このページでは磯村修参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○磯村修君 私は、連合参議院を代表して、海部総理の所信に対して、特に重要な中東問題について質問いたします。 世界は今、ポスト冷戦の新しい国際秩序の形成を目指して急テンポで動いております。こうした情勢の中で突如として発生したイラクのクウェート侵攻に対して、世界の世論は国際信義と諸国民の平和と繁栄への挑戦として厳しく批判しております。この中東問題に対して我が国のとるべき道は、人道的、平和的立場を堅持して対処していくことこそが平和憲法の理念のもとでなし得る役割であると確信いたします。 総理は、湾岸危機の発生後、西側主要国の首脳として初めて中東五カ国を歴訪し、イラク軍のクウェートからの撤退など原則……
○磯村修君 私は、連合参議院を代表いたしまして、まず、政府提案のPKO、国連平和維持活動協力法案及び国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部改正案について質問を行います。 国際情勢は激しく変動し、冷戦構造の解消によって新しい世界秩序の確立が急がれております。これに伴い、国連の役割、機能はますます重要性を増大しております。特に湾岸危機、戦争は、国連を中心とした紛争の平和的解決のとうとさを教え、我が国においても、財政、経済、人的貢献が大きな責務として課せられてまいりました。 このときに当たり、政府はさきの臨時国会においていわゆるPKO法案を提出し、今国会での早期成立を求めております。この法案は、……
○磯村修君 それでは、東海班の報告を申し上げます。 私は、青木委員長、岡野理事、守住委員及び大森委員とともに、去る八月二十九日から三十一日までの三日間、東海地域における逓信業務の実情調査を行いました。 以下、調査の概要を報告いたします。 東海地域の産業経済は、名古屋市周辺地域に集中しており、製造業を中心とする第二次産業の比重が高いという特徴があります。現在、浜松地域テクノポリス構想に見られますように、世界的な高度技術集積地への転身が図られております。 まず、郵政事業について申し上げます。 東海郵政局では、地域行事、イベントへの積極的な参加、ふるさと小包の促進など、郵政事業の推進に当た……
○磯村修君 先ほどからいろいろな御質問が出ておりまして、重複の面はできるだけ避けていきたいと思っております。 NHKは五十九年度に料金の引き上げをして三カ年間財政運営の均衡を保ってきたということがこの数字にもあらわれているわけなんですけれども、しかし、六十二年度以降収支が非常に不足してきているというふうなことで、元年度以降ゼロというふうなことも予想されるわけなんです。 そこで、このNHKを取り巻く財政事情というのは非常に苦しい状況にあるわけなんですけれども、先ほどお話がありましたように、長期展望に関する審議会等で向こう五カ年間くらいの経営計画についていろいろと御審議をなさっているというふう……
○磯村修君 今全国的に四全総、第四次全国総合開発計画というのが推進されているというふうなことで、地域の活性化ということがそれぞれ大きな課題になっているわけです。そうした中で、テクノポリス構想とかあるいは工業団地の造成、そういったことが各地域において、地方において非常に積極的に今進められているわけなんですけれども、それに関連しまして一つお伺いしたいと思います。 そうしたいろいろな団地造成ということが推進されてきますと、郵政のサービスというものが非常に必要になってくるんじゃないかと思います。例えば工業団地の造成というのは市部の中心から大分距離が離れているところにも造成されるという傾向もあります。……
○磯村修君 質問が重複しないように、しかも時間を貴重に使っていくためにも簡潔にお尋ねしたいと思っております。
先ほどの難視聴地域十万世帯ということでございますけれども、いろいろな調査の結果こういうふうな数字が推定されたということでございますが、この難視聴地域の数字、NHKの会長のかつての発言の中に、いわばこの十万世帯より少ないと、五、六万ではないかというふうな発言もあるわけなんです。郵政の今回の数字とNHKの会長があるときに発言した数字とちょっと隔たりがあるんですけれども、その辺どういうふうにお考えですか。
