このページでは高木健太郎参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○高木健太郎君 私は、公明党・国民会議を代表し、かつ国民会議の立場から、総理並びに関係大臣に対し、私の主張を述べるとともに、若干の質問をいたしたいと存じます。 さて、総理は、組閣直後から、予算、臨時国会、韓国訪問、訪米等、ハードスケジュールをこなされました。訪米スケジュールは、時差による生体作用を無視した乱暴なスケジュールであり、論議を呼んだ「不沈空母」その他の発言は不適切な表現であったと反省しておられます。 日本の総理という一国の最高責任者の発言は、綸言汗のごとくでありまして、言い直しのきかないことも間々あります。そうして、わが国民と世界に重大な影響を与えるものであります。仕事への意欲は……
○高木健太郎君 ただいまは小柳委員から大変重要な御質問がございました。私も大体同じような線に沿ってお伺いしたいと思っておりますが、大体小柳委員がお聞きになりましたので、それにつけ加えて少し質問をいたしてみたいと思っております。 いまお聞きしましても、代替エネルギーの供給目標というものは、これも小柳委員のおっしゃいましたように実際には単なる努力目標である、これだけいくかどうかということは私たちやはり同様に心配するわけでございますが、この中で石油あるいは石油の将来は価格の上でも、また量的にも大変不安定な要素を含んでおるからして、できれば原子力というようなものにより重点を置いていきたいというお気持……
○高木健太郎君 十六日の所信表明の第一に、きょういただきましたこのプリントによりますと、「学校教育の改善充実」ということを言われておられます。その中で、二ページのところに「児童生徒の健康の増進と体力の向上を図るための体育指導、学校保健、学校給食、学校安全等の普及充実」ということを言われてございます。「学校保健」ということはよくわかりますが、「学校安全」というのはどういうことであるか、私初めてでございますのでちょっと御説明いただきまして、後、関連事項を御質問さしていただきたいと存じます。
【次の発言】 これに関連しましてそこに「学校保健」というものがございます。安全ということはいま御説明いただき……
○高木健太郎君 最初にちょっとお聞きしたいのは、いただきました資料によりますと、私学共済組合の組合員は三十一万五千幾ら、扶養者が二十七万千五百というぐらいになっております。これを見ますと、組合員の数の方が被扶養者よりも多いということで、ちょっと奇異な感じがいたすわけでございますが、組合員の年齢構成はどういうふうになっているかお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま聞きましたように、二十歳代が非常に多い、それから六十歳代が九・八%で他の国公に比べて非常に多いわけですが、その原因は何だとお考えでしょうか。
【次の発言】 これ二十歳代の方が多いというのは、何か幼稚園とか小学校とかという、……
○高木健太郎君 時間もございませんから、一言ずつお尋ねいたしたいと存じます。 まず室田さんでございますが、私も現代文明というものの行き先ということについては非常に関心を深くしている者でございまして、有限な資源、有限な環境の中に人類というものが自分の力をあくまで伸ばしていくということは、人類にとって果たしてどうであろうかということも考えております。しかし、人間はやがては死ぬものでございますし、人類もやがては滅亡するということはわれわれは知っていなければならぬと思うわけですが、それをどのような形にもっていくかということの方が重大であろう。また、エネルギーでなくとも、実はそれよりも前に私は食糧があ……
○高木健太郎君 このたび大学が二つ、鳴門教育大学及び鹿屋体育大学、こういうものができましたが、それの具体的なことにつきましてはまた後でお聞きしたいと思いますが、大学を設置するにつきましては大学設置基準がございますが、それは土地であるとかあるいは施設であるとか、そのようなことの設置の基準を示したものであると思いますが、一般的にひとつお聞きしたいと思いますけれども、大学を新しく設置しようという根拠はどのように考えておられますか、まずそのことをお聞きしたいと思います。 次いでもう一つは、国立大学を設置される場合には、だれが何を要求した結果そういうふうになるのか、大学を設置するときの経緯というものに……
