加藤進 参議院議員
10期国会発言一覧

加藤進[参]在籍期 : 9期-|10期|
加藤進[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは加藤進参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院10期)

加藤進[参]本会議発言(全期間)
9期-|10期|
第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 参議院本会議 第17号(1975/06/25、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は日本共産党を代表して、昭和四十八年度決算について若干の質問をいたします。  最初の質問は、昭和四十八年度の財政、経済運営こそ、自民党政府の高度経済成長政策を極端に推し進め、日本経済と国民生活に重大な危機を招いたという問題であります。わが党は、四十八年度予算に対して、この予算が国民生活に破壊的な影響をもたらす大企業の超高度成長のための列島改造予算であり、インフレと大企業の横暴を一層はびこらせる予算であることを指摘して、強く反対いたしました。大企業による土地、商品投機と悪性インフレの高進、公害と大規模な自然破壊、農漁業、中小零細企業の経営危機の進行などは、まさに四十八年度予算の執行……

第75回国会 参議院本会議 第21号(1975/07/03、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、ただいま行われました副議長前田佳都男君不信任決議案の提案理由説明に対して、若干の質問を行います。提案者星野君の明快かつ懇切な御答弁をお願いいたします。  第一の問題は、副議長前田佳都男君が、河野議長が行った公職選挙法改正特別委員会への不当介入に追随し、これを容認したという問題であります。河野議長はこれまでも、公選特別委員会での選挙二法案の審議に当たってこう申しました。選挙法は党利党略的なものである、こんなものに介入する気はない、こう言って委員会審議を尊重するかのような態度をとられたわけであります。しかも、当時公選特別委員会では、山積みする重要な問題点についての審議はまだほんの……


■ページ上部へ

第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 参議院本会議 第11号(1975/11/12、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、日本共産党を代表して、酒税法の一部改正法案及び製造たばこ定価法の一部改正法案について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。  この法案は、周知のように、さきの国会において廃案になったものであります。政府は、あれこれ答弁をしておりますれども、にもかかわらず、廃案になったこと自体、議会政治のもとでは、国民の強い反対意思の表明であることは疑問の余地のないところであります。政府は、酒もたばこも嗜好品だから値上げは当然だと言っていますが、たばこを吸う人口は三千五百万に達し、酒を買わない家庭はほとんどないのであります。総理、あなたはこの法案が廃案になったそのとき国民がどれほど喜びの声を上……


■ページ上部へ

第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 参議院本会議 第11号(1976/05/14、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、日本共産党を代表して総理並びに関係大臣に質問いたします。  わが国の国民は、かつて戦時中の赤字国債の乱発を原因とする悪性インフレに塗炭の苦しみを味わい、その後も引き続いて異常な物価上昇に苦しんでいることは事実の示すとおりであります。ところが政府は、この法案によって三兆七千五百億円という巨額の赤字国債を昨年に引き続いて発行し、さらに、大蔵省発表の財政収支試算がおくめんもなく示しているように、五十三年度もしくは五十四年度までこの赤字国債を発行する意図を示しているありさまであります。大蔵大臣は、赤字国債の発行は「異例な措置である」と繰り返し説明しています。不況期などの緊急な際の例外……


■ページ上部へ

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 参議院本会議 第6号(1977/03/14、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、日本共産党を代表して、税制二法案に関して総理並びに大蔵大臣に質問いたします。  いま国民の暮らしは、長引く不況とインフレに加えて、政府が今年度に所得税減税なしの実質増税、公共料金、社会保険料などの大幅引き上げを行ったために、大きな打撃を受けています。  総理府の家計調査でも、昨年の勤労者世帯の所得は、実質上一昨年よりも下がっており、この調査が始まって以来二十五年間で最低の記録となっています。このことは、いま国民の生活が物価狂乱当時よりもさらに苦しくなっていることを示すものであり、きわめて重大と言わなくてはなりません。労働者の失業、中小企業の倒産、農民の窮乏もまたきわめて深刻で……

加藤進[参]本会議発言(全期間)
9期-|10期|

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院10期)

加藤進[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-|10期|
第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 運輸委員会 第閉会後3号(1974/10/14、10期、日本共産党)

○加藤進君 青柳参考人には御多用中のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。  いま政府は、原子力船「むつ」の問題の解決にあたって漁民代表との交渉を続けています。これは漂流中の「むつ」を何とかして母港に入れたい、こういうことが中心になっておるわけであります。これは国民がいま一番心配にし、いま一番要求しておることとはほど遠い問題だと思います。国民はもっと根本的な問題の解決を強く要求している、こういうふうに私は思います。  第一に、一体今度の原子力船「むつ」の放射能漏れというような重大な事態について、今日まで新聞報道等々を通じて若干は聞いていますけれども、しかし責任ある徹底した……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第閉会後1号(1974/09/11、10期、日本共産党)

