阿部憲一 参議院議員
10期国会発言一覧

阿部憲一[参]在籍期 : 8期- 9期-|10期|-11期
阿部憲一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは阿部憲一参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院10期)

阿部憲一[参]本会議発言(全期間)
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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 参議院本会議 第9号(1976/05/10、10期、公明党)

○阿部憲一君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま御説明のありました昭和五十一年度地方財政計画並びに地方交付税法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  今日、地方自治体が立ち向かっておりまする深刻な財政危機は、政府の経済政策の失敗による狂乱インフレと、その後の長期的不況によってもたらされたものであることは言うまでもありません。しかし、この危機をもたらした根本的な原因は、現在の地方行財政制度そのものの構造的、体質的な問題にあると指摘せざるを得ないのであります。そして、この根本的な原因を改めることが今日の危機脱出のために最も望まれることであり、真の地方自……

阿部憲一[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院10期)

阿部憲一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 交通安全対策特別委員会 第閉会後2号(1974/11/14、10期、公明党)

○阿部憲一君 最近、海上にも陸上にも交通事故が頻発することは非常に遺憾に思っていますが、特に午前中から問題になっております東京湾におきまするLPG船の事故、これはもう非常な大惨事を招いたわけでございますが、これについて先ほど瀬谷委員からもだいぶいろいろと質問されましたが、それに対してさらにもう少し当局の御説明を伺いたいと思いますが、このような事故で多数の船員、特に「アリス号」のほうでは一名を残してほとんど全員焼死というような悲惨な事件が起きてしまったのは非常に残念に思っておりますが、しかし、これがまだまだ不幸中の幸いだと思うのは、陸上に対する被害がいままで及ばなかったと、こう思うのですが、この……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 地方行政委員会 第2号(1974/12/23、10期、公明党)

○阿部憲一君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております内閣提出の昭和四十九年度分の地方交付税の特例に関する法律案及び日本共産党提出の修正案に対して反対し、日本社会党並びに公明党の共同提案による同法修正案に対して賛成する立場から討論いたします。  以下、主として政府原案に対する反対のおもな理由を申し述べます。  反対理由の第一は、今回の地方財政補正措置の財源として、四十八年度の精算分を繰り入れて糊塗していることであります。従来の慣例からすれば、五十年度予算に算入すべき二千六百九十一億円を、来年度の交付税の見通しも立てないまま本年度の補正に繰り入れるという小手先の対策に終始しております……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1975/03/14、10期、公明党)

○阿部憲一君 ただいまカーフェリーの事故についてお尋ねがあったのですけども、このような事故を含めまして海上におきまする船舶の事故というのは残念ながら相変わらず頻発しておりまするし、いろいろな問題にもなっているわけでございますが、大臣の所信の中にもお述べになりましたように、このような事故、特に私の指摘したいのは、巨大船の事故でございますが、昨年の暮れに「第十雄洋丸」が事故を起こしました。その後も、まあこれは遠くでございますけれども、マラッカ海峡の事故など相次いでおりますが、このような巨大船の事故、まあフェリーも大分最近大型になりましたので巨大船と言えるかもしれませんが、このような大型の事故という……

第75回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1975/06/18、10期、公明党)

○阿部憲一君 まず最初に福田大臣にお伺いしますが、この自動車安全運転センターの設置の目的といいましょうか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 いま大臣の言われた設置の目的というものに対しては理解もできますし、また、交通安全対策というものがいかに重要かということも私自身もよく認識しております。しかし、この自動車安全運転センターというような一つのいわば外郭団体ですね、このような団体あるいは機関ということにつきまして、いろいろといままで政府においても設置されておるのじゃないかと思います。いま大臣のお話しの中にも運輸省云々のお話しもありましたが、現実に運輸省、もちろん警察庁、それからさらには建設……

第75回国会 地方行政委員会 第2号(1975/01/23、10期、公明党)