○高木健太郎君 放送大学というのは、いままでもずいぶん衆議院でも、あるいはその他におきましても議論されたことでございまして、働く人あるいは本当に学びたい人、教育を受けたい人に大きく門戸を開いていくという意味では私はこれは非常にいいことであり、理想的な一つの案である。ただ現実がなかなかそれに伴わないところがあるということが非常に問題になっているように拝聴いたしました。 たとえば、卒業して資格を得ると、他の既存の大学へ転入をするという一つをとりましても、現状におきましては、大学がそうどこの大学もオープンであり得るわけはないわけでありまして、単位の面からいきましても、あるいはその学説の面からいきま……
○高木健太郎君 河合先生を初め御三人の方から大変貴重な御意見を伺いまして、私も大筋において大変賛成でございます。特に河合先生から研究と教育と社会還元というようなことで、日本の大学では研究が主体となって、教授の選考にも研究業績が主体になって選ばれると、そういうことで教育と社会還元、特に社会還元ということについては非常におろそかになっていると、これも私確かにそうだと思いますので、これがうまくいけばよいと。で、放送大学がそれの一つのきっかけになって、こういう少しひずんだ現在の大学教育が改革されればよいということは私も確かに認めます。 ただ、最初に社会党の皆さんからもお話がございましたように、この法……
○高木健太郎君 放送大学につきましてはこれまで非常に熱心に御討議をされましたので、私から改めて新しい問題を申し上げるというようなこともないわけでございますが、まず最初に私申し上げておきたいことは、午前中も勝又委員からお話しになりましたように、この放送大学というのはこれまでの大学と違って放送という一つの手段を用いた教育でございます。そういう意味では非常にこれまでと変わった、あるいは注意しなければならぬ点があると思うんです。教育は御存じのように永遠のものでございまして、その時の政府あるいはその他の権力によってこれが左右されるということは厳に戒めるべきことであろうと思います。そういう意味では、勝又委……
○高木健太郎君 大変これまでいろいろ御質問がございまして、もう私余り大きなことを申し上げることはございませんが、一、二御質問を申し上げたいと存じます。 この第一期計画と第二期計画というのはもうこの委員会の当初から問題になっていることでございますが、私はこれは初めてのことでございますし、非常に大規模のものであり、その趣旨はまことにだれが聞いても反対ができないというほどりっぱな趣旨であると。だけれども、非常に未知の点が多い、どうなるかわからないという点が多い。こういう意味で、第一期をやってみて、それからそこで考えてみて第二期の方にいろいろそれを参考にしてやっていきたいと、こういう意味であろうと。……
○高木健太郎君 わが国の高等教育、いわゆる大学への進学率というのは三八・何%かである。その大学及び短大への進学率ですが、男女比はどのようになっておるでしょうか。
【次の発言】 女子のことをお聞きしたいんですけれども、以前は、女子といいますのは、結婚も早かったでしょうが、子供をたくさん産みまして、その末子を育てるというときが大体二十九ぐらいで産み終わると。そしてこれが小学校へ入ったときにはもう四十ぐらいになっていると。平均寿命が五十以下でございましたからして、ほとんど一、二年しかもう残りがないという状態であったわけです。最近では女性は早く結婚しまして、子供が二人ぐらいである。そういう意味で、早く……
○高木健太郎君 まず最初に、女子教職員の出産についての補助教職員の確保、こちらの方の御質問を申し上げたいと思います。 その前に、私の考え方でございますけれども、妊娠それからお産ということは人間の一つの生理的な現象でございますので、常日ごろ体を十分大事にしておって、そして異常分娩であるとか、あるいはそのために長く休まなきゃならぬとか、そういうことのないように、保健医その他と十分な連絡をとって常に快適な職場で働けるように、このように私は心がくべきであると。ただ、妊娠あるいは分娩ということは、いかに生理的なものであったとしましても、体の中に三キロ程度のものを入れておるということで、かなりその労働力……
