このページでは田名部匡省参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○田名部匡省君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表して、今回提出された道路関係四公団民営化推進委員会設置法案について、小泉総理並びに関係閣僚に見解をお伺いいたします。 一九八七年、国鉄民営化が実行され、その後の経緯を拝見しておりますと、経営の主導権が国に握られていたときと違い、自己責任で経営する企業という意識が定着したことが感じられ、民営化以降、それまで年間一千億円以上の国庫補助金を受けていたものが、責任体制のできる立派な納税企業になったことからも、民営化の効果が実証されていると思います。加えて、採算の合わない路線の新設について、どんな圧力にも屈しない態度や経営の姿が見られるところで……
○田名部匡省君 私は、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の皆さんのお許しをいただいて、郵政関連四法案について、総理並びに関係閣僚に質問いたします。 先ほど総理は、夏ごろまでに民営化に向けてという答弁がありましたが、あるいは聞き違えたかなと、こう思っておりますが、この法案はそうすると夏までの暫定法律と、こういうことに理解してよろしいんでしょうかと、こう思って聞いておりましたので、もう一度お答えをいただきたいと思います。 小泉総理、国民があなたに期待したのは、自民党をつぶすとか、構造改革なくして成長なしと、こぶしを振り上げてこの壇上でも、小泉内閣には通用しない、こういうことで、今までにない総……
○田名部匡省君 十五分ですので簡潔に答えていただきたいと思うんですが、道路公団について、きのう総理が、来年から国費を投入しない、こういうことが報じられておりますが、投入されないとどういうことになるか、道路公団、ちょっと考え聞かせてください。
【次の発言】 そこで、この間も国土交通で質問したんですけれども、私と大分食い違いがありまして、特に最初に、関西空港、この輸送需要といいますか、これはしょっちゅう変わる。石原大臣、これ、最初のころは、開港五年で単年度黒字だったんですよ。そして、九年で配当を開始します、二十三年で借金返済。これが五年ぐらいたつと、いや、やっぱり難しいからまたというんで、あっちこ……
○田名部匡省君 最初に石原大臣にお伺いしたいんですが、小泉総理は民間でできるものは民間にゆだねるという発言をしばしばされておるのでありますけれども、私は、住宅金融公庫、この問題でも、すべて特殊法人はそうですけれども、実態がわからないし、国民の金を相当つぎ込んで成り立っているということからすると、かつて私は、郵政政務次官、通信部会長のころ、金融機関の皆さんが陳情に来まして、郵政省のことを、官業は民業を補完するべき立場にあるのにそうなっていないと、こういって随分陳情を受けたものですよ。 確かに、今の特殊法人を見ると、特にこの住宅公庫を見ると、これは官業を民業が全く補完しているという立場だと、こう……
○田名部匡省君 今、渡辺さんの地方分権の話を聞いて、全く私も今苦労しているんですよ、もう基盤がみんな違うものですから。財政も違うでしょう。向こうと一緒になっちゃ、もうこれはとても、こっちまでおかしくなるとか、何かさまざまありますから、いろいろと検討をしながらやっていかなきゃならぬと、こう思います。 今、遠藤副大臣、だれのためにやるのか、そして何のためにやるのかという、これがしっかりしていないと私もなかなかできぬと思う。特に、年金局長、これ「現代」ですよね、岩瀬さんという人が十何回にわたって出しているんですよ。見ました、ずっと。どっちが本当やら我々には見当つかないですね。ですから、私はいつも言……
○田名部匡省君 もう最後ですのでよろしくお願いしたいと思いますが、その前に、海上保安庁と防衛庁、水産庁、それぞれ今議論になっている範囲の中で、その任務は一体今どうなっているのか、簡単にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 今伺って、何かばらばらなんですね。もうちょっとやっぱり防衛庁、海上保安庁、水産庁で一体となってやれるような仕組みをやった方がよく効率的だと思うんですね。
例えば、水産庁長官、ロシア海域で、領海で、例えば領海侵犯をした、密漁したというときはどこがやっているんですか、ロシアでは。
【次の発言】 密漁とか領海侵犯やると漁船が撃たれて沈められたなんという話も前にありました……
