このページでは池田幹幸参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、自民、民主、平和・改革、三会派提出の金融再生法案など八法案及び日本共産党提出の金融正常化法案など四法案に関し、総理、大蔵大臣並びに各発議者に質問します。 戦後最悪の不況のもとで、雇用の拡大、実質所得の回復など具体的な不況対策が切実に求められているのに、金融機関の不良債権の処理が重要な課題だからといって、大銀行救済、支援に税金をつぎ込むことのみにきゅうきゅうとすることは絶対に許されません。我が党は、本院に消費税三%への引き下げ法案を二院クラブの島袋宗康議員、自由連合の石井一二議員とともに提出しましたが、この実現など、実体経済の立て直しを図ってこそ不良債……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、日米首脳会談に関連して小渕総理に質問します。 総理は共同記者会見で、日米両国が二十一世紀に向け平和で豊かな世界を構築するという共通の目標を目指して一層協力していくことを確認したと述べられました。しかし、率直に言って、会談で確認された内容は、日米安保体制強化を全面的に打ち出し、平和の問題でも経済の問題でも、日本国民にとっては、協力の名のもとに一方的な犠牲を強いられるおそれの大きいものだと言わざるを得ません。 そこで、まずガイドラインについて質問します。 ガイドライン関連法案については、衆議院における短い審議の中ですら、その危険性が明らかになり、国民……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、小渕総理並びに関係大臣に質問します。 日本経済は、依然として消費大不況のもとにあります。本年一―三月期の国内総生産が前期比一・九%増と一年半ぶりにプラス成長を記録したものの、個人消費は依然として低迷し、戦後最悪の状態が続いている上、大企業のリストラ、人減らしが本格化しようとしております。中小企業の設備投資にも回復の兆しは見られません。 小渕総理、あなたは昨年来、産業再生計画を掲げ、本国会に産業再生法案を提出しようとしています。しかし、再生を言うならば、まずこの状態を招いた原因と責任を明らかにするところから始めるべきであります。総理はどこに原因と責任……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました二法案について、総理並びに大蔵大臣に質問します。 本題に入る前に、重大な問題となっている株価維持操作、PKOについて伺います。 十七日の株価下落に対し、与党三党政策責任者は一兆円の公的資金による株式市場介入の方針を打ち出し、政府に申し入れました。総理はこれを重く受けとめると述べたと伝えられておりますが、これはその実施を検討するという意味ですか。そうであるならば事は余りにも重大であります。 株の買い支えに公的資金を使うなど、あなた方の言う自由で透明な株価形成から見ても許されないことではありませんか。かつて年金福祉事業団が年金……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、財政政策について総理及び大蔵大臣に質問します。 二〇〇〇年もあと一カ月余りとなりました。二十一世紀を目前にして、我が国経済は、自公保政権のもとで、国民にとって明るい希望の持てる状態にはありません。今なお九〇年代不況から抜け出せていません。しかも、財政危機はますます進行しています。個人消費の回復、国民生活優先の景気対策と財政再建の方向への政策転換は喫緊の課題となっています。 先月、森内閣が発表した日本新生のための新発展政策も、我が国経済が自律的回復に至らない原因が、なお厳しい雇用情勢と一進一退の消費の動向にあると分析しています。 このことを本当に認……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は朝からずっと聞かせていただいたんですけれども、どうもきょうの参考人の方々、当事者としての責任も誠意も私にはどうも感じない。確かに国民の皆さんにおわびするとおっしゃるけれども、その日の裏で、長銀が破綻したら大変なことになる、日本経済が大変なことになると言うわけです。公的資金を投入することが最善の策だとおっしゃるけれども、これじゃまるで国民に対するおどしじゃないですか。国民の皆さんはそんなこと感じていないんですよ。そうは考えていません。つい最近、民放のテレビのアンケート調査がありましたけれども、そこでは八割の人が長銀問題の処理に公的資金を投入……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、衆法といいますか衆議院の方の早期健全化法案について質問いたします。 最初に、発議者の保岡議員にお伺いしたいと思うんですが、健全化法の第一条「目的」を見ますと、これは「我が国の金融システムに対する内外の信頼を回復することが現下の喫緊の課題であることにかんがみ、」「金融機関等の資本の増強に関する緊急措置の制度を設けること」、これがうたわれております。喫緊の課題だということについてですね。 そういうことですから、この法律の成立を待ってすぐに資本の注入をしようということだろうというふうに思います。昨日からの報道でも、既に十兆円とか、あるいは……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融機能の早期健全化のための緊急措置法案に反対の討論を行います。 まず初めに、銀行の競争力強化のために二十五兆円もの公的資金をつぎ込む重要法案を、十分な審議をすることなく短時間で採決することに対して、厳しく抗議するものです。 本法案に反対する第一の理由は、銀行と名がつけばどこでも公的資金を投入する仕組みがつくられたことです。これまでは資本注入の対象を健全銀行に限定していた仕組みを解体し、健全であろうと破綻直前であろうと、特にやむを得ない事由がある場合にはどこでも公的資金が投入できるようにしたことです。しかも、投入できる金額について何の制限も設けられ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
