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小泉親司 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小泉親司[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(参)
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委員会出席(幹部)歴代TOP500
320位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
255位
各種会議出席(幹部)歴代TOP50
16位

18期委員会発言TOP25
14位
18期委員会出席(幹部)TOP50
30位
18期委員会発言(非役職)TOP25
12位
19期委員会出席TOP50
43位
19期委員会発言TOP10
6位
19期委員会出席(幹部)TOP10
3位
19期委員会発言(非役職)TOP10
4位
19期各種会議出席TOP10
8位
19期各種会議発言TOP20
14位
19期各種会議出席(幹部)TOP5
1位
19期各種会議発言(非役職)TOP20
11位

このページでは小泉親司参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小泉親司参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

18期(1998/07/12〜)

第143回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1998/10/02、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は沖縄の嘉手納基地のPCB環境汚染問題について質問をいたします。  この問題は、もう御承知のとおり、一九六〇年から七〇年代にかけて沖縄の嘉手納米軍基地に有害物質でありますPCBを含んだ変圧器のオイルが基地内に投棄されてありまして、これが近くの海に流れ込んだというような事実が明らかになつて、沖縄の県民の方々に大変大きな不安を与えております。  この問題というのは、単なる沖縄の方々の不安にとどまらないで、これからの将来の沖縄の開発や発展、それから県民の方々の命や健康を守るという点で大変重要な問題で、こういった土壌汚染や海洋汚染、大気や水質の汚染が繰……

第143回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/09/03、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私ども日本共産党は、今度の北朝鮮のミサイル発射問題については厳しく抗議をしているところでありますけれども、上空通過の事実関係という点について幾つか質問をさせていただきます。  先ほどもお話がありましたけれども、本会議できよう質問をさせていただきましたが、例えば、防衛庁長官は米軍の情報に独自の情報を加味して総合的に判断したと言っておられるわけですが、今お話を聞いている範囲で主に米軍の側の情報を相当たくさん入手されておられるやに聞こえますが、その独自の情報というのはどういう意味なんでしょうか。
【次の発言】 独自の情報の中にはイージス艦の情報というのも入っているんですか。

第143回国会 外交・防衛委員会 第3号(1998/09/08、18期、日本共産党)

○小泉親司君 まず初めに、砂漠化防止条約について質問いたします。  初めに二つの問題についてお聞きしますが、一つは、環境庁からいただいた砂漠化対策ハンドブックというものによりますと、砂漠化の進行によって引き起こされる重大な問題として、食糧問題、難民問題、貧困の問題が挙げられております。そのハンドブックでは、「そのうち最も直接的なものが、土地の劣化による牧草地や農地など食糧生産の基盤へのダメージである。」ということを指摘しております。  御承知のとおり、二十一世紀に向かって大変食糧不足が指摘され、ワールドウォッチ研究所などでは、二〇三〇年には一人当たりの穀物生産量が年間二百四十八キロに減るという……

第143回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/09/10、18期、日本共産党)

○小泉親司君 防衛庁の背任事件について質問をいたします。  先ほど法務省からも御説明がありましたように、今回の事件は、四兆八千億円という膨大な防衛予算を持つ防衛庁の調達実施本部の元本部長と元副本部長が、東洋通信機の代金水増し請求返還を不正に減額して国に約十七億円の損害を与えたということでの背任容疑で逮捕されるという、前代未聞の重大な事件であるというふうに思います。私は国会の場でこの真相を徹底的に究明することが必要であると思いますが、私自身は、今回の事件は単に上野憲一容疑者や諸冨容疑者の個人的な事件にとどまらないで、防衛庁が防衛庁ぐるみでこの問題について対処してきたという大変重大な事件でもあると……

第143回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/09/17、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  防衛庁の背任事件について質問いたします。  今回の事件は、御承知のとおり、装備品の調達に当たって水増しの請求があった、それについていわゆる返納額を決めたわけですが、この返納額が圧縮されていたという背任事件であったわけですが、それが発展をして、防衛庁のいわゆる証拠書類を大量焼却する、大量に隠ぺいするというような事件に発展した大変重大な事件であって、国民に対する背信行為だというふうに私は思います。  その点で、今回のこういうふうな証拠隠滅といいますか証拠隠ぺいといいますか、この種の問題というのは、厚生省でも例えばエイズ問題などでありました。しかし、焼……

第143回国会 外交・防衛委員会 第7号(1998/10/01、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。前回の委員会に引き続きまして、防衛庁背任事件に絞って質問をさせていただきます。  まず、防衛庁長官にお聞きします。まず藤島官房長の問題でありますが、今回の委員会でも処分の理由は一体どういうものなのか、こういう質問がありました。  そこで私はお聞きしたいんですが、今回の事件は幾つかの段階があると思います。一つの段階は、いわゆる水増し請求問題があったということ。続いて、水増し請求に対しての返納額を圧縮したという問題があること。三つ目は、その圧縮は正当であったといういわゆる上申書などを提出して、防衛庁が組織ぐるみで地検に対して行動をとったということ。四つ目……

第143回国会 外交・防衛委員会 第8号(1998/10/08、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  先ほど、同僚委員からも繰り返しお話がありましたように、この証拠隠滅問題については、私の前回の質問でも会期内とおっしゃっていたものでありますので、十四日に出すということですから、その点はきちんと出していただきたい。特に私も繰り返しお話をいたしましたが、先ほども同僚委員からもお話がありましたけれども、国会で捜査中ということを理由にして答弁をしないで、その後の記者会見で次々と証拠隠滅問題の報告をするというのは、やはり国会軽視であって、その点ではきちんと報告を出していただきたいし、今までの答弁をまとめて出すというようなことでないように、調査したものをしっ……

第143回国会 外交・防衛委員会 第9号(1998/10/15、18期、日本共産党)

○小泉親司君 防衛庁背任事件のいわゆる証拠隠滅に係る中間報告について質問いたします。  今回の中間報告は、午前中に同僚議員からもお話がありましたように、決して防衛庁が自主的に自浄作用を発揮して出されたものではなくて、当委員会の理事懇等での各党の強い要求によって出されたものであります。私は、この中間報告の具体的内容について質問をしていきたいというふうに思います。  まずお伺いしたいのは、中間報告の具体的内容に入る前にお聞きしたいのは、今回の証拠隠滅に係る中間報告というのは、いわゆる今度の事件の全容からするとほんの一部の問題であります。今回の事件というのは、御承知のとおり、防衛庁と日本電気、NEC……

第143回国会 予算委員会 第5号(1998/09/25、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は、防衛庁の背任事件に絞って質問をさせていただきます。  今回の事件は、御承知のとおり、外部の情報で軍事企業による装備品の水増し請求が発覚した、防衛庁が過去五年間を調査して国への返納額を確定したが、この返納額が防衛庁とNEC、東洋通信機によって約二十一億円も圧縮されていた、つまり私は防衛庁と有数の軍需産業NECが共謀して国民の税金である防衛予算を食い物にしていたという前代未聞の重大な事件であるというふうに思います。  しかも、さらに重大なことは、防衛庁が価格算定などの資料を焼却してしまった、つまり証拠隠滅が明らかになったという点であります。既に……

第144回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/12/11、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  野呂田新長官に三点について御質問をいたします。  まず第一は、新たな証拠隠しの問題であります。先ほどからこの問題が取り上げられておりますが、新長官は、十二月三日、当委員会でこういうふうに言われております。みずから「国民の信頼回復を果たすべく、徹底的に調査を実施し、国民的な視点に立ってその結果を取りまとめた」ものと、こう言っておられます。長官はその後、これは額賀前長官が調査をしたことであるとか、それから調本や内局だけを調査したものであるとか、いろいろと理由を言っておられますけれども、当委員会で徹底的にと言っておられたのに、そういうことになりますと、……

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1999/03/16、18期、日本共産党)

○小泉親司君 先ほど議論のありました沖縄振興対策調整費について幾つかお尋ねをいたします。  まず、そもそも沖縄の振興対策というのは、沖縄復帰の際に当時の山中総理府総務長官が、多年にわたる忍耐と苦難の中で生きてこられた沖縄県民の方々の心情に深く思いをいたして、県民への償いの心を持って事に当たることが重要だという基本的な立場から進められているものだと思います。  御承知のとおり、沖縄振興対策調整費が一九九六年、平成八年九月十日に閣議決定された際、橋本内閣総理大臣の談話では同じように、沖縄県民が耐えてこられた苦しみと負担の大きさを思うときに、私たちの努力が十分なものであったかについて謙虚に省みるとと……

第145回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1999/04/05、18期、日本共産党)

○小泉親司君 領土問題について少しお尋ねをいたしたいと思います。  一九九三年の東京宣言では、領土問題について「歴史的・法的事実に立脚し、両国の間で合意の上作成された諸文書及び法と正義の原則を基礎として解決する」ということが合意されました。  それからこの一、二年、幾つかの動きがございまして、御承知のとおり、九七年のクラスノヤルスクの首脳会談では、東京宣言に基づいて二〇〇〇年までに平和条約を結ぶよう全力を挙げることが合意されたとされております。さらに、昨年四月の川奈会談では、日本側から領土問題についての幾つかの提案が行われたと伝えられております。昨年十一月の小渕・エリツィン首脳会談では、平和条……

第145回国会 外交・防衛委員会 第1号(1999/02/18、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。きょうは大変御苦労さまでございます。  私は三つの点について質問をさせていただきます。  初めに、久米大使と林大使にお尋ねしますが、先ほどから同僚委員が御質問していますけれども、欧州の安全保障問題、確かにおっしゃるとおりに、今度のEUの政治・安全保障での統合問題というのはやはりアメリカとの関係というのが一番大きいんじゃないかというふうに思うんです。  例えば、ことしのNATOの五十周年に向けまして戦略の見直しというようなことが行われておりまして、例えばアメリカは国連決議がなくてもNATOの域外派遣がやれるような体制をとりたいと言うし、フランスの方はそ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○小泉親司君 米軍機による低空飛行訓練についてお尋ねいたします。  まず初めにお伺いしたいのは、青森県や秋田県にまたがる白神山地での米軍機による低空訓練の問題でございます。  環境庁の出先の事務所ですとか青森県と秋田県でつくります白神山地世界遺産地域連絡会議が、三月八日に、この地域で米軍機か何かの航空機による低空訓練が行われておって、イヌワシの生息などに大変大きな影響を与えているという点を危惧されて、国に対してこの訓練について見直しの申し入れがされております。  高村外務大臣は、この問題については参議院予算委員会でも取り上げられて、米軍機の可能性が高い、現在事実関係を照会中だというふうに答弁を……

第145回国会 外交・防衛委員会 第6号(1999/03/18、18期、日本共産党)

○小泉親司君 在外公館の今回の改正案と関連する若干の問題について質問させていただきます。  まず、今回の改正案は、ドイツの大使館をボンからベルリンへ移転する内容が含まれておりますけれども、これはドイツの首都機能の移転に伴うものだというふうに説明されております。  国土庁がドイツにおける首都機能移転の状況という資料を出しておりますけれども、これを見ますと、ドイツでは首都のベルリンへの移転後もボンに政府機能の所在を保持するということにして、数字はいろいろありますが、八省庁をボンに残留させてまとまった政治領域の中核を形成するというふうに言っております。  また一方、在ドイツの邦人の滞在状況の数字を見……

第145回国会 外交・防衛委員会 第7号(1999/03/23、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日米ガイドラインについてお聞きします。  先ほどからも問題になっておりますように、日米ガイドラインとその関連法では周辺事態がどういう事態なのか、だれがどういうような手続でどういう形で認定するのか、こういう基本的な点が非常にあいまいだというふうに思います。そこで、時間がありませんので、周辺事態の主に認定問題について絞って質問をさせていただきます。  まず初めに、一昨日のテレビで池田自民党政調会長が、周辺事態として我が国が真剣に対処すべき問題かどうか、国会にゆだねることを検討する用意があるというふうに発言されておられますが、この点について外務大臣及び防衛庁長官はどういう見解を持ってお……

第145回国会 外交・防衛委員会 第8号(1999/03/25、18期、日本共産党)

○小泉親司君 今回の問題について、幾つか質問させていただきます。  私は、海上保安庁が領海の不審船舶に対して必要な処置をとるということは当然あり得ることだというふうに考えております。しかし、自衛隊の海上警備行動、今回の措置が妥当なものであったかどうかという点については、事態の全容を明らかにして究明していく必要があるというふうに考えております。  そこで、幾つか質問しますが、まず、領海の警備は基本的には海上保安庁でやるということは明確なことでありますが、先ほどのお話ですと、二十一日から既に防衛庁は独自の情報を入手して不審船を探していたということでありますが、そういう種の情報は海上保安庁にはお話し……

第145回国会 外交・防衛委員会 第10号(1999/04/14、18期、日本共産党)

○小泉親司君 初めに、アフリカ開発銀行設立協定の改定案について質問いたします。  今回の協定は、アフリカ以外の諸国の出資比率を引き上げることを通して、銀行の運営におけるアフリカ諸国以外の国の発言権を高めるものだということが一つの改定内容になっております。  アフリカ開発銀行はアフリカ諸国の金融機関の必要性から設置されたものでありますが、一番の問題というのは、今回の協定がアフリカ諸国の金融機関の充実という原則、つまりアフリカ諸国の利益を阻害しないかどうかという点であるというふうに思います。  今回の協定の三十五条(3)の改定の中で、いずれかの加盟国ですから、域外国が特に重要でありかつ自国の実質的……

第145回国会 外交・防衛委員会 第11号(1999/04/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、マレーシアとの租税条約、カナダ及びスウェーデンとの租税条約改正議定書に対して反対の討論を行います。  我が国は、これまで租税に関する四十四の条約を締結してきましたが、これらの条約の大半は、基本的に、大企業が海外に進出し、より安価な労働力を確保して利潤を追求するため、税制面での優遇措置を定めたものであります。今回の条約等はこれらと同様のもので、こうした海外進出企業に対し、親子会社間の間接税額控除やみなし税額控除を含む控除の一括限度額方式などによる優遇措置をとる必要はありません。  また、国際課税のあり方について、税制調査会でさえ、税収構造自体にゆがみをも……

第145回国会 外交・防衛委員会 第12号(1999/05/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 NATO軍によるユーゴの空爆問題について質問をいたします。  まず初めに、NATO軍によるユーゴの空爆は二カ月が経過いたしました。一体この空爆がいつまで続くのか、今のユーゴの問題の打開が図られるのか、こういう憂慮の声が世界各地で出されているというふうに思います。  私もガイドライン特別委員会で外務大臣に御質問いたしましたけれども、イタリアの下院でも、この事態の解決について国連にゆだねることを条件に空爆停止をNATOに働きかけるべきだという決議が出されております。アメリカでも、きょうの報道によりますと、下院でアメリカを中心とするNATO軍による空爆は戦争権限法に違反しているというよ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第13号(1999/06/01、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党を代表して、ロシア及びバングラデシュとの投資保護協定に反対の討論を行います。  我が党は、我が国企業の海外での投資活動を全面的に否定するものではありません。しかし、今回の二つの協定には次の点で重大な問題があります。  その第一は、投資受け入れ国は自国の経済発展に資するよう投資を受け入れるにもかかわらず、いずれの協定も受け入れ国の規制の権利を全く認めず、投資保護の義務だけを負わされている点であります。内国民待遇を受けているから平等だと見られるかもしれませんが、もともと免税などの特権を受け高利潤を上げている外国投資にとって、それが有利に働くことは明らかであります。  第二は……

