このページでは沢たまき参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○沢たまき君 私は、公明党・改革クラブを代表して、ただいま議題となりました児童手当法の一部を改正する法律案に対し質問いたします。 少子化対策につきましては、政府においても、現在、有識者会議の提言を受けて少子化対策推進基本方針が定まり、ようやく本格的に取り組み始めたところと理解しております。したがって、今後は、少子化対策をいかにしたら国民的運動にまで高めていくことができるかが極めて重要であります。 しかし、女性の立場から見ますと、今なお古い価値観と力学が深く浸透しており、少子化イコール女が子供を産まない、あるいは子育ては女が行うものといった誤った認識がいまだ根強く存在することも否定できません……
○沢たまき君 公明の沢たまきでございます。 日ごろから私は、政治家は大衆とともに語り、大衆とともに闘い、大衆の中に死んでいくという姿勢で国民生活の向上と幸せのために働いていかなければならないと思っております。一年生議員としてこのことを肝に銘じて頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ただいまは渡辺先生より大臣の所信に対しての質問がありましたので、私は音楽療法士に対する専門職の認定、健康保険の適用について伺ってまいりたいと思います。 音楽の特性を生かして障害者や高齢者の機能回復や健康維持を図る音楽療法が注目を集めております。言葉を超えて心や感情に直接働きかける音楽特有の……
○沢たまき君 公明の沢たまきでございます。 持ち時間が十分ですので、私は一類感染症に対する防疫対策と感染症の患者の人権の二点についてお伺いしたいと思います。 御承知のとおり、我が国の出入国者数は九六年で二千万人を超しております。今後ますます国際交流の活発化、航空機による大量輸送が進展する中で、いつ我が国に一類感染症が侵入してくるかわかりません。 事実、昭和六十二年には我が国にラッサ熱の輸入例があったと聞いておりますが、そのときはどう対応なされたのでしょうか。特に、一類感染症の五つのうち四つについては感染症のウイルスの分離さえできない状態と伺っております。これでは、感染しているかどうかとい……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 このところ、マスメディアを通じて臓器移植のような高度先進医療に属する話題が耳目を集めておりますし、また介護保険のような高齢者対策も社会的な関心事となっております。しかし、本日は視点を変えて、時代の潮流の陰で地道に行われている福祉医療の中でも特に目立つことのない障害者歯科医療の問題について伺わせていただきます。 特に、この領域が従来の福祉法の中で規定されてきた障害という概念に限定されず、より幅広く能力の不全を伴う人たちの口腔の健康を考えたケアといった今日的かつ二十一世紀をにらんだ世界の流れの中で展開されつつあるという事実を認識した上で、この領域の……
○沢たまき君 私は、介護保険制度について伺いたいと思います。
今日、関係者によって準備が進められておりますが、来年四月からの実施が混乱なくスムーズに行われるためにはまだ多くの課題が残されていると思っております。公明党は、三千三百の市町村を初め福祉等の関係者が苦慮されていることを知って、本年の二月十六日、実態調査を踏まえて、介護保険制度の安定運営の確保に関する緊急提言をまとめて、厚生大臣にも要請させていただきました。
まず、厚生大臣に伺いますが、公明党のこの緊急提言をどのように受けとめていただけているでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございました。
二つ目なんですが、三月十二日の東京新……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。
私は、旧日本軍の軍人軍属だった在日韓国人の救済措置に関して伺ってまいりますが、提案されましたこの法案には賛成でございますし、朝日先生がちょっと伺ったのに重複してしまうかもしれませんが、伺ってまいりたいと思います。
昨年の九月二十九日に東京高裁において厚生大臣を被控訴人とした障害年金請求控訴事件の判決に付言された裁判所の所見は、かなり強い調子で行政上の措置の必要性に言及しておりますが、大臣の御所見をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つ、サンフランシスコ平和条約発効の際に主権を回復した日本が、同時に在日韓国人などの旧日本軍を外国人と……
