このページでは藁科満治参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○藁科滿治君 私は、民主党・新緑風会を代表して、テロ対策特別措置法案並びに関連法案について質問をいたします。 まず最初に、今回の同時多発テロ事件による犠牲者の方々、そして御家族の皆様に対し、心より哀悼の意を表したいと存じます。 さて、周知のように、衆議院における審議におきまして、今回の特別措置法案の施行によって想定される事態への具体的対応から、テロ対策に向けた中長期的な対応に至るまで審議がされてきましたが、なお不明瞭な部分が残っております。参議院においては、国民が、法の目的と具体的な内容、そして政府の今後の基本方針について十分に理解、納得できるよう、総理並びに関係大臣の明快な御答弁をお願い……
○藁科滿治君 私は、民主党・新緑風会を代表して、小泉総理のカナナスキス・サミットの報告に対し、数点にわたり質問をいたします。 まず、質問の前に、日韓共催のワールドカップが成功裏に閉会したこと、そして日韓の代表チームがともに予選リーグを勝ち抜き、大活躍したことをお互いに喜び合いたいと思います。また、今回のワールドカップで、日韓両国民が相互理解と信頼関係を高め合ったこと、また、市民レベルにおいても国際的な友好関係づくりをめぐる様々な取組が進められたことは、国際的に見てもサミットと並ぶくらいに大きな意義があったものではないかと私は思います。 あわせて、黄海で発生した韓国と北朝鮮との砲撃戦に関し、……
○藁科滿治君 本院議員井上吉夫先生は、昨年十月二十四日午前三時二十一分、鹿児島県出水市の病院で心不全のため逝去されました。享年八十歳でありました。 先生は、三年ほど前に脳梗塞を患われましたが、持ち前の強い意志と国政への熱き思いにより、見事に議員活動に復帰されたのであります。 しかし、昨年四月、再び体調を崩され、残念ながら今期限りでの勇退を御決意されるというやむなきに至り、我々議員を始め、関係者一同は、今までの数々の御功績に思いをはせ、それを心より惜しんでいたやさきの御訃報でありました。 改めて今、在りし日の先生のお姿が目に浮かび、様々なことが脳裏をよぎります。 私は、ここに皆様の御同意……
○藁科滿治君 私は、民主党・新緑風会を代表して、さきに行われました施政方針演説に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 質問に入る前に、昨年十一月二十九日、イラクのティクリート南方で殉職されました奥克彦大使、井ノ上正盛一等書記官並びにジョルジース・スレイマーン・ズラ運転手のお三人に心から哀悼の意を表します。 あわせて、昨年末、イラン南部で発生した大地震によって犠牲となられた多くの方々に心より哀悼の意を表しますとともに、被災者の一刻も早い復興をお祈りいたします。 さて、今日我が国は、社会経済そして政治の在り方が大きく変化を遂げようとしております。また、国際社会も、二〇〇一年九月の同時……
○藁科滿治君 民主党・新緑風会の藁科でございます。 最初に、ワールドカップがいよいよ始まりますので、このワールドカップと観光政策の関係について数点の質問をしたいと思います。 いよいよ五月末から待望久しいワールドカップが開催されます。これは、御案内のように、日韓共催ということで、大変歴史的にも意義のある大会でございますから、我が国としても何としても成功させなければならない、このように思います。 聞くところによりますと、外国から日本に訪問する数は約三十八万名を超えると伺っております。また、この大会を巡って国内の広域的な移動数は実に三百万を超えると。大変大きな、正に世界的なイベントであると考え……
○藁科滿治君 私はハートビル法の問題に絞って数点質問をいたします。 現行法が制定されまして七年を経過いたしました。確かにこの間、二千平米以上の建物につきましては基礎的基準を七〇%程度がクリアしているということで、一定の前進があったというふうに評価をしたいと思っております。 しかし、一方で、二千平方メートル以下の建物につきましてはクリアした水準は三〇%余りということで、この制度が制定される以前と余り変わっていないわけですね。言葉を換えて言えば、制度の波及効果が出ていないと、こういうことになるわけでございます。 しかも、障害者や高齢者は、御案内のように、小規模、中規模の建物の利用頻度が高いと……
○藁科滿治君 民主党・新緑風会の藁科でございます。 それぞれの立場から大変貴重なお話を承りまして、ありがとうございます。時間の制約がございますので、私の方から数点一括、それぞれの参考人に質問をさせていただきます。 まず第一は、基礎的基準の適合義務の問題でございます。お話がありましたように、今回の改正案では二千平方メートル以上と、こういう基準がございます。私は、今日までの討議の中でも、この基準をいかに二千平方メートル以下に波及させるか、むしろこの基準は法律の精神、目的からいうと矛盾しているんではないかと、こういうような主張もしてまいりました。そういう意味では、この改正案の今後の成果の可否はこ……
○藁科滿治君 それぞれ貴重なお話を承りまして、ありがとうございます。 私も、この法案は、阪神・淡路の体験等も踏まえておりまして、今後、マンションの建て替え事業に大きな成果、効果をもたらしていくと、このように受け止めております。 しかし、この法案でマンション建て替え問題がすべて解決するわけではありません。各参考人からも具体的に今後の問題点について指摘がありましたように、むしろこの法案は施行後のフォローアップが非常に重要であるということを改めて認識いたしました。 この法律は、あくまでも区分所有者が建て替えに合意したと、その前提の下の対策でありまして、実際には合意形成に至らないケースが多く出る……
