このページでは三浦一水参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○三浦一水君 ただいま議題となりました自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党、社会民主党・護憲連合及び自由党の各会派共同提案に係る食料・農業・農村基本政策に関する決議案につきまして、発議者を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 食料・農業・農村基本政策に関する決議案 近年における経済社会の急速な変化と国際化の著しい進展等に伴い、我が国の農業・農村をめぐる状況は大きく変化し、食料自給率の低下を始め、農業生産活動の停滞、多面的機能の低下等が懸念されるに至っている。 このような状況に対処するためには、国内農業生産の増大を図ることを基本とし……
○三浦一水君 自由民主党の三浦一水でございます。 きょうは三人の参考人の皆様方には、本当にお忙しい中、急な要請におこたえをいただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。日ごろ金融あるいは不良債権の問題につきましては現場の中で、あるいは政策に本当に多大な貢献をいただいている皆様方であります。きょう、このようにいろいろと参考意見が聞けますことは大変光栄なことだと存じております。 私自身は金融は素人でございまして、地方の出身であることも付言をしておきたいわけでございますけれども、何と申しましても本当に厳しいなと思うのはこの経済の状況でありまして、景気の動向であります。地方におきましてはバブ……
○三浦一水君 自民党の三浦でございます。 今回、この重要な米の関税化をいかにするかという問題で、参議院が主導をとりまして委員会を率先して開くべきという姿勢を持ち続けたと、また御協力の中でこうやって開催ができるということはともども大いに評価ができることではないかと思っております。 この関税化の問題そのものにつきましては、十一月の中旬になるかと思いますが、突然、新聞でこのことが検討されているやの報道が出たわけでございまして、一月もたたない中で、昨日、政府、与党、農業団体三者による合意も行われた。そして、今夕には関係閣僚会議で関税化への切りかえが決定されるや、そのような話まで聞いておるわけでござ……
○三浦一水君 自民党の三浦一水でございます。 今回の台風災害につきましては、先ほど委員の先生方に黙祷もいただきましたとおりでありまして、全国で三十名というとうとい犠牲を出してしまったわけでございます。私は、今回最大の被災地になっております熊本県の選出でございまして、そういう意味で、きょう質問の機会をいただきましたことにまずは感謝を申し上げたいと思いますし、同時に、九月二十五日には早速、政府の視察団を派遣いただきました。さらに、本院の委員派遣ということで十月六日には早速、但馬委員長を初め速やかな調査を行っていただきました。私も県民の代表の一人として厚く御礼を申し上げたいと思っております。ありが……
○三浦一水君 自民党の三浦でございます。 三人の参考人の方々には、本当にお忙しい中、きょうはまことにありがとうございました。 今回のこの卸売市場法につきましては、昭和四十六年に制定をされて、二十八年間、今日まで改正なしに施行されてきているという状況の中で、いろいろお話もありましたように、非常に市場をめぐる諸情勢の変化が大きく生じてきているという状況の中で、まことに重要な法改正の意義があるのではないかと私も認識をしております。そういう状況の中でいろいろとお話を承ったわけでございます。 杉谷参考人にお伺いをしたいと思うんですが、全体のこの法改正のねらいについては肯定的な御発言がございました。……
○三浦一水君 自民党の三浦でございます。 私は、持続的養殖生産確保法案について若干お尋ねをしたいと思います。 まず、大臣のお考えをお伺いしたいと思うんですが、我が国の漁業はいわゆる沿岸から遠洋へと広がって国民の食料需要にこたえてまいりました。さらに、昨年は国連海洋法条約の締結に基づきまして、新しいいわゆる漁業の秩序のもとで新しい対応も迫られている、なかんずくTAC制度が施行されまして、資源の適切な管理と有効利用に配慮した漁業の展開が求められているところであります。 そういう状況の中で、つくり育てる漁業というものの重要性がさらに強まってきたという認識でおります。現に、平成九年の養殖漁業の沿……
○三浦一水君 自由民主党の三浦一水でございます。 今回、新しい農業基本法を設立するに当たりましては、昭和三十六年に制定されました選択的な規模の拡大、そしてまた他産業並みの農業所得を追い求めてきた現行の基本法にかわっていくというものであります。二十一世紀を展望しながら、新しく三十六年ぶりに生まれ変わろうとしている今の状況でございます。 それにしましては、若干マスコミ等に見られます、象徴されます国民の関心はいかがかなと思う向きもあるわけでございますが、なかんずく農家のこれに対する関心というものは非常に高いものがございまして、地元を中心とし、場所を問わず、このことがどうなるんだという心配と、そし……
