井上美代 参議院議員
18期国会発言一覧

井上美代[参]在籍期 : |18期|-19期
井上美代[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井上美代参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

井上美代[参]本会議発言(全期間)
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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 参議院本会議 第4号(1998/12/04、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  今、日本経済は、消費税の五%への引き上げ、医療費アップなどを契機として消費不況が深刻化し、完全失業率は四・三%、相次ぐ企業倒産など、戦後最悪、一刻の猶予も許されない事態に陥っております。  ところが、政府の緊急経済対策に基づく補正予算案は、またもやゼネコン奉仕型の大型公共投資中心となっており、深刻な事態に置かれている多くの国民、中小企業には冷たく、不況打開策とはほど遠いものであると私は言わざるを得ないと思っております。  二十一世紀を人間らしく生きられる豊かな社会と政治にするためには、不況を克服し、国民の不安を……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 参議院本会議 第8号(2000/03/22、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表し、国民年金法等三法案と共済四法案への反対討論を行います。  公的年金は、国民の老後の所得、将来の生活の基盤をなすものであり、国民の生存権に深くかかわり、徹底した審議が不可欠のものです。しかし、きのう国民福祉委員会において、自民、自由、公明の与党三党は、審議が全く不十分なまま数の横暴で採決を強行したのであります。議会制民主主義をじゅうりんするこの暴挙を、満身の怒りを込めて糾弾いたします。  採決が強行された委員会は、理事会の合意もなしに、与党が一方的かつ唐突に開催したものであり、絶対に認められるものではありません。与党三党は、理事会の合意を尊重して議事を進め……

第147回国会 参議院本会議 第23号(2000/05/12、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、社会福祉事業法等の一部を改正する法律案について質問いたします。  昨日、私が会った母親は、自分が元気なうちに知的障害と自閉症の重複障害を持った二十七歳のこの子が安心して暮らせる社会をつくってほしいと必死で訴えられました。  すべての障害者一人一人が社会の主人公として精いっぱい生き、人間としてたくましく豊かな人生を送りたい、この障害者の切実な願いを実現するには、すべての国民がノーマライゼーションの理念に沿って、平等と自立、社会参加を進めていくことが必要です。そのためには、それぞれの身体状況、生活環境などに即した十分な公的保障が欠かせません。  憲法第二十……

第147回国会 参議院本会議 第26号(2000/05/19、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  私どもに電話をかけてきた母親は、息子の勤める運送会社が経営難で厚生年金を一方的に国民年金に切りかえられた、息子の所得は二百万円台、この四月に孫が生まれたばかりなのに児童手当は所得制限を超えて支給されないという、この上増税となるのか、これで児童手当は拡充と言えるのかと言いました。与党三党はこの声にどう答えるのでしょうか。  本法案は、宮澤大蔵大臣が、これは一種の妥協で、ちゃんとした説明をすることは非常に苦しいと述べ、丹羽厚生大臣が、今なお与党の中で十分な集約ができていないと答弁したように、……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 参議院本会議 第31号(2001/06/13、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、確定拠出年金法案、いわゆる日本版四〇一k法案について質問をいたします。  本法案そのものについての質問に入る前に、老後の生活保障の根幹をなす公的年金制度について質問いたします。  政府は、昨年、厚生年金など公的年金の報酬比例部分の給付開始年齢を引き上げ、給付を引き下げるという大幅な改悪を強行いたしました。夫が三十歳の夫婦で、生涯に受け取る年金総額は一千百万円も削られました。日銀の調査でも、老後の生活への不安は八割近くに達し、特に三十代、四十代の働き盛りの年金制度への不信、不満は深刻です。老後生活の保障を言うならば、何よりも、こうした年金改悪をもとに戻し……

井上美代[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

井上美代[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 国民福祉委員会 第3号(1998/09/17、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  現在、二〇〇〇年度から施行される介護保険の準備が進められていることは先ほどからの審議の中でも出ているとおりでありますが、この一年数カ月の間に利用者本位、そしてまた国民本位の制度づくりを進めることは行政の責任であり、そしてまた政治の責任であると私は思っております。  今、介護保険法施行を目指す準備にずっと取り組まれておりますけれども、特にその中でホームヘルパーの派遣時間が削減されているという実態が今、東京や岩手、滋賀、こうしたところで明らかになってきております。一日六時間、週四回受けていた介護サービスが一日二時間にされたなど、派遣時間のカットが……

第143回国会 国民福祉委員会 第4号(1998/09/24、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案について反対の討論を行います。  感染症の蔓延から国民の命と健康を守ることは急務でございます。この間の我が国の感染症の対策は、感染症患者やその家族の人権を尊重するという視点を欠いたものでありました。らい予防法によってハンセン病患者は強制隔離され、エイズ予防法によってHIV患者とその家族は社会的な差別、偏見にさらされ、筆舌に尽くしがたい苦しみを受け続けてまいりました。そのことを思えば、新しい感染症対策を確立する上で、こういった事実を直視し、深い反省をすることが絶対に不可欠でございます。しかし、この間の……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 国民福祉委員会 第2号(1999/03/09、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、安心して子供を産み育てられる社会をつくる願いを込めまして、日々本当に刻々と成長と発達を遂げております乳児、そして月々変化していく乳幼児の健診と医療についてきょう質問をしたいと思います。  皆様御承知のとおりに、我が国の九七年度の合計特殊出生率は一・三九。東京はもう一・〇五と本当に低くなってきているんですけれども、国立の社会保障・人口問題研究所の九七年度の出生動向の基本調査によりますと、妻が自分の理想の数の子供を持とうとしない理由の最も高い理由が、子供を育てるのにお金がかかるからというのが大きな理由になっておりまして、三七%あります。  ことしの一月に出されました日経連の労問……