○加藤進君 長官。まず長官にお尋ねしたいと思いますが、第一に、きのうの衆議院の科学技術特別委員会で、私は情報としても聞きましたし、また新聞にも出ておりますけれども、長官を含めて二人の間に口論となった。森山長官は「ただじゃ済まさないぞ。」と大臣席にすわり直そうとしたが、おこった某氏は「ただじゃ済まさないとはどういうことだ。」、こういうやりとりがあったという。これは国会の中でやられたことですね、委員会の中でしょう。(「休憩中だ」と呼ぶ者あり)休憩中にしろ委員会の中ですよ。どうですか。こんなことばが科学技術行政の最高責任者の口から出た。これを国民はどう思いますか。国会の権威にもかかわることです。私は……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第閉会後3号(1974/11/08、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、あと小巻委員が質問いたしますから、その前にほんの一、二の点について質問したいと思います。  十一月の五日の日に中間報告が出されました。この中間報告が出された段階でおそらく原子力局首脳部の諸君も、あるいは科学技術庁の長官自体も深い反省をされたのではないかと推測するわけです。  そこで、お聞きしたいのは、森山長官たびたびいろいろ発言をされておりますけれども、原子力委員会の安全審査にパスしたから絶対安全だ。この点は取り消される用意があるかどうか。「むつ」の原子炉は世界的に安全性が証明されておる原子炉だ、実証炉だ。こういうことばも出ておりますけれども、こういうことをこの機会にお取り消……

第73回国会 決算委員会 第閉会後6号(1974/09/20、10期、日本共産党)

○加藤進君 教員研修の問題について質問いたします。  わが党ば、一人一人の子供に行き届いた教育を行なうための教師の責務を重視しています。教員の行なうまじめな研修活動に対して国も自治体も積極的にこれを援助激励してこれに協力を行なうべきであるということをたびたび強調してまいりました。こういう趣旨から、去る七月の二日政府に対して、さしあたり次のような措置をとるように申し入れてあります。すなわち、都道府県、市、区にある教育研究所を教師の自主的研修、学習のために開放し、そのための図書、教材、教具、実験器具などを備えて、教師がこれを使用できるようにすること、各学校にば言うまでもなく学校用図書、教材、施設設……

第73回国会 決算委員会 第閉会後8号(1974/10/25、10期、日本共産党)

○加藤進君 わが党は、田中首相にかかわる政治的、社会的さまざまな疑惑については、今日までこの国会を通じて執拗な究明を行なってまいりました。  今回、文藝春秋がその特集でもってこの問題を新たに取り上げています。そこで大蔵大臣にお尋ねするわけですが、この文藝春秋の特集号はまだ読んでいない、こういうふうに先ほどの質疑に対してお答えをしておられるわけでありますが、特に読まれないという何か特別の理由があるのでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 特集記事自身は読んでいない、忙しいからだと、こういうことですね。しかし、これに関しては新聞が連日のように報道しているわけですね。この新聞記事は、少なくとも多……

第73回国会 決算委員会 第閉会後10号(1974/11/08、10期、日本共産党)

○加藤進君 私はいまから八年前、すなわち昭和四十一年の十月二十日の日の衆議院予算委員会におきまして、田中角榮氏にまつわる重大な容疑について当時の佐藤総理並びに橋本登美三郎建設大臣に質問をしたことがあります。その中で、本日も問題になっております信濃川河川敷を、田中角榮氏の会社ともいえる室町産業が買い占めた問題について、特に橋本建設大臣に次のように質問いたしました。いま信濃川左岸に進められている堤防工事は、治水上の護岸対策としてのかすみ堤というものであるか、それとも本堤そのものであるか。これに対して橋本建設大臣の答弁は次のとおりであります。ただいまお話のあったかすみ堤、建設省ではいわゆる導流堤とい……

第73回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1974/08/21、10期、日本共産党)

○加藤進君 私も愛知、三重の災害現地を見てまいりました。今度の災害を局地災害と、こう言われる方がありますけれども、今度の災害は決して局地の災害ではなかったと私は見てきております。  ここに地図があります。これは愛知県における災害の状況を示した地図でございます。  海岸地帯は全部漏れなくといっていいほど災害を受けております。  それから三重県でありますが、三重県の災害もまたきわめて広範囲でかつ甚大です。これは四日市市における災害の図表であります。これ見てください。どの河川という河川も全部あふれて決壊しています。全市が災害を受けている。これは決して四日市だけではなく、四日市から津、鈴鹿、亀山、桑名……

