さしていただきたいと思っておったんでございますけれども、緊急質問の関係などで、まあきょうはちょっと差し控えさしていただきまして、やはり防衛庁に関係する少年の人権問題、こういうようなことをお尋ねさしていただきたいと思います。  これはことしの一月の十九日、大阪で起こった事件でございますけれども、高校二年生のある少年が、大阪市内で、学校へ行くのが気が進まなくて、その日自衛隊の募集のポスターを見ておったところ、防衛庁の自衛隊大阪地方連絡部の広報課の人が出てきまして、そして……

第71回国会 法務委員会 第21号(1973/09/13、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、先に、これは私とそれから白木理事と共同で発議しておりました刑事訴訟法及び刑事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案というのを先日来いろいろと御審議賜わって、ありがたく感謝しているわけでございますが、きょうはこの法案というもの自体は離れまして、一般の裁判の運営に関する問題として、私から法務大臣と最高裁判所のほうに、若干、国選弁護に関する件についてお伺いさしていただきたいと存じます。  まず、法務大臣にお伺いさしていただきますけれども、大臣の御答弁にも前にお触れいただいた件でございますが、国選弁護人に関する報酬がたいへんに低額である。そういうことから、訴訟記録のいわ……

第71回国会 法務委員会 第22号(1973/09/18、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 先日来金大中事件について政府にいろいろとお尋ねいたしているわけでございますけれども、きょうは実は外務省にも最初からこの席に来ていただく予定だったわけですけれども、ちょっと政府委員の関係で外務省がまだそろっておりませんので、先に法務大臣とそれから法務省、警察庁に対する質問から入らせていただきたいと思います。  昨日あるいは本日の新聞によりますと、金東雲書記官は白であるという趣旨の韓国の第二次捜査報告書が提出されたということでございますが、これは所管は外務省になると思うんでございますけれども、捜査の御担当として、法務省あるいは警察庁のほうも、この内容についてはもうすでに御存じである……

第71回国会 法務委員会 第23号(1973/09/20、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 長沼の質問に入る前に、ちょっと法務大臣につかぬことをお伺いするんでございますけれども、一昨日の法務委員会で、白木理事の御質問で、無実の者が間違って逮捕されて裁判にかけられるということがあって、そして無罪が証明された、そういうことで、白木理事が政府の責任を御追及になり、私もこれも全くごもっともなお話だと、白木理事とともに、気持ちの上では一緒に法務省の責任というものをお尋ね申し上げておったんでございますが、大臣のお話では、翌日にでもさっそく被害者のところへ、被害者と言いますか、もと被告のところへおわびに行きましょうというお話で、私も、実は非常に何と申しますか、予想以上のお話でござい……

第71回国会 法務委員会 第24号(1973/09/26、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、時間があまりないようでございますから、簡単に法務省並びに裁判所にお伺いさせていただきます。  この法案自身、この裁判官の報酬あるいは検察官の俸給が増額になるということについては、私どももとより異論のないところでございますが、できますれば、もっと大幅な増額ができないものか。特にいま一番問題になっている司法修習生から裁判官とか検事に任官するものの数がたいへんに少なくなっているわけでございますれども、この判事補とか検事の初任給はもう少し引き上げていただけないか、これはいろいろと初任給の調整手当などもこのごろ考えていただいておりますけれども、これをもっと大幅に引き上げていただ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 決算委員会 第8号(1974/04/03、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私は運輸省並びに国鉄に対しまして新幹線で働いている労働者を中心に労働災害の問題をお尋ね申し上げたいと思いますが、まず大臣の御都合もあるようでございますので、最初に先月三十日に訴えを提起されました新幹線公害訴訟のことについて若干お伺いしてみたいと思います。  この三十日に、事業の公共性か住民の健康、福祉とかいう大きな問題をとらえて東海道新幹線の騒音、振動公害に非常に苦しんでいるところの名古屋の住民五百七十五人が国鉄総裁を相手取って、国を相手取ってこの差しとめ請求と損害賠償訴訟を起こしたわけでございます。この事柄に対しまして、その日の新聞に運輸大臣の談話が発表されているわ……

第72回国会 法務委員会 第3号(1974/02/12、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、商法の一部を改正する法律案及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律案並びに商法の一部を改正する法律等の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案、この三法案につきまして質問をさしていただきたいと思います。  これはいま委員長からもお話がございましたように、前国会におきまして、七十一国会において社会党からの委員よりも質問が若干あったわけでございますので、なるたけ重複を避けまして、質問をさしていただきたいと思います。  これは、この商法改正の問題をめぐりまして、非常に賛否両論が激しく対立いたしており、現在に至っておるわけでございます。この商法の改正というものにつき……

