このページでは泉信也参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○泉信也君 自由党の泉信也でございます。
朝からの各委員の議論を聞いておりますと、この法案が、表現は悪いかもしれませんが生ぬるいというか手ぬるい、こういう観点からのお尋ねが多かったように思います。私もそう認めざるを得ない法案になっておるのではないか、こんな思いでございます。
そこで、先ほど同僚議員からのお尋ねもございましたけれども、衆議院の方で目的規定が追加をされております。環境庁というお立場でこれを評価するということはなかなか難しいことだと思いますが、どのように受けとめておられるのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この追加された文言の中には枠組み条約の目的の一部が加えら……
○泉信也君 自由党の泉信也でございます。 まず、佐和参考人にお尋ねをさせていただきます。 私どもは、環境問題に限らずと言った方が正確でありますけれども、どちらかといいますと規制でありますとか、そういう押し込む、禁止させるというような姿勢で臨もうとする嫌いがあると思っております。先生の御提言は必ずしもそうではなくて、市場を尊重する立場、先生のお言葉で申し上げますならば、経済的措置でこの目標達成も可能だというお考えだと承りました。 そこで、この部分について、具体的にここに挙げてございますドイツの例でもうちょっと御説明をいただければ幸いでございますが。
○泉信也君 一昨日の委員会で、参考人の先生方から貴重な御意見をちょうだいいたしました。
その中で、幾つかの点につきまして、きょうは環境庁にお尋ねをいたしたいと思います。
まず、この法律の七条の二項の二号のところに「温室効果ガスの排出の抑制等のための措置に関する基本的事項」というのがございますね。これは、大体どんなことを想定しておられるんでしょうか。基本的事項というのはどんなことを今の段階では考えておられるのか。
【次の発言】 確かに、国、地方、事業者、それぞれ立場が違って、定めるべき基本的事項も変わってくるとは思います。
そこで、これは先回のこの委員会でも質問をさせていただきましたが、公……
○泉信也君 私は、大臣の所信で述べられましたことで一、二点お尋ねをさせていただきます。 けさからダイオキシンの問題を多くの先生方から御質問いただき、また私自身も聞かせていただきましたが、この問題はまだまだ日暮れて道遠しというような感じがいたします。 実は、昨年の大木環境庁長官の所信の中にもダイオキシン等の化学物質に対するお考えが述べられておりますが、今回の長官の所信の中にも大きく三つ取り上げられております中の一つとして、化学物質の問題が取り上げられております。 ダイオキシンや環境ホルモンなどの化学物質問題につきましては特に対策を講じてまいりたいという趣旨の御発言でございますが、今年度の補……
○泉信也君 まず最初に、苫小牧東部地域開発問題についてお尋ねをさせていただきます。
この問題については、着工以来既に四分の一世紀を経過した大型プロジェクトでございますが、今千七百八十一億円の借入残高を持っておる、これからどうするか、これが大きな課題になっておるわけです。九六年度の年間収入が八億に対して利払いが八十七億、あるいは千七百八十一億円のうちの約一千億が利払いのための借入金だ、こういうことを承知しておるんですが、これは事実でございましょうか。
【次の発言】 こういう状態に対して、長官の方では所信表明の中でも、これまでの反省を踏まえて再出発したいという意向を述べておられまして、現在の株式……
○泉信也君 まず、北朝鮮兵士の漂着事件についてお尋ねいたします。
本事件につきまして、この問題が生じた背景、内容等について、北朝鮮側から何らかの説明がありましたでしょうか。
【次の発言】 どういう原因で、どういう状況でこうした兵士の漂着事件が起きたことになっておるんでしょうか。
【次の発言】 軍人が漁業に従事しておったというのもちょっと解せないところですが、遭難した場所を特定してあるんでしょうか。そして、その特定された場所から、海流とか風向きとかそうしたことを考えることによって、当然ここに漂着する、日本海のしかるべき場所に漂着するというようなことは分析上正しいというふうに外務省は思っておられ……