第145回国会 外交・防衛委員会 第15号(1999/06/08、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党を代表して、韓国との租税条約に対する反対討論を行います。  この法案に反対する理由は、これまでに四十四カ国と締結した租税条約と同様、以下の点にあります。  第一に、現地の安い労働力などを使って日本国内で活動する以上に大きな利益を上げる海外進出企業に対して、国内で保障する大企業優遇税制の範囲内での課税にとどめる必要はないと考えるからであります。  第二に、二重課税の排除の措置は、国内産業を空洞化させている日本企業の海外進出に対する税制面からの規制を実施できなくすることになるからであります。  第三に、配当に対する税率の上限の引き下げは税額控除の範囲を広げるものであって、大……

第145回国会 外交・防衛委員会 第17号(1999/07/06、18期、日本共産党)

○小泉親司君 IAEAの追加議定書に関連をいたしまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今回の追加議定書は、IAEAの加盟国への査察に関して、その対象範囲を研究施設にまで拡大するなど、従前より厳しい措置を定めているわけです。そもそもこのNPT条約というのは、条約に関するIAEAの査察は、核保有国ではなくて非核保有国に義務づけた措置で、それを大変従前より厳しい措置を定めたということが今度の改正点、追加議定書の大変中心的な問題だと思います。  一方、NPT条約の第六条では、核兵器の保有国に対して核軍縮措置を義務づけているわけです。ところが、最近の報道を見ますと、今度の二〇〇〇年のNPT……

第145回国会 外交・防衛委員会 第19号(1999/07/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 防衛二法案に関連いたしまして、空中給油機の導入問題について質問いたします。  最近の報道を見ますと、来年度の概算要求で空中給油機を導入したいというようなアドバルーンが、防衛庁が上げているのかどうかわかりませんが、上がっておる。この問題については防衛庁長官も、今国会の予算委員会でこの問題について御答弁をされておられまして、主に空中給油機の運用のあり方とか費用対効果とか、そういうものを検討して、今鋭意検討しておるんだとか、例えば空中待機態勢というんですか、いわゆるCAPという態勢のために空中給油機が大変有用であるとか、そういうような答弁をされておられます。  私は、この問題というのは……

第145回国会 外交・防衛委員会 第21号(1999/08/06、18期、日本共産党)

○小泉親司君 今回の自衛隊法等の改正案は、昨年八月の防衛庁背任事件を発端にしたものであります。私は、その点でまず初めに、防衛庁背任事件にかかわる諸問題について質問をさせていただきたいと思います。  先ほども申し上げましたように、この事件は昨年八月に発覚してからもう既に一年が経過している。問題は、この事件は日本電気、いわゆるNECグループが組織的に防衛調達に当たって水増し請求を不正に行っていた、そういう事件なわけであります。ところが、東通の事件でもまだ決着が見られていない、しかもNEC本体の水増し請求の実態についてはまだ何ら解明がされていない。この前も当委員会で取り上げられましたけれども、防衛庁……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号(1999/07/02、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  中央省庁再編法案を中心に質問をさせていただきます。  今回の中央省庁再編は、「この国のかたち」の構築ということで、旧来の行政の官僚主導から政治主導への改革、それから機動性、減量化ということが理由とされております。私たちは、国民が求めている行政改革というのは、これまでの浪費型の公共事業を抜本的に見直して、行政をゆがめる政財官の癒着構造を根本的に改革して、主権者である国民に奉仕する行政を目指すことが何よりも大事だというふうに考えております。  この立場から幾つかの点について質問をしたいと思います。  まず初めに、今回の中央省庁再編で、政府は、国家……

第145回国会 行政監視委員会 第7号(1999/07/26、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私は二つの点で意見を表明させていただきたいと思います。  先ほどからも議論になっております基本法の問題については、援助のあり方、援助の目的、意義、そういうものをはっきりさせるということが大変大事だと思いますので、私どもぜひそういう形で推進をしたいというふうに思います。  まず一つは、先ほども同僚委員からお話がありましたけれども、援助のあり方の問題では、アメリカの戦略援助といいますか軍事援助のてこ入れといいますか、そういう問題というのはひとつもっと真剣に考えていく必要があるんじゃないかというふうに思います。ODA大綱の中でも人道援助ということを理念にすべきだということが強調されてお……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第5号(1999/05/12、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  日米ガイドライン関連法案について質問をいたします。  まず初めに、防衛庁長官の沖縄に関する問題の発言について、私はただしていきたいというふうに思います。  先ほど防衛庁長官は訂正すると言っておられましたけれども、この問題というのは大変重大な問題で、実は私の部屋にも沖縄からファクスが届きまして、こんな防衛庁長官の発言を許せるかという沖縄県民の声が上がっております。私は、これは軽々しい訂正で済む問題ではないというふうに思います。言葉足らずというのは一体どういう趣旨が言葉足らずなのか。  この発言を見ますと、防衛庁長官は島袋宗康議員の質問に答えて、確か……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号(1999/05/13、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  きょうはどうも大変御苦労さまでございます。幾つか質問をさせていただきます。  質問に入る前に、御承知のとおり私たち日本共産党は、今度の周辺事態法案及び日米ガイドライン関連法案は、戦争放棄それから武力の威嚇、行使を禁止した憲法九条に真っ向から反する戦争法案である、そのために廃案にすべきであるというふうに考えております。  私たちはその点で国会でいろいろと質問してまいりましたが、政府の答弁というのは、これは野呂田防衛庁長官の答弁でございますが、今回の法案の中では後方地域というのを定めたんだ、この後方地域において行われるという点ではそれは兵たんと違うん……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号(1999/05/21、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  まず初めに、一昨日、渉外関係主要都道県知事連絡協議会が、小渕総理大臣、高村外務大臣、野田自治大臣それから野呂田防衛庁長官、四名の方々に緊急の要請を行っております。  この主要都道県知事連絡協議会は、岡崎神奈川県知事、木村青森県知事、金子長崎県知事、稲嶺沖縄県知事、堀北海道知事、石原慎太郎東京都知事を初め、基地を抱える都道県の知事の方が緊急の要請をされておるわけです。  この中で述べられておりますのは、これまで政府と数回にわたって、地方自治体に今度の法案でどのような協力依頼がなされるのか、この点の意見交換を行ってきた。「しかし、この五月十八日に……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号(1999/05/24、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、重要問題が山積をいたしております日米ガイドライン関連法案について引き続き質問をいたします。  まず初めに、小渕総理に憲法問題についてお尋ねをしたいというふうに思います。  我が国の憲法は、二千万人以上のアジアの諸国民、三百万人以上の日本の国民、この犠牲の上にある侵略戦争を反省し、そしてこの教訓の上に立って、政府の行為をして再び戦争の惨禍が起こらないようにすることを決意して、戦争の放棄、国際紛争を解決する手段としての武力による威嚇、武力の行使を厳しく禁じております。  まず初めに、総理にお尋ねしたいのは、二十一世紀のこれからの日本の進路を進む上でこの憲法九条の理念と精神、この……

第145回国会 予算委員会 第5号(1999/02/25、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  日米ガイドラインについて質問をいたします。  まず初めに私質問したいのは、自衛隊の後方支援問題と憲法の問題であります。  政府は、自衛隊の後方支援問題について、武力行使と一体でないから憲法違反ではないとか、後方地域支援で後方地域を設定してやるから心配はないとか、さまざまなことを言っておられます。  そこで、まず初めにお聞きしたいのは、今回の周辺事態法では、日本が後方地域支援を行う別表の中に、物品役務の提供は、戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの航空機に対しては給油、整備を含まない、つまり戦闘作戦行動に発進準備中のアメリカの戦闘機などには給油や整備……

第145回国会 予算委員会 第11号(1999/03/08、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日米ガイドラインについて質問をいたします。  今度の新しい日米ガイドラインは、日本が武力攻撃を受けていない段階からアメリカが起こす戦争や紛争に自衛隊の部隊を後方支援だとか後方地域支援だとかいいまして出動させる内容だというふうに思います。  そこで、まず私は自衛隊の後方支援問題について質問いたします。  まず、総理にお尋ねいたしますが、宮澤大蔵大臣は九〇年十月の文芸春秋の中で、自衛隊の輸送や通信のようなロジスティックス、つまり括弧して「兵站」と書いてありましたが、これは戦争ではないと言いがたいということを述べておられますこの宮澤大蔵大臣の見解について、総理はどのような見解をお持ちな……

第146回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1999/12/10、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  普天間の移設問題について質問をさせていただきたいと思います。  今回の沖縄の普天間基地の県内移設問題というのは新たな基地の増強であって、やはり今、基地の撤去、基地の整理縮小を求める沖縄県民の世論からしても世界の世論からしても逆行するものであって、私たちはこういう基地の増強には反対であります。その立場から幾つか質問をさせていただきます。  最近この問題が起きまして、新聞の報道である琉球大学の教授の方が、これまで五十年余にわたって押しつけられてきた米軍基地に抵抗して闘ってきた沖縄の歴史に、初めて県民の同意に基づく新たな基地建設というかつてない一ペ……

第146回国会 外交・防衛委員会 第2号(1999/11/11、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  北朝鮮の問題と防衛庁の燃料談合事件の問題について質問いたします。  まず、北朝鮮の問題でありますが、我が党は、ことし一月の国会で不破委員長が、北朝鮮問題の解決のために北朝鮮と正式な対話と外交交渉のルートを確立すること、それを本腰を入れてやはり真剣に行う必要があるんじゃないかという点、二つ目は、やはり先制攻撃の立場をとらないことを初めとして、先制攻撃的な性格を持つ第三国の軍事行動に参加したり支援したりするような方針を持たないということを要求してまいりました。今度の臨時国会でも、この点で北朝鮮の交渉ルートを開くために日本政府が積極的にやはり策を持……

第146回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/12/14、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私に与えられた時間が五十八分までで、十二時から本会議だそうでありますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  一つは、国連の平和維持軍、PKFの本体業務の凍結問題について質問をいたします。  いわゆる自自公の政策合意では「PKOのうちPKF本体業務の凍結を解除するための法的措置を早急に講ずる。」と言っておられます。  河野外務大臣はこの前の委員会でこう言っておられる。「あの当時のことを思い出しますといろいろな御議論があったわけでございますけれども、その中には、これからいよいよ始めると、始めるに当たって最初からいきなりあれもこれもというわけにいかないから、幾つかは凍結しておい……

第146回国会 行政監視委員会 第2号(1999/12/13、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。原子力の安全行政の問題と防衛庁の調達行政の問題について、二つの問題について質問をさせていただきます。  まず初めに、原子力行政の問題でありますが、先ほどからも繰り返しお話がありますように、原子力の今度の東海村での臨界事故は日本国民ばかりじゃなくて世界にも大変大きな衝撃を与えたことはもう十分多くの委員からも指摘されているところであります。この臨界事故は、九五年の「もんじゅ」のナトリウム漏れによる事故、それから九七年の動力炉・核燃料開発事業団の処理施設の火災事故など、近年大変この問題がクローズアップされてきた重大な事故の記憶がまだ新しい中での出来事だ……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2000/03/16、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは、いわゆる沖縄に関する日米特別行動委員会、SACO予算についてお尋ねをさせていただきます。  私は、SACOの最終報告に盛られているいわゆる基地の移転、普天間の移転、こういうものは沖縄の県民の方々が願っている基地の整理、縮小という点では、実際には基地のたらい回しで、事実上沖縄の基地機能を固定化して維持するものだというふうに考えております。その点については私たちこれまで議論してまいりましたけれども、きょうは主にSACO予算について少しお尋ねをさせていただきたいと思います。  今年度のSACO予算を見ますと、約百四十億円、九六年度にSAC……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2000/04/21、18期、日本共産党)

○小泉親司君 沖縄米軍基地と環境問題について、外務大臣と沖縄開発庁長官にお尋ねをさせていただきます。  まず、今問題になりましたPCBの廃棄物の問題であります。  このPCBの廃棄物については、アメリカの太平洋軍のスターズ・アンド・ストライプス、星条旗紙という新聞によりますと、この廃棄物は沖縄米軍基地から出されたもの、それから東京の五つの大変大きな米軍基地から出された二年分の廃棄物をカナダ、米国に送ったけれども送り返されたと。  そもそもこういう問題については、私どもは、アメリカ軍がアメリカ政府の責任できちんと処理すべきであるという、本国でやるべきだというのは当然であると思いますし、そもそも送……

第147回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(2000/05/10、18期、日本共産党)

○小泉親司君 沖縄振興開発金融公庫法の改正案について質問させていただきます。  私どもの党は、今回の改正案は第三次振興開発計画、いわゆる三次振計の諸事業を達成するということと、沖縄県民の暮らしと利益を守る事業を財政面から支えるという点で、賛成であります。  沖縄の返還以来、三次にわたってこの振興開発が進められてきたわけで、沖縄では社会基盤の整備を初め産業の振興、県民の暮らしの向上という点では大変大きな前進を遂げてきたというふうに思います。  しかしながら、三次にわたる振計ではどういうことが掲げられたかといいますと、本土との格差是正と、それから自立的発展の基礎的な条件整備、いわば二大目標的なもの……

第147回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/02/22、18期、日本共産党)

○小泉親司君 発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。日本共産党の小泉親司でございます。  各大使におかれましては、赴任前の大変お忙しい中、当委員会に御参加いただきまして本当にありがとうございます。  私、二つの点について御質問させていただきまして、あとのことは同僚委員にお任せをさせていただきたいと思います。  まず、ペルー大使にお聞きするというより、もう既に同僚委員からお話がありましたけれども、当委員会では、ペルー国軍による日本人学生の殺害事件に対する十分な補償をすべきだという決議を上げましたので、その点先ほどお答えいただきましたが、御尽力を一層いただきたいということをつけ加え……

第147回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/03/14、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  外務大臣と防衛庁長官の所信表明に対する質問をさせていただきます。  まず初めに、沖縄の新しい基地の十五年の期限問題についてお伺いをいたします。  先ほども同僚委員から議論がありましたが、この十五年期限問題については日米防衛首脳会談、一月の首脳会談、二月の日米外相会談でもそれぞれ取り上げられた。そのときに日本政府は、いわば重く受けとめるという話をした。しかし、コーエン国防長官は何て言ったかというのは日米防衛首脳会談の文書に載っているんですが、米軍の兵力構成を含む軍事態勢について緊密に協議を続けるというふうに発言したと言われていると。これは一体どうい……

第147回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/03/21、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、自衛隊の射撃事件の組織ぐるみの隠ぺい事件について質問をいたします。  やはりこの問題というのは、この前、青木官房長官が、事実を隠ぺいするのは論外で、警察、自衛隊と続いて非常に遺憾だというような発言をされたということでありますけれども、この問題は、いわゆるこの前起きました防衛庁の背任事件と大変性質を同じくする問題だと。例えば、この問題は一九九四年に起きているのに実際は外部から通報があって発覚した。しかもこの問題では、背任事件では組織ぐるみの証拠隠滅事件というのがありましたけれども、同じようにこの事案をめぐって組織ぐるみで隠ぺいするという事件だったと。やはり問題の根っこは大変同……

第147回国会 外交・防衛委員会 第8号(2000/03/30、18期、日本共産党)