第72回国会 法務委員会 第4号(1974/02/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 前回に監査制度の問題についてお尋ねさしていただきましたので、そのあと引き続きまして、きょうは企業会計原則と商法との調整の問題から、あと若干質問さしていただきたいと思います。  この今回の改正によって株式会社の会計監査を会計監査人が行なうことによって商法監査と証券取引法監査の一元化が行なわれるということになっておるわけでございますが、この計算書類規則と、それから財務諸表規則の調整ということが必要となって、この企業会計原則の問題の修正ということが生まれてきているわけでございますが、実は先日も、これはこの商法というものが非常に反動的な改悪の法案であるという反対運動の方々から、この企業……

第72回国会 法務委員会 第5号(1974/02/19、9期、日本社会党)【議会役職】

○理事(佐々木静子君) それでは、商法の一部を改正する法律案、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律案及び商法の一部を改正する法律等の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を便宜一括して議題といたします。  前回に引き続きこれより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 それでは、午前の質疑はこの程度といたしまして、午後一時より再開いたします。  暫時休憩いたします。    午前十一時五十六分休憩
【次の発言】 それでは、これより法務委員会を再開いたします。  商法の一部を改正する法律案、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律案及び商法の一部を改……

第72回国会 法務委員会 第6号(1974/02/21、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、この商法が前国会から引き続きまして、今国会の当初より当委員会において審議を続けてまいったわけでございますが、最終的に、いままでの質問のうち答弁をいただいてない部分について補足的に若干質問をさしていただきます。  まず、大臣に伺いたいと思うんでございますが、これは商法と特別、直接関係がないようにも見えるわけでございますが、昨日の次席検事の会同で大臣が訓話をされた旨、新聞で報道されておりますが、その訓話の内容ですね、特に、いま問題になっているところの企業のあり方、悪徳商法をきびしく取り締まるという趣旨の、俗なことばで言えば、御発言があったように承っておるわけでございますが……

第72回国会 法務委員会 第8号(1974/03/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは一昨日の法務省の法制審議会の刑事部会総会において、いま問題になっております刑法の全面改正作業において一番の私ども国民としてたいへんに関心を持っておりますところの名誉に関する罪、信用及び業務に関する罪、秘密を侵す罪などの部分につきまして総会におけるところの結論が出された、その事柄について法務当局の御見解をぜひとも伺いたいと思うわけでございます。といいますのは、この問題については昨年の九月にこの小委員会での結論が出た際に法務当局にも御意見を伺ったわけでございますけれども、その際の御答弁では、まだ最終的な法制審議会の結論ではないからということで御答弁を保留された部分がたくさん……

第72回国会 法務委員会 第9号(1974/03/26、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それではまず、この間から問題になっておりますところの第二回アジア卓球選手権大会の未承認国の選手団の入国についてお伺いしたいと思います。  この開会式がもう四月二日と迫りまして、第一陣の選手陣はいよいよきょうあすじゅうに入国というふうにお聞きしているわけでございますが、問題のカンボジア王国民族連合政府の選手団の入国あるいは南ベトナム臨時革命政府の選手団の入国というものが非常に難航しておりまして、新聞の報道によりますと、外務大臣の国会答弁では、まずそれらの未承認国の選手の入国を許可するような方針であるということが早くから報ぜられておったのでございますが、法務当局のほうでいろんな点で……

第72回国会 法務委員会 第10号(1974/03/28、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、ちょうど一カ月前、二月二十七日に判決が言い渡されました大阪空港公害訴訟についての判決及びその後の法務省を中心とするところの関係各省の御態度その他につきまして若干質問をさせていただきたいと思います。  この空港公害の責任を国に問うために起こされましたところの大阪国際空港公害訴訟におきまして、大きな三つの点が柱とされておったわけでございますが、結局、過去における住民が国の行為によって受けた損害賠償、あるいは将来に生ずべき損害に対する賠償、それからこの住民たちの健康とか生活を大阪空港設置によって破壊されたことによるところの人格権ないし環境権に基づくところの差しとめ請求、その……

第72回国会 法務委員会 第12号(1974/05/09、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私から参考人の先生方に対して質問さしていただきます。  きょうはお忙しい中を御四名の参考人の先生方お出ましいただきまして、貴重な御意見をお聞かせいただきましてありがとうございました。時間がたいへんに限られておりますので、簡単に各参考人にお伺いさしていただきたいと思います。  まず、曾我参考人にお伺いいたしますが、先ほど来の御意見をお伺いいたしておりますと、非常に現在の調停制度というものがうまく運営されているというお話を承りまして、たいへんに心強く思っているわけでございますが、それなれば現在の調停制度でいいのではないか、どこも悪いところがないのではないか。もちろん手当を……