○三浦一水君 第二班につきまして、委員派遣の御報告を申し上げます。 岩永理事、佐藤委員、長峯委員、森下委員、小川委員、久保委員、大沢委員、梶原委員、阿曽田委員及び私、三浦の十名は、食料・農業・農村基本法案の審査に資するため、去る十五日、福岡県に派遣され、福岡市におきましていわゆる地方公聴会を開会し、四名の公述人から意見を聴取した後、質疑を行いました。 まず、公述の要旨につきまして申し上げます。 最初に、宮崎県酪農業協同組合連合会専務理事の殿所啓男公述人からは、食料・農業・農村基本計画について、食料の需給や国内生産の目標等は長期的かつ具体性を持ったものであるべきである、食料自給率の目標を明……
○三浦一水君 自民党の三浦一水でございます。 食料・農業・農村基本法案につきましては本委員会で既に三日間質疑を行ってまいりましたが、本日はまことに御多忙な中に総理の御出席を賜りまして、心から感謝を申し上げたいと思います。 本法律案の基本的な問題に絞りまして御所見を賜りたいと思います。 まず一番目に、国内農業生産を基本とする食料供給体制についてお尋ねを申し上げたいと思いますが、新基本法案は食料の安定供給の確保を基本理念の第一に挙げております。食料は将来にわたり世界的需給が逼迫してくるだろうと懸念されております。一方でまた、我が国の経常収支の黒字がいつまで続くものか、どこまで自由に外国の食品……
○三浦一水君 通告をしておりました総理初め関係の大臣にはお待たせをいたしました。自由民主党の三浦でございます。 午前中の若林先生の質問を引き継ぐような形になるわけでございますが、農業問題を中心にお伺いをしたいと思います。 若林先生の話にもありましたが、我が国の自給率は戦後一貫して低下をしている、そういった状況でございます。そういう中で世界の食糧需給は長期的には大変逼迫するものではないか、ガルブレイスさんの予測にもありますように、そういう見込みもあるわけでございます。 そういう中で、昨年九月の食料と農業とそして農村に関する基本問題調査会において、食糧を安定的に供給するため、国内農業を基本に……
○三浦一水君 自民党の三浦一水でございます。 省庁改革、今回のこの取り組みにつきましては、政治主導を確立していく、また縦割り行政の排除を行う、さらに透明化・自己責任化、スリム化と四つの大きな柱を挙げまして、行政改革全体の中心的取り組みとして行われることを評価したいと思います。中央省庁等改革推進本部によりまして、維新の志士坂本龍馬の写真まで載せまして、「省庁改革の四本柱」と大変勇ましいパンフレットもつくってあります。ぜひ国民の多くとともに期待をしてまいりたいと思っております。 また、続総務庁長官におかれましては、私は同県、熊本県の出身でございまして、地方紙にも早速その任命の記事が載ったところ……
○政務次官(三浦一水君) 平成七年以来五年間、参議院農林水産常任委員会に席を置かせていただきました。 このたび農林水産政務次官を拝命いたしました。谷大臣、さらに石破総括政務次官を補佐して、精いっぱい農林水産行政の遂行に全力を投じてまいりたいと思います。 若林委員長初め各委員の先生方の引き続きの御指導をよろしくお願い申し上げます。 お世話になります。(拍手)
○政務次官(三浦一水君) 雪印乳業の食中毒事故に関する農林水産省の対応状況について御説明を申し上げたいと思います。 まず、今回被害を受けられました多くの方々に私からも重ねて心からお見舞いを申し上げたいと思います。 食品の安全性につきましてはこれまでも必要な指導等を行ってきたところでございますが、今回このような事故が発生したことは極めて遺憾であります。 本件につきましては、発症者が一万四千人を超えるという大規模な被害となりました。また、その影響も牛乳・乳製品の消費全体へ拡大することが懸念されることから、去る七月六日、省内におきまして雪印乳業食中毒問題対策本部を設置いたし、関係機関、団体等と……
○政務次官(三浦一水君) 委員御指摘のように、また食糧庁長官も御答弁申しましたように、食糧庁が政府米をWFP等に国際価格で売却するに当たりましては、今まで答弁いたしましたような売買差損が発生をするわけでございます。この点につきましては、これら北朝鮮に対します米支援について要した経費、これらのものにつきましては使用する米の種類あるいは産年、生産した年でございますけれども、さらに輸入の年度、国際相場等によって異なってまいります。 食管会計の負担につきましては、これまでも一定の条件下で試算した金額を明らかにしてきたとおりでございまして、先ほど来申しておりますが、九年度分につきましては六十五億円、さ……
