このページでは小泉親司参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、北朝鮮のミサイル発射問題について質問をいたします。 今回の北朝鮮によるミサイル発射は、民間の航空機や漁船など多数が往来する太平洋の公海上に、何らの通告もなく撃ち込まれた危険で乱暴きわまりないものであります。また、ミサイルの着弾点から見て、日本領土上空を通過した可能性が伝えられていますが、そうだとすれば、我が国の主権と安全を脅かす行為であります。 日本共産党は、北朝鮮に対し、厳しく抗議をするものであります。同時に、北朝鮮に対し、事実関係の全容を明らかにすること、二度とこうした行為を繰り返さないことを強く求めるものであります。 そこで、今回の問題の事……
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、額賀福志郎防衛庁長官問責決議案に、賛成の討論を行うものであります。 今回の防衛庁背任事件は、兵器の調達に当たって、防衛庁と日本電気・NECとその関連企業が共謀して、国民の税金である四兆八千億円にも上る軍事予算を食い物にした重大な事件であります。しかも、防衛庁が組織ぐるみで証拠を隠滅するという恥ずべき行為を行った前代未聞の事件であり、二重三重に国民に対する背信行為として、断じて容認できないものであります。 既に明らかなように、今回の事件は、防衛庁と東洋通信機の不正な水増し事件からニコー電子の背任事件に拡大し、親会社であるNEC自身も、五年間で百億円以……
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、日米ガイドライン関連法案について質問いたします。 ガイドライン関連法案が、戦争か平和かという日本の二十一世紀の命運にかかわる重要な法案であることは、法案に対する立場を超えて、だれもが認めることでしょう。ところが、政府が法案の根本的な問題について筋道の立った説明を行わないまま、事もあろうに首相の訪米の手土産などとして衆議院で採決が強行されました。私は怒りを持ってこれに抗議するものであります。まず、このことを指摘して、以下質問いたします。 質問の第一は、アメリカの軍事行動への自衛隊の軍事支援が、戦争を放棄し、国際紛争を解決する手段としての武力の行使と威……
○小泉親司君 日本共産党を代表して、日米地位協定に関する特別協定について質問いたします。 今回の特別協定は、本来アメリカ政府が負担すべき米軍基地の維持経費を日本政府が肩がわりするために特例措置を設けるものであります。 日本政府はこれまで、米軍への思いやりと称して、アメリカ政府言いなりにこの負担に従ってきました。その際、政府は、米国が膨大な財政赤字を抱え、国防費、在日米軍駐留経費が逼迫していることを最大の根拠として、この特別協定を締結すると説明してきました。しかし、今日、アメリカは財政黒字を記録し、逆に日本は六百四十五兆円という膨大な財政赤字を累積するに至ったのであります。事態は全く逆転し、……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 私は沖縄の嘉手納基地のPCB環境汚染問題について質問をいたします。 この問題は、もう御承知のとおり、一九六〇年から七〇年代にかけて沖縄の嘉手納米軍基地に有害物質でありますPCBを含んだ変圧器のオイルが基地内に投棄されてありまして、これが近くの海に流れ込んだというような事実が明らかになつて、沖縄の県民の方々に大変大きな不安を与えております。 この問題というのは、単なる沖縄の方々の不安にとどまらないで、これからの将来の沖縄の開発や発展、それから県民の方々の命や健康を守るという点で大変重要な問題で、こういった土壌汚染や海洋汚染、大気や水質の汚染が繰……
○小泉親司君 私ども日本共産党は、今度の北朝鮮のミサイル発射問題については厳しく抗議をしているところでありますけれども、上空通過の事実関係という点について幾つか質問をさせていただきます。
先ほどもお話がありましたけれども、本会議できよう質問をさせていただきましたが、例えば、防衛庁長官は米軍の情報に独自の情報を加味して総合的に判断したと言っておられるわけですが、今お話を聞いている範囲で主に米軍の側の情報を相当たくさん入手されておられるやに聞こえますが、その独自の情報というのはどういう意味なんでしょうか。
【次の発言】 独自の情報の中にはイージス艦の情報というのも入っているんですか。
○小泉親司君 まず初めに、砂漠化防止条約について質問いたします。 初めに二つの問題についてお聞きしますが、一つは、環境庁からいただいた砂漠化対策ハンドブックというものによりますと、砂漠化の進行によって引き起こされる重大な問題として、食糧問題、難民問題、貧困の問題が挙げられております。そのハンドブックでは、「そのうち最も直接的なものが、土地の劣化による牧草地や農地など食糧生産の基盤へのダメージである。」ということを指摘しております。 御承知のとおり、二十一世紀に向かって大変食糧不足が指摘され、ワールドウォッチ研究所などでは、二〇三〇年には一人当たりの穀物生産量が年間二百四十八キロに減るという……
○小泉親司君 防衛庁の背任事件について質問をいたします。 先ほど法務省からも御説明がありましたように、今回の事件は、四兆八千億円という膨大な防衛予算を持つ防衛庁の調達実施本部の元本部長と元副本部長が、東洋通信機の代金水増し請求返還を不正に減額して国に約十七億円の損害を与えたということでの背任容疑で逮捕されるという、前代未聞の重大な事件であるというふうに思います。私は国会の場でこの真相を徹底的に究明することが必要であると思いますが、私自身は、今回の事件は単に上野憲一容疑者や諸冨容疑者の個人的な事件にとどまらないで、防衛庁が防衛庁ぐるみでこの問題について対処してきたという大変重大な事件でもあると……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 防衛庁の背任事件について質問いたします。 今回の事件は、御承知のとおり、装備品の調達に当たって水増しの請求があった、それについていわゆる返納額を決めたわけですが、この返納額が圧縮されていたという背任事件であったわけですが、それが発展をして、防衛庁のいわゆる証拠書類を大量焼却する、大量に隠ぺいするというような事件に発展した大変重大な事件であって、国民に対する背信行為だというふうに私は思います。 その点で、今回のこういうふうな証拠隠滅といいますか証拠隠ぺいといいますか、この種の問題というのは、厚生省でも例えばエイズ問題などでありました。しかし、焼……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。前回の委員会に引き続きまして、防衛庁背任事件に絞って質問をさせていただきます。 まず、防衛庁長官にお聞きします。まず藤島官房長の問題でありますが、今回の委員会でも処分の理由は一体どういうものなのか、こういう質問がありました。 そこで私はお聞きしたいんですが、今回の事件は幾つかの段階があると思います。一つの段階は、いわゆる水増し請求問題があったということ。続いて、水増し請求に対しての返納額を圧縮したという問題があること。三つ目は、その圧縮は正当であったといういわゆる上申書などを提出して、防衛庁が組織ぐるみで地検に対して行動をとったということ。四つ目……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 先ほど、同僚委員からも繰り返しお話がありましたように、この証拠隠滅問題については、私の前回の質問でも会期内とおっしゃっていたものでありますので、十四日に出すということですから、その点はきちんと出していただきたい。特に私も繰り返しお話をいたしましたが、先ほども同僚委員からもお話がありましたけれども、国会で捜査中ということを理由にして答弁をしないで、その後の記者会見で次々と証拠隠滅問題の報告をするというのは、やはり国会軽視であって、その点ではきちんと報告を出していただきたいし、今までの答弁をまとめて出すというようなことでないように、調査したものをしっ……