【次の発言】 NHK会長の発言の難視聴世帯というのは平成元年の正月に行われているんで……
○磯村修君 まず、料金の値上げのことにつきましてお伺いしたいんですけれども、今回の放送受信料二八%引き上げというふうなことなんですけれども、今、四月から公共料金と称される料金が非常に軒並み値上げされるということも予想されているわけですね。そうした中での放送受信料の二八%の値上げというのは大変国民生活への影響も大きいと思うんです。しかも消費税を含む負担ということですので、大変生活への危機感というものも言われているわけでございます。 こうした大幅な値上げに当たりまして、公共放送という立場から考えた場合には、受信料値上げに対する国民的な合意を協会は求めていくべきではないか。例えば、審議会等の内容を……
○磯村修君 先ほどのお話にもありましたけれども、また郵政大臣の所信表明の中でも情報通信システムは国民生活とかあるいは企業経営になくてはならないものである。その基盤整備ということが大変大きな課題になってきているのでありますけれども、そこでお伺いしたいんですが、郵政省は政策官庁という立場でこれからのニューメディア、この問題にどういうふうに取り組んでいくのかという基本的な考えをお伺いしたいのであります。 いろいろな法案が出されてきているんですけれども、ファクシミリとかあるいはディジタル通信とか都市型CATVとかローカルキャプテンとか、これまでの行政の中でいろいろなされていることと関連したいろんな事……
○磯村修君 質問の重複を避けるために、郵便貯金につきまして一点だけお伺いしたいと思うんです。 郵便貯金も、新規の貯金獲得状況から見ますと、大変厳しい場面に今立たされているような感じがするわけです。特に十年前に発売されております年利八%という高金利の定額貯金もいよいよ満期の時期を迎えてきているというふうなことで、新規の預け入れから払い戻しを差し引いた純増というふうなものも一段と減少していくんではないか、こういうふうな推測もできるわけです。 当時は大変利用者も多かったんですけれども、一般の民間の金融機関でもいろいろな商品を出して歯どめがかかってしまうというふうなこともありまして、郵貯の純増も八……
○磯村修君 今度、浦安に簡保年金福祉事業団と民間の事業団が共同出資して法人をつくって運営していく施設がつくられるわけなんですが、そこで、この共同出資する事業団を選択する一つの基準があると思うんです。それの基準はどういうふうな形で選定しているのか。 それから、ここが仮に二百人収容できる施設とした場合、そこで生活するのに大体一人当たりどのくらいの費用がかかるのか。 さらには、お入りになったお年寄りが途中で費用が負担し切れなくなってくるという問題が出てくることも想定されると思うんですが、その場合にどういうふうな措置がとられるのか。 あるいはまた、先ほどお話を聞いておりますと保証人が二人必要なん……
○磯村修君 通信情報というのは、大変私たちの生活に深くかかわってきていることなんですけれども、東京一極集中から地方への多極分散、こういう時代の要請にそれぞれの地域もこたえようというので、それぞれの立場で自治体もあるいは民間の事業体もその問題に取り組んでいるように私は見受けております。いろんな地域格差を解消していくということで、地元の人たちも一生懸命今ネットワークというふうなことを推進しているようにも思われます。 そこで、郵政省にお伺いしたいことは、そういう地方の実態をどの程度把握していろいろな通信情報について考えているのか、まずその辺からお伺いしたいと思います。
○磯村修君 郵政の窓口サービスという点で簡易郵便局を大都会にも設置するというふうな趣旨は理解できます。そこで、こうした郵便局を、窓口サービスを設置する、具体的にどういうところに、都市、あるいはどういう場所に設置していく考えなのか。先ほどからデパート云々というふうな話も出ております。そしてまた、設置する窓口の必要な人の数というのはどの程度見込んでいるのか。あるいはまた面積、どの程度のスペースがあればその窓口業務ができるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 こういう簡易郵便局を設置することは結構なことなんですけれども、大変今人手不足ということが言われております。企業によっては……
