このページでは成瀬守重参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○成瀬守重君 参考人の皆さん、御苦労さまでございます。質問時間が十五分でございまして、皆さん方のお答えまで含めてでございますので、基本的な問題に絞ってまとめてお伺いしたいと思います。 今回の改正は、農業者の高齢化だとかあるいは経営規模の拡大や農業構造の変化に対応して、農業者年金制度の財政基盤の長期的安定をねらったものと思われますが、しかし年金財政は加入者が減っていることなどから、単年度収支で昭和六十一年から赤字が続いております。平成元年度の見込みからいいましても、保険料や国庫補助金、運用収入などで二千三十六億円に対して給付金は二千四百十八億円、差し引き三百八十二億円のマイナスで、年金の資産額……
○成瀬守重君 ただいま提出されております森林法と国有林野事業改善特別措置法の改正案は、いずれも我が国の森林・林業の発展にとって大変重要な意義を持つものであると考えるわけでありますが、法律案についてお伺いする前に、やはりこれも重要な問題であります地球の緑、森林の保全の問題についてお伺いいたしたいと思います。 私は、これまで何度かブラジルを初め中南米諸国やアンデス山脈の上空を飛びまして、熱帯林の減少、砂漠化の進行、酸性雨による森林被害など、地球的な規模で年々大規模な面積の森林が失われている状況を見てまいりましたが、人類がこの地球において真に健康で豊かな生活を実現するためには、温暖化の抑制やそれぞ……
○成瀬守重君 ソ連につきましては、連邦と共和国との関係が極めて流動的になっております。新連邦条約によれば、外交について連邦は国際法の主体と規定され、各共和国は完全な権利を有する国際社会の構成員であると規定されておりますが、連邦の国境線の変更について、連邦と共和国の共同管轄として関係条約加盟国の同意に基づくとされております。条約加盟国は連邦財政支出を監視する。実質的には共和国の権限が拡大していくようでありますが、エネルギー資源について共和国の所有権が明記され、金準備やダイヤモンド、外貨ファンドは連邦が保管するようであります。 今後、連邦と共和国の関係はどうなっていくのか、また日本の国家や企業あ……
○成瀬守重君 朝早くから宮澤総理、渡辺外務大臣、また防衛庁長官、官房長官、社会党案の提出者の皆さん方も大変お疲れのことと思いますが、しかしこの法案の審議を通して国民の皆さん方に対して、この国にとって大変重要な国際貢献を主眼としたPKO法案の真実の姿が究明され、また伝えられるわけですから、しばらく御容赦をいただきたいと思います。 先般、五月八日のこの委員会の会議が終わりましてから、私、議員会館の私の部屋に帰りましたところ、つい今さっき政府のPKO法案に反対の人たちが部屋を訪れて帰っていったという報告を受けたのであります。その人たちは私の秘書に、あなたのところの議員は自民党だろう、もしPKO法案……
○成瀬守重君 石先生と橋本先生には大変感銘深いお話を伺いまして、ありがとうございました。
お二人の先生にお伺いしたいんですが、炭酸ガスのような温室効果気体、これの増量というものが気候変動をもたらし、将来日本農業に対してどういうような影響を与えるようになるか。また、酸性雨などもどういうような影響を世界の各地においてもたらすか。そういった面について、まだ両方とも日本ではそれほどの影響はないようでございますけれども、欧米各地、その他の例においてお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 日本は戦後針葉樹林の比率が非常にふえて保水力が減ってきた。しかもある気象条件に対する長期的なシミュレーションに……
○成瀬守重君 中山外務大臣また愛知環境庁長官におかれましては、我が国の外交・安全保障問題あるいは環境保全の問題につきまして多大な御尽力を賜っておりますことを最初に心から感謝申し上げて、質問をさせていただきたいと思います。 我が国と我が民族の安全保障を確保するためには、外交努力や防衛力の充実が極めて大切ではございますが、今日のように地球環境の問題が極めて大きな、いわば地球規模のグローバルな環境の保全という問題が安全保障にとって極めて重要なときに遭遇いたしまして、この問題を無視して日本の外交あるいは安全保障は考えることができない時代に立ち至っていると考えます。この地球環境問題に関しましても、酸性……
○成瀬守重君 西岡参考人にお伺いいたしたいと思います。 今日では、地球環境保全の重要性については世界の指導者や政策決定者が深く認識し、全地球的な行動に向かって踏み出そうといたしております。そういった折から、今月の六日から九日にかけてニューヨークの国連本部でワールド・サステーナブル・アグリーメント・アソシエーション、WSAAという世界永続農業協会の発会式が行われた。これはNGOでございますが、私も参加させていただきました。その折に我が国の国連大使にお目にかかって話し合いました。 その際、一九九二年にブラジルで国連環境開発会議が開催されますが、その席で行われる気候変動防止に関する枠組み条約や熱……
○成瀬守重君 今回、御配付いただきました原案にはない食糧の安全保障について申し上げたいと思います。 昨年九月二十日、この調査会にアメリカのワールド・ウォッチ・インスティチュートのレスター・R・ブラウン氏をお招きして意見を伺いましたが、ブラウン氏の陳述は、世界的に耕地の減少、反当たり生産性の伸び悩み、人口は増加し、結果として一人当たりの穀物生産量は年々逓減して、十年後には食の危機が顕在化するとのことでありました。現に、地球上には数億の飽食を享受している人々がいる反面、飢餓にさらされている数億の人々がいるのであります。例えばアメリカの穀物生産さえ、気候変動、地下水枯渇、土壌の微生物の死滅、耕土の……
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