○小泉親司君 防衛庁背任事件のいわゆる証拠隠滅に係る中間報告について質問いたします。 今回の中間報告は、午前中に同僚議員からもお話がありましたように、決して防衛庁が自主的に自浄作用を発揮して出されたものではなくて、当委員会の理事懇等での各党の強い要求によって出されたものであります。私は、この中間報告の具体的内容について質問をしていきたいというふうに思います。 まずお伺いしたいのは、中間報告の具体的内容に入る前にお聞きしたいのは、今回の証拠隠滅に係る中間報告というのは、いわゆる今度の事件の全容からするとほんの一部の問題であります。今回の事件というのは、御承知のとおり、防衛庁と日本電気、NEC……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 私は、防衛庁の背任事件に絞って質問をさせていただきます。 今回の事件は、御承知のとおり、外部の情報で軍事企業による装備品の水増し請求が発覚した、防衛庁が過去五年間を調査して国への返納額を確定したが、この返納額が防衛庁とNEC、東洋通信機によって約二十一億円も圧縮されていた、つまり私は防衛庁と有数の軍需産業NECが共謀して国民の税金である防衛予算を食い物にしていたという前代未聞の重大な事件であるというふうに思います。 しかも、さらに重大なことは、防衛庁が価格算定などの資料を焼却してしまった、つまり証拠隠滅が明らかになったという点であります。既に……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 野呂田新長官に三点について御質問をいたします。 まず第一は、新たな証拠隠しの問題であります。先ほどからこの問題が取り上げられておりますが、新長官は、十二月三日、当委員会でこういうふうに言われております。みずから「国民の信頼回復を果たすべく、徹底的に調査を実施し、国民的な視点に立ってその結果を取りまとめた」ものと、こう言っておられます。長官はその後、これは額賀前長官が調査をしたことであるとか、それから調本や内局だけを調査したものであるとか、いろいろと理由を言っておられますけれども、当委員会で徹底的にと言っておられたのに、そういうことになりますと、……
○小泉親司君 先ほど議論のありました沖縄振興対策調整費について幾つかお尋ねをいたします。 まず、そもそも沖縄の振興対策というのは、沖縄復帰の際に当時の山中総理府総務長官が、多年にわたる忍耐と苦難の中で生きてこられた沖縄県民の方々の心情に深く思いをいたして、県民への償いの心を持って事に当たることが重要だという基本的な立場から進められているものだと思います。 御承知のとおり、沖縄振興対策調整費が一九九六年、平成八年九月十日に閣議決定された際、橋本内閣総理大臣の談話では同じように、沖縄県民が耐えてこられた苦しみと負担の大きさを思うときに、私たちの努力が十分なものであったかについて謙虚に省みるとと……
○小泉親司君 領土問題について少しお尋ねをいたしたいと思います。 一九九三年の東京宣言では、領土問題について「歴史的・法的事実に立脚し、両国の間で合意の上作成された諸文書及び法と正義の原則を基礎として解決する」ということが合意されました。 それからこの一、二年、幾つかの動きがございまして、御承知のとおり、九七年のクラスノヤルスクの首脳会談では、東京宣言に基づいて二〇〇〇年までに平和条約を結ぶよう全力を挙げることが合意されたとされております。さらに、昨年四月の川奈会談では、日本側から領土問題についての幾つかの提案が行われたと伝えられております。昨年十一月の小渕・エリツィン首脳会談では、平和条……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。きょうは大変御苦労さまでございます。 私は三つの点について質問をさせていただきます。 初めに、久米大使と林大使にお尋ねしますが、先ほどから同僚委員が御質問していますけれども、欧州の安全保障問題、確かにおっしゃるとおりに、今度のEUの政治・安全保障での統合問題というのはやはりアメリカとの関係というのが一番大きいんじゃないかというふうに思うんです。 例えば、ことしのNATOの五十周年に向けまして戦略の見直しというようなことが行われておりまして、例えばアメリカは国連決議がなくてもNATOの域外派遣がやれるような体制をとりたいと言うし、フランスの方はそ……
○小泉親司君 米軍機による低空飛行訓練についてお尋ねいたします。 まず初めにお伺いしたいのは、青森県や秋田県にまたがる白神山地での米軍機による低空訓練の問題でございます。 環境庁の出先の事務所ですとか青森県と秋田県でつくります白神山地世界遺産地域連絡会議が、三月八日に、この地域で米軍機か何かの航空機による低空訓練が行われておって、イヌワシの生息などに大変大きな影響を与えているという点を危惧されて、国に対してこの訓練について見直しの申し入れがされております。 高村外務大臣は、この問題については参議院予算委員会でも取り上げられて、米軍機の可能性が高い、現在事実関係を照会中だというふうに答弁を……
○小泉親司君 在外公館の今回の改正案と関連する若干の問題について質問させていただきます。 まず、今回の改正案は、ドイツの大使館をボンからベルリンへ移転する内容が含まれておりますけれども、これはドイツの首都機能の移転に伴うものだというふうに説明されております。 国土庁がドイツにおける首都機能移転の状況という資料を出しておりますけれども、これを見ますと、ドイツでは首都のベルリンへの移転後もボンに政府機能の所在を保持するということにして、数字はいろいろありますが、八省庁をボンに残留させてまとまった政治領域の中核を形成するというふうに言っております。 また一方、在ドイツの邦人の滞在状況の数字を見……
○小泉親司君 日米ガイドラインについてお聞きします。 先ほどからも問題になっておりますように、日米ガイドラインとその関連法では周辺事態がどういう事態なのか、だれがどういうような手続でどういう形で認定するのか、こういう基本的な点が非常にあいまいだというふうに思います。そこで、時間がありませんので、周辺事態の主に認定問題について絞って質問をさせていただきます。 まず初めに、一昨日のテレビで池田自民党政調会長が、周辺事態として我が国が真剣に対処すべき問題かどうか、国会にゆだねることを検討する用意があるというふうに発言されておられますが、この点について外務大臣及び防衛庁長官はどういう見解を持ってお……