○政務次官(三浦一水君) ウルグアイ・ラウンドの農業合意関連の対策につきましては、六年間の対策期間のちょうど半分が経過いたしました平成九年に今お話しいただきましたように見直しをしたところでございます。その内容は、財政構造改革会議におきます御指摘、御議論も踏まえたものでありまして、それまでの実績の検証を行いながら、より効果的な事業内容となりますようにしたところでございます。 見直しに当たりましては、現場のニーズを踏まえて即効性のある事業を充実することといたしました。具体的には、ライスセンター等の生産・流通高度化施設の整備について地元のニーズが高いことを踏まえた見直しとし、また、農業農村整備事業……
○政務次官(三浦一水君) 農業者年金制度は、農業者にも他産業並みの年金をと、農業者の強い要望を踏まえまして、各方面での議論を経て、昭和四十五年に農業者の老後生活の安定とともに農業経営の近代化、農地保有の合理化等を目的としまして創設をされました。 若干思い起こすこと等おさらいをすることをお許しをいただきたいと思いますんですが、第一番目に、九十六万人に対しましてこれまで三兆六千億の年金が支給されてきておりますこと等、農業者の老後生活の安定に寄与してまいりました。二番目に、三十歳代前半の後継者を中心に、八十五万件の経営移譲が行われてきております。
○政務次官(三浦一水君) 浅尾委員にお答えをいたします。 農林水産関係の補助金等は、食料の安定供給あるいは国土環境の保全、地域間格差の是正によりますナショナルミニマムの実現等の国家的な政策目的を達成していく上で極めて重要な役割を果たしております。一方で、地方分権を推進していく上で補助金等については社会情勢の変化に応じました重点化、効率化、地域の特性、ニーズに応じた見直しを図っていくことが必要だと認識をいたしております。 このために、補助金等の件数の大幅な削減を図るなどの整理合理化を行ってきたところでありますが、特に平成十二年度の予算におきましては、第一点、類似の目的を有する細分化された事業……
○政務次官(三浦一水君) 平成十三年産米穀の政府買い入れ価格及び米穀の標準売り渡し価格の米価審議会への諮問につきまして御説明申し上げます。 米穀の政府買い入れ価格につきましては、食糧法のもとで、自主流通米が米流通の主体となったことを踏まえ、自主流通米の価格動向を反映させるほか、生産コスト等を参酌し、米穀の再生産を確保することを旨として定めることとされておりまして、平成七年十二月に米価審議会の意見を聞いて現行の算定方式が設定されたところであります。 平成十三年産米穀の政府買い入れ価格につきましては、米穀の需給動向、市場評価を反映させつつ、安定的な価格運営が図られる現行の算定方式に基づき算定す……
○政務次官(三浦一水君) 基本的には、今回、ことしつくらせていただきました食料・農業・農村基本計画、この計画にのっとりまして、いわゆる農業従事者が他産業従事者と遜色のない所得水準を生涯ベースで獲得できるように各般の施策を効率よく実施をしていくという一点に尽きるかと考えております。
【次の発言】 我が国としましては、GMOに関しまして、まず一点、この技術の持つ大きな可能性について正当に評価がなされること、二点目に最新の科学的知見に基づきまして環境や健康への影響について十分な評価が行われる必要があること、三番目に消費者の関心に対して的確にこたえる必要があること、この三つの点が基本と考えております。……
○政務次官(三浦一水君) 家畜伝染病の発生時には、家伝法に基づきまして、患畜の殺処分等による損失に対しまして評価額の一定割合が国により手当金として支払われることになっております。その割合は、患畜が三分の一、疑似患畜が五分の四、汚染物品が五分の四ということであります。また一方で、家畜共済制度におきまして、共済加入者は家畜の価額から当該手当金の額を差し引いた額を限度として共済金が支払われることになっております。この二つをもちまして、おおむね家畜の損失部分につきましては補てんができる仕組みが設けられております。 また、死体等の焼埋却につきましては、家伝法に基づきまして費用の二分の一を国が交付するこ……
○政務次官(三浦一水君) お答えいたします。 酪農経営について申しますと、比較的後継者が確保されている部門ではある、先生の御認識のとおりだと思っております。そういう中で、今後の生乳生産の安定的拡大を図るためには、後継者が希望を持って酪農経営に取り組める条件整備が重要と考えております。 先ほどの先生の御質問に戻らざるを得ないわけでありますが、何をもって意欲的な者ととらえていくかということに尽きるわけでございます。農林水産省としましては、少なくとも他産業並みの所得を確保するんだということを一つの大きな目標としながら各施策の取り組みをしているというところでございます。 私は、自分の思い入れで申……