○泉信也君 文部省が教育行政に懸命に取り組んでいただいておりますことにまず敬意を表したいと思います。 先ごろの教科書検定の結果につきましても、これまでよりまた一段といい教科書をつくろうという成果を出していただいたと思っております。しかし、たしかこれは小学校六年生の社会科だと思いますが、国旗・国歌の部分でなお君が代については全く触れられていない教科書がパスしておるというような事態を見まして、さらなる御努力をいただきたいとまず申し上げておきたいと思います。 きょうは、いろんなことをお尋ねしたいんですが、時間がございませんので、日教組との関係についてまずお尋ねをいたします。日教組が今年度の運動方……
○泉信也君 国土庁長官の所信についてお伺いをいたしたいと思います。 所信の第一、あるいは第三、第四、こういうところで述べておられます内容についてまずお尋ねをいたしたいわけでございます。 新しい全国総合開発計画である二十一世紀の国土のグランドデザインでは、多自然居住地域の創造あるいは大都市のリノベーション、こういう戦略を掲げて進めていきたい、こういう所信を長官はお述べでございます。昭和三十年代の後半ぐらいからの日本の国土政策あるいは地域政策というのは、一言で言えば過密過疎の対策ではなかったかというふうに私は思っておるんです。これから先、地方に行けば行くほど人口の再生産力というか力は衰える。で……
○泉信也君 きょうは気象庁長官にお越しをいただきまして、まずお尋ねをさせていただきます。 気象庁が脚光を浴びますときには大体不幸な出来事があったときで、大災害でありますとか異常気象、そういうときにしか注目を浴びないということはまことに残念であります。また、当委員会におきましても、気象庁の問題、気象行政についての質問はまずない。これも大変不幸なことだと私は思っております。しかし、長官初めたくさんの方々が昼夜を問わず働いていただいておるということは、当該委員会の委員の先生方にもぜひ知っておいていただきたいし、気象庁への注文もつけていく必要がある、私はこんな思いできょうはまず質問をさせていただきま……
○泉信也君 今回、海岸法を改正して沖ノ鳥島を直轄で整備をしよう、見守っていこうという計画がなされておりますことは、私は大変いいことだというふうに思っております。
ところで、今、沖ノ鳥島というのはどんな状況になっているのか。過去一回手入れをしていただいた。それから、いわゆる岩の高さあたりに変化があるのかどうかを御説明いただけますか。
【次の発言】 御努力の結果、島が維持されておるということは大変喜ばしいことでありますが、これからどういう手当てをなさる御予定でしょうか。
【次の発言】 この島を維持することは、今御説明のようにそれだけで大変意味があることではありますけれども、もう少し人間生活という……
○泉信也君 きょうは、小笠原の問題についてお尋ねをさせていただきます。 けさの日本経済新聞で、小笠原のある方が図書館的なものというか図書館の機能を持った建物を維持するために大変御努力をなさっておられることが報道されておりました。実態は私にはよくわかりませんが、長年のこういう振興開発法があるにもかかわらず、図書館すら準備できていないのかな、こんな思いを持ったものであります。 まず、国土庁にお尋ねをさせていただきますが、時間がございませんので手短にお答えをいただきたいと思います。 二つお尋ねいたしますが、第一条の「目的」の中に小笠原地域での振興を図る、いわゆる定住を進める努力をしていながら、……
○泉信也君 今回の法改正が、民間事業者が行う再開発事業に対して無利子の融資を制度化しようということですから、ある意味では大変思い切った政策だというふうに思います。
こうした制度を導入するにはそれなりの背景があったと思いますが、再開発事業がいわゆる難航しておる、その要因というものはどんなものがあるというふうに分析をしておられるんでしょうか。
【次の発言】 保留床の売却による利益を当てにして再開発事業を進めていくというこの考え方は、まさにこれまでのような経済成長のあり方の中では成り立ち得た方法だというふうに私も思うんです。
こういうやり方で賄われておるというこれまでの事業、いわゆる保留床の売れ……
○泉信也君 きょうはどうもありがとうございました。 国民の多くの方々のこの法律に対する関心は、一方では大変かわいそうだという発想からの意見と、農業等に従事しておられる方にとっては大変腹立たしいあるいは収入の減少につながるという思いからの議論だと思っておりますが、きょうは高い立場からの御意見をいただきまして本当にありがとうございました。 先ほど羽山参考人から、弱い者同士のいじめ合っている状態だと、まさにそういうことが今この問題の根っこにあるんだと思うんです。そこで、私はこの状態をどうやって脱皮するかということで、今回のような科学的なあるいは計画的な管理ということが大変重要であるというふうに思……