○沢たまき君 公明の沢たまきでございます。どうぞよろしくお願いします。 来年の四月一日からの実施に向けて、厚生省においては懸命に努力をされております。私は、これからが大変重要な時期を迎えると思っております。これまでは制度導入の枠づくりのための期間であったと思っておりますし、これからが介護認定審査基準の決定とか介護の報酬、保険料の額の決定など、まさに介護保険の魂とも言うべき事項を決めていかなければならないという重要な時期に差しかかってきたのではないかと思っております。 一方、推進主体である地方自治体の準備の状況は、いまだ多くの不安が存在しているのが実情だと思っております。全国市長会のアンケー……
○沢たまき君 よろしくお願いいたします。 私は、精神障害者に対する精神科疾病以外の内科とか外科とか歯科等、一般科の医療体制のあり方についてお伺いしたいと思っております。 本年二月、三重県の多度精神病院でインフルエンザ様疾患が集団発生し、十九名の死亡者が出るという痛ましい事故があったわけでございますが、三月二十五日に三重県が提出した最終の調査報告によりますと、県は二月八日にマスコミ関係者から情報提供を受けてこのことを知ったと。最初の患者が亡くなって一カ月以上もたっているわけですが、厚生省がその事態を知ったのは二月十一日となっています。これだけの重大な事態を県の方へは一カ月以上たって、しかもマ……
○沢たまき君 よろしくお願いいたします。 私は、最近とみに全国各地の病院で信じられないような初歩的な医療ミスの事故が起きておりますので、その件について伺わせていただきます。大変時間が短うございますので、端的に伺ってまいります。 本年の一月十一日、横浜市立大学の医学部附属病院で患者を取り違えるという事故がありました。二重、三重、また四重のチェックがあったにもかかわらず最後までだれも気づかなかった。関係者の中にはおかしいと思った方もいらっしゃったようですが、最後までまさかということで見過ごしてしまったようです。 病院の中における医療ミスとか事故につながる、冷やりとかはっととかという事例は、先……
○沢たまき君 公明党の沢でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私は学童疎開の経験者でもありまして、焼夷弾の降る中、母と二人で逃げ惑った経験もあります。戦争ほど悲惨なものはない、戦争ほど残酷なものはないと思う者の一人でございます。そこで、私は、全女性が願っております恒久平和という視点から質問をさせていただきます。 二十世紀を一言で言えば、戦争によって余りにも多くの人が死んでいった世紀であると言明している方もいます。第二次世界大戦だけでも二千二百万人が亡くなり、またスターリンのロシア革命でも一千万人以上が粛清されたのではないかと言われております。今日においてもなお地域紛争が起きており……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。
私は、いただいたお時間が十五分しかございませんので、簡単に質問をさせていただきます。
先般、我が党の坂口政審会長が丹羽厚生大臣に今後の社会保障体制の拡充について申し入れを行いました。第一点は、年金と医療と介護と少子化対策について、ばらばらな議論ではなく二十一世紀のあるべき姿を総合的にビジョンを示すべきだということ、第二点は、年金改正法案については実効性のある少子化対策をセットで示すように申し入れをいたしましたが、厚生大臣の御見解を伺えればと存じます。
【次の発言】 どうぞよろしくお願いをいたします。
とにかく、政府の少子化は、二〇五〇年に合計……
○沢たまき君 入澤先生もおっしゃいましたが、まことに残念ですが、本日は一部の議員の皆様が欠席という中での審議になりました。民主党、社民党、共産党さんは、昨年来、徹底抗戦ということを頻繁におっしゃっております。報道によると、対案も出さないということでした。議会制民主主義を貫くのであれば、審議に参加して徹底抗戦をすることが本筋ではないかと思います。 いずれにしましても、このような不正常な審議ではありますが、年金という大変大事な問題で私たちは国民の期待にこたえる責任があります。そのために十分な審議がなされますよう委員長にも要請して、質問に入りたいと思います。 今回の改正案は五年ごとの財政再計算に……
