須藤美也子 参議院議員
18期国会発言一覧

須藤美也子[参]在籍期 : 17期-|18期|
須藤美也子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは須藤美也子参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

須藤美也子[参]本会議発言(全期間)
17期-|18期|
第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 参議院本会議 第10号(1999/03/24、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題になりました主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律等の一部改正案に対して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  本法案は、国民の主食である米を関税化、つまり輸入自由化する法案であります。言うまでもなく、米の輸入自由化問題は、日本の食糧と農業の将来にとって重大な影響を与える問題です。だからこそ、この参議院でも三度にわたって反対決議が行われたのです。  ところが、それほど重要な関税化への移行を政府は四月一日から実施するとして、あとわずか一週間余りしかない日程の中で強行しようとしています。政府自身、九四年の国会で、六年間の特例措置の……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 参議院本会議 第18号(2001/04/11、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題になりました農業者年金基金法の一部を改正する法律案について、農林水産大臣に質問をいたします。  今、日本農業の状況は一段と深刻の度合いを強めております。何をつくっても採算がとれない、農業をやめたいが、長年続いた先祖代々の山や田畑を捨てることができない、こういう農家の悲痛な声が出されております。この五年間で、全国平均農業所得は約三割激減しております。農産物の輸入増大は日本農業を押しつぶそうとしています。耕作放棄地の増加や、集落が自然消滅しているところも生まれております。二十一世紀を迎え、国民の生存と生活基盤が脅かされているのです。 ……

須藤美也子[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

須藤美也子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第4号(1998/10/13、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子でございます。私は国有林野関係法案の問題点について質問したいと思います。  特に政府の債務返済計画では、営林署の大幅な統廃合と人員の大削減が前提になっています。私どもも北海道を初め全国の国有林を調査してまいりました。営林署の職員の方々からもいろいろな御意見をお聞きしてまいりました。  その中で、森林事務所を二カ所かけ持ちで広範囲の森林管理ができない、収入を上げるため収穫調査をやれと言われるが進まない、民間委託作業の巡視にも行けない、こういう声が次々と出されました。熱意を持ちながらも十分業務が果たせない悩みが次々と訴えられました。  そして、きょう午前中の参……

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号(1998/10/14、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、森林法案を除く国鉄債務処理法案初め政府提出の五案件及び民主党、公明提出の修正案に反対、日本共産党提出の修正案に賛成の討論を行います。  まず、これら重要法案をたった三日間の質疑で打ち切り採決することに厳しく抗議するものであります。  国鉄債務処理法案に反対する第一の理由は、債務返済計画が抜本的処理とはほど遠いものであるからです。  政府は抜本的処理策を先延ばしにして、債務を二十七兆八千億円へと増大させました。その上、法案は、当面の利払いのみに対応するだけで、元本返済財源には全く裏づけがないものです。こうした無責任な対策は容認できません。  第二は、巨……

第143回国会 農林水産委員会 第3号(1998/09/24、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子でございます。  中川大臣には初めて質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  私は、まず最初に、きょうは新人の大沢議員と二人でやりますから、最初、食料・農業・農村基本問題調査会の答申についてお尋ねをしたいと思います。  最初に大臣に、二の答申はWTO農業協定の枠内での対応を基本としたものではないのか、その点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 橋本前総理の施政演説、昨年の一月二十日に改革方針が出されました。その施政方針の中に、WTO体制にも対応した農政を実現するための新たな基本法の制定に向けて本格的な検討を進めますと、こう施政方針……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1998/12/18、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 まず最初に、政府・与党が抜き打ち的に関税化の前倒しを決めた、このことについて強く抗議をしておきたいと思います。  そもそも政府・自民党は、ウルグアイ・ラウンド交渉で関税化を拒否してきました。その後、自民党は一度も関税化の公約を掲げたことはありませんでした。それなのに、なぜか一カ月足らずで、農民に十分な討議する時間も与えず、国会の合意もないまま強行したことは国民軽視であり、国民を無視した国会軽視であり、この責任は重大だと思います。しかも、このことは農家、農村だけでなく、消費者も含めて政治不信を招くものだと思います。  そこで、大臣は政治家としてこの問題についてどう責任を考えている……

第144回国会 農林水産委員会 第2号(1998/12/03、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日韓漁業協定の問題でなくて、全く別の問題について質問をいたします。  今、いろいろな新聞で報道されております米の関税化問題について、全国各地で混乱が起きております。そこで、一昨日、日本共産党国会議員団が大臣に申し入れを行いました。これは食料自給率の引き上げ可能な貿易ルールが必要であって、米の関税化問題、これは将来にわたって国民全体にかかわる重大な問題であると。国民の合意、国会審議のないままに関税化を進めないように申し入れを行いました。  そこで大臣はこう答えました。これに対してはいろいろな選択肢があると、現在は白紙、何も考えておりませんと、こうおっしゃいました。さらに、国……