○小泉親司君 在外公館の法案の審議でありますけれども、我が方は賛成でありますので、きょうはちょっと一般質疑で、主に防衛庁への質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、幹部自衛官による射撃事件の問題についてでありますけれども、この問題については委員長を初め各会派の理事の皆さんと御協議して、結局、今月末に中間的な報告を求めたいということを要求しておりますので、今月末というのはあしたでございますから、そういう意味では、ぜひきちんとした形で中間報告を改めて求めさせていただきたいということをまず一言申し上げておきたいというふうに思います。  私は、きょうは主に佐世保の米軍基地の問題を取り上げさ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第9号(2000/04/13、18期、日本共産党)

○小泉親司君 初めに、日英の社会保障の協定について質問いたしますが、私たちはこれに賛成をしておりますので、一問だけ質問させていただきます。  先ほど松前委員からも質問があったので、重複をしないように質問させていただきますが、例えばG7の関係諸国を見ますと、それぞれ多くの国とこの協定を結んでいるわけです。例えば日本の場合ですと、ドイツ、今度はイギリスということで、二カ国である。外務省の資料を見ますと、それぞれ各国から要請がいろんな形で来ている。例えば、アメリカの場合などは昭和四十年代から要請が来ている、つまり一九六五年。もう既に三十五年近くたっているのにいまだにこの協定ができないという、そういう……

第147回国会 外交・防衛委員会 第12号(2000/04/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私も先ほど防衛庁長官が報告をされました違法射撃事件の問題とNECによるいわゆる水増し問題についての報告について幾つか質問をさせていただきます。  この問題については改めて当委員会でも質疑をさせていただくということになっておりますので、私、きょうは基本的な点だけをお聞きしたいというふうに思います。  まず違法射撃事件の問題でありますが、この問題の最も重大な問題というのは、組織的な隠ぺいがあったかどうか、ここがやはり基本的な問題なわけです。先ほどどうも防衛庁長官のお話を聞いておると、組織的な隠ぺいと他の人に受け取られてもやむを得ない側面はあるけれども組織的な隠ぺいはなかったと、こう判……

第147回国会 外交・防衛委員会 第14号(2000/05/11、18期、日本共産党)

○小泉親司君 今回の三つの条約については我が党は賛成であります。  きょうは、日本への核兵器の持ち込みに関する秘密の協定の問題について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  我が党の不破委員長は、これまで、六〇年の日米安保条約改定の際に核兵器を日本に持ち込む密約が存在すること、アメリカの公式の記録を示してこのことを明らかにしてまいりました。その内容は、討論記録、英語ではレコード・オブ・ディスカッションというもので、この中身は、第一項では岸・ハーター交換公文を書き、二項のAでは、藤山・マッカーサー口頭了解にあるイントロダクションについては事前協議の対象であるということを書き、二項のC項では……

第147回国会 外交・防衛委員会 第16号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○小泉親司君 今回の協定については、私どもは賛成であります。  この協定に密接に関連して、マグロ類の資源管理の問題について質問をさせていただきたいと思います。  先ほど外務大臣からもお話ありましたように、我が国はマグロ類の世界有数の生産国であり最大の消費国だということは明白でありますけれども、その点ではマグロ類の資源の保存管理には重大な責任があるというふうに考えております。ところが、今マグロ類の保存、資源管理に大変重大な問題が起きていると。それは、便宜置籍船による乱獲問題だというふうに思います。我が国のマグロ漁業に今この点が非常に深刻な状況をもたらしている。  私どもは、この前、マグロ漁船の中……

第147回国会 行政監視委員会 第4号(2000/03/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 参考人の方は大変お疲れさまでございます。日本共産党の小泉親司でございます。  まず、お三方に二つの質問をそれぞれさせていただきたいと思います。  猪瀬参考人の「日本国の研究」、私も大変興味深く勉強させていただきました。道路公団のお話もありましたが、特に住都公団のいわゆるJS、日本総合住生活株式会社の問題、昔の団地サービスでありますが、私も十五年近く団地生活をやりまして、この団地サービスの実態というのは本当にひどいというか、私も管理組合の役員などやりまして、住民的にはひどい中身だなということを日々痛感したときにこういうものが発表されまして、非常に勉強をさせられたわけであります。  ……

第147回国会 行政監視委員会 第9号(2000/05/22、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、長期テーマであります財投問題に関連をしまして、東京湾の横断道路アクアラインの問題について少し建設大臣にお尋ねをしたいと思います。  まず初めに総務庁にお尋ねをいたしますが、きょうは総務庁長官は何か出張だそうでありますけれども、昨年四月に道路公団の関係の四公団について総務庁では調査をされておるというふうに聞いておりますけれども、この点について、特に日本道路公団のうち東京湾横断道路アクアラインの問題についてどのような点が指摘されているのか、まず初めにお聞きをしたいというふうに思います。
【次の発言】 道路公団の調査報告では、今御指摘ありましたように、いわゆるアクアラインの今後と……

第147回国会 予算委員会 第8号(2000/03/09、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  私は、まず初めに、一連の新潟県警の不祥事問題について質問をいたします。  まず私が質問したいのは、持ち回り決裁問題の一点に絞って保利国家公安委員長にお尋ねしたい。この持ち回り決裁は、警察法の規定にもない、国家公安委員会の運営規則にもない脱法行為であるということは私は明白だというふうに思います。  そこで、国家公安委員長は、さきの同僚委員の質問で、自分が判断して決めたというふうに御答弁をされました。それは、あなたがまず初めからこの持ち回りでしようというふうに決めたのか、それとも警察庁から、いや、これは持ち回りにしてほしいと言われたのか、どっちで……

第149回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2000/08/09、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日ロの領土問題について質問をさせていただきます。  今度の問題では、日ロ領土問題が大変困難になったということでいろんな報道がされております。しかし、外務省で発表されている文書というのは、日ロ首脳会談でプーチン大統領が、日ロ関係の全面的な拡大が大事だ、難しい問題も避けて通らずに対処していく必要がある、私たちは慎重に一貫して着実に進んでいく必要がある、日ロ関係では特に極東をめぐる協力が大事だと言っているだけで、何ら具体的なものがないんですね。  例えば、参議院の予算委員会で総理大臣が答弁しているのも、微妙な問題、敏感な問題という発言をされたとか、新聞では、年内決着困難にとか、プーチン……

第149回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/08/09、18期、日本共産党)

○小泉親司君 核兵器の廃絶問題について質問させていただきたいと思います。  きょう九日は、御存じのように長崎に原爆が投下された日であります。核兵器の廃絶が人類の共通の願いであるということはもう論をまたないというふうに思いますが、やはり先ほどの領土問題ではありませんが、二十世紀に開発されたこの恐怖の兵器が二十世紀のうちに全廃される、そしてその政治的合意がかち取られるということは大変大事なことだというふうに思います。その意味で、特に被爆国である日本政府がその積極的なイニシアチブを発揮すべきだということは大変重要だというふうに思います。  今度の国会でも、森総理は、沖縄サミットでこの核兵器廃絶につい……

第150回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2000/11/15、18期、日本共産党)

○小泉親司君 領土問題とその関連する問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず領土問題でございますが、この問題については私も当委員会で何度か質問させていただきました。  東京宣言及びクラスノヤルスクの合意、川奈会談、モスクワ会談と一連の合意がされて、私も元島民の方と、この前領土問題についていろいろと懇談をさせていただきました。元島民の方の意見は、これまでのクラスノヤルスク、川奈、モスクワと来た会談が一体どのような前進があったのか、ひょっとすると前進がなかったのじゃないか、一体今の現状についてどうなのかというのを大変危惧されておられたところであります。  そこで、外務大臣にお聞きしたいのは、……

第150回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/11/09、18期、日本共産党)

○小泉親司君 外務大臣も冒頭のあいさつでお述べになられましたように、現在日本では、日朝交渉の問題、日ロの領土問題、核兵器をめぐる国連総会の問題、外交問題が山積をしております。  まず、私は初めに日朝交渉の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  十月末の十一回会談での外務省の発表によりますと、主として過去をどのように清算するのかという問題について非常に深みのある発言、議論を行ったという発表がされております。どのような深みのある議論をしたのかと、こう問うても、どこかの国の総理のように手のうちを見せない外務大臣としては答弁のしようがないというふうに思いますので、私、過去の清算の問題につ……

第150回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/11/16、18期、日本共産党)

○小泉親司君 思いやり新特別協定について質問をさせていただきます。  質問をさせていただく前に、まず、沖縄のジュゴンの保護問題について初めに質問をさせていただきたいと思います。  沖縄のジュゴンの保護問題は、国際自然保護連合、IUCNが、軍事施設の建設に関する自主的な環境影響評価、それからその回復を支援するジュゴンの保全措置を日本政府とアメリカ政府に勧告したことはもう皆さん御承知のとおりだというふうに思います。日本政府も、十月三日の代替施設協議会で、ジュゴンの生息状況の予備的調査として防衛庁が環境庁から技術的助言を得て実施し、できるだけ早期に本協議会に報告するということを決定いたしました。  ……

第150回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/11/28、18期、日本共産党)

○小泉親司君 周辺事態における船舶検査法について質問をいたします。  法案の具体的な中身に入る前にまずお聞きしたいのは、今回の法案は九七年のいわゆる日米ガイドライン、防衛協力の指針に基づく周辺事態法の補強という性格を持った法案だということはもう周知のことであります。日米ガイドラインは、いわゆる日本への武力侵攻がない場合においても、例えば九四年の北朝鮮の核疑惑による制裁でありますとか、台湾有事への対応でありますとか、そうした周辺事態に対応するものとしてつくられてきたわけであります。しかし、私、やはり現在のアジアの情勢というのは九七年の日米ガイドラインの情勢とはやっぱり一変しているというふうに思い……

第150回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/11/30、18期、日本共産党)

○小泉親司君 二十八日の委員会に続きまして、周辺事態における船舶検査法について質問いたします。  さきの委員会で、今回の法案が国連憲章四十一条の非軍事的外交手段によるいわゆる経済制裁を回避したものだということが私は明らかになったと思います。しかも今回の法案は、国連憲章や安保理決議とは全く別個に日米両政府が周辺事態というのを宣言する、その宣言したもとで船舶検査に関する国連安保理決議を求めるという国連や国際社会では今までに全く前例のない大変特異で非現実的な手法を持ち込んだというものであることは、私、この政府の答弁でも明らかになったというふうに思います。  その点で、本当にこの法案が、現実的にこんな……

第151回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2001/03/23、18期、日本共産党)

○小泉親司君 橋本沖縄北方大臣に、沖縄米軍基地の問題と環境保全の問題について質問をさせていただきます。  大臣は、先ほどのお話の中でも、観光・リゾート関連産業を初めとする沖縄の特性を生かした産業の振興を図るということをおっしゃっておられます。これは二十一世紀プランにも明記されていることでありますけれども、私はこの観光・リゾート産業の振興という点でもやっぱり沖縄の大変貴重な自然というのをいかに保全するかということは大変大事な課題だというふうに思います。  その一方で大臣は、普天間飛行場の移設・返還を含めたSACO最終報告の着実な実施を図ると、こうおっしゃっておられる。私たちは、SACOの最終報告……

第151回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(2001/03/28、18期、日本共産党)

○小泉親司君 今回の沖縄振興開発特別措置法の改正案については賛成でありますので、沖縄振興開発に関連いたします幾つかの問題について質問をさせていただきたいと思います。  初めに、今議論になりましたポスト三次計の問題について主に、私もこの問題については当委員会で何回か質問をさせていただいておりますけれども、橋本大臣にきょうは考え方を少しお尋ねさせていただきたい。  今月の二十一日に、沖縄県は「新たな沖縄振興に向けた基本的な考え方」というものを発表されておられます。ここでは、沖縄振興特別措置法における特別措置を継承しながら沖縄振興新法の制定で対処するということを明らかにしておられます。  大臣は、振……

第151回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(2001/06/20、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  これまで別の委員会で千島領土問題それから沖縄の基地問題については外務大臣と論戦してきましたので、訪米については改めて別の委員会でしっかりやらせていただきます。きょうは、沖縄の泡瀬干潟の問題につきまして尾身大臣に質問をさせていただきたいと思います。  沖縄の総合事務局は、沖縄県、沖縄市とともに中城湾の開発の一環として泡瀬干潟の埋立計画を今進めております。私たちは、県民の生活向上に役立つ開発という点では賛成でありますが、自然を破壊して進めるというのは好ましくない、自然環境と併存した形で進められるべきだというふうに考えております。  その点で、この……

第151回国会 外交防衛委員会 第2号(2001/02/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 きょうの委員会はえひめ丸と米原潜の衝突事件の問題、それから外務省の機密費の問題、この問題の集中的な質疑ということで、私、この二つの点について質問させていただきたいと思います。  初めに、原潜によるえひめ丸の衝突事件の問題についてであります。  私、日本共産党の調査団としまして、先週一週間ホノルルに行ってまいりました。アメリカの沿岸警備隊の第九管区司令官に対しましては、捜索活動の継続を要求してまいりました。国家運輸安全委員会、いわゆるNTSBに対しましては事故原因の究明を強く求めてまいりました。そして、アメリカの海軍、主に太平洋軍に対しましてもこの事故原因の徹底的な究明ということ、……

第151回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○小泉親司君 まず、日米首脳会談での沖縄米軍基地に関する使用期限の問題について御質問をいたします。  先ほど外務大臣は、同僚議員の質問に答えまして、十五年ぎりという期限を設定することによって前方展開が縛られるのは困るというような発言がブッシュ大統領からあったというのは私ども承知しておりませんと。  それじゃ、ところで、使用期限についてブッシュ大統領が困難だということは御確認されておられるわけですね。
【次の発言】 防衛庁長官はもっと率直で、きのうの記者会見の発言では、米国トップの大統領が困難と言ったのはちょっと重いかなと述べたと。ということは、解決は難しい、こういう認識なんですね、防衛庁長官。

第151回国会 外交防衛委員会 第7号(2001/04/03、18期、日本共産党)

○小泉親司君 有事立法問題について幾つかお伺いいたします。  森首相は有事立法について、施政方針演説で、「昨年の与党の考え方を十分に受けとめ、検討を開始してまいります。」というふうに述べられた。続いて日米首脳会談では、法制化を視野に入れて検討するというふうに国会での訪米報告の議論で答えられておる。一体この有事法制研究というのはどういうことをやるのか。  私は、九九年の六月三十日に防衛庁が発表された文書を持っておるんですが、そこの中で、一般論として、「@自衛隊の行動にかかわる法制、A米軍の行動にかかわる法制、B自衛隊及び米軍の行動に直接にはかかわらないが国民の生命・財産保護などのための法制の三つ……

第151回国会 外交防衛委員会 第11号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  田中外務大臣と中谷防衛庁長官の所信表明に対する質問をさせていただきます。  まず第一に取り上げたい問題は、靖国神社への公式参拝の問題であります。先ほども同僚委員から質問がありましたが、日中外相会談で中国政府は、小泉総理が繰り返し靖国神社への事実上の公式参拝を表明したことについて、外務省のホームページに出ておることだけを言いますと、ホームページによりますと、仮に総理の身分で公式に参拝することになれば、日中関係全体に重大な影響をもたらすであろう、国際協調の精神により、それまで日本側が行ってきた約束を守ってほしいというふうに述べたというふうに外務省……