○泉信也君 今回の法律は、住宅機能の表示、紛争処理の問題、そして瑕疵担保の問題という観点からまとめられておるわけですが、一般の国民が住宅を求めるに当たって少しでも安心してという観点から見ますと、一歩も二歩も前進したのではないかというふうに思います。 そこで、性能表示のことを、今専門家の先生から御質問がありました後ですからちょっとレベルが下がりますが、幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。 さっき局長は八つぐらいの例示を項目的に挙げて御説明をいただいたわけですが、実際に性能評価書という形で一般の国民もわかるような表現をなさるということが必要だと思うんです。例えば、維持管理の容易性あるいはバリ……
○泉信也君 吉野川の問題については、私も大変建設大臣の御発言に関心を持っておった者でございます。しかし、先ほど来の質疑の中で大臣の真意を伺わせていただきましたので、ここでお尋ねすることは取りやめさせていただきます。 公共事業に対する一般的な批判はもちろんよく受けとめなければなりませんが、それぞれの、ある意味ではプロの立場で国民の生命、財産を守る、あるいは地域の発展を図るというような事業を進める上においてはよく御説明する、御理解をいただくということは当然必要だと思いますし、またやらなきゃならない。しかし、一方では、先ほど来の脇先生等のお話のように、本当に説得を重ねて進めなきゃならない事業もたく……
○泉信也君 既に質問をなさった諸先生方と重複する部分もあるかもしれませんが、若干お尋ねをさせていただきます。 私の所属します自由党は、「日本再興へのシナリオ」という政策を打ち立てております。局長はお読みいただいたかどうかわかりませんが、その中で特殊法人については原則廃止ということを打ち立てておりまして、必要なものは時限立法で対応すべきだ、こういう考え方を持っておるわけです。そういう観点から、この環境事業団法だけを取り上げてお尋ねするのもどうかと思いますが、私どもの党の政策にのっとって少しお尋ねをしたいと思います。 まず、平成七年の閣議決定に特殊法人の整理合理化ということがあるんですが、この……
○泉信也君 参考人の先生方ありがとうございました。 まず、小林先生にお尋ねをさせていただきます。 都市型社会という新しい時代に入ってきたという御指摘は私にとりましても思いもよらぬ御指摘であって、大変すばらしい御指摘だと思っております。 そこで、今回の公団の改組と申しますか、先生が御指摘いただきました公民協働の都市づくりといったときの公の役割を新しい公団が本当に果たせるような今回の法律になっておるのか。私の思いでは、むしろ自治体が本来の役割を果たすべき立場なのではないか。先生おっしゃいましたように、コーディネートするとかあるいはソフトな役割を担うというのは、もしもこれから公民協働だというこ……
○泉信也君 自由党の公団と特殊法人に対する考え方は原則廃止ということでございまして、見直しをした上で必要なものは時限的に存続させるということでございます。そうした観点からお尋ねを申し上げたいと思います。 住宅の状況を思いますときに、住宅にかかわるこうした公団がまだまだ必要だろうなというふうには私自身も思うわけです。先ほど来お尋ねがあります新しい公団の第一条「目的」について私も少しお尋ねをいたします。 大変ややこしい書き方になっておるというふうに私は思います。後で少しお尋ねをいたしますが、この「目的」の最後に、「国民経済の健全な発展に寄与する」という文言がございますが、これは新公団にとって、……
○泉信也君 前回、公団が取得されました過去の土地の事柄について若干お尋ねをいたしましたが、もう少しお聞かせをいただきたいと思います。
先ほども質疑の中に出ました八王子の川口地区の土地の手当ては、最初は住宅団地開発で購入をされたというふうに承知いたしておりますが、どういう経緯でこれがリサーチパークという方向に変換をされようとしておるのか、簡単にお話しいただけますか。
【次の発言】 社会情勢、経済情勢が変化をした結果、住宅開発を断念しなきゃならないということが生じるということはある意味では理解するものですが、こういう土地が各所にたくさんあります。
購入して二十年あるいは三十年というふうな時間を……
○泉信也君 どうもありがとうございました。 まず、井形参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 衆議院でこの届け出先を都道府県経由というふうに修正されたわけであります。しかも、また附帯決議の中で、地方公共団体との連携のあり方についてさらに検討するようにということも衆議院ではつけられたわけですが、先生がこの環境庁での審議会に関与された過程で、地方自治体との関与のあり方について、ちょっと重複することがあるかと思いますが、どんな議論があって、地方自治体が最初の政府原案よりもっと関与の度合いを強めることについてどんなお考えをお持ちか、お尋ね申し上げたいと思います。