第73回国会 文教委員会 第閉会後1号(1974/09/11、10期、日本共産党)

○加藤進君 昨年来のもう異常な物価上昇のもとで、大学における研究条件がまさに目をおおうような状況になっている。これはもう大臣も大体認識しておられるかと思いますけれども、ある大学では図書費は今年度ゼロ、東京大学では図書費は四分の一に削減、大きな機械を動かすと費用がかかるから実験機械は動かさぬ、いわばこんな状態が一般化しております。これまで大学は学術の中心であると、こう言ってみても、現実にはもう研究そのものが破壊の状況にある。私は、これは猶予できない問題だと思います。この点につきまして、大臣どのように御認識いただいておるのか、今年度の補正予算においてその点についてどのような措置を考えておられるのか……


■ページ上部へ

第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1975/06/20、10期、日本共産党)

○加藤進君 関連。  内田先生、午前中しか御出席いただけないという事情があるようでございますから、一つだけ午後の質問に関連しますのでお聞きしたいと思います。  先ほど大山参考人からJRR―4をつくって遮蔽実験を行った結果、中性子のストリーミング現象がすでにその時点でわかっていた、こういうことが報告されておりますが、私は安全審査委員会の責任をとっておられる内田先生には少なくともこのような事実は伝えられてしかるべきだと思っておるわけでございますけれども、これは伝えられましたか、伝えられませんでしたか、その一点だけお尋ねしておきたいと思います。

第75回国会 決算委員会 第2号(1975/01/21、10期、日本共産党)

○加藤進君 私も非常に大臣の発言については遺憾の気持ちで聞きました。これはもう今度の三木内閣が清潔ということを旗じるしにしてこれからやろうという、その自治大臣ともあろうものがいかにも国民は愚かであるなどというような内容の発言をされる、こういうことは、これは私は大臣としての資格を疑わざるを得ないくらいに重要な問題です。そういう点では、単にことばを修正するとかどうかという問題の前に、もう少し大臣として、清潔な政治、清潔な選挙をやるためにしっかりした心がまえを持って事に臨むと、私がこのとおりに率先してやりますというくらいのやっぱり決意を持っていただかないと、国民は愚かである、国民に教えるというような……

第75回国会 決算委員会 第3号(1975/01/23、10期、日本共産党)

○加藤進君 大臣の先ほどの発言と国税当局の中間報告を聞いておそらく国民のだれしもが失望を禁じ得なかったと私は思います。あれではあなた方は、一体田中金脈問題をうやむやにしてしまう気があるのではないか、こう疑わざるを得ないと思います。  第一に、税務行政の性格上、個々の納税者の申告、調査の内容など詳細な報告はできない、こう言っておりますけれども、そもそも田中角榮氏の脱税の疑惑というのは、一般の納税者の単純な脱税の疑いとはわけが違うと思います。問題の性格が全く違うのです。政府・与党の要職にあります、総理大臣にまでなったという人が、憲法でも規定されている納税義務を誠実に履行したかどうか、つまり、田中氏……

第75回国会 決算委員会 第5号(1975/02/25、10期、日本共産党)

○加藤進君 電電公社の方にお尋ねしたいと思います。まず、電話料金の請求の問題ですが、この電話料金の請求額というのはどんなふうに計算をされて、その上での請求がなされるのでしょうか。そのひとつ仕組みを簡潔にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その請求金額をはじき出すのにはほとんど機械でやっているわけですね。
【次の発言】 いろいろその請求される金額について疑問が起こっているところがございますね。この疑問に対して電話局の方ではどう答えておられるかというと、機械でやっているからミスはございませんと、大体そういう答弁なのですが、そこでお聞きしたいのは、請求金額に間違いが起こるようなことはない、こうい……

第75回国会 決算委員会 第7号(1975/03/14、10期、日本共産党)

○加藤進君 私も天下り人事の問題について発言したいと思います。先ほどもある議員から一概に悪いとは言えないという声もありました。またメリットもあるし、デメリットもあるという意見もございました。そこで私たちは天下り人事の問題についてもう少し厳格にその内容を決めておかないと議論にならないのじゃないかと思うのです。というのは、私たちがこの問題を問題とするのは、役人が老後の生活保障のために私企業に就職するということを一概にすべて禁止しようなどというような考えは毛頭ないということが一つでございます。  それから、役人の方といっても、高級な官僚についてだけわれわれは問題にする。こういう問題点をはっきりしてお……

第75回国会 決算委員会 第11号(1975/05/28、10期、日本共産党)