○小泉親司君 今回の問題について、幾つか質問させていただきます。 私は、海上保安庁が領海の不審船舶に対して必要な処置をとるということは当然あり得ることだというふうに考えております。しかし、自衛隊の海上警備行動、今回の措置が妥当なものであったかどうかという点については、事態の全容を明らかにして究明していく必要があるというふうに考えております。 そこで、幾つか質問しますが、まず、領海の警備は基本的には海上保安庁でやるということは明確なことでありますが、先ほどのお話ですと、二十一日から既に防衛庁は独自の情報を入手して不審船を探していたということでありますが、そういう種の情報は海上保安庁にはお話し……
○小泉親司君 初めに、アフリカ開発銀行設立協定の改定案について質問いたします。 今回の協定は、アフリカ以外の諸国の出資比率を引き上げることを通して、銀行の運営におけるアフリカ諸国以外の国の発言権を高めるものだということが一つの改定内容になっております。 アフリカ開発銀行はアフリカ諸国の金融機関の必要性から設置されたものでありますが、一番の問題というのは、今回の協定がアフリカ諸国の金融機関の充実という原則、つまりアフリカ諸国の利益を阻害しないかどうかという点であるというふうに思います。 今回の協定の三十五条(3)の改定の中で、いずれかの加盟国ですから、域外国が特に重要でありかつ自国の実質的……
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、マレーシアとの租税条約、カナダ及びスウェーデンとの租税条約改正議定書に対して反対の討論を行います。 我が国は、これまで租税に関する四十四の条約を締結してきましたが、これらの条約の大半は、基本的に、大企業が海外に進出し、より安価な労働力を確保して利潤を追求するため、税制面での優遇措置を定めたものであります。今回の条約等はこれらと同様のもので、こうした海外進出企業に対し、親子会社間の間接税額控除やみなし税額控除を含む控除の一括限度額方式などによる優遇措置をとる必要はありません。 また、国際課税のあり方について、税制調査会でさえ、税収構造自体にゆがみをも……
○小泉親司君 NATO軍によるユーゴの空爆問題について質問をいたします。 まず初めに、NATO軍によるユーゴの空爆は二カ月が経過いたしました。一体この空爆がいつまで続くのか、今のユーゴの問題の打開が図られるのか、こういう憂慮の声が世界各地で出されているというふうに思います。 私もガイドライン特別委員会で外務大臣に御質問いたしましたけれども、イタリアの下院でも、この事態の解決について国連にゆだねることを条件に空爆停止をNATOに働きかけるべきだという決議が出されております。アメリカでも、きょうの報道によりますと、下院でアメリカを中心とするNATO軍による空爆は戦争権限法に違反しているというよ……
○小泉親司君 日本共産党を代表して、ロシア及びバングラデシュとの投資保護協定に反対の討論を行います。 我が党は、我が国企業の海外での投資活動を全面的に否定するものではありません。しかし、今回の二つの協定には次の点で重大な問題があります。 その第一は、投資受け入れ国は自国の経済発展に資するよう投資を受け入れるにもかかわらず、いずれの協定も受け入れ国の規制の権利を全く認めず、投資保護の義務だけを負わされている点であります。内国民待遇を受けているから平等だと見られるかもしれませんが、もともと免税などの特権を受け高利潤を上げている外国投資にとって、それが有利に働くことは明らかであります。 第二は……
○小泉親司君 日本共産党を代表して、韓国との租税条約に対する反対討論を行います。 この法案に反対する理由は、これまでに四十四カ国と締結した租税条約と同様、以下の点にあります。 第一に、現地の安い労働力などを使って日本国内で活動する以上に大きな利益を上げる海外進出企業に対して、国内で保障する大企業優遇税制の範囲内での課税にとどめる必要はないと考えるからであります。 第二に、二重課税の排除の措置は、国内産業を空洞化させている日本企業の海外進出に対する税制面からの規制を実施できなくすることになるからであります。 第三に、配当に対する税率の上限の引き下げは税額控除の範囲を広げるものであって、大……
○小泉親司君 IAEAの追加議定書に関連をいたしまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。 今回の追加議定書は、IAEAの加盟国への査察に関して、その対象範囲を研究施設にまで拡大するなど、従前より厳しい措置を定めているわけです。そもそもこのNPT条約というのは、条約に関するIAEAの査察は、核保有国ではなくて非核保有国に義務づけた措置で、それを大変従前より厳しい措置を定めたということが今度の改正点、追加議定書の大変中心的な問題だと思います。 一方、NPT条約の第六条では、核兵器の保有国に対して核軍縮措置を義務づけているわけです。ところが、最近の報道を見ますと、今度の二〇〇〇年のNPT……
○小泉親司君 防衛二法案に関連いたしまして、空中給油機の導入問題について質問いたします。 最近の報道を見ますと、来年度の概算要求で空中給油機を導入したいというようなアドバルーンが、防衛庁が上げているのかどうかわかりませんが、上がっておる。この問題については防衛庁長官も、今国会の予算委員会でこの問題について御答弁をされておられまして、主に空中給油機の運用のあり方とか費用対効果とか、そういうものを検討して、今鋭意検討しておるんだとか、例えば空中待機態勢というんですか、いわゆるCAPという態勢のために空中給油機が大変有用であるとか、そういうような答弁をされておられます。 私は、この問題というのは……
○小泉親司君 今回の自衛隊法等の改正案は、昨年八月の防衛庁背任事件を発端にしたものであります。私は、その点でまず初めに、防衛庁背任事件にかかわる諸問題について質問をさせていただきたいと思います。 先ほども申し上げましたように、この事件は昨年八月に発覚してからもう既に一年が経過している。問題は、この事件は日本電気、いわゆるNECグループが組織的に防衛調達に当たって水増し請求を不正に行っていた、そういう事件なわけであります。ところが、東通の事件でもまだ決着が見られていない、しかもNEC本体の水増し請求の実態についてはまだ何ら解明がされていない。この前も当委員会で取り上げられましたけれども、防衛庁……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 中央省庁再編法案を中心に質問をさせていただきます。 今回の中央省庁再編は、「この国のかたち」の構築ということで、旧来の行政の官僚主導から政治主導への改革、それから機動性、減量化ということが理由とされております。私たちは、国民が求めている行政改革というのは、これまでの浪費型の公共事業を抜本的に見直して、行政をゆがめる政財官の癒着構造を根本的に改革して、主権者である国民に奉仕する行政を目指すことが何よりも大事だというふうに考えております。 この立場から幾つかの点について質問をしたいと思います。 まず初めに、今回の中央省庁再編で、政府は、国家……