第72回国会 法務委員会 第13号(1974/05/14、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私から質問をさしていただきます。  まず、この民事調停法及び家事審判法の一部を改正する法律案が今回提案されまして、先日は参考人の御意見を伺い、また自民党の後藤先生からの御質問に対する政府の御答弁も伺ったわけでございますが、まずこの法案が提出されるに至ったいきさつでございますね、これがどういういきさつで民事調停法というもの及び家事審判法の今回の改正案が提案されるに至ったのか、まずその経緯を簡単にお述べいただきたいと思うわけでございます。
【次の発言】 それでは最高裁のほうから法務省のほうに法案作成の依頼があったというお話でございますが、最高裁のほうでどういうわけでこの法……

第72回国会 法務委員会 第14号(1974/05/16、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは私からまず、一昨日に行なわれました法制審議会の刑法改正問題について、いよいよ新聞で拝見しますと二十九日に答申が行なわれるということでございますけれども、その件について伺いたいのでございますが、次回二十九日に残りの論議を尽くされて結論を出すということにきまった、そのことはそのとおりでございますね。
【次の発言】 これは、法制審議会で委員の方全部が、お一人お一人が意見をお述べになるわけでございますか。そのうちの十何人かがお済みになったというわけでございますか。
【次の発言】 そうしますと、その質疑をなさる要望のある方というようなのはあと何人ぐらい残っていらっしゃるのか、その……

第72回国会 法務委員会 第15号(1974/05/30、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、昨日法務省法制審議会で最終的な答申が出されました刑法全面改正の問題について質問をさしていただきたいと思います。  この刑法改正問題につきましては、当委員会におきましてもすでに数回にわたりまして法務大臣及び関係の局長その他の方々にお尋ねさしていただいたわけでございますけれども、まずこれは私どもが強く、このような答申が出るのではないかということに対して危惧の念を抱いておったわけでございますが、まず予想されておったような刑法全面改正という答申が法制審議会で出された、その事柄について社会党をはじめとするところの野党が強く反対の声明を昨日発表いたしましたとおりでございますし、ま……


佐々木静子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院9期)

佐々木静子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号(1971/12/20、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私からお尋ねいたしますが、さきに協定委員会のほうで、若干、裁判の効力について法務大臣あるいは外務大臣に概括的にお尋ねさせていただいたんですが、本日は具体的な現実的な手続面について特にお伺いさしていただきたいと思います。  復帰前の琉球政府の裁判所あるいは米民政府の裁判所の確定判決について、これは民事関係について、公の秩序、善良の風俗に反しない限り、これが有効であるということを承認して、その効力を完全に存続させる旨を協定第五条に取りきめられておりますが、この確定判決が公序良俗に反するものである場合は、復帰後この再裁判の方法について、具体的な法的救済措置について具体的にお……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会公聴会 第1号(1971/12/20、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 簡単にお尋ねいたします。  清水教授にお伺いをしたいと思います。  先ほどから清水教授の市民法的原理についてお伺いさせていただいたんでございますが、先ほどの御質問に対して、この沖繩返還協定は敗戦処理であるような趣旨の御答弁があったわけでございますが、これは私、先日、この委員会の質問で福田外務大臣から敗戦処理ではないんだという明快な答弁をいただいているわけでございます。それに関連いたしまして、民法の御専門の学者として、この協定四条の対米請求権、これは私は国家が請求権を放棄させたということは国家の不法行為ではないか。少なくとも国家は補償する責任があるのではないかという議論を私自身は……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1972/04/22、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私もまず法務大臣に伺いたいと思います。  実は私、ちょっといま西村委員の御質問のときに所用で一時席をはずしましたので、あるいは質問が重複するかと思いますので、その点をお許しをいただきたいと思うのでございますが、本日の朝刊を拝見いたしますと、法務大臣が恩赦のことについてお述べになっていらっしゃるのでございますが、今回、沖繩復帰に伴って恩赦をなさる御予定でおられますね。
【次の発言】 この新聞で十分にわからないのでございますが、一般的な問題として法務大臣の恩赦に対する基本的なお考えをお述べいただきたいと思います。