第144回国会 予算委員会 第3号(1998/12/10、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、九八年度補正予算三案に対し、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、本予算案が今日の深刻な不況の回復に何ら役に立たない内容だからです。  本予算案は、小渕内閣の二十四兆円規模と鳴り物入りで打ち出してきた緊急経済対策を受けて編成されたものですが、一般会計計上分のうち、その多くがゼネコン向けの社会資本整備に充てられています。これは、失敗した公共事業中心という従来の対策を繰り返すものにほかならず、政府自身も役に立たないと禁じ手にしてきたはずのものであります。  その一方で、小渕内閣は、圧倒的多数の国民が切望し、不況打開の即効薬となる消費税減税を拒否……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 財政・金融委員会 第19号(1999/07/22、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子でございます。よろしくお願いいたします。  今回の法改正によって、開銀の食品産業向け融資が今度、農林漁業金融公庫に移管される。従来の開銀の場合は中堅企業が多かったわけですけれども、食品産業は圧倒的に中小企業であります。今回、公庫に移管される食品工業団地、基礎素材型基盤強化、再資源化、それから食品流通対策、こういう資金融資は企業の規模の大小にかかわらず対象になる、こう理解してよろしいのでしょうか。
【次の発言】 食品の中小企業は、これまで主に中小企業金融公庫に頼っていたわけですが、農林漁業金融公庫でも借りられることになるわけですね。その場合、金利において大企……

第145回国会 農林水産委員会 第4号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、予算委員会の委嘱でありますので、まず農業予算の公共事業の分から入りたいと思います。  平成五年から十八年までの十四年間の第四次土地改良長期計画の進捗状況、これは肥大化する公共事業のもとで政府の計画以上に随分進んでいる、こう思います。十年度末までに五一%になっています。そうすると、ちょうど半分の七年目、これが十一年度であります。  この十一年度でどういう進捗状況になっているのか、そしてこの進み過ぎている現状を──進み過ぎているんです。財革法をなぜ二年間延ばしたのか。こういう進捗状況の見直し、どんどん膨れていくこの見直しと、それから中身に対する削減、そういったことのお考えはな……

第145回国会 農林水産委員会 第7号(1999/03/25、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 若干の時間、関連質問させていただきます。  今回の改正法案の中の第六十五条に「米穀等の輸入を行おうとする者は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて」云々とあります。  この「国際約束」の中身であります。「国際約束」とは、農業協定では、外務省経済局の解説によっても、各国の約束を収録するのは各国の譲許表であると先ほどもおっしゃいました。そうなりますと、「約束に従って」とありますが、異議申し立てによって約束たる譲許表は確定したものになっていません。しかも、この法律が施行される四月一日までこれができる保証もありません。これは先ほど外務省の方がおっしゃられたとおりであります。  だとすれ……

第145回国会 農林水産委員会 第8号(1999/03/26、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 四人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  日本共産党の須藤美也子でございます。  まず最初に、四十二年間現場で農業をやってこられました吉崎さんにお尋ねをしたいと思います。  先ほど、現場では悲鳴を上げている、そして農業ではやっていけなくてもう兼業だ、そういう状況の中で、それでも後継者は育たない、これから十年たったらどういうふうになるのか、そういう点では全国各地どこに行っても農業の現場というのは吉崎さんがおっしゃったようなことだと思うんです。  そういう点で、新しい米政策のもとで米価が暴落し、史上最大の減反が押しつけられたわけです。その中で、農業経営と、それから農業所得が……

第145回国会 農林水産委員会 第9号(1999/03/30、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、この前の二十六日の参考人質疑で、四十二年間農業をやってこられた方の発言に大変胸を打たれました。その人の発言は、三者合意はまさに寝耳に水だった、今現場では米価の暴落と減反の拡大で後継者は生まれない、農家は現場で悲鳴を上げている、こういう発言がありました。さらに、関税化になれば関税引き下げは必至であり、仮に二〇〇〇年まで高関税が維持できてもそれ以降は政府は交渉次第、こういうことです。また、参考人の全中の常務さんも保証は十分でないが闘っていくと、こういう発言にとどまりました。  そういう点で、やはり農家にとっては不安が残ります。後継者は、二、三年でなく長期的展望の上に立って経営……

第145回国会 農林水産委員会 第14号(1999/05/06、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 まず、卸売市場の件についてお尋ねをいたします。  私は、先日、山形県の庄内十四市町村が管理する公設市場に調査に入りました。仲卸業者への予約相対取引、先取りが七〇%と急増しております。地場野菜も相対取引で行われ、仲卸の三分の二はスーパーに納入している。小売業者はスーパーの余ったものを高い値段で買わなくちゃならない。しかも、品ぞろえも十分できずに、お客さんから注文があればスーパーから買ってお店に並べる。そういう状況の中で、小売業者は店を畳まざるを得ない。この間、全国で五千百七十軒の小売店が倒産をいたしております。この庄内地域でも五十軒が店を畳んでおります。田舎に行きますと、シャッタ……

