このページでは高野博師参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○高野博師君 ただいま議題となりました出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、ワールドカップサッカー日韓共催大会の開催を来年五月に控え、いわゆるフーリガン対策等が求められていることから、我が国で開催される国際競技会等の円滑な実施を妨げる目的をもって暴行等を行う外国人を上陸拒否及び退去強制の対象とするとともに、外国人犯罪の現状にかんがみ、刑罰法令違反者等に係る退去強制事由を拡大し、あわせて入国審査官による事実の調査に関する規定の整備等を行うものであります。 委員会におきましては、出入国管理行政の基本姿勢……
○高野博師君 ただいま議題となりました司法制度改革推進法案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、国の規制の撤廃または緩和の一層の進展その他の内外の社会経済情勢の変化に伴い、司法の果たすべき役割がより重要になることにかんがみ、本年六月に提出された司法制度改革審議会の意見の趣旨にのっとって行われる司法制度改革を総合的かつ集中的に推進するため、その基本的な理念及び方針、国の責務等を定めるとともに、司法制度改革推進本部を設置する等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、推進本部への国民の意見の反映方法、改革の経過をリアルタイムで公……
○高野博師君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、商法等の一部を改正する法律案は、株式会社等の経営手段の多様化を図るため、新株予約権制度の創設、種類株式の内容の拡大等株式制度の見直しを行うとともに、株主総会における議決権の行使、会社関係書類の作成等を電磁的方法により行うことを可能にする等の措置を講じようとするものであります。 次に、商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案は、商法等の一部を改正する法律の施行に伴い、非訟事件手続法ほか百十八の関係法律の規定を整備するとともに、所要の経過措置を定……
○高野博師君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、刑法の一部を改正する法律案は、自動車運転による死傷事犯の実情等にかんがみ、事案の実態に即した処分及び科刑を行うため、飲酒運転や著しい高速度運転などの悪質かつ危険な運転行為により人を死傷させた者に対する罰則を強化するとともに、自動車を運転して過失傷害罪を犯した者について、傷害が軽いときは情状により刑を免除することができる旨の規定を設けようとするものであります。 次に、刑事訴訟法等の一部を改正する法律案は、財産刑、自由刑等の裁判を的確に執行するため、公務所または公私の団体……
○高野博師君 ただいま議題となりました裁判官の育児休業に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、最近における我が国の社会経済情勢にかんがみ、子を養育する裁判官の継続的な勤務を促進し、もって裁判事務等の一層の円滑な運営等に資するため、裁判官について育児休業の対象となる子の年齢を一歳未満から三歳未満に引き上げるとともに、所要の経過措置を定めようとするものであります。 委員会におきましては、育児休業中の代替措置等環境整備の必要性、育児休業取得による再任への影響の有無、男性裁判官の育児休業が少ない理由、裁判官の人権教育の充……
○高野博師君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案は、会社をめぐる最近の社会経済情勢にかんがみ、コーポレートガバナンスの実効性を確保するため、監査役の機能の強化、取締役等の責任の軽減に関する要件の緩和及び株主代表訴訟制度の合理化を行おうとするものであります。 次に、商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案は、商法及び商法特例法の改正に伴い、農業協同組合法その他の関係法律……
○高野博師君 ただいま議題となりました裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、下級裁判所における事件の適正迅速な処理を図るため、裁判所職員の定員を改め、裁判官のうち、判事の員数を三十人、判事補の員数を十五人、また、裁判官以外の裁判所職員の員数を七人、それぞれ増加しようとするものであります。 委員会におきましては、判事の増員の根拠と弁護士任官の推進、裁判所職員の増員の内訳、司法制度改革の今後の見通し等につきまして質疑が行われましたが、詳細は会議録により御承知願います。 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会……
○高野博師君 ただいま議題となりました更生保護事業法等の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、近時の犯罪情勢に的確に対応して犯罪者及び非行少年の改善更生を実現するため、更生保護施設における処遇機能を充実強化するとともに、更生保護事業に対する規制緩和等に関する規定の整備を行うものであります。 委員会におきましては、我が国の最近の犯罪情勢、処遇困難者の社会適応を促すための積極的な処遇、更生保護施設の経営基盤の強化、更生保護基本法制定の必要性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終局し、……
○高野博師君 ただいま議題となりました国際受刑者移送法案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、外国において拘禁刑により服役している日本国民等及び我が国において懲役又は禁錮の刑により服役している外国人について、国際的な協力の下に、その本国において刑の執行の共助をすることにより、その者の改善更生及び円滑な社会復帰を促進するとともに、刑を言い渡された者の移送に関する条約を実施するため、これらの刑の執行の共助等について必要な事項を定めようとするものであります。 委員会におきましては、受刑者移送制度導入の経緯、諸外国における刑罰の実情、受刑者への制度の周……
○高野博師君 ただいま議題となりました司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、司法書士及び土地家屋調査士の業務について、国民の利便性の一層の向上を図るため、司法書士及び土地家屋調査士のそれぞれの業務を行うことを目的とする法人の設立を可能にするとともに、資格試験制度、懲戒手続、資格者団体の会則等に関する規定の見直しを行い、あわせて、司法制度改革の一環として、研修を修了し、法務大臣の認定を受けた司法書士について、簡易裁判所における訴訟代理権等を付与しようとするものであります。 委員会におきましては、……