○泉信也君 今、大渕先生から大変厳しい御意見がございました。 確かに、この委員会の議論を通しても、さらにこれから修正をしていく、よりよいものにしていく余地があることは事実だと私も思います。しかし、第一歩だということを考えますときに、この法律を早く成立させて運用が一日も早く図られるようにすることも大切なことだというふうに思うものです。 そこで、第三条の化学物質管理指針のことについてまず少しお伺いをいたしたいと思います。 この指針というのは、環境庁あるいは通産省その他多くの関係省庁が関連をしながらつくり上げていくものではないかというふうに私は思うわけですが、策定の過程ではどういう段取りでおつ……
○泉信也君 自由党の泉信也でございます。 きょうは、大きく三つの点についてお尋ねを申し上げたいと思います。 まず最初に、所沢における野菜、ダイオキシン問題についてお伺いをいたします。 自由党は、先週の十八日と十九日、所沢それから東京の大田市場にお邪魔しまして、現地の実情を調べてまいりました。買い手がつかずに値崩れをしておるというようなホウレンソウの状態でございましたけれども、けさはほぼ事件前の値段に回復したようでございまして、関係者の御尽力に、現象面では一つの峠を越えたかなと、こんな思いでございます。 しかし、今回は大変多くの課題を残しておるわけでございます。総理の御指示によりダイオキ……
○泉信也君 自由党の泉信也でございます。 国土庁長官にまずお尋ねを申し上げたいと思います。 大臣は、所信あいさつの中で、国土行政の基本的使命というのは、都市と地方を通じてのバランス、そして豊かに花開く国土づくりを推進することだ、こういうふうにお述べになっておられます。やや詩的な表現も入っておりまして、これが大臣の御意向かなというふうに思うわけです。 この後、いわゆる国土のグランドデザインを踏まえて云々という表現が続くわけですが、百四十五回前国会では、やはり同じ大臣の所信の中で、「四つの戦略を推進するための指針を本年夏前を目途に策定し」云々という表現がございます。これは、既に国土庁として四……
○泉信也君 自由党の泉信也でございます。
まず、福井先生に一つお尋ねを申し上げますが、先生にはこの法案を推進するお立場から御意見をちょうだいしたわけでございますが、実は施行期日について衆議院の方の議論で来年の三月一日からと、こういうふうになったわけでございます。この施行期日の規定について先生の御見解をちょうだいいたしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、原田参考人にお尋ねいたします。
先生は否定的な見解をお述べになりました。私は、この法律が東京、大阪という大都市あるいはその周辺地域と地方ではこの与える影響が若干違うんではないかというふうに思っておる者ですが、賛成……
○泉信也君 自由党の泉信也でございます。 きょうは、中国遺棄化学兵器の予算に関連してお尋ねをいたしたいと思います。 私は、何度か関連の委員会でこの問題について質疑をさせていただきました。基本的には納得できない。なぜ日本がこの化学砲弾を日本の責任において、費用負担においてやらなければならないかということについては理解ができていないわけでございます。しかし、政府の方では、いよいよ来年度から本格的な処理に向けての予算を計上しておられるわけでございますので、まず政府参考人から来年度政府予算の内訳、さらにできますれば今年度補正予算の中での費用、予算も含めまして御説明をいただきたいと思います。
○泉信也君 自由党の泉でございます。
まず、政府参考人にお尋ねをいたします。
いわゆる恩給の受給者というのは昭和四十四年をピークにしてずっと漸減をしておるようでございますが、予算額を見ますと、昭和四十七、八年ごろから五十八年までずっと増加をしておるわけです。五十八年からは予算額は横ばい、こういうことになっておるわけです。
この五十八年から横ばいになっておる、何か恩給の構造的な変化があったのかどうか、御説明いただけますか。
【次の発言】 御説明の理由は一つ考えられると思うんですが、先ほど申し上げましたように、予算額自体は四十七、八年から五十八年まで増額をずっと続けておる、一方、受給者は四十……
○泉信也君 まず冒頭に申し上げます。