第145回国会 農林水産委員会 第16号(1999/05/13、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子です。  私は、まず漁船保険についてお尋ねをします。  今回の改正は、再保険主体を国から漁船保険中央会へ変更すると。そこで、まず保険金の支払いについてお伺いしたいと思うんですが、国は中央会の責任保険金額を超える部分については支払うということになるわけですが、責任保険金額は中央会の保有する純保険料にどの程度係数を掛けるのか、つまり何倍にするのか。それは政府が決めることですから、その係数を教えていただきたい。
【次の発言】 これまで国が直接、漁船保険組合の再保険をやってきたわけですけれども、平成十年度の単年度の決算を見ますと、再保険料、入ってくる保険料は百三十……

第145回国会 農林水産委員会 第18号(1999/06/03、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、全国七カ所の大規模林業圏開発林道事業について質問いたします。  まず、これまでも質問がありましたけれども、現在各地で巨額の浪費と自然環境破壊を持ち込んでいる、こういうことで大きな批判が広がっているわけですが、大規模林道事業は、そもそも一九六九年の新全総に基づいて国内木材供給を一九八五年まで九千万立方にする、これが計画だったんです。しかし、一九八五年現在でも木材の供給は三千二百万立方です。長期見通しでも三千六百万立方から四千万立方、こういう点では、大規模林道開発そのものの目的が計画も含めて現状にそぐわないものになっているのではないか、私はこういうふうに思うんですけれども、ま……

第145回国会 農林水産委員会 第20号(1999/06/08、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 須藤美也子です。  まず、大臣にお尋ねしますけれども、現行基本法の前文には、農業及び農業従事者の重要な使命をうたい、また民主的で文化的な国家建設にとっての重要な意義、そしてその使命を果たすための他産業との格差の是正などがうたわれております。  しかし、制定後三十八年たった今日、農業が極めて危機的な状況に陥っている原因がどこにあるのか、簡潔に大臣の御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 この三十八年間の歴史の中で農業が非常に大変な縮小をきわめている、こういう状況は、今、大臣の答弁がありましたけれども、そういうことも確かにあるかもしれませんが、高度経済成長とさらには自由化の……

第145回国会 農林水産委員会 第21号(1999/06/29、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 皆さん御苦労さまでございます。共産党の須藤美也子でございます。  東北は米を初め農産物の供給地でありますから、その現場の皆さんが御苦労なさっている声を聞かせていただいて大変参考になりました。また、食料自給率の問題がこれまで出されましたけれども、今先進国の中では最悪の四二%、穀物では二八%と、こういう危機的な状況であります。日本民族の七千万人分は外国に胃袋をゆだねなければ生きていけない、こういう極めて危険な状況の中で、今度の食料・農業・農村基本法案は現行農業基本法の三十八年ぶりの改正といいますか、新しい基本法案を制定する、こういうことで今、国会で審議されているわけです。  そうい……

第145回国会 農林水産委員会 第22号(1999/07/01、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 前回は私、第二章の一節、二節を質問いたしましたので、きょうは第三節を中心に質問したいと思います。  先ほど来いろいろお話がありましたが、後継者が育たない、その上離農がふえている、こういう農業の現状をどのように認識しているのか、まず大臣にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 まだ心臓の部分に触れられていないと思うんです。  現行基本法発足当時、新規就農者は八万九千人でした。現在は数千人。いろいろ離農者も含めて、再就農をした人を含めると五、六千人、数としてはそのぐらい、こういう結果になっているわけです。ということは、日本農業が縮小している、しかも生産意欲をなくしている、そういう現……

第145回国会 農林水産委員会 第23号(1999/07/06、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 共産党の須藤美也子でございます。  まず、世界の栄養不足人口が現在八億四千万人と言われております。その上、二十一世紀には人口増加、それに食料生産が及ばない、つまり食料不足の時代を迎える、こう警告がされております。そういう中で、最大の食料輸入国である日本がこのまま輸入依存を続けていくことは国際的に食料安全保障に有害な影響を与えているのではないか、このように思います。  日本が食料自給率向上を掲げていくということが国際的な責務であると思いますが、まず総理の認識をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 二十一世紀の食料難の時代に、幾ら日本がお金があっても食料を世界から買いあさることな……

第145回国会 農林水産委員会 第24号(1999/07/08、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 今、日本農政に求められている重要な課題は、日本農業の再建と国民の食料自給率をどう向上させるか、この二つが重要な中心課題になっていると思います。  そこで、衆議院で自給率の向上と農業生産の増大、これが修正されて参議院に送られてきました。この間、中央公聴会や地方公聴会、あるいは農業団体、消費者団体、国民の多くの方々から、少なくとも最低五〇%の食料自給率を明記すべきである、こういう要望が寄せられております。このような国民の要望に対して政府は真剣にこれにこたえていくべきだと思いますが、どうでしょうか。
【次の発言】 時間は限られておりますので、締めくくりでもありますので、その気持ちは素……

第145回国会 農林水産委員会 第26号(1999/07/27、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、農用地区域の設定基準の法定化が中小農地に対する選別的規定を固定化することであります。  農地の転用や耕作放棄地の拡大など、農地の減少に歯どめがかからない中で今必要なことは、農地を規模によって線引きし選別するのではなく、中小零細農地も含め、農地を農地として維持、保全するあらゆる手だてをとることです。しかし、現在、農用地区域の設定基準は、通達により十ヘクタールから二十ヘクタール以上の規模の集団的農用地に限定されています。これでは都市近郊や山間地の点在、零細農……