第151回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  まず、アメリカ軍の横浜市にあります上瀬谷米軍基地と、それから富岡倉庫地区の問題について外務大臣に質問させていただきます。  先ほど同僚委員も取り上げましたが、この富岡倉庫地区と上瀬谷米軍基地の遊休地問題というのは、これは横浜市の市議会でも外務省に対して要望が出されている問題なんです。  私、この問題について、一つは、政府質問主意書を提出いたしました。それから二つ目は、四月三日に河野外務大臣に質問いたしました。  まず一つは、富岡倉庫地区。(資料を示す)  先ほど同僚委員がパネルを掲げましたので、私もパネルをお見せしますと、先ほどよりちょっと小……

第151回国会 外交防衛委員会 第14号(2001/06/07、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  まず、米軍基地とその環境汚染にかかわる問題について二つ御質問させていただきます。  まず一つは、先ほど議論になりました劣化ウラン弾の問題。先ほど通告いたしましたので、申しわけありませんが、もう外務大臣も防衛庁長官も先ほど議論がありましたのでおわかりだと思います。実は私、この問題は非常にゆゆしき問題だということでこの数年間注視してきた問題ですので、ぜひ取り上げさせていただきたい。  例えば、今、劣化ウラン弾というホームページを開きますと、海外でヨーロッパでもアメリカ本国でも大変重大な問題にこの問題はなっているわけです。例えば、それでは日本にこの……

第151回国会 外交防衛委員会 第15号(2001/06/12、18期、日本共産党)

○小泉親司君 コーヒー協定と日ロ文化交流協定及び税関手続に関する協定の三条約については賛成です。  日ロ文化交流協定に関連しまして、領土問題と、それに関連する漁業問題について質問をさせていただきます。十分という限られた時間ですので、少しまとめて質問いたしますので、お答え願いたいというふうに思います。  一昨日、私も根室市に参りまして、旧島民の皆さん、住民の皆さんとこの領土問題についていろいろ懇談をしてまいりました。やはり多くの皆さんが、この問題というのは、一日も早く領土問題の解決を図りたいという非常に悲願を込められた言葉が次々と寄せられてまいりまして、一体いつになったら解決するんだという本当に……

第151回国会 外交防衛委員会 第16号(2001/06/26、18期、日本共産党)

○小泉親司君 まず、自衛隊の誤射事件について質問をいたします。  この事件は、先ほども同僚委員から取り上げられましたが、大変ゆゆしき事態で、百八十八発という誤射が行われて十数発が北広島市のリハビリセンターに着弾する、まだ依然としてどこにその弾丸が飛んでいったのかということすらもわからないというひどい事件だというふうに思います。  私たち、この問題については、当然真相の徹底的な究明がまず第一で、先ほど申し上げました誤射されたところが一体どのくらいの区域にわたるのか、そうしたことも含めてよく調査をして国会にも報告していただきたいことと、それから、やはり真相の究明があるまで当然のこととして訓練を中止……

第151回国会 国土交通委員会 第17号(2001/06/14、18期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案の反対討論をいたします。  反対の理由の第一は、国鉄解体後十四年、分割・民営化でJRが国等の財政に大きく貢献したどころか、国民負担を増大させてきたからであります。  まず、長期債務約三十兆円を国民負担で処理することになりました。また、本来、鉄道事業者の義務である鉄道施設建設やバリアフリー化、駅舎新改築を自治体の負担として押しつけるなどのJRへの支援措置、寄付行為が十四年間で約二千億円に上っています。  第二に、今度の完全民営化は、JR各社が営利最優先で国民財産の切り売り、安全や利……

第151回国会 予算委員会 第6号(2001/03/08、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  私は、アメリカの原子力潜水艦グリーンビルによる愛媛県宇和島水産高校の実習船えひめ丸への衝突事件について質問させていただきたいと思います。  今回の事件は、御承知のとおり、アメリカの原潜グリーンビルが、ハワイのオアフ島沖九マイル、領海の中でありまするけれども、この中で大変無謀な緊急浮上という訓練を行った。その結果えひめ丸に衝突をいたしまして、九名の方々が依然行方不明になられている大変悲劇的な事件であります。  私たち日本共産党は、この事故が起こりました直後に直ちに調査団を派遣いたしまして、事故原因の究明初め、家族の方の支援、捜索の継続などを沿岸……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2001/11/28、19期、日本共産党)

○小泉親司君 まず初めに申し上げておきたいのは、昨日、特別委員長の御配慮で根室市長及び根室市議会議長から北方問題について陳情を受けました。中身は、御承知のとおり、同僚委員からもお話がありましたように、領土問題の一日も早い解決と同時に、当面、北方対策特別措置法に基づく北方領土の隣接地域の基金の充実などの改善策が出されております。  私もこの問題については当委員会でも何遍も繰り返し要望をしてきているところですが、特に北方対策特別措置法についての基金の問題、これは百億の基金があるんですが、現実に、もともとは七億円近い金利が生み出されていたにもかかわらず、このような経済の状況の中で三億円しかなくなっち……

第153回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/10/26、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。引き続き、テロ対策特別措置法案について質問をさせていただきます。  小泉総理は、今度のテロ特別措置法について、武力行使はしない、戦闘地域には行かない、戦場には行かない、だから憲法の枠内だと、こういうことを繰り返し表明されております。  私は、今度のこのテロ特措法に含まれている、例えば戦闘中のアメリカの軍艦や戦闘機やさまざまなものに武器や弾薬を輸送する、それから燃料を補給する、さらには米軍の武装兵員の輸送もできる、こういう中身はもう武力行使そのものだと私たちは考えております。  ところが、小泉総理の武力行使はしないという見解は、いわゆる直接の戦闘行動だ……

第153回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/11/08、19期、日本共産党)

○小泉親司君 今回のテロリストによる爆弾使用防止条約については賛成でありますので、このテロ条約に関連をいたしまして、テロ対策について幾つかお尋ねをしたいと思います。  政府は、今テロ対策特措法に基づいて、英米軍による軍事攻撃を軍事支援するために自衛隊の海外派兵の準備を進められているわけですが、そこでやはり私たちは、今英米の軍事攻撃が一体どういう局面になっているのか、こういう軍事報復戦争に、幾ら法律が通ったといえ自衛隊が軍事協力できるのかというところを私たちは指摘してまいりましたが、英米軍による軍事攻撃は約きのうで一カ月が経過したと。そして、イスラムのラマダンを前にしても依然として大変激しい空爆……

第153回国会 外交防衛委員会 第8号(2001/11/20、19期、日本共産党)

○小泉親司君 今回の国連PKOへの自衛隊の派遣の法案については、やはり憲法に違反するとともに自衛隊法にも違反する自衛隊の海外派兵、派遣を恒久化するものとして私たちは認められないという立場をとっております。これに関連しまして、私、今現実に行われております戦争に対して自衛隊を海外派兵する、その具体化となる基本計画について幾つかお尋ねをさせていただきたいと思います。  まずお聞きしたいのは、今、アフガンの情勢は、アメリカのブッシュ政権もタリバン政権が事実上崩壊したということを言う、その一方でウサマ・ビンラーディンはなかなか牧草地の中の針を一本捜すぐらい大変難しいと言い出したり、いつの間にかウサマ・ビ……

第153回国会 外交防衛委員会 第9号(2001/11/22、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、日本国の譲許表の修正等に関する確認書の承認を求める件に反対の討論を行います。  本確認書は、政府が米の関税化を決定したことを追認するための根拠となる条約であり、これによって、将来、米の関税率が低下することで外国からの米輸入をますます増大させ、日本の農業に壊滅的な打撃を与えるもので、断じて容認することができません。事実、日本の食糧自給率は四〇%にまで低下してきており、さらに促進させることになることは必至であります。  我が党は、一九九九年の米の自由化を進める国内法改正に当たって、米の関税化が、将来、関税率の低下をもたらし、米の輸入増大を促進して食糧自給率……

第153回国会 外交防衛委員会 第10号(2001/11/29、19期、日本共産党)

○小泉親司君 自衛隊の海外派兵の承認案件について質問をさせていただきます。  今回の法律は、戦後初めて自衛隊を海外に派兵することを国会に、いわば初めて事後承認といえども承認を求める件であります。ところが、この承認の中身が本文はわずか五行、これで我々に承認を求めるというのは、私はひど過ぎると思います。  その点で、まず、この法律の中身自体が承認に値しないということを、まず初めに私は申し上げさせていただきたいと思います。その上で、この承認案件について幾つか質問をさせていただきます。  アメリカのブッシュ政権はタリバン政権が崩壊したということを事実上認めまして、最近、二十一日や二十六日のブッシュ大統……

第153回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/12/04、19期、日本共産党)

○小泉親司君 PKO法の改正案について質問させていただきます。  法案の中身に入る前に、私どもは今回、憲法上の大変重大な法案をこの会期末に当たって拙速に出してきた、この点については大変重大な問題だというふうに思います。同時に、たとえ法案の是非はともかく、この問題というのは、御承知のとおり、九二年の国会で非常に国会でも重要な問題として議論されてきた中身であります。ですから、私たちは、先ほども同僚委員からもお話がありましたように、この問題点をしっかりと徹底的に審議して、一体この法案でいいのかどうなのかということも含めてやはり私たちは十分な審議をすべきだというふうに考えております。  そのために私は……

第153回国会 外交防衛委員会 第13号(2001/12/06、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、PKO協力法改正案について反対の討論を行います。  まず指摘したいのは、本法案が憲法九条にかかわる重要法案にもかかわらず、総理出席や連合審査、参考人招致など徹底審議を求める要求を拒否し、わずか十二時間、二回の委員会審議で終結させ、採決を強行することは、議会制民主主義の上からも看過できないものであり、強く抗議するものであります。  本法案の反対の理由は、第一に、今回の改正案の国連平和維持軍、PKFの凍結解除が武力行使に一層踏み込むものであるからであります。そもそも違憲の軍隊である自衛隊が海外で軍事活動をするということは憲法上許されません。しかも、その中で……

第154回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2002/03/15、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、先日の予算委員会で北方三島へのディーゼル発電所問題を取り上げました。コンサルタント会社が、これは、外務省と契約をし、支援委員会と契約をしたコンサルタント会社が九八年十一月に外務省、支援委員会に提出した報告書では、国後島への発電所増強は必要ないという結論が出されていたにもかかわらず、鈴木宗男氏の関与でこれが覆ったという疑惑であります。  ところが、この問題は予算上も大変重大な問題がある。色丹、択捉への発電所は、九八年十月、外務省内で決められました。ところが、国後は一年後の九九年十二月七日でありました。ところが、この国後島のディーゼル発電所問題も含めて、九八年十二月四日の補正予……

第154回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(2002/03/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 沖縄振興法について質問いたします。  今回の振興法は、格差是正から自立的発展に力点を移したものだということで、私どももこの点については、自立的発展が沖縄県民の暮らしや福祉、環境の保全に役立てるかどうかということをしっかりと検証していく必要があるんじゃないかというふうに思います。  今回の法案には、特別自由貿易地域の問題が盛り込まれております。これはもう既に御承知のように、中城湾に特別自由貿易地域が既に指定されておりまして、当委員会でもこの前、視察で行ってまいりましたが、まず初めにお聞きしたいのは、現在進められている特別自由貿易地域、ここは、全体の分譲面積はどれくらいで、現在立地し……

第154回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(2002/03/28、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  今日は、お三人の参考人、大変御苦労さんでございます。  幾つか質問をさせていただきます。  まず一つは、先ほどからもお話が出ていますように、米軍基地と沖縄の振興という問題であります。  もう御承知のとおり、沖縄県でも、第三次振計の総括文書においても、今後の二十一世紀の沖縄の振興においても、基地の大幅な整理縮小が欠かせないということを大変指摘しております。先ほども、各参考人からもその点の指摘が幾つか出ておりますが、例えば中部圏の、これからの開発だとしても、中部圏の基地占有率は二八・五%、今度北部に普天間基地が新たに、これは戦後初めて日本政府が新たに……

第154回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(2002/03/29、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、この前の委員会で、沖縄の振興法に関係いたしまして、特別自由貿易地区とそれから泡瀬干潟の問題を取り上げてまいりましたが、今日は三つの問題についてお聞きしたいと思います。  一つは、沖縄の軍用地等地主会連合会、いわゆる土地連の違法献金問題についてであります。  この問題は、土地連が二〇〇〇年に作った軍用地等問題対策協議会の会員の名前を勝手に使って鈴木宗男議員に献金したといういわゆる名義貸しの違法献金事件であります。この事実は、既に土地連の事務局長が記者会見で明らかにしておるところであります。  この献金は他人の名前を勝手に使った献金であり、政治資金法二十二条の六によれば、献金を……

第154回国会 外交防衛委員会 閉会後第1号(2002/10/10、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日朝首脳会談に関連をいたしまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  我が党は、今回の首脳会談については、過去の植民地支配の清算を行ったこと、日本の国民の生命、安全を守る上での再発防止策で合意したこと、こうした点を踏まえて大変重要な前進の一歩だというふうに考えております。  拉致事件は、これはいかなる理由があろうとも許すことができない犯罪でありまして、私たちはこれに対しては厳しい抗議を表明をいたしております。特に、北朝鮮政府に対して、拉致問題のすべてを明らかにすること、拉致犯罪を行った責任者を明らかにすること、被害者の皆さんがどのような取扱いを受けたのか、その真相の……

第154回国会 外交防衛委員会 第2号(2002/03/19、19期、日本共産党)

○小泉親司君 現在、政府が進めております有事立法に関連して幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今年の二月十六日から二月二十日まで、我が国防衛に関する日米共同対処と周辺事態における日米協力、つまり日本有事と周辺有事を一体化した指揮所演習が行われました。この指揮所演習に先立ちまして、NHKなどのマスコミの報道では、米側は相互防衛協力計画、つまり日米ガイドラインに基づく相互防衛協力計画の原案に基づいて訓練をしたというふうなことが報じられております。  まず始めにお聞きしたいのは、いつどのような日米の相互協力計画ができたのか、原案ができたのか。まず、防衛庁長官にお尋ねします。

第154回国会 外交防衛委員会 第3号(2002/03/20、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、核兵器の諸問題について幾つか質問をさせていただきます。  二〇〇〇年の五月に、御承知のとおり、核不拡散の見直し会議がありまして、この会議で、アメリカも参加をいたしました核兵器廃絶の明確な約束ということが合意されました。この約束に従いまして、国連ではアジェンダ連合とか、日本政府も国連の核廃絶決議案を提出しております。  日本政府は、アメリカを始めとする核保有国も参加できるような決議案を作った方がいいということで、九四年からいわゆる核兵器の究極廃絶決議案を提出して、二〇〇〇年のこの見直し会議からは別の決議案を国連に提出しております。ところが、この決議案に対して昨年の国連の会議で……

第154回国会 外交防衛委員会 第4号(2002/03/28、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、二千五年日本国際博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案に反対の討論を行います。  今回の法案は、愛知万博での政府代表を設置するものでありますが、愛知万博は環境保全上も財政負担の点においても重大な問題があり、その設置を認めることはできません。  第一は、環境保全の問題であります。博覧会協会と国と県は、住民の反対と国際的な批判の下で会場の変更を行いましたが、その変更に伴う環境アセスメントのやり直しを全く行うことなく計画を強行しようとしております。環境影響評価書の修正で対応する態度は、住民の要求を無視して計画を強行する以外の何物でもありません。この姿勢は、……

第154回国会 外交防衛委員会 第5号(2002/04/04、19期、日本共産党)