○小泉親司君 私は二つの点で意見を表明させていただきたいと思います。 先ほどからも議論になっております基本法の問題については、援助のあり方、援助の目的、意義、そういうものをはっきりさせるということが大変大事だと思いますので、私どもぜひそういう形で推進をしたいというふうに思います。 まず一つは、先ほども同僚委員からお話がありましたけれども、援助のあり方の問題では、アメリカの戦略援助といいますか軍事援助のてこ入れといいますか、そういう問題というのはひとつもっと真剣に考えていく必要があるんじゃないかというふうに思います。ODA大綱の中でも人道援助ということを理念にすべきだということが強調されてお……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 日米ガイドライン関連法案について質問をいたします。 まず初めに、防衛庁長官の沖縄に関する問題の発言について、私はただしていきたいというふうに思います。 先ほど防衛庁長官は訂正すると言っておられましたけれども、この問題というのは大変重大な問題で、実は私の部屋にも沖縄からファクスが届きまして、こんな防衛庁長官の発言を許せるかという沖縄県民の声が上がっております。私は、これは軽々しい訂正で済む問題ではないというふうに思います。言葉足らずというのは一体どういう趣旨が言葉足らずなのか。 この発言を見ますと、防衛庁長官は島袋宗康議員の質問に答えて、確か……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 きょうはどうも大変御苦労さまでございます。幾つか質問をさせていただきます。 質問に入る前に、御承知のとおり私たち日本共産党は、今度の周辺事態法案及び日米ガイドライン関連法案は、戦争放棄それから武力の威嚇、行使を禁止した憲法九条に真っ向から反する戦争法案である、そのために廃案にすべきであるというふうに考えております。 私たちはその点で国会でいろいろと質問してまいりましたが、政府の答弁というのは、これは野呂田防衛庁長官の答弁でございますが、今回の法案の中では後方地域というのを定めたんだ、この後方地域において行われるという点ではそれは兵たんと違うん……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 まず初めに、一昨日、渉外関係主要都道県知事連絡協議会が、小渕総理大臣、高村外務大臣、野田自治大臣それから野呂田防衛庁長官、四名の方々に緊急の要請を行っております。 この主要都道県知事連絡協議会は、岡崎神奈川県知事、木村青森県知事、金子長崎県知事、稲嶺沖縄県知事、堀北海道知事、石原慎太郎東京都知事を初め、基地を抱える都道県の知事の方が緊急の要請をされておるわけです。 この中で述べられておりますのは、これまで政府と数回にわたって、地方自治体に今度の法案でどのような協力依頼がなされるのか、この点の意見交換を行ってきた。「しかし、この五月十八日に……
○小泉親司君 私は、重要問題が山積をいたしております日米ガイドライン関連法案について引き続き質問をいたします。 まず初めに、小渕総理に憲法問題についてお尋ねをしたいというふうに思います。 我が国の憲法は、二千万人以上のアジアの諸国民、三百万人以上の日本の国民、この犠牲の上にある侵略戦争を反省し、そしてこの教訓の上に立って、政府の行為をして再び戦争の惨禍が起こらないようにすることを決意して、戦争の放棄、国際紛争を解決する手段としての武力による威嚇、武力の行使を厳しく禁じております。 まず初めに、総理にお尋ねしたいのは、二十一世紀のこれからの日本の進路を進む上でこの憲法九条の理念と精神、この……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 日米ガイドラインについて質問をいたします。 まず初めに私質問したいのは、自衛隊の後方支援問題と憲法の問題であります。 政府は、自衛隊の後方支援問題について、武力行使と一体でないから憲法違反ではないとか、後方地域支援で後方地域を設定してやるから心配はないとか、さまざまなことを言っておられます。 そこで、まず初めにお聞きしたいのは、今回の周辺事態法では、日本が後方地域支援を行う別表の中に、物品役務の提供は、戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの航空機に対しては給油、整備を含まない、つまり戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの戦闘機などには給油や整備……
○小泉親司君 日米ガイドラインについて質問をいたします。 今度の新しい日米ガイドラインは、日本が武力攻撃を受けていない段階からアメリカが起こす戦争や紛争に自衛隊の部隊を後方支援だとか後方地域支援だとかいいまして出動させる内容だというふうに思います。 そこで、まず私は自衛隊の後方支援問題について質問いたします。 まず、総理にお尋ねいたしますが、宮澤大蔵大臣は九〇年十月の文芸春秋の中で、自衛隊の輸送や通信のようなロジスティックス、つまり括弧して「兵站」と書いてありましたが、これは戦争ではないと言いがたいということを述べておられますこの宮澤大蔵大臣の見解について、総理はどのような見解をお持ちな……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 普天間の移設問題について質問をさせていただきたいと思います。 今回の沖縄の普天間基地の県内移設問題というのは新たな基地の増強であって、やはり今、基地の撤去、基地の整理縮小を求める沖縄県民の世論からしても世界の世論からしても逆行するものであって、私たちはこういう基地の増強には反対であります。その立場から幾つか質問をさせていただきます。 最近この問題が起きまして、新聞の報道である琉球大学の教授の方が、これまで五十年余にわたって押しつけられてきた米軍基地に抵抗して闘ってきた沖縄の歴史に、初めて県民の同意に基づく新たな基地建設というかつてない一ペ……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 北朝鮮の問題と防衛庁の燃料談合事件の問題について質問いたします。 まず、北朝鮮の問題でありますが、我が党は、ことし一月の国会で不破委員長が、北朝鮮問題の解決のために北朝鮮と正式な対話と外交交渉のルートを確立すること、それを本腰を入れてやはり真剣に行う必要があるんじゃないかという点、二つ目は、やはり先制攻撃の立場をとらないことを初めとして、先制攻撃的な性格を持つ第三国の軍事行動に参加したり支援したりするような方針を持たないということを要求してまいりました。今度の臨時国会でも、この点で北朝鮮の交渉ルートを開くために日本政府が積極的にやはり策を持……