○沢たまき君 公明党・改革クラブの沢たまきでございます。よろしくお願いいたします。 私は、法律案の審議に入る前に、老齢福祉年金の口座拡大について伺わせていただきたいと思っております。 私のところに老齢福祉年金の支給方法について陳情がございました。それは、現在、国民年金、厚生年金は金融機関への振り込みによる支給が行われておりますが、老齢福祉年金については受給者が年金証書を指定の郵便局に持参して支払いを受けるということになっておりますね。老齢福祉年金の受給者はおおむね九十歳以上で、東京都内に約一万人、全国で二十から三十万人いらっしゃると聞いておりますが、高齢化が進んで現在の受給方法では負担が大……
○沢たまき君 同じく、公明党・改革クラブの沢たまきでございます。 まず最初に、ちょっとアレルギーのことについて御質問させていただきます。 かつて、我が国では国民病といえば結核がそうでしたが、今日では国民の三人に一人が何らかのアレルギー症状に悩まされている。今やアレルギー疾患が新たな国民病になっています。 アレルギー疾患がふえている理由として、車の排気ガスや工場の排煙に含まれるNOxやSOxなどによる大気汚染、残留農薬、食品添加物など食生活上の問題、それに住宅建材に含まれる化学物質や杉花粉、またストレス社会における肉体的、精神的な原因が絡んでいると言われています。 また、このアレルギー疾……
○沢たまき君 公明党・改革クラブの沢たまきでございます。無年金障害者の問題について伺わせていただきます。 無年金障害者の問題については、本会議や当委員会でも多くの先生が触れられております。年金審議会では「社会保険方式をとる現行の年金制度では、年金給付を行うことは困難である。」と結論づけて、「今後、障害者プランを踏まえ、適切な検討が必要である。」と述べていらっしゃいます。また、小渕総理は、福祉的措置をとることについて、無年金障害者に着目した施策を講じることは極めて困難と、かなり否定的な見解を示されております。これらの見解は、無年金障害者に対して、年金制度の側面からも福祉的側面からも障害年金給付……
○沢たまき君 最初に、今社会的な問題になっております年金サラ金、いわゆる年金屋の被害の問題について伺います。
年金福祉事業団が行っている事業に年金担保融資がありますけれども、その融資制度の概要と条件はどうなっていますでしょうか。
【次の発言】 四年ですか。
【次の発言】 その担保融資の貸し付け状況について、件数とか金額を御報告していただきたいと思います。
【次の発言】 月々の年金はお年寄りの基本的な生活費でありますので、年金の受給権は原則として担保に入れることはできないことになっていますよね。したがって、事業団の年金担保融資はその唯一の例外として年金の受給権を担保に低利で融資する制度であると……
○沢たまき君 よろしくお願いいたします。 私は、少子化対策について伺ってまいります。 九七年十月の人口問題審議会は、報告書の中で、少子化対策の対応の基本的な考え方として二点にわたる基本的な考え方を示しております。一つは少子化の進行による社会経済全体へのマイナスの影響を小さくする方策を少子化の影響への対応として、二つ目は少子化の進行の背景にある要因自体を軽減する方策を少子化の要因への対応として示しております。いわゆる影響への対応と要因への対応です。 当審議会の見解によりますと、総理主宰の少子化への対応を考える有識者会議は、要因への対応を中心に据えた議論として、影響への対応については要因への……
○沢たまき君 同じく公明党の沢たまきでございます。
時間がありませんので単刀直入に聞かせていただきますが、障害保健福祉総合研究事業として音楽療法の臨床的意義とその効用に関する研究が進められております。昨年の三月に中間報告が厚生省に提出されておりますが、この報告書に対する厚生省の御感想をまず承りたいと思います。
【次の発言】 この報告書のアンケートによりますと、福祉とか教育の領域では約九〇%が音楽療法を既に取り入れております。それからまた、高齢者関連の施設とか病院等、あるいはホスピスなどでは約八六%が音楽療法を取り入れたいと回答しております。しかし、その内容は、今、局長がおっしゃったように、そ……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 私は、本日は人権と報道の倫理について伺ってまいります。 私は、議員になる以前は仕事柄テレビ等のメディアに大変お世話になりました。したがって、メディアが果たす役割については大変高く評価をしております。また、表現の自由、報道の自由は、軍部の忌まわしい検閲から戦後やっと手に入れたとうとい権利であることもよく理解しております。絶対に時代の逆行はあってはならないと強く思ってもおります。 しかし、最近の一部マスコミの倫理欠如にはすごい憤りも感じている一人でございます。我が国は、主要先進国のメンバーの一員として、二十一世紀の世界の孤児とならぬためにも、人権……