第145回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/03/15、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、質問をいたします。  介護保険の実施を前にしておりますけれども、これが実施されますと六十五歳未満の国保の加入者については国保料に介護保険料が上乗せされまして、そして一括して徴収をされるということになります。今日非常に厳しい情勢のもとにありますので、そういう意味で国民健康保険証の取り上げがいろいろありまして、きょうはそういう問題で質問をしたいというふうに思っております。  まず、少し今の現状についてお話をしなきゃいけないというふうに思うんですが、年間の国保料は全世帯平均で十五万二千五百十八円、これは九六年ですけれども、そして所得に対する負担割合は六・九%……

第145回国会 国民福祉委員会 第4号(1999/03/23、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党を代表いたしまして質問をいたします。  先ほど出されました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案は、戦傷病者や戦没者の遺族などへの障害年金や遺族年金等の額を恩給法の改正による引き上げに準じて引き上げるものであり、賛成をいたします。  この援護法による障害年金や特別弔慰金支給などについての改正案の審議に当たりまして、私が問題にしたいのは、第二次大戦で亡くなられた犠牲者の遺骨収集の問題で、先ほど戦没者数そしてまた遺骨送還数や残存遺骨数などについては既に答弁がされました。  今日までもう既に戦後五十四年過ぎております。しかしながら、約半分しか遺骨の収集ができていな……

第145回国会 国民福祉委員会 第7号(1999/04/13、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党を代表して質問をいたします。  私は、きょうは介護保険の在宅サービスの問題、そしてこれに関連いたしまして要介護認定の問題について質問をしたいと思っております。  今月の五日でしたけれども、要介護認定の基準案が医療保険福祉審議会に諮問をされました。要介護認定は、サービスが受けられるのかどうか、受けられるとしてもどれぐらいのサービスになるのかということを判定するもので、国民の中でも大変ここに関心を寄せております。この要介護認定で自立というふうに認定をされますと、介護保険の在宅サービスが一切受けられないということになります。  徳島県では、昨年の要介護認定のモデル事業で在宅サ……

第145回国会 国民福祉委員会 第9号(1999/04/20、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党の井上美代でございます。  四人の参考人の方々のお話を伺いまして、本当にその熱意、これまで御苦労を重ねてこられたというふうに思いますけれども、短い時間でありましたがそのことを非常に強く感じました。また、深刻な状況についても今後の精神障害者福祉の施策に非常に深い示唆になるものをいただきまして、生かしていかなければいけないというふうに思いました。  きょうは時間が限られておりまして、私は社会復帰施設関連について特にお聞きしたいというふうに思っておりますので、池原参考人と谷中参考人になるかなと思ったりしているんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。  私も精神障……

第145回国会 国民福祉委員会 第10号(1999/04/22、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党を代表して質問いたします。  今回の精神保健福祉法改正は、精神福祉の充実を図り、地域支援を促進するものとされておりますけれども、前回の改正の際に精神障害者の「社会復帰施設等の積極的な整備に努力すること。」というのと、また「小規模作業所の制度的位置付けに向けて検討を進める」という附帯決議がついております。これを重視する立場から質問をしたいというふうに思います。  現在、精神障害者の社会復帰施設の設置状況についてですけれども、どのような実態になっているのか、まずそこをお聞きしたいと思います。入院患者に対してその受け入れ可能性の数と、それから可能率がどういうふうになっているの……

第145回国会 国民福祉委員会 第13号(1999/07/27、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党を代表して、質問をいたします。引き続き、私も介護保険問題で質問をいたします。  いよいよ四月からということで、もう一カ月があっという間に過ぎていきますので、どうしてもやっていただきたいということがありますので、短い時間ですができるだけ早くに質問をいたしますので、よろしくお願いをいたします。  保険である以上、在宅であっても施設であっても希望するすべての人にサービスが提供されなければいけないというふうに思います。ところが、多くの自治体が介護サービスの基盤整備のおくれを訴えている。しかも、非常に深刻である。  ことしの五月にNHKが調査をいたしました。三千二百五十二の自治体……

第145回国会 総務委員会 第10号(1999/05/20、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党を代表いたしまして質問いたします。  質問に先立ちまして、一言申し上げたいのですけれども、きょうの午後になっていきなりこの質問の日程が設定されました。質問の通告もしないままに、十分な準備の時間ももちろんないわけなんですけれども、このような形で質問せざるを得なくなったということに私は本当に驚きもしております。これは委員会の運営として不正常ではないかというふうに思いますし、これでは基本法について充実した質疑ができるのかということを疑問に思っております。特に、私は男女の平等というのは、これは民主主義の問題であるというふうに思っておりますので、この突然の日程設定については抗議を……

第145回国会 予算委員会 第13号(1999/03/10、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党を代表して質問をいたします。  私は、新日本婦人の会で、十八年間にわたりまして我が子が通う学校ウオッチング運動をやってまいりました。この運動は、学校の施設を中心に、改善を必要とする箇所を総点検し、国や自治体に改善を求めて実現させていく運動でございます。私は、今も新日本婦人の会の会長をしております。そうした中で、これまで自治体などに随分要望もしてやってまいりました。教育委員会にも行きましたし、またいろんな議会も回って歩きました。そうした中で実現したものは、教育関係だけで三千六百十三項目に上ります。  こうした運動をやってきた者として、きょうは、小学校、中学校、そしてまた高……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 国民福祉委員会 第3号(1999/11/25、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、まず最初に、恩給問題について質問させていただきます。  旧軍人であった人で、戦後、国鉄に勤務し、退職して旧国鉄の共済年金、今は国鉄の民営化に伴って厚生年金をいただいている北海道亀田郡七飯町の増田太佐郎さんという方が軍人恩給も受給できるのではないかということです。また、軍人の期間を厚生年金に通算し、増額して受給できるのではないかということで、厚生省や恩給局に訴えている問題です。  私は、ことしの三月に、硫黄島で戦死されました人の遺品のばらばらになったはがきを遺族に返したいということで、この委員会で質問させていただきました。厚生省の御尽力もあり、遺族の住所だとか氏名がわかりまし……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/02/15、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、質問に入る前に申し上げたいことがあります。それは、この審議がいよいよ始まりましたけれども、自自公の与党三党が、定年退職後の我々の生活がかかっている、その支柱ともなる大事な年金法案を審議するこの委員会を一方的に日程を決められて、そして三日には三党だけでその審議に入られたということ、これは非常に残念なことだというふうに思っております。特に、この年金問題については国民の命と暮らしがかかっている重要な法案であるというふうに思っておりますので、今後、審議日程を一方的に決めないで、よく話し合って決め、そして審議を深めていくことが大事ではないかという……