○磯村修君 今度提案されております法案の趣旨などにつきましてはこれまでの質疑で大方理解できたわけですけれども、私は、これまでのお話し合いの中で確かめておきたいことにつきましてお伺いしたいと思います。 初めに金利の自由化という問題ですけれども、小口定期預金についての金利の早期自由化ということも求められておりますが、とりわけ百三十兆円を超えている規模の、しかも個人の預金のシェアが三割以上、こういうふうな郵便貯金に対する金利の自由化対策ということが大変関心を集めておるわけです。 そこで、先ほど来お話が出ている中で、大蔵省の金融問題研究会で出されております意見に対する郵政省の見解、そういったことも……
○磯村修君 総理にお伺いいたします。
昨夜からけさにかけての報道を見ていますと、韓国の慮泰愚大統領が日本を訪問するに当たりましていろいろと論議が出ております。昭和天皇の、植民地統治時代のあの反省のお言葉です。これをさらに一歩踏み込んだ天皇のお言葉、これを韓国側は期待しているかのように見られる報道がなされているわけなんですけれども、政府としてはこれにどう対応していくのか、まず総理の考えを改めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 昨年七月の参議院選挙以来、消費税の問題と並びまして、政治改革ということが大変大きな課題になってきております。私どもも、やはり政権が長期化すると大変政治の腐敗を招きや……
○磯村修君 私は恩給問題に関連しまして若干お尋ねしたいんですけれども、行政というのは透明でなければならない、つまり民主的に行政を運営していくためにはできるだけ多くの情報というものを国民に与える必要があるんではないか、こういうふうに思うわけです。 そこで、恩給欠格者とかあるいは戦後の強制抑留者、こういう人々に対する平和祈念事業、この平和祈念事業特別基金の運営、これもやはりガラス張りの運営が必要ではなかろうか、こういうふうに思います。 例えば、平成元年度にこの平和祈念事業特別基金に対しまして五億円の助成というものがありまして、そしてその使途につきましては、この基金の運営委員会で公益法人の基金に……
○磯村修君 先ほど来、運輸行政をめぐる国際的な認識の問題が多々お話しございましたけれども、そこでお伺いしたいのは、我が国の運輸行政の多国間あるいは二国間の現在の争点、どういうものがあるか具体的にお伺いしたいんです。そしてまた、未解決の問題ではどういうことが、どういう問題を解決すればよいのか、課題を解決すればよいのか、その辺のことをちょっとお伺いしたいのです。
【次の発言】 今回の運輸審議官は法律職でありますね。それで、この運輸審議官の設置に伴いまして廃止される三つの職というのは政令職というふうなことのようでございますけれども、スクラップ・アンド・ビルドという意味からいってこのバランスがこれでと……
○磯村修君 ただいま防衛大学校の任官拒否者あるいは中退者のお話がありました。こういうふうに大勢の方が任官を拒否したりする一つの理由を考えた場合、自衛隊というのは自衛隊法で定められている任務がございます。そうしたいわゆる国防という任務以上の、いわば海外派遣というふうなことが今回の湾岸危機の問題によって出されたわけです。 そうしたいわゆる学生たちの持っていた国防意識というものと、それから忽然として特例政令によって海外に派遣するというふうな一つの根拠を持つような対応の仕方、そういうものに対する学生たちの信頼といいましょうか、防衛行政に対する信頼、あるいは防衛大学校における教育の中の信頼、そういった……
○磯村修君 日ソ間の信頼醸成措置の問題につきまして長官にちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、「平成三年度以降の防衛計画の基本的考え方について」という文書の中に、「アジア・太平洋地域の情勢は、欧州と比較してより複雑ではあるものの、この地域でも米ソ関係の変化の影響も受けつつ、緊張緩和の方向に向かっての積極的な動きが見え始めている。」ということが書か れておりまして、「米国、ソ連、中国及び我が国の間の関係が、この地域の平和と安定にとり一層重要となりつつある。」、このように書かれております。 きのうの国会でのソ連のゴルバチョフ大統領の演説の中で、ソ連が軍事問題について日本と具体的な対話を開始す……