○沢たまき君 長時間ありがとうございます。アンカーでございます、よろしくお願いいたします。 今回の健康保険法の一部を改正する法律案並びに医療法の一部を改正する法律案は、抜本的改革に向けての第一歩と位置づけられた法律案です。抜本的な改革というのは、国民的課題である医療保険制度の安定的運営を確保するという極めて困難な作業であります。保険制度の継続を望んでいることは、国民共通の認識であると思います。したがって、厚生省の責任、また私たち政治家の果たさなければならない役割は極めて重いものだと思っております。 平成十四年度の抜本的改正に向けての決意と今回の法案の位置づけについて、まず厚生大臣にお伺いを……
○沢たまき君 私は、法案の内容から若干ずれると思いますが、関連ということで御質問させていただきます。 私は、子育て真っただ中の多くのお母さん方から要請を受けた件について伺わせていただきます。 学校保健法第十二条の規定では、伝染病にかかった児童、生徒、学生、幼児は出席停止にされることになっております。他の児童に対し伝染病が感染しないようにするための予防であり、当然だとは思います。 伝染病にかかった児童の出席停止期間は、症状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めるまでとなっておりますけれども、伝染のおそれがないという証明はいかなる形で証明すればいいのか。医師が学校へ電話等で……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 昨日の処分につきまして、坂口大臣はみずからの大臣給与の全額返納を初めといたしまして、異例の厳しい内容になっておりました。厚生労働省の職員はもちろんのこと、公務員は、この際、みずからのこととして厳粛に受けとめていただきたいと思います。 現在なお捜査が行われておりまして、一定の限界がある中で詳細な調査が行われたことは高く評価をさせていただきます。最高責任者として坂口厚生労働大臣がけじめをきっちりとおつけになったことに対しても敬意を表するものであります。今後、行政機関が二度とこのような事案を引き起こすことのないよう、政治家も官僚も厳しく反省し、襟を正……
○沢たまき君 よろしくお願いいたします。 今日、日本経済は、景気に足踏みが見られ、デフレ現象による先行きに対する不安がなかなかぬぐい切れないでおります。そして、雇用失業情勢も大変厳しいわけですが、私は、こういう時期だからこそ雇用の安定という課題に取り組むことに加えて、真剣に労働時間短縮を考えなくてはならないと思っております。また、これからの日本において、確実に到来する少子高齢化に対して今からしっかりと対応していくべき課題だと思っております。 そこで、まず坂口厚生労働大臣にお尋ねをいたします。 労働時間短縮の意義をどのようにお考えか。そして、政府の経済計画、平成十一年の閣議決定でございます……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 どうしたら障害者の方々の完全参加と平等が実現できるかというのが国際障害者年のテーマでもございました。今回の改正は完全参加の大きな一歩として皆様方にも評価をいただいていると、私自身もすばらしいと思っておりますが、ただ問題は、これによって何人の方が免許、資格を取得して、それをなりわいとすることが出てくるかが大変重要だろうと思っております。また、多くの方がこの資格を取るということを実現してこそ完全参加の道が開けると思います。 そのために、障害者の方々がそれぞれの個性と能力を十分に発揮して、その能力に応じてどの分野に進む……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 私は、熊本地裁判決に対する小泉総理の控訴断念の決定を夜のニュースで知りました。 