○加藤進君 最初に「むつ」の問題についてお尋ねします。  「むつ」放射線漏れ問題調査報告書によりますと、まあ今回の放射線漏れを生んだ「むつ」の欠陥は、計画から設計、さらに建造、試運転に至る全過程において一貫性を欠く無責任体制のもとに進められたところから起こった問題であると、こういうふうに指摘しています。そしてこの開発を担当した原子力船開発事業団の能力のなさを指摘し、そしてこれを黙過し、容認してきた科学技術庁、運輸省の責任は大きい、こういうことを厳しく指摘しておるわけであります。  そこでお聞きしますが、科学技術庁長官はこれらの指摘を率直にお認めになった上で「むつ」問題の解決に当たられるのかどう……

第75回国会 決算委員会 第13号(1975/06/06、10期、日本共産党)

○加藤進君 田中前総理の金脈問題にからまる疑惑は、その規模の大きさから言っても、その醜悪さ、不法な手口から言っても、これは日本の政治史上空前なものであると考えます。そのために、当委員会におきましても長時間にわたるこの問題の審議を行いました。十数件に及ぶ重大な疑惑が追及されたわけであります。  また、わが党もこの問題を重視いたしまして、昨年の十一月二十五日田中前総理へ公開質問状を提起いたしました。百項目に上る疑惑がここに提起されております。田中総理よ答えて欲しいと要求したわけであります。ところが、それからすでに半年以上を経過した今日、田中総理自身がこの疑惑を解明する何らの行動もとっておられません……

第75回国会 文教委員会 第3号(1975/02/27、10期、日本共産党)

○加藤進君 文部大臣は今年度の教育行政の最重点として、私学問題を取り上げられております。これは結構だと思います。所信表明によりますと、その私学問題とは私学助成に尽きるというような感じを持つわけでございまして、ほとんどが私学助成にいわば言い尽くされておるわけであります。  そこでお聞きしますけれども、私学助成さえしておれば私学そのものの振興はできると、こういうふうにお考えになっておるかどうか、その点をまず最初に確かめておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、私はこの私学がそれぞれの特色を生かしながら、しかも管理運営、教学について誤りなき、やはり方向を進めていかなくてはならない、こういう立場か……

第75回国会 文教委員会 第5号(1975/03/25、10期、日本共産党)

○加藤進君 初めに、梅根先生にお尋ねします。  きょうのテーマは、入試制度の改革というテーマでございますが、今日までいろいろ入試問題についての改善策が出されておりますけれども、その改善策のほとんどというのは、いわば選抜主義のやり方、これをできるだけ効果的にやるのにはどうしたらいいのかと、こういういわばふるい分けの入試制度、こういう問題がやはり出されてきておると思います。私は先生の御説も拝見いたしましたけれども、そういう資格を持ち、能力を持ち、希望を持っておるような学生生徒に対して、これをふるい分けて、ある者だけは教育の機会を与える、ある者にはその機会を保障できない、こういうことではいけないので……

第75回国会 文教委員会 第7号(1975/04/01、10期、日本共産党)

○加藤進君 最初に、先般の参議院文教委員会におきまして入学試験問題の改善についてという非常に重要なテーマについての御意見が出されました。そういう中で、今日大学で当面している入試過熱、入試地獄を解決していくためにはどうしても国立大学そのものの拡充強化をしていかなければならない。とりわけ東京大学、京都大学等々の有名校に対して地方の大学に非常に大きな格差がある。この格差を是正しつつ全体としての国立大学の入れ物あるいは国立大学間における相互間の格差をできる限り解消して、でき得るならば東京大学や京都大学並みの水準に引き上げることが願わしい、こういう意見も出されたわけでございますけれども、こういう点の国立……

第75回国会 文教委員会 第9号(1975/05/08、10期、日本共産党)

○加藤進君 今度の改正案で年金を二百万円から今日の社会経済的な諸条件を勘案してこれを引き上げる、こういう趣旨について私は当然だと賛意を表します。同時に、この年金の額の決定について、文化功労者の方々の文化に貢献されたその功績に対してこれを顕彰するにふさわしいものとすると、この趣旨についても私たちは全面的に賛成です。しかしながら、そういう趣旨や内容のものを今日までたびたび国会において提案され、国会において改正の都度審議されてきたものであります。ところが今回出されてきておるのは、内容、趣旨については従来とそれほど変わっておりません。もちろん、衆議院における修正意見も入っています。しかし、基本は変わっ……

第75回国会 文教委員会 第11号(1975/06/03、10期、日本共産党)