○小泉親司君 外務省の処分問題について幾つか質問させていただきます。  今回の処分は、外務大臣の報告によりますと、二つの調査報告、結果報告書に基づいた処分だと言っておられます。川口外務大臣は記者会見で、宗男代議士との関係については問題ではなかったかという質問に対して、一連のそういうことの背景にそういうことがあったと訳の分からないことを言っておられる。その一方で、調査報告が問題とした点について処分しているということを述べられております。  そこで私お聞きしますが、東郷氏を今度は処分したわけですが、それでは、調査結果報告書のどの点について東郷氏は責任を問われたんですか。

第154回国会 外交防衛委員会 第6号(2002/04/09、19期、日本共産党)

○小泉親司君 環境関連の三条約については、我が党は賛成であります。特に、残留性の有機汚染物質に関するストックホルム条約は、人の健康と環境を保護するためにPCBやダイオキシンなどの九つの残留性有機物質の製造、使用、輸出入を禁止し、廃絶のために必要な法的、行政的措置を取ることを明記しております。PCBやダイオキシンを含む四つの物質については、放出の総量削減と、実行可能な場合という前提が付いておりますけれども、廃絶を明記したということは評価できるので賛成であります。  この条約、三つの条約を十分に審議するには余りにも私たちは時間がありませんので、PCBの、特に日本の米軍基地に残されているPCBの問題……

第154回国会 外交防衛委員会 第8号(2002/04/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 まず、受刑者移送条約について質問をいたします。  今回の条約は、先ほど同僚委員からも指摘されたように、八三年の締結から二十年間たなざらし状態に置かれてきたわけでありますが、この間、政府は、アメリカ政府の要求で日米受刑者移送条約、いわゆる二国間条約の締結の交渉を進めてきたと思います。新聞報道によりますと、小渕内閣では、フォーリー駐日米大使がその締結を要請して、日米間の交渉で実質的に合意されたというふうに報道されております。その際、陣内法務大臣は、今回の移送条約について、日本と法制度がかなり異なり、現段階で加盟するのは難しいという見解を示しておられる。  実際に日米間の移送条約ではど……

第154回国会 外交防衛委員会 第9号(2002/04/18、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は、やはり拉致疑惑を解決する上で何といっても重要なのは、北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国との交渉のルートを開くということが非常に肝心なことだというふうに思います。  先ほども同僚委員からも紹介があったように、参議院での決議案も「我が国と北朝鮮との国交正常化に向けた話し合いの中で、」、「毅然たる態度により拉致疑惑の早期解決に取り組むべきである。」ということを言っておるわけですが、私も当委員会でこの日朝国交回復交渉問題について取り上げてまいりました。その当時の河野外務大臣の答弁も、外交交渉の中身は話せないということで、実際には一体何が障害になっている……

第154回国会 外交防衛委員会 第10号(2002/04/23、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日米共同作戦計画と有事法制について幾つかお尋ねをいたします。  先日の委員会で、中谷防衛庁長官は、九七年の新しいガイドラインに基づいて日米共同作戦計画、いわゆる二国間の共同作戦計画ができ上がった、それは共同計画検討委員会のレベルで作業の進捗を確認したものだというふうに答弁されました。  そこで、私、お聞きしたいのは、この共同計画検討委員会で確認作業としてまとめられたものは、日本有事の日米共同作戦計画なんですか、それとも周辺事態の日米相互防衛協力計画なんですか、どちらなんでしょうか。
【次の発言】 日米ガイドラインを読みますと、「日米両国政府は、共同作戦計画についての検討と相互協力……

第154回国会 外交防衛委員会 第12号(2002/04/26、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。お三人の参考人、大変御苦労さまです。大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。  私、一問だけお尋ねさせていただきます。  先ほど、宮内参考人が、今度の問題というのは単なる外務省ばかりじゃなくて、広く全省庁にかかわる問題だというふうにおっしゃいました。それからもう一つ、外務省特有の問題があるとおっしゃいました。私、今度の、皆さん方が変える会にお就きになられたのは、いわゆる小泉内閣が発足しまして田中眞紀子外務大臣が出ましてからこの一年間の問題をどうするかと、言わば決算的にやるものだと私も理解をしておりますが、一つは大変長期的な問題……

第154回国会 外交防衛委員会 第13号(2002/05/07、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本・シンガポール自由協定について質問をいたします。  我が党は、今回の協定は、平等、互恵、経済主権の見地に立っているという点で賛成であります。  以下、質問をいたしますが、今回の協定は我が国にとって初めての自由貿易協定になるわけですが、既にWTO協定があり、各国の貿易の枠組みが定められております。今回の二国間の自由貿易協定では、関税の完全撤廃へ向けての取組が非常に強調されている。例えば、資料で見ますと、品目ベースで見た関税撤廃でいきますと、シンガポールから日本への品目の関税については、WTOでは三四・二%の無税状況に対して本協定では七六・九%、日本からシンガポールでは、一六・六……

第154回国会 外交防衛委員会 第14号(2002/05/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 テロ資金の条約の問題でありますが、我が党はいかなるテロに対しても、当然、政治的、宗教的、思想的な理由があろうとも、テロについては断固として許すことはできない、このテロを根絶するということが二十一世紀の中で極めて重要な問題だということを強調しております。しかし、このテロに対して報復戦争という戦争の手段に訴えるということについては我が党は反対であります。その意味で、今回の条約はテロの問題についての資金面の規制を行うということで、この条約には賛成をいたします。  その上で、私は、中国で起きました瀋陽の総領事館事件について質問をさせていただきたいと思います。  私、昨日の本会議で幾つか総……

第154回国会 外交防衛委員会 第18号(2002/05/30、19期、日本共産党)

○小泉親司君 京都議定書について質問をさせていただきたいと思いますが、まず初めに、質問に入る前に、防衛庁の情報公開のリストを作成した問題について質問をさせていただきたいと思います。  この問題は、防衛庁が情報公開によって定められた国民の情報公開の権利を逆手に取って、申請者の思想や信条を調査していたというもので、人権、プライバシーの上からも看過できない重大な事件だというふうに思います。私は、この委員会で集中的な審議をするべきだということを求めておりますけれども、今回、この質問の機会に幾つかの問題について質問をさせていただきたいと思います。  今回の事件は、海幕三佐が情報公開請求者の百四十一名のリ……

第154回国会 外交防衛委員会 第20号(2002/06/06、19期、日本共産党)

○小泉親司君 まず、私は、福田官房長官は、非核三原則について、今は憲法だって変えようという時代だから国際情勢の変化や国民が核兵器を持つべきだということになれば変わることもあるかもしれないというふうに発言しながら、今度は、見直しなんて言っていない、そんなことを言ったら政権がつぶれるといって非核三原則の見直しの発言を否定されております。  私、この一連の問題では、官房長官が官房長官と政府首脳という一人二役を演じて自作自演の言わば猿芝居的なことをやったという点では、私は二重三重に国民を愚弄する以外の何物でもないというふうに思います。  この非核三原則は日本の国是であること、政府不動の方針と言われるこ……

第154回国会 外交防衛委員会 第21号(2002/06/11、19期、日本共産党)

○小泉親司君 我が党は、文化財保護条約、知的所有権に関する二条約については賛成であります。  そこで、文化財保護条約について一つだけお聞きしたいと思います。  今回の条約は、文化財の不法な輸出入、所有権の移転の禁止、盗難文化財の原産国への返還などを盛り込んでおります。今、日本は、先ほども御指摘がありましたが、美術品の盗難大国と言われて、日本を通過して盗難美術品が世界に流出しているというふうに伝えられております。日本が本条約を批准することは、こういう汚名の返上の点で大変重要だと思いますが、同時に、国連加盟国のうち半分しか調印、批准していないと。問題は、貴重な世界の文化財をどういうふうに保護してい……

第154回国会 外交防衛委員会 第23号(2002/07/04、19期、日本共産党)

○小泉親司君 エネルギー憲章に関する条約等二本の条約について質問をさせていただきます。  私どもは、この二つの条約についてはソ連、東欧その他の諸国のエネルギーを確保するという見地から賛成であります。  そこで、一つだけお尋ねをさせていただきたいと思いますが、この条約の第十九条では、持続可能な開発のために自国のエネルギーサイクルから生ずる有害な環境上の影響を最小限にするよう努力するとか、自国の政策や措置の中で環境の悪化を防止し又は最小にするための予防措置を取るよう努力するなどと規定されております。  このエネルギー憲章条約について、オーストラリアのアデレード大学のロースクールのブラッドブルク教授……

第154回国会 外交防衛委員会 第25号(2002/07/11、19期、日本共産党)

○小泉親司君 瀋陽の総領事館事件の問題について質問をいたします。  外務大臣は、七月四日に瀋陽問題で関係者の処分を発表されました。今、処分の軽重の問題が議論されておりますけれども、私は、この問題では、この問題の事件の何が問題だったのか、外務省がこの問題にどのように接近しようとしたのか、その事実解明がしっかりと図られて再発防止が十分に行われるという見地からこの処分が行われているのかどうなのか、この点が私一番大事な問題だというふうに思います。処分をすればそれで済むという問題じゃありませんので、その見地から幾つか私は外務大臣にお尋ねしたいと思います。  まずお尋ねしたいのは、外務大臣はこの問題で給与……

第154回国会 外交防衛委員会 第26号(2002/07/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 四月に引き続き、大変御苦労さんでございます。共産党の小泉でございます。  先ほども瀋陽事件の問題が出ましたが、私もちょっとその件でお聞きしたいんですが、瀋陽事件のときに結局、今日のこの議事録を読ませていただきますと、どなたがお話しになったかはこの議事録ではつまびらかじゃありませんが、例えば、「日本では不祥事が起きるとその原因を明らかにしないまま再発防止策をとるが、原因をまず明らかにする必要がある。」と、こういうふうに指摘されておられる方がおられる。  私も瀋陽事件では、処分の軽重はともかく、一体何が原因だったのか、この点が全く不明確でありまして、何が問われているのか、どうも外務省……

第154回国会 外交防衛委員会 第27号(2002/07/18、19期、日本共産党)

○小泉親司君 昨年四月に小泉内閣が発足をしましてから、この外交防衛委員会では、御承知のとおり、機密費の事件、宗男疑惑に係る北方支援事業の関係、続いて瀋陽事件、私は今度の外務省改革というのはこの問題、この事件が問われているというふうに思います。  そこで、外務大臣はいわゆる開かれた外交の十の改革ということを変える会に対して諮問という形にしたわけですが、私はこの三つの、三大事件というか三つの問題で、この前変える会の方々にいろいろお話をしましたが、この方々が共通して言われるのはやはり外交戦略の脆弱性、日本外交の問題が、外交戦略の問題がその背景に非常に横たわっているということを指摘されておりました。 ……

第154回国会 外交防衛委員会 第28号(2002/07/23、19期、日本共産党)

○小泉親司君 アジア=太平洋郵便連合憲章の問題については私ども賛成ですので、今日は二つの問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず一番初めは、いわゆる急使の問題、急ぐ使いの問題についてであります。  去る六月十六日の深夜、沖縄の那覇市で米軍整備士がライターを盗んだとして窃盗容疑で逮捕される事件が起きました。ところが、この容疑者が急使という、英語ではクーリエというんですが、この急使の身分証明書を持っていたことから、即日釈放されるという問題が起こりました。この事件に対して、なぜ急使はすぐに釈放されるのか、なぜ身柄を拘束されぬのか、県民から疑問の声が高まったのは私は当然だというふうに思……

第154回国会 決算委員会 閉会後第7号(2002/09/26、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。今日は、日朝首脳会談について質問をさせていただきたいと思います。  我が党は、今回の首脳会談について、過去の植民地支配の謝罪と清算の問題、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題の再発防止措置などに関して日朝平壌宣言が交わされた、国交正常化交渉の再開が合意されたことは、私たちは重要な前進の第一歩であるというふうに考えております。  同時に、この首脳会談で、北朝鮮が日本人の拉致を行っていたという重大な問題が明らかになった。我々は、この犯罪については絶対に許すことができない点で厳しく抗議をしたいと思います。被害に遭われた御家族の御心中はいかばかりかとい……

第154回国会 予算委員会 第11号(2002/03/13、19期、日本共産党)

○小泉親司君 外務省問題及び鈴木宗男氏の疑惑の問題について質問をさせていただきます。  まず初めにディーゼル発電所問題、この三島へのディーゼル発電所問題は、北方支援事業が九八年の七億円から九九年三十億円、二〇〇〇年二十七億円、跳ね上がっているものの主要な問題で、色丹島に十四億円、択捉島に五億円、国後島に約二十億円の総額四十一億円の事業が提供された重大な問題であります。この点では、これを解明するということは非常に重大だというふうに思います。  外務省の報告にもありますように、この三島へのディーゼル発電所は橋本・エリツィン会談で橋本総理自らが協力の可能性を検討するというふうに述べたものであります。……

第155回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2002/11/27、19期、日本共産党)

○小泉親司君 北方領土問題対策協会の独立法人化の法案について質問をさせていただきたいと思います。  まず、細田大臣にお尋ねをいたします。  今回の法案は、特殊法人から独立行政法人になると。この法人は、元々、御承知のとおり、千島列島の、千島領土の旧島民の様々な支援策を講じる団体でありますが、先ほど坂巻さんがおっしゃっている話は、例えば、非常により自由になって、必要があれば緊急に対策が取れるんだというような、何か訳の分からないお話をされましたが。  私、まずお尋ねしたいのは、この特殊法人から独立行政法人によりましてどのような旧島民の方々にメリットがあるのか、一体どこに今度の法案で行政法人化するメリ……

第155回国会 外交防衛委員会 第3号(2002/11/12、19期、日本共産党)

○小泉親司君 引き続き、イラクの問題について質問をさせていただきたいと思います。  繰り返しになりますが、八日に国連の安保理がイラクに対して大量破壊兵器の査察の受入れの決議を行いました。私たちは、イラクは、この大量破壊兵器の査察を受け入れて、国際社会の疑惑を晴らすべきだというふうに思います。同時に、この大量破壊兵器、核兵器、化学兵器、生物兵器の拡散問題は、私は軍事攻撃、つまり戦争の手段において解決するという方向ではなくて、平和的に解決されるべきだというふうに思います。  そこで、昨日の衆議院の事態特別委員会でも、福田官房長官は、今回の国連決議は、アメリカの、ないしはアメリカを始めとする国々の自……

第155回国会 外交防衛委員会 第4号(2002/11/19、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に対し反対の討論を行います。  本法案は、一般職給与法の改定が行われるのに準じて、裁判所職員や国会職員などと同様に、特別職である防衛庁職員の給与を改定するものであります。  人事院は今回、一般職国家公務員の給与について、期末手当などの引下げに加え、人事院勧告制度発足以来初めて俸給の引下げを求めました。これに基づいて一般職給与法の改定とその特別職への準用が行われた結果、すべての国家公務員の年収は四年連続で切り下げられることになったのであります。  人事院勧告制度は、公務員の労働基本権を制約することに対する代償措置として給与や勤務……

第155回国会 外交防衛委員会 第5号(2002/11/21、19期、日本共産党)