○高木健太郎君 このたび学校安全会と学校給食会を統合して学校健康会というものを設置するということになりまして、現在その法案が審議されているわけでございますが、この法案の提出理由は皆さんもたびたびお聞きになったわけでございますが、今後の質問の進めの関係上、ひとつその設置する意義と、それからその経過について簡単に御説明をお願いいたします。
【次の発言】 この提案の理由によりますと、今回のこの統合には「行政機構の合理的再編成」という面があるわけです。この学校安全会と学校給食会を統合することによりまして、役員と職員の数、あるいはまたその経費の節減というものについてはどうなっているか、これの具体的な数字……
○高木健太郎君 いま四人の方々の御意見をいろいろお伺いしました。田中さんのお話は、私、初めのところをちょっと聞き落としましたのでよくわかりませんでしたが、ほかのお三人の方のお話を聞いてましてびっくりいたしました。率直のところ、私、給食というのはいいんだ、体位も上がったし、いろいろよかったということを聞いておりましたら、ネズミが出てきたりミミズが出てきたり、あるいは農薬で悪いとか、いろいろな悪いところがずいぶんございまして、心の方にもよくない、教育にもよくないと、私がいままで聞いておりましたお話とは全く天と地ほど違ったということで、この方面には私素人でございますけれども全く驚いたわけです。で、田……
○高木健太郎君 将来のエネルギー源としまして、化石燃料に恵まれていないわが国におきまして、原子力の開発ということが非常に重要な問題であるということは御存じのとおりであると思います。 しかし、現在の原子力利用は核分裂の原理を利用する方式でございまして、その際生ずる放射性物質というものは避けがたいものであると思います。その意味でも、クリーンなエネルギーである核融合の開発が一日も早いことがまことに望ましいことでございますけれども、それはまだしばらくは望めないという状況にあると思います。さしあたりは、放射能の炉心からの漏失あるいは放射能の防護ということに努力すると同時に、急速にふえつつある低レベルの……
○高木健太郎君 去る二月の二十三日に文部大臣の所信をお伺いいたしました。教育は国政の基本である。また変化する社会環境で個性、能力を伸ばすことを考える、また他人への思いやりだとか連帯意識、生きがいのある生活、国際社会で信頼と尊敬を受けるような人間をつくりたいと。あるいはまだ伝統文化の継承と独創的な研究の振興を図る、このような序言がございまして、まことにりっぱなお言葉であると思いまして、これについては全く同感でございます。 さて、しかし、この目的を達成するための施策についてはいろいろと細かい点で疑問がございますので、以下、御質問をいたしまして、所信をお伺いしたいと思います。 最初に、「初等中等……
○高木健太郎君 質問事項等あらかじめ申し上げてないものもお聞きしますので、そこにお持ちの資料でお答え願えればありがたいと思います。 最初に、またこれで三度目でございますが、献体ということについてお伺い申し上げます。文部大臣は今回初めてでいらっしゃいますので、献体という言葉は御存じでいらっしゃいますか。――余り御存じないだろうと思いますが、医学部の教育におきましては、文部省の大学設置基準として、専門課程の一年のときに人間の死体を解剖して、それによって医の倫理を学び、また人体の構造、組織を知るというために欠くべからざる実習課程になっておるわけです。しかし、これが大学設置の当初におきましては行き倒……
○高木健太郎君 ここにございます「予算額(案)主要事項別表」というものに沿いまして、いろいろお尋ねやら御提案も申し上げたいと思います。 まず第一は、六ページのところですが、現在校内暴力ということが非常にわれわれを悩ませているわけでして、それに対する対応策というものがまだしっかりしていないという状態で、文部省においてもいろいろ工夫をされているんだと思うわけです。事実、先般いただきましたが、教育モニター報告というものをお出しになりましてその対策を探っておられるところではないかと思います。私も、青少年のこういう暴力あるいは非行というものが将来の日本に非常に大きな影響を持つということで心痛をしている……
