筆坂秀世 参議院議員
17期国会発言一覧

筆坂秀世[参]在籍期 : |17期|-18期-19期
筆坂秀世[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは筆坂秀世参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

筆坂秀世[参]本会議発言(全期間)
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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 参議院本会議 第18号(1995/12/13、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、現下の金融問題について、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。  今、大和銀行の巨額損失事件、住専問題や膨大な不良債権など、今日の金融問題における政府・大蔵省と大銀行の責任が根本から問われています。  そこで、まず大和銀行ニューヨーク支店で発生した十一億ドル、一千百億円という巨額損失事件と、驚くべき隠ぺい工作について伺います。  アメリカ通貨当局が、この巨額損失を十一年間も放置し事件発覚後もひたすら組織ぐるみの隠ぺい工作に狂奔した大和銀行に対し、アメリカからの追放という厳罰を科しました。これは大和銀行の不正は言うに及ばず、アメリカヘの通報を怠った大蔵省の……

筆坂秀世[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院17期)

筆坂秀世[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第133回国会(1995/08/04〜1995/08/08)

第133回国会 決算委員会 第閉会後1号(1995/09/06、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂秀世です。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、官官接待問題について会計検査院に伺いますけれども、会計検査院は、この食糧費問題が大きな問題になって以降、今通常の検査の枠内で大阪府など食糧費も追加して調査をする、あるいは通常の検査のサイクルの中で追加的に食糧費の調査を行うというふうに聞いておりますけれども、具体的にどの県のあるいはどの自治体の調査をやっているのか、まず御報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 通常の検査でしょう、これは。通常の検査で、一部はマスコミにだって出ているじゃないですか。  じゃ、私の方から言いますけれども、通常の検査の枠……

第133回国会 決算委員会 第閉会後2号(1995/09/13、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、民活型プロジェクトとか第三セクター方式による開発問題についてお伺いしたいと思うんですけれども、もともと民活型あるいは民活方式と言われるもの自体がいわばバブル経済をあおるという役割を果たしてきました。しかも、その計画の中身もいわばバブルを前提にした、今から見ればだれが考えても何でこんな計画を立てたんだろうと思われるようなずさんな計画を立てた。その結果破綻が相次いでいる。その決定的なものが東京の臨海副都心開発だったと思うんです。  きょうの新聞にも出ていますけれども、都議会でも見直しのための特別委員会を設置するとか、あるいは知事のもとにも見直しのための懇談会を設置するということ……

第133回国会 決算委員会 第閉会後4号(1995/09/20、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、まず最初に、去る四日夜沖縄で発生しました米兵による少女暴行事件についてお伺いしたいと思います。  この事件というのは、アメリカ兵三人が待ち伏せをして、たまたま通りかかった少女を車で連行し、ガムテープで両手を練る、その上で乱暴を働くという全く許しがたい破廉恥な、そして残忍きわまる事件です。沖縄県の各自治体やあるいは知事が、早急に犯人の身柄を日本に渡せと要求しているのもこれは当然です。  ところが、先ほど自治大臣の答弁を伺っていますと、地位協定十七条五項の(c)で身柄を日本側に渡さない、全く不都合ない、支障ないと。じゃ一体なぜ逮捕状を出したんですか、伺います。

第133回国会 決算委員会 第閉会後5号(1995/09/27、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、まず最初に、文部大臣の歴史認識についてお伺いしたいと思うんです。  先ほど山崎先生からもお話がありました就任直後の記者会見で、山崎先生がおっしゃった以外にも、例えば個人の殺し合いの拡大そのものが戦争だとかあるいはこれは先生おっしゃいましたが、侵略か侵略じゃないかは考え方の問題だ、事実の問題ではなくて考え方の問題だ等々の発言をされまして大問題になりました。これは当然のことで、読売新聞は粗雑過ぎる発言だという社説を掲げました。私は、単にこれは粗雑では済まされない。  大臣はその後、なかなか撤回されなかったようですが、誤解を招いたので撤回をするというコメントを出されております。し……

第133回国会 決算委員会 第閉会後6号(1995/09/28、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、まず最初に、超未熟児などハイリスク新生児、この治療にとって不可欠な総合周産期医療またNICUの問題についてお伺いをしたいと思うんです。  生まれた新生児の体重がわずか六百グラムとかあるいは九百グラムと手のひらに乗るような超未熟児、出生数が全体として減っている中でこの超未熟児というのはふえるかあるいは横ばい、つまり比率としてはふえているというのが現状です。しかも、これは一刻一秒を争って治療をしないと命の保証もできないという問題です。  この問題については、本委員会でも私どもの高崎裕子議員が何度か取り上げてきまして、総合周産期医療体制あるいはNICU、この拡充を求めてまいりまし……


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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 運輸委員会 第2号(1995/11/09、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 沖縄での米兵による少女暴行事件を機に、基地の撤去、縮小というのがこれは大きな政治問題になっています。この縮小、撤去というのは基地だけではなしに空や海にわたっても同様です。  今月の四日、村山首相と沖縄の大田知事が会談をされましたけれども、その際にも日米地位協定の見直し要請に関する説明書というのが手渡されまして、この中で「米軍基地に接する水域や訓練水域、訓練空域が設定されていることから、米軍基地は本県の振興開発の推進及び県民生活の安定を図る上で大きな制約となっています。」というふうに述べて、具体的には地位協定第六条に基づく進入管制業務、これを日本に移管してほしい、取り戻してほしい、……