○小泉親司君 テロ特措法に基づきます基本計画の変更に関する問題について質問させていただきたいと思います。  まず、テロ特措法の具体的な質問に入る前に、喫緊の二つの重要な問題について質問させていただきたいと思います。  一つは、米軍による水中爆破訓練の問題であります。  米軍が、十一月十四日から二十日まで、隠岐諸島西方や鹿児島沖という領海に極めて近い海域において、日本政府に無通告で水中爆破訓練を強行しました。我々は、このような訓練については強く抗議したい。  私が調査しましたら、これは今回だけの問題ではない、日本の二百海里水域内で水中爆破訓練を米軍が恒常的にやっていることが明らかになりました。海……

第155回国会 外交防衛委員会 第6号(2002/11/26、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  今日は、お三人の先生方、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。私、三つの点について質問をさせていただきたいと思います。  まず、お三方に、ブッシュ政権の先制攻撃論についてお尋ねをしたいと思います。  ブッシュ大統領は、御承知のとおり、先制攻撃ということを再三にわたって言っておられます。この問題というのは、このイラクの問題と決して無関係ではなくて、大変私は密接な関係があるというふうに思います。今度の問題というのは、お三方の先生がひとしく主張されましたように、私たちは、この国連一四四一決議をイラクがしっかりと査察を……

第156回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2003/03/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私も沖縄問題について質問をさせていただきたいと思います。  御承知のとおり、SACOの計画が進められておりますが、このSACOの計画というのは、元々、九五年のいわゆる少女暴行事件に端を発しまして、沖縄の米軍基地を整理縮小しようという方向で作られたものであります。  その後、このSACO計画が進展をするに伴いまして、だんだんこのSACO計画が非常に複雑な方向に進んでまいりまして、例えば、普天間移設の問題についても先ほど取り上げられましたが、SACO計画というのは、千五百メートルの滑走路だったのがいつの間にか二千五百メートルの滑走路になっちゃった、実弾射撃演習の問題でも同質同量だと言……

第156回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2003/03/26、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私どもは沖振法の改正案については賛成であります。私は、法案に関連いたしまして、二つの問題について取り上げさせていただきたいと思います。  その二つの問題に入る前に、イラク戦争が開始されまして、沖縄県によりますと、二十四日、午後五時現在で十八校、三千八十一名の修学旅行のキャンセルが出ている。一般では二十件、千五百名のキャンセルが出ているということでありますが、このキャンセルも今後増えるという心配が非常に懸念されておられます。その点で内閣府としても十分な対策を取っていただきたいということをまず初めに冒頭、要望させていただきたいと思います。  まず、一つの問題は、昨日取り上げました那覇……

第156回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(2003/07/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は、今回の沖縄における米兵の暴行事件について、その関連の問題について質問をさせていただきたいと思います。  私、今回の事件は大変怒りを禁じ得ないんですが、問題は、何でこういう事件が繰り返されているのかと。特に、九五年の少女暴行事件であれだけ沖縄県民の怒りを買っているのになぜ再びこれが繰り返されるのかと、ここが私、一番大きな問題じゃないかというふうに思うんです。その点で私、外務大臣に、一体こういう事件が繰り返される原因は何だというふうにお考えなのか、私、まずその点をただしておきたいと思います。  例えば、私、時間が限られておりますので、ちょっと御……

第156回国会 外交防衛委員会 第2号(2003/03/20、19期、日本共産党)

○小泉親司君 イラク問題について引き続き質問をいたします。  伝えられるところによりますと、十一時三十分過ぎにアメリカがイラクに対する武力攻撃を行ったということであります。  私は、この場で、この大変理不尽な無法な武力攻撃は絶対に認められることはできない、特に国連安保理決議なしで先制的な攻撃をやるというのは断じて容認できないということをまず申し上げて、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  ブッシュ大統領は、今回の武力攻撃の根拠に国連安保理決議一四四一、これに基本的には基づいているということを主張して、特に大量破壊兵器をイラクが依然として保有し続けている、これを廃棄するために武力行使を行……

第156回国会 外交防衛委員会 第3号(2003/03/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私も、引き続きイラク問題について質問をさせていただきたいと思います。  川口外務大臣は、私のこの前の質問に対して、今回のアメリカのイラク攻撃がフセイン政権の転覆にあるんじゃないかという質問に対して、目的は武装解除だが、結果としてフセイン政権の転覆があるということを答弁されました。  しかし、二十四日にフランクス中央司令軍、司令官が記者会見したところによりますと、我々の第一の目的はフセイン政権の転覆であるということを明確にした。その点で私は、今回の問題は、結果としてそうなるんじゃなくて、正にフセイン政権の転覆が目的であると。これは、国連憲章上も、国連決議上も全く反する私は軍事行動で……

第156回国会 外交防衛委員会 第5号(2003/04/15、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、イラクでのアメリカの大変無法な戦争について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  この戦争は、私も繰り返し議論してきましたが、国連の安保理決議もない無法な戦争として始められたことはこれまでの私たちの議論でも明白だと思います。私は、始めたことも無法であれば、現実に行われている戦争も大変無法の限りを尽くしているのではないかと。アメリカは、先ほども議論にありましたが、世界で使用が禁止が求められているクラスター爆弾とか劣化ウラン弾とか非人道的な無差別兵器を使って攻撃して、罪のない子供たちや女性たちを攻撃していると。私、いろいろとイラクの戦争の実態を見てきますと、例えばクラスタ……

第156回国会 外交防衛委員会 第6号(2003/04/17、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、今回の環境関連の三条約について質問をさせていただきたいと思います。今回の三条約については私ども賛成でありますので、それに関連をいたしまして幾つか質問をさせていただきます。  まず一つは、PCBの廃棄物、特に米軍基地におけるPCBの廃棄物の問題についてお尋ねをいたします。  私はこれまでも、日本でも今PCBの問題、非常に大きな問題になっておりますが、米軍基地のPCB廃棄物は直ちに本国に撤去すべきだということを私、これまで繰り返し当委員会でも要求をしてまいりましたが、今年の一月十九日に伝えられるところでは、米軍が横田米軍基地から二十二トン、約二十二トンのPCB廃棄物を本国に持ち……

第156回国会 外交防衛委員会 第7号(2003/04/22、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、防衛庁設置法改正案について質問をいたします。  まず、自衛隊が保有しているクラスター爆弾についてお聞きをしたいと思います。  私もこのクラスター爆弾については航空自衛隊の百里基地で実物を調査して見てまいりましたけれども、この爆弾はコソボでもアフガニスタンでもイラクでも使われた。最近のイラクでは、報道によりますと、子供が不発弾を、クラスター爆弾の不発弾を見付けてパトロール中の米兵に渡したところ、少女と米兵四人が負傷し、米兵一人が足を切断するという痛ましい事件があった。で、バグダッドのお医者さんによりますと、不発弾による被害は百人以上を超えているというふうな指摘が報道されており……

第156回国会 外交防衛委員会 第10号(2003/05/13、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  我が党は、子どもの権利条約、女子差別撤廃条約改定案、それから組織犯罪防止条約、この三条約については賛成でございます。  私は、その賛成の立場から、今日、是非委員会でこの条約の実施に当たって日本が取るべき措置についての決議案をやるべきだということを提案をいたしました。  条約には、御承知のとおり附帯決議というのは基本的にあり得ませんが、国会の意思として、私は委員会が決議すべきだということで、内容としましては、児童の権利条約に関する、子どもの権利に関する条約については、総合的な推進のため政策調整機関を設置するなど必要な措置を講ずるよう検討すること、N……

第156回国会 外交防衛委員会 第11号(2003/05/15、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  テロ特措法に基づきます基本計画の延長問題について質問をさせていただきます。  まず、今回の基本計画の延長は三回目であります。そのたびに私、議論をしたいというふうに思っている問題は、今度の法律は、御承知のとおり、九・一一の同時多発テロの脅威を除去するということを目的に行われたものであります。今、アフガニスタンの戦闘の問題について言えば、アメリカは大規模な戦闘が終了したということを言っていると。ただ、アルカイダや様々な残党狩りをやらなくちゃいけないんだというようなことを言っております。  そこで、私、まず福田官房長官にお尋ねしたいんですが、この基本計……

第156回国会 外交防衛委員会 第15号(2003/07/10、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  イラク特措法案について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、イラク戦争の最大の要因となりました大量破壊兵器の問題についてお尋ねをしたいと思います。  小泉総理大臣は繰り返しイラクは大量破壊兵器を保有してきたということを断定してまいりました。この問題について、じゃ断定した根拠は何かと、こういうふうに問われると、何かフセインがいないことは存在を否定することにはならないとかいういわゆる詭弁を使って、昨日も同じような詭弁を弄して、私が詭弁だとやじりましたら、詭弁じゃないと私に答弁をいたしましたけれども、こういうふうなことを使って私はごまかす……

第156回国会 外交防衛委員会 第19号(2003/07/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。小泉純一郎総理大臣に質問をいたします。  まず、私、総理に質問をさせていただく前に、今回のイラク特措法というのは、私は、大変重大な問題が数々まだ山積している。例えば、憲法上の要請の問題と言われる戦闘地域と非戦闘地域の問題、これはいわゆる、先ほど総理も言われたように、自衛隊が戦闘地域に行かないと、だからそういうものが決められたんだと言いながら、実際、じゃ戦闘地域と非戦闘地域は本当に区分けできるんか、こういう問題が私は残されている。こればかりじゃなくて、私、たくさんの問題がまだ残されているというふうに思います。ですから、私たちは、野党は結束して、この……

第156回国会 決算委員会 第6号(2003/05/07、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  外務省と防衛庁の決算について質問をさせていただきます。  まず初めに質問したいのは、自衛隊の内部の旅費の不正使用問題であります。先ほども外務省のプール金の問題、機密費の問題が出されました。  私どもの調査で、陸上自衛隊の西部方面隊飯塚駐屯地でいわゆる旅費の不正使用、空出張の実態があることが明らかとなりました。これは内部から告発があったもので、二〇〇一年三月十二日付けで、健軍方面隊、これは西部方面隊でありますが、会計課長あてに、四二二会計隊長を通じて行った旅費の不正使用などについてと題する内容証明が送付され、旅費の不正使用が存在することが明らかとな……

第156回国会 国土交通委員会 第23号(2003/07/03、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  今日は国土交通委員会で質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  私は成田空港のいわゆる民営化法案について質問をさせていただきたいと思います。  具体的な質問に入る前に、私はまず基本的な問題について国土交通大臣にお尋ねしたいと思います。  成田空港は、御承知のとおり、農民の土地の取上げがありまして、大変激しい運動が繰り広げられてまいりました。私は、決してこの運動は暴力学生集団の運動ではなくて、農民の道理ある運動も行われてきたと思います。その中で、成田空港の問題については七二年の九月二十日に当時の運輸大臣と空港公団総裁、千葉県知事及……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第4号(2003/05/22、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  有事三法案について質問をさせていただきます。  まず私が質問したいのは、今回の法律案と日米ガイドライン、いわゆる日米防衛協力の指針、この関係でございます。  私は、今回の法案は備えあれば憂いなしで、どっかの国が日本を攻めてくる、そうした有事に備えるんだと言っておりますが、私は日米ガイドラインを読む限り、アメリカがアジア太平洋の各地で周辺事態を起こす、この戦争に協力する、それによって日本が戦争に巻き込まれる、これがやはり私は日本の有事の最大の脅威だというふうに思います。  そこで、私、幾つかお聞きしますが、日米ガイドライン、今度の新しい九六年に……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号(2003/05/27、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  私は、周辺事態と先制攻撃の問題について質問をいたします。  小泉総理は、我が党の市田書記局長の質問に答えまして、アメリカの先制攻撃に協力するのは問題だという点を質問しまして、それに対して、先制攻撃には加わらないという答弁をされました。私、この問題というのは、武力攻撃予測事態に発展する可能性のある周辺事態という問題について、これが適用するということになれば、当然、政府として、周辺事態がアメリカの先制攻撃で起きたのかどうなのか、この点について私は判断が迫られる問題だというふうに思います。その際、当然、国連憲章に反する先制攻撃というのは絶対に認められな……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号(2003/06/02、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  今日は、公述人の皆さん、本当にありがとうございます。それから、傍聴人の方の皆さんも大変お疲れさまでございます。  私は、時間が限られておりますので、順次質問させていただきますが、まず、私ども日本共産党の考えについて簡単にお話しさせていただきたいんですが、御承知のとおり、私どもは今回の法案については反対であります。廃案を求めております。  その主な理由でありますが、私たちは、今度の法案は、日本がどこかの国から攻められた場合ではない、アメリカがアジア、特に周辺事態で戦争を起こす、その場合に日本の国民を強制的に動員する仕組みを今度の法案は作るものだ……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号(2003/06/03、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  引き続き、法案に関する質問をさせていただきます。  まず初めに、米軍の嘉手納ラプコン、この問題にかかわる問題についてお尋ねをしたいと思います。  五月の二十九日の日に、外務省の発表文書によりますと、政府は沖縄の民間空港を管轄いたします那覇の航空交通管制部を共同使用にいたしまして、この中に米兵を立ち入らせて民間機と米軍機の管制を行わせました。このことについて、これは沖縄返還後初めてのことで、米兵が立ち入って、那覇の航空管制部に立ち入って管制をするというのは初めてのことで、これ外務省の発表文書によりますと、米軍がこのレーダーを更新する、そのために米軍……

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号(2003/06/05、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  小泉純一郎総理大臣に御質問をいたします。  まず、私が質問したいのは、アメリカの先制攻撃の問題でございます。  御承知のとおり、アメリカがイラクでの戦争を行いまして、世界や日本でも、アメリカが先制攻撃の戦略を取っている、こういう大変懸念の声が広がっております。今回の法案の関連でも、アメリカがこのアジア太平洋で先制攻撃の戦略発動するんじゃないか、これに日本が軍事的に協力、支援を行う、こういうことによって日本が戦争に巻き込まれていくんじゃないか、こういう懸念が高まっていることは、先ほどの同僚議員がるる述べられたことでも私は表れていると思います。 ……

第156回国会 予算委員会 第4号(2003/01/30、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  小泉純一郎総理大臣に質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、「もんじゅ」の問題についてお聞きしたい。  名古屋の高裁は、「もんじゅ」の建設前の安全審査が不十分だということを認めまして、原子炉の設置許可を無効にする判決を下しました。今回の判決は、関電の美浜事故の問題、ジェー・シー・オーの事故、東電の不正事件、こういった問題が明らかとなって、我が国の安全審査の欠陥を改めて判決の中で指摘したという点では大変画期的なものだというふうに私は思います。  総理は、この問題について、最高裁への上告をやめて、「もんじゅ」の再開の準備を直ちに中止す……

第156回国会 予算委員会 第10号(2003/03/13、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、緊迫する今のイラク問題について質問をさせていただきたいと思います。  国連では、イラクに対する国連の査察を継続強化して、最終的に平和解決を図るという真剣な努力が続いているというふうに思います。三月七日に国連安保理に報告されたブリクス査察団委員長の報告は、イラクの協力が積極的で自発的に変わってきていることを歓迎し、二十九項目の武装解除のための未解決の問題を指摘して、数か月の査察の継続が必要であるということを強調いたしました。私も、このブリクス報告に基づいて、軌道に乗り出した国連の査察を本格的な軌道に乗せることが重要であるというふうに考えております。  そこで、修正決議案につい……