○高野博師君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、商法等の一部を改正する法律案は、株式会社等の経営手段の多様化及び経営の合理化を図るため、委員会等設置会社制度、重要財産委員会制度、種類株主による取締役等の選解任制度及び株券喪失登録制度を創設し、現物出資等における財産価格の証明制度を拡充するとともに、株主総会の特別決議の定足数を緩和する等の措置を講じようとするものであります。 次に、商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案は、商法等の一部を改正する法律の施行に伴い、非訟事件手続法ほか百一の関係……
○高野博師君 ただいま議題となりました公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約の締結その他のテロリズムに対する資金供与の防止のための措置の実施に関する国際的な要請にこたえるため、公衆等脅迫目的の犯罪行為に対して資金を提供する行為等についての処罰規定、これらの行為に係る国外犯の処罰規定その他所要の規定を整備しようとするものであります。 委員会におきましては、テロリズムの定義、資金提供罪、資金収集罪の構成要件の内容、正当な募金活動への影響、……
○高野博師君 私は、公明党を代表して、イラク問題に関して総理に質問いたします。 今般、国連安保理において新決議案が取り下げられ、アメリカ等が対イラク武力行使に至ったことは誠に残念であります。我が党としても、平和的解決を目指し、神崎代表を中心に、アナン国連事務総長や米国のアーミテージ国務副長官、イラン高官、さらには在京関係各国大使等に対し、国際協調、国連の枠組みでの解決を強く要請するなど、独自の外交を展開してまいりました。 国の内外での大きな反戦の動き、世論には真剣に謙虚に耳を傾けなければなりません。反戦・平和は自然な感情であり、戦争を嫌い、平和を願わない人はいないと思います。しかし、現実の……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る九日までに、魚住裕一郎君、久野恒一君、尾辻秀久君、小泉顕雄君、小斉平敏文君、斎藤十朗君及び竹山裕君が委員を辞任され、その補欠として服部三男雄君、市川一朗君、岩井國臣君、片山虎之助君、陣内孝雄君、岸宏一君及び私、高野博師が選任されました。
【次の発言】 議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび法務委員長に選任されました高野博師でございます。
本委員会の公正かつ円滑な運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。
皆様方の御指導と御協力を賜りますようお願い……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十二日、岸宏一君が委員を辞任され、その補欠として三浦一水君が選任されました。
また、去る十八日、平野貞夫君が委員を辞任され、その補欠として田村秀昭君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に内閣府男女共同参画局長坂東眞理子君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、警察庁刑事局長吉村博人君、警察庁警備局長漆間巌君、警察庁情報通信局長秋山征司君、法務大臣官房長但木敬一君、法務省民事局長山崎潮……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十九日、田村秀昭君が委員を辞任され、その補欠として平野貞夫君が選任されました。
【次の発言】 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁長官官房国際部長村上徳光君及び法務省入国管理局長中尾巧君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二日、愛知治郎君が委員を辞任され、その補欠として片山虎之助君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
司法制度改革推進法案の審査のため、本日の委員会に内閣官房内閣審議官樋渡利秋君、法務大臣官房司法法制部長房村精一君、法務省民事局長山崎潮君、法務省刑事局長古田佑紀君及び法務省人権擁護局長吉戒修一君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨七日、池口修次君及び浜四津敏子君が委員を辞任され、その補欠として小川敏夫君及び荒木清寛君が選任されました。
【次の発言】 司法制度改革推進法案を議題といたします。
本日は、本案の審査のため、お手元に配付の名簿のとおり、四名の参考人から御意見を伺います。
御出席いただいております参考人は、京都大学大学院法学研究科教授田中成明君、住商リース株式会社代表取締役副社長中川英彦君、主婦連合会事務局長吉岡初子君及び弁護士野澤裕昭君でございます。
この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げ……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る八日、荒木清寛君が委員を辞任され、その補欠として浜四津敏子君が選任されました。
また、昨十四日、江田五月君及び小川敏夫君が委員を辞任され、その補欠として高橋千秋君及び鈴木寛君が選任されました。
【次の発言】 商法等の一部を改正する法律案及び商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案を一括して議題といたします。
両案について政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で両案の趣旨説明の聴取は終わりました。
両案に対する質疑は後日に譲……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十五日、高橋千秋君及び鈴木寛君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君及び小川敏夫君が選任されました。
また、昨十九日、片山虎之助君が委員を辞任され、その補欠として山下英利君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
商法等の一部を改正する法律案及び商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の審査のため、本日の委員会に金融庁総務企画局審議官三國谷勝範君、金融庁証券取引等監視委員会事務局長渡辺達郎君、法務大臣……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十日、山下英利君が委員を辞任され、その補欠として片山虎之助君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