第134回国会 運輸委員会 第3号(1995/12/13、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  きょうはどうも御苦労さまです。二、三お伺いをさせていただきたいと思います。  最初に、自賠責保険プール制度についてお伺いいたします。  今度の法改正で、今まで農協共済は損保とは別枠で自前のプール制度を実施しておりました。今度、十年間の猶予を得て損保、農協、そして全労済と共国運用ということになるわけですけれども、先ほど来出ておりますように、農協は自賠責収支が良好というふうに伺っております。  そこで、なぜプール制度にする必要があるのか、問題点は生じないのかについて御説明をお願いしたいと思います。

第134回国会 決算委員会 第1号(1995/10/30、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 まず最初に、高木大臣にお伺いしたいと思いますが、先ほどの答弁の中で、大田沖縄県知事が米軍用地の強制使用について代理署名を拒否している、その心情はよく理解できるという趣旨の御答弁をされましたけれども、大田知事がなぜ代理署名を拒否されているか、大臣としてどういう認識が、まず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大田知事が代理署名を拒否されているのは、少女暴行事件があったからだけではないんですね。議会での答弁やあるいは記者会見で正式にコメントも出されていますけれども、それを見ますと、もともと沖縄の米軍用地というのが銃剣とブルドーザーで強制的にとられたものだと、このことを大前提に……

第134回国会 決算委員会 第閉会後1号(1995/12/26、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 総理に住専問題についてお伺いしたいと思うんですが、私の持ち時間はわずか六分ですので、これは総理の日程の都合もあってそうなりましたから端的にお答えをいただきたいと思うんです。  財政資金の投入を決めた二十日未明の記者会見で総理は、春ごろから協議を続けてきた、その上での苦渋の選択だ、貸し手、借り手を含め責任を徹底的に追及し、政府の責任で全容を国民の前に明らかにすると、こう述べられました。しかし、春ごろから今まで、もうこれは一年近くたっています。住専の破綻が明らかになったのはその数年前です。もう随分時間がたっている。しかし、この間それだけ時間がたったけれども、だれ一人この問題について責……

第134回国会 決算委員会 第2号(1995/12/05、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 沖縄県が日米地位協定の見直しに関する要望を十項目まとめて出しておりますけれども、そのうちの一つが、今、那覇空港などの民間機の進入管制業務、これが一九七二年の沖縄の本土復帰以来、嘉手納RAPCONと言われる米軍に握られたままになっておる、この早急な移管を実現してほしいというのが、この十項目の要望の中の大事な一つとなっています。  この問題というのは、なぜこういうことになったかといえば、これは運輸省の航空局長も私の質問に運輸委員会で答えましたが、恐らく民間機の進入管制業務を外国の軍隊がやっているという国というのは余り常識的には考えられないというふうにおっしゃっております。  当時なぜ……

第134回国会 決算委員会 第3号(1995/12/11、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、世界にも大きな衝撃を与えた大和銀行の巨額損失事件についてお伺いをしたいと思います。この事件が単に罪を犯した井口被告一人の犯罪ではなしに、大和銀行そのものが厳しく責任を問われるべき事件であるということは、事の経過から見て明白だと思います。  そこで、まず大蔵省に幾つか確認をしたいと思うんですけれども、大和銀行の責任について大蔵省はどう認識をしているか。  一つは、まず、井口被告が十一年間にわたって十一億ドル、約一千百億円、これだけの巨額損失を出しながら、大和銀行の説明を仮に信用したとしても、この間にこれを発見することができなかった大和銀行側の管理責任というのは、これはもう明白……

第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第7号(1995/12/01、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、宗教法人の財政問題を中心にきょうはお伺いしたいと思うんですけれども、まず文部大臣にお伺いしたいんですが、フランスで一九八〇年代に宗教団体の活動のあり方というのが大きな社会問題、政治問題になったことがございます。当時のフランスのモロワ首相はこの問題を非常に重視しまして、社会問題・国民連帯相付家族問題担当閣外相に対して事態の調査を依頼する。この依頼を受けた同大臣は、アラン・ヴィヴィアン議員に対して調査を行うよう委任指示をしました。この報告書が一九八三年二月にフランスにおける宗派と題するレポートとしてまとめられております。  ヴィヴィアン報告というのは、調査をどう行ったかについて……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 運輸委員会 第3号(1996/02/22、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  私たちは、昨年の十二月に党として沖縄の調査に参りました。私も八日間ほど調査に参加をして、大田知事ともお会いをしてお話を伺いましたが、そのときに大田知事が真っ先におっしゃったのが、空と海が制限されておる、これを何とかしてほしい、こういう要望でありました。  私、昨年十一月の本委員会でも取り上げたんですけれども、那覇空港、沖縄の進入管制業務がいまだに米軍に握られたままになっている。これは、当初は暫定的にしばらく、こういうことで進入管制業務が嘉手納RAPCONの方に握られておるということだったんですが、それから幾らたっても返還がされない。  昨年十二月……

第136回国会 運輸委員会 第4号(1996/03/22、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 今回の法改正によって介護給付の制度が取り入れられるというのは、私、もちろん大変結構なことだと思います。ところが、介護給付の対象が重度障害者の介護、等級で言うと第一級と第二級ということになっております。ところが、今も答弁がありましたように、傷病給付年金あるいは障害給付年金、適用がゼロだと。したがって、もしこの介護給付が制度として取り入れられても実績はゼロと。  もちろん、そういう大きな災害に遭わないということは大変結構なことだけれども、同時にもっと幅広く対象を広げていく。例えば第三級でもどういう方がいらっしゃるかというと、そしゃくまたは言語の機能を廃している者、これは相当重度の障害……

