柄谷道一 参議院議員
11期国会発言一覧

柄谷道一[参]在籍期 : 10期-|11期|-12期-13期
柄谷道一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは柄谷道一参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院11期)

柄谷道一[参]本会議発言(全期間)
10期-|11期|-12期-13期
第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 参議院本会議 第4号(1977/08/02、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、民社党を代表して、当面緊要な幾つかの政治課題に関し、総理の見解と方針をたださんとするも一のであります。  総理の所信表明演説は、二十一世紀に向けての政治を強調はしていますが、それは総論にとどまり、その内容は抽象的なスローガンを羅列しただけの義務的かつ空疎なものであり、国民の期待を全く裏切った、血の通わない官僚作文であることをまず指摘せざるを得ません。これは単に私のみの受けとめではなく、各新聞社の社説がこぞって指摘しているところでもあります。  今回の臨時国会は、福田内閣が参議院選挙で国民の信を問うた後の最初の国会であります。参議院選挙では、一般に予想されていた逆転はなかった……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 参議院本会議 第9号(1977/11/14、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されました健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案に関し、総理並びに関係大臣に対し質問を行うものであります。  近年、わが国の国民総医療費は急激な膨張を続け、昭和四十年度の一兆一千二百億円が昭和五十一年度には七兆七千三百億円と、経済成長率を大きく上回り、経済の低成長時代を迎えて国民所得の伸びが低迷しているにもかかわらず、さらに増加を続けて、昭和五十二年度には、診療報酬の引き上げを別として、八兆五千億円に達するであろうと見込まれております。このため、各医療保険制度はその財政が急速に悪化し、国民の負担は限界に達し、医療保険の行き詰まりは顕著な……


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第83回国会(1977/12/07〜1977/12/10)

第83回国会 参議院本会議 第2号(1977/12/09、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  いまさら言うまでもなく、医療保険制度の抜本改正の声が上がってから久しいものがあり、社会保険審議会並びに社会保障制度審議会は、それぞれ昭和四十六年秋、具体的な抜本的改革案を政府に対して答申し、本院においても、政府に抜本改正を要求する委員会決議がしばしば行われてきたところであります。これらは、わが国医療保険制度の財政的行き詰まりは、昭和三十六年の皆保険体制の達成に際して、これに即応した医療の供給体制を主軸とする各種の条件整備が行われていないこと、また、環境の変……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 参議院本会議 第20号(1978/05/10、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、民社党を代表して、日米首脳会談に関する総理の報告に対し、総理及び関係大臣に質問します。  今回の日米首脳会談は、間断なき対話に意義があるとしても、両国間の貿易不均衡問題のみならず、国際経済関係の変化に対応する諸問題について、両国がいかに取り組むか、あるいはアジアの安定と発展に対する日本の寄与とアメリカのアジア政策に関する意見の調整など、重要かつ慎重な課題について、具体的政策展開の面で合意することにこそ真の意義があったと信じます。  しかし、会談はきわめて短時間で終わり、しかも共同声明すら出されず、既定の政策路線の追認、再確認にとどまっており、ただいまの報告もまことに空疎であ……

柄谷道一[参]本会議発言(全期間)
10期-|11期|-12期-13期

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委員会発言一覧(参議院11期)

柄谷道一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-|11期|-12期-13期
第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/25、11期、民社党)

○柄谷道一君 社労委員会は、その性格上、社会の生々しい問題が取り上げられることが多いわけであります。問題が生々しいだけに、官僚の答弁は法制、予算ということをおもんぱかって慎重になります。その結果、質疑というのが非常にそらぞらしいものになるという、そういう欠陥をいままで持っていたのではないか。もちろん、現実的対応を図るというのは当委員会の重大な任務でございますが、私は、他方、現在の不況という重々しい雰囲気の中で、政治に必要なことは、国民に対して希望とロマンを与える、そして、その希望に向かって進む行政の力強い姿勢を示すことによって政治に対する信頼を深めるという視点も必要であろう。私はそういう考えに……

第82回国会 社会労働委員会 第3号(1977/10/27、11期、民社党)

○柄谷道一君 本日は低成長経済下の雇用対策についてお伺いいたしたいと思います。  労働省発表による本年八月の雇用、失業指数を見ますと、四十九年末に一応ありました有効求人倍率はその後低下を続け、〇・五三倍と低迷いたしております。また、完全失業者の数も増加いたしまして、この八月は百六万人、完全失業率は二・一一%、これは高度成長期に入る直前の昭和三十四年八月の二・一六%に次ぐ記録的な率であると存じます。まあ一言で言うならば、雇用、失業情勢は深刻という一語に尽きるわけでございます。  大臣にお伺いしたいわけでございますが、このような深刻な雇用情勢をもたらした原因は那辺にあるとお考えになっておりますのか……

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/01、11期、民社党)