まず提案者にお伺いします。
この法案は中堅企業の貸し渋り対策ということで出されたわけですが、長期運転資金についての債務保証をするということが入っております。そうしますと、これは中小企業における特別融資制度のねらいと同じようなものをここに持たせるんだと、そういうことだと思いますが、御確認願います。
【次の発言】 非常に質問時間が短いので、できるだけ答弁は短くするよう御協力をお願いしたいと思います。
そうしますと、今中小企業で起こっておるような問題がやはりここでも起こるんじゃないかということになるわけです。先週、私は大田区の方に下請問題でちょ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、金融機関の公共的な役割の問題について伺いたいと思います。 政府は、公的資金を注入して銀行の貸し渋りがなくなるように期待する、そういった政策をとっておられるわけですけれども、昨日来の論議の中で、そういった方向がもう何ら役に立っていない、銀行は好き勝手なことをやっておるということが明らかにされたと思うんです。 そこで、もうここまで来ますと、貸し渋りをなくすために公的資金注入、そんなことはもう役に立たない。どうしても銀行の公共的な役割、こういったことの認識をもう一度はっきりとさせる必要がある、銀行にそういった気持ちに立たせる必要がある。こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、省庁再編法案に関しまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。 さて、太田総務庁長官は六月十六日の本委員会で、「省庁再編に伴う改革によって」「国民の利益を忘れた政官財癒着の構造にメスが入るのか、」、こういう質問に対して、「今回の省庁改革においては、政官財の癒着構造という言葉が適切であるかどうかは別として、考えております問題意識はそこにありまして、今回の改革においては、政策の企画立案をするセクションと実施機能というものを分離いたしたい。」、このようにお答えになりました。実際、今度の企画立案と実施部門の分離というのは省庁再編法案全体にその……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、中央省庁等改革関連十七法案に反対の討論を行います。 反対理由の第一は、内閣機能の強化が、新ガイドライン、周辺事態法実施態勢推進のためでもあることが審議を通じてますますはっきりしてきたことです。そのかなめとなるものが、ガイドラインの実効性確保を目的として設置された十八関係省庁の局長会議であります。専門家は、これによって国家及び国民の総力を動員してガイドラインを実行していく態勢ができ上がったと強調しているのであります。 第二は、内閣に設置される経済財政諮問会議が、総理が任意に選ぶ民間人四名以上を含む十名以内のメンバーで構成され、経済財政計画、予算編成方……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 午前中、景気の認識については総裁から伺ったわけですが、そこでは企業金融については少し緩和されたかなというお話がありました。その他については、大体一月の金融経済月報で示されておりますように、総括的には依然として厳しいということだったと思います。 要するに、つづめて言えば、今の不況を私たちは消費大不況と言っておりますが、消費大不況の実態というのは依然として深刻ですし、金融機関の貸し渋りもなくなる兆しはない、むしろ依然として続くという評価をしておられますし、それからまた国民の将来不安についても高い状態のままだということで、将来その不安がなくなるよ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、宮澤大蔵大臣にお伺いしますが、小渕内閣は景気対策最優先ということで、そのために財政再建を先送りしようといった姿勢をとっておられるわけですが、宮澤大蔵大臣も所信表明でこういったことを言っておられます。「我が国経済は、資産市場の低迷や不良債権問題の深刻化などバブルの後遺症を抱える中、金融機関に対する信頼の低下、雇用不安などが重なり、極めて厳しい低迷状況にあります。」と言われて、金融については、「景気の回復基盤を固めるためには、金融システムを早急に再構築することが不可欠であります。」と、こうおっしゃいました。 そこで、きょうの報道にもありま……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 きょうは税務行政に関して伺いたいと思います。 今ちょうど確定申告の時期で、税金に対する国民の関心が高まっております。また、ことしは国税庁が設置されてちょうど五十周年に当たるそうでございます。そういったことで、国税庁が発行している「国税広報」というものを見せていただきますと、薄井国税庁長官が訓示をしておられるんです。そこでは、「この時期」、この時期というのは確定申告の時期ですが、「この時期が最も国民の税への関心を集める時期であり、税務行政に対する国民の信頼をより高めるため、納税者の立場に立った的確な対応をお願いしたい。」というふうに訓示してお……