○小泉親司君 私に与えられた時間が五十八分までで、十二時から本会議だそうでありますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 一つは、国連の平和維持軍、PKFの本体業務の凍結問題について質問をいたします。 いわゆる自自公の政策合意では「PKOのうちPKF本体業務の凍結を解除するための法的措置を早急に講ずる。」と言っておられます。 河野外務大臣はこの前の委員会でこう言っておられる。「あの当時のことを思い出しますといろいろな御議論があったわけでございますけれども、その中には、これからいよいよ始めると、始めるに当たって最初からいきなりあれもこれもというわけにいかないから、幾つかは凍結しておい……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。原子力の安全行政の問題と防衛庁の調達行政の問題について、二つの問題について質問をさせていただきます。 まず初めに、原子力行政の問題でありますが、先ほどからも繰り返しお話がありますように、原子力の今度の東海村での臨界事故は日本国民ばかりじゃなくて世界にも大変大きな衝撃を与えたことはもう十分多くの委員からも指摘されているところであります。この臨界事故は、九五年の「もんじゅ」のナトリウム漏れによる事故、それから九七年の動力炉・核燃料開発事業団の処理施設の火災事故など、近年大変この問題がクローズアップされてきた重大な事故の記憶がまだ新しい中での出来事だ……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 きょうは、いわゆる沖縄に関する日米特別行動委員会、SACO予算についてお尋ねをさせていただきます。 私は、SACOの最終報告に盛られているいわゆる基地の移転、普天間の移転、こういうものは沖縄の県民の方々が願っている基地の整理、縮小という点では、実際には基地のたらい回しで、事実上沖縄の基地機能を固定化して維持するものだというふうに考えております。その点については私たちこれまで議論してまいりましたけれども、きょうは主にSACO予算について少しお尋ねをさせていただきたいと思います。 今年度のSACO予算を見ますと、約百四十億円、九六年度にSAC……
○小泉親司君 沖縄米軍基地と環境問題について、外務大臣と沖縄開発庁長官にお尋ねをさせていただきます。 まず、今問題になりましたPCBの廃棄物の問題であります。 このPCBの廃棄物については、アメリカの太平洋軍のスターズ・アンド・ストライプス、星条旗紙という新聞によりますと、この廃棄物は沖縄米軍基地から出されたもの、それから東京の五つの大変大きな米軍基地から出された二年分の廃棄物をカナダ、米国に送ったけれども送り返されたと。 そもそもこういう問題については、私どもは、アメリカ軍がアメリカ政府の責任できちんと処理すべきであるという、本国でやるべきだというのは当然であると思いますし、そもそも送……
○小泉親司君 沖縄振興開発金融公庫法の改正案について質問させていただきます。 私どもの党は、今回の改正案は第三次振興開発計画、いわゆる三次振計の諸事業を達成するということと、沖縄県民の暮らしと利益を守る事業を財政面から支えるという点で、賛成であります。 沖縄の返還以来、三次にわたってこの振興開発が進められてきたわけで、沖縄では社会基盤の整備を初め産業の振興、県民の暮らしの向上という点では大変大きな前進を遂げてきたというふうに思います。 しかしながら、三次にわたる振計ではどういうことが掲げられたかといいますと、本土との格差是正と、それから自立的発展の基礎的な条件整備、いわば二大目標的なもの……
○小泉親司君 発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。日本共産党の小泉親司でございます。 各大使におかれましては、赴任前の大変お忙しい中、当委員会に御参加いただきまして本当にありがとうございます。 私、二つの点について御質問させていただきまして、あとのことは同僚委員にお任せをさせていただきたいと思います。 まず、ペルー大使にお聞きするというより、もう既に同僚委員からお話がありましたけれども、当委員会では、ペルー国軍による日本人学生の殺害事件に対する十分な補償をすべきだという決議を上げましたので、その点先ほどお答えいただきましたが、御尽力を一層いただきたいということをつけ加え……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 外務大臣と防衛庁長官の所信表明に対する質問をさせていただきます。 まず初めに、沖縄の新しい基地の十五年の期限問題についてお伺いをいたします。 先ほども同僚委員から議論がありましたが、この十五年期限問題については日米防衛首脳会談、一月の首脳会談、二月の日米外相会談でもそれぞれ取り上げられた。そのときに日本政府は、いわば重く受けとめるという話をした。しかし、コーエン国防長官は何て言ったかというのは日米防衛首脳会談の文書に載っているんですが、米軍の兵力構成を含む軍事態勢について緊密に協議を続けるというふうに発言したと言われていると。これは一体どうい……
○小泉親司君 私は、自衛隊の射撃事件の組織ぐるみの隠ぺい事件について質問をいたします。 やはりこの問題というのは、この前、青木官房長官が、事実を隠ぺいするのは論外で、警察、自衛隊と続いて非常に遺憾だというような発言をされたということでありますけれども、この問題は、いわゆるこの前起きました防衛庁の背任事件と大変性質を同じくする問題だと。例えば、この問題は一九九四年に起きているのに実際は外部から通報があって発覚した。しかもこの問題では、背任事件では組織ぐるみの証拠隠滅事件というのがありましたけれども、同じようにこの事案をめぐって組織ぐるみで隠ぺいするという事件だったと。やはり問題の根っこは大変同……
○小泉親司君 在外公館の法案の審議でありますけれども、我が方は賛成でありますので、きょうはちょっと一般質疑で、主に防衛庁への質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、幹部自衛官による射撃事件の問題についてでありますけれども、この問題については委員長を初め各会派の理事の皆さんと御協議して、結局、今月末に中間的な報告を求めたいということを要求しておりますので、今月末というのはあしたでございますから、そういう意味では、ぜひきちんとした形で中間報告を改めて求めさせていただきたいということをまず一言申し上げておきたいというふうに思います。 私は、きょうは主に佐世保の米軍基地の問題を取り上げさ……
○小泉親司君 初めに、日英の社会保障の協定について質問いたしますが、私たちはこれに賛成をしておりますので、一問だけ質問させていただきます。 先ほど松前委員からも質問があったので、重複をしないように質問させていただきますが、例えばG7の関係諸国を見ますと、それぞれ多くの国とこの協定を結んでいるわけです。例えば日本の場合ですと、ドイツ、今度はイギリスということで、二カ国である。外務省の資料を見ますと、それぞれ各国から要請がいろんな形で来ている。例えば、アメリカの場合などは昭和四十年代から要請が来ている、つまり一九六五年。もう既に三十五年近くたっているのにいまだにこの協定ができないという、そういう……
○小泉親司君 私も先ほど防衛庁長官が報告をされました違法射撃事件の問題とNECによるいわゆる水増し問題についての報告について幾つか質問をさせていただきます。 この問題については改めて当委員会でも質疑をさせていただくということになっておりますので、私、きょうは基本的な点だけをお聞きしたいというふうに思います。 まず違法射撃事件の問題でありますが、この問題の最も重大な問題というのは、組織的な隠ぺいがあったかどうか、ここがやはり基本的な問題なわけです。先ほどどうも防衛庁長官のお話を聞いておると、組織的な隠ぺいと他の人に受け取られてもやむを得ない側面はあるけれども組織的な隠ぺいはなかったと、こう判……