刑法の一部を改正する法律案及び刑事訴訟法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に人事官小澤治文君、警察庁刑事局長吉村博人君、警察庁交通局長坂東自朗君、法務省刑事局長古田佑紀君、法務省矯正局長鶴田六郎君及び厚生労働大臣官房審議官鈴木直和君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 刑法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案の審査のため、お手元に配付の名簿のとおり、三名の参考人から御意見を伺います。 御出席いただいております参考人は、被害者遺族井上郁美君、京都学園大学法学部教授川本哲郎君及び弁護士笠井治君でございます。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 参考人の皆様方から忌憚のない御意見をお聞かせいただきまして、今後の審査の参考にいたしたいと存じますので、どうぞよろしくお……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十八日、有村治子君及び角田義一君が委員を辞任され、その補欠として片山虎之助君及び山根隆治君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
裁判官の育児休業に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に法務大臣官房司法法制部長房村精一君、法務省矯正局長鶴田六郎君、法務省入国管理局長中尾巧君及び厚生労働省雇用均等・児童家庭局長岩田喜美枝君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月二十九日、山根隆治君が委員を辞任され、その補欠として角田義一君が選任されました。
また、去る十一月三十日、小斉平敏文君及び大仁田厚君が委員を辞任され、その補欠として中川義雄君及び片山虎之助君が選任されました。
また、昨三日、江田五月君が委員を辞任され、その補欠として高橋千秋君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案及び商法及び株式会社の監査等に関……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨五日、西銘順志郎君が委員を辞任され、その補欠として青木幹雄君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第三一号通信傍受法の廃止に関する請願外十四件を議題といたします。
今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の資料のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、法務及び司法行政等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 法務及び司法行政等に関する調査を議題といたします。
まず、法務行政の基本方針について、森山法務大臣から所信を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 次に、平成十四年度法務省及び裁判所関係予算について順次説明を聴取いたします。横内法務副大臣。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に司法制度改革推進本部事務局長山崎潮君、警察庁長官官房長石川重明君、警察庁長官官房国際部長村上徳光君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、警察庁刑事局長吉村博人君、警察庁警備局長漆間巌君、防衛庁長官官房審議官横山文博君、法務省民事局長房村精一君、法務省刑事局長古田佑紀君、法務省矯正局長鶴田六郎君、法務省保護局長横田尤孝君、法務省人権擁護局長吉戒修一君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務省中東アフリカ局長安藤裕康君及び外務省中東……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
昨十九日、予算委員会から、三月二十日の一日間、平成十四年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、裁判所所管及び法務省所管について審査の委嘱がありました。
本件を議題といたします。
【次の発言】 この際、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に警察庁長官官房長石川重明君、警察庁長官官房審議官芦刈勝治君、警察庁生活安全局銃器対策課長小風明君、警察庁刑事局長吉村博人君、法務省民事局長房村精一君、法務省刑事局長古田佑紀君、法務省矯正局長鶴田六郎君、法務省人権擁護局長吉戒……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十五日、平野貞夫君及び小川敏夫君が委員を辞任され、その補欠として渡辺秀央君及び岩本司君が選任されました。
【次の発言】 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時二分散会
○委員長(高野博師君) 時間です。
【次の発言】 他に御発言もないようですから、本案に対する質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
更生保護事業法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨三日、角田義一君が委員を辞任され、その補欠として辻泰弘君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
更生保護事業法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に司法制度改革推進本部事務局長山崎潮君、警察庁刑事局長吉村博人君、法務大臣官房長大林宏君、法務省刑事局長古田佑紀君、法務省矯正局長鶴田六郎君、法務省保護局長横田尤孝君、法務省入国管理局長中尾巧君及び文部科学大臣官房審議官清水潔君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取する……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四日、辻泰弘君が委員を辞任され、その補欠として角田義一君が選任されました。
また、去る五日、沢たまき君が委員を辞任され、その補欠として浜四津敏子君が選任されました。
【次の発言】 国際受刑者移送法案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十日、角田義一君が委員を辞任され、その補欠として今井澄君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
国際受刑者移送法案の審査のため、本日の委員会に法務省刑事局長古田佑紀君、法務省矯正局長鶴田六郎君、法務省入国管理局長中尾巧君及び外務大臣官房領事移住部長小野正昭君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一日、今井澄君が委員を辞任され、その補欠として角田義一君が選任されました。
また、昨十五日、片山虎之助君が委員を辞任され、その補欠として小泉顕雄君が選任されました。