第147回国会 国民福祉委員会 第4号(2000/02/22、18期、日本共産党)

○井上美代君 共産党の井上美代でございます。  今回の予算案で、児童手当法の改正と、そしてもう一つ年少扶養控除特例の廃止というのが盛り込まれております。私は、この点につきまして質問をさせていただきます。  まず、大蔵政務次官、お忙しいところおいでくださいましたけれども、少し確認をさせていただきたいと思います。  二〇〇〇年度の予算案では、ゼロ歳から十六歳までの扶養家族の扶養控除が四十八万円を三十八万円に引き下げて、そして年少扶養控除特例を廃止して、その財源で児童手当拡充を行うとしているわけです。その改正による増税は一体どれぐらいなのかということを一つお聞きしたいのと、来年度の予算案の税制改正で……

第147回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/02/29、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代です。  参考人の皆様方、貴重な御意見ありがとうございます。私の持っている時間が二十分しかありませんので皆様に御意見をお聞きすることができないのですが、私は今、たくさんの署名だとか請願だとか、それからファクスでも送ってきたりはがきもいただいたりしているんですけれども、やはり現場の意見をぜひお聞きしたいというふうに思いますので、全労連と連合の参考人の方に御質問をして、ぜひ御意見を聞かせていただきたいというふうに思っております。  まず最初にお聞きしたいことは、二問あるんですけれども、一つは、先ほど少し話が出ておりますけれども、六十歳が六十五歳になっていく、繰り延……

第147回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/03/07、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  年金財政の支え手をふやす問題と基礎年金の政策改定の問題について質問をさせていただきます。三十分しか時間がありませんので、途中になるかもしれませんけれども、まず最初に私は年金の支え手の問題について質問いたします。  年金財政にとって、若年層はもちろんですけれども、高齢者やそしてまた女性など、支え手をどのぐらいふやしていくかということと深くかかわっているというふうに思います。その意味で、支え手をふやすということが今非常に重要な課題であるというふうに思います。私は、特に女性の支え手をどうふやしていくかということについて質問をしていきたいと思います。……

第147回国会 国民福祉委員会 第8号(2000/03/09、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、最初に大臣に御質問したいと思います。  年金というのは老後の所得保障が目的だと思います。その給付水準は高齢者の生活を大きく左右しています。年金の政策を考えるに当たっては、高齢者の生活実態を十分に踏まえる必要があると考えます。そこで、日本の高齢者世帯のうちどれぐらいが最低生活を下回る貧困な低所得水準なのかということをまず確認しておきたいと思います。  その際に、一つの目安になるのは生活保護の水準です。これを基準としますと、年間所得がひとり暮らしで百二十五万円、夫婦で二百万円ぐらいの水準となります。この最低生活費を下回る貧困な高齢世帯は、厚……

第147回国会 国民福祉委員会 第10号(2000/03/15、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、きょうは保育所の問題をちょっと最初に質問させていただいて、その後、児童扶養手当の問題について質問させていただきます。  新エンゼルプランが出ているんですけれども、少子化対策として女性たちが求めるものというのは、何といっても保育所の拡充なんです。そして、働きやすい職場環境、経済的な負担の軽減、ここが挙がっております。女性たちは、安心して預けられる、我が子が集団の中で限りない発達の可能性を保障されるようなそういう保育所、質と量ともに拡充された保育所をもう本当に切実に求めております。  少子化の中で親の子育てを支え、そして子供たちが子供たち同……

第147回国会 国民福祉委員会 第13号(2000/03/30、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、ただいま審議をされております戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案に賛成をいたします。そして質問をいたします。  私は、今なお戦争の重荷を背負って頑張っている被爆者と、そして戦没者御遺族の方々を思い、介護保険制度における被爆者への助成問題と、そして戦没者の遺骨のDNA鑑定について質問をいたします。  まず、被爆者の問題から入ってまいります。  既に戦後五十五年になります。あの日、原爆により一瞬の灼熱の地獄の中で放射能と熱線によって犠牲になった被爆者、今日まで生き続け、高齢化し、そして老後の不安と後遺症と闘いながら頑張っている被爆者の方々の問題の解決というのは、私た……

第147回国会 国民福祉委員会 第16号(2000/04/20、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代です。  私は、日英社会保障協定実施特例法案の質問から入りたいと思います。  この法案は、相手国に一時的に派遣されるサラリーマンや自営業者が年金保険料の二重払いを義務づけられ、多くの場合、一方の保険料は掛け捨てになっている実態を解消するためのものであるということで、両国民と事業者の保険料負担を解消する点で合理的なものであり、日英の交流の発展に資するものと考え、共産党としては賛成の立場です。  ただし、一昨年ドイツとの間に結ばれました社会保障協定と違って、受給資格を獲得する際の加入期間を算定する際の通算協定がない。したがって、例えば相手国に八年以上滞在をすること……

