このページでは亀井久興参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○亀井久興君 私は、自由民主党を代表して、郵便法の一部を改正する法律案に対し、賛成の意を表明するものであります。(拍手) 現行郵便料金は昭和四十六年に改定されて今日に至っておりますが、この間、経営合理化の努力にもかかわらず、諸経費、特に運営経費の約九割を占める人件費の著しい上昇のために、年々事業財政が悪化し、四十九年度は約一千二百五十億円の大幅な赤字を生ずるところとなり、郵便料金の収入を全部充てても人件費さえ賄えない状態となっております。 このような状態に陥ったのは、石油ショック後の異常な経済情勢のもとで物価の抑制に政策の最重点が置かれたことに伴い、四十九年中は郵便料金の引き上げが見送られ……
○亀井久興君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました日ソ漁業暫定協定につきまして、福田総理並びに関係閣僚に質問を行おうとするものであります。 まず最初に、日本外交の基本姿勢について伺います。 漁業問題を含めて新しい海洋秩序を世界各国の合意の上でまとめようとする国連の海洋法会議は、各国の利害が絡み合ったまま、いまだに結論を得るに至っておりません。 もともと今日の二百海里時代のきっかけをつくったのは、南米諸国を初めとする発展途上国でありましたが、この審議を待ちかねていた多くのいわゆる沿岸国が、新しい海洋法ができ上がるのを待たずに次々に一方的に二百海里を設定し、さらに……
○亀井久興君 私は、NHKの予算に関連しまして、他の委員の質問と若干重複をするかもしれませんけれども、郵政当局並びにNHKに対しまして質問をいたします。 御承知のように、ことしは放送開始五十周年、NHKが国民の放送局として新しく開局いたしましてから二十五年目ということで、まことに意義深い年になっておるわけです。先日、記念式典も行われたようでございますけれども、放送界の今日の隆盛をもたらされたNHK当局の長年の御努力に対しまして改めて敬意を表したいと思います。 しかし、今度のこの予算案などを見てみますると、約二百十六億円の赤字予算ということで、しかも収入財源の中心になっておりますカラー契約が……
○亀井久興君 島田証人は、四十七年の五月から出十九年の六月まで防衛事務当局の最高責任者としての立場におられたわけでありますが、次官にはられます少し前に四次防の大綱が決定をされて知るわけでございます。防衛当局は、その装備の国産化、中でも高等練習機並びに支援戦闘機及び対潜哨戒機、こうした装備の国産化を強く要望しておられるというようにいわれておるわけでございますが、この四次防の大綱を読んでみまするし、装備の適切な国産化を行うということは書いてありますが、PXLの研究開発ということについては、国産化を前提としたというようには必ずしも受け取れないんではないかというように考えられるわけです。そこで、この中……
○亀井久興君 本委員会の高橋雄之助委員長、戸叶武理事、吉田忠三郎委員、塩出啓典委員、渡辺武委員及び私の六名は、去る六月二十三日から二十七日までの五日間にわたって北海道を訪問し、国際海峡問題、北方領土問題等を調査してまいりました。 現地におきましては、まず、国際海峡問題につきまして、航空自衛隊第二航空団千歳基地、海上保安庁函館保安部、海上自衛隊函館基地隊より説明を聴取するとともに、海上保安庁のヘリコプターに搭乗して、約一時間にわたり津軽海峡を視察いたしました。 次いで、北方領土問題等につきまして、札幌市、根室市及び羅臼町においてそれぞれの当局者並びに関係諸団体等から意見や要望を聴取するととも……
○亀井久興君 限られた時間でございますので、私は安全保障の問題と、もう一つは原子力行政の問題、この二点にしぼって総理のお考えを承りたいと思います。 核防条約の不完全性、不平等性というものについては、先ほども御答弁である程度お認めになったわけですが、特に核兵器国の核軍縮が実質的には進んでいないというその現実ははっきりとあるだろうと思います。再三再四この点は指摘されていることでございまして、私も核軍縮というものに直接この核防条約が役立つものではないんじゃないか、そういう認識をしておるわけでございますが、ただ、この条約を批准するということによって、諸外国の日本に対する不信感というものをなくすことに……
○亀井久興君 委員派遣について御報告いたします。 本委員会の寺本広作委員長、大鷹淑子理事、小柳勇理事、青木薪次委員、大塚喬委員、矢原秀男委員、渡辺武委員及び私の八名は、ただいま議題となっております日韓両国に隣接する大陸棚の北部境界画定に関する協定及び南部の共同開発に関する協定の審査に資するため、一昨日と昨日の両日にわたり、福岡県に派遣されました。 現地におきましては、まず一昨日、協定関係水域の概況、日韓共同開発区域の石油開発に伴う諸問題等について、水産庁福岡漁業調整事務所、海上保安庁第七管区海上保安本部、長崎県及び福岡県当局からそれぞれ説明を聴取いたしました。 それによりますと、日韓共同……
○亀井久興君 生田参考人に若干御質問をいたします。 まず第一に、先ほどの先生のお話で、長期的な日本のエネルギーの需給見通しのお話がございましたが、昭和六十年目標は大体現在の八〇%増くらいになるだろうといういまのお話でございますが、その中で水力、石炭、こうしたことにこれ以上余り依存できない、原子力開発もなかなか思うように進まない。それから代替エネルギー、未来エネルギーとしての核融合、サンシャインとか、こういうものについては二十一世紀に入ってからでないとなかなかむずかしいだろう。 そうなってまいりますと、現在ではどうしても石油に依存せざるを得ないし、石油の依存度というのはなかなか低くなっていか……
○亀井久興君 先生の御意見の中で、後半の部分でかなり啓示的な御発言があったように思うんですけれども、その点につきまして、いまの秦野委員の御質問ともいささか関連をするんですが、やはり領土とか、まあいま漁業交渉をいろいろやっておりますけれども、また資源とか、こういうものについてはやはりそれぞれの国が非常に強く自分の主張というものを出してくるのは当然のことだと思うんですね。ですから、先ほどのお話で朴政権の問題も出てきたわけですけれども、それでは朴政権というものがかわったといたしまして、韓国側の大陸だな自然延長論というものが果たして変わってくるんだろうか、その辺をどういうようにお考えになっているかとい……
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