【次の発言】 司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十六日、小泉顕雄君が委員を辞任され、その補欠として片山虎之助君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案の審査のため、来る二十三日、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十九日、渡辺秀央君が委員を辞任され、その補欠として平野貞夫君が選任されました。
また、昨二十二日、片山虎之助君及び三浦一水君が委員を辞任され、その補欠として倉田寛之君及び山下英利君が選任されました。
【次の発言】 司法書士法及び土地家屋調査士法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本日は、本案の審査のため、お手元に配付の名簿のとおり、三名の参考人から御意見を伺います。
御出席いただいております参考人は、日本司法書士会連合会会長北野聖造君、日本土地家屋調査士会連合会会長西本……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十四日、高橋千秋君、木庭健太郎君及び山下英利君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君、浜四津敏子君及び青木幹雄君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に司法制度改革推進本部事務局長山崎潮君、法務大臣官房司法法制部長寺田逸郎君、法務省刑事局長古田佑紀君及び国税庁次長福田進君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
商法等の一部を改正する法律案及び商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の審査のため、本日の委員会に東京大学大学院法学政治学研究科教授岩原紳作君、株式会社UFJ総合研究所理事長・多摩大学学長中谷巌君及び弁護士・日本弁護士連合会司法制度調査会商事経済部会部会長本渡章君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 商法等の一部を改正する法律案及び商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の審査のため、本日の委員会に内閣官房内閣参事官井上進君、法務省民事局長房村精一君、法務省人権擁護局長吉戒修一君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務大臣官房長北島信一君、外務大臣官房審議官佐藤重和君、外務大臣官房参事官森元誠二君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君及び厚生労働省政策統括官石本宏昭君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございま……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十二日、高橋千秋君が委員を辞任され、その補欠として江田五月君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
法務及び司法行政等に関する調査のため、本日の委員会に法務大臣官房長大林宏君、法務大臣官房司法法制部長寺田逸郎君、法務省刑事局長古田佑紀君、法務省入国管理局長中尾巧君、外務大臣官房長北島信一君、外務省総合外交政策局長谷内正太郎君、外務省総合外交政策局国際社会協力部長高橋恒一君、外務省アジア大洋州局長田中均君及び外務省欧州局長齋藤泰雄君……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時四分散会
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案の審査のため、本日の委員会に人事官小澤治文君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、警察庁刑事局長吉村博人君、警察庁警備局長漆間巌君、法務大臣官房長大林宏君、法務省刑事局長古田佑紀君、公安調査庁長官書上由紀夫君、外務大臣官房審議官佐藤重和君、外務大臣官房審議官林景一君、外務大臣官房領事移住部長小野正昭君、財務大臣官房審議官小寺清君及び財務省理財局次長竹内洋君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御……
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六月五日、谷博之君及び愛知治郎君が委員を辞任され、その補欠として角田義一君及び三浦一水君が選任されました。
また、本日、福島瑞穂君が委員を辞任され、その補欠として田嶋陽子君が選任されました。
【次の発言】 人権擁護法案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。森山法務大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
【次の発言】 次に、民法の一部を改正する法律案を議題といたします。
発議者千葉景子君から趣旨説明を聴取いたします。千葉景子君。
○委員長(高野博師君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十四日、田嶋陽子君が委員を辞任され、その補欠として福島瑞穂君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第三一号在日アフガニスタン人の人権擁護等に関する請願外二百四十八件を議題といたします。
今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の資料のとおりでございます。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第二二六〇号法務局、更生保護官署、入国管理官署及び少年院施設の増員に関する請願外四十六件及び第二四五二号裁判所の人的及び物的充……
○高野博師君 まず最初に、政治と金の話についてひとつ総理にお伺いいたします。 政治家の秘書とか元秘書がかかわった最近の事件というのは、政官業の癒着の、利益誘導型の政治というのは構造的に何も変わっていないんではないか。ましてや、また有力政治家の側近が何億もの脱税や口利き料をもらっているという場合には、その政治家は国民に向かって、痛みに耐えろということは私は言う資格がないと思っております。あっせん利得処罰法が成立してから、公設秘書から私設秘書に変えたというケースもあったと聞いております。 そこで、政治家あるいは政治倫理の改革について、これは小泉改革の中でも最優先課題ではないかと思いますが、総理……
○高野博師君 公明党の高野でございます。 外務大臣に、自由貿易協定と北朝鮮の問題、この二つを中心にお伺いしたいと思います。 先般、ASEANプラス3の首脳会議が行われまして、その評価についてはいろいろあると思いますが、私は二つあると。一つは、北朝鮮の問題に対して共通の認識が得られた、すなわち、北の核開発を東アジア全体の問題としてこれは脅威であるという認識をした、そして平和的な解決を目指すという方向で一致したと。もう一つは、中国の対ASEAN経済連携が強化された、そして我が国の出遅れが非常に明らかになったんではないかと、そういう認識をしております。 そこで、外務大臣にお尋ねいたしますが、中……