○田名部匡省君 最後ですのでよろしく。 最初に、会計検査院、おいでになっていますね。 関空、関西空港ですけれども、当時の航空輸送実績、いろんなことを展望しながら輸送需要というものを推計して、それによると、開港五年で単年度黒字、九年で配当開始、二十三年で借入金の全額返済、こういうことでスタートしたんです。 これは私は、どうも関西空港というと、前にも申し上げたんですけれども、運輸委員長のときにあの工事が着工したときにヘリコプターで上から見に行きまして、そのときは、大阪の伊丹空港が騒音でもうどこかへ行ってくれと言われているときだったんです。それであれに着工した。ところができたら、どこかへ行けと……
○田名部匡省君 最後ですのでよろしくお願いしたいと思います。 朝から皆さんの議論伺っておって、これ本当にどうなったのか、どっちが野党でどっちが与党だかわからない議論ばかり始まって、いや、わからぬではないんです。これいろんな通告もしていませんから、いつものとおりやりますけれども、今の天下りの問題も、私は前から何で早くやめさせるのかと。参議院に日出さんが出てきて、彼、局長をやめたときも、僕は当時は懇談会をやっていましたから、会社つくってもうけろと、もうけて何ぼでももらえと言ったんだ。そういうことをやらないと、いつも申し上げるんですが、赤字でも給料もらってボーナスもらって退職金もらうというのは民間……
○田名部匡省君 最初に安倍官房副長官にお願いします。 思い起こすと、私の生みの親は、扇大臣もそうですけれども、福田赳夫先生で、育ての親があなたのお父さんの安倍晋太郎先生でした。ちょうどアフガンでいろいろ問題が起きていますけれども、当時、安倍外務大臣の随行であなたと一緒に、野上徹代議士と一緒にイラン・イラク戦争のさなかに行きました。いろいろ御苦労はあると思いますが、一生懸命頑張っていただきたい、こう思います。 きょうは、小泉総理が道路四公団にかわる新たな組織及びその採算性の確保については内閣に置く第三者機関をつくって検討したいとしておりますが、この人選についてもマスコミを通じて利害関係者によ……
○田名部匡省君 全く内容わからぬので、きょうは内容をお聞きしたいと思っておいでいただいたんですが、ただ、一つ言えるのは、どうしてこのPFIを行おうとしたのか、その動機というか、理由は何だったんですか。
【次の発言】 私は、どっちを向いてやろうとしているのかということがよくわからない。今も質問がありましたけれども、この資料を見ておわかりのとおり、日本というのは金融機関からすべて系列化しているんですね。ここが外国と相当違う部分だろうと思うんです。どこかの商社には、あるいは金融機関にはどこがくっついているかというのがはっきりしているわけですね。ですから、そこがとると、そこの流れに行っちゃうという仕組……
○田名部匡省君 今日はお二人の大臣、ありがとうございました。四十分ぐらいあるだろうと思っておいでいただいたんですが二十分だということで、今日は恐らく詳しい中身までできないと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。
最初に、外務大臣、先般も予算委員会で私が北方四島の質問をさせていただきました。その後、十四年度予算三億円の事業凍結も視野という報道がなされまして、これはどういうふうにお考えか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 市場化だとかいろいろあると思うんですが、私はそこまでやる必要があるんだろうかなと。結局は、何とか四島を返還したいという思いの中でいろんなことをおやりになっ……
○田名部匡省君 最初に片山大臣にちょっとお伺いしたいんですが、地方分権一括法が成立いたしまして、大体、地元へ帰ると、予算をくれないで何だという話が非常に多いんですが、これはどうお考えですか。
【次の発言】 いろいろ困難な問題はあると思うんですね、新しくスタートするわけでして。だから、きちっと分かるように、こういう形でいつまでにこういうことをやるということを早く示してやった方がいいんじゃないかと思うんですね。
それから、市町村の合併、今、私のところでもいろいろやっておりますが、まあ三年後までに合併すれば国の支援措置があるんですよという話を聞いて、私もちょっと嫌だなという感じがしたんですね。あめ……
○田名部匡省君 今日、大臣が日程付かないということで残念ですけれども、実は売り掛け債権担保融資保証制度についてちょっとお伺いしたいんですけれども、昨年、これは臨時国会で創設されたわけでありますけれども、この制度よく分からぬので、ちょっと詳しく説明していただけませんか。
【次の発言】 確かにみんなこれ、不動産を担保にして融資を受けている。その価値が下がって半分になっちゃったと。中小企業にあと半分持ってこいと言ったって、もう全部入れちゃっていますからもうないんですよね。
私はいつも思うんだけれども、このバブルはじけた責任はやっぱり政府や我々の責任だと。であれば、今は一時期そういう状況であるんだか……