第145回国会 予算委員会 第10号(1999/03/05、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、米の関税化問題について質問いたします。  政府が米の関税化を決めたことは、日本の食糧、農業の将来にとって極めて重大な問題であると思います。  五年前、各党は米関税化反対を主張し、ミニマムアクセス米を受け入れることを条件に関税化を拒否したわけです。その後、政府自身も九六年の世界食糧サミットのローマ宣言、あるいは昨年のOECDの農相会合、こういうところで強調された食糧安全保障に対する国際世論が非常に広がっている、こういうことを認めているわけであります。  そういう中で、なぜどうして今、日本自身の食糧安全保障にとって極めて重大な障害になる米の輸入自由化に踏み込む関税化をやるのか……

第145回国会 予算委員会 第19号(1999/07/19、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、九九年度補正予算二案に対する反対討論を行います。  反対の第一の理由は、本補正予算案が深刻化する雇用危機に対し何ら根本的解決を図るものになっていないことであります。  深刻化する雇用危機の最大の原因は、大企業のリストラ、人減らしにあることは明白であります。上場企業千九百二十二社がこの五年間に五十六万人も雇用を減らし、今後もさらに人減らしを行おうとしています。政府は人減らしに何ら規制をかけようとしませんが、これは雇用と国民を守るという政府の役割をみずから否定したものと言わざるを得ません。  それどころか、政府の雇用対策が大企業のリストラ、人減らしを促進……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号(1999/12/10、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子です。  まず、玉沢大臣に御質問をいたします。  今回の独立行政法人について、先日、つくばの農業研究団地を訪問いたしまして大変勉強をさせていただきました。つくばにある農業研究センターを中心に、野菜、お茶、畜産、さらには家畜衛生試験場、そして北は北海道から南は九州まで、十二の試験場を一つの独立行政法人にする。こういうことで、そこで働いている研究者あるいは職員の方々、こういう方々が大変心配しております。今まで築き上げてきた研究がどうなるのか、あるいは労働条件がどうなるのか、こういう点で大変不安を抱いております。  そこで、大臣にお尋ねをいたしますが、とりわけ国……

第146回国会 農林水産委員会 第3号(1999/11/18、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 須藤美也子です。玉沢大臣に質問するのは初めてでありますので、よろしくお願いいたします。  先ほど、玉沢大臣のいろいろな穀物自給率等々のお話がありましたけれども、所信の中で二十一世紀論を述べられておりますが、二十一世紀は世界的に食料不足の時代を迎える、そういう中で日本の食料自給率が四〇%を切るのではないだろうか、そういう状況があります。  そしてまた、先ほどの穀物自給率の問題でいえば、基本的な食料の自給率である穀物自給率が、FAOの資料を見ますと、一九九七年の資料ですが、日本の穀物自給率は二五%で、世界の中で百三十番目であります。世界から見た日本、食料自給率の立場に立つと、いかに……

第146回国会 予算委員会 第5号(1999/12/09、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、一九九九年度第二次補正予算三案に対して、反対の立場から討論を行います。  反対する第一の理由は、本補正予算案は政府が打ち出した総額十八兆円の経済新生対策を盛り込んだものですが、相変わらずの従来型景気対策のばらまき予算だからであります。  景気対策の主力として事業規模六兆八千億円の社会資本整備費が盛り込まれていますが、その内容は、空港、港湾、高速道路などのゼネコン、従来型公共事業を大幅に積み増しするものになっています。これでは、既に実証されているとおり、深刻な不況打開に役立つどころか財政危機を一層加速するものにほかなりません。  第二に、本補正予算案に……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(2000/05/19、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子でございます。  私は、早期是正措置に伴う経営改善計画についてお尋ねをいたします。  前回の審議で、私は、一般銀行と違う農協金融の特殊性を踏まえ、リストラ、農家への犠牲につながる早期是正の一律な適用を見直すよう要求いたしました。当時の経済局長は、銀行と一緒には論じられないとし、必ずしも一律に一定の方針というより、地域の実情に応じて話し合いの積み重ねの上に行われる、こう述べられました。しかし、現実は地域の実情に合ったものではなく、大変過酷な合理化が進められております。  私は先日、岩手県に行って早期是正措置の対象となっている中山間地域の農協の実態について調査……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号(2000/05/22、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、地方銀行の合併問題について質問いたします。  金融再生委員会は、合併は表向き銀行の自主的判断と言いながら、都市銀行の再編に続いて地銀、第二地銀などの地方銀行の再編を早急に推し進めようとしているのではありませんか。  一県二行体制を掲げ、公的資金による資本注入の必要性を強調しながら、都市銀行と同じような高い自己資本の目標を課して一気に再編を推進しようとしていると思われますが、地方銀行の再編についてどのような展望を描き、それをどんなペースでやろうとしているのか、まず谷垣再生委員長にお尋ねします。
【次の発言】 再編と一県二行体制はそういうふうな答弁をなさったわけですけれども、……