○政務次官(三浦一水君) 農地法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 効率的かつ安定的な農業経営を育成し、地域農業の活性化を図るためには、農業経営の法人化の推進が重要になっております。 このため、農業生産法人の要件を見直し、経営形態の選択肢の拡大や経営の多角化等を進めるとともに、あわせて農地の投機的取得等の懸念を払拭する必要があります。 また、地域の実情に応じた農地の権利移動が行われるよう措置する等の必要があります。 これらの内容を実施するため、この法律案を提出した次第であります。 次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明申し上……
○政務次官(三浦一水君) 農地法は、転用規制によりまして優良農地を確保するとともに、農地の権利取得時に農地を適正かつ効率的に耕作するか等をチェックして、投機的な農地の取得等を防止する上で大きな役割を果たしてきていると考えております。 土地利用型農業における経営拡大の状況としましては、昭和三十五年と平成十一年の一戸当たりの平均経営耕地面積を比較しますと、北海道では四・六倍と規模が伸展しているものの、都府県におきましては一・六倍と規模拡大のテンポは緩やかなものとなっております。これは、その理由としまして、兼業農家の経営維持を可能とする農業技術の普及、また農地の受け手の不足、さらに農地利用の条件の……
○政務次官(三浦一水君) 農業委員会の運営の中で土地改良区をもっと活用すべきという御趣旨の御質問だったと思います。
土地改良区につきましては、農村地域における水と農地の管理を担う主要な主体であり、その業務として、換地に伴う農地の権利や利用の調整、水利用の調整等において重要な役割を担い、また水と農地に関する専門的な能力やさまざまな情報を有しております。委員御指摘の状況であります。
今後とも、地域農業の活性化、構造政策の推進等のため、関係機関との連携のもと、土地改良区の積極的な活用を図ってまいりたいと考えております。
【次の発言】 お答えします。
農地がむやみに投機やその他の目的に簡単に転用……
○政務次官(三浦一水君) WTO農業交渉の状況と提案の検討経過について御説明申し上げます。 WTO農業交渉は、WTO農業委員会特別会合で行うことが合意され、本年は、三月、六月、九月、十一月の四回、この特別会合が開催されました。 三月の特別会合において、各国は原則として二〇〇〇年末までに交渉に臨むスタンスを明らかにした交渉提案を提出することとされ、これまでに米国やEU、その他ケアンズ・グループや複数の途上国グループから提案が出されております。 我が国におきましても、本年末までに提案を提出すべく検討を進めてきたところでございますが、特に今回の農業提案については、国民的な合意を得つつ取りまとめ……
○政務次官(三浦一水君) お答えいたします。 長峯委員御指摘いただきましたように、近年、緑と自然に対します国民的ニーズを背景に、都市と農村双方からグリーンツーリズム、いわゆる農村あるいは山村漁村におけます余暇利用でありますけれども、このグリーンツーリズムの機運が高まってきております。また、新たな食料・農業・農村基本法におきましても都市と農山村との交流の促進が今後の重要な政策課題の一つとして位置づけられておりますと同時に、農家所得の向上対策としても期待をされているところでございます。 このグリーンツーリズムを具体的に推進していきますために、まずその目標設定を行っております。現状で、平成十二年……
○三浦一水君 自由民主党の三浦一水でございます。清水嘉与子先生の関連の質疑をやらせていただきたいと思います。 まず冒頭、大変残念な事故でございましたが、えひめ丸の事故につきまして森総理にお尋ねを申し上げたいと思います。 先月、宇和島水産高校の漁業練習船えひめ丸が米国の原子力潜水艦グリーンビルに衝突をされました。えひめ丸は沈没後、乗組員二十六名は救助をされたところでありますが、大変残念ながらいまだ九名の方が行方不明となっている状況であります。 既にえひめ丸は発見をされておりまして、現在引き揚げについての検討が行われております。また、我が国からも引き揚げに関して米側と協議するための専門家ミッ……
○三浦一水君 おはようございます。自由民主党の三浦でございます。 昨日に引き続きまして、清水嘉与子先生の関連質疑を続けさせていただきたいと思います。 まず、農林水産大臣に有明海のノリ問題と有明海の再生についてお尋ねをしたいと思います。 昨年十二月からの赤潮によりますノリの大不作が発生をいたしました。今、三月の終漁期を迎えるまで、不作のままで漁期を終わろうとしておりますことはまことに残念でございます。私自身も一月と二月の二回現地を視察し、漁民と地元行政の関係の方々の話を聞きました。その後、当面の対策として特例融資制度によります迅速な対応が実施されまして、しかしながら、現在も漁民の最大の関心……
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