○田名部匡省君 塩川大臣、どうも今日はありがとうございました。 私は初めて当選したころ、福田先生から政治は税そのものなんだということをよく言われたんですよ。大臣も一緒でしたからよくお分かりだと思うんですが。 私は、最近のマスコミでいろんなことが報道されるのを見ておって、これは本当に日本大丈夫なのかなと。大臣は税収を上げてどう使うかということに努力されるわけですけれども、国の借金である国債や借入金の総額が二〇〇二年三月末で六百七兆円だと。 これは、私は予算委員会と代表質問で宮澤大蔵大臣に、バランスシートでやってみてくださいと、日本も。ドイツと日本だけがやっていないんですからと言って、やって……
○田名部匡省君 大木大臣、どうもありがとうございました。 今日は二十分やるつもりだったが、十分ほどお上げして、何か青森で環境の会議があるんですか、今度。それを伺っていますので、今日はもう言いっ放しで終わらないと、何かあと五分もないようですので。 先週、何十年ぶりかで、十和田湖の皆さん方に、救う会というのがあって出てこいと、こういって初めて、何十年ぶりかで湖畔をずっと船で回りました。若いころに見た十和田湖のイメージは全くなくて、ひどい状態なんですね。 地元では、生活排水が悪いんじゃないかと、これは高度成長時代に観光客が増えてと。これも三年に下水道もうできちゃっているんですよね。良くなると思……
○田名部匡省君 今日は五増五減の話が随分難航した末に成立するようでありますけれども、その前に大事なことなんでちょっと申し上げますけれども、政治家の不祥事、十三年間で十六人も逮捕されると。これは、そういうことであっせん利得法、これは分かるんですけれども、地方自治体も非常に多いんですね。私のところでも随分自殺をしたという人もおるし、あるいは議員もそうだということになると、こっちの方はどう考えておるのか、ちょっとお伺いしたいと思うんですが、分かりますか。
【次の発言】 本当に国民から見るともう全く不信感が広がって、こういうことは何も国会ばかりでなくて地方も含めて、本当にきちっとした、それにはやっぱり……
○田名部匡省君 今日はこれに言及しようと思っていませんでしたが、航空行政全体を、基本方針を決めたら、相当の考えがなければこれ動かしちゃ駄目だと思うんです。 この混乱、どこから起きたかと。私は前に申し上げた。運輸委員長で関空の視察をして、そのときに、伊丹からもう撤去してくれと、うるさくてかなわぬというので関空を造ろうと、こういうことなんだ。できて、これ廃止だというと、今度反対という運動が起きて残したところに、これ今の問題が起きちゃっているんです。 そこへまた神戸空港も造るというから、そうすると、これ大臣も所信表明で言っておるように、「コストダウンを図りつつ、政策評価の導入も含め、」、こういう……
○田名部匡省君 今、富樫委員のお話で、私もちょっと触れようと思っていたんですが、結構ヨーロッパでもアメリカでもそうですけれども、集中的に環境とかいろんなものありますので、道路とか橋とかそれはもういろいろ入り組んで工事やるわけですから、そのときに評価システムをやって、そしてきちっと連絡し合って一つのものを造るというもう仕組みを作っている国が多いんですね。 ところが、日本は縦割りですから、何かというとここはここ、環境庁は環境庁というふうにやるので、なかなか今言うとおり、そういう何か工事をやるというときには本当にそこまできちっとやって評価をして、何が重点かということを進めていただきたいと、私からも……
○田名部匡省君 私は、国会改革連絡会の田名部と申します。よろしくお願いしたいと思いますが。 先ほど来、参考人の先生方のお話を伺ってほっとしました。私と考えが大体同じことをおっしゃってくれて意を強くしているわけでありますけれども、ただ問題は、日本の国土の条件あるいは地形ということもあるでしょう。あるいはもう海に囲まれた島国と、こういう条件の中でこの国を一体どうすることが一番いいのか。私は、長いことスポーツやっていたものですから、基本ということには誠に忠実なんです。ですから、基本をしっかりしてこの国を見詰め直していかないと、先ほども伊藤参考人、パリとかいろんなヨーロッパの国々のお話されましたけれ……
○田名部匡省君 最初に、新幹線の耐用年数というのは一体どの程度なんですか。
【次の発言】 メンテナンスなんかやると年数は延びると思うんですが、しかしいずれはこれはもう全部改修しなきゃならぬですね。造ったものは、いつかはやっぱり補修したり、最後にはもう造り直さなきゃならぬというのが、いつになったらそういうことになるかなと。
私は、亀井善之大臣のときにこれ質問しているんですよ。大体八十年だと、大体。ということで、いずれこれは東海だけではなくて東北新幹線もやがてやってくるわけですね。