○小泉親司君 今回の三つの条約については我が党は賛成であります。 きょうは、日本への核兵器の持ち込みに関する秘密の協定の問題について幾つか質問をさせていただきたいと思います。 我が党の不破委員長は、これまで、六〇年の日米安保条約改定の際に核兵器を日本に持ち込む密約が存在すること、アメリカの公式の記録を示してこのことを明らかにしてまいりました。その内容は、討論記録、英語ではレコード・オブ・ディスカッションというもので、この中身は、第一項では岸・ハーター交換公文を書き、二項のAでは、藤山・マッカーサー口頭了解にあるイントロダクションについては事前協議の対象であるということを書き、二項のC項では……
○小泉親司君 今回の協定については、私どもは賛成であります。 この協定に密接に関連して、マグロ類の資源管理の問題について質問をさせていただきたいと思います。 先ほど外務大臣からもお話ありましたように、我が国はマグロ類の世界有数の生産国であり最大の消費国だということは明白でありますけれども、その点ではマグロ類の資源の保存管理には重大な責任があるというふうに考えております。ところが、今マグロ類の保存、資源管理に大変重大な問題が起きていると。それは、便宜置籍船による乱獲問題だというふうに思います。我が国のマグロ漁業に今この点が非常に深刻な状況をもたらしている。 私どもは、この前、マグロ漁船の中……
○小泉親司君 参考人の方は大変お疲れさまでございます。日本共産党の小泉親司でございます。 まず、お三方に二つの質問をそれぞれさせていただきたいと思います。 猪瀬参考人の「日本国の研究」、私も大変興味深く勉強させていただきました。道路公団のお話もありましたが、特に住都公団のいわゆるJS、日本総合住生活株式会社の問題、昔の団地サービスでありますが、私も十五年近く団地生活をやりまして、この団地サービスの実態というのは本当にひどいというか、私も管理組合の役員などやりまして、住民的にはひどい中身だなということを日々痛感したときにこういうものが発表されまして、非常に勉強をさせられたわけであります。 ……
○小泉親司君 私は、長期テーマであります財投問題に関連をしまして、東京湾の横断道路アクアラインの問題について少し建設大臣にお尋ねをしたいと思います。
まず初めに総務庁にお尋ねをいたしますが、きょうは総務庁長官は何か出張だそうでありますけれども、昨年四月に道路公団の関係の四公団について総務庁では調査をされておるというふうに聞いておりますけれども、この点について、特に日本道路公団のうち東京湾横断道路アクアラインの問題についてどのような点が指摘されているのか、まず初めにお聞きをしたいというふうに思います。
【次の発言】 道路公団の調査報告では、今御指摘ありましたように、いわゆるアクアラインの今後と……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 私は、まず初めに、一連の新潟県警の不祥事問題について質問をいたします。 まず私が質問したいのは、持ち回り決裁問題の一点に絞って保利国家公安委員長にお尋ねしたい。この持ち回り決裁は、警察法の規定にもない、国家公安委員会の運営規則にもない脱法行為であるということは私は明白だというふうに思います。 そこで、国家公安委員長は、さきの同僚委員の質問で、自分が判断して決めたというふうに御答弁をされました。それは、あなたがまず初めからこの持ち回りでしようというふうに決めたのか、それとも警察庁から、いや、これは持ち回りにしてほしいと言われたのか、どっちで……
○小泉親司君 日ロの領土問題について質問をさせていただきます。 今度の問題では、日ロ領土問題が大変困難になったということでいろんな報道がされております。しかし、外務省で発表されている文書というのは、日ロ首脳会談でプーチン大統領が、日ロ関係の全面的な拡大が大事だ、難しい問題も避けて通らずに対処していく必要がある、私たちは慎重に一貫して着実に進んでいく必要がある、日ロ関係では特に極東をめぐる協力が大事だと言っているだけで、何ら具体的なものがないんですね。 例えば、参議院の予算委員会で総理大臣が答弁しているのも、微妙な問題、敏感な問題という発言をされたとか、新聞では、年内決着困難にとか、プーチン……
○小泉親司君 核兵器の廃絶問題について質問させていただきたいと思います。 きょう九日は、御存じのように長崎に原爆が投下された日であります。核兵器の廃絶が人類の共通の願いであるということはもう論をまたないというふうに思いますが、やはり先ほどの領土問題ではありませんが、二十世紀に開発されたこの恐怖の兵器が二十世紀のうちに全廃される、そしてその政治的合意がかち取られるということは大変大事なことだというふうに思います。その意味で、特に被爆国である日本政府がその積極的なイニシアチブを発揮すべきだということは大変重要だというふうに思います。 今度の国会でも、森総理は、沖縄サミットでこの核兵器廃絶につい……
○小泉親司君 領土問題とその関連する問題についてお尋ねをしたいと思います。 まず領土問題でございますが、この問題については私も当委員会で何度か質問させていただきました。 東京宣言及びクラスノヤルスクの合意、川奈会談、モスクワ会談と一連の合意がされて、私も元島民の方と、この前領土問題についていろいろと懇談をさせていただきました。元島民の方の意見は、これまでのクラスノヤルスク、川奈、モスクワと来た会談が一体どのような前進があったのか、ひょっとすると前進がなかったのじゃないか、一体今の現状についてどうなのかというのを大変危惧されておられたところであります。 そこで、外務大臣にお聞きしたいのは、……
○小泉親司君 外務大臣も冒頭のあいさつでお述べになられましたように、現在日本では、日朝交渉の問題、日ロの領土問題、核兵器をめぐる国連総会の問題、外交問題が山積をしております。 まず、私は初めに日朝交渉の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 十月末の十一回会談での外務省の発表によりますと、主として過去をどのように清算するのかという問題について非常に深みのある発言、議論を行ったという発表がされております。どのような深みのある議論をしたのかと、こう問うても、どこかの国の総理のように手のうちを見せない外務大臣としては答弁のしようがないというふうに思いますので、私、過去の清算の問題につ……
○小泉親司君 思いやり新特別協定について質問をさせていただきます。 質問をさせていただく前に、まず、沖縄のジュゴンの保護問題について初めに質問をさせていただきたいと思います。 沖縄のジュゴンの保護問題は、国際自然保護連合、IUCNが、軍事施設の建設に関する自主的な環境影響評価、それからその回復を支援するジュゴンの保全措置を日本政府とアメリカ政府に勧告したことはもう皆さん御承知のとおりだというふうに思います。日本政府も、十月三日の代替施設協議会で、ジュゴンの生息状況の予備的調査として防衛庁が環境庁から技術的助言を得て実施し、できるだけ早期に本協議会に報告するということを決定いたしました。 ……
○小泉親司君 周辺事態における船舶検査法について質問をいたします。 法案の具体的な中身に入る前にまずお聞きしたいのは、今回の法案は九七年のいわゆる日米ガイドライン、防衛協力の指針に基づく周辺事態法の補強という性格を持った法案だということはもう周知のことであります。日米ガイドラインは、いわゆる日本への武力侵攻がない場合においても、例えば九四年の北朝鮮の核疑惑による制裁でありますとか、台湾有事への対応でありますとか、そうした周辺事態に対応するものとしてつくられてきたわけであります。しかし、私、やはり現在のアジアの情勢というのは九七年の日米ガイドラインの情勢とはやっぱり一変しているというふうに思い……