第136回国会 運輸委員会 第5号(1996/03/28、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 この間の踏切道改良促進法によって、立体交差化や構造改良が進められてきました。しかし、依然として多くの問題点が残っていることもこれは事実です。ですから、私たちはこの法律を延長するということには当然賛成であります。  残っている問題の大きな一つが、都市部におけるあかずの踏切問題です。  昨年の十二月二十七日付の読売新聞を見ますと、JR東日本管内の踏切待ち時間ワーストファイブというのが掲載をされております。中には、何と朝のラッシュ時の一時間のうちに一時間あかない、一分もあかないんですよ、どうやってこれを渡るのか教えてほしいと思うんだけれども、こういう踏切が山手線と埼京線が通っている豊島……

第136回国会 運輸委員会 第7号(1996/04/11、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 海上における人命の安全確保や海洋汚染の防止という観点から、今回の改正で新たにポートステートコントロール業務が強化されるというのは、私当然の措置だと思います。  ただ、大事なことは、先ほど局長も要員の充実ということを言われましたが、この種の問題ではいつでもそうなんですけれども、看板はいい看板立てたけれどもその実施体制が伴わないという問題がいつでも伴う問題であります。今回の改正は、従来のハード面中心の監督から船舶の人為的ミスをなくす、そのために外国船舶も対象にしていく、同時にソフト面での監督内容も強化していくというのが内容になっていると思うんですけれども、PSC業務として新たにどの程……

第136回国会 運輸委員会 第10号(1996/05/07、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、有事法制問題についてお伺いをしたいと思います。  四月十七日の橋本首相とクリントン大統領の日米安保共同宣言で、日米防衛協力指針、いわゆるガイドラインについての見直しが決められました。同時に、このガイドラインの見直しで日本周辺有事について日米共同研究を行っていくということも確認をされました。また、この日米安保共同宣言では、周辺の不安定要因として朝鮮半島の緊張ということを、これは名指しで挙げております。つまり、周辺有事というのが朝鮮半島有事を想定したものだと、少なくともその一つとして想定しているのは明らかだと思うんです。  ところが、去る四月二十五日の参議院予算委員会で大臣は、……

第136回国会 運輸委員会 第12号(1996/05/21、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、トラック運送事業が抱えている幾つかの問題についてお伺いしたいと思います。  トラック運送事業は、深刻な不況に加えて、先ほども御答弁がありましたが、軽油が一円上がれば百五十七億円トラック業界全体として負担増になる、あるいは高速道路料金が引き上げられるということで極めて深刻な状況にあります。中でも大きな問題が運賃問題だと思います。  トラック事業者というのは九九%が中小事業者によって占められています。それだけに、適正な運賃が確保されるかどうかというのは、トラック運送事業業界全体にとっての死活的な問題です。しかも、これは同時に、そこに働く労働者の労働条件にも当然深くかかわっできま……

第136回国会 運輸委員会 第13号(1996/05/23、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 今の局長の答弁を聞いていまして、この法案の目的であるダンピングの防止と公正な国際競争の確保というのがなかなかこれはおぼつかないというふうに私は言わざるを得ないと思うんですね。過去にあったかなかったかはっきりしないというぐらいなわけですから。  私ども聞きましたら、どうやってダンピング契約かどうかを判断するのかと、一応三つの基準があるというんですね。同一の船舶をまず国内価格と比較をする。二つ目には、第三国に輸出した価格と比較をする。三つ目には、コストを比較する、調べる。こういう順序で比較をして、その差が二%以上ならダンピングと判定する、こういうふうに運輸省から説明を聞きました。それ……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/06/12、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  私は、総理にまず最初にお伺いしたいと思うんですけれども、この住専問題で何といっても国民が納得できないというのは、国民には何の関係もない住専の破綻のそのツケを背負わされる、この点にあると思うんです。これまでの国会審議を通じても、税金は使うべきでない、母体行の責任でという議論というものはますます大きくなっています。だからこそ、この半年の間にも、税金は使うべきでない、こういう世論というのがかえって拡大していると思います。総理もこれまで何度か税金投入について、住専処理策について国民の十分な納得、合意を得ていないと、こういう御趣旨の答弁をされてきましたけれ……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第7号(1996/06/17、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 まず、大蔵大臣にお伺いしたいと思いますが、去る五月二十二日、御記憶にあるかどうかわかりませんが、記者会見をされまして次のようにおっしゃっております。「六千八百五十億円の財政支出について「十二兆円の特例公債(赤字国債)で負担されている」」と述べ、「国債償還の資金を何らかの形で金融機関に肩代わりさせることも住専処理の追加策として検討対象になる」と、こういう考え方をお示しになったというふうに報道があるわけですけれども、この点は間違いございませんでしょうか。
【次の発言】 今おっしゃったように、実際、この六千八百五十億円の財政支出が十二月十九日に閣議決定で決められるわけですけれども、その……

