このページでは大城真順参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○大城眞順君 退任のごあいさつを一言申し上げたいと思います。 昨年七月十九日に委員長拝命以来一年有余にわたりまして、もとより非力非才の者でございましたけれども、皆さん方に御心配、御迷惑をかけてまいりましたが、今日ようやくその任を大過なく果たさせていただきました。これもひとえに各委員の委員会運営に対する誠意ある御協力、御指導のたまものだと、この席をかりまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。 いろいろとございましたけれども、思い出に残る一、二点を申し上げますと、就任早々、例の潜水艦「なだしお」の事故がございまして、その対処にてんやわんやしたことを思い出すわけであります。そしてまた、昭和天……
○大城眞順君 私は、異常なほどまでに米軍基地が密集している沖縄の実態をとらえながら、基地の諸問題につきまして、昨今の国際情勢の行方をベースに考えながら基地問題を中心にいたしまして質問を展開してまいりたいと思います。 まず、マルタにおける米ソ・サミットでございますけれども、これは専門家あるいはまた人々によりましては、冷戦時代の終結とも言われております。それに至るまでの、東欧諸国を中心とする民主化運動により電撃的に押し寄せております政治の激変、またソ連のペレストロイカの政治経済の中における実現化に向けての不断の努力等々、世界は今平和を求め、そして自由を求めて目まぐるしく回転いたしております。 ……
○大城眞順君 委員派遣の報告をいたします。 板垣委員長、永野理事、山口理事、吉川理事、中川委員、星川委員及び私、大城理事の七名は、去る九月十二日から十四日までの三日間、北海道における国の地方支分部局及び自衛隊の業務運営並びに国家公務員制度等の実情について調査を行ってまいりました。 第一日目は、航空自衛隊第二航空団、陸上自衛隊北部方面総監部でそれぞれ業務説明を受け、基地内を視察いたしました。その後、人事院北海道事務局、総務庁北海道管区行政監察局、防衛施設庁札幌防衛施設局、北海道開発庁北海道開発局よりそれぞれ業務概要を聴取いたしました。 第二日目は、陸上自衛隊第二師団で業務説明を受け、駐屯地……
○大城眞順君 私は、問題を一点に絞りまして、厚生省のみに御質疑を申し上げたいと思います。 沖縄は御案内のとおり復帰してから十七年を経過いたしましても、なおかつ戦後処理そして復帰処理まで山積しているような状態であります。そういった中で、当然本土と同一であるべき諸制度の中にもいろんな格差が生じております。その最たるものは厚生年金の格差であります。沖縄の厚生年金受給者の年金額は本土と比較いたしまして大幅な格差が生じておることは御承知のとおりであります。その根本的な原因は、沖縄が戦後二十七カ年にわたり本土より行政分離されたがために、年金制度の発足がはるかにおくれたことにより加入期間が短いことでありま……
○大城眞順君 私は、ただいま可決されました国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について十分配慮すべきである。 一 平成七年を目途とする公的年金制度一元化の具体的内容及びスケジュールを今後できるだけ速やかに検討し、明らかにすること。 一 公的年金制度間における負担面の相違については、公的年金一元化の観点から、今後……
○大城眞順君 議題となっております沖縄振興開発金融公庫法の改正につきまして、まず沖縄開発庁にお尋ねいたしたいと思います。 先ほどもありましたように、沖縄公庫は本土におきます一つの銀行、五つの公庫等の相当業務を沖縄においては一元化して総合公庫として沖縄の産業振興のためにいろいろな融資を通じまして貢献してこられたわけでございます。しかしながら、資本蓄積の弱い沖縄において、今回の改正も当面において非常に期待をいたしておるところでございます。 この制度の趣旨、内容につきましていろいろ御説明をちょうだいいたしたわけでございますけれども、もう少し具体的に、例えば二つの柱から成っておると思いますけれども……
○理事(大城眞順君) 田代委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。
委員長の辞任の件についてお諮りいたします。
田代委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、辞任を許可することに決定いたしました。
これより委員長の補欠選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの竹村君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、委員長に田沢智治君が選任されまし……