○池田幹幸君 引き続いて、日本共産党の池田幹幸でございます。 けさほどの大蔵大臣のお話の中にもあったんですが、所得税減税をめぐりましては、金持ち減税、庶民増税ではないかということが予算委員会でもいろいろ論議されてきました。 三月三日の予算委員会での大蔵大臣の御答弁で、私は非常に興味を持ったんですが、これは当然、金持ち減税、庶民増税、これをやって本当に景気対策になるのか、今度の九兆円の減税は景気対策だと言っておるけれどもそうならないんじゃないかという論議の中での御答弁なんですが、こう言っております。 何で景気回復を目指しているときにそういうことをしたかとおっしゃれば、私どもは景気回復するた……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 昨日、法人税問題を伺っていて時間切れになりましたので、きょうは引き続きそのことの質問をさせていただきたいと思うんですが、その前に二点ほどお伺いしたいと思います。 まず、児童手当法及び所得税法一部改正に関する法律案に関して発議者に伺いたいと思うんですが、児童手当に関しては、一九八五年の改正以来、対象年齢が義務教育終了から開始までというふうに引き下げられたり、九一年には第一子からというふうにするかわりに三歳未満までということで狭められるといったような経過をたどってきております。 我が党はこうした改悪に反対してきたわけですけれども、そういったこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 IDAについて伺いたいと思います。 もともとこのIDAというのは、途上国の貧困の打破とか経済的な自立を目的とするということで設立されたわけです。そのIDAが増資するということだからいいんじゃないかというふうにも言われがちなんですけれども、しかし運営の実態からしますと、いろいろ問題があるというふうに考えております。 そこで、IDAは、その設立の目的からいって融資対象国とか融資目的、そういったものがIMFや世銀、私が世銀と言う場合、IDAと区別するためにIBRDのことを世銀と言わせていただきますが、IMFや世銀と違っておると思うんです。しかし、その運……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、土地再評価法の一部改正案に対して反対の討論を行います。 本法案は、大企業が事業用土地の再評価益の一部を自社株消却の原資として活用できるようにするために、会計上の特例措置を講じるものです。 今回の改正は株価対策、決算対策のために企業会計の原則をゆがめるものであり、多くの問題をはらんでいます。昨年制定された再評価法では、再評価益は負債項目に組み入れられ、専ら金融機関の自己資本拡充を図ることが目的とされました。ところが、今回の改正では、再評価益は資本項目に組み入れ、それを自社株取得の原資として用いるということであり、再評価の目的も会計処理も全く異なってい……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 ノンバンク社債発行法案に関して伺います。 まず、ノンバンクは伺いますと三万数千社全国にあるそうですけれども、そのうち今度の法案の対象になるのは百社程度ということですね。これは政令指定事項になるわけですけれども、そういったことを想定しているということなんですね。 先ほどの日出委員の質問の中にもあったわけですけれども、上場大手四社だけ見てみましても今期は最高益を更新するといったような大変な収益を上げておるということです。少なくとも資金が不足しておるといったような状況にはないんではないかという日出委員の御指摘もありました。私もそういうふうに考え……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 午前中、広中委員のホッチキス統合という言葉が出てきてなかなかおもしろいなと思ったんですけれども、単にホッチキスでくっつけるだけならいいんですが、今度の統合に際してどさくさ紛れにといいますか、幾つかの余計なものがくっついてきている、私はその辺をちょっと問題にしたいと思います。 輸銀とOECFの統合によって新たに追加された業務があるわけですが、まず基金の方について伺いたいと思います。 第二十六条で、海外経済協力業務実施方針というものが決められるということになっております。これは、従来、海外経済協力基金については基金法で産業の開発または経済の安定に寄与……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 一九六七年に国民金融公庫から環衛公庫が分離して、それ以来三十年になるわけですけれども、分離の際の新聞報道等を見てみますと、先ほど浜田委員が言われたように、評判の悪い環衛族が動いてこれをやったんだということが書いてあります。当時の新聞、ちょっと見出しだけを見ても大変なものです。ともかく、国民金融公庫で十分目的が達成できるじゃないかとか、国費のむだ遣いだとか、天下り役員のために新設されたものとか、さんざんな評価が下されております。そういう点で、私はこれらの批判はいずれも当たっていたというふうに思うんです。 三十年たった現在これが正されるという意……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 この政策投資銀行法案の重要な問題の一つは、今もちょっと話に出ました北東公庫の損失を開銀の準備金で穴埋めするというスキームにあると私は考えます。衆議院の論議におきましてもこのことがいろいろと言われておりました。開銀と北東公庫を廃止して政策投資銀行を設立する、そこにすべての債権債務を引き継ぐ、こういった点では、政府が破綻した開発プロジェクト、すなわち苫小牧東部開発とかむつ小川原開発、こういったことをずるずると続けて北東公庫が追い貸しをして、ついに不良債権を抱え込むと。こういったことの反省と総括をあいまいにしたまま開発事業を続けたのではまたまた同じ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も開発庁長官を中心に伺うわけですが、その前に、その前提となりますことについて一つ確認しておきたいんです。 一昨日、宮澤大蔵大臣に今度の北東公庫の投資について伺ったときに、いわゆる代物弁済という形でやったために結果的に北東公庫が新会社に対して五四%の出資という形になった、これは代物弁済ということでやったにしろ正常じゃないんだと。