○柄谷道一君 本日は母子家庭問題について御質問いたしたいと思います。  ある日突然交通事故で、一瞬にして一家の大黒柱を失った家庭、すなわち交通遺児を抱える母子家庭の母親の実態でございますが、交通遺児育英会では昭和四十九年十月に交通遺児家庭の生活実態調査を発表いたしております。五十一年十月には、同じく交通遺児の母親の職業調査を実施し、これを発表いたしております。これらの発表内容を通読いたしますと、交通遺児母子家庭はいわば崩壊寸前、母親たちの心身はぼろぼろということが言えるのではないか。一例を挙げれば、職業調査では交通遺児の家庭の母親の八六%は何らかの仕事にはついておる。仕事を持たない人の約半数は……

第82回国会 社会労働委員会 第6号(1977/11/17、11期、民社党)

○柄谷道一君 まず、住委員長代理にお伺いいたします。  現在の構造不況業種の深刻な雇用不安、もう多くを申す必要もないと思います。かてて加えて、最近の異常な円高はこの構造不況業種の労働不安に一層の拍車をかけております。構造不況業種の当該労働者は、一日も早く、まあできるならば十二月一日を施行日にしてもらいたい、こういう強い希望を持っておるわけでございます。  そこで、住さんにお伺いしたいんですが、衆議院における検討の過程では、法案の中に具体的施行日を入れるべきではないか、十二月一日がいい、十二月十五日がいい、それは無理だ、一月一日はどうかと、こういう議論がございましたが、審議時間等も配慮して、了解……

第82回国会 社会労働委員会 第7号(1977/11/22、11期、民社党)

○柄谷道一君 最初に、高額医療の自己負担限度額引き上げについて御質問をいたします。  まず、局長にお伺いいたしますが、自己負担限度額を三万九千円から五万一千円に引き上げようとする根拠はいかがでございますか。
【次の発言】 健康保険制度の目的、これは当然の問題なんでありますが、これは憲法二十五条の最低生活の保障というものを受けていることは論をまちませんけれども、社会保険審議会が四十六年十月にいたしております答申には、被保険者やその家族が傷病にかかったことによる医療費の支出によって生計の破壊を防止することにある、こう答申ではうたっております。大臣として、健康保険制度の目的をどのように理解しておられ……


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第83回国会(1977/12/07〜1977/12/10)

第83回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/08、11期、民社党)

○柄谷道一君 民社党としましては、前八十二臨時国会以来一貫いたしまして、医療抜本改正に対するスケジュールとその段取りを明らかにすべきである。これは前厚生大臣から示されました。よって、今後の抜本改正につきましては、政府提案を待つことなく、当委員会に小委員会を設け、継続して検討すべきである。と同時に、修正の内容について問題を提起してまいりました。小委員会は、追って理事会決定で設置されることとなりましたし、修正内容につきましては与野党五党間の合意が成り立ったわけでございます。  以上の経緯を踏まえまして、われわれといたしましては、採決を直ちに行うことに異議はございません。


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1978/06/23、11期、民社党)

○柄谷道一君 激甚災害の指定、商工業及び農林水産業被害、さらに一般住宅、医療関係機関の被害に対する救済など六項目の県陳情につきましては、冒頭視察報告がなされましたように、いずれもこれは超党派で要請されるべき問題であろうと思います。今日まで各委員からそれぞれの質問がございましたので、時間の関係から重複を省略をいたしますが、大臣の手元におきましてこの特別委員会の意を体して県知事陳情というものが満たされますように一層の御努力を冒頭お願いをいたしておきたいと、こう思います。  そこで、日本は全地球地震エネルギーの一五%が集中している、しかも国土面積は全世界の一%に満たない、文字どおりの地震国でございま……

第84回国会 災害対策特別委員会 第3号(1978/02/09、11期、民社党)

○柄谷道一君 伊豆大鳥近海地震対策につきましては、当委員会の調査報告書で指摘されているところであります。また、各委員より、激甚災害指定と災害復旧、持越鉱業所シアン流出を契機といたしまして、全国二百カ所の総点検と鉱山保安法に基づく鉱滓堆積基準の洗い直し及びその補償対策、さらに観光業者、被災住宅等に対する融資等の問題につきましては、すでに質問として尽くされておるところでございます。  私は、最後の質問者でございますので、これら重複する部分は質問として省略をいたしますけれども、ただいままでの意見はすべて、与党、野党にかかわらず超党派の意見であることを十分御留意願いまして、被災者のためにも一日も早くこ……

第84回国会 災害対策特別委員会 第5号(1978/04/07、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、前回、震災予知を中心として質問し、政務次官の前向きの答弁を得ましたので、本日は、都市災害の問題にしぼって質問したいと思います。  フランスの詩人リルケは、一九〇四年、パリで「マルテの手記」というのを書いておりますが、その冒頭に――人々は生きるためにこの都会に集まってくるらしい。しかし、私はむしろここで皆が死んでゆくとしか思えない――と記しております。日本の都市防災の現状を直視いたしますと、私は、この詩人の予感が日本の都市に的中しているように思われてなりません。  総理府統計局がまとめました昭和五十年の国勢調査によりますと、東京、神奈川、埼玉、千葉のいわゆる首都圏と、大阪、兵……