○大城眞順君 法案の内容につきましては我が党の同僚の田村委員にお任せするといたしまして、昨今特に沖縄の米軍基地問題がクローズアップされる中でございますので、私は沖縄県選出の者といたしまして、今日までの論点とは違った観点から質問を展開してみたいと思います。 まず、先般も出ておりましたけれども、平成元年十一月に調査いたしました「沖縄県民の意識に関する世論調査」の中で、特に米軍基地問題に対する県民の認識についてのアンケートの結果が出ておるわけでございまして、そしてまた自衛隊に対するその必要性、これについてもアンケートの結果が出ております。ここで大変おもしろいというのか、あるいは興味をそそるというの……
○大城眞順君 私は、ただいま可決されました国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、日本共産党、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について適切な措置を講ずべきである。 一 災害の予防及び職業病の発生防止のために、なお一層努力するとともに、公務災害の審査及び認定については、現在懸案中のものを含め、その作業を促進して早期処理に努めること。 一 社会全体の高齢化の……
○大城眞順君 まず冒頭に、総理大臣にお礼を申し上げなければなりません。去る二十三日の沖縄県戦没者追悼式への御出席は、現職総理大臣として初めてでございまして、沖縄の戦後史の一ページを飾る画期的な出来事でございました。県民にとっても大変意義深く感激の一日でございました。私個人といたしましても、六十三年以来執念としてお願いし続けた一大懸案事項でございましたので、これ以上の喜びはございません。ここに県民にかわって衷心より感謝を申し上げます。
そこで総理大臣、このたびの追悼式に対する御感想を簡単にお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 今後につきましてはそのときどきの総理の裁量にまたなければなり……
○大城眞順君 去る九月二十五日から二十七日までの三日間、北方領土及び隣接地域の諸問題に関する実情調査のため、田沢委員長、北理事、竹村理事、及川理事、市川理事、喜屋武委員及び理事の私、大城の七名が北海道に派遣されました。 戦後の日ソ関係は、昭和三十一年の日ソ共同宣言による国交回復以来三十五年を経ようとしておりますが、我が国の長年にわたる返還要求にもかかわらず、いまだに北方領土問題が解決されていないことは、両国国民にとってまことに遺憾なことであります。 最近の日ソ関係は、北方領土問題に対する内外の関心が高まる中、七月のヒューストン・サミット(先進国首脳会議)の議長声明や経済宣言において初めて北……
○大城眞順君 竹村委員の御質問にお答えいただきまして、沖縄開発庁長官が沖縄のビジョンというものを示していただいたわけでございますけれども、やはり沖縄開発庁だけでは沖縄の振興はできないと思います。そして、やっぱり夢を見ながら現実を踏まえていくということも大事だと思います。その現実の中で、戦後処理もまだまだたくさん残っております。あるいは各省庁における沖縄の本土との格差、むしろその幾分かは差別と言ってもいいぐらいのやつがあるわけであります。こういったものを抜きにしては、頭が出てしりが抜けちゃうというようなことでは沖縄の振興開発は私は達成できない、このように考える立場から、その格差とは何か、差別とは……
○大城眞順君 私の持ち時間は極めて制限されておりますので、ひとつ御答弁は簡潔、要を得ていただきますようにお願いいたします。
まず初めに運輸大臣にお伺いいたします。
先日の運輸省設置法改正案の趣旨説明をお聞きいたしまして、今回の改正の背景を一言で申し上げますならば、運輸行政の国際化への対応の充実ではなかろうかと考えております。そこで、世界に向けられた運輸行政の現状につきまして、その概要と運輸省の認識及び国際協調のための運輸行政をどのように転換していかなくてはならないのか、その辺をトータルに一口でその理念をお伺いいたします。
【次の発言】 今、大臣から御説明をちょうだいいたしましたけれども、こ……
○大城眞順君 先ほどの喜岡委員の質問とも関連いたしますが、まずフィリピンにありますクラーク、そしてスビック基地の閉鎖、それによる撤収にかかわりまして、在日米軍基地とりわけ在沖米軍基地の機能との関連についてどのような形で事が進展していくか、これは極めて重要な課題だと私も受けとめております。 先ほどの喜岡委員と外務省とのやりとりを聞いていますとまさしく禅問答で、一時的とは何だ、どのくらいのタイムスパンなのか、いつまでなのか、そればかりの繰り返しのような気がいたしました。この問題はそれでは終わりませんよ。大変なことになりますよ、これをクリアした形で国会の我々に認識をさせておかぬと。 まず、これは米……