第147回国会 国民福祉委員会 第17号(2000/04/27、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、まず最初に、今も小宮山議員が触れられましたけれども、まず妊娠、出産というのは本来やはり女性の体の中に起こることであるというふうに思います。だから、女性の自己決定権が保障されるのは当然であるというふうに思います。  日本政府も批准をしております七九年の国連で採択された女性の差別撤廃条約第十六条の(e)ですけれども、ここには女性が子供の数及び出産の間隔を自由にかつ責任を持って決定する権利並びにその権利を行使するための情報、教育、手段を享受する権利を持つということが明記されております。そして、九四年のカイロの会議においても体と性に関する女性の……

第147回国会 国民福祉委員会 第18号(2000/05/09、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  児童手当を拡充するという今回の改正で与党三党がいろいろ話し合われて、これは先ほどからも出ておりますように成果としてアピールをしているところもあります。  私は、問題はやはり先ほどから出ている財源の問題だというふうに思うんです。所得税の十六歳未満の扶養親族への年少扶養控除特例を廃止して増税分を充てるという、ここのところに問題があると思うわけなんです。つまり、二千三十億円の子育て世帯への増税分をこれに充てるという。十六歳未満の児童は二千万人中の九五%と大変な数なんですけれども、九五%に当たる子供一千九百万人が増税の対象にされてしまうということ、こ……

第147回国会 国民福祉委員会 第19号(2000/05/11、18期、日本共産党)

○井上美代君 一昨日に引き続きまして質問をさせていただきます。  私は、まず大臣に御質問させていただきますが、先日、静岡で三十五歳の母親が六歳の子供をせっかん死させたという報道がありました。非常に大きなショックを受けておりますが、離婚をきっかけに三人の子供のうち一人を自分が育てていたわけです。そして、四月から放浪生活をやっていたというのですけれども、その背景に経済問題というのが大きくあったということが報道されております。  この子供の場合には、児童手当、そしてまた児童扶養手当は受けられるはずだったんです。額は少ないといっても、それが受けられていたら少しの希望はあったのではないかというふうに思っ……

第147回国会 国民福祉委員会 第20号(2000/05/16、18期、日本共産党)

○井上美代君 今、参考人のお話を伺いながら、皆様方の陳述の中で児童手当がどうあるべきなのか、その方向というのも改めて深く考えさせられているところです。同時に、やはり問題点もかなりはっきりと指摘をしていただいているというふうに思います。  私は、政府の今回出しております法案について、少し絞りながらお話を伺いたいと思います。  まず、二宮参考人にお伺いしたいのですが、政府は少子化対策の柱としてだとか子育て世代の経済的な負担を軽減する、こういうふうに言って、その財源を小中学生の子供への総額二千三十億円、この数字が大変有名になっているんですけれども、二千三十億円もの増税をして、学齢期までということで新……

第147回国会 国民福祉委員会 第21号(2000/05/18、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  国会審議を通して、厚生大臣が、今なお与党の中で十分な集約ができていないと答弁したように、内容においても経過においても全く道理がなく、継ぎはぎだらけであることが明確になりました。  最大の問題は、児童手当の支給年齢の引き上げを子育て世代への二千三十億円の大増税と引きかえにしていることです。今年度においては新たな国庫負担は全くされていません。児童手当が拡充される三百万人に対し、増税は一千九百万児童に及び、一千六百万人以上の児童の世帯には負担増でしかありません。小中学生のいる家庭では、年収四百……

第147回国会 国民福祉委員会 第24号(2000/05/26、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党と、そしてまた、けさも随分来ているんですが、たくさんの問題点をまだあいまいなままにして、慎重審議、徹底した審議を求めるという要請書がたくさん入っております、こうした方々を代表いたしまして、社会福祉事業法等の一部改正案について反対の討論をいたします。  反対理由の第一は、本法案が、社会福祉事業の基本理念から実施主体としての国と地方公共団体を削除し、その公的責任を大幅に後退させていることです。  現在でも日本の障害者福祉は社会福祉法人や共同作業所など民間によって担われ、国と地方公共団体の役割は非常に小さいのが特徴です。国と地方公共団体の実施義務がなくなれば、サービス基……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/11/09、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  きょうは、DNA鑑定それから保育、ホームヘルパーなど、幾つかの問題で御質問をさせていただきます。  まず最初に、DNA鑑定ですけれども、厚生省は戦没者のDNA鑑定について来年度の概算要求で一千三百万円を要求しておられます。これは有識者を集めて検討会を行う費用だということです。この検討会で検討をしようとしておられる中身というのは、DNA鑑定で個人が特定できるのかということ、鑑定費用を公費で負担すべきかどうかということ、そしてまたプライバシーの観点から遺骨のDNA鑑定を行ってよいか、このようなことについて検討をするというふうに聞いております。  ……

第150回国会 国民福祉委員会 第5号(2000/11/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、今参考人の皆さん方からお話を伺いまして、いろいろ深く考えさせていただいております。私も時間の関係で、篠崎参考人に質問をしたいというふうに思います。  私は、低所得者、女性も含みますけれども、特に女性の場合には長生きをしておりますので男性よりも七年も長く生きるということがあって、また女性の平均給与というのは男性の六割ぐらいだし、そしてまた年金というふうになりますと、それも同じように男性の半分ぐらいになるわけです。そして、生活がばらばらに変わっていって、いろんな仕事も不安定が多いという中で、無年金者も非常に多い、年金権も切れてしまうというよ……

第150回国会 国民福祉委員会 第6号(2000/11/28、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代です。  私は、まず今回の健康保険法の改正が高齢者、とりわけ所得の低い高齢者に及ぼす影響について質問をしたいと思います。私はかなりたくさんの質問を持っておりまして、申しわけありませんけれども、できるだけ答弁は手短にお願いできればうれしいというふうに思っております。  今までの審議の中でもかなり明らかになってきたことなんですが、高齢者への一割の自己負担を導入することで高齢者には総額で一千四百六十億円もの負担増となり、そしてまた自己負担分を平均で一・五倍にふやすこと、それから病気の種類によっては何倍にもはね上がるということが明らかになりました。具体的に申し上げられ……