第84回国会 災害対策特別委員会 第7号(1978/05/12、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、当委員会で大地震対策に関しまして、予知、予報、防災及び応急対策等の視点から過去何回となく質問をしてまいりました。その中で、特に昭和五十年の六月十三日に、当委員会で、大地震に対する特別立法の制定に関し提言を含めて質問をしたわけでございますが、自後三年を経て、ようやく政府が本法案の提出に至ったことにつきましては、率直に評価したいと思います。しかし、その際指摘し、政府も前向きの検討を約束されました地震予知と防災に関する中期計画の策定について、これが確立されたとは聞いておりません。ただいままでの質問に出ましたように、地震対策は各省庁にまたがる多岐な対策を必要とするわけでございまして……

第84回国会 災害対策特別委員会 第9号(1978/05/26、11期、民社党)

○柄谷道一君 私も質問に先立ちまして、五月十八日の妙高高原町における土砂災害で死亡された十三名の方々の死を悼み、謹んで御冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆さんに心よりお見舞を申し上げたいと存じます。  災害の再発防止と緊急復旧対策、恒久対策及び救援対策につきましては新潟県より提出されております九項目、妙高高原町より提出されております十八項目の要望及び陳情書に尽くされておるところでありますし、かつ多くの委員より指摘されたところでありますので、私はその重複を省略したいと存じます。しかし、これらはいずれも当然というべき要望、陳情でございますし、また視察をいたしました議員といたしましても超党派……

第84回国会 災害対策特別委員会 第10号(1978/06/02、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は地震対策につきましてこの四年間に七回の質問を行い、その中で特に大地震に対する特別措置法の立法化の必要性を指摘してまいりました。本法がおくればせながらも国会に提出されましたことにつきましては率直に評価をいたします。しかし今回の大規模地震対策特別措置法は内容的には今後の施策にかかるものが非常に多うございます。本法を成立さしたことによって地震対策を終えたということではなく、むしろ本法成立を契機に本格的なスタートを切る、こう認識をいたしております。  そこで、以下一括して四点について簡潔に質問をいたしますので、一括してお答えを願いたい。  私は、地震問題は四つのジャンル、すなわち第一……

第84回国会 社会労働委員会 第閉会後1号(1978/07/17、11期、民社党)

○柄谷道一君 本日は自閉症問題にしぼって御質問をいたしたいと思います。  大臣も御承知のように、一九四三年に医学者のカナー博士によりまして、早期幼児自閉症という名前でこれが発表されまして以来、今日まですでに三十年以上を経過いたしております。しかし、現在に至りましても、いまだに自閉症の概念規定、病因論などは依然として不明確のままでございますし、その診断基準につきましても専門家によって異なっております。そのことが治療教育の方法や自閉児に対する処遇の問題解決を著しく妨げている大きな原因ではないか、こう思うのであります。  そこで、まず自閉症児もしくは自閉症者と呼ばれる人たちの現状でございますけれども……

第84回国会 社会労働委員会 第閉会後2号(1978/08/07、11期、民社党)

○柄谷道一君 最初に経企庁にお伺いいたします。  五十三年度のわが国の実質経済成長率を七%にする、それは前国会において内閣が国民に公約したところでもありますし、過般の先進国首脳会談で国際的な公約ともなっているところでございます。私は、この経済成長率の達成は雇用問題にも重大な関連を持つものだと当然思うわけでございます。  私たち民社党としましては、その中期計画で、五十三、五十四の両年度成長率七%、五十五年度から五十七年度の成長率を六%程度といたしまして、その他これに関連する諸政策を充実させることにより、そうした政策展開の結果、五十七年度の失業率を一・五%、有効求人倍率を一・〇程度まで引き上げるこ……

第84回国会 社会労働委員会 第5号(1978/03/23、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、三月二十日の予算委員会における一般質問で、雇用の現状と展望、昭和五十年代前期雇用指標の目標、雇用創出のための総合的研究機関の設置等について大臣にただしましたので、本日はそれを受けて、中高年齢者の雇用対策にしぼって質問をしたいと思います。  まず第一に、労働省が発表しております年齢別常用労働者の求人倍率を見ますと、昭和五十二年の平均求人倍率〇・五七に対しまして、四十五歳から四十九歳は〇・四二、五十歳から五十四歳は〇・三一、五十五歳から五十九歳は〇・一五、六十歳から六十四歳は〇・〇八、六十五歳以上は〇・〇三、雇用情勢は高年齢になればなるほどきわめて深刻であるという指標が示されて……

第84回国会 社会労働委員会 第6号(1978/04/06、11期、民社党)

○柄谷道一君 まず、いままでの質問にも触れられてきたところでございますが、私は勤労者財産形成促進法につきまして、この制度発足の当初から労働側は割り増し金制度の導入を強く求めてきたことは、大臣以下御承知のところであろうと思います。インフレや物価上昇の中で財形貯蓄が実質的な価値低下、いわゆる目減りを来しているということにつきましては、多くの説明を要しない問題であろうかと思います。私は経済変動や労働者の生活実態に即して財形制度を実効ある制度として発展さしていくためには、割り増し金制度というものはぜひ導入しなければならない課題であろう、こう思っております。  いままでの質問に対する大臣の答弁として、財……