将来これについてはきちんと民間に株を譲っていくというふうな形で処理していくんだというふうなお答えがありました。私は当然のお答えだと思ったわけです。 ただ、これは将来、新会社の経営がうまくいったということが前提になっ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、先月二十七日の速水日銀総裁の講演をペーパーに起こしたものを読ませていただきました。そこでは総裁は景気に関して、「景気が自律的な回復軌道に乗る展望が拓けるのかどうかは、現時点では、なおはっきりしていません。」とおっしゃって、そして「景気の先行きに対するマイナスの要因としては、第一に、公共投資による景気の下支え効果がいずれ減衰してくること、第二に、企業がリストラ努力を重ねていく過程で経済に縮小方向への調整圧力がかかることです。」というふうに説明しておられます。 今、小渕内閣がやろうとしていることを見ますと、来年度予算はまたもや公共事業、こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 産業活力再生法案は、提案理由説明によりますと、我が国経済の自律的回復のために供給面の体質強化が不可欠だ、そういう立場から企業のリストラを税制、金融面で支援する、こういうものになっております。 まず、大蔵大臣に伺いたいんですが、失業率が四・九%、過去最悪、戦後最悪という状況が続いているんですけれども、この最大の要因は、経営を続けていけなくなって首切りをしたということによる失業の増加よりも、もうかっている企業、そういう大企業、黒字企業のリストラによる要因が非常に大きいという状況になっております。その中で、人減らしをすればするほど企業の格付が上がって株価……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 日債銀問題について質問いたします。 これまでの衆参両院の論議を通じまして、日債銀問題については、大蔵省と二人の前元大蔵大臣の対応、それに対して国民の大きな疑惑が起きております。昨日の参考人質疑などでは、各紙が一斉にそのことを取り上げております。 そこで、私はまず、これまで日債銀については債務超過ではないんだということをこの二年間言われ続けてきたわけですけれども、昨年十一月、突如として債務超過、特別公的管理ということに移りました。小渕総理大臣は、昨年の十二月十三日に監督庁の検査結果を踏まえて日債銀に対する特別公的管理を決定されました。日債銀……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。私は、政府の新しい対策の目的の一つとなっております経済の自律的回復について質問したいと思います。
政府はこれまでも、経済の自律的回復のためには、景気牽引の二大主役であります個人消費と設備投資、なかんずく中小企業の設備投資の回復が不可欠だというふうに説明されてこられました。
そこで、小渕総理に伺いますが、日本経済は今なおこの二大主役が主役としてその役割を果たすことができないでいる、そういった状態にあるんだということだと思いますが、そのことに関しての総理の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 個人消費も設備投資も非常に厳しい状態にあるというこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も商工ローン問題に絞って伺いたいと思います。 実は私は四月十三日の当委員会におきまして、日栄、商工ファンド問題を取り上げて、事実の調査と厳正な処分を求めました。そのときの乾監督部長の答弁はこうでした。「今お名前を挙げられました業者を含めまして、問題を起こしている業者につきまして当庁として直接呼んで事情聴取をしているところでございますし、また警察当局と情報交換、必要な連携をとりながら対処しているところでございます。そうしたことを通じまして、貸金業法違反の事実が確認されました場合には行政処分を含めまして厳正に対処することとしていきたい」と明確……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 発議者の方々に伺いたいと思います。 先ほどの御答弁の中にもありましたが、恐らくほかの同僚議員の方々のところにも山ほどファクスが来ていると思うんです。被害者の方々あるいは早くからこの商工ローン問題、この社会問題に取り組んできた弁護士の方々、こういった方々から多くのファクスが届けられております。それは一様に、今度の問題でこの法案に関してどうしても取り組んでくれという内容は、一つは高金利の問題、出資法の制限金利を利息制限のところまで下げてくれというのが第一、それから過剰貸し付けの問題、そして根保証の悪用の問題といったところが重要な内容になっておる……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 大西参考人、和田参考人、御苦労さまでございます。 時間が短いので、まず最初に和田参考人に伺いたいんですが、先ほどの冒頭のお話の中で、この中小企業基本法をじっくり審議してくれという御要望がございました。中小企業基本法が制定された直後の国会で、衆議院議員として特に中小企業問題に専門的に携わられた和田参考人のお言葉として、御要望として非常に重く受けとめたいんです。 特に、衆議院では、今国会二日半、合計十七時間ちょっとという審議時間。これをごらんになって恐らく和田参考人は心配なさって、これで果たして大丈夫なのかというお気持ちを持たれたことだと思う……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
基本法の質疑に入る前に、今非常に問題になっております貸し渋りの問題、そのことに関して、銀行の融資問題について一言お聞きしたいと思います。