警察の一連の不祥事に対する国民の怒りというものは頂点に達しておるのではないかと思います。国会としてまず第一に行うべきことは、これらの事件について、その責任の所在や国家公安委員会のあり方を含む抜本改革について明確に参議院の意思を国民に示すことだと私は思っております。
自由党としましては、これらの改革を実現いたしますために、国会決議を行うことを提案いたします。
委員長におかれましては、ぜひともこの思いが届けられますようにお取り計らいくださいますことをお願い申し上げます。
【次の発言】 それでは、まず総理にお尋ねを申し上げます。
政策実現の実効性を高める……
○政務次官(泉信也君) このたび総括運輸政務次官を拝命いたしました泉信也でございます。 安全で効率的な交通サービスの提供は、豊かな国民生活と活力ある経済社会を実現し、また維持していく上で欠くことのできない条件であります。 このため、運輸行政は、安全の確保を前提に、IT革命への対応、環境問題への対処、急速な高齢化への対応といった諸課題に的確に取り組んでいく必要があるものと認識しております。このような認識に立って、陸海空にわたる各般の施策を積極的に推進してまいる所存であります。 委員長を初め諸先生の御支援と御指導を心からお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 ありがとうござ……
○政務次官(泉信也君) 運輸政策審議会鉄道部会からの答申は、「新世紀の鉄道整備の具体化に向けて」という、新しい時代に向けての鉄道の方向づけをしていただいたものでございまして、その中に、先生御指摘のような上下分離方式についても、新しい高齢化時代あるいは環境問題等に対応する一つの手だてとして御提言をいただいたところでございます。 この方式は、御承知のように、整備主体と運行主体を分離する、鉄道の整備に公的主体が関与する方式であるわけでございまして、政策的に大変重要な、整備を要請されているにもかかわらず、なかなか従来の方式では進められない、運行主体に重たい負担がかかる、そこを解放するという一つの方法……
○政務次官(泉信也君) 運輸審議会委員前田喜代治君は十二月一日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、運輸省設置法第九条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○政務次官(泉信也君) 中島委員御指摘のように、鉄道による貨物輸送というのは、環境面、エネルギー面、あるいは交通安全の面から大変重要な役割を担っているわけでございまして、これまでもインフラの補助あるいは税制優遇等で運輸省としては努力をしてまいりました。このことは、御指摘の新幹線整備後の鉄道貨物輸送につきましても特段の配慮を払う必要があると思っております。 盛岡―八戸間の鉄道貨物輸送については、御指摘のように並行在来線を走行するということになったわけでございますので、この線路使用料については青森、岩手とJRの間で話し合いが今持たれておるところでございます。私どもとしては、先月の二十七日に岩手県……
○副大臣(泉信也君) 航空事故調査委員会委員長相原康彦君及び同委員水町守志君は二月二十一日任期満了となりますが、その後任として、委員長に佐藤淳造君を、同委員に垣本由紀子君を任命したく、また同委員勝野良平、加藤晋及び山根晧三郎の三君は同日任期満了となりますが、再任いたしたいので、航空事故調査委員会設置法第六条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○副大臣(泉信也君) 日本航空九〇七便の事故について御報告申し上げます。 まず、冒頭に、衝突回避をした日本航空九〇七便の機内で負傷された方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い御快癒をお祈りいたしておるところでございます。 去る一月三十一日、十五時三十六分羽田発那覇行き日本航空九〇七便が、離陸約二十分後の十五時五十五分ごろ、静岡県焼津市付近約十一キロメートル上空において、釜山発成田行き日本航空九五八便と異常に接近しました。日本航空九〇七便は衝突回避操作を行い、その際、機内に負傷者四十二名が発生したため、同機は羽田空港に引き返し、十六時四十四分に同空港に着陸しました……
