このページでは野口忠夫参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○野口忠夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、農業、教育、公害等の国内問題を中心に、総理並びに関係大臣に質問いたしたいと思います。 総理は、その施政方針演説で、五十三年度中に経済成長率七%達成を約し、五年越しの長い不況のトンネルに入った日本の経済の出口をはっきりすると確約されたのであります。 残念ながら、たびたびのこれまでの公的違約について何の反省と責任をも示すことのない総理ですので、国民の信頼を得ることはできなかったと思うのです。そのためには、今回の公約の間違いないということを政治的責任をかけるまでの決意で約束すると、もう一度確認していただきたいと思うのですが、総理の御見解をお伺いし……
○野口忠夫君 余り時間を持ち合わせておりませんので、二点だけお伺いいたしまして、後日またゆっくり時間をいただきまして、環境行政問題についてお伺いしたいと思っております。 お伺いいたします第一は、環境庁企画調整局長――前局長になられたようですが、柳瀬孝吉氏の退職発令をめぐる環境庁の人事問題について、新聞等でとかくの報道が提供されているので、その点でお尋ねしたいと思います。 新聞報道によりますと、柳瀬氏は、八月十九日の金曜日の午後次官室に呼ばれ、突然辞表の提出を求められて、勇退勧告を断るわけにもいかずこれを受けて、四日後の八月二十三日にはこの局長人事は閣議で了解された。内示から閣議了解までわず……
○野口忠夫君 本日からいよいよ五十年度決算の審査に入りますので、この際、昭和五十年の政府の財政経済政策はどのようなものであったかについて振り返ってみたいと思います。 私は、先般、四十九年度決算の総括質疑の際に、四十九年度において政府のとった総需要抑制策と、その結果生じた不況、財政上の歳入欠陥についての大蔵大臣の御見解を承ったのでございますが、本日はその延長として、政府の施策が四十九年の総需要抑制策から五十年に入ってからの景気回復策に転換していく過程を見ながら二、三御質問申し上げたいと思います。 昭和五十年度予算が編成される時点においては、政府の政策目標は、前年の四十九年度に引き続き物価の安……
○理事(野口忠夫君) いまの資料の問題は、資料要求の問題は……。
【次の発言】 それは……。
【次の発言】 こちらもわかりましたね。
【次の発言】 じゃ、それひとつよろしくお願いします。続けてください。
【次の発言】 それでは、午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時一分休憩
○野口忠夫君 まずお尋ねしたいのは、最近の相次ぐ総理、文部大臣の発言についてお尋ねしたいと思うんですけれども、記者クラブの昼食会に御出席になってお話をなさった。これは文部大臣として御出席になられて発言をなすったと、こういうことでございますか。
【次の発言】 文部大臣の発言以後大分世論は沸きまして、新聞記事ないしは国会の文教委員会と、それぞれ各社の社説等を見ますと、大臣の意図するところは一体何であったのかというようなことでの疑問を率直に述べているようでありますし、反省を求めるような文章も多いように思うんですけれども、文教委員会における質疑の状況等を見ても非常に問題であったと思うんですが、こういう……
○野口忠夫君 経済企画庁にお尋ねいたしたいと思いますが、平河会という宮澤経済企画庁長官を中心とする自民党の政策集団と言われる会がありまして、この平河会が「中期展望に立つ経済改革の提案」をまとめて発表されておりますが、間違いございませんか。
【次の発言】 長官が主宰する会合で公表されたものですから、今日のわが国の対策方向に相当の影響を持つものと判断されますので、この点について二、三お聞きしたいと思います。
提案の中の一つに、年金、保険、児童手当等の受益者に対し、高齢者社会を迎えて受益者が非常にふえてくると、必要経費も増大する一方で、財政資金には限りがあるから、これを有効に使うためという理由で受……
○理事(野口忠夫君) それでは、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 午前の審査はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。
午後零時三十八分休憩
○理事(野口忠夫君) 寺田君、時間になりました。
○野口忠夫君 三十分ほどの時間をいただいて御質問申し上げたいと思うんですが、本委員会は四十九年度の決算をするわけでございます。大分古い決算になっておりますが、四十九年度を振り返ってみますと、日本の経済というものがインフレの中でどうにもならないような狂乱物価を来したものは土地問題が中心であったと、こういうふうに私どもは考えているわけであります。 先ほども午前中に案納委員から質問がありましたが、信濃川等の問題に見られる、お金をもうけるためにはどんな手段も構わないというような方向で土地の値段がどんどんつり上げられて、土地の上に建てた建物よりは土地の値段の方が高いと、こういうふうに言われるような状態……
○理事(野口忠夫君) 大臣に指名ですから、大臣から言ってください。