第136回国会 決算委員会 第1号(1996/02/15、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私はきょう、住専問題で特に借り手の問題、中でも暴力団にかかわる問題を中心にお伺いをしたいと思います。  きょう午前中、衆議院の予算委員会で、参考人として出席した末野興産の末野謙一社長は、末野興産所有のビルに暴力団事務所があったと。きょうの陳述だと、七室あった、うち一室については退去させた、六室については今裁判中である、こういう陳述をいたしました。じゃ入居したときに暴力団とわからなかったのかという問いに対してはわからなかったということで、末野興産と暴力団のかかわりについて否定する、こういう態度をとりました。  しかし、私たちが調査したところによりますと、末野興産が暴力団に対して退去……

第136回国会 決算委員会 第閉会後3号(1996/07/24、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 まず最初に、労働大臣にお伺いしたいと思います。  今も旧国鉄の長期債務問題が議論になりましたけれども、分割・民営化がされてちょうど十年目に入りました。この結果というのは私は到底万々歳と言える状況にないと思うんですね。今の長期債務問題はますます深刻化している、あるいはJRによる採用差別問題、これもいまだに解決を見ていない、こういう状況です。  私がJRの態度で不届き千万だと思うのは、各地方労働委員会あるいは中央労働委員会で採用差別に対して救済命令、これが次々と出されております。ところが、JR側はこれに従わずに行政訴訟に持ち込んでいく。行政訴訟に持ち込めばどうなるかといえば、前の伊藤……

第136回国会 決算委員会 第閉会後4号(1996/09/03、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 まず最初に、防衛庁長官に御質問いたします。  今月、次の日曜日、八日には沖縄で地位協定見直し、基地の縮小、整理ということで県民投票が行われます。この問題について、陸上自衛隊第一混成団の村田秀信団長が八月八日の隊員朝礼でこういう発言をしています。投票で賛否を問う中身に具体性がなく、県民投票は無意味であると。これはとんでもない発言で、具体性がないというふうにこの方はおっしゃっているんだが、例えば地位協定見直しについては既に沖縄県からこう見直してほしいという詳細な要望が政府に出されていることは長官も御存じであります。あるいはアクションプログラムを作成してどうやって基地の縮小、整理をやる……

第136回国会 決算委員会 第閉会後5号(1996/09/11、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 きょう、私は変額保険問題についてお伺いしたいと思います。  この変額保険によって多数の被害者が生まれている。被害者の会もつくられている。しかも、多くが高齢者やあるいは年金生活者である。既に四名の自殺者さえ生まれている。もう大変重大な深刻な事態になっています。  この問題で先般四日に横浜地裁で、明治生命と横浜銀行を被告とする裁判で、明らかにこのケースの場合には明治生命と横浜銀行が結託をして、きつい言葉で言えば癒着して、そして説明義務を果たさずに、あるいはまた過大な期待を抱かせて勧誘したんだというので十二億円の払い戻しあるいは損害、こういうものの支払いを命じる判決を下しました。  も……

第136回国会 予算委員会 第10号(1996/04/19、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。  まず、玉置参考人にお伺いします。  先ほど住専問題で反省があるということを言われました。それは、本来住専のいわば固有の分野だった住宅金融、この分野に銀行が進出していった、結果として住専の存在理由そのものがいわば奪われていく、こういう大きな環境の変化があった、しかしそれに対応することができなかった、この点が反省だというふうにおっしゃいました。  例えば角道農林中金理事長も、住専をつくったのは母体行だ、運営もしてきたし支配もしてきた、しかも追い詰めてきた、ここに母体行の責任があるというふうに述べられています。  私は、事実の経過に照らした場合、これは……

第136回国会 予算委員会 第11号(1996/04/22、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  まず、金澤参考人に事実関係について幾つかお伺いしたいと思うんです。  一つは、共国債権買取機構、先ほど実績はないとおっしゃいましたが、住専の不良債権を持ち込むことは仕組みの上では可能ですね。
【次の発言】 この共国債権買取機構が発足する契機になったのは、一九九二年、平成四年十月三十日に、当時全銀協の会長行だった三菱銀行が買い取り会社構想というのを提案されるということからスタートしたわけですが、この設立趣旨というのはどう述べておりますか。
【次の発言】 つまり、住専の不良債権も含めて、あるいはノンバンクの不良債権も含めて、金融機関の不良債権の処理を公的資金……

第136回国会 予算委員会 第15号(1996/04/26、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  この間、住専問題で久保大蔵大臣も繰り返し母体行の追加負担について言及されてきました。衆参の論戦を通じても、母体行追加負担の必要性というのがそれぞれの委員から強調されてきました。しかし、残念ながら依然として母体行は追加負担について名案がないということでこれを拒否する、こういう態度をとっております。私は、この母体行の追加負担を実現していく上で一つのかぎになるのが大蔵省の姿勢じゃないかというふうに思うんです。  そこで、まず伺いたいと思うんですけれども、我が党は本委員会に、母体行が住専を設立する際に当然母体行会議をやっておるはずだと、その母体行会議の記録等につ……

第136回国会 予算委員会 第17号(1996/05/02、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 先ほどの関根委員の質問に関連して一、二伺いたいと思うんです。  第二次再建計画で、無利子融資、追加融資をした。それは放棄しないと。しかし、今その債権も含めて五百一億あるわけですね。したがって、皆さん方がおっしゃっていた母体行は債権全額放棄というのは、これは看板に偽りありということにならざるを得ないんじゃないですか。
【次の発言】 そんな証言じゃだめだよ。百億は債権として残っているんじゃないの。だから全額放棄じゃないと。当然じゃないですか。
【次の発言】 そんな説明じゃないの。
【次の発言】 債権全額放棄かどうかと聞いているんだよ。