○副大臣(泉信也君) 現在の鉄道の施設あるいは車両の技術基準につきましては、鉄道営業法に基づきます普通鉄道構造規則、これは省令でございますけれども、この省令において規格、構造が定められておるわけです。しかしながら、ホームドア等の設置につきましては、現在のこの省令の中には定められておりません。排除しておるかといいますと、必ずしもそうではない。そういうホームドアが設置されることを前提にして原則の緩和措置等が規定されておりますので、排除しておるわけではありません。 なぜこういうことになってくるかということになりますと、既存の駅については大変現状の改良が難しい点がある。これは、お客の流れでありますと……
○副大臣(泉信也君) 今、先生お尋ねの線増事業と連続立体交差事業が同時に進んでおるような場合についてはこれから我々も検討すべき余地が残されておる、このように考えるわけですが、おくれて線増事業が来るというような場合は、線増事業そのものはいわゆる鉄道事業者が需要をどう賄うかという考え方で必要な線増事業を行うわけですから、このことと連続立体交差事業とは区別して議論をすべきではないか、私どもはそう整理をさせていただいておるわけです。 複々線化等の線増事業につきましては、いわゆる鉄道事業者側の投資判断によるところが大きいわけですから、御承知のように特定都市鉄道整備積立金制度、特特制度というもの、あるい……
○副大臣(泉信也君) 今、委員から御指摘ございましたように、アメリカ、イギリス等それぞれの事故調査のあり方が少しずつ違うことは事実でございます。恐らく、それぞれの国の歴史的な背景あるいは組織のあり方論からきておることだと思っておるわけです。 独立性という先生の御指摘につきましては、私どもも当然大切なことだと考えております。国土交通省にあるから調査委員会の独立性が損なわれるのか、こういう御心配も一部にはあると承知しておりますが、この調査委員会のいわゆる四条で、この委員会は国土交通大臣の指揮を受けないという形でまずその独立性を規定いたしておりますし、また委員等は国会の同意を得て国土交通大臣が任命……
○副大臣(泉信也君) 国土交通副大臣を拝命いたしました泉信也でございます。 微力ではございますが、佐藤静雄副大臣、田中和徳、木村隆秀、木村仁、三政務官ともども扇大臣を支え、国土交通行政の推進に努めてまいります。 委員長を初め諸委員の先生方におかれましては、御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。
○副大臣(泉信也君) 今、渕上委員から御指摘ございましたように、タクシーの従業員の皆さん方の給与は大変、景気を反映しているということも言えると思いますが、全産業の中で低いということは事実でございます。 そういう中で、いわゆる歩合制を基本としている部分がございまして、さらに累進歩合制を導入しておるのではないか、そういう御指摘をいただいたわけでございますが、このことは、さきの道路運送法の改正のときの当院の附帯決議の中でも、そうしたことがないように、安全確保のためにも十二分に注意をするようにという決議をちょうだいしておるところでございます。 こうしたことがドライバーに無理を強いることによって安全……
○副大臣(泉信也君) 今、先生お話しのように、学識経験者、倉庫業界団体、荷主、組合等の方々にお集まりいただきまして議論を重ねさせていただきました。基本的には倉庫業の今後のあり方を基本にしまして議論を展開していただきました。 先ほど来の質疑にございますように、倉庫業が物流の中核的な役割を担う立場にあるという認識の中であらゆる面から議論をいただきましたが、考え方としましては、事業活動の活性化を図る、規制を最小にし、事前規制から事後規制へ移行する。また、不特定多数の方の荷物をお預かりするということから、利用者の便益に資するように考える。さらに、行政の裁量の幅を極力狭める。トランクルームサービスとい……
○副大臣(泉信也君) 御指摘のように、安全の確保は輸送機関にとって最大の課題でございますが、このJR各社におかれても今日まで大変熱心に取り組んでいただいたと思っております。 運転事故について例えてみますと、改革直後の六十二年度は九百二十七件であったものが、平成十一年度には五百三十一件と四割減少しております。また、踏切事故等につきましても、立体交差化等を進めることによりまして、昭和六十二年度から平成十一年度を比較しますと六割減少しておるという実態でございます。 また、新大久保駅等の事故がございましたために、その後も安全対策を一層進めていただいておるところでございまして、非常ボタンの整備、ある……