第84回国会 社会労働委員会 第7号(1978/04/11、11期、民社党)

○柄谷道一君 健康保険問題につきましては、本日は時間の関係もございますので、改めて議題になった際、または社会保障基本問題懇談会で機会を見て、詳細質問をいたしたいと存じます。  私は昨年の国会で盲導犬問題について質問をいたしまして、その後道交法の改正、国鉄、私鉄、バス等に対する乗車問題等、逐次改善がされておりますが、本日は視覚障害者全般の対策について御質問をいたしたいと、こう思います。  私の手元にある資料は、昭和四十五年十月に厚生省社会局が調査したものでありまして、若干古いものだとは存じますけれども、それによりますと、身体障害者総数百三十一万四千人に対して、就労者の数は五十七万九千人、この対比……

第84回国会 社会労働委員会 第9号(1978/04/18、11期、民社党)

○柄谷道一君 戦傷病者戦没者遺族等援護法の改正につきましては、私は昭和五十年三月二十五日と五十二年五月十九日の二回にわたり質問をいたしております。その際、いろいろ改善策を政府に求めてきたわけでございますが、今回の改正で各種年金、手当、給付の改善とあわせて、その際指摘した満州青年移民に対し今回新たに障害年金と遺族給与金等を支給するようになったことにつきましては、率直に評価したいと思います。しかし、その際指摘したところでありますが、第二次世界大戦中戦地で軍人同様の惨状を体験しながら、戦後何らの救済措置が差し伸べられていなかった元従軍看護婦に対する国家補償につきましては、五十三年度予算で見送られたと……

第84回国会 社会労働委員会 第10号(1978/04/20、11期、民社党)

○柄谷道一君 施設庁関係の質問につきましては、すでに多くの委員の方々から質問のあったところでございますが、その重複を避けるという意味において、これを省略いたしたいと存じます。  まず、総理府に対してお伺いいたしたいわけでございますが、沖繩の本土復帰に伴い、沖繩の特殊事情ということを考慮いたしまして、政府は昭和四十六年に沖繩振興開発特別措置法を制定し、翌四十七年の五月十五日から施行いたしております。そして、同年の十二月十八日、四十七年度を基準年度とした土地利用、産業の振興開発、社会資本の整備、職業安定などに関する十年間の振興開発計画の基本施策を決定しているところでございます。ところが、その主たる……

第84回国会 社会労働委員会 第12号(1978/04/27、11期、民社党)

○柄谷道一君 一九六四年のILO総会で採択された雇用政策に関する条約百二十二号及び勧告百二十二号は、先進工業国の新段階に処してとるべき雇用政策の基本理念を鮮明にしたものだと理解いたしております。この条約では、完全雇用の概念を、利用し得べき労働力を完全かつ最も有効に活用する状態であると定義づけ、さらに、単に量的に完全に雇用されるだけでなく、その質的な充足を同時に要求するものであり、これを達成するため経済の継続的成長を図りつつ、技術革新等産業構造の変化に対応して、必要労働力を確保すべく職業訓練を充実するほか、職種間や地域的な労働力移動を促進する措置を講ずべきである、このように規定づけていると思いま……

第84回国会 社会労働委員会 第13号(1978/05/09、11期、民社党)

○柄谷道一君 大臣も御承知のとおり、わが国の六十歳以上の高齢者は、現在、総人口の一二%、千三百五十三万人でありますが、昭和六十年には一四・一%、千七百二十六万人、昭和八十五年には二三・六%、三千二百六十二万人に達するであろう、このように推定されております。  このような高齢化社会の急速な進展に伴いまして、年金受給者と年金の成熟度も急速に増大することは当然でございます。厚生省の推定によりますと、年金受給者は、五十一年、六十年、八十五年と対比いたしますと、百七万人から二百五十七万人に、そして八百六十六万人に増大をする。成熟度も四・三%から九・三%へ、さらに三三・九%に達するであろうと言われておりま……

第84回国会 社会労働委員会 第14号(1978/05/11、11期、民社党)

○柄谷道一君 雇用調整の手段について、欧米の場合は整理、解雇、レイオフなどが中心で、法律上の手段がきわめて数少ないのに比べまして、わが国の場合にはそれ以外にも、残業、休日出勤の規制、配転、出向などの企業内の労働移動、希望退職、さらに採用人員の規制、再雇用条件づき一時帰休など、多様な手段が今日まで用いられてまいりました。最近では、これに加えて企業派遣、すなわち企業間の労働移動という手段が用いられるようになっております。私は、繰り返すまでもなく、わが国の雇用情勢はきわめて深刻でありますけれども、その深刻さが失業率等の労働指標に直接あらわれてこないということは、統計のとり方にも相違はございますけれど……