○高木健太郎君 私は、公明党・国民会議及び民社党・国民連合を代表して、日本学校健康会法案に対し、修正の動議を提出いたします。 その内容はお手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 行政改革の必要性につきましても言うまでもないところでありますが、本法律案が意図する特殊法人の統合には積極的な意義を見出すことは困難であるとの結論に至ったのであります。 特に、現行の日本学校給食会の業務をそのまま継承することには問題が多く、戦後の荒廃の中で児童生徒の成長、健康維持に果たしてきた使命はすでに終え、現在では、食品・食器等の安全性に関する検査機……
○高木健太郎君 私は、公務災害補償ということについては直接お尋ねはいたしませんで、それに関連して学校医制度のことについてお尋ねをしまして、その後、学校内に起こるいろいろの災害のことの二、三についてお伺いして、最後に私の御意見をもお話ししてみたいと思っております。 まず最初に、学校医制度というのがいつごろできましたか。その前と後とではどのように違っておるかというようなことを御説明をお願いしたいと思います。学校医制度があって、児童生徒が安心して授業を受けられる、またその父兄も学校に送り出して非常に安心して家におれるというようなことで、学校医制度というのは非常に大きな教育効果もあると思いますが、三……
○高木健太郎君 初めに、それでは教科書問題のことについて一つお伺いをしておきます。 最近の新聞では大変何か憂慮すべきような段階にきておりますし、韓国ではかなりエスカレートしているような感じを受けるわけでございまして、しかもここまできますと、初めに一般の人が考えておったような「侵出」を「侵略」に変えるぐらいいいじゃないか、変えたらどうだというような意見も大分多かったわけです。そういうことをするということも非常にできにくいような状態になったように思います。また、「侵出」と「侵略」ということについては、一般の人の中にも議論が分かれておりますし、政府部内でも意見が分かれているように思います。文部省は……
○高木健太郎君 時間も短うございますし、私は原子力発電のことについてお尋ね申し上げたいと思いますが、科学技術庁並びに通産省にも関係のあることでございますが、どちらとも申し上げることができない問題もあろうと思いますから、随時御判断の上お返事いただきたいと思います。 原子力発電というのは、エネルギーの最終的なわれわれの獲得源である、こういうふうに考えられております。これにつきまして、私は基本的に二つの考え方があると思うわけです。 その一つは、近代文明というものを今後ますます進歩発展させてこのままの調子でいった場合には、究極的には、どのような形をとろうともエネルギーの枯渇を来す、あるいはまた環境……
○高木健太郎君 まず初めにちょっとお断り申しておきますが、皆さんもよく御存じのように、教育の効果というものはそう一年や二年で出るものではなくて、数十年たってからそれまでの教育がどうであったかということがわかるというところにほかのものとは違った非常に長い時間的のファクターがあるわけでございます。そういうわけですから、最近やかましく言われておるいろいろの青少年の非行であるとか校内暴力というようなものも、最近それが表面に出てきただけでありまして、実際は非常に長い間の教育効果がここにあらわれている。それは教育ばかりではなしに、環境その他多くのものが関係しているでしょうが、そういうものが関係しているわけ……
○高木健太郎君 まず最初に、奈良教育大学及び福岡教育大学に大学院を設置されるということでございますが、国立大学の中で、特に人文系あるいは社会学系におきまして大学院の置かれていない大学というところがかなりあると聞いております。しかも、これ長い間このような要求が当該大学から出ておるわけでございますが、その点はどのようになっておりましょうか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ずいぶん前々から、各国立大学、まだ置かれていない国立大学から要望があると思いますので、条件が整い次第ぜひその大学院を置かれること、教授のスタッフもそろっておるし、設備も十分あるというのに置かれないということに対して、非……