○阿部憲一君 それでは、むしろ私は大臣には結論的にひとつ御意見を、対策を承りたいと思ったのですけれども、逆になりましてちょっとちぐはぐだと思いますけれども、特にお伺いしたいと思いますのは、いままでの論議にもありましたように、今回の水島の事故というのは事故対策が非常におくれた。その原因として、やはり行政の面においてばらばらと申しましょうか、非常に連絡不統一の面もあったのじゃないか、こういうふうに思われますので、先ほど赤桐委員の御質問の中にもあったと思いますが、やっぱりこれを一元化した防災対策の機構というものをつくるべきじゃないか、こう思うわけでございますけれども、大臣に、統一機構をつくるというこ……

第75回国会 地方行政委員会 第6号(1975/03/18、10期、公明党)

○阿部憲一君 この特例法が施行されましてからおおむね十年たちましたが、その間、百二十二件が合併されましたわけですけれども、この合併に併いまして、経過から見まして、さらに今後十年間も特例法を延長しようとお考えになっているようですけれども、延長しなければならないという理由について簡単にひとつ御説明願います。
【次の発言】 このような合併がこれからもいままでと同じように徐々に行われていくであろうと、そんなような意味においてこの特例法を延長することが必要である、そのように承りましたが、それではちょっと伺いたいんですけれども、この十年間に百二十二件の合併がありましたけれども、この経過とか実情というものに……

第75回国会 地方行政委員会 第9号(1975/05/29、10期、公明党)

○阿部憲一君 ただいま議題となりました国と地方公共団体との財政上の負担関係の健全化に関する法律案につきまして、その趣旨を公明党を代表いたしまして御説明申し上げます。  現在、地方公共団体の財政は、極度の危機に瀕しておりますが、その最大の原因は、公共住宅、学校、保育所、ごみ処理施設を初め、生活環境整備に対する国からの補助が不当に低いために生ずる超過負担にあることは多言を要しません。  すでに全国知事会では、昭和四十六年に地方超過負担率は四四・七%となっていると調査結果を発表しており、さらに革新市長会でも、全国地方公共団体の総超過負担額は、過去五年間で一兆円にも及ぶと述べております。地方六団体を初……

第75回国会 地方行政委員会 第13号(1975/06/19、10期、公明党)

○阿部憲一君 政府に若干御質疑申し上げますが、まず、今後のわが国の経済見通しとして、政府は、高度成長の時代はすでに終わり、安定成長の時代に入ったとして、高度成長時代のいろいろなひずみを是正するために、公共投資主導型の経済、福祉重点、国民福祉向上の経済へと移っていく、こういうことをあらゆる機会に宣伝しております。五十年度の地方財政計画の策定方針におきましても、地域住民の福祉の向上という言葉がうたわれております。本当にこの地域住民の福祉の向上のために地方財政計画が組まれているのでありましょうか。たとえば、地方財政計画の策定方針のうちに、地方債を例にとってみますると、その六に、「総需要抑制の見地から……

第75回国会 地方行政委員会 第14号(1975/06/20、10期、公明党)

○阿部憲一君 井手先生に二、三ちょっとお伺いしたいんですが、端的に御質問申し上げるわけですけれども、いま御承知のように一番問題になっておる地方財政につきましての大きな問題は、硬直化という問題でございます。この硬直化をどういうふうにしたらば解決できるか。これはもう私ども最も関心を持ち、また同時にこれを一日も早く解決しなければならないというような気持ちでおるわけでございますが、この硬直化につきまして、国いわゆる政府としては、いままで硬直化の原因というのはやっぱり人件費が膨張したのだ、要するに人件費に原因がある、もう一つは、やはり福祉を先取りしたんじゃないか、このようなことを主として原因として挙げて……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/03/28、10期、公明党)