第147回国会 国民福祉委員会 第11号(2000/03/16、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子でございます。  共済年金の一つである農林年金について質問させていただきます。  本法案によって二〇一三年より支給開始年齢が引き上げられ、二〇二五年には六十五歳になる。農業団体の定年は大体六十歳。六十歳以上になかなかならない中で、当面は退職金などで食いつないでいても無年金の年が発生するわけです。そのときの生活の保障は何もありません。その間の生活をどう暮らしていったらよいのか、農水大臣、どのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 高齢者雇用といっても非常に今厳しい状況になっていると思います。四十四ですか、JAグループで人材センターをつくられているのが。

第147回国会 農林水産委員会 第3号(2000/03/15、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、ウルグアイ・ラウンド対策がことし最終年を迎えておりますので、主にウルグアイ・ラウンド対策について質問いたします。  まず、ウルグアイ・ラウンド対策費としての六兆百億円、この六兆百億円をつけたときに、ウルグアイ・ラウンド合意の実施に伴う影響を最小限に食いとめるために真に必要な事業として政府・与党が責任を持って決定したもの、こう明記されております。  そこで、この目的が、最終年を迎えた今日、達成されたものとして評価しているのかどうか、その点を大臣にお聞きいたします。
【次の発言】 大臣、ウルグアイ・ラウンド合意後、農業所得や農業生産額の減少、また耕地利用率の低下、耕作放棄地の……

第147回国会 農林水産委員会 第5号(2000/03/21、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 先日、当委員会に配付されました「研究開発の成果と期待される効果」、これに基づいてこの間説明をいただきましたので、主にこれに基づいて御質問したいと思います。  まず、ウルグアイ・ラウンド対策費から生研機構に五十億円を出資して、そこから約百三十一の民間企業に研究委託費として支払われている。その結果が、この間、パソコンですか、カラーのきれいな形で配付されたわけですが、私はこの説明を聞きながら、大規模経営、こういう経営に偏っている研究開発ではないか、こういうふうにまず第一の感想であります。  この第一ページに「水田の自動水管理システムの開発」、これは大区画水田等における水管理の高度化技……

第147回国会 農林水産委員会 第6号(2000/03/28、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 先ほど藤井委員からも質問がありましたが、続きまして、私も農林水産汚職にかかわる問題について質問をいたしたいと思います。  先ほど来の御報告によりますと、今回新たに逮捕された人は、調査委員会で百六人の中に、対象に入っていない、そういうことでいいですか。
【次の発言】 私どもは、調査対象をもっと広げるように、こういうことを何度も繰り返し、質問してまいりました。以外の人からも逮捕者が出たということは、まさに我が党が指摘してきたことが、調査委員会の甘さが明らかになった、こう言わざるを得ません。  農協を指導監督する立場にある農水省キャリアが農協と癒着して不信を招いた、その責任は重大であ……

第147回国会 農林水産委員会 第7号(2000/03/30、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、農産物検査法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の第一の理由は、農産物検査を国から民間に移行することで、検査の公正中立性の確保の条件を後退させるものであるからです。  登録検査機関は法人の種類を問わないものの、実際に参入は生産者団体が予定され、また流通業者の可能性もあります。つまり、検査は取引当事者が行うことになり、本来望ましいものではありません。本日の委員会審議の中でも、具体的にその矛盾が指摘されました。  検査機関にとっても人員や器具など体制整備が求められ、そのことは、ただでさえ経営が大変な生産者団体にとって厳しい条件があり……

第147回国会 農林水産委員会 第8号(2000/04/04、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、青年等の就農促進のための資金の貸付け等に関する特別措置法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容につきましては、今お手元に配付されております案文のとおりでございます。  その趣旨と提案理由について御説明を申し上げます。  農山村における農業の担い手の減少及び高齢化は、農業生産力を低下させ、集落の存続にも困難を招いており、放置するなら日本農業の存立、食料の安定的供給を脅かすことは必至であります。日本農業の将来のために、大切な担い手である青年農業者を確保し育成するあらゆる手だてを尽くしていかなければなりません……

第147回国会 農林水産委員会 第9号(2000/04/13、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、口蹄疫で第三の被害が発生した四月十日、宮崎に調査に行ってまいりました。そこで、余りダブらない点で若干質問をしたいと思います。  畜産農家は、移動制限がしかれている中で取引もできず、その間のえさ代はふえ、収入がないまま深刻な打撃を受けている。仮に移動制限が解かれても、宮崎牛あるいは豚は風評被害もあり、今後の畜産経営の将来を大変心配しております。緊急問題でございますので、私は宮崎に行っていろいろ生産者から出されました問題等について御質問をしたいと思います。  まず第一は、政府が今回出されました新規事業としての五百億円の融資枠であります。  多くの農家の方々は、融資では返済でき……