岡山県の宇佐美治さんは、国の政策で堕胎された三千五百人を超す赤ちゃんを思うと断腸の思いと、その心中を語っていらっしゃいましたが、同じ女性として、消すことのできない苦悩を抱えて今日まで生きてこられたことのつらさはいかばかりかと思います。 今回の小泉総理、坂口厚生労働大臣の御英断に対し、患者、元患者の皆さんの喜びの表情を拝見しておりまして、政治に人間の心がよみがえったと、言い知れぬ感動を覚えました。これからは皆さんは社会の中に参加して一人の人間として堂々と生き抜いてい……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 まず、質問させていただく前に、坂口厚生労働大臣に個人ホームページがないようでしたのでかわって送らせていただきました。長いの短いのまぜて十七通、厚生労働大臣万歳というのから始まって賛辞がたくさん寄せられましたことを御報告申し上げますとともに、激務の中、大臣の御健康を御祈念いたしますなどといういろんなものをいただきました。御報告いたします。 では、まず私は補償問題について伺います。 平成八年、らい予防法の廃止に関する法律制定時のときに、元患者に対する補償について、なぜその時点で検討されなかったのか、私は大変疑問に思っております。なぜなされなかった……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 質問の前に、本日は、参考人の皆様、御意見をお述べいただき、本当にありがとうございました。また、そのためにわざわざ国会までお出かけくださいましたことも、あわせて御礼を申し上げます。 皆様には、不当な偏見と差別の中で、長い間、筆舌に尽くしがたい人権の侵害、多大な苦難、苦悩をこうむられたこと、また、それをもたらした認識の誤り、政策の誤り、そのまた是正をなすべき義務を長い間放置していたことに、深い反省を、心からのおわびを申し上げます。 今後、私どもも十分な皆様の名誉回復及び福祉の推進と支援に全力を挙げることを誓わせていただこうと、このように思っており……
○沢たまき君 私は、大森礼子議員に続いて、同じことができませんので、人権と報道についてお伺いをいたします。 近ごろ、ワイドショーとか週刊誌などによる個人のプライバシーの侵害はまことに目に余るものがあります。マスメディアは、国民の知る権利あるいは報道の自由を振りかざして興味本位に個人のプライバシーを食い物にしているという実態があります。松本のサリン事件では、無実の人が汚名を着せられました。また、私個人も全く捏造の事実無根のデマ記事で名誉を毀損されました。 法務大臣とそれから総務大臣に伺います。このマスメディアによる人権侵害の実態をどう認識していらっしゃいますでしょうか。
○沢たまき君 私は、私のところに御相談があったことでちょっと伺いたいと思っているんですが、お父さんとお母さんのいない二十未満の児童に対する修学資金の福祉資金について伺いたいと思っています。 私のところに両親のいない高校生の後見人になっている方からの相談がありました。その方のおいごさんに当たる高校生は、お父さんはその子が生まれてすぐ行方不明になってしまって、その後お母さんもそのお子さんが小学校五年生のときに病気で亡くなったのですが、後見人のおじさん、おばさんという方が御高齢なために面倒が見られないということで、お話し合いをした結果、その後見人の娘さんが、御自分のお子さんが二人いらっしゃるのです……
○沢たまき君 公明党の沢たまきです。簡潔に伺います。 雇用の問題で、まずホワイトカラーの方の雇用のことで伺いたいんですが、ホワイトカラーの方が現場作業の仕事に変わるということは、職業の環境が変わるので大変御苦労なさっていると伺ったんですが、労働省が職業訓練とか能力開発を行っても、ホワイトカラーの求人倍率が低い中で実際の再就職の効果は大変厳しいと思うんですが、再就職の効果を高めるためにはどうしたらいいとお考えでしょうか。 それからもう一つ、先ほど、ここにも「六十五歳現役社会の実現に向けた施策の展開」とありましたけれども、高齢者の雇用について定年の延長と再雇用をぜひ促進していただきたいと思って……