○加藤進君 各委員からこの法案の成立についてきわめて積極的な御意見が出されました。私も、この法案の提案趣旨に対して賛成の立場で若干とりわけ文部省に質問をしたいと思います。  いま文部省の見解の中に学校の事務職員といえども事務職員に変わりはない、こういうやはり見解があると思います。しかし、学校教育を真に守っていくために事務職員の持っておる役割りというもの、これは一般の事務職員とは全く違うものであるという、こういう認識に立っていかなければこの法案に示されたような問題の提起は私はないと思う。数は、一つの学校にないところもある、あるところでも一人、多くても二人。しかしこの一人、二人がどれほど学校教育そ……

第75回国会 文教委員会 第13号(1975/06/10、10期、日本共産党)

○加藤進君 すでに私以外の委員からいろいろ貴重な質疑が交わされたわけでございますから、私は時間の許す限り重複しない範囲で若干の質疑を申し上げたいと思います。  まず最初に、櫻井参考人にお尋ねしたいわけでございますけれども、この法案が参議院に送付されてまいりましたのはまだ六月に入ってからでございまして、参議院文教委員会における質疑の時間は決して十分とは言いがたいものがあると思います。私たちの会館の部屋に再三学会あるいは保護団体の皆さんの来訪をいただきまして、それぞれ貴重な御意見を拝聴しておるわけでございますけれども、そのほとんどすべては、この法改正におけるさまざまな前進面は認めるけれども、しかし……

第75回国会 文教委員会 第15号(1975/06/19、10期、日本共産党)

○加藤進君 最初に、教科書検定に関連いたしまして御質問をします。  つい数日前の新聞でございますが、中央図書出版発行の「新現代国語I」、この「I」に田宮虎彦氏の「足摺岬」の一部がカットされて掲載されている、こういうことを高校の先生が指摘されました。カットされた部分というのは、内容としては、戦争責任にかかわる重要な内容であります。そこで、先生は、「出版社が検定を考えて意図的にカットしたのではないか。」と、教科書に掲載するなら全文を載せるべきで、一部をカットするというなら、採用そのものを見合わせるべきではないかと、こういう訴えをしておられるわけであります。まことに道理にかなった訴えであると私は考え……

第75回国会 文教委員会 第16号(1975/06/24、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、去る二十一日、永井文部大臣に対して、給食用の小麦粉に対して添加されるリジンの問題について申し入れをいたしました。これは、このリジンの添加が果たして安全かどうかという点について非常に疑惑を持っておるわけでございますから、この点の確認を厳格に行っていただくこと、そして、その確認が行われるまでは一時的にもリジンの使用を中止すべきである、こういうことを申し入れたわけであります。  その前日に文部省は、「学校給食用L―リジンの製造原料について」という文書を公表されました。これは、ノルマルパラフィンが使用されているという疑いが一部にあったが、調査の結果は、L―リジンの原料はでん粉または糖……

第75回国会 予算委員会 第2号(1975/03/05、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、日本共産党を代表して、矢追君のただいまの意見に賛成し、委員長の提案に反対するものであります。  本予算委員会において、少数会派は長年にわたって質問時間を短く制限された上、質問順位においてもきわめて不当な扱いを受けてまいりました。このためわが党は、各党代表の質問順位は公正、民主的に行われるよう一貫して強く主張してまいったものであります。ところが、今回の委員長提案は、これに全く耳をかすことなく、従来からの慣例を盾に不当にも多数会派優先の質問順位を依然として固執するものであり、さらにそれは、前国会の方式に比べても一層後退するものであって、少数会派軽視もはなはだしいと言わざるを得ませ……

第75回国会 予算委員会 第4号(1975/03/07、10期、日本共産党)

○加藤進君 関連。  ただいまの二人の法政大学の学生の訴えの中心は、法政大学の暴力学生集団は、自分たちと意見が違う、こういう学生に対して学校への入構さえ妨害している、こういう重大な訴えでございます。これに対して、法務局の人権擁護部の係官はどう答えたか。その答えの一つは、君らさえ反対しなければ授業が受けられるのだから黙っていた方がいいと、こう答えておるのであります。けしからぬことでございます。さらに、セクト間の争いによって授業が受けられず、試験も受けられないことになっておるんだと、こう答えております。  そこで法務大臣、お尋ねいたしますけれども、大臣もまたこの大学でまじめに勉強をしたいという学生……


■ページ上部へ

第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1975/12/12、10期、日本共産党)

○加藤進君 原子力船「むつ」の問題について質問いたします。  初めに母港の問題でございますけれども、昨年十月四者協定ができてからもう一年以上になるわけでございますけれども、まだ私の聞くところ「むつ」の新しい定係港は決定されておらないように思うわけでございますが、いま佐世保での修理をめぐっていろいろ地元でも大きな問題になっておりますが、科学技術庁としましては、あるいは事業団としまして、佐世保は修理港として地元に願っておられるのか、それとも新しい定係港として地元にお願いをしておられるのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、まだお願いするという段階には至っていない。お願いす……