第84回国会 社会労働委員会 第15号(1978/06/01、11期、民社党)

○柄谷道一君 雇用創出対策及び佐世保重工業退職者の退職金問題について質問をいたします。  さきに片山委員からも触れられましたが、労働省では二月末、労働次官らが三班に分かれて今治、長崎、佐世保、函館、沖繩など造船業を中心とする特定不況地域で雇用情勢の現地調査をされまして、三月二日調査結果をまとめておられます。大臣も御承知のように、その内容を見ますと、雇用情勢はまさに深刻の一語に尽きます。特に県経済の四割を造船業で占める長崎、佐世保などでは、造船の操業度は四十九年をピークといたしますと半減いたしております。新造船の手持ち工事量も三割以下に落ち込んでおります。そして離職者の増大、再就職の困難さ、関連……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/06/06、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、原爆被爆者対策につきまして、本会議以降、本委員会で四回にわたってこれを取り上げてまいりました。特に、昭和五十年七月一日の社会労働委員会では、昭和三十八年十二月七日の東京地裁判決を中心にいたしまして、原爆が国際法で禁止されている毒ガス、生物化学兵器以上の無差別大量殺戮兵器であって、その熱線と爆風によって大量の生命と財産が奪われたのみならず、戦後三十年を経過した今日においても、その放射能によって多くの人々が肉体的、精神的、社会的、生活的、いわば四重苦を受けている、そういう実情を引きながら、国家補償のたてまえを貫くように強く求めました。しかし、これに対して当時の田中正己厚生大臣は……

第84回国会 予算委員会 第15号(1978/03/20、11期、民社党)

○柄谷道一君 円高ドル安対策につきましては、すでに多くの委員から質問されたところでありますが、円相場は史上最高値の更新という事態が続いております。先行きさらに円高が進む可能性がある。ということは、輸出関係の企業収益を一層悪化させる一方、企業家心理を暗くし、せっかくの景気回復の足を引っ張る働きをすることは否めません。まさに円高対策の適否は不況克服と雇用安定のかぎであると思います。こうした視点に立って以下質問をいたします。  まず、昭和五十三年度の政府予算の編成及び五十三年度実質経済成長七%の設定に当たり、円相場を政府としてはどのように仮定をしたのかお伺いします。


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 災害対策特別委員会 第閉会後1号(1978/11/22、11期、民社党)

○柄谷道一君 桜島活動火山周辺地域における降灰の実情とその対策につきましては、当委員会の調査報告書と鹿児島県及び関係市町村の陳情書にすべて尽くされていると思います。また、本日の委員会におきまして多くの質問が行われましたので、私は重複することは避けたいと思いますが、降灰除去事業の強化と降灰防除のための施設整備、避難施設の拡充、防災営農施設の整備と事業の推進、治山及び治水事業の強化、観測体制の充実、健康管理の推進、こういった諸点につきましては、全く同意見でございまして、ただいままでの質問も、また調査報告書もいわば超党派的なものではないかと思います。したがって、次官も近々のうちに視察されるということ……

第85回国会 災害対策特別委員会 第2号(1978/09/19、11期、民社党)

○柄谷道一君 活動火山周辺地域における降灰の被害、妙高高原町における土砂災害、宮城県沖地震の災害等に関しましては私がすでにこの委員会で質問をしたところでもあり、かついままで四人の委員の方々から御指摘もあったところでございます。時間の関係からこれらに関する質問は省略いたしたいと存じますけれども、本日政府より御報告のありました六月の新潟県下を中心とし六県にまたがった梅雨前線豪雨による被害対策及び十八号台風による被害対策とあわせまして、政府は責任を持って速やかにその復旧と恒久対策を推進し万全を期すことを冒頭強く求めておきたいと存じます。  本日は時間の関係もありますので、防災型都市づくりの問題にしぼ……

第85回国会 社会労働委員会 第1号(1978/10/17、11期、民社党)

○柄谷道一君 最初に、盲導犬育成事業について御質問いたします。  大臣御承知のように、十月十日、これは目の愛護デーでございますが、盲導犬関係者はあわせて盲導犬デーと、こう言っております。ことしは渋谷のある百貨店で催されたわけでございますが、例年全国から二十頭ぐらいしか参加がないんですけれども、ことしは五十頭を超える、倍以上の参加がございました。私は、これは私が一昨年質問に取り上げまして以来、国鉄の乗車の方法が非常に簡便になったということ、本年四月から運輸省が全国のバスの乗車に対する通達を出した、こういった配慮が実ってきたのではないか。さらに、十一月からの道交法改正の中に盲導犬帯同者に対する特別……

第85回国会 社会労働委員会 第2号(1978/10/19、11期、民社党)