○高野博師君 まず外務大臣に、最初に対EU外交について所見をお伺いしたいと思います。
大臣の所信のあいさつの中にEUという言葉が一つも書かれておりませんで、私は、日本の外交の中に対EU外交というのが非常に弱いというか薄いというか、あるいは欠落しているのかなと。この辺はどういう御認識でしょうか。
【次の発言】 言葉は非常にいいんですが、そのとおりだと思いますが、私はもっとダイナミックにやる必要があるんではないかというふうに思っておりまして、日米関係、これが日本外交の基軸だと言うんですが、基軸以外に余りないんじゃないかという私は印象を持っていまして、EUについては、今十五か国で人口三億七千万、二……
○高野博師君 最初に、対外関係タスクフォースが出しました報告書に関連して二、三お伺いしたいと思います。 このタスクフォースが、二十一世紀の日本外交の基本戦略というタイトルで、「新たな時代、新たなビジョン、新たな外交」ということで報告書を出しておりますが、中身を読んでみますと、そんなに新しいものは特にないなと。 なぜ、官邸主導の外交改革をやろうとしているのか。官邸に外交戦略会議を創設するという考えがあるようでありますが、外交丸投げの受皿作りかなという感じもしないではありませんが、この報告書の中で一つ注目を引いたのは、補完的な日米関係あるいは日米関係を総合的に見直すということが書いてあるので、……
○高野博師君 イラク問題について何点かお伺いしたいと思います。若干、同僚議員の質問と重複するところがあるかもしれませんが、お伺いいたします。
まず、イラクの問題について、このイラクの問題の本質は何だとお考えでしょうか、外務大臣にお伺いいたします。
【次の発言】 そういうことであれば、このイラク問題に対する国際社会の対応というものが適切な対応でなければ、この大量破壊兵器がテロ組織あるいはテロリスト、その手に渡るという、あるいはその彼らに対して誤ったメッセージというものを送ることにならないかということを懸念しているわけであります。その点でのアメリカの、あるいは英米等の対応についてはどのようにお考……
○高野博師君 それでは、北朝鮮の問題についてお伺いをいたします。
まず最初に、韓国の金大中大統領の太陽政策についての評価についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 今のお話だと評価しているということでしょうか。
【次の発言】 私は、これは評価はしておりませんで、むしろ失敗ではなかったかと思っております。というのは、正に今、大臣がおっしゃったように、安全保障に関する合意というのは、二〇〇〇年の六月十五日の南北共同宣言には全く入っておりません。正にそこが問題だと思うんですね。この安全保障に関する合意事項がなかったということと、これはいろんな動きが、例えば現代グループ等のいろんな動きがあった……
○高野博師君 防衛庁長官に幾つか基本的なことをお伺いしたいと思いますが、先ほどの防衛力の本質は抑止だと、こういうお話がありまして、私は、果たしてそうかなという疑問を持っておりますが、それは後ほどお伺いしますが、今日のお話は、ポイントはここに絞りたいと思いますが。
新聞報道によりますと、防衛大綱の基盤的構想、基盤的防衛力の構想の見直しの方針を固めたという新聞報道があるんですが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 分かりました。
しかし、署名入りの記事で大新聞の第一面に出ていて、これが全く事実無根だと。これは本当に、マスコミというか新聞の信頼性というのは、これは相当下げるものだなと思いますが……
○高野博師君 それでは、子どもの権利条約に関係して幾つか質問したいと思います。
まず、外務大臣に、この子どもの権利条約の重要性というか、どういう認識をされているのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう少しこの条約の中身についての認識を聞かせていただけませんか。──いや、外務大臣、外務大臣。ちょっと、じゃ要らないです。
この権利の条約は、要するに子供の最善の利益を優先する、そして子供の意見表明権とか、非常に重要な規定がたくさんありまして、特に何よりも、教育する客体とか訓練しコントロールする客体ではなくて、権利の主体として子供をとらえるという、そこが最も重要な点だと思うんですが、そう……
○高野博師君 最初に、特定通常兵器使用禁止制限条約について若干お伺いいたします。
大量破壊兵器とかあるいは特定通常兵器以外の通常兵器によって殺されている、亡くなっている数というのは年間どのぐらいあるんでしょうか。
【次の発言】 年間五十万人もの人間がこの小型武器によって亡くなっていると、これと大量破壊兵器とどこが違うのかと。
特定通常兵器使用禁止条約、クラスターとか対人地雷とか焼夷兵器とかレーザー兵器とか、過度に傷害を与え、又は無差別に効果を及ぼすと認められる通常兵器、先ほど外務大臣の言い方ですと国際人道法上問題がある兵器だと、こういうことなんですが、兵器そのものは相手を殺傷することによっ……
○高野博師君 公明党の高野でございます。
総理、ASEAN訪問お疲れさまでした。お疲れのところ恐縮ですが、まず冒頭、北朝鮮の問題についてお伺いいたします。
北朝鮮の拉致については、これは防衛庁長官も外務大臣も拉致はテロだという、テロだと言えるということをおっしゃいました。それでは、北朝鮮が国として拉致を行ったんであれば、北朝鮮そのものはテロ国家と言えるんでしょうか。
【次の発言】 アメリカは、北朝鮮はテロ支援国家だと、の一つだと、こう認めておりますが、日本は北朝鮮に対しては対話と圧力という方針で臨むと言っておりますが、圧力がほとんど掛かっていないんではないか。私は、北朝鮮をテロ国家と認める……
○高野博師君 公明党の高野博師でございます。 まず最初に、イラクで亡くなられた二人の外交官と現地の職員に対しまして、心から哀悼の意を表したいと思います。 まず最初に、サダム・フセインの拘束に関連して二、三お伺いしたいと思います。 拘束前に政府が自衛隊の派遣を決定したというのはタイミングとしては非常に絶妙だなと、小泉さんも運がいいなという感じがいたしましたが、この逮捕というか拘束が、フランス、ドイツ、ロシア、中国がこれを歓迎しているということもあって、これらの主要国がイラク復興に関与するきっかけになり得れば、あるいは流れが変化すればという期待をしているところであります。 そこで、長期的に……
○高野博師君 公明党の高野でございます。 イラクの問題の前に北朝鮮の問題を若干お伺いしたいと思います。 もし、北朝鮮に核ミサイルあるいは拉致の問題、こういうものがなかったらばイラクに自衛隊を派遣した、するという決断をしたかどうか、これは私はそういう選択肢はなかったかもしれないなと、こう思っておりますが、日米同盟あるいは国際協調、それを、その二つの理由から自衛隊を派遣するというその背景にはやはり北朝鮮という問題があるんだろうと、こういう理解をしておりますが。 そこで、北朝鮮の問題について、六か国協議が二月の二十五日に開催されるということが報道、発表されたようでありますが、この六か国協議の枠……