いわゆる大銀行の貸し渋り、そのことによって商工ローン問題等、大変な社会問題にまでなってきているわけなんですけれども、そういった商工ローンに融資をしておる銀行ということがまた問題になっております。
そこで、九月決算が今発表されましたけれども、この九月決算の公的資金注入銀行の中小企業向け融資の数字はどうなっているか、再生委員会に伺います。
【次の発言】 私がお配りした資料はもう見ていただいたようですね。数字……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、きょうは保険業法改正案について伺いたいと思いますが、その前に第一火災のことについて緊急に対応すべき問題がありますので、一点だけ伺っておきたいと思います。 五月一日に第一火災海上が破綻して金融監督庁は業務の一部停止命令を出されました。二〇〇〇年三月期決算で四百八十八億円の債務超過だと報じられておりますけれども、第一火災は一方では飛ばしの疑惑も生まれておる。それから粉飾決算の疑いも浮上しているし、債務超過の金額もさらに膨らむだろうという指摘もなされております。金融監督庁は、第一火災の経営責任を明確にするために保険管理人を選任されたわけなん……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 今回の預金保険法改正によって、九八年以降数次にわたって資金増強等の公的資金注入をやられてきた、そしてまた一時国有化を含めた破綻金融機関の処理のための公的な措置をとられてきたわけですが、これが今度恒久的な措置になっていく。公的資金注入も破綻処理もそうなるわけですね。そこで、そうなりますと、今後もこの数年間経験してきたような資本注入あるいは債務超過の穴埋め、こういったことがまた国民負担でなされる、それが国民に強いられるということになるわけですね、そういう事態が起これば。 そこで、政府は、資本注入についてはこれは将来必ず返ってくるんだから国民の負……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 先ほど来、景気論議がなされておるんですが、私はどうしても大蔵大臣のおっしゃることは納得がいかないといいますか、成長軌道に乗ったという判断をされたわけですけれども、その論拠となさるところは設備投資、これが四・六%増と三期ぶりにプラスになったということなんですね。しかし、GDPは二期連続でマイナスになったわけですし、そして先ほど来お話にあった個人消費、GDPの六割を占める個人消費について見ますと一・六%のマイナスということで、これは二期連続のマイナスなんです。結局、GDPの一五%を占める設備投資で少し上向きが見えたというだけのことで、何でこれが成……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
きょうは主に再生委員長に伺いたいと思います。
長銀、日債銀の処理ではロスの穴埋めのために大体六兆八千億ぐらいの負担が国民に負わされるということなわけなんですが、最初に伺いたいのは、この巨額な資金が一体どう使われたかということであります。
過去の放漫経営や行政の失政のツケを国民に負わすわけですから、国会に対して当然詳細な情報を開示すべきだと思いますが、そのことに関してまず再生委員長のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 今の時点ではそうなんですが、将来、長銀についても、どの債務者にどういう形の穴埋めがなされたのかということまで開示され……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
法案の審議に入ります前に、緊急の対応を必要とされている問題について伺いたいと思います。
一昨日、関東財務局は南証券を告発されたわけですが、この事件の概要並びに金融監督庁はどういう対応をしてこられたのか、簡潔にお話しください。
【次の発言】 言うことを全然聞かなかった会社なんですけれども、この社長が、平田浩一という人物ですが、これは今までも問題のある金融商品を販売しておったということですね。この社長が顧客の有価証券三十億円、これを含む四十一億円を持ち逃げした、今も行方不明となっておるわけですね。
この問題になったミナミ・ハイイールド・ボンド……
○池田幹幸君 日本共産党を代表して、平成十二年度における公債の発行の特例に関する法律案に反対する討論を行います。 本法案は、第一に、二〇〇〇年度予算の歳入不足対策として、当初予算では史上最大となる二十三兆円超の巨額の赤字国債を発行するためのものであります。これにより、公債発行総額は三十六兆二千億円、公債依存度は三八・四%、国債費比率が二五・八%、国及び地方の長期債務残高は対GDP比で一二九・三%、六百四十五兆円になり、最悪の財政指標を更新しています。これは赤字国債発行を禁止した財政法をじゅうりんするだけでなく、我が国の財政を一層危機的な状態に陥れるものであります。 第二に、政府は、危機的な……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 租税特別措置法改正案について質問いたします。 今回の改正による増収見込み額の最も大きいものを見ますと、年少扶養控除の廃止による二千三十億円ということになっております。これは児童手当の支給対象年齢を六歳未満まで引き上げるための財源措置としてとられたものであります。しかし、年少扶養控除は昨年子育て支援の恒久的減税として実施されたばかりでありまして、予算委員会におきましては、これは朝令暮改じゃないかという論議がなされております。 これまでの論議で、この施策によって六歳以上十六歳未満の扶養親族のある人及び児童手当支給の所得制限を超える人は増税にな……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等改正案に対する反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、関税法に課された役割の一部放棄につながる簡易申告制度を導入することであります。 