第147回国会 農林水産委員会 第11号(2000/04/20、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 共産党の須藤美也子です。早速質問をいたします。  諫早干拓から三年たちました。工事は六年も延長され、総工事費は当初の一千三百五十億円から一・八倍の二千四百九十億円にも膨れ上がりました。さらに大変なのは、漁業被害が深刻になっているという問題であります。  例えば、諫早湾で漁をする佐賀県太良町の大浦漁協では、二枚貝のタイラギやアサリが壊滅状況を受けている。先日、抗議行動を行いました。さらに、長崎県の小長井町漁協、ここはかつて天然資源の保護で水産庁長官賞を受けている。以前は水揚げ三億五千万円あったタイラギが七年間休漁を余儀なくされ、廃業に追い込まれている。代替漁業として養殖アサリも三……

第147回国会 農林水産委員会 第13号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 先ほど来、北海道の口蹄疫について質問がされたわけですけれども、私は前回の委員会で宮崎の口蹄疫について質問をいたしました。宮崎の口蹄疫は安全宣言ということで大変よかったと思ったんですけれども、一転して北海道で口蹄疫が発生したと。るる現場の北海道の方からの、議員からの切実な問題が出されて、大変胸の痛む思いをして聞いていたわけですが、まずここでも台湾産稲わらなど輸入粗飼料を使っており、宮崎同様、感染源の一つとして疑われているわけです。  農水省は今回、中国、韓国、北朝鮮、台湾の口蹄疫非清浄国などのわらなどを検疫の対象にし、ホルマリン消毒の防疫措置をとることにしたわけですね。ただし、中……

第147回国会 予算委員会 第7号(2000/03/08、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、構造改善局疑惑問題について農水大臣にまずお尋ねをいたします。  三日の当委員会で、構造改善局の補佐が逮捕された、この問題に対して、大臣は調査を甘くしたことはないと考えておりますと答弁されました。これは本当に十分な調査と言えるでしょうか。
【次の発言】 私は今、十分だというふうにこの間答弁されましたので、十分だったのかどうか、こういうことをお尋ねしたんです。しかし、十分ではなかったということなんですね。短期間に三回も調査をして、何人もの、ぼろぼろ処分者が出た。こういうことをやられたということは、つまり十分でなかったからこういう問題が発生した、こういうことなんですね。


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 農林水産委員会 第1号(2000/08/09、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 日本共産党の須藤美也子でございます。  基本計画の実施に取り組む最初の年に当たって、生産者の意欲をそぐような事件が多く起きております。私はまず生産者の立場に立って大きく三点質問いたしたいと思います。  一つは、雪印の事件の問題であります。  先日、私は群馬県の経済連と生産者の方々からいろいろお話を聞いてまいりました。酪農家の皆さんは毎日毎日体細胞、細菌数、それに乳脂肪などなど乳質のチェックを厳しく受ける。そのために、一日何回も搾乳の前後必ずミルカーを洗浄している。それなのにHACCPの認証を受けた雪印メーカーは三週間もバルブを洗浄しなかった。まさに牛乳という生鮮食品を扱っている……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 農林水産委員会 第1号(2000/09/29、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 冒頭に政務次官から緊急総合米対策についての御説明がありました。しかし、その中にはミニマムアクセス米について何ら言及されておりません。米の需給と米の価格に対して極めて重要な影響を与えているミニマムアクセス米について質問したいと思います。  まず、九五年十一月から九九年十月までの四年間、二百二十二万トンの輸入がされました。その用途は、加工八十七万トン、援助用備蓄八十九万トン、飼料用備蓄十九万トン、主食用二十七万トン、これらはもちろん国産米で賄うことができるものです。言いかえれば、ミニマムアクセス米が輸入された分、国産米の生産が圧迫され、国産米の行き場を輸入米が奪ってしまっている、そ……

第150回国会 農林水産委員会 第2号(2000/11/02、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、前回、八月の当委員会で、野菜価格の暴落を防ぐために緊急輸入制限、つまりセーフガードの発動について御質問をいたしました。引き続いて、この問題は重要でありますので、今回もこの件について質問させていただきます。  当時、八月の質問に対して政府は、輸入の影響ではなくて国内生産が潤沢に供給しているためだと、こういう答弁をなさいました。そして、そのとき、地方議会からのセーフガードの意見書は七件だと、こう答弁されております。しかし、それから約三カ月近く、この間一層野菜価格の暴落は非常に深刻な状況になっております。これからのその間、意見書は二百六十、農水省の統計で、資料を見ますと、二百六……

第150回国会 農林水産委員会 第8号(2000/11/28、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 ただいま大沢議員の質問に対する答弁がございましたので、それにかかわり合いがありますので、通告が後先になるかもしれません。  私は、ただいま局長が三段階にも縛りをかけているから大企業なんか入ってくる心配は絶対ないと、大臣もそうおっしゃいました。  そこで私は、今回の農地法は二十世紀最後の、農業、農水関係で言えば最後の法案の、私たちにとってはこれは反対、でき得るならばこれはやめてほしいという法案でありますので、その点では最後の法案だと、重要法案である、そういう立場から見ますと、この農地法は言ってみれば規制緩和の歴史であった、こう言わざるを得ません。  しかも私は、昨年七月、基本問題……