○阿部憲一君 消防庁にまずお伺いしたいと思いますが、都市文化の発展に伴いまして、これは非常に多くの利便をもたらしたことも事実でございまするが、反面、生活環境を非常に悪化したこととか、あるいは災害の複雑化とか大規模化とか、これを非常に強めまして、火災などによる痛ましい犠牲者が増加しておることは非常に遺憾に思います。ちょっとした火災でも必ず犠牲者が出るというのは最近の私は特に著しい傾向だと思います。また、高層ビルだとかあるいはデパートなどの火災が非常に多数の犠牲者を出しているということも、遺憾ながら事実でございます。  ついきのうも東京の池袋で五人の焼死者を出したことも生々しい事実でございますが、……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1975/12/17、10期、公明党)

○阿部憲一君 総理府の交通安全基本計画というのがありますが、交通に関する各省庁は、この計画に基づいて来年の新計画を立てているように承っていますけれども、まず初めにこの交通安全基本計画について、現在までの経過と今後の見通しについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この新しい――いままでの基本計画が非常に成功して、計画以上に成果を上げたことは非常に喜ばしいことだと思いますが、それに引き続きまして、来年から行われるこの基本計画につきましては、それ以上の成果を望んでいるわけでございますが、これにつきまして警察庁並びに建設省方面に具体的な内容をお決めになった分がありましたらば伺いたいと思いますが。

第76回国会 地方行政委員会 第2号(1975/11/06、10期、公明党)

○阿部憲一君 今回の地方公務員の退職年金制度の改正は、昨年と比べまして制度的改正部分が少ない、非常な小幅なものとなっておりますが、前回の共済法の改正の際につけられました例の附帯決議についてはどのように対処されましたか。
【次の発言】 いまお話がありましたけれども、やはり法体系から言いましても、厚生年金、あるいは恩給、あるいは国家公務員共済、これに準じて改正していかなければならないことは当然でありましょうが、何といいましょうか、当局の御説明は始終抜本的な改正、改正と言って、じんぜんとして検討中、検討中で続いているような感じがしますので、速やかにひとつ結論を出すようにお願いしたいと思いますが、なお……

第76回国会 地方行政委員会 第4号(1975/11/12、10期、公明党)

○阿部憲一君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております政府提出の昭和五十年度における地方交付税及び地方債の特例に関する法律案について、日本社会党、公明党共同提案による修正案に賛成し、政府原案及び日本共産党提出の修正案に反対の意を表するものであります。以下、政府原案に対する反対の理由を申し述べます。  まず、反対の第一の理由は、今回の措置は、政府の経済政策の失敗の責任を地方自治体に転嫁したにすぎないからであります。  今日の地方財政の深刻な赤字は、政府の経済見通しの誤りと、インフレ対策にのみ心を奪われた経済政策の失敗によって起こったものであり、その責任は政府にあることは明らかでありま……

第76回国会 地方行政委員会 第5号(1975/11/18、10期、公明党)

○阿部憲一君 この法案が施行されましてコンビナート災害に対する防災行政が一歩前進するということは、非常に喜ばしいことだと思いますが、これに関連しまして、いままでの問題、要するにまだ残された問題というものについて、ちょっと消防庁長官にお伺いしてみたいと思います。  既存のコンビナートの防災対策をどういうふうに強化していくか、いわゆる積み残された課題、これに対しましてどのような取り組み方をなさるかということを伺いたいと思います。昨年の水島での事故からどのような規制の強化の処置をとってこられたのか、また、さらに今後どのような規制の強化をしていくかということについて御検討なさっているかどうか、その辺に……

第76回国会 地方行政委員会 第8号(1975/12/16、10期、公明党)

○阿部憲一君 私は公営企業の赤字問題について若干当局にお伺いしようと思っています。  まず、自治省がまとめられました交通、水道、病院などの地方公営企業の四十九年度の決算状況によりますると、これらの企業の経営内容が非常に大幅に悪化しておりまして、全体の約六〇%が赤字となり、累積赤字は約六千四百億円に上っているが、この赤字の原因についてはどのように考えておられますか。  それからまたこれの対策としまして、結局安易な料金値上げというようなことを奨励するような指導をしてはならないと私ども思いますけれども、自治省としてはどのようなお考えで、またどのような対策を考えておられますか、お伺いします。