簡易申告制度の導入は、財界、多国籍企業の要望に沿ったもので、輸入品に対する検査体制を一層骨抜きにし、不公正な輸出入取引の防止、水際での麻薬、けん銃等の社会悪物品の流入阻止、関税などの適正な徴収を確保するという税関に課せられた使命遂行を妨げ、貿易の公正で安全な発展を阻害するおそれの大きいものであります。 反対の理由の第二は、粗糖等関税の撤廃、加工再輸入減税制度の対象に皮革製品を加えることなど、地域経済……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 最初に、証券取引法に関して伺いたいと思います。 午前中の審議の中で盛んに言われたことなんですけれども、公共性を旨とする形で会員制ということをとってきた、しかし今情勢の発展の中でそれに対応できなくなってきたので株式会社化するんだ、こういう説明がありました。 要するに、公的機関として信頼できる価格形成機能、こういったものを目指して今まで取引所というものが機能してきたわけなんですが、株式会社化すれば必ず公共性が阻害されるおそれがある、つまり株式会社の利益追求型と公的使命との間では相反関係があるということはもう十分認めた上でのことだと思うんです。……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、前回、二十日に引き続きまして、金融商品販売法案について質問したいと思います。 前回の質問で私は誠実公正義務をどうして本法案に書き込まなかったのかということを尋ねたわけですが、その際、宮澤大蔵大臣は、「私どもとしては基本法の方にそれは定めてあって、その具体的な方法についてこの法律案は規定をしておる」というふうに答弁されました。そこで、私は基本法というのは今審議中の消費者契約法のことですかと伺ったんですが、そうだというお答えでした。 私は、まことに申しわけない、不勉強で、消費者契約法を詳しく読んでいなかったものですから、そうかなと思いま……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、金融商品の販売等に関する法律案に対する修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 バブル期以降の金融商品をめぐる消費者被害の続発と金融ビッグバンの進行は金融分野での消費者保護法制度の整備を強く求めています。バブル期には融資一体型変額保険などのリスクの高い商品が十分な説明もないままに広く販売され、消費者被害を引き起こしました。その十分な救済もないままに、金融ビッグバンのもとで複雑な新しい金融商品が続々と登場しています。 金融商品の販売の中で、消費者は商……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 資金運用部資金法改正案についての質疑に入る前に、どうしても二点ほど質問しなければならない事態が起こりました。 一つは、午前中もありましたが、昨日の東京高裁で中村被告が当時の宮澤首相から三百万円受け取ったと供述した問題についてであります。午前中の質疑で、宮澤大蔵大臣は、そういう記憶はございません、私の名誉の問題と申して申せないことはありませんけれども、自分の記憶にないことであるし、片っ方は公判廷で述べておられることですから、公判中のことでもあると言って返事をしていると御答弁されました。 事は、この問題は、公正取引委員会に対する、特に独禁法の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私も、今論議されました情報公開、ディスクロージャーと国会の関与といった問題について、そういった問題意識のもとに伺いたいというふうに思います。 前回の質疑で何度か取り上げられましたゼロベースからの見直しという問題についてなんですが、これについていま少し伺いたいと思います。 ゼロベースからの見直しといいますと、これは何も財投機関債の発行が可能かどうかとか、あるいは発行不可能な機関に対してそれを実施するというものではなくて、すべての財投機関に対して不断にやられなければならない問題だと思います。 今回の改革案で政策コスト分析というものが盛り込ま……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、提案者の石井さんにおいでいただいておりますので、伺いたいと思います。 提案者は、本法案を提出した理由につきまして、衆議院におきまして、日賦貸金業者が出資法で定められている貸付対象業者以外の者に貸し付けを行う事例が多発しているということ、それから取り立てをめぐるトラブルも発生しているなど社会問題化していること、その背景には特例金利一〇九・五%という高金利があること、こういったことを挙げておられます。そういったことから資金需要者の利益を保護する必要があるんだ、それで提案したんだということなんですが、我が党、日本共産党も、最大の原因がこの特……
○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸でございます。
最初に、新潟県警の一連の不祥事をめぐる問題について質問します。
国家公安委員長は二日の本委員会で、二月二十五日の国家公安委員会で不祥事について論議があったと答弁されました。これは事実ではなかったわけですが、なぜこのような答弁をなさったんでしょうか。
【次の発言】 勘違いをなさったということなんですけれども、とても納得いかないんです。