第150回国会 国民福祉委員会 第7号(2000/11/30、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表し、健康保険法等の一部改正案及び医療法等の一部改正案について反対討論を行います。  健康保険法についての反対理由の第一は、高齢者の医療費の自己負担を定額制から一割の定率制に変更することで、総額一千四百六十億円、平均で今までの一・五倍の患者負担増をもたらし、深刻な受診抑制を引き起こすものです。診療前に幾らかかるか全くわからないというのも不安です。低所得者対策はなおざりにされ、介護保険の負担や年金改悪による給付削減と相まって、生存さえ脅かされかねないということが心配されます。  反対理由の第二は、高額療養費制度に新たな医療費に応じた負担増の仕組みを導入することで……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 厚生労働委員会 第3号(2001/03/22、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私はまず最初に、障害者の問題について質問をいたします。  二十一世紀の最初の年に入っておりますけれども、二十世紀は特にその最後の四半世紀は、国際的にも障害者の人権保障、ノーマライゼーションが大きく進んだと思います。障害者への包括的な差別禁止法がアメリカに始まり、そして世界に広がりつつあるというこういう状況であると思います。日本においても一層の前進が求められております。  昨年、社会福祉事業法の改正がありました。そして社会福祉法というのが成立をいたしましたけれども、障害者福祉のあり方を大きく変える重大な問題があるというふうに考えております。利用……

第151回国会 厚生労働委員会 第4号(2001/03/27、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、遺骨収集について質問をいたします。  まず最初に、全体的なところを質問したいと思います。  第二次大戦での海外の戦没者数と、そしてまた遺骨収集の現状はどのようになっているのかということ。約半数の遺骨が収集されていないのではないかというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 今後の遺骨収集の見通し、これは予算との関係があると思いますけれども、予算も含めましてお願いをいたします。
【次の発言】 十二年度についても教えていただきたいのですが。
【次の発言】 若干ふえているということですね。  私は、パプアニューギニアで……

第151回国会 厚生労働委員会 第5号(2001/03/29、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、まず初めに、きのう薬害エイズの問題の判決が出ました。安部被告の無罪判決とは余りにもひどいではありませんか。患者の視点に立っていないと国民は怒っております。厚生行政の責任は重大であることを指摘して、質問に入らせていただきます。  私は、きょう、サービス残業について質問いたします。  年一千八百時間がいまだに達成されていない中で、時短臨時措置法の期限を延長するということはもう当然のことであるというふうに思います。しかし、一千八百時間を達成するためには労働時間短縮の努力と徹底した時間管理が必要です。  私は、ここに新日本婦人の会の昨年行いまし……

第151回国会 厚生労働委員会 第7号(2001/04/05、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、まず最初に、吉本参考人とそして金参考人に質問いたします。  まず、障害者の差別を禁止する明確な規定を法体系の中に盛り込むということが非常に重要であるというふうに思っているのですが、この点についてどのようにお考えになっているのかということをお聞きしたい。そしてもう一つ、心身に障害のあることを理由に免許取得を許されなかった場合に、障害を持っていても業務に支障があるかどうかさまざま考えがあるわけで、私は不服の申し立てというのがきちんとできなきゃいけないというふうに思うんですね。やはり第三者機関が制度としてつくられなければいけないというふうに思……

第151回国会 厚生労働委員会 第9号(2001/04/12、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  雇用対策法の一部改正案を中心に質問をいたします。  政府自身も景気の後退を認めている現在の状況の中で、一層リストラの拡大が進もうとしております。日経連が六年前、「新時代の日本的経営」という財界の労働力戦略を発表して以来、過剰雇用の解消、そして労働力の流動化が進められてまいりました。全国労働組合総連合の調査でも、九六年から三年間で三百七十六万人の雇用の削減が行われております。  そこで、まず大臣に雇用と景気について質問をしたいと思います。  一昨日、宮澤財務大臣が日本共産党の大門議員に対して答弁されましたけれども、その中で、現在進めている政府の……

第151回国会 厚生労働委員会 第12号(2001/05/29、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  最初に、法案の中にもある水道事業の一部民営委託拡大が水道事業全体の民営化に道を開くようなことになることはないかということを最初にお聞きしたいと思います。もう一点ですけれども、水道事業の自治体の責任後退になるようなことはないかというこの点を大変心配しておりますので、この二点についてまず最初に確認をしておきたいと思います。大臣にお願いをしたいのですが、よろしくお願いします。
【次の発言】 もう一つは、水道事業の自治体の責任なんですが、それが後退することはないかということ。
【次の発言】 それを確認いたしまして、先へ進みたいと思います。  国民が飲……

第151回国会 厚生労働委員会 第13号(2001/05/31、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  国家権力の圧力をはねのけて立ち上がった原告の皆さんの闘いが、政府・厚生省を断罪し、国会の責任も厳しく問う勝利判決となり、控訴断念に追い込みました。首相官邸に押しかけた元患者の皆さんの人間の尊厳、人間回復をかけたあの執念と気迫が世論を動かし、そして政治を動かし、そしてハンセン問題の新たな闘いの足跡となり、全面解決への第一歩を踏み出すことになりました。私ども、ともに喜んでおります。きょうは傍聴にもおいでいただいていて、とても心強いです。  判決は確定し、政府の法的責任は揺るがないものとなりました。しかし、政府・厚生省は本当に真摯な反省をしたのでし……