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1976/01/23、10期、公明党)【議会役職】

○理事(阿部憲一君) ただいまから交通安全対策特別委員会を開会いたします。  吉田委員長から委員長辞任の申し出がございますので、私が暫時委員長の職務を行います。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る一月二十日、小柳勇君が委員を辞任され、その補欠として野口忠夫君が、昨二十二日、目黒今朝次郎君、加瀬完君及び前川旦君が委員を辞任され、その補欠として森勝治君、浜本万三君及び青木薪次君が、また本日、中村登美君が委員を辞任され、その補欠として福岡日出麿君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、委員長辞任の件についてお諮りいたします。  ただいま申し上げましたように、吉田委員長から委……

第77回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1976/05/14、10期、公明党)

○阿部憲一君 本年から第二次交通安全基本計画と、それから第二次五カ年整備計画がスタートしたわけでございますが、今後関係各省庁の一層の御努力を期待いたします。  交通安全の施策を講ずるに当たって、いまさら言うまでもないことですが、国民の理解と協力が得られなければなりません。その上で各省庁の施策が本当に生かされてくると、こういうふうに思うわけでございます。したがって、交通機関の安全充実、それから運転する人の資質の向上、教育、そうしてそれらを取り巻く整備された環境、これらの要素をもとに相互の関連、連携というものが大事になってくると思います。ただいま、本年度から実施されました基本計画につきまして植木長……

第77回国会 地方行政委員会 第4号(1976/03/31、10期、公明党)

○阿部憲一君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております内閣提出にかかわる地方税法等の一部を改正する法律案及び日本共産党提出の修正案に反対し、日本社会党、公明党提出の修正案に賛成し、特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法改正案に反対する討論を行います。  まず、反対の第一の理由は、政府原案は、今日最も望まれている地方財政危機打開のための根本的な改革を回避し、地方財政の困難をただ単に将来に延期しただけの操作にすぎないからであります。  このほど自治省が発表した地方財政の中間展望によりますと、現行の地方行財政制度のもとでは、ここ数年間は地方財政の赤……

第77回国会 地方行政委員会 第6号(1976/05/12、10期、公明党)

○阿部憲一君 和田参考人に御質問申し上げたいと思いますが、御案内のように、地方財政の危機というのは、結局目下の大不況それからまたインフレ、これがもたらしたものでございますし、これは単に地方財政だけでなくて、国家財政そのものも脅かしておることも御承知のとおりでございますが、さらにまた根本的に国民生活自体に大きな影響を与えているのが現状でございます。ただ、このいまの不況下のインフレ、不況というものが今後どのように解決されていくかということは、見通しとしまして、従来のような高度成長政策時代のような好況というものは望めないとしますると、いままでの地方財政に対する対処の仕方というものをそのまま変えずに立……

第77回国会 地方行政委員会 第7号(1976/05/13、10期、公明党)

○阿部憲一君 大蔵省並びに自治省に対しまして御質問いたしますが、五十一年度の地方財政計画あるいは交付税の算定基礎になっている税収見込みは、大蔵省あたりでデータを持っておられると思いまするが、果たしてこの計画どおりに確保できるのかどうか非常に疑問に思っています。ある程度の伸びを予想されているようですけれども、大変この計画どおり確保できるということに対しては懸念しております。したがいまして、今後景気浮揚対策がどういうふうに、どのような効果をあらわしてくるか。また、景気回復についてどのような見通しでおるのか。本年度の後半に景気が伸びたといたしましても、結局はこれは大部分翌年度の税収になるわけですが、……

第77回国会 地方行政委員会 第9号(1976/05/20、10期、公明党)

○阿部憲一君 さきの水島の重油流出事故を見るまでもなく、一たびああいった事故が起きますると、環境破壊など甚大な被害を及ぼす石油コンビナートの防災体制の整備を図るためには、昨年十二月に公布されました石油コンビナート等災害防止法の速やかな施行が望まれるわけでございますが、その見通しについては、先ほど大臣からも、来月の中旬に予定していると、こういうふうなお話ありましたが、これに関連した政省令その他の法執行のためには、準備はもうすっかり整っておりますか、お伺いします。
【次の発言】 石油貯蔵タンクの事故防止のためには、やはり既存の石油タンクの保安検査を厳重に行っていくこと、これが最も肝要であると思いま……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 地方行政委員会 第2号(1976/10/12、10期、公明党)