○野口忠夫君 ただいま丸谷委員の質問の中にありました公職選挙法にかかわる問題について若干お答えになられましたものがどうも不明瞭であって、当委員会においてそのようなことではどうもあれであろうと思いますので、お尋ねしたいと思うのですがね。 丸谷委員はまことに具体的な問題を提示されたわけですね。Aという候補者が当選すれば、交付税並びに特交等において有利であろうと、Bという候補者が当選すればそうした有利な点がなくなるのではないかということを選挙運動中にそういうことがあった、こういう具体的な事実があったんだが、これに対して御答弁は何か他にも事情があってというようなお話で、明解なお答えがどうも承れなかっ……
○野口忠夫君 ただいま議題となっております決算は昭和四十九年度のものでありますが、本日は締めくくりの総括ということでございますので、若干、その基本問題について大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。 昭和四十九年度の予算は、その前の四十八年の秋から始まった石油危機と、それに伴う狂乱物価という非常事態に対処するために、財政金融政策を中心に厳しい総需要抑制策をとることを方針として編成されたものであった。その結果、この年は物価鎮静については一応の効果が見られたものと思われますけれども、経済活動の水準は年初来低下の一途をたどってきて、国民所得統計の公表を始めたのはたしか昭和二十六年であったと思いますが、そ……
○野口忠夫君 総理にお尋ねしたいと思うんですが、大分接待問題でいまお話がございましたが、過剰接待問題をめぐりまして、会計検査院の職員にいろいろな問題が出たわけでございますが、第一番に、こうした問題を出したことについて、今後の会計検査院のあり方について総理自身の積極的な姿勢をお望みしたいという立場で総理に御質問申し上げたいと思います。 ただいま審議されております昭和四十九年度の審査において、会計検査院の職員に対して、その実地検査を受ける官署の職員が高額の酒食を提供しあるいは接待に要する経費を事業の調査費によって支弁するなど、過度の接待を行っているという事実が指摘されたわけでありますが、会計検査……
○野口忠夫君 深刻な地方財政の危機の中で、地方自治の問題についての基本的な課題を私も時間をかけて自治大臣とちょっとお話し合いをしたいと思うんですけれども、きょうは全く時間が余り割り当たっておりませんので、改めてまた大臣ととっくりと今日の地方自治がどうあるべきか、この問題について地域住民の幸せのためにひとつ勉強したいと思っておりまするけれども、きょうは時間ありませんから、本当に限られた問題ひとつ申し上げたいと思うんですが、いま農村地帯を歩いてみますと、農林省が施策として決定しました米の生産調整の配分割り当ての問題で、地方自治体は全くどうもてんやわんやの状態でいるようでございます。この政策は全国知……
○野口忠夫君 私は、日本社会党を代表して、地方税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論をいたします。 最近の円高によって、わが国経済はいまや最悪の経済危機に直面し、国民生活に深刻な不安を与えております。加えて、国民の日常生活に深くかかわりを持つ地方財政も引き続き深刻な財源不足に見舞われ、国民生活の悪化に拍車をかけております。こうした国民生活と経済の危機に対し、政府・自民党は、膨大な国債発行を背景にして大型公共事業を推進し、かつての列島改造型予算の復活を思わしめる景気浮揚策をとり、そのために地方財政を総動員いたしております。しかし、このような高度経済成長型の景気政策では、部分的な景気浮揚は……
○野口忠夫君 いままでの間に委員の皆さんからいろいろ御質疑もあったと思うんですが、今回提案されました本法改正案は、昭和三十三年の四月一日に施行をされてから、三十七年、三十八年、四十年、四十一年、四十三年、四十六年と、まことに改正がたびたびこの問題を通じて行われているわけですが、国民の所持する権利、これを警察で取り締まるということなんですから、これは容易なことではないと思うわけでありまするので、当然その改正は最低限の限界のところでの規制と、こういう小出しの規制を行ってきている中で、こういうたび重なる改正が行われてきたのではなかろうか。民主警察の名のもとで国民の所持を規制するというんですから大変な……
○野口忠夫君 大臣にひとつお聞きいたしますが、お尋ねよりも御決意を承りたいと思うんですけれども、本地方交付税法の改正案はなるべく早期に成立を期待されておるようでありまして、連休前にひとつ上げたいというような御期待もあるようでございますけれども、まあ自治大臣の傘下にある三千二百の市町村、四十七の都道府県がたびたび提言を行っている。いろいろ自治省に対する期待を寄せての提言等もあったわけでございますが、今回の地方交付税法の改正の中で、この問題にこたえるようなものはどうも見ることができないのではなかろうか。昨日も参考人の方がおいでになられまして、いろいろ意見の陳述があったわけでありますが、五人おいでに……
○野口忠夫君 決算委員会で昭和四十九年度の決算審議に当たりまして、本委員会の総意をもって警告決議を出しておるわけでありますが、その昭和四十九年度決算の審議の終了に当たって出した警告決議の第二項目に、次のようなことが警告されたわけであります。 郵政省では、職員による不正行為が発生しているが、とりわけ、先般、相模大野郵便局において、当該特定郵便局長が、在職中のみならず、退職後においても、同局の一部職員と共謀して、多額の現金を領得していたことは、極めて悪質な犯罪であり、まことに遺憾である。 政府は、郵政事業に対する国民の信頼を維持するため、相互けん制機能を含む郵政監察の体制強化に、一層努め、……