○副大臣(泉信也君) 先生御指摘のように、JR各社の関連事業は六%前後というのが現実でございます。国鉄改革法の御審議をいただきました際に附帯決議でも、関連事業を積極的に拡大するという御提言をいただいておりまして、現在のJR法においても、そうしたことを踏まえ、地域との共生という、新しい分野への活動に対しましては地域との共生ということがそういう意味から規定されているわけでございます。 今回の完全民営化後におきましても、先生御指摘のようにいろいろな分野に進出をしていくことが考えられるわけでありますが、その際も地域との共存共栄ということを図っていただくという意味で、今回指針の中にその趣旨を盛り込まさ……
○副大臣(泉信也君) 先ほど来お尋ねのいわゆる自賠責審議会、あるいは金融審議会の自賠責部会、そういうことについては金融庁の方からお答えがございました。 私どもの国土交通省が設けさせていただきました自賠責保険のあり方に係る懇談会、これは国土交通大臣の懇談会として、国土交通省がやるべき自賠責保険について実務的なことについてのお知恵をおかりしようとしてつくらせていただいたものでありまして、それでは金融庁との関係はどうなっておるかということでございますが、十二年十二月の報告書は、六月の自賠責審議会の答申をいただいて御議論いただき、この懇談会から十二月に答申をいただいたということであります。 その過……
○副大臣(泉信也君) 先生御指摘のように、金利の上下によって活用できる資金量は変わってまいりますので、被害者救済という観点からしますと、もっともっと密度を濃くした活用の仕方を考えなければならないという思いもございます。 私どもは、いわゆる事業の必要性というのが先にあるべきである、事業の必要性を吟味して実施していくことだというふうに考えておりまして、資金量は先に決まってという考え方ではございません。ですから、今やらせていただいておりますような被害者救済事業の密度を濃くするという事柄にできるだけ力を注いでいくべきではないかというふうに思います。
○副大臣(泉信也君) 少し古い記録になりますけれども、平成八年に関係省庁が協力して調べました結果で見ますと、水際線近傍、これは河川も海もそうですが、に所在が確認されている船というのが約二十一万隻。そのうちの約七〇%が放置艇だということでございます。 したがって、こうした放置艇問題を処理しますということは、第一にマリーナでありますとか簡易な係留場所をつくるということが最も基本的なことだというふうに認識しておりまして、これまでもマリーナの整備を国も助成をしながら進めてまいりました。さらに今では、簡便にというのは保管料ができるだけ安くという意味もありますが、簡便な静穏な水域をつくるという意味で、防……
○副大臣(泉信也君) 交通事故に関する責任のあり方については、いわゆる刑事責任等の追及は別の体系でそれぞれなされてきておるわけでございますが、それ以外の、法律の規定上責任が明確になされない事態があったことは私も事実ではないかと思います。 今回の件につきましても、先生御指摘のように、出発時刻より早く出たのではないかというようなことも聞いておりますが、そのことと、その運転士の方の責任というのがどういうふうになるかというのは、ちょっと私ここではつまびらかにすることはできません。運転士の方が今まだ重傷であるということで、どんな状態でスタートされたのか、あるいは信号がどうであったかというような原因究明……
○副大臣(泉信也君) 先生も御承知のような事例を申し上げざるを得ないわけですが、一応計画し、事業の予算もついた後、実際に用地買収に入る、あるいは漁業補償交渉に入る。しかし、それがなかなかできないという事態があるわけでございまして、そういうことを我々も想定しておるところでございます。
【次の発言】 先ほど来、御議論いただいておりますように、一定期間を経過いたしました後も事業等に未着手である、あるいは未完の状態である、未了の状態であるものについては、やはり何らかの社会経済環境の条件が変わったのではないか、そういう見直しをする必要があるという観点からこの七条二項を私どもは受けとめさせていただいておる……
○副大臣(泉信也君) 今、委員御指摘のように、少し古いデータですが、平成八年のデータによりましても、いわゆる放置艇というのが七割ぐらいは放置された状態になっておるということでございます。本来でありますと、四海海に囲まれておりますので、もっとスポーツとしてのマリンレジャーが盛んになっていいというふうに私どもも考えているところでございます。 国土交通省としては、この放置艇問題にいかに対応していくかということが一つの課題でございまして、その前にマリーナを、あるいはマリーナに類するものをどうやって整備していくかということを今努めておるところでございます。いわゆる静穏水域を活用して簡易な係留施設をつく……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。