○阿部憲一君 初めに、まず新しく自治大臣に就任なさいました天野先生にお伺いしますが、これから安定成長に即応した地方行財政、これに課せられたいろいろな課題がございますが、これに対処して大臣としてどのような決意をお持ちになりますか、承りたいと思います。
【次の発言】 いまの大臣の御決意を承りましたから、ひとつその決意を貫いていただきますようお願いいたします。  なお、いま問題になっています行政改革の問題についてもお伺いしますけれども、これなども、大臣がおかわりになる都度にいろいろと御決意の中にもあったり、また、さらに各方面からもこれに対する要望が常にあるわけでございますが、依然としてやはり思い切っ……

第78回国会 地方行政委員会 第5号(1976/10/28、10期、公明党)

○阿部憲一君 ただいまの神谷君の動議に賛成いたします。


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1977/03/23、10期、公明党)

○阿部憲一君 わが国の交通事故、これは昭和四十六年以来年々減少の方向をたどってまいりました。これは結構なことでございますが、これは、やはりまあこの関係者を初めとして、国民各層の努力の結果と言えると思います。特に昨年は、昭和三十三年以来十八年ぶりで死者が一万人を下回ったということでございます。しかし、これは年間の交通事故による死者が一万人を切ったということだけを見てただ安心するというわけにはいきませんので、現実に負傷者を合わせますと六十万人も超えておるわけでございます。また、この交通事故による死者が一万人以下になったといっても、これは道路交通の事故による死者だけであって、鉄道事故だとか航空事故ま……

第80回国会 地方行政委員会 第4号(1977/03/24、10期、公明党)

○阿部憲一君 自治大臣にお伺いしたいと思いますが、まず、大臣の所信でも述べられておりますとおりに、地方自治制度が発足以来満三十年を迎えたわけでございますが、この間さまざまな紆余曲折をたどりながら、それなりの成果を上げてきたことはまことに喜ばしいことだと存じております。しかしながら、大臣は、この三十年間の地方自治の推移の功罪といいますか、三十年間を総括してどのようなお考えを持っておられますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 地方自治満三十年を、今日のような財政危機の状態といいますか、地方自治にとって非常に大切な状況の中で迎えたわけでございますが、大臣は今日の地方財政危機に対しましてどのよ……

第80回国会 地方行政委員会 第5号(1977/03/29、10期、公明党)

○阿部憲一君 地方税法の改正につきまして自治大臣並びに当局に二、三伺いたいと思いますが、地方財政も国家財政と同様に税収不足と歳出増でもって財政全体が一時しのぎを続けておることは残念でありますが、地方財政につきましては昭和四十年代半ばごろから急激な都市化に伴う財政需要などによりまして国からの補助金、交付税に依存する傾向を一層強めております。たとえば昭和四十二年度の交付税の不交付団体が百四十八団体あったのが、昭和五十一年度当初の不交付団体は五十七団体となっております。地方公共団体の九八・二%が交付税団体になっております。このことは、全般的に地方税収が伸び悩んでいる構造上の問題をあらわしていると言え……

第80回国会 地方行政委員会 第6号(1977/03/31、10期、公明党)

○阿部憲一君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました内閣提案にかかわる地方税法の一部を改正する法律案に反対し、日本社会党、公明党、日本共産党及び第二院クラブ共同提案の修正案に賛成する討論を行います。  以下、その主な理由を申し述べます。  まず、地方財政の強化についてであります。  政府の経済政策の失敗とその後の長期不況によって、地方財政が三年連続して二兆円以上に上る財源不足を来しております。しかし、地方財政の危機は、経済環境の変化に伴う構造的な欠陥にあることは言うまでもありません。地方財政の危機は、単に景気変動のみに原因があるわけでなく、現行の地方税制度が地方公共団体の財政需要に照……