第150回国会 農林水産委員会 第9号(2000/11/30、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 先ほど冒頭に政務次官の方から御報告がありましたけれども、今回の「農業提案の基本的方向」の冒頭に、各国におけるウルグアイ・ラウンド合意の実施状況等の十分な検証とあります。  私は、発足後六年間ですか、この間のきちんとした点検と総括がまず第一だと思います。この六年間、WTO農業協定は、アメリカなど輸出大国と多国籍企業に利益をもたらす一方で、大多数の国の農業、家族経営、食の安全、環境に深刻な困難と矛盾を引き起こしています。この間、日本農業に与えてきた影響、これもまた深刻であります。  二十八日、私も世界食糧サミット・ローマ宣言の問題について触れました。このローマ宣言の目標はもう十五年……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 農林水産委員会 第5号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、ノリの被害について、今回参議院の調査に参加しましたので、その点について質問をいたします。  この間のノリ被害を見まして、干拓の影響は有明海全体に広がっている、こういうことを本当に実感いたしました。昨年四月、当委員会で、私は周辺のアサリあるいはタイラギ、ワカメの漁業被害と干拓の関係について指摘をし、干拓事業の見直しを要求いたしました。そのとき農水省、渡辺、今水産庁長官になっておりますが、そのときその渡辺水産庁長官は、諫早干拓事業が「漁業に対して影響があるとは判断できない」、こう答弁されました。今現在のこういう大被害の状況を見て、今でもその認識は変わらないのでしょうか。

第151回国会 農林水産委員会 第6号(2001/03/27、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 まず、所信の最初にWTO問題と米問題についてお尋ねします。  アメリカが、市場開放促進、自由貿易徹底を掲げる共和党のブッシュ政権になりました。そして、今月の初め、ブッシュ大統領は、二〇〇一年度通商政策課題を盛り込んだ年次報告書を議会に提出いたしました。  食糧庁長官にお尋ねします。米についてはどのようなことが述べられているのでしょうか。
【次の発言】 アメリカは圧力ではなくて監視をしていくというような点では違うと、こうおっしゃいましたけれども、要求してくればそれを拒否する、こういうことでしょうか。
【次の発言】 WTO交渉は一定の期間かかると思います。その間のミニマムアクセス米……

第151回国会 農林水産委員会 第8号(2001/04/03、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、農林漁業公庫法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  本改正によって、公庫は財投機関債を発行できるようになり、市場評価による効率化と称して、公庫の運営に市場原理が持ち込まれることになります。  市場原理の導入とは、財務の健全性の確保と返済可能な収益を上げるということであり、産業基盤の弱い農林漁業者に対し、低利かつ長期の貸し付けという、リスクの高い貸し出しとは両立できないものです。そのリスクの穴埋めを政府との一体性によるというのであれば、財投機関債を発行せず業務を継続すべきであります。市場原理の導入と公庫の目的とは両立し得ないものであり……

第151回国会 農林水産委員会 第11号(2001/05/24、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 先ほど郡司議員は三年間で大臣が五回かわったと言われましたけれども、私は武部大臣で九人目でございます。北海道から大臣が二度目ですよね、中川大臣と。  ということで、全国的に北海道は大変、生産高も第一位ですし、その分非常に矛盾も多くなっていると思います。そういう中で、所信で水産問題にも触れて、これまでも岩永さんからお話ありましたが、有明海のノリについて言及されました。同時に、北洋漁業問題も重大な事態になっております。  昨年の日ロ地先沖合漁業交渉で日本漁船へのマダラの漁獲割り当てが八割も激減し、一月から三月ほとんど出漁できませんでした。根室市はこの経済的影響を六十数億円、こう試算し……

第151回国会 農林水産委員会 第12号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 今回の農業者年金改正の最大の問題点は、受給者を含む年金給付の約一割カットの問題だと思います。  年金受給権は、先ほど来問題になっておりましたが、憲法で明記されている財産権に当たります。農水省はただいまの答弁でも、全額国庫負担している経営移譲年金のカットだから財産権といっても特別だ、こう答弁されております。受給者は経営権も所有権も渡しているんです。そのかわりに、代償として支給されているのが農業者の経営移譲年金なわけです。原資が国庫負担であろうとなかろうと関係なく、経営移譲年金の水準は守るべきだと思いますが、どうでしょうか。

第151回国会 農林水産委員会 第13号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私も最初に党費立てかえの問題から質問したいと思います。  きのう、農村振興局長名で報告書が届きました。五年間合計で九千三百六十一万円、三十一道府県がこういう党費立てかえをやっていた、こういう報告書をいただいてびっくりいたしました。単なる一部の人の不正な、不法な行為で済まされる問題ではない。党費、政治団体会費の肩がわりは偶然な問題ではなくて、もう体質化している、構造的問題だと言わざるを得ません。  せんだっての衆議院本会議で小泉総理はこう答弁しております。かなりの数の土地改良区で政治団体の会費や自民党費などの支出があったことは極めて遺憾、党としても都道府県連支部に対して、立てかえ……