○高木健太郎君 私、前に学術会議に、九期、十期ぐらいだったと思いますが、お世話になっておりまして、私からいろいろ聞くのは何か聞きにくいところもございますけれども、学術会議が、初めに久保会長がおっしゃいましたように、現在であるからこそきわめて重要な任務を果たし得るのではないか、こういう意味で、この学術会議を存続させて、そのかわりに学術会議本来の任務をしっかりやっていただきたい、こういう意味で私、申し上げたいと思います。 私が学術会議会員としておりましていろいろ気のついたことがございましたが、一体何をやっているのかという非常に無力感に正直言ってとらわれるわけでございまして、勧告を政府にやっても政……
○高木健太郎君 この日本学術会議は、私から申し上げるまでもなく、「わが国の科学者の内外に対する代表機関として、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させる」、それからまた、「独立して左の職務を行う。」と、重要事項を審議するとか、その実現を図る、あるいは研究の連絡を図る、また、種々のことについて政府はこれに諮問をする、あるいはまた、学術会議は政府に対して勧告ができる、このような職務を持っているわけでございまして、今度の改正案を見まして一番皆さん気になさっていることは、いま藤田委員からもお話がありましたように、この条文の中にある、政令によるということが幾つかあるということと、……
○高木健太郎君 私も以前二期、六年にわたりまして学術会議の会員でございました。その間、勧告あるいは申し入れ等を行ってきたわけでございますが、この日本学術会議ができました当初におきましては、いまで言えばりっぱな方がたくさんおいでになりまして、そのころは政府からの諮問も非常に多かったわけでございます。しかし、ここ十年ぐらいと思いますが、次第に減ってまいりまして、現在では政府から諮問があるというのは年に二つぐらいしかないのではないかと思うわけです。 学術会議の会員の構成につきましては、いろいろなうわさ、風聞もございますけれども、私から見ますというと非常にりっぱな方々が全国からそこに集まっておられる……
○高木健太郎君 先ほどの献体に関する法案について一言申し上げたいと思います。 先ほど粕谷委員からもお話ございましたように、五十四年でしたか、日本学術会議で日本解剖学会の方から、竹重教授から提案がございまして、これが政府に勧告され、非常に長くかかりましたけれども、今日ここに協議事項として提案されたことは提案者の一人として大変喜ばしいと存じております。なお、各党からのほぼ御賛成を得て今日御採決いただくということでございますが、これに関しても大変関係者の方々は喜んでおられることだと思います。 また、文部省におきましては、献体者の遺族に対しまして、私、委員会で申し上げましたところ、早速感謝状を文部……
○高木健太郎君 私は、日本学術会議で第九期、十期の二期にわたりまして会員でございまして、それだけに学術会議の将来、ひいては科学の振興、特に基礎科学の振興に深い関心を持つものでございます。また、最近マスコミで取り上げられ、一般国民や科学者の関心の高い会議法の改正につきまして、政府と会議の間にかなりの食い違いのあるということを聞きまして、深く憂慮しているものでございます。 御存じのごとく、この会議は戦後間もなく設立されたものでありまして、その後、昭和三十一年には日本学士院が分離し、学術振興会が独立し、その他学術審議会、科学技術会議の設立がありまして、さらに急速な科学の進歩と細分化、専門化などが進……
○高木健太郎君 このたび新しく老人保健法というものが制定されようとしております。その件に関しまして私余り細かいことをお聞きするのは遠慮いたしますが、またいままでの委員会におきまして十分もう論議されたことだと存じますので、きわめて原則的なことだけをお聞きいたしまして、大臣その他の方々のお考えをお聞きしておきたいと思います。 まず第一でございますけれども、保健法案には年齢制限というものがございまして、七十歳以上の者についてこの老人保健法というものを適用しよう、こういうお気持ちかと存じます。 もちろん法律でございますからして何かのよりどころ、年齢であるとか、その他のよりどころを必要とする。法文に……
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