このページでは中原爽参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○中原爽君 自由民主党の中原でございます。限られた時間でございますので、早速始めさせていただきます。 現在、医療制度と医療提供体制の抜本改革を行うということでありますが、先月の時点では医療審議会及び医療関係者審議会等の進捗状況につきましては報告が出ているところでありますけれども、実はこの医療提供体制という形を言われますと、医師、歯科医師の需要と供給、要するに医師が過剰であったり歯科医師が過剰であったりという場面も含めて、今後高齢社会に対応する医療提供体制をどうするかということになるわけでございます。 この五月に、医師の需給に関する検討会の報告書が五月十五日に出されております。また、歯科医師……
○中原爽君 おはようございます。自由民主党の中原爽でございます。 質疑に入ります前に、総論的なことを最初に申し上げようかと思っております。 去る平成九年十二月の国会法等の改正によりまして、昨年の百四十二回通常国会から、衆議院では決算委員会を改組いたしまして決算行政監視委員会を設置されました。また、私ども参議院では、決算委員会とは別に、参議院改革の一環という形でオンブズマン的機能を備えるという趣旨から行政監視委員会が新設されたところであります。 このように、衆議院、参議院、両院でおのおの委員会の名称や所管が異なるという形でありますけれども、各委員会はそれぞれの特徴を生かした審査あるいは調査……
○中原爽君 自由民主党の中原でございます。 現在、介護保険制度の実施にかかわりましていろいろ取りざたをされているところでありますが、先月、九月二十四日、総務庁の行政監察局は、高齢者に関連をいたします行政監察結果を取りまとめをいたしまして、厚生省に対しまして勧告をいたしております。その中で、ホームヘルパー業務の見直しについて勧告がございます。 内容については、身体介護に伴って必要となる行為をできる限り幅広くホームヘルパーが取り扱えるよう、その業務の見直しを具体的に示すこと、こういう内容でございますが、本文には、ホームヘルパーの業務には医療行為は含まれていない、こう書いてございます。 それで……
○中原爽君 それでは、お時間のこともありますので早速始めさせていただきます。 平成九年八月以来、医療保険制度と医療の提供体制の抜本改正につきましては、与党及び政府から改革の基本方針が示されたところであります。また、関係の審議会も改組、転換を図りまして、医療保険福祉審議会が新たに設置された経緯があります。 この改革の基本というのは四点ございまして、診療報酬体系、それから薬価基準制度、それと医療提供体制と最後に高齢者医療制度、この四点のおのおのについての見直しを行う、こういうことでございました。現在この改革の検討が進められているわけでありますけれども、この四つの改革、見直しというのは個別に独立……
○中原爽君 自民党の中原でございます。 介護保険が準備段階でありますので、きょうはホームヘルパーにつきましてお尋ねをまずしたいと思います。 三月十五日の日付でありますけれども、医療保険福祉審議会の老人保健福祉部会長並びに介護給付費部会長から宮下厚生大臣に答申書が出ておりまして、介護に係ります訪問介護について二点答申がございました。 内容については、「介護サービスの量的な拡大を図る観点から、訪問介護を担当する者の要件については、当面、三級研修を修了した者もその対象とすることはやむを得ないと考えられるが、その場合においても、採用後の研修機会の確保等を通じて、サービスの質の向上に努める」という……
○政務次官(中原爽君) 第二次森内閣の総理府総括政務次官を務めさせていただくことになりました中原爽でございます。 国会活性化の流れの中で新たな役割を担うこととなりました政務次官としての重責を果たすべく全力を傾注してまいる所存でありますので、小川委員長を初め理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜るよう心からお願いを申し上げます。