第136回国会 予算委員会 第18号(1996/05/08、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、住専問題について、衆議院そして本院での審議によって、改めてやはり六千八百五十億円は削除すべきだ、それは母体行の追加負担で賄うべきだということがいよいよ鮮明になってきたと、こう思います。そして、これを実現していく重要なかぎというのが母体行の身勝手を許すのかどうかという点に私はあると考えます。  私は、これまでの審議によって、いわば五つの母体行の身勝手というべきものが明らかになってきたというふうに思います。  第一の身勝手は、住専を母体行が設立しながら、つぶれそうになると母体行責任を放棄するという身勝手です。  第二は、体力は十分ある、にもかかわらず法制上これがぎりぎりの負担だ……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 決算委員会 第閉会後1号(1996/12/26、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 まず、小泉厚生大臣にお伺いします。  大臣、予算委員会での私の質問に対して、日本病院寝具協会の会長を務めたのが九二年の五月二十六日から同年の十二月十一日までだというふうに答弁されました。しかし、私が調べた資料とはこれは明白に食い違っています。昨年、寝具協会は三十年を迎えまして、三十年史を発行しておりますけれども、それによりますと、平成四年五月二十六日から至る現在、つまり昨年までやっておると。この間一度も退任したということは書かれておりません。あるいは、ことしの七月一日号の機関誌「病院寝具」でも、「役員等名簿」というのがありまして、一番上に会長として小泉さんの名前がはっきり書かれて……

第139回国会 決算委員会 第閉会後2号(1997/01/16、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私はナホトカ号からの油流出事故についてお聞きしたいと思います。  事故が発生してから二週間たったわけですけれども、依然として被害は拡大の一途をたどっているという状況であります。私どももこの事故が発生してから現地に調査団も派遣しました。関係自治体、漁協関係者、旅館関係者等々と会って話も伺いましたけれども、先ほど総理もお述べになりましたけれども、やはり政府の対応が遅いんじゃないかということへの不満というのは多く聞かれました。例えば、運輸大臣を本部長に対策本部が設置されたのが、事故から八日経過した十日であります。  まず最初に伺いますけれども、今何といっても急ぐべきことは、油の回収を急……

第139回国会 予算委員会 第2号(1996/12/11、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、今国民の怒りが集中している厚生行政をめぐる底知れぬ汚職、腐敗、そして時間が許せば公共事業をめぐる壮大な浪費の問題についてお伺いしたいと思います。  まず、公正取引委員会に伺いますけれども、公正取引委員会は一九九三年十二月、そして九四年の五月、六月、いずれも日本病院寝具協会あるいはその中核であるワタキューセイモア株式会社、ここに対して独占禁止法違反ということで勧告、警告を行っておりますけれども、その違反の概要についてまず報告していただきたいと思います。
【次の発言】 要するに、料金のつり上げを図るためにカルテルをやったり、あるいは談合する、あるいは他業者……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 運輸委員会 第3号(1997/02/20、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、国鉄分割・民営化の評価をめぐって質疑したいと思います。  今年度の運輸白書は「国鉄改革十年目に当たって」ということで、章を立てて百ページ以上を使って分割・民営化の検証を行っています。十年目を迎えた今、この問題について検証を行うというのは、これは大いに結構なことであります。  しかし、白書というのは、これは言うまでもなく運輸行政について国民に広く知ってもらうということで出されるものでありますから、これは当然正確でなければならないということであります。ところが、この白書を見ますと国鉄の分割・民営化についてひたすら礼賛をしている。果たしてそういう評価でいいのか。  例えば、評価の……

第140回国会 運輸委員会 第5号(1997/03/17、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 これまで各委員の質問を伺っておりまして、今回の改正あるいは船腹調整事業の廃止というのが大問題だと、もしかして採決すれば一体どうなるかと思えるような議論でありましたけれども、こもごも御指摘がありましたけれども内航海運業者の九五%というのは中小零細業者であります。  一隻のみの船舶所有者が四千事業者、三隻以上が二千事業者。この十年間で千三百事業者が廃業に追い込まれています。船員も年間総労働時間が三千時間という極めて長時間、劣悪な労働条件。中でも九千隻のうち約四千九百隻は二百総トン未満の船舶。大体定員が三名で家族労働に依存している。少人数、長時間労働のもとで海難事故もふえる。大変深刻な……

第140回国会 運輸委員会 第6号(1997/03/25、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 まず私は、船舶安全法についてお伺いします。  今度の法改正によって、外国で建造される日本船舶についても製造検査ができるということになったわけです。これ自体は船舶の安全性確保ということで結構なことだと思います。ただ問題は、そのことによって新たな問題は出てこないのかという心配をするわけです。  といいますのは、なぜこういう改正が行われたかというと、その背景には円高などを理由に外国で建造される日本船舶が増加していると、現に韓国や中国あたりでは日本の製造コストに比べて約半分以下だというふうにも言われております。そういうときに、これ自体は結構なことだと思うんだけれども、外国の建造地で建造さ……