第151回国会 厚生労働委員会 第15号(2001/06/07、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代です。  私は、確定給付企業年金法案は、これは企業年金の受給権を守るために新たな企業年金を創設するなどの施策を行うものだと思います。現在、厚生年金基金、それから適格退職年金の財政というのは大変厳しくなっておりますが、これらの企業年金の受給権がどれぐらいきちんと守られるのかがこの法案の重要なポイントであるというふうに思います。  そこで、まず現行制度のもとでの企業年金の概要について質問をさせていただきます。  厚生年金基金の基金数、そしてまた基金に加入している現役の加入者の人数、さらに年金の受け取りを始めている受給者の人数、これらを述べていただきたい。そして、適……

第151回国会 厚生労働委員会 第16号(2001/06/14、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  本日、参考人の陳述を聞き、改めて国の政策の誤りへの認識を深めました。  一九五三年八月、参議院厚生委員会は、政府原案のまま戦前のらい予防法と全く変わることのない政府案、これをそのまま新法として成立をさせました。この法律には当時、近い将来本法の改正を期するという附帯決議がつきましたが、その約束を実行できずに、九六年の法廃止まで隔離政策を放置してまいりました。厚生労働委員会の委員として、当委員会の責任の重さというものを受けとめながら、私は質問をさせていただきます。  まず最初に、六月十二日に、弁護団の上申を受けて、東京地裁の北沢裁判長は国側とそし……

第151回国会 厚生労働委員会 第17号(2001/06/19、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  まず最初に質問したいのは、今なぜ確定拠出年金を導入するのかという問題です。  政府の「確定拠出年金法(案)のあらまし」という、こういうこのパンフレットが出されております。これを読んでみまして、制度のメリット、デメリットなどというのが書いてないんですね、デメリットなんかはちょっと書いてあるんです。だけれども、なぜ今導入するのかというのが書いてないんですね。  私は、なぜ書いてないのかということなんですけれども、これは労働組合の最大のナショナルセンター、連合ですけれども、連合は確定拠出年金の導入には時期尚早ということで反対をしております。また全労……

第151回国会 厚生労働委員会 第18号(2001/06/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、日本共産党を代表し、確定拠出年金法案に対する反対討論を行います。  まず、法案の内容に入る前に、当委員会での審議が極めて短時間で拙速なものとなったことに抗議の意思を表明いたします。国民の老後保障に関する重要法案である本法案は、多方面の専門的な知見を踏まえた慎重な審議が必要であったにもかかわらず、審議時間も短く、参考人質疑も行いませんでした。国会審議の形骸化であり、参議院の存在意義の否定にもつながりかねません。  反対理由の第一は、確定拠出年金制度は、老後保障をリスクマネーにゆだねるものであり、将来不安の高まりに一層拍車をかけるものだからです。  確定拠出年金は、企業の運用責……


井上美代[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院18期)

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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1998/08/31、18期、日本共産党)

○井上美代君 会長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。

第143回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1998/09/25、18期、日本共産党)

○井上美代君 貴重な機会を得ましたことを大変喜んでおります。私は井上美代でございます。  日本が国連加盟をしてから二カ月後に国連に入られたということをお聞きしておりますし、初の国連の職員として四十年以上もやってこられて、しかもカンボジアそして旧ユーゴの現場でやってこられたという本当に貴重な体験を持っておられる明石参考人に質問ができることを大変うれしく思っております。特に現場を体験された立場から、平和と国際協力の問題について御質問したいと思っております。  私は調査室がつくってくださいました資料も読みましたけれども、毎日新聞の九月五日のインタビューを読ませていただいて、特に、「国連は実力以上のこ……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、日本共産党)

○井上美代君 井上美代でございます。  私は、二人の参考人に共通してお答えいただければというふうに思って、三つの質問をしたいというふうに思っております。  一つは、やはり北朝鮮の問題ですが、このところずっとテレビを見ておりますけれども、査察を拒否した場合に軍事制裁すべきであるという議論が非常にあるというふうに思っておりまして、やはり日本の安全保障を考える上でも、このことについて私は国連の憲章の精神、その諸原則をきちんと考えていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思っているんです。国連の安全保障理事会の認定や決定なしに動くことはできないというのが大事ではないかというふうに思っております。  ……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、日本共産党)

○井上美代君 岡本参考人にお聞きしたいと思います。先ほどのお話の中で、冷戦構造がなくなってからアメリカは非常に傍若無人になったということを言われました。その辺について具体的にお話が伺えたらいいなというふうに思っております。  去年あたり、アフガンとか、そしてイラクへの攻撃も、あれは国連で話し合いをしている最中にアメリカの判断で、国連の決議ではなくてアメリカの判断で攻撃をかけたということがありました。だから、そういうことを考えますときに、やはりアメリカの今日のやり方ということについて日本はとてもついていけない、そういうものだと思っているんですけれども、いかがでしょうか。

第145回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1999/04/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  いや、もう非常に残念です。またとない貴重な時間だったというふうに思いますので、先生にお聞きしたかったんですけれども、残念です。  私は、やはり北朝鮮というのが日本にとっては全くなぞの国になっているんですね。日本共産党も関係がずっと断絶したままで長いですから、よくわかりません。それで、北朝鮮にもよく行っておられる先生にぜひお聞きしたいというふうに思ったのは、一つは、北朝鮮がどんな国家目標を掲げていらっしゃるのかということと、それから国内政策、対外政策の基本をどこに置いておられるのかという、この一番基本のところが聞きたかったんです。  それから、……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/11/24、18期、日本共産党)