○藁科滿治君 民主党・新緑風会の藁科でございます。 今日は、環境と教育の関係について数点質問をさせていただきます。 最初に、大臣はこの国会の冒頭の所信表明で、ライフスタイルや事業活動の在り方を根本から見直したいと、また地域の自発的な活動を活性化させたいと、こういうような所見を述べられまして、その土台となる環境教育、環境学習の充実等に向けて、仕組み作りについて検討していきたいと、こういう考え方を表明されました。 この検討の状況というものを、現下の状況を少し聞かせていただきたいと思います。今後の展望も含めて少しお話をしていただきたいと思います。
○藁科滿治君 ただいまの現状報告で新しい環境に対応するODAのあり方、いろんな面で努力の第一歩が進んでいるという理解はいたしました。ただ、成果はこれからということだろうと思います。 そこで、時間に制約がありますので、私はここで二点質問をさせていただきます。 第一点は、最近のテロ問題、根幹は貧困対策ということに戻ってくると思いますけれども、ここ数年来、サミットでも必ずテロ問題は主要項目に入ってきたと思うんですね。しかし、今回の事件の体験を通じて、ただ一つの項目という以上に非常に重大な教訓を残したと思うんですね。 そういう意味で、お話にもありましたけれども、このOECDで提起しております中長……
○藁科滿治君 ちょっと消化不良で申しわけないんですが、二、三質問させていただきます。 後藤先生に、タリバンのアフガン支配というのは歴史的な一つの産物であるというように私ども認識しておりますけれども、これはイスラムの歴史の流れからいうと、どういう位置づけになるんでしょうか。改めて伺います。 それから二つ目は、かつてのアフガンの社会主義化というようなことが言われましたけれども、これは歴史的にどういう意味を持ったんでしょうか。 それから、小杉先生に伺いますけれども、今回の一連の事件で、西側諸国のイスラムに対する物の見方というのはますます先鋭化されていくんではないかというように思うんですね。そう……
○藁科滿治君 中国の経済力は、あるいは経済成長が進んで対日輸出が拡大していくと、これは当然日本にとってはデフレの要因になっていくというふうに思っておりますが、こういう構図の中で我が国は一定の成長を確保していくというようなことになる場合に、中国の市場、それから労働力に対してどのようにアプローチしていったらいいのか、これが一つです。 それからもう一つは、今回、セーフガードが発動されたわけですけれども、これもいろんな角度から分析をし、評価をする必要があると思っておりますけれども、少なくとも基本的に我が国の農業の再生に果たして有効な作用を及ぼしたんだろうかと私はまだ若干疑念を持っているんですが、この……
○藁科滿治君 どうも有意義なお話を承りまして、ありがとうございます。 宮田参考人に対する質問を用意しておったんですが、先ほど別の方の質問にお答えいただきましたので、畑中参考人に御質問をさせていただきます。 我が国の中東への石油依存度、これが異常に高まっているということが言われております。そこで、それへの対応策として、輸入先の多角化というような問題であるとか、それから資源の調査、開発力の強化と、こういう抜本的な強化策を進めなければとても国際的なメジャーに太刀打ちできないという、こういう基本原則、私も全く同感でございます。 しかし、今日のお話を承りまして、特にエネルギー問題、格別、産油国との……
○藁科滿治君 貴重なお話、ありがとうございました。 お話にもありましたように、我が国の中東への対応あるいはイスラムとの関係、大きな期待があるにもかかわらず対応ができていないということを私も認識いたしております。 思い起こしますと、昨年の臨時国会、テロ対策の集中審議がございました。この際にもテロ対策の現象面にばかり目が行ってしまって、その根幹にあるもの、背景にあるものというものがなかなか出てこない、目を向けないと。私は、その観点から幾つか事例を挙げながら代表質問をしたわけでございます。 更に加えて、現在、イスラエルとパレスチナの問題、大変危機的な状況でございます。にもかかわらず我が国は一向……
○藁科滿治君 外交問題の立場から二つ質問をさせていただきます。 まず一つは、イスラム研究会の問題。概要の報告がございましたけれども、これを今後発展させていくためにはどうしたらいいのか。我々大変大きな期待を持っておりますので、そういう展望について。それから、この問題につきましての広報媒体は何かあるのでしょうか、この点も伺います。 それから第二の点は、中東外交の少し戦略的な視点といいますか、そういう立場から質問いたします。 ここ数日来、報道でも伺っておりますけれども、小泉総理が四月十一、十二ですか、中国・海南島のアジア会議に出席させると、大変結構なことだと思います。たしか、昨年も春に、このア……
○藁科滿治君 今回のイスラム問題というテーマですが、テロ事件があったからこのテーマが浮上したんではなくて、かねてからこのテーマについては研究の対象にしようという用意があったように私は記憶をいたしております。しかし、あの過去に類例のない大変な事件に遭遇して、このイスラムという問題がより危機意識の中で、大変強烈な問題意識の中で調査研究が進められたということは確かだと思っております。 それで、今振り返ってみますと、かれこれ七、八回ですか、実質的に調査研究という意味では、こういう調査研究を皆さんと一緒にやってきたわけですけれども、問題は非常に根が深くて、貧困の問題、宗教の問題、教育の問題等々、七、八……
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