第140回国会 運輸委員会 第7号(1997/03/27、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、まず最初に、阪神大震災で壊滅的打撃を受けた神戸港の復旧工事をめぐる談合問題について伺いたいと思います。この事案というのは、談合で西松建設が受注する予定だったものを佐伯建設工業が談合破りで受注をした、こういう問題であります。  若干経過を言いますと、九五年三月二十三日入札の摩耶岸壁、水深十二メートルの復旧工事では、これは佐伯建設工業が十九億五千万円で落札をしています。その後、隣接工区である摩耶岸壁復旧工事については、十二月二十二日に入札が実施されています。これは、本来西松建設が談合ではとる予定だったと言われています。ところが、佐伯建設工業が五十五億円で落札をした。とるはずだっ……

第140回国会 運輸委員会 第9号(1997/05/15、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私まず最初に、福島空港をめぐる問題について伺います。  福島空港は、二千メートル滑走路を八八年九月に着工し、九三年三月に開港しました。ところが、このできたばかりの滑走路を壊して新たに二千五百メートル滑走路を今つくっています。しかも、調べてみると、もともと福島県は空港をつくるに当たって二千五百メートル滑走路を有する規模で計画を策定していた。ところが、運輸省の指導で当面二千メートルということにした。にもかかわらず、今度はあっさり運輸省が五百メートルの延長を認めると、まるで一貫性がないんですね。  しかも、どうして五百メートル延長するのに既にある二千メートルを壊してやるのか。私、勘ぐっ……

第140回国会 運輸委員会 第10号(1997/05/22、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 誤解もあるようですので言っておきますけれども、私たちは、新幹線そのものを一般に否定し反対しているというわけではありません。ただ、財政負担のあり方であるとか、あるいは在来線の問題だとか、今のやり方には大いに問題があるというのが私たちの立場であります。  そこで、まず最初にJR負担の問題について伺いますけれども、今、国、自治体そしてJRが負担というのが全体のスキームになっているわけですけれども、JR負担については開業後に受益の範囲で負担するということになっています。その額はまだ決まっておりません。つまり、現在工事が進められている費用というのは実際には国と自治体が負担している、足らざる……

第140回国会 運輸委員会 第11号(1997/05/27、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、これまでの議論とはちょっと違う選択肢もあるということを申し上げたいと思います。  国鉄長期債務をどうするかというのでは、道路特定財源方式をやめる、総合交通特別会計をつくるというのが我々の基本的な考え方であります。同時に、もう一つかぎになるのがJRに対してどういう負担を求めていくかという点にあると、こう考えています。JR側は既に、特に本州三社は十分な債務を負担した、もうする必要ない、こういう見解であります。  そこで、まず伺いますけれども、本州三社が承継をした債務負担というのは、東日本が三兆二千九百八十七億円、JR東海が三千百九十一億円、JR西日本が一兆百五十八億円というふう……

第140回国会 運輸委員会 第12号(1997/05/29、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂秀世です。きょうはお忙しいところをありがとうございます。  最初に杉山参考人と角本参考人にお伺いしますけれども、この間の清算事業団の債務の増大を考える場合に、いろいろ努力はしたけれども収入よりも利払いの方が上回る、この利払いを何とかしなきゃいかぬというのがやはり私大きな課題だと思うんですね。分割・民営化直前の八五年度で見ますと、鉄道債券が約十兆円ありました。この償還先の中には、銀行あるいは国鉄の工事を受注していたゼネコンやあるいは車両会社等々があります。高いものは利率が七%あるいは六・九%、平均でも六・五から六・六%ぐらいになっています。やはり、これをある程度引き……

第140回国会 運輸委員会 第14号(1997/06/10、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 外国の観光客の方が日本にたくさん来られる、それで国際交流が前進するというのはこれは大いに結構なことで、したがって私この法案に賛成であります。きょうは討論もいたしません。  ただ、外国人の観光客の方にたくさん来ていただく、そのために国や自治体が大いに力を入れる、これはもちろん否定すべきことではないと思うんです。しかし同時に、やはり大手の観光業者、ここも大いに日本をもっと見てもらおうという努力を私はする必要がある、こう思うんです。  ところが、聞くところによると、大手の旅行業界というのは余りアジアには関心がないうまみがないというので余り関心を示していないということも聞きます。やはり運……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第3号(1997/04/14、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、米軍用地特措法改悪案について質問をいたします。  今回の法案が憲法に背反すること、あるいはまた特措法のいわば元法である土地収用法、この最も重要な柱である収用委員会制度、これを事実上形骸化する、骨抜きにする、こういう重大な問題を持つ法案であることが既に衆議院の審議によっても浮き彫りにされてきました。このもとで、沖縄県民はもとより、こんな改悪は許せないという声は日々高まっています。沖縄でも、地元の琉球新報の世論調査では、今回の法案に賛成だというのはわずか五%にすぎない。  総理は本会議での答弁でも、今回の法案というのは暫定使用を求めるものであり、最小限の措……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 運輸委員会 第2号(1997/12/04、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、新ガイドライン問題に関連してお聞きしたいと思います。  ある専門家が、新ガイドラインに基づいてこれから国内法の整備を図る、いわゆる有事立法もつくるということになれば、その八割は恐らく運輸省所管じゃないかという指摘もあります。  湾岸戦争というのがありましたけれども、この戦争で後方支援を統括したパゴニスという中将がおります。この方の「山・動く」という著書があるわけですけれども、この中でも後方支援というのがいかに大事か、特にあの湾岸戦争で後方支援が成功したのはフセインがサウジアラビアの港湾であるとか空港であるとかをたたいていなかったからだと、こういう指摘もされています。  今度……