○政務次官(中原爽君) 総理府といたしましては、男女共同参画社会の形成に当たりまして、政策方針決定の過程について女性の方の参画の拡大ということを目標として、もちろん一番重要な課題であるということで認識をいたしております。 したがいまして、御指摘がありましたように、これまでも国の審議会等における女性委員の登用につきましては、平成八年の五月に、平成十二年度末で二〇%を当面の登用の目標ということを立てました。これが、幸いという言い方は失礼かもしれませんけれども、一年前倒しで、平成十二年度末までに二〇%を達成するという目標が、期限より一年早い時点、すなわち十二年の三月三十一日というところで二〇%を達……
○中原爽君 自民党の中原でございます。 経済企画庁の国民生活局から御説明をいただきました資料2、「少子化の要因と問題点について」の八ページであります。 八ページ上の段が第8図になっておりまして、既婚就業女性の出生率と保育所の定員数のデータが出ております。これによりますと、保育所の定員数が増加すれば出生率、既婚就業女性の出生率もふえる、こういう意味だとは思いますが、この下の段に「(参考)」というところがありまして、ここに保育所の在所率のことが書いてあります。これによりますと、このシミュレーションの分析で、合計特殊出生率が〇・一、二人高まる、こう説明されております。 現在、この第8図において……
○中原爽君 総務庁に最終的にはお尋ねしようと思いますが、提出をしていただきました厚生省の資料の七ページ、「児童・青少年の居場所づくり」というページがございまして、この十一年度の予算について居場所づくり、四点ほどに予算組みをしていただいているということが出ております。 それから、文部省の方の資料の十九ページ、「全国子どもプラン(緊急三カ年戦略)」がございまして、そこにも学校の完全週五日制の実施に伴いまして、残りの二日の時点で、子供たちの活動の機会とその場所の設定をどうするかということが述べておられるわけであります。 いずれにしても、今子供たちがきょうどこにいるのか、放課後あるいは休祭日の時点……
○中原爽君 文部省に伺いたいんですけれども、先ほどの御説明で、社会人に対しまして文部省としては、正規の学習課程といいますか、放送大学あるいは夜間大学院、昼夜開講制の大学院、あるいは科目等履修生制度、こういったものをかなり以前から用意されておられたわけであります。 きょう、ほかの省庁のお話を伺いますと、どうもこの社会人に対する学習体系というものが、従来の第二の就職のための職業生活の準備であるとか、あるいは完全にリタイアしてしまった後、生きがいを求めてというような学習体系、こういった方向性が少し変わってまいりまして、例えば第二の就職という意味では、この経済状況の中で就職先もない、こういう社会情勢……
○中原爽君 吉川先生に伺おうと思います。 御説明では、主に学校という場所において群れたがる、しかし深いつき合いは、個々のつき合いはないようだというような御説明でございました。現在、合計特殊出生率一・五人を割るという状況ですから、恐らく大多数の子供たちが家庭では一人っ子であろうというふうに思います。この一人っ子の家庭の状況と、学校などの集団の社会の中で群れたがる、しかし深いつき合いはないということのようでございますので、この深いつき合いということをこれから考えていかなければいけないのか。あるいは、一人っ子という立場の中で一応群れたがるというような形のものを育てていって、集団になじまないような、……
○中原爽君 自由民主党の中原でございます。 塩野谷先生にお尋ねをいたします。 出生率のことでございますけれども、先生の御説明ですと、出生率の低下を生み出した傾向というのは、家族や結婚あるいは出産についての価値観の変化というふうにとらえるのではなく、あくまでも経済発展に伴う客観的な機会の拡大というふうにおっしゃっておられまして、出生率の低下は男女平等化の差し当たっての代償である、こう御説明をいただいております。 そうしますと、この男女共同参画社会が成熟に向かって動いていくという段階になれば、差し当たってということがなくなって恐らく出生率が回復する傾向が出るのかどうか、ここをお尋ねしたいとい……
○中原爽君 自民党の中原でございます。 中村参考人にお尋ねしようと思いますが、現在介護保険が出発をしておりまして、介護保険にかかわるホームヘルパーの業務ということが今いろいろ問題になっているわけでありますが、昨年、総務庁から厚生省に対しまして、ホームヘルパーの業務について、医療にかかわる問題をきちっとホームヘルパーが行える医療的な範囲というものについて整理をしなさいという勧告が出ておりまして、この三月までにその内容を整理するということでございましたが、まだ実際には整理ができていないという状況のようであります。 それで、ポピンズコーポレーションにおかれましても、ホームヘルパー二級の養成をおや……