○磯村修君 まず総務庁に、附帯決議がどの程度尊重されて退職金等の問題を調査しているのかということをお伺いしたいんです。 昭和六十年の国家公務員等退職手当法の改正の際に、退職手当の官民比較を行うに当たっては、事業の規模、就業の態様あるいは職務の内容等、民間産業の実態が適切に反映されるように調査方法を検討することという附帯決議が行われておりますが、この決議を踏まえてどのような調査方法が行われたかということをまず第一点としてお伺いします。 あわせまして、平成元年度の調査に当たっての官民の退職手当の比較についての考え方あるいは調査方法、その結果についてお伺いしたいと思います。
○磯村修君 先ほどの説明の中で、現在進められている国の機関の移転が七十九機関十一部隊と言われたわけですが、これを後ほど資料でもって、どこに何が行っているのかというようなことをいただけますか。 それからもう一つは、この国の機関の移転につきまして、地方自治体からもこういう機関が欲しいというふうな要望が国の方にも来ているんではないかと思うんですけれども、現在もし来ているとすれば、どのくらいの数のものが要望されているのか。それからその要望に対しまして国の機関を地方に移転する場合に、それぞれの地方にどういう判断理由によって国の機関を移転しようとするのか、その辺の考えをお伺いしたいと思うんです。
○磯村修君 連合参議院の磯村でございます。
三百ヘクタールくらいの土地に新しい都市、首都をつくるわけですね。それは人口的には大体どのくらいの都市になるわけなんですか。
【次の発言】 それと、四つ子の都市をつくっていくんですけれども、この二十分、二十分、二十分というのは、つまり東京を起点に甲府、名古屋、大阪と、駅はこの四カ所につくるという構想なんですか。
【次の発言】 そして、新しい都市と古い都市がありますね。それは、やはり先生のお考えではいわばこの基幹になるリニアと枝になるリニアというふうなことも考えているんですか。
○磯村修君 議論も次第に尽きてきているようでありますけれども、給与改善の問題をお伺いしたいと思います。 今回の勧告では人材確保というところに観点が置かれておりまして、この中で四級以上の一けた号俸に、官民給与対応関係の二部変更によって生じますところの平均五百六十二円ですか、これを充当するというのでありますけれども、それによって実際に民間並みにアップされるのかどうか。 それからもう一つは、こうした措置はこれからも実施していくのかどうか。さらに、実施していくとすれば、続けていくとすれば、この層に限って行っていくのか、まずその点からお伺いしたいと思います。
○磯村修君 PKO法案という大変我が国にとって重要な法案を審議しているわけなんですけれども、私は、ごく常識的な立場から政府の考えをお伺いしてまいりたい、このように思います。 この国際協力というのは、昨今国連を中心として紛争の平和解決、大変国連の責任というものも重くなってまいりました。我が国の国連中心主義と申しましょうか、そういう立場に立った平和協力というのは大変重要な性格のものであると認識しております。 そこで、先日払、本会議の代表質問で総理にお伺いしました。一つには、国連平和維持活動に自衛隊が参加しなければ、なぜ我が国の国際貢献にならないのか。いわば今回のPKO法案の審議の中では、平和協……
○磯村修君 私は、育児休業の問題につきまして、人事院、総務庁、それから厚生省にお伺いしたいと思います。もちろん、この育児休業というのは仕事と子育てが両立てきる、安心して子育てができ仕事もできると、こういう制度であろうと思うんです。今回のこの法案を読んでみますと、果たしてそういう趣旨のものが生かされるんだろうかというふうな疑問もあるわけなんです。 そこでお伺いしたいわけなんですけれども、先ほどからの御答弁を聞いておりますと、人事院総裁はこれから生活保障、経済的な支援というふうな問題については、これからの民間の状況を見ながら適切に対処していく、こういうふうに答弁なさっでいるわけなんですが、労働省……
○磯村修君 私、連合参議院の磯村と申します。