第141回国会 予算委員会 第2号(1997/10/14、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、新ガイドライン問題について質問いたします。  新ガイドラインについて政府は、これは現行安保であるとか、あるいは憲法、国際法の枠内である、こういう説明をされておりますけれども、しかしその実態というのは、この説明とは正反対に、この制約というのを大きく踏み越えるものだというふうに言わざるを得ません。  そこで、まず総理にお伺いしますけれども、総理は本年九月四日、中国、李鵬首相との会談で、新ガイドラインについて日米間で中国を含め特定の国や地域を念頭に置いて議論したことはないと、こう説明をされました。  この説明に対して中国側は納得したんでしょうか。

第141回国会 予算委員会 第3号(1997/10/15、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 今、山下委員から泉井マネーをめぐる疑惑について質問がありましたが、私もまず政治資金問題についてただしたいと思います。  今この委員会でも議論されていますけれども、医療費の負担増というのが国民の暮らしに大きな負担となっています。ところが、そのときに医薬品メーカー、病院等々、医療関係の業界から多額の政治献金が自民党や橋本首相あるいは小泉厚生大臣にも行われている。例えば、私調べてみましたけれども、九三年から九六年の四年間で自治省届け出分だけでも、政党及び国会議員への献金は四年間で六十九億三千八百五十六万円、約七十億円です。地方分は入っていません。自民党が圧倒的に多くて六十一億円を超えて……

第141回国会 予算委員会 第6号(1997/12/01、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 拓銀、山一、そして徳陽シティ等の破綻が相次ぐ中で、今、公的資金、要するに最後は財政資金、税金投入という議論が盛んであります。  きょう午前中、衆議院で宮澤元総理が、今の預金保険機構の信用組合特別勘定は政府保証がある、これを一般金融機関特別勘定にも拡大すべきではないかと。つまり、最後、穴があけばここにも税金投入という提案をされました。この大義名分になっているのが、預金保険機構は預金者保護のための機構であるということであります。しかし、果たして本当にそうなのかどうなのか、私これが今問われていると思います。  例えば、預金保険機構は、八六年の改変で、破綻金融機関を吸収合併する救済金融機……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 交通・情報通信委員会 第3号(1998/03/12、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 大臣の所信の中で、鉄道を初めとする交通の安全確実な輸送の確保ということを強調されましたが、今首都圏において大きな問題になっておるのがJRの事故の頻発であります。特に中央線の事故、故障というのは大変なもので、私も国分寺駅を利用していますけれども、何か会議があればきょうは中央線を利用するからおくれるかもわからないと断らなきゃならないぐらい本当にひどいんです。  ことしに入って特にふえているわけですけれども、主な事故・故障件数について簡潔に報告していただきたいと思います。
【次の発言】 一月と二月と合わせて二十九件起こっている。つまり二日に一回何らかの運転阻害が発生しているということで……

第142回国会 交通・情報通信委員会 第6号(1998/03/27、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 中部新国際空港の位置づけとして、成田、関空に次ぐ三番目の国際ハブ空港の整備を図るというふうに言われています。大臣の趣旨説明でも、「航空ネットワークの拠点となる国際ハブ空港」というふうに言われております。  国際ハブ空港というのはそもそもどういうものなんでしょうか。
【次の発言】 要するに、単純化して言えば乗りかえ拠点空港、これがハブ空港と。それは、国内から国際、国際から国内、流れはいろいろあるでしょうけれども。こういう空港を整備促進しなければならないその理由というのは一体何でしょうか。
【次の発言】 確かに、航空審議会の九六年十二月の答申でもこう述べていますね。「東アジア地域にお……

第142回国会 交通・情報通信委員会 第9号(1998/04/07、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、民間航空機の安全運航問題、特に民間機と軍用機の異常接近問題について伺いたいと思います。  三月二十五日に日本エアシステムの航空機が函館洋上空で米軍三沢基地のF16戦闘機に異常接近され、そのときに航空機衝突防止装置ACASが作動し緊急回避操作を行う、こういう事例が発生しております。  まず、そのACASの役割について簡単に説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 要するに、衝突予防装置ですよね。今言われたように、衝突が予測される事態になると四十秒前に警告がされる、二十秒前になると回避指示、RAということがやられる。  つまり、極めて危険な事態になったときにこれが作動す……

第142回国会 交通・情報通信委員会 第12号(1998/04/21、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 今度の法改正の目的というのは、日本籍船のフラッギングアウト、海外への譲渡等によって日本籍船が減少する、これに何とか歯どめをかけていきたいというのが目的であります。  実際見てみますと、一九八五年、日本籍船は一千二十八隻あった。それが九六年には百九十一隻にまで落ち込んでいます。便宜置籍船あるいはマルシップの推移はどうなっているかというと、便宜置籍船は七七年には二百十隻、それが九七年には六百九十九隻、マルシップは九〇年には百六十隻、九七年には百七十隻。日本籍船というのが八五年当時と比べて五分の一以下に急減少している。一方で、便宜置籍船あるいはマルシップ、これが急増している。  私、問……

第142回国会 交通・情報通信委員会 第13号(1998/04/23、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 海防法に基づいて排出油防除計画というのが立てられています。ところが、私が以前ナホトカ号の事件で取り上げた際に、油回収能力の整備目標に対してそれを達成していない、こういう管区があることを指摘しました。以降、どういうふうに改善されていますでしょうか。
【次の発言】 ところが、なかなか的確な対応ができないわけでしょう。まず整備目標自体が十分か不十分かということがナホトカ号では問われたわけです。ナホトカ号の流出があったのは山陰沿岸・若狭湾海域というふうに呼ばれておるところですね。ここは当時、油回収能力はほぼ満たしているというのがこの整備目標に照らしての評価だったわけです。ところが、ふたを……