第76回国会 文教委員会 第2号(1975/12/09、10期、日本共産党)

○加藤進君 きょうは質問の最後になるようでございますから、まとめとは申し上げませんけれども、二点だけ大臣に確認をしておきたいと思います。  先ほど来の質問に対しまして、再三にわたって主任制度の法制化については期限を云々するよりも十分な手続をとるということが大事だと思うと、こういう答弁がございました。すでに御説明によりますと、今日までもう相当の手続きをとっておられるようなお話でございますけれども、私たちにとりましては、まだ十分に知らされておらない手続き上の問題でございますので、特に私が申し上げたいのは、さて、本日以降においてどのような手続をとり、その手続が完了した場合に、その法制化をいわば決断さ……

第76回国会 文教委員会 第3号(1975/12/11、10期、日本共産党)

○加藤進君 今回の永井文部大臣の見解表明につきましては、 いろいろお尋ねしたい点がございますけれども、きょうは人確法の趣旨、精神に照らして見て今回の主任制度導入という問題をどう考え、どう理解したらいいのか、こういう点でお尋ねしたいと思います。  初めに教員給与の問題についてでありますけれども、人確法に基づいて教職員の給与改善が今日までどのような状態で、どの程度まで進められてきたのか、その現状を具体的に数字の上で御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 要約してお尋ねいたしますと、人確法に基づく第一次、第二次の給与改定によって本俸の引き上げはそれぞれ前年度に比してどれだけパーセントアップを……

第76回国会 文教委員会 第4号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○加藤進君 私も主任制度の問題について質問いたします。  若干さかのぼりますが、昨年の二月、人確法の審議の際に、私は教務主任、学年主任など、上級教諭を新設して五段階給与を目指すものではないか、こう文部大臣に質問いたしました。当時の大臣は奥野文部大臣でございますが、そのような考えは全然持っていませんと、こう答弁されたわけであります。  そこで、確めておきたいのでございますけれども、永井文部大臣もまた、人確法の趣旨は、教務主任、学年主任などの上級教諭を新設するためのものではない。こういう御見解に立っておられるのかどうか、まずお尋ねいたします。

第76回国会 法務委員会 第2号(1975/11/06、10期、日本共産党)

○加藤進君 二、三質問させていただきます。  初めに、裁判官の報酬についてでありますが、かねてから御存じのとおり、裁判官の不足を補う上からいっても初任給の引き上げをすべきである、及び、第一線で働く若い裁判官の給与の改善を行うべきであるという強い要望がなされておることは事実でございますが、こういう要望にこたえて、今度の改正ではどのようにその点が改善されておるか、まずその点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 見通しをちょっとお尋ねしたいんですが、裁判官の不足をその程度の改善措置によって解消できるかどうか、その点についての見通しをひとつお願いしたいと思います。


■ページ上部へ

第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 決算委員会 第閉会後1号(1976/06/09、10期、日本共産党)

○加藤進君 去る五日から環境週間に入っておるわけでございます。長年にわたって公害の被害に苦しみ抜いてこられた被害者を中心といたしまして全国的にいま公害に対する告発、抗議運動が新たな高まりを示しておるわけでございます。その中で私は特に大阪空港公害についての問題について運輸省並びに環境庁にお尋ねをしたいと思います。  最初に運輸省の航空局長に御出席を願うようにお願いをしておいたわけでございますが、出席できないというお話でございます。どういう事情にあったのか、理由を一言お聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 大阪空港公害につきましては、すでに大阪高裁判決が出ています。この高裁判決に対して国が上……

第77回国会 決算委員会 第3号(1976/01/22、10期、日本共産党)

○加藤進君 昨日、大雪の中で、新潟地裁長岡支部におきまして信濃川河川敷訴訟の第一回の公判が行われたことは報道で御存じのとおりだと思います。信濃川河川敷問題というのは一言で言ってどういう問題なのか。これは田中角榮氏がその政治的な地位を利用して知り得た情報をもとにして、室町産業という幽霊会社まで設立して多くの農民をだまし、一億円余の投資で約三百億円にも上る莫大な不当な利得を得んとした問題として、田中金脈の中でも最大最悪の疑惑であります。私は十年前この重大な疑惑を初めて国会で暴露し追及をいたしました。以来今日まで本委員会を初め国会内外で引き続きこの疑惑解明のためにさまざまな努力をされたわけであります……

第77回国会 決算委員会 第閉会後4号(1976/07/21、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)など十件の承諾を求める件について、諾否の態度を明らかにしたいと思います。  これらのうち、昭和四十八年度特別会計予算総則第九条に基づく経費増額総調書及び経費増額調書、昭和四十九年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書、昭和五十年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)、以上三件については承諾、その他の七件については不承諾の意を表明いたします。  さきの三件は、給与増額費、災害復旧事業費、社会保障関係費、米麦買い入れの経費などをそ……