第157回国会 外交防衛委員会 第1号(2003/10/07、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、神奈川県内の米軍基地の返還問題についてお尋ねをしたいと思います。  神奈川県は全国第二位の基地県でありますが、空母の母港化を始めとしまして悪名高いあの夜間離発着訓練、NLPの基地も擁していると。私は、この神奈川県の基地の問題について、これまで横浜市の市内に遊休基地、つまり遊んで休んでいる基地が多数あるじゃないかということで、富岡倉庫地区、上瀬谷基地、深谷通信所などの問題についても取り上げてまいりました。ところが、この問題については、私たちはこの遊休基地を直ちに返還すべきだということを要求してきましたが、これまで政府は重い腰を上げなかった。  ところが、最近になりましてやっと……

第157回国会 外交防衛委員会 第2号(2003/10/09、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁職員給与法一部改正案に対し反対の討論を行います。  本法案は、一般職の国家公務員の例に準じて、裁判所職員や国会職員などと同様に、特別職である防衛庁職員の給与を改定するものであります。  人事院は、一般職国家公務員の給与について、昨年度に引き続いて二年連続で俸給表の切下げを行いました。その結果、防衛庁職員は俸給月額で二年連続、年間の給与総額で五年連続の引下げとなったのであります。  こうした公務員の給与引下げは、個人消費を一層冷え込ませ、不況を更に加速させるもので、許されません。  我が党は、一般職国家公務員給与の引下げに反対であると同時に、これに……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号(2003/10/06、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  本会議の質問に続きまして、小泉総理に質問させていただきます。  今日は、私は強く、多くの時間を、審議時間をと要求してまいりましたが、大変限られた時間しか与えていただきませんでしたので、私、イラクの派兵問題に限りまして、絞りまして質問させていただきたいというふうに思います。  まず、大量破壊兵器の保有をめぐる問題でございます。  今、イラクの情勢というのは私は大変泥沼化している。これはなぜかといえば、私は、戦争と占領に大義があるのかと、大義はなかったと、ここにやはり一番大きな問題があるんじゃないかというふうに思います。  最近、皆さん会館で見ら……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第4号(2003/10/08、19期、日本共産党)

○小泉親司君 テロ特措法改正案について質問をさせていただきます。  まず、福田官房長官に簡単なことから。  このテロ特措法改正案というのは大変大きく言うと二つの制約がある。一つは九・一一のいわゆるテロに対する脅威を除去することと、これが法の目的である、もう一つは二年の時限立法である。これは、この制約は二つ大きくあると思いますが、この点はまず確認でございますが、官房長官、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私は、この問題についてこれまでも、一体どういうふうなテロの脅威が除去されたときに自衛隊が撤退するのか、いわゆる一体出口というのはどこにあるのかと。この点は与党の皆さんも野党からも出されてい……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号(2003/10/09、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、昨日に引き続きまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、テロ特措法に関連をいたしまして、旧日本軍によります化学兵器の遺棄問題についてお尋ねをしたいと思います。  御承知のとおり、先月に、旧日本軍の毒ガスを遺棄した問題の被害をめぐりまして、東京地裁が中国人の被害者や遺族十三人の訴えをほぼ全面的に認めて国に約一億九千万円の賠償を命じたその判決が出ました。この点について、国は控訴をしたということであります。この問題について国会でもこれ、取り上げられておりまして、福田官房長官は、どうするんだということについて、判決を十分に精査をしてこの問題について対処していきたいと……

第158回国会 外交防衛委員会 閉会後第1号(2003/12/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。再び小泉純一郎総理大臣に質問いたします。  まず、私は初めに、イラクで亡くなられました二人の外交官の方々の死に対して、心から哀悼の意を表したいと思います。同時に、御家族の皆さんの御心痛にまずお悔やみを申し上げたいと思います。  我が党は、今度のイラクへの自衛隊派兵、これはもちろん断固反対でございます。その理由は、第一に、今回の自衛隊派兵はアメリカとイギリスの占領軍の支援を目的とするものだ。今、大変イラクは混乱をしている。この大きな原因は、大変、大義のない無法な戦争、それに続く不当な占領、これに対してイラク国民が大変大きな抵抗をしている、反発をして……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第4号(2004/02/06、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。引き続き御質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、私は自衛隊がイラクで行います安全確保支援活動についてお尋ねしたいと思います。  小泉総理は、自民党の小泉総理は、戦争に行くんじゃないんだと、人道復興支援だと繰り返し言っておられます。石破防衛庁長官も、治安維持を後方で支援する仕事をする、つまり安全確保支援活動をやるというふうに述べられております。  今度、今承認案件として出されているこの承認案件というのを見ますと、この中身というのはわずか四行しか書いてないんですね。四行の承認案件なんです。その中身の中で、後ろを見ますと別表というのが書いてあ……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第5号(2004/02/09、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。引き続き質問をさせていただきたいと思います。  時間が余りないので、三つの点に絞ってお尋ねさせていただきたいと思います。  まず一つは、憲法と武力行使、武器の使用の問題でございます。  宮澤総理大臣は、実は先ほどもこの武器の使用と武力の行使の関係につきまして議論がございました。実は、九一年の九月二十七日に政府統一見解、これは武器の使用と武力の行使の関係ということの見解が出されております。その点については先ほど総理がお話しになりましたから省略しますが、その後、九二年の六月十一日、当時の宮澤総理大臣が、平和維持活動に従事している者が先方から攻撃を受けまし……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第6号(2004/02/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  まず第一に、アナンさんがお見えになりまして、同時に、国連のイラクに関する事実調査団報告が出ましたので、国連の事実調査団報告が出ましたので、その点とイラクの政権移譲の枠組みの問題について質問をまずさせていただきたいと思います。  私どもは、国連中心にしてイラクの国民に対する主権を一日も早く回復すべきだということを強く考えております。そこで今度、今日付けで外務省の「イラクの治安情勢」の中でも、政治プロセスに関して、アナン事務総長及び国連の選挙調査チームの報告書と言っておりますが、この報告書の点について触れられておりまして、我が国としては、今後この報告……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第7号(2004/04/05、19期、日本共産党)

○小泉親司君 イラクへの民間航空機、日本航空や全日空などの民間航空の協力の問題について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、防衛庁が昨年十月の二十三日の日に日本航空や全日空などに対しましてイラクへの自衛隊派遣に関連する輸送を要請した。この点があると思いますが、どのような要請をいたしましたか。
【次の発言】 日本航空や全日空はそれに対してどのような回答をされたんですか。
【次の発言】 私は、自衛隊の話を聞いているんじゃなくて、防衛庁が日本航空や全日空に対して要請したことに対して日本航空や全日空がどのような回答をされたのかということをお聞きしているんですが、時間がありませんから……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第8号(2004/04/15、19期、日本共産党)

○小泉親司君 まず初めに、日本人の人質事件が起きてからもう一週間が経過をいたしました。私どもは、いかなる主張があろうとも、このような無辜の民間人を人質に取るような行為は断じて認めることはできない。その意味でも、大変御家族の方には肉体的にも精神的にも大変御心痛をお察し申し上げたいと思います。その意味で、一日も早い救出を私たちも全力を挙げて進めたい。特に、政府にも三人の安全と解放のためのあらゆる努力を払うようにまず初めに求めたいと思います。  そこで、幾つかお尋ねさせていただきます。  昨日の党首討論で、小泉総理大臣は質問にお答えをされまして、ファルージャの事態、これとの関係で、そういう方面と密接……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第9号(2004/05/19、19期、日本共産党)

○小泉親司君 失礼いたしました。  幾つかイラクの情勢の問題について質問させていただきたいと思います。  まず初めに私がお尋ねしたいのは、外務大臣がこの前G8に行ってこられました。そのG8の会議の中で共同記者発表がございます。外務省の今日委員会に提出された資料の下でも、ワシントンで十四日、ワシントンで外相会合において云々かんぬんというパウエル国務長官の発言が紹介されておりますが、私、共同記者発表の十四日の発表を全部読ませていただきました。これには、パウエル長官と川口外務大臣も御一緒に共同記者会見をやっておられますが、そこでパウエル長官がイラクの多国籍軍の活動について大変重大な発言をされておられ……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第11号(2004/05/27、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。自民党の小泉総理に質問をさせていただきます。  私、有事関連七法案及びその関連条約、この問題について幾つか総理に質問させていただきたいと思います。  今回の有事法制法案は国民保護という形で一くくりされておりますけれども、私は、中身を見ますと、例えば米軍行動円滑化法という形で米軍を様々な形で支援する。それと、港湾ですとか飛行場ですとか空域ですとか、こうした公共施設の利用法案によって米軍を支援する大変米軍支援の色彩が非常に濃い法律だというふうに思います。  そこで、私、本会議で総理に是非とも質問したかったんですが、これ別に総理が逃げたわけじゃなくて、国会……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第13号(2004/06/01、19期、日本共産党)

○小泉親司君 まず、イラクへの多国籍軍の問題について質問をいたします。  午前中に、今日、外交防衛委員会でこの問題を取り上げてまいりました。法制局長官お見えでございますので、まず法制局長官にお尋ねしたいんですが、午前中の委員会で外務省は、現在のイラクに展開している多国籍軍、これを、現在は占領軍でございますけれども、その占領軍が衣替えして多国籍軍になっている、この多国籍軍には武力行使の任務を含んでいるというふうな答弁をされました。一五一一の、国連一五一一の決議を見ますと、この武力行使については、今度の多国籍軍は明確に武力行使を行うということが規定されているのは御承知のとおりでございます。  こう……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第14号(2004/06/02、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  昨日に引き続きまして、昨日はイラクへの多国籍軍の問題、それから米軍支援法の問題をやりましたが、今日はまず、公共施設の利用法案の問題について、まず中心に質問をさせていただきたいと思います。  私、昨日も申し上げましたが、今回の法案、有事法案は、国民保護法案という形でくくられておりますけれども、私は、法案の中身を見ますと、米軍支援法、公共施設利用法案も米軍への支援を定めておるという、大変米軍支援の中身が非常に濃い法律になっているというふうに思います。  そこで、まず私は、九七年に策定されました日米防衛協力の指針、日米ガイドラインと今度の公共施設利用法……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第16号(2004/06/10、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、質問をする前に委員長に申し上げます。  私は、理事会でこの法案の審議が非常に十分な時間が取れないこと、その意味で審議未了、廃案だということを指摘してまいりましたけれども、実際に定足数にも満たないじゃないですか、今。そういう形で私は審議を続けるというのはこれは問題だと思いますよ。こういう、しっかりしてくださいよ。
【次の発言】 満たしているか。満たしていないよ。  私は、こういう瞬間、もう私、理事会でもこれ何遍も言ってきたんですよ、瞬間的にこれ定足数を満たないなんという事態は重大な問題だと。これだけ憲法上、しかも国の進路上問題だ、重要な問題だと言っておきながら、こういう審議の……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第18号(2004/06/14、19期、日本共産党)

○小泉親司君 引き続き質問させていただきます。  私は、先ほど同僚委員がお話しになりました多国籍軍、これの自衛隊参加問題を含めまして少し議論いたしますが、法制局長官はお呼びしておりませんので、主に外務省と外務大臣と防衛庁長官に少しお尋ねいたします。  今回の新しい決議、小泉総理大臣は、米国の大義の勝利だというふうに評価をいたしましたけれども、この決議について、私、外務省に日本訳持ってきてくれと言ったら、何遍言ってもなかなか持ってこられない。実際に一体どうなっているのか。日本語というのは日本外務省は出さないのか。私、非常に問題だというふうに思いますが。  この国連決議の中で多国籍軍についていろい……

第159回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2004/03/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。私は、外務大臣と沖縄北方大臣の所信に対して質問をさせていただきます。  私は、これまで泡瀬の干潟の問題、特別自由貿易地区の問題、名護の新基地の問題、いろいろとこれまでも取り上げてまいりましたが、今日は、今アメリカのブッシュ政権が世界的規模で進めております再編計画についてお尋ねしたい。その中で、特に普天間の新基地の問題、それから下地島の米軍の使用問題、この点について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず一つは、ブッシュ大統領は昨年の十一月二十五日に、世界規模の再編計画を進めているということを言っておられる。この中で、今回の計画はイラク戦……

第159回国会 外交防衛委員会 第2号(2004/03/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。防衛庁長官及び、並びに外務大臣に質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、イラク問題であります。私は、このイラクの自衛隊派遣の問題について、これは人道復興支援だけじゃないと、もう戦争に、占領に自衛隊が協力するものだということを繰り返し小泉総理大臣とも論戦をしてまいりました。そこで、私、これまで追及してきたんですが、これまで私は、シミタールといういわゆる三日月という連合軍の機関紙を示して、実際にここで自衛隊が連合軍の司令部にも入っているということを指摘してきましたが、この点については何ら具体的な外務大臣も防衛庁長官もお答えにならない。そしたら……

第159回国会 外交防衛委員会 第6号(2004/03/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  在外公館法は賛成でございますので、二つの問題について限りまして、今日は短い時間ですので質問をさせていただきたいと思います。  まず一つは、イージス艦の、アメリカイージス艦の日本海配備問題について質問をいたします。  アメリカ海軍省のイングランド長官は、昨日ワシントンでの国家ミサイル防衛会議で演説をいたしまして、今年の九月からイージス艦を日本海に派遣すると。引き続きこのイージス艦を日本海に常駐させるということを言明されております。この点について、昨日の総理の会見ですと、前もって計画していたことというふうな発言をされておられますが、私、そこで三つの点……

第159回国会 外交防衛委員会 第9号(2004/04/06、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  外務省設置法の改正案については賛成でございますので、外務省の活動についての幾つかの問題について質問をさせていただきたいと思います。  まず、イラクの占領下での復興支援の問題について質問いたします。  私どもは、イラクの復興は占領下の枠組みではなくて国連を中心とした復興の枠組みに直ちに切り替えるべきだということを繰り返し要求してまいりました。私は、この中で特に、イラクにおいてNGO、いわゆる非政府組織の復興支援活動の支援、これが大変私は大事になっているんじゃないかというふうに思います。  そこでお尋ねいたしますが、二〇〇三年の十一月二十七日に占領当……

第159回国会 外交防衛委員会 第15号(2004/04/27、19期、日本共産党)

○小泉親司君 外務大臣おられるの。──私は、自衛隊法及び防衛庁設置法改正案、いわゆる防衛二法について質問をいたしますが、私どもは防衛二法は反対でございます。その理由は討論の中で明確に申し上げます。そこで、防衛二法に関連して幾つか防衛庁長官に質問をさせていただきたいと思います。  まず一つは、いわゆる日米安保条約に基づきます日米共同対処、この問題について幾つかお尋ねをしたいと思います。  有事法制法案の、法案の審議に入るわけじゃありませんが、今回の有事法制法案は、大変日米共同対処、日本が武力攻撃を受けた場合の日米共同対処について定めているというふうなばかりではなくて、大変米軍の支援する中身が大変……

第159回国会 外交防衛委員会 第18号(2004/05/18、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日米共助条約及び無形文化財の保護条約、それからたばこの規制の枠組み条約の三条約について質問させていただきますが、私どもはこの三つの条約についてはすべて賛成でございます。ですが、日米刑事共助条約の問題について一問だけお尋ねをさせていただきたいと思います。  今回の条約は、今、日本が国際捜査共助法という法律がある枠組みの中で、新たにアメリカと、現段階では、だけの共助の条約を定めるというものでありますが、私、この国際共助、捜査共助に当たっては、やっぱりそれぞれの国が様々な法律上の違いがあると。例えばアメリカの場合は、例えばですが、テロ犯罪などで、私もこの間調べている状況では、大変、国内……