第142回国会 交通・情報通信委員会 第16号(1998/05/19、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 先ほど自動車交通局長から、今の交通事故の半分が自動車が棺おけになるような事態があると。それは事実だと思うんです。事故防止が運輸省にとっても大きな使命だという答弁がありましたが、それともかかわって車検問題について二、三お伺いしたいと思うんです。  昨年の三月閣議決定の規制緩和推進計画では、トラックなどの車検有効期間については、「平成九年度に集中的に調査を実施し、その結果、安全確保、公害防止の面で支障がない場合には、延長する。」ということが確認されています。ことしの三月の閣議決定、規制緩和推進三カ年計画では、延長問題について年度内に結論を出すということが言われています。つまり、規制緩……

第142回国会 予算委員会 第2号(1998/01/29、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党を代表して質問いたします。  極めて限られた時間ですので、金融問題に絞りたいと思います。  総理は、今回の税金を使っての三十兆円の投入計画について、これは山一証券、北海道拓殖銀行、この破綻によって金融システム全体の信頼が揺らいでいると、こう説明してこられました。ところが、今回の金融検査官の汚職事件によって、本来金融機関の健全性確保のための金融検査が、拓銀も含めてこれが極めてずさんに行われていた、大変大きな問題があるということが明らかになりました。  そこで、まず総理に伺いたいと思いますけれども、今回の拓銀もかかわる金融検査官の汚職事件と、総理も説明されました今度の金融シ……

第142回国会 予算委員会 第9号(1998/03/24、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、幾つかの重要問題について質問いたします。  まず最初に、大蔵省の汚職、腐敗についてであります。  大蔵省、日銀と相次ぐ汚職、腐敗、これに対して今国民の怒りは煮えたぎっていると思います。この問題が重要なことは、単に何人かの官僚が接待漬けになったということにとどまらず、これによって金融行政がゆがめられる、国際的にも日本の金融秩序への信用が大きく揺らぐ、そして日本経済にも結果として重大な打撃を与える。現に拓銀や山一の破綻には大蔵省のいわばかばい立て検査あるいは飛ばし指導、こういうものが深くかかわっていた。そして、いわばそのツケ回しとして、これが引き金となって……


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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号(1995/11/01、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂です。  今、大蔵省を初めとした高級官僚の不正腐敗問題や、先ほど来お話が出ている官官接待問題等々で行政への不信というのは大変高まっていると思うんです。行政監察の目的というのは、効率的な行政の確保ということと同時に、不正や不当な行為をなくしていく、あるいは公務員の規律を保持していくというのも行政監察の大事な役割です。  官官接待問題を見ましても、これがなぜ今これほど大きな政治問題になってきたかといえば、市民オンブズマンが自治体の情報公開法を使って資料をとったと、これによって初めて明らかになったんですね。このことは行政の民主化、そして公正で効率的な行政の確保という点で……

第134回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号(1995/12/13、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 きょうは運輸委員会と重なりまして、お話が聞けなくて申しわけありませんでした。  今、武見委員や大脇委員からも取り上げられましたけれども、私も労働保険審査会の労災保険について幾つかお伺いしたいと思うんです。  過労死問題が非常に大事な問題、焦眉の課題であることは、これはもう皆さん御認識のことだと思います。  行政不服審査法の目的を見ますと、「簡易迅速な手続による国民の権利利益の救済を図る」というふうに指摘をしております。ところが、労働省にいただいた資料を見ますと、審査官のところで一年八カ月ぐらいかかる、審査会で三年二カ月かかる、合わせて四年十カ月かかるということで、到底簡易迅速とい……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号(1996/02/07、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 日本共産党の筆坂でございます。きょうはお忙しい中ありがとうございます。私は十分ですので、一、二だけ質問させていただきたいと思うんです。  これまでの話を伺っていまして、今の行政監察にある限界がある、あるいは行政相談にもある限界があるということはもう明らかになったと思うんです。例えば、行政監察局なり行政相談委員制度でそれぞれ職員の皆さんあるいは相談委員の皆さんは一生懸命やっておられるけれども、国民の側から見て行政監視はこれで結構だということになるかというと、これはそうじゃない。そこで、オンブズマンと呼ぶか何と呼ぶか別にしまして、行政を監視する新たな制度が必要だと、こういうことになっ……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 国民生活・経済に関する調査会 第8号(1997/05/28、17期、日本共産党)

○筆坂秀世君 私は、二十一世紀を展望した社会資本整備、社会保障のあり方を考える上で、やはり押さえておく必要があるのは、本調査会の昨年の中間報告でも指摘されましたけれども、豊かで安心して暮らせる国民生活をどう実現するか、当然のことですけれども、これを基本に据えることが大事だと考えます。  そういう立場から、公共事業と社会資本整備のあり方について、そして国民の負担増への対処、経済をどう運営するのかの三点について意見を述べたいと思います。  まず、公共事業の問題についてですが、公共事業のあり方が今のままでよいとする議論は、さすがに最近では影を潜めました。私は、公共事業のあり方について三つの問題点を指……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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