○高野博師君 私は、自由民主党・公明党を代表して、ただいま議題となりましたイラク特別措置法第六条に基づき、自衛隊の対応措置の実施に関し承認を求める件について、賛成の立場から討論を行います。 イラクへの自衛隊派遣承認に賛成する理由を三点簡潔に述べたいと思います。 第一の理由として、国際の平和と安全にとり、今や最大の脅威となっているテロリズムの根絶に我が国が協力することは、国際社会の一員として当然の責務である。また、イラクを含む中東の平和は我が国にとり、石油の安定的確保という観点からも国益に合致する。さらには、北東アジアの不安定な状況からも、日米の高い信頼関係を維持することは極めて重要である。……
○高野博師君 公明党の高野でございます。 人質問題について若干お伺いをしたいと思います。 人の命を手段として目的を達しようという最も非人道的な卑劣な行為でありますから、この人質というのは正に非難されるべきであって、彼らの要求に屈して自衛隊を撤退させるということはあり得ないと思いますが、今この三人の人質事件に加えてあと二人人質になったかもしれないという情報でありますが、こういう事件が次々と起こると、本来の外交自体が麻痺してしまうんではないかということを危惧しておりまして、外務大臣もアイルランドのASEMの会議、これの出張もキャンセルをされたということであります。今三人の人質事件について硬直状……
○高野博師君 北朝鮮の問題について、私も若干、基本的なことについてお伺いしたいと思います。 総理が北朝鮮へ行かれまして、トップ同士が直接会談をされたということ自体は大きな意味があると思いますし、一定の成果が上がっておりますので、ポジティブな評価をしたいと思っております。 そこで、金正日総書記と直接会談をされたのは日本では唯一総理だけでありますので、金正日総書記についての人物評価を是非お伺いしたいと思います。 その前に、北朝鮮は軍事独裁政権だと、こう言われているんですが、これはもし外務大臣分かればお答え願いたいんですが、軍事独裁だと言っている根拠は何、どこにあるのかということであります。
○高野博師君 公明党の高野でございます。
今日、四人の先生方に貴重な御意見、本当にありがとうございます。
まず最初に、西井先生に一つお伺いしたいんですが、イラクの戦争というのは国際法上どういう位置付けになっているのか、そして、いわゆる自衛のための先制攻撃というのは国際法上許されるのかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
それでは、山中参考人にお伺いいたします。
国家安全保障・危機管理基本法の制定は非常に重要な考えだと思いますし、大規模テロとか自然災害とか、あるいは外部からの武力攻撃等あらゆる国家的な危機に対応できる体制を整えておくということは極めて重……
○高野博師君 公明党の高野でございます。 総理、G8サミットの御出席、御苦労さまでございました。私は、それなりの存在感と一定の成果を上げてきたという評価をしておりますが、一方で幾つかの課題も残っているのではないかと思います。 そこで、まず、これとの関連で北朝鮮の問題、その後イラクの問題、そしてまた有事法制に関して、時間があれば、この三つ、大枠でお伺いしたいと思います。 日米首脳会談でブッシュ大統領との間で、例の北朝鮮の問題で、ジェンキンスさんの取扱いについてはどういうお話だったんでしょうか。先般の委員会でも若干お伺いいたしましたけれども、直接、総理からお伺いしたいと思います。
○高野博師君 最初に、スペインのテロについて一つだけお伺いしたいと思います。 先日のテロによる事件でありますが、このテロが選挙情勢に影響をしたかどうかはよく分かりませんが、いずれにしても、政権が替わって社会労働党になると。サパテロ書記長が公約として国連主導のイラクの復興ということができなければイラクから撤兵すると、こういうことを言っておりましたが、もしイラクから撤兵することになれば、これは正にテロリストの要するにねらいというか、思うつぼというか、もしそういうことにならないかどうか。あるいは、イラクから撤兵したからテロがなくなるかと、そういうことは恐らくないんだろうと、こう思いますが、いずれに……
○高野博師君 最初に、租税条約の改正について、二、三、基本的なことをお伺いしたいと思います。 同僚議員から御質問がありましたので簡単にしたいと思いますが、この条約改正によって、例えば知的財産権の使用料の非課税を日米対等に適用すると、収入減については日本は約九百億円、これに対してアメリカは約六百億円にとどまると、そういう試算もなされておりますが、なかなかさっきの話でも数字は出ないということでありますが、こういう差が出るということはアメリカにとって有利な条約改正になるわけですが、なぜ日本にとって不利と思われるこの条約の改正をするんでしょうか。
○高野博師君 最初にパレスチナ問題について何点かお伺いしたいと思います。同僚議員の方からも質問がありましたので、若干重複するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 このヤシン師の殺害があってから、先ほどのお話だと、外務大臣が懸念を表明したと。その後、遺憾という政府の声明があったんですが、私はこの二つの言葉は矛盾していないと思いまして、まず最初にこれから起こることに対して懸念を表明するというのは当然でありまして、その後、行った行為に対して遺憾だと言うことは全く矛盾しないと思います。 そこで、私の質問は、イスラエルの行動について日本政府は強く非難をしたと。無謀な行為で正当化できるものでは……
○高野博師君 それでは最初に、尖閣諸島の魚釣島に中国人活動家が上陸して逮捕された事件についてお伺いしたいと思います。
事実関係について簡単にお尋ねいたします。
【次の発言】 出入国管理法違反等で逮捕されたんですが、これは国内的な手続、法的な手続に従って対応するのか、それとも強制送還ということになるんでしょうか。
【次の発言】 ということは、国内的にこれは検察に送検をするということになるんですか。
【次の発言】 中国の海洋調査船が頻繁に領海を侵犯しているということ、そういう事実がありますが、毅然と厳然と国としては対応していただきたいと思うんですが、実は、もう数年前に、これは当時の池田外務大臣の……
○高野博師君 外務大臣に最初に北朝鮮の問題についてお伺いいたします。 今朝通告したばかりなので、準備されているかどうか分かりませんが、北朝鮮も竹島の切手を発行する予定だという情報がありますが、まあ北朝鮮は竹島の領有権を主張する意図はないと思われますが、なぜ北朝鮮までこの竹島の切手を発行しようとするのか。朝鮮切手社によると、将来の南北統一をにらんでのメッセージだと、こう言っているらしいんですが、特定船舶入港禁止法の措置等への牽制なのか、あるいはどういう意図を持ってやろうとしていると政府は見ておられるのか。国家主権の問題でもありますし、国家の尊厳にもかかわる問題だと思うんですが、どういう意図だと……
○高野博師君 それでは、まず司法制度改革についてお伺いいたします。
今、ロースクールを設置したり、あるいは裁判官の数を増やしたり弁護士の数を増やす、あるいは裁判員制度ということについても法案が出されておりますが、なぜ今司法制度の改革が必要なのか、そしてその司法制度の改革によってどんな社会を目指すのかということについて、法務大臣の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 よく分かりました。
構造改革の私は一つの柱ではないかと、この司法改革は。すなわち、政治改革、行政改革、そして司法改革を進めるということによって構造改革は進められると思うんですが、今大臣がお話しになったように、事前規制型の社会……