○沢たまき君 本当に先生のお話、大賛成で共感を覚えることばかりでございます。 ちょっと聞きそびれてメモし損なったことを一点。小学校の低学年の学級崩壊は何とおっしゃいましたかというのが一つ。 それからもう一つは、いろいろな先生方が質問なすってしまったので、私は、私のせがれは一人っ子でございましたので全寮に入れました。結果、今社会人でございますけれども、全く旧制高校と同じようなスタイルでございましたので、おかげさまで同級、先輩、後輩とずっとつながっております。私は私立でございましたから、それが公立の学校、こういうのも御提案いただいたので、それは殊に男子生徒においてはすこぶる有効ではないかという……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 いろいろお話を伺って、今諸先生の質問も伺いながら、大事な子供のことでございますけれども、この調査会に来させていただいて、今ずっとこの胸の中にあることは、いろんな先生方にお話を伺いますけれども、それは私が伺っていると、それも大きい小さいは別として枝だなという気がしております。 こういう余白がない子供たち、学校へ行っても何のために学校へ行くのかわからないというような子供たちがふえているときに、一体どうしたら学校が楽しいところだと、友達がいっぱいいて、先生もいて楽しいところなんだと思わせるためには、一番の根本は何だとお考えでしょうか。 それから、私……
○沢たまき君 だとしますと、もうちょっと突っ込んで書いていただきたいなと思うところが、十二ページなんですけれども、少子化に対する課題の中なんですけれども、今ちょっと松岡先生おっしゃってくださった不妊のことなんですが、もう少し突っ込んで書いていただきたいなと思っております。「適正な治療環境の整備」となっていますけれども、この点をもう少し法整備も含めて、若い御夫婦に子供をつくりたくて大変悩んでいる方がいらっしゃいますので、そこら辺をもう少し突っ込んで表現していただけるとありがたいなと思っています。 厚生省なんかにもちょっと聞いたんですけれども、人工授精に関してなんでございますが、厚生省は人工授精……
○沢たまき君 もう時間が過ぎました。本当に両先生ありがとうございました。 いろいろと伺ったんですけれども、岡沢先生にちょっと伺いたいんですが、初めて北欧のツーリストを体験してショックという中で、スウェーデンの家族の特徴の婚外子の一般化、それで四番目の養子縁組の簡素化、いろいろ伺いました。先生のお話を聞いているとすごくスウェーデンはバラ色に見えるのでございますけれども、日本は少子高齢化対策をするについても日本らしい文化の基盤があると思うのでございますが、ついついまねをする癖のある日本としては、文化的に見て、スウェーデンでは成功したけれども日本ではどうかなと思われるようなところを、それからまた、……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 広岡先生と中村先生、きょうはお忙しいところありがとうございました。 広岡先生にちょっと伺いたいんですが、広岡先生のお考えは女性にとってとてもありがたい御意見で、きっとこれからの若い男性はもっともっと先生と同じような考えをお持ちになって、子育ては男もする、こういう感覚の御夫婦がふえてくればいいなと思っております。 実は、私のせがれは先生より十歳下でございますが、半々やっております。先生と同じようにしっかりと子供を育てておりまして、私の孫はママよりパパの方がいいと言っていますから、先生のお説のとおりにうちのせがれはやっているようでございますが、母……
○沢たまき君 私は、本調査会の二年度目のテーマであります少子化の対応等について、公明党・改革クラブの意見を述べさせていただきます。 少子化への対応策は直接出生率の動向に影響する結婚、出産、育児等に関する対策と、子供の教育、社会保障のあり方、労働力の確保等、これまでの四半世紀以上にも及ぶ少子化の結果生じている、あるいは将来生ずる可能性の高い問題への対応とに大きく分けられると思います。前者は少子化の要因への対応でありまして、後者は少子化の影響への対応であります。 現在、政府において、少子化への対応を考える有識者会議の提言に即して少子化対策推進基本方針と、その実施計画とも言える新エンゼルプランを……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 お二人の参考人の方、きょうは本当にありがとうございました。 伺いたいこと、大分皆さんお聞きくださいましたし、自民党の清水先生も幼保一貫のことは私も伺いたいと思ったのですが、伺ってくださったのであれなんで、小さい問題ですが、私どもはどっちかというと子育て、子供に対する予算を女性議員としてはもっともっととりたいと、こう思っております。神奈川県も岩手県も御要望の中には国に対して支援を要望されていらっしゃいます。 私ども公明党は、昨年、少子化対策の特別交付金というのを各都道府県にさせていただきました。それで、その中でどのようにお使いになったかと伺った……