○小泉親司君 二十八日の委員会に続きまして、周辺事態における船舶検査法について質問いたします。 さきの委員会で、今回の法案が国連憲章四十一条の非軍事的外交手段によるいわゆる経済制裁を回避したものだということが私は明らかになったと思います。しかも今回の法案は、国連憲章や安保理決議とは全く別個に日米両政府が周辺事態というのを宣言する、その宣言したもとで船舶検査に関する国連安保理決議を求めるという国連や国際社会では今までに全く前例のない大変特異で非現実的な手法を持ち込んだというものであることは、私、この政府の答弁でも明らかになったというふうに思います。 その点で、本当にこの法案が、現実的にこんな……
○小泉親司君 橋本沖縄北方大臣に、沖縄米軍基地の問題と環境保全の問題について質問をさせていただきます。 大臣は、先ほどのお話の中でも、観光・リゾート関連産業を初めとする沖縄の特性を生かした産業の振興を図るということをおっしゃっておられます。これは二十一世紀プランにも明記されていることでありますけれども、私はこの観光・リゾート産業の振興という点でもやっぱり沖縄の大変貴重な自然というのをいかに保全するかということは大変大事な課題だというふうに思います。 その一方で大臣は、普天間飛行場の移設・返還を含めたSACO最終報告の着実な実施を図ると、こうおっしゃっておられる。私たちは、SACOの最終報告……
○小泉親司君 今回の沖縄振興開発特別措置法の改正案については賛成でありますので、沖縄振興開発に関連いたします幾つかの問題について質問をさせていただきたいと思います。 初めに、今議論になりましたポスト三次計の問題について主に、私もこの問題については当委員会で何回か質問をさせていただいておりますけれども、橋本大臣にきょうは考え方を少しお尋ねさせていただきたい。 今月の二十一日に、沖縄県は「新たな沖縄振興に向けた基本的な考え方」というものを発表されておられます。ここでは、沖縄振興特別措置法における特別措置を継承しながら沖縄振興新法の制定で対処するということを明らかにしておられます。 大臣は、振……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 これまで別の委員会で千島領土問題それから沖縄の基地問題については外務大臣と論戦してきましたので、訪米については改めて別の委員会でしっかりやらせていただきます。きょうは、沖縄の泡瀬干潟の問題につきまして尾身大臣に質問をさせていただきたいと思います。 沖縄の総合事務局は、沖縄県、沖縄市とともに中城湾の開発の一環として泡瀬干潟の埋立計画を今進めております。私たちは、県民の生活向上に役立つ開発という点では賛成でありますが、自然を破壊して進めるというのは好ましくない、自然環境と併存した形で進められるべきだというふうに考えております。 その点で、この……
○小泉親司君 きょうの委員会はえひめ丸と米原潜の衝突事件の問題、それから外務省の機密費の問題、この問題の集中的な質疑ということで、私、この二つの点について質問させていただきたいと思います。 初めに、原潜によるえひめ丸の衝突事件の問題についてであります。 私、日本共産党の調査団としまして、先週一週間ホノルルに行ってまいりました。アメリカの沿岸警備隊の第九管区司令官に対しましては、捜索活動の継続を要求してまいりました。国家運輸安全委員会、いわゆるNTSBに対しましては事故原因の究明を強く求めてまいりました。そして、アメリカの海軍、主に太平洋軍に対しましてもこの事故原因の徹底的な究明ということ、……
○小泉親司君 まず、日米首脳会談での沖縄米軍基地に関する使用期限の問題について御質問をいたします。
先ほど外務大臣は、同僚議員の質問に答えまして、十五年ぎりという期限を設定することによって前方展開が縛られるのは困るというような発言がブッシュ大統領からあったというのは私ども承知しておりませんと。
それじゃ、ところで、使用期限についてブッシュ大統領が困難だということは御確認されておられるわけですね。
【次の発言】 防衛庁長官はもっと率直で、きのうの記者会見の発言では、米国トップの大統領が困難と言ったのはちょっと重いかなと述べたと。ということは、解決は難しい、こういう認識なんですね、防衛庁長官。
○小泉親司君 有事立法問題について幾つかお伺いいたします。 森首相は有事立法について、施政方針演説で、「昨年の与党の考え方を十分に受けとめ、検討を開始してまいります。」というふうに述べられた。続いて日米首脳会談では、法制化を視野に入れて検討するというふうに国会での訪米報告の議論で答えられておる。一体この有事法制研究というのはどういうことをやるのか。 私は、九九年の六月三十日に防衛庁が発表された文書を持っておるんですが、そこの中で、一般論として、「@自衛隊の行動にかかわる法制、A米軍の行動にかかわる法制、B自衛隊及び米軍の行動に直接にはかかわらないが国民の生命・財産保護などのための法制の三つ……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 田中外務大臣と中谷防衛庁長官の所信表明に対する質問をさせていただきます。 まず第一に取り上げたい問題は、靖国神社への公式参拝の問題であります。先ほども同僚委員から質問がありましたが、日中外相会談で中国政府は、小泉総理が繰り返し靖国神社への事実上の公式参拝を表明したことについて、外務省のホームページに出ておることだけを言いますと、ホームページによりますと、仮に総理の身分で公式に参拝することになれば、日中関係全体に重大な影響をもたらすであろう、国際協調の精神により、それまで日本側が行ってきた約束を守ってほしいというふうに述べたというふうに外務省……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 まず、アメリカ軍の横浜市にあります上瀬谷米軍基地と、それから富岡倉庫地区の問題について外務大臣に質問させていただきます。 先ほど同僚委員も取り上げましたが、この富岡倉庫地区と上瀬谷米軍基地の遊休地問題というのは、これは横浜市の市議会でも外務省に対して要望が出されている問題なんです。 私、この問題について、一つは、政府質問主意書を提出いたしました。それから二つ目は、四月三日に河野外務大臣に質問いたしました。 まず一つは、富岡倉庫地区。(資料を示す) 先ほど同僚委員がパネルを掲げましたので、私もパネルをお見せしますと、先ほどよりちょっと小……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 まず、米軍基地とその環境汚染にかかわる問題について二つ御質問させていただきます。 まず一つは、先ほど議論になりました劣化ウラン弾の問題。先ほど通告いたしましたので、申しわけありませんが、もう外務大臣も防衛庁長官も先ほど議論がありましたのでおわかりだと思います。実は私、この問題は非常にゆゆしき問題だということでこの数年間注視してきた問題ですので、ぜひ取り上げさせていただきたい。 例えば、今、劣化ウラン弾というホームページを開きますと、海外でヨーロッパでもアメリカ本国でも大変重大な問題にこの問題はなっているわけです。例えば、それでは日本にこの……