○高野博師君 ドイツ、スペイン、イギリス、三カ国の調査においての所感を簡単に述べたいと思います。 一つは、国の形、あるいは体制、システムというのは当然のことながら憲法によって規定されていると。そして、その憲法はその国の歴史に影響を受ける、あるいは過去の歴史の教訓が反映されているということだと思います。 ドイツの場合は、ナチスの反省から基本法の第一条で人間の尊厳の不可侵をうたっています。スペインは、市民戦争とフランコ独裁体制、あるいは地方の独立運動の歴史から、憲法では民主化とそして地方自治に重点を置いている。また、王室の長い歴史もあって議会君主制をとっているということでありますし、イギリスの……
○高野博師君 最初に、後藤先生の方にお伺いしたいと思いますが、後藤先生の論文をちょっと興味深く読ませていただいたんですが、私は全く同感でありまして、世界史を見るときに、この世界そのものを、我々が学んできた世界史というのは、ヨーロッパがつくった、ヨーロッパの人がつくった世界史ではないのかと。もともとヨーロッパというのは世界全体から見ると辺境の地にあったものだと。それが近代化の中で急激に発展をして世界史の中に登場してきたんですが、この「我々のヨーロッパ」という先生の言葉をかりますと、我々のヨーロッパという視点で歴史を、世界史を書いてきたと。したがって、ヨーロッパにとって都合の悪い事実あるいは歴史は……
○高野博師君 公明党の高野でございます。 これから述べることは、党とは関係なく、全く個人的な私の意見であります。 最初に憲法観的な話なんですが、当委員会でも何のために憲法論議をしているのかと、その原点を私は確認する必要があるのではないか。 現在、我が国は、政治的、経済的、社会的にも未曾有の危機にあるのではないか。これからの十年は恐怖の十年だと言う人もいるのでありますが、国家の存立が揺らいでいるかのような事態であろうと思います。これを構造改革で乗り切れるのかという問題があります。私は、これらの危機のよって来る原因というものが、直接であれ間接であれ、憲法にあるとする、あるいは国の在り方にある……
○高野博師君 それでは、先生はドイツの憲法が御専門だということなんですが、ドイツの基本法は第一条で人間の尊厳は不可侵だということをうたっているんですが、人間の尊厳というだけでは権利でも何でもないわけですが、ヨーロッパの新しい権利として人間の尊厳を実現する権利があるということを私聞いていまして、去年、憲法調査会でヨーロッパに派遣していただいて、ドイツに行ってこの件について伺ったんですが、よくまとまった回答は、期待していたような回答は得られなかったんですが。 これまでの古典的な自由権というのは、自己決定能力がある人が自己責任を取る、そういうことを前提にした権利だと。しかし、今、例えば痴呆症の人は……
○高野博師君 今日は、三人の公述人の方々に貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。 現在、国会改革も国会において議論されているんですが、衆参両院の在り方あるいは二院制の在り方、そういう本質論についてその議論を欠いたまま改革をやるのはいかがかなと私は思っております。 現在のこの選挙制度によって、衆参とも同じような選挙制度、そして同じような政党の議席の割合が出ているということがあって、衆参両院とも政党の論理あるいは数の論理が支配的になっている、そして加えて、法案の審議の仕方も同じようになっていると。 二院制の本来の意義からすれば、参議院のアイデンティティーというのは、もう皆さん意見……
○高野博師君 青木参考人にひとつお伺いしたいと思いますが。 東アジアの経済成長というのは、ある意味では日本がバブルをアジアに輸出したと、そういうことも言われているんですが、この東アジアの国々というのは日本と同じように経済的に二重構造になっている、構造的な問題がある。すなわち、ITとかハイテクとか国際的な競争力の高い分野と、あるいはそうでない農業、あるいは生産性の低い分野のこの二重構造の問題がある。また、対外依存度が高い。それから、高い貯蓄率を持っている。いずれ日本と同じような不況にぶつかるんではないかという気がするんですが、そこをどう思われるか。 大野参考人には、アルゼンチンの問題というの……
○高野博師君 両参考人には五分以内で一問ずつお伺いしたいと思います。 まず宮田参考人ですが、日本の対中央アジアあるいはカスピ海沿岸のジオストラテジーという論文、書かれておりますね。地戦略はいかにあるべきかということをお伺いしたいんですが。 実は私、四、五年前にこのカスピ海沿岸の石油が、あるいは天然ガスが注目され始めたときに、ウズベキスタンとカザフスタンに行きました。トルクメニスタンとかアゼルバイジャンまで行きたかったんですが、大使館がないものですから、この二つに、やむを得ず二つだけにしてロシア経由で行ったんですが、あそこの、中央アジアというのはシルクロードの伝統がありまして、どういう人種、……
○高野博師君 中東政策について二、三お伺いしたいと思うんですが、一つは、イラン政策、川口大臣が近々イランに行かれるということなんですが、イランに行かれて日本の立場というか、これは例えば悪の枢軸というアメリカが決め付けをしているんですが、日本はどういうスタンスで、そしてイランとの関係はどうしようとするのか、これについてちょっとお伺いしたいと思うんですが。 私は、今、反米とか反グローバル化というようなお話がありましたが、アメリカの対中東政策、これはアメリカの外交政策の基本にかかわるんですが、そこに問題があるんではないかと思うんですが、例えばもうすべてにアメリカは国益を優先する、あるいは二元論的な……
○高野博師君 自由討議ということでありますので、若干所感的にお話をさせていただきたいと思います。 中東の問題については、私、今まで何回か発言したのに大体尽きているんでありますが、最近の出来事を含めまして述べたいと思うんですが、先般、川口外務大臣がアフガンとイランを訪問された。私の感じでは、ほとんどインパクトがなかった。国際社会へのアピールも余りなかった。無難に事務的にこなしてきたのかなという感じがいたしまして、アメリカから見た悪の枢軸国であるイランと我が国の関係強化というのは、戦略的、経済的に様々な観点から重要な意味を持つはずではないかなと。 その感想と、イスラム世界と直接は関係ないんです……
○高野博師君 私は、これまでの人権関係の議論とは若干離れますが、北朝鮮の憲法についてちょっとお話ししたいと思うんですが。 そもそも憲法が北朝鮮にあるのかなと思いましたら、物すごい立派な憲法がありまして、朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法というのがありまして、百六十六条ありまして、憲法改正も何回かやっておりまして、中身を見ますと、立派な社会主義ということで、人間中心の社会制度を作るとか、あるいは外国人の権利、利益を保障する、あるいは自主とか平和、親善、これは外交の基本方針だと、人民の物質文化生活を絶えず高めることをその最高原則とするとか、あるいは農村文化住宅を国家負担で建設すると、こういうこと……