○沢たまき君 両先生ありがとうございました。 もう全部結論が出てしまって、お聞きすることはほとんどないんですけれども、そうなっちゃうととても、今地域性のことをおっしゃってくださったので、少しは救いの道があるかなという思いもあるんです。 どうなんでしょうか。小倉参考人のお話は全くそのとおりだと思いますし、しかし、もう少し未婚の母を、もう既に大分日本の社会も認めておりますけれども、私たちが育った時代はとてもそれはいけないことと言われたんですが、今はそういうことでなければ、もうこの百年ぐらいは突入しているから少子化はとまらないだろう、少子化はとまらないというか、晩婚、非婚はとまらないだろうとなっ……
○沢たまき君 公明党の沢でございます。きょうは、大森先生のかわりに初めて共生社会調査会に来させていただきました。 最初に、ドメスティック・バイオレンス、この調査会で超党派でやってくださったこと、もう本当にすばらしい調査会なんだなというふうに思って、きょうは初めて出席をさせていただきました。 今、性に中立なという小宮山先生のお話がございまして、本当にそのとおりだと思います。 と申しますのは、私の頭の中では、男女共同参画というのを何で改めて言うのかなと。四十五年ぐらい芸能というところに、特殊な世界に住んでおりまして、この世界は男だから女だからという賃金の差別も何もございません。その人の力量に……
○沢たまき君 三人の先生方、本当にありがとうございました。私は、きょうからこの委員会に在籍させていただきまして、本当に興味深く聞かせていただきました。 一つ鈴木先生に伺いたかったのは、紛争の千人を超えたこの表なんでございますが、一つはこの亡くなった方の数の中に子供が何人ぐらいいるのかなと。大分占めていると伺っているんですが、どのぐらいの子供の数がいるのかなと。 それから、私は、国連は、川村先生がおっしゃったように、とてもこれから二十一世紀は大事じゃないかな、人類の共闘する結集軸だろうかなと思っております。そうなりますと、国益だけではなくて、国連が、もっと一人一人の市民といいましょうか民衆と……
○沢たまき君 公明党の沢たまきでございます。 せんだって、今週の初めにちょうどコソボのテレビをやっておりました。そこではやはりセルビア系とアルバニアのお子さん方、川を挟んで、その取材をしていたNHKの方なんですが、すばらしいなと思ったのは、学校の先生方が子供に共生の道を、憎むのをやめて共生の道を一生懸命お説きになって、そして校長先生が、目の前で母親を殺されたお嬢さん、あるいは絶対苦しみを忘れないという子供たちに授業の合間を縫って一対一で対話をしております。 私は、緒方先生がおっしゃったように、現場というのは大切であろうと思います。私は初めて議員にさせていただいた、IPUで行かせていただいた……
○沢たまき君 今、広中先生がおっしゃったように、私はもっと二十一世紀は国連中心で世界が動く方がいいと考えている一人ですが、国益を中心としたアメリカなどではなくて、民族益、地球民族益というのを各国が念頭に置いて国連に対処していただきたいというのが私の願いでございます。それがないと二十一世紀は少しも、一歩も前進しないのではないかという気がしております。 もう一つの提案は、島袋先生がおっしゃるかなと思って待っていたんですが、沖縄にアジアの国連、殊に平和を研究する国連の平和研究所のような、アジアの出張所みたいなものを世界大戦の中で一番つらい思いをした沖縄の中に平和の研究所を国連の機構として置く、そこ……
○沢たまき君 私は、二点コメントをさせていただきます。 第一点は、先ほどの御意見の中にもあったんですけれども、東アジアにおける平和と安定を確保するため我が国に東アジア平和研究所を設置すべきとの御意見があったんですが、私はもう大いに大賛成であります。 とにかく一番大事なことは、こういう格言もありますが、「汝須く一身の安堵を思はば、先ず四表の静謐を祈らん者か」と、こういう考え方が昔からございますけれども、一番大事なことは、考え方とか意見が違っていても相互に顔を突き合わせて何度も話し合えば少しずつ共通の認識も出てくるということです。少しずつでも誤解が解けて、部分的にでも共通の認識ができ上がること……
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