○井上美代君 井上です。  今回の海外視察については、調査室がつくってくださいましたものを読ませていただきました。韓国政府それからアメリカ政府の考え方が非常によく出ておりまして、いろんな方が話しておられますけれども、大変参考になりました。これも、今回の視察をされてこられた皆様方、きょう報告を聞きましてもそうですけれども、この成果は大きな皆様方の反映であったというふうに思っております。  視察に参加された皆様方に二点について御質問をしたいというふうに思います。  一点は、御報告の中にも若干ありましたけれども、やはりアメリカと朝鮮との関係、そしてアメリカと韓国との関係がどのような状況にあると感じら……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 国際問題に関する調査会 第1号(2000/02/14、18期、日本共産党)

○井上美代君 貴重な時間をありがとうございます。  私、国連の重要性ということを感じておりますけれども、特に国連憲章をきちんと持って、そしてまだまだ機能が十分に発揮されているということは、お二人の参考人の先生方のお話を伺っても十分ではないとは思いますけれども、今後さらに国連が強化されていかなければいけないのではないだろうかというふうに思っております。そのようなことを考えるのに、きょうのお二人の参考人のお話は大変示唆に富むものであったというふうに思いますので、今後さらにこうした点を研究もしていかなければいけないなと思っております。  そこでお聞きしたいんですけれども、お二人の参考人が言われました……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第2号(2000/02/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 共産党の井上美代でございます。  私は、このたびいろいろと読ませていただいたり勉強させていただきました。そして、きょう四十五分のお話を伺いながら大変勉強になりましたことを、まずお礼申し上げたいというふうに思います。  その中で小和田さんが言っておられることで、日本では安保理改革というと直ちに常任理事国問題、それも日本が常任理事国になれるかどうかというものが短絡的に考えられがちだけれども、国際的な秩序維持のために役割を果たせるという日本としての志があり責任を感ずるのであれば安保理に入るべきですと、こういうふうにおっしゃっております。私は、日本というのは日本国憲法も持っている、そうい……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第3号(2000/02/23、18期、日本共産党)

○井上美代君 田所参考人と伊勢参考人には、いろいろと参考文献も読ませていただいたり、きょうのお話を伺いましていろいろ勉強させていただいておりました。ありがとうございます。  特に、やはり日常的にはお聞きできない、そういう中身であったというふうに思うんです。  予算や機構そして職員の問題、特に人事、採用、こういう問題というのは、その専門性についても、それから国際的な公務員というこういう人たちについても、やはりお二人の参考人のいろいろなお話によりましてとても深く理解することができたなというふうに思っております。  私は、お二人に御質問したいんですけれども、言ってみればアメリカが力を出してつくって国……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第4号(2000/03/01、18期、日本共産党)

○井上美代君 貴重な時間をありがとうございます。  参考人の先生、本当にどうもありがとうございます。貴重な御意見で、勉強させていただいております。また、いつも調査室が非常に立派な資料を出してくださるものですから、このたびについても勉強させていただいて、感謝しております。  私は、まず一つ質問は、安全保障から人間安全保障へという、ここに非常に関心も持っておりますし、そこについてお聞きしたいんですけれども、軍事安全保障のほかにというふうに言っておられまして、人間の、市民の福祉を保障する社会保障とか財産の安全を保障するものだとかというふうにいって、先生の論文を読ませていただきましたけれども、やはりそ……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第6号(2000/04/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 貴重な時間をいただきまして、大変うれしいです。  きょう、参考人、三人おいでくださいましたけれども、本当に貴重なお話をありがとうございます。  私は、日本共産党の井上美代でございます。  先生方のいろんな資料もいただきながら、調査室からもたくさん資料をいただきましたので、そうした中で先生方のいろいろ研究されている専門的なものを読ませていただいて感動もしております。  私は、今ちょっと横田先生が触れられました人間の安全保障の問題に触れながら御質問させていただきます。  国連の資料ナンバー十二の三ページのところに「恐怖からの自由」というのがあるんです。ここの中で、国家間の戦争の頻度は……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第7号(2000/05/12、18期、日本共産党)

○井上美代君 私は、国連とNGOの役割に限って発言をいたします。  ことし四月三日に出されましたアナン国連事務総長の報告「われら人民 二十一世紀の国連の役割」の中で、国家間の戦争の頻度は低下したものの、過去十年間には内戦によって五百万人以上が命を失い、その数倍の人々がふるさとを追われた、同時に、大量破壊兵器は恐怖の影を投げかけている、私たちは今、安全保障を領土の防衛よりも人間の保護という観点でとらえている、残虐な紛争の脅威にはあらゆる段階で対処しなければならない、このように述べているということは重要です。  さらに、その予防として、紛争は貧困、特に統治状態が悪く、民族あるいは宗教集団に際立った……

第147回国会 国民福祉委員会公聴会 第1号(2000/03/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 きょうは公述人の皆様方、いろいろと御意見をいただきましてありがとうございます。座って質問させていただきます。  たくさんのまだ問題点がありまして、いろいろ御質問したいのですけれども、時間を持っておりませんで、皆様方に御質問ができないことを申しわけないと思っております。  私は、日本共産党の井上美代でございます。私、公文先生にまず質問をいたします。  先ほど資料を見せていただいたのですけれども、東京土建の例が具体的に出されておりました。そして、厚生年金にも加入していない人が三〇%というのが出ておりました。特に二十歳から二十四歳の若い人たちの二人に一人が加入をしていないというそういう……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 国際問題に関する調査会 第2号(2000/11/06、18期、日本共産党)

○井上美代君 私も、国連の常任理事国入りのことでお聞きしたいというふうに思います。  日本共産党の井上美代でございます。  これまでも、この調査会で日本の常任理事国入りについての発言もありました。今春の参考人として出席されました小和田前国連大使は、常任理事国入りには賛成するとしながらも、安保理の常任理事国になることが日本の大国としてのステータスに重要だというようなことではないというふうに言われまして、私、この発言に必ずしも同意するわけではないんですけれども、先に常任理事国入りありきではないのだというふうに受けとめました。  国連加盟国の中には日本の常任理事国入りに賛成している国もあれば反対して……