どうして、この新幹線造ったときに、いずれはそうなることが分かっているわけですから、そのときになぜこういう備えとい……
○田名部匡省君 今、環境問題から話を伺っていまして、私も最初に環境問題について質問さしていただきたいと思うんですが。 石原東京都知事がディーゼル車を都内の走行禁止に踏み切るという話があって、これに千葉も埼玉も神奈川県も同調するという記事が出まして、今もお話ありましたように、損害賠償訴訟があっちこっちで起こされているということですが、貨物車両の占めるディーゼル車の割合は六割が二十年前の三倍に拡大していると。一トンの荷物を一キロ運ぶごとに交通機関が排出するCO2の量は日本はアメリカの一・七倍だと。 かつて私は、自民党の税調で、どうしてアメリカはガソリンも軽油も値段が同じなのに日本が軽油が安いん……
○田名部匡省君 もう大分皆さんお話しになってしまって、お伺いするのも余りないんですけれども、一貫して私は前からも申し上げておるんですが、この今の建築基準法なんかもそうですけれども、大枠は国で定めて、今、大臣も一律に行わないという話されたので、それならば余り言うことはないなと思って聞いておったんですが。 大体、地域の実情というのを、僕はしょっちゅう言うんですけれども、大枠は国が決定しまして、あとはもう地方に任せるということにしないと、何かこれ、質問を聞いておって東京の話かなと。あちこち土地がおかしくなっちゃって、景気は悪いし、ぼんぼんぼんぼんマンションでも建てさせて景気回復しようとして一生懸命……
○田名部匡省君 国会改革連絡会というところの田名部と申します。 今日は大変参考になる御意見、ありがとうございました。 最初に、岡田参考人にお伺いしたいんですが、私は、基本的にもうすべてのことに大枠は国で決めなさい、あとは地方のことは地方に全く任せるべきだということをもう全体に言ってきているんですけれども、それは地方分権だということも言いながら、大体これだけの参考資料とか法律の内容を出されても我々もよく分かりません。これは国民にこんなことを言っても、何を書いてあるのやら、この辺がやっぱり、今、参考人の皆さんがいろんな御意見を私どもはお聞かせいただく機会があって、ああそうかなと思うんですけれど……
○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部と申しますが、お分かりいただけないと思うので、自由党と無所属の会が一緒になって今院内会派を組んでいる田名部と申します。 最初に、野村参考人にお伺いしたいんですが、私はいつも委員会で申し上げるのは、国は基本的なことを決めたらあとは地方に任せなさい、何でこまいところまでやるかと。 それは、私のところは城下町ですし、あるいは雪は多いですし、地域の実情によって皆違うんですよ、建物の構造から何から。野村参考人は専門家でありますけれども、やっぱり基本的には障害者の皆さんの意見というのが一番大事だと思うんですね。使う人が一体どこへ行きたいのかどうかということを、その……
○田名部匡省君 文部省、お見えになっていますね。 最初に、この法律が絵にかいたもちになってはならぬと、こんな気持ちで考えまして、一番やっぱり大事なことは教育だと思うんですね。 この前も、参考人のとき申し上げたんですが、シドニーのパラリンピックの水泳の金メダリスト、成田さんというのが五所川原市に来て講演したんですね。そこで彼女が、同じような車いすの別の競技の選手たち、地元の選手たちが行って聞いて、その人は、オリンピックで金メダル取るぐらいだから何の問題もないんだろうなと思って聞きに行ったと。しかし、聞いておったら、エレベーターやトイレの利用、タクシーや列車からの乗り降りなど、いろんな壁にぶつ……
○田名部匡省君 最後になると、もう大分言い尽くされたことが多いんで、今日は基本的なことからちょっと伺っておきたいと、こう思うんです。 私は、先ほども少子化の議論がありましたけれども、毎回この委員会で少子化、高齢化時代にどう対応するかということは、これは政治全般に、政策全般にかかわるもう問題になってきているわけですから、それに備えていろんな政策というものをやっていかなきゃならぬということは、もう何回も申し上げてまいりました。 そこで、一番先に情報公開をしていただいて国民の意識を変えないとこの国は変わらぬと、こう思って、随分地元でもそういう話をしたんですが、どうもこれはなかなか難しいなと。先ほ……
○田名部匡省君 無所属の会という会がありまして、田名部匡省と申します。 今日は大変御苦労さんですが、大体最後になりますとほとんど皆さんが質問されたことばっかりでありますので、重複しないように質問をさせていただきます。 私は、青森県の八戸市が私の住んでいるところでありまして、地震の多いところなんです。十勝沖地震で私の家も壊れまして、修理しながら住んでおったが、もうとても耐えられなくて、新しく建てました。火災保険は掛けておるけれども、余り地震保険というのは、めったにないものだと思っているものですから掛けておりませんでした。 そこで、私は今、参考人の方々の話を伺って、どうも議論が、余りそういう……