○高野博師君 二、三お伺いしたいと思いますが、今、同僚議員から、なぜメキシコかという質問がありまして、その答えも聞きまして、これは本質的な私は問題があるなと思っているんですが、なぜメキシコかということにつきましては、NAFTAとの関係で日系の企業が困っている、だから急いでいるんだと。それは現実的にそうだと思うんですが、もっと外交通商戦略上の発想があっていいんではないか。 アメリカは、南北大陸というのは米州自由貿易圏を作るという構想があるわけです。したがって今、日本がメキシコと風穴を開けておかないと、ほとんど入り込めなくなる。チリも是非日本とと、こう言っているわけですが、チリの場合も、韓国はも……
○高野博師君 四人の参考人には貴重な御意見をありがとうございます。 全員の方に質問できるかどうか分かりませんが、最初に秋辺参考人にお伺いをいたします。 大変印象的なお話を伺いまして、アイヌ民族が誇りが持てなくなってしまう危機的な状況にあるということで、大変心が痛むお話であります。 アイヌの言葉が禁止されてきたということでありますが、地球上にある言語のうち、この百年間で十万、たしか十万以上の言葉は消滅するだろうと、こう言われておりまして、これはグローバル化等の影響があるんだと思いますが、言葉が消滅するということは、それを使っている民族の文化とか歴史とか、これも消滅するということであろうと思……
○高野博師君 それでは最初に、坂本参考人にお伺いをいたします。 先生が書かれた「テロと「文明」の政治学」という論文を読ませていただきまして、大変興味深く読ませていただきまして、自分の思索も若干深めることができました。それで、あの論文はイラク戦争の前に書かれたと思うんですが、先生の考え方からしますと、今回、日本がイラク戦争において取った対応というのは先生から見て正しかったのかどうか。あの論文で言いますと、イスラム諸国からの信頼感を失って、日本の外交資産である中立性の価値が低減したというふうにとらえておられるのかどうか、まずお伺いいたします。
○高野博師君 まず最初に、植村参考人に二つほどお伺いいたします。 参考人の「自衛隊は誰のものか」という著書の抜粋を読ませていただきまして、かなりの部分共鳴をしたわけでありますが、これの関係でお伺いいたしますが、九・一一のテロは、アメリカの経済のシンボルである、経済力のシンボルであるワールド・トレード・センターが攻撃された。それから、軍事力の総本山であるペンタゴンが攻撃されたと。これは明らかにアメリカをターゲットにしたものだと、そして、この国際社会とテロリズムという構図は焦点をぼやけさせてしまうと、これはテロの根絶を遠ざけるものだと、日本人の犠牲が出たというのは日本がねらわれたというのとは全然……
○高野博師君 FTAについてお二人に一つだけお伺いしたいと思うんですが、実は今日チリの大統領が来るんですが、主な目的は日本とFTAを結びたいということなんですが、日本は結べませんというこういう結論なんですね。そこで、例えばチリの場合だとサケが日本に輸出しているんですが、元々あのサケは日本がODAで養殖を何年も掛けて、輸出できるようにまでしてあげたんですね。それが今度は日本がその製品によって影響を受けるからできません、FTAはと、ちょっと皮肉な結果になっているんですが。 そこで、先ほど政治的決断ということが言及されましたが、政治的決断ができないままずるずると孤立化していくのではないかと、日本は……
○高野博師君 このFTAに関して、私も何度か質問をしてきたものですから、これまでの参考人も、若干繰り返しになるんですが、一つだけお二人にお伺いしたいのは、朝鮮半島を、北朝鮮がいずれ遠い将来か近い将来か、そんな遠くない将来に朝鮮半島が統一が成ったときに、これは私は東アジア自由貿易圏の中に当然組み入れるべきだと思っているんですが、韓国がどんどんFTAを進めていると一方で、後から、どういう形で統一になるか分かりませんが、恐らく政治的、経済的に統一されるんだと思うんですが、そうなったときに何か障害があるのかどうか。 私、農業問題ということで、この統一が成ったときにはいろんな問題が出てくるだろうと思う……
○高野博師君 それでは、最初に伊藤先生にお伺いしたいと思うんですが、アメリカがいろんな国とFTAを結ぶ戦略を持っているんですが、本当のねらいというのは何なのかというところなんであります。 アメリカは、自由と民主主義ということで、世界革命なんという言葉も最近ブッシュ大統領は使っておりますが、これと市場原理というのはまた表裏一体を成していると。その市場原理を広めるためにFTAというのは非常に武器になっているのかなと思いますが、安全保障の観点からも、テロ対策等で、あるいは中東なんかでも、中東なんかの国とFTAを結ぶなんということを言っているんですが、こういう形でやっていくアメリカの本当のねらいとい……
○高野博師君 長参考人に簡単に二点ほどお伺いしますが、NGOの関係の仕事をされるということでのあなた自身のどういう理念、思想あるいは信念というものがあってこういう分野に入っていかれたのか。人間の安全保障とかいう、こういう考え方についてどう思われるか。 もう一つは、NGOが政府とか軍から独立性を保つということなんですが、政府から資金援助をもらうということについてはどうお考えか。NGOが民間の資金調達だけでは間に合わないと思うんですが、それについてお伺いいたします。 それから、津守参考人に、この現在の、このペーパーにありますアメリカのプレゼンスも含めた現在の安全保障構造の脆弱性と、それを補完す……
○高野博師君 最初に橋爪先生にお伺いいたしますが、文明間の対話ということと対比して文明間の衝突というのは一体どういうことなのか。対話というのはだれとだれが一体何について対話するのかという、非常に難しいというお話がありましたが、それでは文明間の衝突というのはどういう意味なのか。これはこの対話と逆の概念としてとらえていいのかどうか。 具体的に、例えば九・一一のあのテロ事件は文明間の衝突だと言う人も相当いました。いや、あれはそうではないと、単なるテロリストが犯罪を犯したにすぎないというとらえ方もありました。先生は具体的にどうとらえておられるのか。 もう一つ、先生自身が文明間の対話の会合に出られた……
○高野博師君 農水省に一つだけというか、ちょっと大きいテーマなんですが、お伺いしたいと思いますが、FTAを進める中で、もうずっとこれは一貫して議論になっていることは、農業分野の構造改革をどうするのかと、あるいは、その農業の国際競争力を高め、一方で食料の自給率も高めなくちゃいけないというようなことをどうするのかと。 いろんな意見を聞きますと、輸入先を多角化すればいいんじゃないかというような意見、いや、もっと何か抜本的というか根本的な解決策はないものかということで、今までの時点で、私、自分は納得できていないんですが、例えば食料自給率、これは、一九七〇年と二〇〇一年比較しますと、先進国で自給率を減……
○高野博師君 お二人の参考人には、公述人ですか、貴重な御意見ありがとうございました。 まず最初に、森本先生の方に一、二問お伺いしたいと思います。 先ほどのお話の中で、日米同盟がグローバル化する中で、インド洋に出ていった、自衛隊が出ていったときから変化があったと。しかし、日米同盟については歯止めを掛ける必要はないということをおっしゃったかと思うんですが、私はむしろ歯止めを掛ける必要があるんじゃないかと思います。 これは、外務大臣も総理も世界の中の日米同盟ということをもう公然と話されておりますが、極東からアジア太平洋の平和と安定ということで日本のこの安保政策が変わった、もうガイドラインのとき……
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