○理事(野口忠夫君) それでは、午前の審査はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。
午後零時三十八分休憩
【次の発言】 ただいまから決算委員会を再開いたします。
午前に引き続き、昭和五十年度決算外二件を議題とし、農林省及び農林漁業金融公庫の決算について審査を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
○理事(野口忠夫君) 午前の審査はこの程度とし、午後一時三十分まで休憩いたします。 午後零時十二分休憩
○野口忠夫君 本日は、地方交付税法改正案の審議ということでございますけれども、それと関連する地方行政問題についてどうも疑義を感ずる問題がございますので、その問題についてまずお尋ねしていきたいと思います。 大臣にお尋ねいたしますが、最近の地方自治体では、非常に企業の不況、赤字経営というような一方的な企業の意思によって地方工場、地方にある工場が閉鎖をされたり統合縮小されたりということが急速に進められておりまして、地域社会の中に深刻な混乱をもたらしている現状にありまして、これはもう捨てておけない重要な社会問題などにもなりつつあることは大臣は御承知のことだと思うんですけれども、こうした状況に対しての……
○理事(野口忠夫君) ただいまから決算委員会を再開いたします。
午前に引き続き、昭和五十年度決算外二件を議題とし、自治省及び総理府のうち警察庁、北海道開発庁と、それに関係する公営企業金融公庫、北海道東北開発公庫の決算について審査を行います。
質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、自治省及び総理府のうち警察庁、北海道開発庁と、それに関係する公営企業金融公庫、北海道東北開発公庫の決算についてはこの程度といたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後五時五十七分散会
○野口忠夫君 ロッキードに続いてダグラス・グラマン問題と、海のかなたからの問題提起が続きまして、大変な騒ぎになっているわけですが、今日の極東の情勢などを考えますと、この種問題で騒いでいることについて、いささかどうも情けないような感じがするわけでございますが、今回は、特に日本の軍用機の購入をめぐって不正取引の疑惑というようなふうになって指摘されているわけでありますが、疑惑の中心が防衛庁を中心として存在している。防衛庁側の言い分を承りますと、何か被害者のようであるというような、迷惑至極であるというようなお答えがあるわけでございますが、そうであればあるほど、この問題を徹底的に解明する、そうして防衛庁……
○野口忠夫君 昨年の十月の九日の予算委員会で行政官庁の各省、各庁、公団等に暴力団グループが入り込んで、そして押し売りを強制して、各省庁、公団、出先機関等、相当広範囲にわたって市価の十数倍というような法外な価格でこれを買い取っていたという事実の究明が、昨年の十月九日、予算委員会でわが党の福間委員から指摘されたのは御承知のとおりであります。 本日は五十年度の決算の最終日でありまして、こうした機会に、一方ではグラマンとかダグラスとか、構造汚職的な問題で大分騒いでおりますけれども、日本における暴力団組織が行政官庁の中に入り込んで、暴力に屈して法外な価格で国民の血税を消費したというようなことは、非常に……
○理事(野口忠夫君) 続いて、質疑のある方は御発言を願います。
【次の発言】 いいですか。
○野口忠夫君 私は、地方交付税法について主に質問を申し上げたいと思うんですが、その前に、先ほど金丸委員から御指摘があったのですが、地方時代という言葉が非常に使われたと、こういうお話があって、それに対する大臣の見解をお聞きになったんですが、統一地方選挙というものが全国を沸かして終わったわけであります。この選挙の中では、実は一般的な地方時代というようなことではなしに、これからの地方のあり方は地方時代へ向かっていくのだということを、それぞれの選挙の中で強く国民に訴えられまして、地方時代というものは選挙を通じて国民に公約された新しい出発のときを迎えているのではなかろうか。この選挙を通じて新しい知事さん……
○野口忠夫君 まず、冒頭に大蔵省にお尋ねいたしたいと思いますが、改めて申し上げるまでもないことなんですけれども――大蔵省、あなたの方に冒頭に敬意を表して、大蔵省から始めるんです。国会というところは、国民の信託にこたえて、国の最高機関としての万全の活動を求められているところであります。国会に籍を置く私ども国会議員も、私どもの活動の万全を願って働いている国会職員も、全く国民の信託の責任の重さを負って、その共通の責任を果たすため、国会というところで一体になって働いているものであります。大蔵省も国会のこうした立場を十分認識して、その万全の活動を期待しながら、その整備のために、常に特段の配慮をもって臨ま……
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