○中原爽君 自民党の中原でございます。 成瀬参考人にお尋ねをしようと思いますが、御提示いただいております日経連の御提言につきまして、その中の「少子化への対応」という項目の中に、子育て減税、それから教育費の負担軽減、もう一つ土地・住宅費負担の軽減と。これは制度と税制とにかかわる問題であろうかと思いますが、現在、衆議院の予算委員会では贈与税の税制にかかわります議論が行われておりまして、贈与の限度額六十万円を大幅に増額をいたしまして、かなりな額、これは一千万とも言われておるわけでありますけれども、こういった形の、いわば減税であるしあるいは経済的な負担の軽減であるというような議論が行われております。……
○中原爽君 自民党の中原でございます。 私の方からは、各論的に幾つかのテーマを挙げまして、意見表明をさせていただきたいと思います。 御承知のように、合計特殊出生率、お一人の女性が生涯に産む平均的なお子様の数でありますけれども、統計上は十五歳から四十九歳までの女性の各年齢別の出生率の合計をさらに平均するというようなことであります。それで、現時点、平成十年の時点で、過去最低の一・三八という数字になっております。 先般の参考人の塩野谷祐一先生の意見発表の中に、統計のシミュレーションによりますと、男女共同参画社会が達成された場合、合計特殊出生率は一・七八までに回復する、こういう予測をおっしゃった……
○政務次官(中原爽君) 総理府の総括政務次官、中原でございます。よろしくお願いいたします。 本日は、生涯にわたる女性の健康支援に関する総理府の取り組みについて御説明を申し上げます。 お手元に総理府から、男女共同参画審議会の答申書が一冊と二枚とじの資料を用意いたしております。二枚とじの資料につきましてはこれから御説明申し上げる説明の概要でございますので、あわせてごらんをいただきたいと思います。 まず、これまでの総理府の取り組み、位置づけでありますけれども、生涯にわたる女性の健康支援に関する取り組みにつきましては、お手元の二重丸の一にありますように、昭和五十二年一月に、当時の内閣総理大臣を本……
○中原爽君 自民党の中原でございます。 基本的には加納委員と同じ御質問の中身になるかと思いますけれども、中條参考人にお尋ねをいたします。 育児休職についてでありますが、お出しいただいた資料では、従業員、女性の既婚者数、大体従業員数の五五%ということであります。それで、十年間に八百四十一名という女性の従業員が育児休職をおとりになった、こういうことでありますが、それにかかわりまして男性についての御質問がありました。 このことで、既婚者の中には御夫婦がともにエプソンの社員であるという事例もあろうかと思いますが、それも数は少ないのかもしれませんけれども、こういった場合の育児休職について、特にデー……
○中原爽君 自由民主党の中原でございます。 まず、厚生労働省にお尋ねをしたいと思います。 少子化問題についてでありますけれども、本調査会は、昨年度来、この問題についていろいろ参考人をお呼びいたしまして御意見を伺ってまいりました。そのときに、人口問題研究所の塩野谷祐一所長の御意見を伺っておりました中で、私、質問をさせていただいたんですが、男女共同参画社会が完成された場合に合計特殊出生率はどのようになるのかという質問をいたしましたところ、塩野谷先生は、シミュレーションをした結果、男女共同参画社会が達成されると合計特殊出生率は一・七八まで回復すると、こういうお答えをいただきまして、大変意を強くし……
○中原爽君 自由民主党の中原でございます。 ただいまの課題につきまして意見表明をさせていただきます。 まず、総論的な事項といたしまして、日本は世界一の長寿国でありますし、そして二〇〇〇年の時点で総人口に対します六十五歳以上の人口比率は一七・〇六%となっておりまして、この比率は世界第四位になっているわけであります。このような長寿をもたらしました要因はともかく、現実問題としての国民全体のこの高齢化に対する新たな対応が必要になり、介護保険制度なども出発したところであります。しかし、日本人の高齢化にはこの少子化という大きな問題が付随しているわけでありまして、そしてこの少子化も高齢化も日本人の人口動……
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