○柄谷道一君 政府は、景気は回復基調にある、こう述べられ、総理は本会議の席上で、不況のトンネルから抜け出る出口は見えたと、このように答弁されております。非常に楽観的な見通しを立てておられるわけですが、片山委員からも指摘がありましたように、雇用失業情勢は、八月現在で完全失業者数百二十一万人、完全失業率二・三四%、有効求人倍率〇・五七、依然として大幅な求職超過の深刻な状態が続いていることは大臣御承知のとおりでございます。  こうした現実を踏まえて大臣の御答弁は、五十三年度の目標を、就業者数において対前年比八十二万人の増、完全失業者百十五万人という線を目指して積極的な雇用政策を展開したい、さらに第三……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 決算委員会 第3号(1979/03/19、11期、民社党)

○柄谷道一君 満州開拓史によりますと、内原訓練所から送り出されました満州開拓青年義勇隊員の数は八万六千五百三十名に達すると記載されておりますが、厚生省、それは間違いございませんか。
【次の発言】 その隊員のほかに、これを養成した教師等もそのほかにあるわけでございます。  そこで、総理府にお伺いしたいわけでございますが、旧満州開拓青年義勇隊関係で恩給法の対象となっている数はどの程度でございますか。
【次の発言】 私の承知いたしておりますのは、教師関係、これは恩給法の適用になる。しかし、一般隊員は恩給法の適用がなされていない、こう理解するんですが、そのとおりですね。

第87回国会 災害対策特別委員会 第5号(1979/05/30、11期、民社党)

○柄谷道一君 宮城沖地震災害の復旧対策と有珠山周辺地域の泥流災害対策に関する行政官庁への要望につきましては、派遣委員報告とただいままでの各委員の質問に尽くされております。また、関係諸団体より寄せられました要望につきましては、私はきわめて妥当な要望であると考えております。したがいまして、これらを踏まえ、これを具体的施策として速やかに実施に移すようにまず冒頭強く要望をいたしておきたいと存じます。  本日は、まず都市河川の防災対策について御質問をいたします。  都市河川の一つである東京を流れる神田川につきましては、明治後期、大正年間にかけましては、年中行事のごとく大雨の降るたびに出水をいたしまして、……

第87回国会 社会労働委員会 第4号(1979/03/27、11期、民社党)

○柄谷道一君 最初に、社会保障中期計画の策定について、これは厚生大臣というよりもむしろ国務大臣としてお尋ねをいたしたいと思います。  個人貯蓄率の国際比較を昭和五十一年度でながめてみますと、アメリカの五・七%、イギリスの一一・三%、西ドイツの一二・九%、フランスの一三%に対しまして日本は二二・四%、二ないし三倍の高さを示しております。しかも、これは減速経済に入りました昭和四十八年ないし四十九年を一つの契機といたしまして、貯蓄率は急速に上昇の傾向を示しております。この原因が一体那辺にあるとお考えになりますか。
【次の発言】 いまの室長の御答弁は、きわめて一般的な御答弁だろうと思うんです。私は貯蓄……

第87回国会 社会労働委員会 第5号(1979/04/24、11期、民社党)

○柄谷道一君 本日の質問にも取り上げられたわけでございますが、旧満州開拓青年義勇隊員の処遇に関しましては三月十九日の決算委員会で総理府長官に対し、また旧陸海軍従軍看護婦の処遇に関しましては三月二十九日の予算委員会第四分科会で厚生大臣に対して、それぞれ質疑を行ったところでございます。その際の答弁を踏まえまして、前向きにかつ積極的に対処をされるように改めて強く求めておきたいと思います。特に旧陸海軍従軍看護婦の処遇に関しましては、きょうで全野党からこの問題が取り上げられたことになります。与党に対して質問ができないのがはなはだ残念でございますけれども、恐らく与党もこれに対しては反対ではないと思うわけで……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/04/26、11期、民社党)

○柄谷道一君 雇用問題に関しましては、当面する最重要課題であるだけに、私は本国会で三月十日の予算委員会総括質問、三月十六日の雇用問題集中審議及び三月二十九日の第四分科会でそれぞれ質問を行ったところでございます。本日は、さらにそれを補足する意味において若干の質問をいたしたいと思います。  その質問に先立ちまして、私の質問に対応いたしまして、直ちに労働大臣が身障者雇用促進協会など、労働省外郭団体の業務実態に対して各局長に洗い直しを指示されたということを伺っておりますが、その姿勢を評価いたしますとともに、立法の趣旨にかなう十分な活動が、これら外郭団体において行われるよう引き続き適切な指導に努められま……

第87回国会 社会労働委員会 第7号(1979/05/08、11期、民社党)

○柄谷道一君 年金制度の抜本改革の方向につきましては、十一日に年金問題の集中審議が予定されておりますので、改めてその際に質問をすることといたしまして、本日は国民年金に限って若干の質問をいたしたいと存じます。  まず、質問に先立ちまして、わが党及び公明党の要求に対応されまして、老齢福祉年金、国民年金の五年年金、それから障害福祉年金、母子福祉年金及び準母子福祉年金、さらに児童扶養手当及び特別児童扶養手当、福祉手当等の額が引き上げられまして、衆議院でこの修正可決が行われましたことを評価いたしたいと存じます。  私の持っております資料によりますと、国民年金の被保険者の数でございますが、制度が発足しまし……