二つほどお伺いしたいんですけれども、一つは、この本の十ページの「費用の想定」のところでもって、「三大都市圏を除く全国の住宅地の平均価格に基づき想定」したというふうなことが書かれているんですけれども、その意味は、新しい首都というのは三大都市圏を除いて考えていくんだというふうな意味にもつながるんでしょうか。
【次の発言】 もう一つ。
そうしますと、新しい首都をつくっていくのに、新しい技術開発によって高速交通網を整備して、そして首都機能というものを、いわば展都論ですね、天野先生がこのメンバーにも入っておられるんですけれども、その展都論と今度まとめてお……
○磯村修君 連合参議院の磯村でございます。 五月三日は四十五年目の憲法施行記念日、大変ことしの記念日は意味のある日であったと思います。今ここで論議されておりますようにPKO、つまり平和の問題が非常に今国民的な世論の中でも真剣に考えられている、そういう意味合いにおいてことしの憲法記念日というのは大変意味のある日であったと。私も戦中派でございますけれども、戦後からずっとの日本の歩みというものを考えてみました。ともかく今日本は、憲法のもとに平和の維持、より一層我が国の平和というものを、世界の平和というものを発展させていかなければならないという、こういう哲学が国民の気持ちの中にも芽生えている、こうい……
○磯村修君 連合参議院の磯村でございます。 私、午前中からいろいろな質疑をお伺いしておりまして幾つかの疑問を持ちましたので、その点を中心にお伺いしたいと思うんですけれども、その前に、過日の当委員会で山崎建設大臣が、サンダーソンUNTACの司令官とお会いしたときに、日本側に対しましてカンボジア復興のために建設技術者を中心とした工兵隊、自衛隊でいえば施設部隊というのでしょうか、あるいは医療部隊の派遣を求められている、こういうふうなお話を承ったんですけれども、これにつきましてそういう場合にはどの程度の規模の自衛隊を派遣するのか、その規模等につきましてちょっとお伺いしておきたいと思います。
○磯村修君 私、連合参議院の磯村でございます。 初めに、滝沢公述人にお伺いしたいと思うんですけれども、PKO法案審議の中での最大の焦点というのは何といっても自衛隊の海外派遣の問題であるということなんです。自衛隊につきましては、国民の皆さんもいわば専守防衛という任務と目的、そうした自衛隊は多くの方々が支持しているわけなんですね。しかし、いろいろなマスコミ等の世論調査の結果を見ますと、こうした国際平和貢献、それでいわば海外に自衛隊を派遣するという問題になってまいりますと議論が分かれる、言ってみれば国民世論の合意がなされていないというのが今の現状であると私は認識しております。 そうした中で、いろ……
○磯村修君 連合参議院の磯村です。三党の発議者の皆さんにお伺いしたいと思っております。 たびたび言われておりますように、湾岸戦争以来、国際平和協力ということにつきましては大変国民の関心も高まってきている。そして、やらなければならないというそういう共通の認識は持っているわけなんですけれども、その方法論については国論も分かれているということであると思うんです。 これまで審議しておりますところのPKO法案につきましても、何といっても最大の争点というのは、自衛隊の部隊を海外に派遣する、そういうところに大きな争点が集まっている、このような状況にあります。これの審議の経過を見ておりましても、自衛隊の海……
○磯村修君 私は、連合参議院を代表いたしまして、国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律案及び国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。 まず、国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律案に対する修正案の要旨を申し上げますと、第一に、自衛隊の部隊等が行う国際平和協力業務及び輸送の委託に関する規定を削除すること。 第二に、国際平和協力本部に、国際平和協力業務の実施、協力隊員の教育訓練、国際平和協力業務に使用する船舶、航空機等の管理等を行う協力隊を常設するとともに、個々……