第159回国会 外交防衛委員会 第20号(2004/05/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、東南アジア友好協力条約、日本・ベトナム投資保護協定、それから欧州復興開発銀行設立条約、この三条約については私どもは賛成でございます。  そこで、まず日朝首脳会談について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  我が党は、御承知のとおり、今回の首脳会談では、二〇〇二年の九月の日朝平壌宣言を日朝関係の基礎とすることを再確認した。そして、拉致問題や核・ミサイルの問題、人道援助の問題での一定の前進の合意が見られたこと、国交正常化交渉への前進の方向が確認されたこと、その点から私どもは歓迎するという立場を表明をいたしております。  その立場から外務大臣に幾つか質問をしたい。特にこの……

第159回国会 外交防衛委員会 第22号(2004/06/01、19期、日本共産党)

○小泉親司君 IAEAの改正の承認案件及び国際電気通信連合憲章の案件については賛成でございます。  今日は、イラクの多国籍軍への自衛隊の参加の問題について少しお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、お忙しいところ、法制局長官においでいただきましたので、まず私お尋ねしたいのは、多国籍軍への参加については、これまで九〇年十月二十六日のいわゆる政府見解、これはもう私流に言いますと、国連軍の参加については、指揮下に、司令部の指揮下に入りその一員として行動すること及び当該国連軍の目的、任務が武力行使を伴うものであれば憲法上許されないと。その一方、協力という点では、当該国連軍の組織外に行う参加に至……

第159回国会 予算委員会 第4号(2004/02/05、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  本会議に続きまして、自民党の小泉総理大臣にイラク問題に絞りまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、先遣隊の報告の問題でございます。  総理は、衆議院の審議で、先遣隊の報告にあるサマワ市評議会、これが実質上機能しているという文言につきまして、本会議で、二十七日の本会議答弁において私よりサマワ市評議会が現在存在しているとの発言を行いましたが、これを撤回しますと発言されておられます。  そこでお聞きいたしますが、総理は、現時点でサマワ市評議会は実質的に機能しているというふうにお考えですか。

第159回国会 予算委員会 第7号(2004/03/10、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。改めまして自民党の小泉総理大臣に質問をさせていただきます。  私、まず、北海道警で明らかになりました裏金作りの疑惑の問題についてただしたいと思います。  この問題は、御承知のとおり、警察の捜査用報償費を不正利用して長期にわたって裏金を作っていたもので、国民の税金を流用した言語道断の行為であると思います。しかも、これが全国で明るみに出たことを始め、静岡や福岡でも疑惑が発覚しております。また、三月四日、これは二月に総理大臣はこれを厳正に処理すると言っておられましたが、三月四日の道議会では、元道警の幹部の証言で、警察庁でもこのような裏金作りが行われたという……

第159回国会 予算委員会 第15号(2004/03/23、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  小泉純一郎総理大臣に質問をさせていただきます。  アメリカの大義ない無法なイラクの戦争が開始されてから一年がたちました。現在、イラクは米英占領軍の占領が大きく破綻していると思います。私は、この破綻している一つの要因に、今回のイラクの戦争が果たして正しい戦争だったのか、大義のある戦争だったのかという点があるというふうに思います。私は、今回のイラク戦争は大義のない無法な戦争であった、現在の占領も不当なものだというふうに考えております。これは、私どもばかりじゃなくて、多数の国際社会の認識であるというふうに思います。  そこで、戦争の最大の根拠とされ……



各種会議発言一覧

18期(1998/07/12〜)

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  憲法の進め方の基本的な問題については橋本委員からもお話がありましたので、特に私の意見について発言をさせていただきたいというふうに思います。  まず一つは、私たちは今度の憲法調査会については憲法改悪への足がかりにするということが明瞭だったので反対をいたしましたが、つくられた以上、参加して積極的な議論をしていきたいというふうに考えております。  そもそもこの調査会は、先ほどからもう皆さん繰り返し言われておりますように、「調査期間は、おおむね五年程度を目途とする」、しかも議案提案権がないという当然申し合わせがまずあるわけで、その前提に立ちまして、今……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、日本共産党)

○小泉親司君 憲法調査会の運営について、前回に引き続きまして発言をさせていただきます。  まず、調査の進め方の問題ですが、先日の憲法調査会で、調査期間について、議員の任期を理由に五年先のことについては責任持てないというような発言がありました。期限を切った審議期間の発言でありました。しかし、この調査会は、憲法の広範かつ総合的な調査を行ってその結果を議長に報告するという任務でありますから、議員の任期を理由に期限を決めて調査を行うという性格のものではないというふうに思います。調査会規程では報告書の提出に期限を付していないというのはこの理由からだというふうに思います。  また、改憲、論憲、護憲というそ……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは大変御苦労さまでございます。いろいろな立場からお話をお聞きしまして、大変貴重な御意見をありがとうございます。  本来、時間があれば全員の皆さんにお聞きしたいんですが、時間が限られておりますので、私一問ということで、なるべく全員の方に質疑応答させていただくという意味で四人の方にひとつ……
【次の発言】 一問ですか。
【次の発言】 お聞きしたいのは、まず岡村参考人と平山参考人にお聞きしたいんですが……
【次の発言】 五分で終わりにしますので。  それでは、岡村参考人にお聞きします。  暮らしの中の憲法というお話をされましたが、私たちは、そ……

第150回国会 憲法調査会 第2号(2000/11/27、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは大変貴重な意見をいただきまして、本当にありがとうございます。お疲れのところだと思いますが、二、三質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、加藤参考人にお尋ねいたします。  ちょっと大局的な話ですが、先ほど参考人の御意見をお聞きしていて大変感銘を受けておりましたけれども、やはり二十世紀は、戦前はいわば天皇制のもとでの侵略戦争の時代、戦後は日本国憲法のもとでの大変平和な恒久平和が進んでいる時代、二十世紀はやっぱり二つの問題があったというふうに思います。  私たちは二十一世紀に向けてどういう道を進むべきか。先ほどもお話をお聞きして……

第151回国会 憲法調査会 第5号(2001/04/04、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  まず初めに、江橋先生にお伺いをさせていただきたいと思います。  先ほどお話にありましたように、国民主権の立場で市民が主人公になる政治という形でとらえられていると。私たちも国民が主人公になる政治をつくろうというふうに主張をしておりますが、そこで幾つかお聞きしたいのは、先生が、市民が主人公になる政治の中で七つの成果といいますか、前進面を挙げられておられます。  ただ、当時、つまり憲法が制定されたときには、国民主権が明記されてあったにもかかわらず、革命的じゃないと。確かにそういう側面はあるんですが、実際、国民主権が徐々にやはり多くの国民に浸透していった……

第151回国会 憲法調査会 第8号(2001/05/23、18期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  きょうは両参考人、大変御苦労さんでございます。私も、まず初めに首相公選制について両参考人に質問させていただきたいというふうに思います。  今、議論になっておりますように、小泉内閣が九条改正を政治課題にのせるのは大変困難なので、まずは首相公選制からというような、いわば改憲論の入り口にこの首相公選論はなっているという点を大変私たちは危惧しているところであります。  私は、この首相公選制が出された背景には、やはり大変長年続いた自民党政治のもとで国民の声が政治に正しく反映しないと、だから首相を選ぶことによって少しは政治を変えたいという国民の声が非常に……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第2号(2001/10/24、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。私は、テロ対策特措法について質問をいたします。  今回の法案は、テロ対策と銘打っておりますが、日本が戦後初めて現実に行われている戦争に自衛隊を海外派兵する、そしてアメリカの武器・弾薬の輸送などの軍事支援を行う、この点では私は、憲法上も、憲法九条の上からも大変重要な内容だというふうに考えております。その点で、この法案について、私、幾つか総理に質問をいたします。  まず、現在進行している戦争の局面、この点についての制服の認識であります。  二十日から総理も出席をされてAPECの首脳会議が行われました。ここではテロ対策の共同声明が発表された。この中では……

第153回国会 外交防衛委員会公聴会 第1号(2001/10/25、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  きょうは公述人の皆さん、御苦労さまでございます。時間が制限されておりますので、すべての公述人の皆さんに御意見をお聞きできないことを御容赦いただきたいと思います。  私も、今回の九月十一日の大変残虐非道なテロ行為については絶対に容認できない、このテロの根絶という問題はやはり二十一世紀の人類がこれから生存をしていく上で大変大事な課題だというふうに思います。  私たちは、今回の事件については、米英の単独の軍事報復戦争ではなくて、国連中心の解決を図るべきだと、この点を強く要求をしております。きょうは法案に対する公述人の皆さんの御意見をお聞きしているので、……

第153回国会 憲法調査会 第2号(2001/11/07、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  私は、ことし一月のアメリカ憲法の調査に続きまして、ドイツとスペインとイギリスの憲法調査に行かせていただきました。私の所感を幾つかお話をさせていただきたいと思います。  一つは、侵略戦争の反省の問題と、いわゆる押しつけ憲法論の問題であります。  ドイツの基本法は、御承知のとおり、ナチの侵略戦争の反省から生まれたという点では、日本国憲法と同様の背景を持っているというふうに思います。フンボルト大学のクレプファー教授は私の質問に対して、ナチの反省から、評価できるものが非常にこの基本法の中には多いということを述べておりました。この立場から、ドイツの基本……

第154回国会 憲法調査会 第5号(2002/04/24、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  戸松参考人、今日は大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  私、まず初めに、先ほど参考人が述べられた人権保障の特徴と課題の中で、参考人は発展領域とそれから一層発展が求められる領域というふうに定式化をされてお話しになられました。その中で、一層発展を求められる領域の中に表現の自由を挙げられまして、先ほどおっしゃられた言葉でいきますと、表現の自由については発展したとは言えないんじゃないかというふうに言われました。  アメリカでも、たしかアメリカ憲法の中でも、表現の自由を本当に真に獲得するためには大変な闘いがあったというふうに私も聞……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2002/02/20、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  今日は、公述人の皆さん、お忙しいところ足をお運びいただきましてありがとうございます。  今回のテーマは、国会の在り方と二院制というテーマでありますが、このテーマでありますと、いわゆる衆議院と参議院の関係、二院制の問題ばかりにとどまらないで、国会と内閣の関係、それから国民主権というテーマでこれまでやってまいりましたが、その国民主権の重要な根幹であります選挙制度の問題、こういう問題が大変重要な問題というふうになるというふうに考えております。  その意味で、初めにお伺いしたいのは、憲法では周知のとおり国権の最高機関を国会だということを位置付けております……

第155回国会 憲法調査会 第5号(2002/12/04、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  基本的人権に関連して発言をさせていただきたいと思います。  まず指摘をしたいのは、皆さんも御承知のとおり、日本国憲法は人権に関して大変先駆的な内容を持っているというふうに思います。第三章の国民の権利及び義務では、十九条で思想及び良心の自由、二十条での信教の自由、二十一条での集会、結社、表現の自由、二十三条の学問の自由など、国民の市民的権利、政治的権利を明記していると思います。同時に、日本国憲法は、国民の生存権、二十七条、二十八条の労働基本権、それから二十六条の教育を受ける権利などの社会権を規定していることが大変先駆的だというふうに思います。 ……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/04/16、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  基本的人権に関する我が党の見地、基本的見地については吉岡委員が述べられましたので、私は、当調査会でやられてまいりました基本的人権に関する議論を踏まえて、三点について述べさせていただきたいと思います。  一つは、これまでの基本的人権の調査を通じて憲法に定める基本的人権の規定の大変先駆的な内容が私は明らかになったのではないかと思います。  戸波参考人からは、この社会権が入っている憲法というのはヨーロッパや西欧の憲法では比較的少ない、日本国憲法はこの社会権の規定を入れているというところがとても画期的なところだというふうに述べられて、日本国憲法が社会……

第158回国会 憲法調査会 閉会後第1号(2003/12/03、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、憲法調査会の代表として、コスタリカ、国連、カナダへの海外派遣に参加させていただきました。既に団長から口頭の基本的な御報告がございましたので、私は、私自身の感想的な意見を述べて発言とさせていただきたいと思います。  まず第一は、コスタリカの経験でありますが、私はコスタリカへ行きまして、コスタリカの憲法がコスタリカ国民の生活の隅々に大変強く生かされているということを痛感をいたしました。  コスタリカは、皆さんも御承知のとおり、憲法十二条で常備軍は持たないと、侵略行為があった場合については他国との集団防衛とともに軍備を保持するということを明記しております。  私は、モラレス国家緊……

第159回国会 憲法調査会 第1号(2004/02/18、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉でございます。  今日は大変お疲れさまでございます。幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、集団的自衛権の問題でありますが、憲法が施行されてから五十九年にいよいよなろうとしておりますが、その間、やはり集団的自衛権の行使が主張されてきたのかと。国民的な要求として集団的な自衛権をどうしても行使したらどうだという意見があったのかと。私は、それは甚だ疑問だと思います。  問題は、一体どこからこの集団的自衛権行使というのは根源的に派生してきたのかと。今、改憲論の大変主流は、集団的自衛権行使を認めよというふうな、大変主張されている改憲論の方々が非常にたくさんおられ……

第159回国会 憲法調査会 第4号(2004/03/17、19期、日本共産党)

○小泉親司君 私は、日本国憲法と国際平和活動、国際協力の問題に関連して幾つか発言をしたいと思いますが、まず私はこの問題の大前提として、何よりも国連憲章に基づく平和の秩序を作ること、これを目指すということ、この国連中心の活動を大いに進めるべきだというふうに考えております。  御承知のとおり、日本国憲法は国際紛争の平和的な解決を明記しました国連憲章を一層徹底させているという点で、戦力の不保持、戦争の放棄を明記しているというふうに思います。  私も何遍も国連を取材して、十年ぐらい前ですが、比較的国連の場で知られていないのは、国連の玄関には鉄砲の銅像がありまして、この銅像というのは銃口がねじ曲げられて……

第159回国会 憲法調査会 第5号(2004/04/07、19期、日本共産党)

○小泉親司君 日本共産党の小泉親司でございます。  私どもの基本的な平和と安全保障の議論のまとめについては吉岡委員が詳しく述べられましたので、私は三つの点について発言をさせていただきたいと思います。  一つは、憲法九条に基づく非軍事力での国際貢献を大いに積極的に進めるべきだという点であります。  調査会の議論でも、憲法九条と国際貢献が何か矛盾する、ないしは九条が国際貢献の妨げになるというような議論が展開されました。私は、そうではなくて、九条はやはり軍事力でない貢献、特に戦争という大変悲惨な状況を回避すること、このことが最も肝要なことで、これに基づく私は大いなる主張を私たちが展開すべきだというふ……

第159回国会 憲法調査会 第7号(2004/05/12、19期、日本共産党)

○小泉親司君 「改正、最高法規」のテーマに関連をして発言させていただきます。  今日は大変参考人の方々の御意見の非常に勉強になりましたが、やはり問題は私は憲法改正の必要性はあるのかという点であるというふうに思います。私ども日本共産党は、皆さんもよく御存じのように、今日の日本において憲法改正の必要は全くないと考えております。それどころか、憲法の精神及び原則を暮らし、政治に生かすことが最も肝心なことだというふうに考えております。  これは議論の余地なく、日本国憲法は戦後五十九年一度も改正されておりません。その理由は、私は、最大の理由は、この日本国憲法が九条を始めとする恒久的な平和主義及び基本的人権……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/26
データ入手日:2024/10/10

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