第151回国会 農林水産委員会 第15号(2001/06/07、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、農協法の改正について質問いたします。  今回の農協法の改正のまず第一の事業として、これまで貸し付けが第一の事業だったのが、今度、営農事業、これが第一の事業に変わりました。しかしながら、これはいろいろ全国各地を回ってみますと、組合員の要求が一番強いのは営農指導と販売事業であります。そういう点で、今回営農事業を第一に掲げたということは当然のことだと思うんですね。  しかしながら、農協の営農指導員が年々減少しております。そういう中で、法律だけ改正しても、実際、その中身はどうなのか、裏づけとなる営農指導の体制をどのように強化していくのか、まずその点、最初お尋ねしたいと思います。

第151回国会 農林水産委員会 第17号(2001/06/14、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 沿岸漁業振興法以来三十八年たちました。この間の最大の情勢の変化は、本格的な二百海里体制が施行されたと、こういうことだと思います。  私は、きのうまで韓国で開かれましたIPAAFの国際会議に出席のため、五日間ほど韓国に行ってまいりました。感じたことは、それぞれの国で食文化があるということを痛切に感じてまいりました。やっぱりお魚は日本でとれたお魚が一番おいしいと、こういうふうに感じて帰ってきたわけですけれども、私も日本海に面した地域に住んでおります。  そこで、我が国周辺の海は世界有数の漁場になっていると思います。ここをいかに管理し有効な利用を図るかが基本とならなければならないと考……

第151回国会 農林水産委員会 第21号(2001/06/21、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 私は、日本共産党を代表して、三案のうち漁業法等の一部を改正する法律案に対して反対討論を行います。  反対の理由の第一は、指定漁業の承継に関する規制緩和には大きな問題があるからです。これは、条件次第では大規模な漁業会社による漁業の再編、支配につながるものであり、また、資源管理より利益優先になりがちな外部企業の参入を排除できず、漁業者にとって利益になる方向とは言えません。承継自由化を盛り込むより、現在の漁業経営への支援策こそ強化すべきであります。  第二の理由は、定置網漁業権免許の見直しに関する問題であります。  一人一議決を要件とする団体経営の上位優先を変更し株式会社まで上位に加……

第151回国会 農林水産委員会 第22号(2001/06/22、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労さまです。日本共産党の須藤美也子でございます。  まず最初に、速水参考人の方からお尋ねしたいと思うんですが、今度の森林法の中にゾーニングが導入されますね。公益の方が民有地の場合は七割、レクリエーションとか休養林ですか、これが七割。生産部門が三割ですよね。そうすると、生産部門がだんだん切り捨てられていく、縮小される、そういう心配があると思うんです。  そういう点で、ゾーニングのあり方について、実際現場でお仕事をされている速水参考人にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ゾーニングもあったり、さらには公益的機能、こういうものがどんどんふえていく……

第151回国会 農林水産委員会 第23号(2001/06/26、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 長官、お体がぐあい悪いようです。ですから、ぜひお楽にしながら、余り長時間答弁なさらないで大臣に回す、そういうことで結構でございますので、ぜひ大事にしていただきたいと思います。  それでは、質問をさせていただきます。  前回に引き続いて、自給率問題について御質問をさせていただきます。  さきの参考人質疑で、森林・林業・木材産業検討会の座長を務めた参考人の方から、木材は食料以上の自給率低下で、森林に関する国民の関心は、むしろこのような自給率低下によって森林の危機的な状況に対する関心が強いと、こういう指摘がございました。  前回の自給率目標についての質問に対して長官は、木材の総需給量……

第151回国会 農林水産委員会 第24号(2001/06/28、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 きょうが私の最後の質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。  前回まで、森林基本法について、自給率の目標を五〇%に基本計画に明記しなさいと、さらに、外材に依存しないで国産材の利用拡大を行うように促進すること、そして価格の安定等についてこれまで質問してまいりました。きょう、最後になりますけれども、国有林の問題について御質問させていただきます。  基本法案の中で、第五条に国有林の位置づけがされております。この国有林の位置づけの中に、一つは、「国土の保全その他国有林野の有する公益的機能」、また、「林産物を持続的かつ計画的に供給し、及び国有林野の活用」、三つ目は、「住民の福祉の……


須藤美也子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院18期)

須藤美也子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
17期-|18期|
第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/03/04、18期、日本共産党)

○須藤美也子君 神野先生、小野先生、きょうは本当に御苦労さまでございます。日本共産党の須藤美也子でございます。よろしくお願いいたします。  今回、政府は景気対策として減税案を出しております。その点について神野先生が先ほどるるおっしゃいました。それで、三点についてさらに詳しくお聞きをしたい、こういうふうに思います。  一つは、法人税減税についてであります。先生は「システム改革の政治経済学」の中でいろいろ法人税の問題について書いておられますけれども、政府は、日本は欧米先進国に比べて法人税は高い、こうおっしゃっております。しかし、実効税率や企業の社会保険料負担とのかかわり合いで見た場合、アメリカやイ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

須藤美也子[参]在籍期 : 17期-|18期|
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