第77回国会 商工委員会 第3号(1976/05/11、10期、日本共産党)

○加藤進君 通産大臣の所信表明につきまして、いろいろお尋ねしたい問題点はございますけれども、きょうは、中小企業の問題だけに限ってお尋ねしたいと思います。  大臣も、所信表明の中で、わが国の中小企業はこれまでにない厳しい経営環境に直面しているということを強調しておられます。事実、わが国の中小企業はもはや放置できないような危機的な状況にあるという認識は、これはもう否定できないことだと思っています。このような状況をどう打開していくような具体的で積極的な政策を政府が持つのか、手厚い配慮を持つのかということは、いま、中小企業家のひとしく政府に期待してきておるところだと思います。  そこで、まず最初にお尋……

第77回国会 商工委員会 第4号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○加藤進君 通産大臣に最初にお尋ねいたします。  今度の改正の一番主な目的は何であろうか、私なりに要約いたしますと、第一には、不況のさなかで過剰在庫を抱えて苦しんでおられるわが国の金属鉱業を救済しようということ、第二には、金属鉱物資源の輸入を安定化させて、資源の輸出をしておられる発展途上国との友好関係を今後とも維持強化していこう、こういうところに主な目的があるように私は理解いたしますけれども、この点について通産大臣はどのようにお考えになるでしょうか。
【次の発言】 そこで、そういう目的に向かって今度の備蓄というのはどのように行われるのか、また、いつからそれが開始されるのか、その点を具体的にお尋……

第77回国会 商工委員会 第6号(1976/05/20、10期、日本共産党)

○加藤進君 最初に、加藤参考人にお尋ねをします。  先ほども工藤参考人の方から意見の開陳がございまして、その中で、今回なぜ急に社債発行を急がねばならないのかという問題が出されました。今日の電力会社の経営の実態について、自己資本率が非常に低下している、借金に依存する度合いが非常に高くなっている、こういう指摘がございました。私もその点については同じ危惧を持つわけでございますが、一体、電力会社の今日の経営実態といのはどうなのか、この経営実態が不安定、あるいはその状態を無視したままで設備拡大を今日推進していかれるのではなかろうか、設備拡大を優先するという立場に立って、経営を無視するようないわば社債発行……

第77回国会 商工委員会 第7号(1976/05/24、10期、日本共産党)

○加藤進君 提案されました法案は、私企業が本来みずからの裁量によって行うべき合併あるいは集中を促進するために、国が特定の業界に限って膨大な助成を行う道を開く、こういう点では、単にこれは石油業界だけの問題ではなしに、今後さらに別の分野においてもそのような道が切り開かれることを考えての提案ではないか、こういうふうに私は判断するわけでございますが、そういう点についてきわめて重要な法案であると私は認識しています。したがって、参考人を招致するとか、相当十分な時間をかけて審議を行うべき法案ではないかと思うわけでございます。したがいまして私は、きょういろいろ質問の用意はしましたけれども、特に本日の時点でお聞……

第77回国会 予算委員会 第6号(1976/04/28、10期、日本共産党)

○加藤進君 関連。
【次の発言】 私は二点について質問いたします。  いま生活保護世帯に非常な困難な事態が起こっております。その中で、もし世帯の中で病人が出た場合にどうなるのか、大変な問題になるわけであります。われわれですと、病気になれば、すぐにお医者さんにかかります。指定の病院に行くわけでありますけれども、この生活保護家庭の方たちは、まず病院に行く前に福祉事務所に行かなくてはならぬ、医療券をもらって行かなくてはならぬという問題があります。しかも、その医療券は、保護家庭の一員に病気が起こったときに、いつも使えるなどというような状態ではありません。頭痛のときには頭痛のための医療券、おなかが痛けれ……


■ページ上部へ

第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 決算委員会 第1号(1976/10/13、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、日本学術会議の問題について若干質問したいと思います。  日本学術会議法の第二条によりますと、「日本学術会議は、わが国の科学者の内外に対する代表機関」であると定めています。そこで総務長官にお尋ねいたしますが、果たして学術会議が、文字どおりわが国の科学者の代表機関として十分機能を果たし得るように、政府がその活動を保障しておるとお考えになるのかどうか、その点をまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 大変恐縮ですが、時間がありませんので……。
【次の発言】 長官の所信だけお聞きしておけばいいです。  もう一つ、旅費も手当も全く支給されない委員会が多数ございます。ご存じでしょうか。……

