このページでは筆坂秀世参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○筆坂秀世君 ただいま議題となりました金融機能の正常化に関する特別措置法案、預金保険法の一部改正案、金融監督委員会設置法案及び金融機能安定化緊急措置法廃止法案について、その提案理由を説明いたします。 金融機関の抱えている不良債権を道理ある方法で解決することは、日本経済が直面している重要課題の一つであります。問題は、そのコストをだれが負担するのかという点にあります。もともと不良債権は、バブルの時期に大銀行などが土地投機など乱脈の限りを尽くし、みずからつくったものであります。このツケを国民が負担させられるいわれはいささかもありません。 ところが、この間、政府は、銀行の責任を追及するどころか、超……
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、小渕総理に質問いたします。 まず、日本経済についてであります。 今、日本経済と国民の暮らしが未曾有の危機に瀕しているという認識について、異論を差し挟む人はいないでしょう。経済であれ財政であれ、その破綻と傷が深ければ深いほど、そこから脱出するためには、その危機をもたらした原因を容赦なく究明し、それを正していく根本的な対策を講じるというのが鉄則であります。 九〇年代に入っての日本経済を大づかみに振り返ってみると、バブル崩壊後、九三年から九四年にかけては一%以下という低い成長率にあえいでいました。しかし、九五年には一・四%成長、九六年には五・一%成長を……
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、日の丸・君が代を国旗・国歌とする法案について、総理に質問いたします。 まず、ただしたいことは、政府が言う国民的定着論についてであります。 言うまでもなく、今問われているのは日の丸・君が代を国旗・国歌として今国会で法制化すべきか否かです。この点で、法案が国会に提出されて以降どうでしょう。法制化に反対する声は日増しに高まり、先日も学者、文化人、宗教者等々、広範な人々の呼びかけによる日の丸・君が代法制化反対の一点での共同による大集会が行われました。 今国会での法制化について、国論が二分していることは世論調査でも明瞭であります。中でも特徴的なことの第一は……
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました斎藤十朗議長不信任決議案に賛成の立場から討論を行うものであります。 斎藤議長が昨年七月三十日、第百四十三国会で議長に選任された際、「まことに身に余る光栄であり、心より皆様に御礼申し上げますとともに、その責任の重大さを痛感いたしております。この上は、公正無私を旨として、議院の正常かつ円満な運営を図る」と言明されました。我が党は、この言明を信頼して斎藤議長の選任に賛成をしました。ところが斎藤議長の議会運営は、みずからの言明も、我が党などの信頼も大きく裏切るものだったと言わなければなりません。 中でも看過できないことの第一は、斎藤……
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、国政の幾つかの重要課題について森総理に質問いたします。 質問に先立ち、病床にある小渕前総理に対し、幾たびかの論戦を行った者としても、一日も早く回復されることを心から祈念するものであります。 また、小渕前首相が緊急入院されて以降の官房長官の発表に重大な虚偽や隠ぺいのあったことが明らかになっていますが、これは今後の内閣発表への信用にかかわる問題であり、事の経過を明確にすべきは森内閣の信頼性にかかわる重大事であることを冒頭指摘しておくものであります。 最初に、有珠山噴火対策についてです。 まず、被災され、苦闘されている住民の方々に心からお見舞いを申し……
○委員以外の議員(筆坂秀世君) ただいま議題となりました金融機能の正常化に関する特別措置法案、預金保険法の一部改正案、金融監督委員会設置法案及び金愚機能安定化緊急措置法廃止法案について、その提案理由を説明いたします。 金融機関の抱えている不良債権を、道理ある方法で解決することは、日本経済が直面している重要課題の一つであります。問題は、そのコストをだれが負担するのかという点にあります。もともと不良債権は、バブルの時期に大銀行などが土地投機など乱脈の限りを尽くしみずからつくったものであります。このツケを国民が負担させられるいわれはいささかもありません。ところが、この間、政府は、銀行の責任を追及す……
○委員以外の議員(筆坂秀世君) 笠井議員の御質問にお答えします。 一つは、今の不良債権の問題の議論を聞いておりまして、もしRTCがただ同然で不良債権買うとするなら、それは破綻した銀行であったなら、これは本体の方でそれだけロスがたくさん出るということだけであります。ですから、それによって税金の投入額が減る、公的資金の投入額が減るということにはならない。あるいは健全銀行であったなら、ただ同然で不良債権をRTCに渡すような銀行はどこもないでしょう。だって、ただでやるなら、それはみずから処理できるわけです。ですから、ただ同然というのがこれはまさに空理空論のたぐいだと私は言わざるを得ないと思います。 ……