○大城眞順君 先般当委員会が行いました委員派遣につきまして、便宜私から御報告申し上げます。 今回の委員派遣は、去る二月十四日に国会に提出されました沖縄振興開発特別措置法及び沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の一部を改正する法律案の審査に資するという目的を持ちまして、沖縄県に、二月二十六日と翌二十七日の二日間にわたり、福田委員長を初め、北理事、喜岡理事、針生理事、市川理事、山田委員、喜屋武委員、それに私、大城の八名が派遣されました。なお、現地において大浜委員が参加されました。 本年は、沖縄の本土復帰二十周年を迎え、また現行の第二次沖縄振興開発計画が今月末に終了するという歴史的な節目の年であ……
○大城眞順君 まず外務省に対しまして、基地問題から入っていきたいと思います。私は、この時期に日米安保条約を少し棚卸しをしてみてはどうかという理念に立って質問を申し上げます。 日米関係というものは我が国外交の基軸である、そのかなめは安保条約だとよく言い、よく言われております。一般論としてそれだけ重要であるにもかかわらず、安保条約が具体的にどのような形で履行されているか、特に米軍の七五%がひしめき合っている小さい島沖縄の軍事基地の実態というものをくまなく綿密に時間をかけて調査をして、そして時あたかも冷戦後の世界の構造、ソ理解体後の世界の秩序をどう構築するか、時期的に見ましても今、基地の棚卸しをし……
○大城眞順君 最初に、沖縄開発庁長官にお尋ねをいたします。 まず、先般の振興開発特別措置法、復帰特別措置法の成立おめでとうございます。大変長い間御苦労さまでございます。大臣の御労苦を歩といたし、心から敬意と感謝の意をまずもって表する次第でございます。ありがとうございました。 そこで、法案も成立したことだし、こういった沖縄特例とあわせまして次のステップは何といっても第三次振興開発計画の策定であります。これまでの二十年にも増してこれからの十年というものは沖縄の二十一世紀の展望からして歴史的にも大変重要な時期であります。したがいまして、すべての県民の英知を結集していささかも悔いのない計画を樹立し……
○大城眞順君 本調査会の中西会長、野沢理事、立木理事、粟森理事、猪木理事、永野委員、成瀬委員、翫委員、喜岡委員、三石委員、和田委員及び私、大城の十二名は、去る二月五日から七日までの三日間、地球環境問題、難民問題、自衛隊の現状等に関する実情調査のため、長崎県及び兵庫県に派遣されました。以下に、調査の概要を報告いたします。 長崎県では、まず、海上自衛隊佐世保地方総監部で、佐世保地方隊の任務、組織・編成、施設などの現状について説明を聴取した後、艦対空ミサイル・ターター搭載の護衛艦「たちかぜ」の艦内を見学いたしました。 次に、三菱重工業長崎造船所の香焼工場を訪問し、建造中のイージス・武器システム搭……
○大城眞順君 イスラエルとアラブとパレスチナ、この三者間における、あるいは相互における関係というものは必ずしも一致したものではなくいろいろ違った形の思惑がある、こういうふうなお話であったわけですね。 それで、アラブ諸国の対外的ないろんな問題の対応を見てみると、アラブ諸国は必ず大義名分を振りかざさないと話が始まらないというのがいわゆるパレスチナ問題、これを必ず出すんですよ。しかしながら、中ではパレスチナ問題をそんなに真剣に考えていないという論説が多いのですけれども、これについてどうお考えか。 そして二点目は、去る湾岸戦争はアメリカ側から言うと正義の戦いである、私は少なくともライトウォーでなく……
○大城眞順君 大変貴重な御意見をちょうだいいたしまして勉強になりました。 それで、後半において参考人は盛んに、グローバルも大事だけれども、やっぱりローカルになすべきこともたくさんあるんじゃないかと。これがいわゆるシンクグローバリー、アクトローカリーという言葉も出ておるぐらいですけれども、これはローカルあるいは国家レベルあるいはグローバルレベル、同時に進行していかないと地球環境というものは守れぬのじゃないか。それを同時に、やるためにはどういった手段があるのか。いろいろあるんでしょうけれども、やはり南北の問題とか、環境を中心にして環境と経済、環境とあるいは人権、人種、環境と文化、環境と教育、いろ……
○大城眞順君 それでは、会長案につきまして意見を表明いたします。 六月三日からブラジルで開かれます環境と開発に関する国連会議、いわゆる地球サミットを直前に控えまして、我が国はもちろん世界的に地球環境問題が広範に取り上げられ、大きな盛り上がりを見せております。このサミットの成功いかんにつきましてはさまざまに取りざたされておりますが、地球を救い、人類、自然の生存を可能とするためにも、サミットが必ず成功するよう期待するものであります。日本政府のイニシアチブの発揮を心から切望いたしております。 ところで、このように地球環境問題が盛り上がりを見せるのに先駆けて、今期の外交・総合安全保障に関する調査会……
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