第150回国会 国際問題に関する調査会 第3号(2000/11/15、18期、日本共産党)

○井上美代君 私、日本共産党の井上美代でございます。先生方の本当に熱気あるお話を聞きながら、深く考えさせられております。  私は、質問を緒方議員と分担をいたしましたので、特にユネスコ問題についてお聞きしたいと思います。  幾つか質問があるんですけれども、一つは今、岡島参考人が言われたことと関連もしてくるんですけれども、ユネスコ憲章の前文のところに、ちょうど一条の前のところに、「世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、国際連合の設立の目的であり、且つ、その憲章が宣言している国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進するために、ここに国際連合教育科学文化機関を創設する。」ということが宣言……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 国際問題に関する調査会 第1号(2001/02/14、18期、日本共産党)

○井上美代君 きょうは三人の参考人の貴重な御意見をいただきまして、多くのことを考えさせられております。  時間も短いので、私は浅井基文参考人に質問をしたいと思います。  今、国会が始まったばかりですが、先月の三十一日の国会で森首相は施政方針演説をされまして、その中で、「軍事大国たることを放棄し、資源に恵まれない我が国が、二十一世紀にさらなる発展を実現するためには、国連憲章や多角的自由貿易体制を基礎とする国際的なシステムが効果的に機能することが必要」ですと、このように述べられて、国連憲章の効果的機能について触れられております。  また、河野外相の外交演説で、「国連がますます多様化、複雑化する国際……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第2号(2001/02/21、18期、日本共産党)

○井上美代君 井上美代でございます。参考人の本当に貴重な報告をお聞かせいただきまして感謝申し上げます。  三人の参考人の方に質問をしたいと思います。  国連常任理事国入りというのが本当に大変なんだということも、いろいろお聞かせいただきながら考えております。ドリフテさんの、アメリカと余り近づき過ぎていて、そして日本にとって何をしていくのかということ、そして常任理事国入りするその理由というのが不明であるということを指摘されたと思いました。また、川村参考人は、軍事によらぬ日本独特のやり方で貢献をしていくということを言われたというふうに思います。また、鈴木参考人のお話を伺いまして、私は「平和の文化国際……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第3号(2001/02/26、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、きょう緒方貞子さんに直接お話、御報告を伺いまして、改めてその一つ一つのお話の重さを感じております。  国連の活動はやっぱり現場を変えることだというふうに言われましたし、そして全世界の現場で働く職員の方々の命の安全を確保する、保障するということの重要性を言われまして、本当に十年間頑張ってこられました緒方さんの貢献に対して心から敬意を表したいというふうに思っております。  私は緒方さんが書かれました論文も読みました。そして、本当に勉強させていただきました。「高等弁務官一〇年 難民問題は解決できる」というこの論文にも大変感動いたしましたけれど……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第4号(2001/03/05、18期、日本共産党)

○井上美代君 井上美代です。  参考人の貴重な御報告、ありがとうございました。  参考人も言われたんですけれども、ブッシュ政権になって早くもさまざまな変化が出てきております。  ブッシュ政権は中国との関係を戦略的なパートナーから戦略的競争者に変化をさせました。また、ブッシュ政権がNMD計画を明らかにしたことは先ほどから言われているとおりです。このNMD計画は欧州各国でも波紋を呼んでおりまして、アメリカが七百億ドルもかけて推進しようとしている計画で、例えばイギリスのノースヨークシャー州のフィリングデイルズ基地の通信施設を早期警戒基地に拡張する計画が含まれ、そして英国内や欧州各地で反対の声が上がっ……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第5号(2001/03/07、18期、日本共産党)

○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  参考人の三人の先生方の御報告をお聞きいたしまして、日本外交のあり方の問題を改めて考えさせられております。  私は、寺島参考人にまず最初にお聞きしたいのですけれども、日本の外交に関して河野外務大臣がことしの一月二十三日の内外情勢調査会で話をされております。東アジア外交を展望していくためには、自由、そして基本的人権、民主主義といった普遍的な価値あるいは市場経済という制度を共有するアメリカとの同盟関係が基軸であるということ、これは二十一世紀においても変わりはありませんと、このように述べ、そしてまた施政方針演説では、外務大臣は「日米同盟関係の強化に積……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第6号(2001/04/18、18期、日本共産党)

○井上美代君 井上美代でございます。  ことしは二十一世紀の冒頭の年であり、長期的な視野で今後の国際関係を見る必要があります。今日の国際社会の秩序維持をいかに確立するのか、そのかぎを握るのが国連憲章であるというふうに思います。  今、国連憲章の目指す方向を否定する者はだれもいないというふうに思います。国連憲章の実現の妨げとなったのは米ソ対決でした。ソ連が崩壊し、ワルシャワ体制もなくなった今、改めて国連憲章の精神に沿った安全保障体制を実現していく重要性を強調したいというふうに思います。  参考人は、「国際社会に妥当する法秩序を見出す困難さから、人によっては国際法の存在というのはいわば奇跡に近いん……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第7号(2001/05/23、18期、日本共産党)

○井上美代君 共産党の井上美代でございます。  私もほんの少しですが意見表明をしたいと思います。  東アジアの安全保障及び我が国外交のあり方についてですが、私たちは外交について四つの転換を求めております。  それは、第一に、紛争問題を解決する際には、軍事優先ではなく、話し合いによる平和解決を最優先させること。そして、国連憲章に定められた平和秩序を守ること。そして第二には、アジアに生きる国として、アメリカ外交偏重、そしてサミット外交偏重のあり方を正し、アジア外交を日本の外交の中心に据えるということ。それから第三に、アメリカであれ、どんな大国であれ、他国に対する追従外交ではなくて、日本国民の立場に……



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データ更新日:2022/12/18

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