○委員以外の議員(筆坂秀世君) 緒方議員にお答えいたします。 私、今不良債権処理問題でこの処理を急がなければならないというのは、これは当然のことだと思うんです。問題は、何でこれがこんなにおくれてきたのかということだと思うんです。今まで全く手を打ってこなかったわけじゃないんです。例えば、超低金利政策をとってきました。あるいは無税償却、この適用をたびたび拡大してきました。それにもかかわらず不良債権の処理は一向に進まなかった。 なぜかといえば、私、一番の元凶は公的資金の投入にある、あるいは公的支援にある、事実上の。幾ら不良債権を抱えておったっていずれは国が面倒を見てくれるということになるわけです……
○参考人(筆坂秀世君) 先ほど来の議論を伺っていまして、例えば不良債権の公的資金による購入、従来は破綻した銀行からしか買えなかった、それには預金者保護という名目があった。ところが、今度は破綻していない銀行、つまり自力で預金者を十分保護できる銀行からも不良債権を買ってやる。いわば、これはノンルールにしたということだと思うんです。 私は、今度の二つの法案を見ておって思うのは、これまで公的資金の投入というのは、一つは破綻した銀行しかできない、こういうルート、もう一つは健全な銀行しかできない、このルート、この二つがありました。私たちはこの二つどちらも反対でした。ところが今度は、破綻した銀行しかできな……
○筆坂秀世君 私も、まず最初に受信料問題についてお伺いしたいと思うんです。 先ほども話がありましたように、九四年から六年度の三カ年、予算では赤字想定をこのうち二年間はされたわけだけれども、黒字になった、三カ年とも。これはもちろん、先ほど会長もおっしゃったように、いろいろな経営努力があったんだろうと思うんです。 同時に、特に衛星放送、この受信契約を結ぶ、これがふえる要因というのもあったと思うんです。例えばアトランタ・オリンピックがあった、長野オリンピックがあった、サッカーのワールドカップがあった、最近ではマグワイアの七十本の本塁打もあった。ぜひ見たいというので、ふえる要素というのが随分あった……
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、景気問題、そして金融問題を中心に質問をいたしたいと思います。 今の深刻な不況を打開する上で、何といってもGDP、国内総生産の六割を占める家計消費をどう拡大していくか、これは決定的であります。これについては恐らくどなたも異論がないだろうと思います。そして、だからこそ今消費税を引き下げる、この声が文字どおり日増しに高まっている。世論調査でも半分以上が消費税を下げてほしい、こう願っています。 先日、私はNHKの「日曜討論」に出席しましたけれども、そのときに自民党を代表して出席された武藤嘉文自民党税制調査会顧問も消費税をいっそ三%に下げた方が消費の拡大につ……
○筆坂秀世君 まず最初に、ブルーインパルスの展示飛行、曲技飛行について伺います。 ブルーインパルスというのは、御存じのとおり航空自衛隊第四航空団十一飛行隊の愛称です。このブルーインパルスというのは展示飛行あるいは戦技の研究等を行っています。この戦技の研究というのは、実際に戦闘を行うことを想定して、究極状態で戦闘機の特性やあるいは技量の向上を図っていくという目的で行われるものです。これは大変危険な飛び方ですから、当然原則としてはこういう曲技飛行というのは航空法で禁止されている。しかし、運輸大臣の許可を受けた場合にはこの限りではないということになっています。実際、曲技飛行でどういうことをやるかと……
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表してガイドライン法案について質問いたします。 このガイドライン法案が総理の訪米の手土産として衆議院で強行して可決された。このやり方自体私は大変論外だと思いますけれども、同時に、この法案の重要な問題点というのが、衆議院の論戦を通じて肝心なところは明らかにされていない。例えば、戦争を放棄した国の自衛隊が海外でアメリカの戦争の手伝いをする、これがどうして憲法上許されるのか。あるいは法案の骨格である日本の周辺地域とは一体どこなのか。平和と安全に重要な影響を与える事態とは一体何なのか。自治体、民間協力はどこまでどうやるのか。肝心なところについては説得力ある、道理ある……
○筆坂秀世君 私、昨日に続いて質問いたします。 昨日は憲法問題、周辺地域問題を中心に伺いましたが、きょうはまず最初に、アメリカ主導によるNATOのユーゴスラビア空爆問題について伺いたいと思います。 三月二十四日にNATOの空爆が始まって以来、既に五十日が経過をいたしました。この結果は、コソボ紛争、コソボの事態が解決に向かうどころか、空爆のさらなる激化と紛争の泥沼化、この一途をたどっています。難民はこの一カ月の間にも五十万人以上ふえました。そして、国際旅客列車への爆撃、あるいは避難するコソボ難民の車列への爆撃、民間住宅や学校、市場、病院、テレビ局等々が爆破され、既に多数の非戦闘員の一般民衆が……