○小泉親司君 コーヒー協定と日ロ文化交流協定及び税関手続に関する協定の三条約については賛成です。 日ロ文化交流協定に関連しまして、領土問題と、それに関連する漁業問題について質問をさせていただきます。十分という限られた時間ですので、少しまとめて質問いたしますので、お答え願いたいというふうに思います。 一昨日、私も根室市に参りまして、旧島民の皆さん、住民の皆さんとこの領土問題についていろいろ懇談をしてまいりました。やはり多くの皆さんが、この問題というのは、一日も早く領土問題の解決を図りたいという非常に悲願を込められた言葉が次々と寄せられてまいりまして、一体いつになったら解決するんだという本当に……
○小泉親司君 まず、自衛隊の誤射事件について質問をいたします。 この事件は、先ほども同僚委員から取り上げられましたが、大変ゆゆしき事態で、百八十八発という誤射が行われて十数発が北広島市のリハビリセンターに着弾する、まだ依然としてどこにその弾丸が飛んでいったのかということすらもわからないというひどい事件だというふうに思います。 私たち、この問題については、当然真相の徹底的な究明がまず第一で、先ほど申し上げました誤射されたところが一体どのくらいの区域にわたるのか、そうしたことも含めてよく調査をして国会にも報告していただきたいことと、それから、やはり真相の究明があるまで当然のこととして訓練を中止……
○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案の反対討論をいたします。 反対の理由の第一は、国鉄解体後十四年、分割・民営化でJRが国等の財政に大きく貢献したどころか、国民負担を増大させてきたからであります。 まず、長期債務約三十兆円を国民負担で処理することになりました。また、本来、鉄道事業者の義務である鉄道施設建設やバリアフリー化、駅舎新改築を自治体の負担として押しつけるなどのJRへの支援措置、寄付行為が十四年間で約二千億円に上っています。 第二に、今度の完全民営化は、JR各社が営利最優先で国民財産の切り売り、安全や利……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 私は、アメリカの原子力潜水艦グリーンビルによる愛媛県宇和島水産高校の実習船えひめ丸への衝突事件について質問させていただきたいと思います。 今回の事件は、御承知のとおり、アメリカの原潜グリーンビルが、ハワイのオアフ島沖九マイル、領海の中でありまするけれども、この中で大変無謀な緊急浮上という訓練を行った。その結果えひめ丸に衝突をいたしまして、九名の方々が依然行方不明になられている大変悲劇的な事件であります。 私たち日本共産党は、この事故が起こりました直後に直ちに調査団を派遣いたしまして、事故原因の究明初め、家族の方の支援、捜索の継続などを沿岸……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 憲法の進め方の基本的な問題については橋本委員からもお話がありましたので、特に私の意見について発言をさせていただきたいというふうに思います。 まず一つは、私たちは今度の憲法調査会については憲法改悪への足がかりにするということが明瞭だったので反対をいたしましたが、つくられた以上、参加して積極的な議論をしていきたいというふうに考えております。 そもそもこの調査会は、先ほどからもう皆さん繰り返し言われておりますように、「調査期間は、おおむね五年程度を目途とする」、しかも議案提案権がないという当然申し合わせがまずあるわけで、その前提に立ちまして、今……
○小泉親司君 憲法調査会の運営について、前回に引き続きまして発言をさせていただきます。 まず、調査の進め方の問題ですが、先日の憲法調査会で、調査期間について、議員の任期を理由に五年先のことについては責任持てないというような発言がありました。期限を切った審議期間の発言でありました。しかし、この調査会は、憲法の広範かつ総合的な調査を行ってその結果を議長に報告するという任務でありますから、議員の任期を理由に期限を決めて調査を行うという性格のものではないというふうに思います。調査会規程では報告書の提出に期限を付していないというのはこの理由からだというふうに思います。 また、改憲、論憲、護憲というそ……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。
きょうは大変御苦労さまでございます。いろいろな立場からお話をお聞きしまして、大変貴重な御意見をありがとうございます。
本来、時間があれば全員の皆さんにお聞きしたいんですが、時間が限られておりますので、私一問ということで、なるべく全員の方に質疑応答させていただくという意味で四人の方にひとつ……
【次の発言】 一問ですか。
【次の発言】 お聞きしたいのは、まず岡村参考人と平山参考人にお聞きしたいんですが……
【次の発言】 五分で終わりにしますので。
それでは、岡村参考人にお聞きします。
暮らしの中の憲法というお話をされましたが、私たちは、そ……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 きょうは大変貴重な意見をいただきまして、本当にありがとうございます。お疲れのところだと思いますが、二、三質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、加藤参考人にお尋ねいたします。 ちょっと大局的な話ですが、先ほど参考人の御意見をお聞きしていて大変感銘を受けておりましたけれども、やはり二十世紀は、戦前はいわば天皇制のもとでの侵略戦争の時代、戦後は日本国憲法のもとでの大変平和な恒久平和が進んでいる時代、二十世紀はやっぱり二つの問題があったというふうに思います。 私たちは二十一世紀に向けてどういう道を進むべきか。先ほどもお話をお聞きして……
○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。 まず初めに、江橋先生にお伺いをさせていただきたいと思います。 先ほどお話にありましたように、国民主権の立場で市民が主人公になる政治という形でとらえられていると。私たちも国民が主人公になる政治をつくろうというふうに主張をしておりますが、そこで幾つかお聞きしたいのは、先生が、市民が主人公になる政治の中で七つの成果といいますか、前進面を挙げられておられます。 ただ、当時、つまり憲法が制定されたときには、国民主権が明記されてあったにもかかわらず、革命的じゃないと。確かにそういう側面はあるんですが、実際、国民主権が徐々にやはり多くの国民に浸透していった……
○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。 きょうは両参考人、大変御苦労さんでございます。私も、まず初めに首相公選制について両参考人に質問させていただきたいというふうに思います。 今、議論になっておりますように、小泉内閣が九条改正を政治課題にのせるのは大変困難なので、まずは首相公選制からというような、いわば改憲論の入り口にこの首相公選論はなっているという点を大変私たちは危惧しているところであります。 私は、この首相公選制が出された背景には、やはり大変長年続いた自民党政治のもとで国民の声が政治に正しく反映しないと、だから首相を選ぶことによって少しは政治を変えたいという国民の声が非常に……
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