第80回国会 地方行政委員会 第8号(1977/04/14、10期、公明党)

○阿部憲一君 今回のこの改正案の提案理由の中に、「最近における暴力団等によるけん銃等の不法所持及び使用の実情にかんがみ」と述べられておりますけれども、この暴力団の壊滅、一掃につきましては警察も力を入れて取り組まれてきたところでありますし、ただいまもそのようなお話もございましたが、これは実に社会的にも強く要請されてきておりますのですが、それにもかかわらずなかなかその効果が上がっていないのではないかと思われるわけでございます。最近、暴力団のこの実態、ただいまもちょっとお話ございましたが、その実態とそれに対する取り締まりの成果というものについてもう一度御説明を願いたいと思います。

第80回国会 地方行政委員会 第9号(1977/04/19、10期、公明党)

○阿部憲一君 いままでいろいろと参考人の諸先生から有益な御意見を承りまして、私、あとちょっとこの問題につきまして憲法との関連について二、三お伺いしたいと思います。  特にこの法案について御賛成の御意見をお吐きになりました島田先生に伺いたいと思いますが、モデルガンの愛好者の立場から、今回のモデルガンの取り締まりそのものが憲法十三条で保障されている個人の幸福の追求に関する権利に反するものであると、こういった議論が非常に出されておりますが、この点についてどのような御意見をお持ちなのかということ、これが第一番でございます。  それから同じく憲法の二十二条第一項に、「何人も、公共の福祉に反しない限り」「……

第80回国会 地方行政委員会 第10号(1977/04/21、10期、公明党)

○阿部憲一君 模擬銃器、いわゆるモデルガンについて二、三お伺いしたいと思いますが、業者の側にしましても、この問題につきましてはいままでかなりの努力を払ってこられたわけでございます。自主規制をきちんと行ってきたと、こういうふうに私聞いておりますけれども、行政指導によって改造できなくしてしまうということがしたがって望ましいと私自身思います。そうしたことが不可能だと当局が考えられたとするならば、どういう点で不可能なのか、この点を具体的にひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、いまのお話では、自主規制にも一つの限界がある。また肝心の業界の方からも申し出があって、そして今回の改正に……

第80回国会 地方行政委員会 第12号(1977/05/12、10期、公明党)

○阿部憲一君 まず本題の地方交付税法の一部を改正する法律案に関して当局に御質問申し上げたいと思いますが、地方交付税制度の本来の機能ということを考えますと、地方財源の調整、さらには一般財源の保障ということが考えられるわけでございますが、地方交付税の本来の機能ということについてどのように考えておられるか、まず御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 この地方交付税制度の本来の機能を考えました場合に、その交付税が三年間連続して大幅な赤字ということは、この交付税制度の機能にどのような影響をもたらすとお考えですか。
【次の発言】 いまの五十一年度の実態を見ますと、実情はどうかといいますと、不交付団体は……

第80回国会 地方行政委員会 第14号(1977/05/19、10期、公明党)

○阿部憲一君 先般、衆議院の社労委員会で取り上げられました年金の官民格差の問題につきまして、ちょっと若干お伺いしたいと思います。  先般の社労委員会で取り上げられました真意や、それからまた現在マスコミなどで言われている官民格差について、必ずしもつまびらかにするものではございませんけれども、こうした論議が政府の進めておりまする福祉見直し、さらには公的年金の拡充限界論等を進めさせる結果になりはしないか、こういうことを恐れるものでございますし、また、単に皮相的な、また表面的な年金制度の比較に終わってしまって、正当な年金のあり方などを検討するということが忘れられるとしますると、あるべき姿に近づきつつあ……


阿部憲一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院10期)

 期間中、各種会議での発言なし。

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データ更新日:2022/12/18

阿部憲一[参]在籍期 : 8期- 9期-|10期|-11期
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