○筆坂秀世君 まず、貸金業者としての一般的な認識について聞きたいと思うんですが、目ん玉を売れだとか腎臓を売ってでも返せというのは、これはもう貸金業規制法に違反する不当な行為だと、当然のことですけれども、まずそういう認識を持っているかどうかを伺いたいと思います。
【次の発言】 簡単でいいですから。
【次の発言】 恐喝容疑で逮捕された日栄の社員だった和田、新井という人物が、目ん玉を売れだとか腎臓を売れだとか、こういう脅迫的な言葉を使ったという事実は認めているんですか。
【次の発言】 問題はこれが決して新井だとか和田とかいう人物の例外的な行為じゃないということなんです。
あなたは、当委員会に参考人……
○筆坂秀世君 まず最初に、営団地下鉄の事故について伺います。 この事故の犠牲になられた方々に対しては、本当に心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げたいと思います。 こうした事故が起こったときに、原因を徹底的に究明するというのが再発を防止していく上で当然の大前提であります。ところが、私は、この間の報道で見る限り、営団の姿勢にはいささか問題があると。例えば、これは事実かどうかまだわかりませんが、原因の重要な一つと見られているせり上がり脱線、営団は原因はせり上がりとは考えられないと、こう述べています。あるいは、脱線は保守管理の問題ではなく不測の事態だというふうにも述べています。運輸省の事故……
○筆坂秀世君 まず最初に、地下鉄の事故問題に関連してお伺いしたいと思います。 昨日の都議会で、都営地下鉄十二号線のリニアメトロタイプと言われる車両の台車に大量にひび割れが発生していたということが明らかになりました。このひび割れが発生していた車両の台車というのは、日比谷線の脱線車両とメーカーは同じで住友金属工業であります。 二年間にわたる検査で七十七カ所のひび割れが発見されている。中には、補修したけれども、そして補修したときにはメーカーはこれで三十年は大丈夫だと言っていたそうですが、翌年の検査でまたひび割れが生じていたというケースもあった。 調べてみますと、この都営地下鉄十二号線と同じリニ……
○筆坂秀世君 日本共産党を代表して、質問いたします。 まず、国民の怒りが文字どおり沸騰している警察の不祥事とその後の措置についてただしたいと思います。 新潟県警に特別監察に入った関東管区警察局長が、監察はしないで任務放棄して、観光地を訪れたり温泉宿でマージャンに興じていたと。いわば空監察をやっていた。それが何の処分もない。あるいは、うその発表をし、捜査の指揮を放棄した新潟県警本部長は減給だけ。私は、これに国民の怒りが沸騰するのは当然だと思う。 総理は、この措置が正しい措置だった、そして国民の納得を得られる措置だというふうにお考えでしょうか。
○筆坂秀世君 先ほど来証人の証言を聞いていますと、五千万の資金提供だとかあるいは事務所経費、秘書給与の肩がわりについて証言を拒絶されています。 私、その理由が全く道理がないと思うんです。あなた冒頭に、私は司法の場で身の潔白を証明すると、こうおっしゃった。ということは、真実はあなたは身の潔白だというふうに思っておられるわけでしょう。そして、ここであなたは宣誓して真実を述べるとおっしゃった。真実を述べることがなぜここでできないんですか。司法の場でできるんだったら、ここだってできるでしょう。それが何で、刑事訴追のおそれがあるからということで真実を述べないという態度は、私はこれはどう考えても道理がな……
○筆坂秀世君 最初に、まずKSD汚職について聞きたいと思います。 村上、小山両前議員が受託収賄容疑で逮捕されました。逮捕容疑というのは、KSDがやっているアイム・ジャパンという海外の研修生受け入れ事業あるいはものつくり大学、このために有利に取り計らうというので請託を受け、二人合わせて約一億円のわいろを受け取ったというのがその容疑であります。しかし、KSDが村上、小山両議員のために行った働きというのは、この逮捕容疑のわいろ一億円というものだけではありません。その中心というのは幽霊後援会員集めあるいは幽霊党員集め、そしてその党費立てかえ、これこそがいわば中心であります。 総理は、幽霊党員や立て……
○筆坂秀世君 まず最初に、ハンセン病判決について総理に伺いたいと思います。 先般、熊本地裁がハンセン病問題について、元患者側の全面勝訴の判決を言い渡しました。ハンセン病患者に対する強制収容、強制労働、断種、中絶、懲罰監禁等々、文字どおり筆舌に尽くしがたい人権じゅうりんは九十年の長きに及びました。やっと太陽が当たった、やっと本名に返れる、やっとふるさとに帰れるというのが元患者の方々の痛切な声であります。余りにも遅きに失したとはいえ、今こそその償いと責任を明らかにするときであり、私は断じて控訴すべきではない。 きょう、ここにも後で原告の皆さんが傍聴に来られるそうですけれども、総理の見解をまず伺……
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