といいますのは、同じような論議を何日間にもわたってやっておったということで、この論議はいつのだと言われて勘違いするということはあると思うんです。しかし、今度の場合、処分をすべきかどうかとい……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、景気対策と財政再建、この二つの重要な課題にどう対応していくのか、その際、消費税の問題ですけれども、政府税調や自民党税調の中から消費税の増税の声が聞こえてまいりますが、景気対策上も財政再建の立場からも、この消費税の増税という立場は正しくないと考えております。そういった立場から大蔵大臣に幾つか質問をさせていただきたいというふうに思います。 今度の森総理の七月二十八日の所信表明演説では、総理は、景気は「明るい兆しが見え始めてきました。」けれども、「雇用や個人消費はなお厳しい状況を脱しておりません。今般、公共事業等予備費の使用を決定したところ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 まず、午前中も論議されておりましたリキッドオーディオジャパン事件とか、超高額株価の乱高下の問題と上場取引のあり方等についていろいろと論議がなされました。 そこで、これは一つどうしても見ておきたい問題なんですけれども、こういったことが起こっておりまして、十月二十六日に証券広報センターがアンケート調査をしたところによりますと、証券会社は信頼できないという回答が二九・六%、三割を占めているんですね。信用できるというのが九・二%、三倍が信用できないということを言っておる。 そういう信用されていない証券会社が会員として集まった取引所、それが信頼され……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 私は、午前中論議がありました株式譲渡益課税の問題について伺いたいと思います。 十月十九日に経済対策閣僚会議は、日本新生のための新発展政策、これを決議されました。その中で税制について六行あるんですが、そのうちの半分を使って株式譲渡益課税について述べているんです。 ここでは、「株式譲渡益課税について、これまでの経緯を踏まえ、株式市場の役割や株式市場への影響、一般投資家の参加、公平な課税等の見地から、検討し、年度改正の中で早急に結論を得る。」と、こう書いてあります。 大蔵大臣に伺いたいんですが、午前中の論議を伺っておりますと、この意味するとこ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 最初にちょっと申し上げなければならなくなったんですが、先ほどの櫻井委員と大蔵大臣の論議の中で、森内閣不信任案をめぐっての問題で大蔵大臣は、加藤さんに同調できなかったのは、共産党と一緒になって内閣を倒そうということだからだという答弁がありました。 ちょっとこの点について一言申し上げたいのですが、事の経緯はもう御承知のとおり、野党四党一致して森内閣不信任案を出そうということになっておった。それに対して、加藤さんがそれに賛成するということを表明なさったんですね。 我々は、当然、自民党であれ何であれ不信任案に賛成していただくということは大いに歓迎なんです……
○池田幹幸君 おはようございます。日本共産党の池田幹幸でございます。 政治家が口ききをしてわいろを受け取るということは、これはもう倫理にもとることだと、これに異論を唱える方はないだろうと思うんです。 今回、与党が提出したあっせん利得処罰法案も、提案理由説明で、「公職にある者の政治活動の廉潔性・清廉潔白性を保持し、これによって国民の信頼を得ることを目的」とすると述べています。つまり、口きき政治を放置していたのではこの目的が達成できないということだと思うんですね。それならば、制定される法律は口きき政治を追放する上で実効性のあるものにしなければならないと思います。 そこで、まず処罰の対象から私……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私も、不良債権、オフバランス化の問題について、そのめどについて伺おうと思っておったんですが、先ほど来の議論の中でもう答弁が出ておりますので、この点についてはカットしたいと思っております。 ただ、このことについては、柳澤金融担当大臣は九月末が一つの節目だとか、あるいは金融庁長官ができるだけ早くというふうな発言をしておったんですが、それは今伺うと、いろいろ検討途上ということではっきりしないという状況になっておるということのようです。 いずれにしましても、この問題、いわゆるがん細胞じゃないんですから、徹底的に早く切り捨てりゃいいというものじゃないし、そ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 けさほどから株の問題、いろいろ集中しておりますが、きょうは集中審議ということで、私も角度を変えて株式市場の問題について質問したいと思います。 昨年来、私、株式市場の活性化の問題、ちょうど昨年証取法改正がありまして、そのときに取引所の株式会社化という問題が起こりました。そのころから論議させていただいておるんですが、大阪証券取引所をめぐる問題を中心に伺いたいというふうに思います。 そのときにも紹介したんですけれども、去年の秋ですね、紹介したんですが、証券広報センターが調査を行っています。これを見ますと、株式投資の経験のない世帯のうちの八割弱、七六%の……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 私も財政再建の問題について伺いたいと思うんですが、先ほど林委員の質問の中でマクロモデルとシミュレーションの話がありました。幾つかのマクロモデルがつくられるだろう、私もそうなるんだろうと思うんです。 ただ、二月二十日の衆議院における論議をちょっと見させていただいたんですけれども、そこで宮澤大臣が、「シミュレーションをやってまいりますと、恐らく、給付は下げなければならない、負担は上げなければならないということにどうも私はならざるを得ないと思います。」という答弁をしておられるんです。やる前から必ず給付は下げなけりゃいかぬ、負担はふやさないかぬという、何で……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 最初に、株式買い上げ機構、今論議されました不良債権の処理と並んで政府・与党の緊急経済対策の目玉になっております民間ファンドによる株式買い上げ機構のことについて伺いたいと思うんです。 