第87回国会 社会労働委員会 第8号(1979/05/22、11期、民社党)

○柄谷道一君 国家補償の原則に立った原爆援護法制定の必要性につきましては、私が当委員会でしばしば質問に取り上げてきたところでございます。社会保障制度審議会が一月二十九日、厚生大臣に対して「本審議会がしばしば指摘してきたにもかかわらず、被爆者に対する制度の基本的なあり方について、未だ十分な検討がなされていないことは遺憾にたえない。よって、政府においては、原子爆弾被爆の特殊性にかんがみ、専門家による権威ある組織を設け、昭和五十三年三月の最高裁判所の判決の趣旨をふまえて、速やかに、この問題に関する基本理念を明確にするとともに、現行二法の再検討を行うべきである。」、このような答申をされております。そこ……

第87回国会 社会労働委員会 第9号(1979/05/24、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、さきの当委員会で、定年延長奨励金は中小企業三十六万円、大企業二十七万円に、継続雇用奨励金、中小企業は十八万、大企業は十三万五千円に引き上げ、中央職安審議会の議を経てできるだけ早く実施をする、具体的には雇用保険法の一部改正の実施時期とこれを合わせたい、このような確認を得ました。また、定年延長につきましては、立法化問題を含めできるだけ早い時期に雇用審議会に諮問する、検討のめどは一応二、三年をめどとしたい、こういう確認をとったわけでございます。  そこで、雇用発展職種研究開発委員会につきましては、名称を雇用開発委員会と改め、中央の委員会に対応して政労使公の四者構成による地方雇用開……

第87回国会 社会労働委員会 第10号(1979/05/30、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、社労委の委員として五年、その以前は社会保険審議会の委員として長い間この年金問題と深いかかわりを持っておりました。その経験の中から、わが国の公的年金制度は幾つかの問題点を内蔵している、こう感ぜざるを得ません。  その一つは、公的年金制度と密接不可分の関連にある重要政策分野との有機的関連が欠如しているという点ではないかと思うのでございます。多くの委員からも指摘されましたけれども、特に公的年金における年金支給開始年齢と定年年齢を切り離して考えることはできないと思いますし、いままで各大臣もこれが連動することが望ましいということは述べておられたところでございます。こういう考え方を一方……

第87回国会 社会労働委員会 第11号(1979/06/07、11期、民社党)

○柄谷道一君 気賀澤及び井上両参考人の御事情は十分拝聴いたしましたし、先ほど同僚の議員から多くの質問があり、さらに認識を深めましたので、お疲れのこととも思いますし、また私に与えられた時間が限られておりますので、他の三名の方を中心に御質問をいたしたいと存じます。  まず初めに、亀井参考人にお伺いをいたします。医師と医薬品に対する信頼、これがわが国医療の根幹をなすものでございます。そして、医師と医薬品というものに対する仮にも信頼というものが失われるとするならば、これはわが国の医療は根底から崩壊しかねない問題であろうと、こう認識するのでございます。医薬品の安全性と有効性の確保、未然防止体制の強化、こ……

第87回国会 商工委員会 第10号(1979/05/31、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は三月十日の予算委員会総括質問におきまして、通産大臣に対しエネルギー問題と石油備蓄問題について質問を行いました。   当面する国際石油事情そして長期的なエネルギー需給の展望を考えれば、石油の安定的確保を図ること、代替エネルギーの開発を行うこと、これはもう当然やらなければならない国家的な課題でございます。しかし、これとあわせて省エネルギー対策の拡充というのが今日ほど望まれているときはないと思います。  そこで、私は本日の法律案に従いまして省エネルギー対策というものにしぼりまして御質問をいたしたいと思うわけでございます。  本委員会でいま審議されております法案は、一口で申しますと、……

第87回国会 予算委員会 第4号(1979/03/10、11期、民社党)

○柄谷道一君 総理にお伺いいたしたいと思います。  総理は、さきの施政方針演説の中で、信頼と合意の政治を強調されました。私は、この考え方は、信義なきところに信頼は生まれず、信頼と互譲の精神なきところに合意は形成されないと理解いたしておりますが、いかがでございますか。
【次の発言】 そのとおりだとすれば、あなたは、三月一日、民社、公明両党との党首会談で当初予算の書きかえに難色を示された。しかし、会談が進む中で最終的には検討を約束された。そして、党首会談後、予算の書きかえを前提として、三党間の政審会長会談、国対委員長会談が持たれた、このような経緯からするならば、翌二日の首相裁断は公党間の信頼を裏切……

第87回国会 予算委員会 第9号(1979/03/16、11期、民社党)

○柄谷道一君 雇用政策の目標は、完全雇用の達成とその維持にあろうと思います。そして、このことは一九四四年にILOで採択されましたフィラデルフィア宣言の中にも明らかにされております。いわば国際的通念であると言えると思います。したがって、この宣言を受けまして、一九六四年、ILOでは雇用政策に関する条約百二十二号を制定いたしております。自後十五年に及んでわが国はまだこれの批准を行っていないのでございますが、批准を逡巡される理由について御説明願いたい。
【次の発言】 労働大臣にお伺いします。  総理も労働大臣も、最近、完全雇用政策、雇用の重要性を非常に強調されておるわけですね。おおむねいまわが国はもう……