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1973/04/06、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 私は、先ほど来、東京新国際空港についての御質問がございましたが、大阪空港の問題についてお尋ねいたしたいと思っております。  大阪空港の騒音に苦しむ伊丹の市民の方々が、最近国の公害等調整委員会に大阪空港の廃止を求めて調停の申請をいたしております。公害等調整委員会が設置されて以来、国相手の初めてのマンモス申請といわれておりますが、航空機騒音ではこれは全国で初めて。調停の内容は、一、大阪空港を五十六年以降廃止すること。二は、総発着回数を一日二百回以内にすること。三は、航空機の総騒音量を七十ホン以下にせよ。こういうのがおもな骨子であるということは運輸省も御存じであると思います。  また……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1973/04/05、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは私からお尋ねさしていただきます。  厚生大臣が難病対策に取り組んで、特に力を入れておられる由承っておるわけですが、現在、日本における難病の代表的なものの一つとしてスモンがございますが、このスモンについてきょうは伺いたいと思います。  御存じのとおり、スモン患者はわが国では昭和三十年ごろより発生し始め、昭和三十六年ごろより全国各地で多発いたしまして、昭和四十四年ごろまでの間に爆発的に増加したわけでございますが、現在全国に何人のスモン患者がおられるのか。この実情を厚生省ではどのように把握しておられるか、まずお答えいただきたい。


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1974/04/04、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私は、これから総理府に対して主として質問をさしていただきます。  実は、本年の三月二十九日に、かねて総理府が婦人に関する諸問題調査会議というものを持たれまして、その結論がまとめられたということが発表されておりますけれども、そしてその内容について私もこれをいただいたわけでございますか、この事柄について少しお尋ねしてみたいと思います。  この「婦人に関する諸問題の総合調査報告書」、これは非常に貴重な資料であり報告であろうと思うわけでございますが、そもそも総理府でこのような婦人問題についての総合調査をなさるようになったいきさつというようなものを簡単にお述べいただきたいと思い……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/04/06、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、本日は法務省に若干お尋ねしたいと思うわけでございますが、まず、前回の予算委員会でもお尋ね申し上げました戸籍のことについてお尋ねいたしたいと思います。  これは、かねて全国の市町村長、特に私の地元でございます大阪府の市長会などから非常にやかましく要請されて、お願いにあがっている件でございますけれども、現在なお除籍簿が各市町村役場に保存されておりまして、その除籍簿の閲覧について、いろんな人権問題が起こってきているわけでございます。その事柄につきまして、実は一昨年の予算委員会でも法務省にお尋ねさしていただいたわけでございますが、憲法が施行されてから四半世紀を過ぎて、すべての……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、環境庁に対して質問させていただきます。  この四十九年度の予算を拝見させていただきますと、さすが大物の大臣がいらっしゃるだけに、環境庁の予算が非常に四一・五%の増加率ということで、まあ国民の期待にこたえるだけの環境行政をぜひやっていただきたいと思うわけでございますが、いま原委員の御質問の中にもありましたように、実は環境庁の御所管というものがなかなかはっきりしておらずに、実は、私も、常時別の委員会に出ておりますせいか、こちらの不勉強のせいか、環境庁でやっていただけることということでお尋ねいたしますと、いえこれは運輸省の所管だ、いやこれは法務省の所管だ、いやこれは厚生省だ……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1974/04/04、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私は夜間中学のことについて若干お尋ねいたしたいと思います。  未曾有の経済成長でわれわれの生活がたいへん豊かになったといわれてはおりますけれども、この繁栄から落ちこぼれている人たちの中に、義務教育を経わっておらない人がいままだ全国的にずいぶんあると聞いているわけでございます。 日本は九九・九%の義務教育の就学率を誇っているわけでございますが、だが一〇〇%じゃなくて〇・一%の人がやはり取り残されておる、そういうふうにいわれておるわけでございますが、いま文部省のほうでは全国的に見て義務教育の未修了者何名というふうに把握しておられますか。

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○佐々木静子君 それでは、私は厚生省に若干伺わせていただきます。  まず、薬事行政についてお尋ねしたいと思うんでございますが、これは実は昨年のやはり予算の分科会で同じようなことを薬務局長あるいは大臣にお伺いいたしたんでございますが、いまの上田委員からの質問にもございましたように、老人に対する福祉行政の一環といたしまして老人医療の無料化というようなことが取り上げられました。そのこと自身非常にけっこうなことでございますし、またさらに各自治体におきましてはその年齢が場所によっては老人医療の対象が引き下げられている。また乳幼児の医療の無料化というようなことも大幅に進められているようで、不十分ではござい……



佐々木静子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

佐々木静子[参]在籍期 : | 9期|-10期
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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。