第78回国会 商工委員会 第5号(1976/10/28、10期、日本共産党)

○加藤進君 この法律の目的として、揮発油の安定供給を確保する、そのためにガソリンスタンドの乱設を規制する、こういうことが法案の趣旨になっていると思います。  そこでお尋ねしたいわけでございますけれども、実際にガソリンスタンドの乱設がこれで規制できるのかどうか、実効ある規制がこの法案によって可能かどうか、その点の確信ある御答弁をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私の懸念するところは、いま答弁されたような方策によって、果たして乱設そのものを規制できるかどうか、実効ある規制ができるかどうか、こういう懸念なんですが、この点はまた後々問題を残しておきたいと思います。  そこで、この法案が成立、……


■ページ上部へ

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 決算委員会 第7号(1977/05/18、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、ソウル地下鉄問題について質問いたします。  この問題は、御承知のように、わが党の正森議員が衆議院予算委員会において再三追及した問題でございます。韓国への車両輸出価格に総額二十五億円に近いと言われる不正な水増しが行われていたという驚くべき事実を明らかにした問題でもあります。正森議員らが指摘し、衆議院予算委員会に出席した日本車輛の天野社長らも事実上これを認めて、今日ではほぼ確定した事実になっているというのは、車両一台について約千三百万円の不明金がある、こういうことでございます。私は、この一台当たり千三百万、総額にして二十五億円にのぼる莫大な灰色の金の行方を全面的に解明することなし……

第80回国会 商工委員会 第4号(1977/04/07、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、いま問題になっておりますスーパーの問題、大規模小売店舗の進出の問題について御質問を申し上げたいと思います。  いま大臣も御承知のとおり、大都市は言うに及ばず、中小都市からさらに地方都市へといま全国的にわたってスーパーの進出が行われています。この進出された地域の商店街やあるいは小売店は、そのために大きな打撃を受けています。したがって業者の方たちは、このようなスーパーの進出に対して勢い防衛せざるを得ないわけでございまして、今日もスーパーがすでに進出したところでも、あるいは進出中のところでも、さらに今後進出するであろうと予定されているところでも、ひとしく地元の小売業者の大きな反対運……


加藤進[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-|10期|

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院10期)

加藤進[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-|10期|
第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1975/03/29、10期、日本共産党)

○加藤進君 文部大臣にお尋ねします。  三木総理も永井文部大臣も教育は静かな場で行われなくてはならぬ、こういうことを絶えず強調しておられます。私もまた、その点は同感でございまして、教育こそ静かな、そして子供たちに望ましい環境を保障していく、こうでなければ、教育基本法に示されておるような心身ともに健やかな国民を育成するということは不可能だと思います。その点につきまして、そのような静かな教育環境を保障していくということに教育行政のきわめて重要な任務がある、こういうふうに私は考えますけれども、その点は大臣いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、しかし教育のために好ましい、いい環境をつくるということ……


■ページ上部へ

第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1977/04/13、10期、日本共産党)

○加藤進君 私は、京都を中心とする和装産業の問題について、特に二、三質問をいたしたいと思います。  申すまでもなく、四年続きの不況の影響はきわめて深刻でございまして、京都の伝統産業である西陣、友禅それから丹後ちりめん、こういう業界にわたって、和装の需要は減退する、その上に和装品の海外からの逆輸入が急増する、こういうことでかつてない深刻な状況を迎えておるわけでございます。しかも、この不況のしわ寄せでございますけれども、これが流通段階から生産段階、いわば下流から上流へと言われておりますけれども、転嫁されまして、末端の機屋はいつ倒産するかもはかりがたいと、こういう状況にあることは御存じいただいておる……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1977/04/14、10期、日本共産党)

○加藤進君 地盤沈下の問題についてお尋ねします。  政府の資料によりましても地盤沈下の地域は非常な広がりを示しています。三十一都道府県四十六地域、面積から言いますと、ほぼ静岡県の広さに匹敵すると言われています。そのうちゼロメートル地帯に至りますと、地盤沈下地域のほぼ六分の一に当たるわけでございます。これらの地域では静かなる地盤沈下によって建物が損壊したり、道路、鉄橋が波打ち状態になったり、橋げたが下がって船の通航が不可能であるといったような多くの被害が出ています。行政監察局も濃尾平野の地盤沈下についてこう言っています。河川堤防、高潮堤防は全部沈下し、不等沈下による亀裂、内部の空洞化が進んでいる……



加藤進[参]委員会統計発言一覧(全期間)
9期-|10期|

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

加藤進[参]在籍期 : 9期-|10期|
加藤進[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 10期在籍の他の議員はこちら→10期参議院議員(五十音順) 10期参議院議員(選挙区順) 10期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。