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第88回国会(1979/08/30〜1979/09/07)

第88回国会 社会労働委員会 第1号(1979/09/06、11期、民社党)

○柄谷道一君 私に与えられました質問時間は二十分でございますので、すでに各委員の質問されましたことはなるべく重複を避けつつ数点について御質問いたしたいと思いますが、私からも、九月十四日のスモン問題に関する調印、さらに五十五年度予算に対する必要措置等につきましては、大臣答弁にもございましたけれども、誠心誠意これに尽力されるように、まず冒頭強く要請をいたしておきたいと存じます。  まず、基本問題についてお伺いいたしますが、最近における医学、医術の進歩と医薬品の開発が国民の生命と健康を守るために大きく寄与してきたことは認めます。しかし反面、医薬品の副作用によって健康が破壊されてきた事実も直視しなけれ……


柄谷道一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院11期)

柄谷道一[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-|11期|-12期-13期
第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1978/03/30、11期、民社党)

○柄谷道一君 私は、去る三月二十三日、社会労働委員会で中高年齢者の雇用対策、特に定年制の延長問題について質問いたしました。本日は、さらにこれを掘り下げて、定年延長の具体的な推進策について御質問をいたしたいと思います。  まず、質問に先立ちまして、五十三年度予算における定年延長関係の概要及びその伸び率について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 予算は五・五%の上昇という点にとどまっているわけですね。  私は前回の質問で、年齢別常用労働者の有効求人倍率、特に高齢者の有効求人倍率がきわめて深刻である、さらに、各企業における高年齢者の実雇用率がきわめて低い、こういう深刻な中高、特に高齢者の雇用……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1978/03/31、11期、民社党)

○柄谷道一君 厚生行政の所管するいろいろの問題につきましては、医療、年金、社会福祉など多岐にわたっております。限られた時間でございますので、これらの問題点につきましては改めて社労委員会等において大臣の所見をただすことといたしまして、本日は廃棄物問題を中心として御質問を申し上げたいと思うわけでございます。  私は、昭和五十一年の五月十一日、当院の社労委員会で産業廃棄物の処理及び清掃に関し質問をいたしました。再度廃棄物問題について大臣の御所見をお伺いしたいと思います。  政府は、今日まで廃棄物処理法及び産廃に関しては五十一年の改正法の制定、さらに五十一年度を初年度とした廃棄物処理施設整備五カ年計画……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 商工委員会資源エネルギー対策小委員会 第1号(1979/05/29、11期、民社党)

○柄谷道一君 本日は、三菱石炭鉱業南夕炭鉱災害問題について御質問いたしますが、小委員長の派遣報告の中にも触れておられるところでございますけれども、私も、今回の災害によって十七名のとうとい犠牲者を含めて多数の罹災者が出ましたこと、まことに残念でございますし、殉職された方々の御冥福を慎んでお祈り申し上げますとともに、御遺族の方々に心よりお悔やみを申し上げ、あわせて罹災者の方々の一日も早い御回復をお祈り申し上げたいと思う次第でございます。  また本日、資源エネルギー庁長官から報告がございました藤枝市における東海都市ガスのガス爆発、これはどの視点より見ましても人災でございます。当局として再発防止のため……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/03/29、11期、民社党)

○柄谷道一君 中高年齢者の雇用問題と同様、きわめて現在深刻な問題は身障者対策であろうと思います。昨年六月一日現在で調査いたしました労働省の統計を見ますと、民間産業において雇用身障者数は十二万六千四百九十三名、実雇用率は一・一一%、それから雇用率未達成企業は四七・九%と発表されております。それから公団、事業団等特殊法人は、一・八%の雇用率に対しまして実雇用率は一・二%、未達成法人は六六・三%に達する。また国、地方公共団体は、雇用率一・九%に対しまして実雇用率は一・八四%である。これはすべて労働省の指標でございますけれども、これを昭和五十二年度と労働省の前年同月度の実態と比較をいたしますと横ばいな……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1979/03/30、11期、民社党)

○柄谷道一君 ややミクロ的立場に立つ質問が続いたものですから、私は非常にマクロ的な立場ではございますが、若干の質問をいたしたいと思います。  まず、さきに閣議で了解されました五十四年度の地方財政計画を拝見いたしますと、現在地方自治体が直面している危機的な状況というものをそのまま浮き彫りしているように読み取れます。すなわち、歳出面では五十二年度に引き続きまして景気浮揚のための公共投資優先型となっております。しかし、その反面、歳入面では借入金、地方債の比重が増加いたしております。この結果、五十四年度の元利償還費は二兆六千億円に達しまして、五十四年度末の地方債の残高は二十五兆円をはるかに超えるという……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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