ただ、これは民間ファンドによるというふうに発表されたんですけれども、その後、公的資金が注入されるのかどうかとかいろいろありました。私、公的資金の話が出たら、もうこれは明らかにPKOじゃないかというふうに感じたんですけれども、いや、株価対策じゃないんだというふうな話もあり、そしてまた、これは金融システムの不安解消のためだとかいろいろ言われております。 まず最初に、一体こ……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 今回の関税定率法の一部改正につきましては、合理的なものも含まれてはいるんですけれども、農産物の事実上の完全輸入自由化といいますか、そういったことを前提でしたものが幾つか含まれているという点で非常に重大だと思っております。私も、冒頭、峰崎委員が取り上げたセーフガードについて一言伺っておきたいと思うんです。 先ほどの論議を伺っていますと、財務大臣のところにはまだ、農林水産大臣からの協議の申し入れといいますか、暫定措置発動についての話がまだ行っていないように伺ったんですけれども、記者会見では農林水産大臣は、一昨日、既に農林水産省としてはこの三品目について……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 きょうは、三月十九日に決定されました「金融市場調節方式の変更と一段の金融緩和措置について」ということについて伺いたいと思うんです。 まず、この金融緩和措置の目的なんですが、何を目的にしてなされたものなのかという基本的な問題について伺いたいんです。といいますのも、この発表文を読みますと、これまでたび重なる景気支援の財政出動が見られたし、歴史的に例のない低金利政策がずっと続けられてきた、ところが景気は回復しなかった、だから一層金融緩和措置をとるんだということなんですが、今の経済情勢のもとで、この金融緩和措置によって景気回復がなされるとするならば……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、税理士法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対する理由は、本法案が、これまでも重大な問題を持っていた書類添付制度をさらに拡充し、税理士制度を根幹からゆがめるものだからであります。 そもそもこの書類添付制度には、税理士に頼んで書類を添付した納税者と、経済的理由などで税理士に頼めなかった納税者の間に税務行政上の差別を生むという重大な問題があります。 さらに、本法案によって、この書面添付制度が拡充され、本来、税務署がやるべき仕事を税理士に肩がわりさせる税理士の下請化、税理士制度の補助機関化が一層進められることになります。当委員会の質疑……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸です。 小泉総理は、自民党を変える、日本を変えると公約しておられます。自民党を変えるということは、とりもなおさず自民党政治を変えるということでしょうし、少なくとも国民はそういうふうに受け取っておるわけですね。そういうところで国民は、自民党が変わるのならこれ以上悪くはならないだろうということで、変わるというだけで大いに八〇%の支持率を小泉さんに与えたんじゃないかと私は考えておるわけなんです。 それで、塩川財務大臣がこの間のあいさつで、「構造改革なくして景気回復なしとの考えのもと、経済、財政の構造改革を断行してまいります。」とおっしゃいました。そうしますと、変……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。 法案関連と、それから財政再建にかかわる消費税の問題、この二点についてきょうは質問したいと思います。 まず、今御到着なさったばかりなんですが、竹中大臣に伺いたいと思います。 財政は、宮澤前財務大臣が言っておられましたように、まさに破局的状態にある。景気も、月例経済報告では悪化しているという表現をしたように、非常に深刻な状況にあります。 小泉内閣は、構造改革なくして景気回復なしと言っておられて、このほど骨太方針というものを出されました。この骨太方針、今、浜田委員が論議なさったやつなんですけれども、そうしますと、この四法案は緊急経済対策関連法……
○池田幹幸君 私は、日本共産党を代表して、特定融資枠契約法一部改正案に反対する討論を行います。 反対する第一の理由は、大企業に限られていたコミットメントライン契約の対象が中堅企業に拡大されることにより、相対的に優位な立場を利用した金融機関によって、不当な融資契約を強要される企業が生まれるおそれがあるからです。 コミットメントライン契約は、通常の貸出金利に手数料を上乗せし、融資からも手数料収入を得ようというものであり、その対象範囲の拡大は、収益至上主義の経営姿勢を強めている銀行の要求でもあります。貸し渋りや貸しはがしの実態に見られるように、銀行と対等に交渉し得る一部の優良企業を除けば、事実上……
○池田幹幸君 日本共産党の池田幹幸でございます。
最初に、日米首脳会談での対米約束について一点だけ確認しておきたいと思います。
けさの報道によりますと、不良債権処理や財政再建などの構造改革について、森首相が半年ぐらいで結論を出したいと明言したと、これは朝日の報道でございますけれども、ございます。これについてなんですが、これが事実かどうかということと、財務大臣並びに金融担当大臣に伺いたいんですが、それぞれこれについては了解した上での森総理の発言だったのか、そのことについてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 半年ぐらいで結論を出したいと、そういったふうに発言なさったんですか。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。