○磯村修君 過去の戦争がどうかということでありましょうが、それにつきまして私ども連合参議院は、いろいろな歴史を見ても侵略戦争であった、こういうふうに判断をしております。 それから戦後処理の問題なんですけれども、まだ戦後は終わってないという印象を強く持っております。また、従軍慰安婦の問題もありましょうけれども、大変皆さん方そうした関係者の戦争の傷跡が心深く残っている。そしてまたその傷が治らない。そうした中で、今回のようなPKO法案に基づくところの海外への自衛隊派遣ということにつきましては大変な大きな危惧を持っている、このように私どもは承知しております。
○磯村修君 私ども連合参議院は、自衛隊につきましては自然権的な権利として国には自衛権がある、このように考えております。したがいまして、その自衛権の内容というものは、国土防衛という自衛隊の組織、これを容認しております。
ただ問題は、その自衛隊の組織の規模、これが自衛権の範囲にあるのかないのか、そうした質、量の問題、こうした問題を考えながら、違憲「合憲というふうなこと、その判断を我々はすべきである、こういう立場にありまして、違憲、合憲という問題につきましては現在保留しております。
【次の発言】 自衛隊の災害地での活動につきましては、私ども、私自身もその活動状況というものを視察したことがございます……
○磯村修君 恩給の改定方式というのが総合勘案方式ということになりましてから今回で六度目ということでありますが、そこで、この方式が採用しておりますところの一律方式といいましょうか、この点につきまして幾つかお伺いしたいと思いますけれども、例えば公務員の給与改善、これは最近の例を見ましても人材の確保というふうな意味合いもありまして、例えば去年の場合、昨年度ですか、行政職(一)の上位職と下のクラスの格差というものが三・三%の差がございますですね。そういうふうな格差というものがある上に、それがまあ累積されていくというふうな実態の中で考えられることは、何といいましょうか、一律方式というものをぼつぼつ見直す……
○磯村修君 同和の問題は、これまでお話がありましたように、大変人間の基本的人権にかかわる大きな問題であるということでありまして、これまで四度立法措置がとられまして、過去二十三年間いろいろな特別事業が推進されてきた。先ほどの総務庁長官の御答弁にもありましたように、物的面での改善事業というのもそれなりに推進されて生活環境も相当改善されてきている、こういうお話がありました。その反面、非常にまだ非物的な面での差別という大きな問題が根底にありまして、これは一口では言えないような問題が底辺にあるわけですね。そういう意味において、これからも粘り強くこの事業に対する取り組みというものは必要であろうかと思うんで……
○磯村修君 防衛庁長官にお伺いします。 私ども連合参議院は、専守防衛という任務を持っております自衛隊の存在と、今、日本が置かれている姿というものは容認している立場にあります。しかしながら、防衛力整備の問題について一言触れさせていただきたいんですけれども、今非常に世界が大きく動いております。そうした中での防衛力整備の問題、つまり今は世界の情勢が変化しているということは、いわばかつての対立の時代から平和協調の時代へと、こういうふうに歴史が変わってきているわけですね。そしてまた、よく言われておりますところの平和安定化が進んでいる、そうした中での日本の防衛力整備というものも積極的にこれから見直しをし……
○磯村修君 私、PKO問題に関連しまして幾つかの疑問を持っておりますので、幾つかお伺いをしてまいりたいと思います。
初めに、防衛庁にお伺いしたいんですけれども、法案によってPKOに派遣される部隊、この場合、その隊員というのは、法案の十二条に規定されております身分によって現地で活動する場合は、もちろんこれは自衛隊法の拘束下で活動するんだと、こういうふうに理解してよろしいんですか。
【次の発言】 そこで、隊員は自衛隊法によって上下の関係がございます。隊員は指揮官の命令に服従するというふうな決めもあるわけなんですけれども、特に法案の中で武器使用の、二十四条で決められております武器使用がございますで……
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