○田名部匡省君 先般も参考人の先生方からいろんなお話を伺って、今日も委員の皆さんの質問の中でももう随分話が出まして、ただ、先般の参考人の先生方のお話の中にもこれはなかなか難しいなと思うことがたくさんありました。特に、建物を取り壊して新しく建物を建築する場合、これが最も困難なことでしょうとか、あるいは阪神・淡路大震災のときの経験からいって問題点が随分指摘をされました。 今日は、私は別の角度から、受益と負担あるいは公平公正という観点からちょっとお尋ねをしたいと、こう思うんですが。 マンションというのは、これは事業経営なんですね。公営住宅はこれは別です。前の質問のときも私は申し上げたんですけれど……
○田名部匡省君 国会改革連絡会という会を作っておりまして、今日は離島の問題について私の基本的な考え方を申し上げて御理解いただきたいと思うんでありますが。 この前、委員長がこの法案の趣旨説明していただきました。これを見ておって、一体離島問題を国がどう考えているんだろうというむなしい気持ちで実は聞いておりました。それはなぜかというと、「離島の特殊事情からくる後進性を排除する」と。そのために今までもう五十年を経過したと。一体、五十年もやっておっていまだにこんな話をしているというのは一体何だろうかと。昭和二十八年ですよね、これスタートしたのが。今度は六十年に向かってやろうとしているんだから。「離島の……
○田名部匡省君 最初に首都機能移転についてお伺いしたいと思うんですが、この法律ができてから十年になると思うんですが、最初は五月をめどに移転候補地を絞り込むことを決定しておったようでありますが、何でも先送りの好きな国会は、また新聞によると与野党の国対委員長会談で先送りをするというようなことが出ておりましたが、今までも先送りして良くなったのは何にもないんですよ。医療であれ年金であれ、全部先送りして後から、今になってから大ごとになっている。そんなことを考えると私はこれも難しくなってくるんだろうと思うんですね。 この間、特別委員会の設置に、この中でだれが反対したか分かりませんが、私も大きな声で反対と……
○田名部匡省君 その前に、行政監視委員会で実は二年、このODAの問題でやりまして、委員会で決議したものがあるんですよ。今日はこれはお尋ねしませんけれども、いずれ行政監視委員会においでいただいて御意見も伺いたいと思いますので、お渡ししてよろしいですか。
【次の発言】 私たちが委員会でこの問題をやったときに、一番大事なことは、やっぱり組織をきちっとすること、それから情報を公開すること。それには、外務省だけではなくて国際協力銀行、それから事業団、特にNGOを入れてやりなさいと、事前に、それから会計検査院、こういう人たちが、どういう援助をすることが一番効果的なのか国によって違いますから、そういうことを……
○田名部匡省君 昨日、今日と質問を聞いておって、ああひどいなと思いましたな、率直に申し上げて。
川口大臣、私たちが二年掛けて行政監視委員会でこういうこともあろうと思って政府開発援助に関する決議を、これ各派共同提案ですから、参議院の本会議場においてもこれを提案してやったものがあります。これ目を通していただきたいということでお願いをしてありましたが、外務大臣、これごらんになりましたか。ごらんになりましたら、その感想を申し上げてください。
【次の発言】 まあ皆さんも全部これごらんになってないんだろうと思うんですけれども、これは本当によくできているんです。今起きていることがこれ全部この中に入っている……
○田名部匡省君 石原大臣、お見えになりましたので、最初に天下り問題から入りたいと思うんですけれども、最近、特に国、地方を問わず政治家と公務員の不祥事がもう余りにも多い。原因は何だと思いますか、石原大臣。そして、これはどうすればなくなるか。まず、お考えがあったら、先にお聞かせいただきたい。
【次の発言】 私は、政治改革の方がもっと先でなかったのかなという気がしているから申し上げたんですけれども。
次に、天下り問題で、私自身は事業を経営してよく実態知っているんです。事業者は役所から人を押し付けられて、断るわけにいかぬというのもおるし、また逆に天下りを受け入れて仕事増やしたいという会社が一杯あるん……
○田名部匡省君 国会改革連絡会を代表して、意見表明をいたしたいと思います。 私の考えはこれまでの質疑の中で述べたとおりであるが、この機会に、国民の目から見て何が重要かということを中心に改めて意見を表明いたしたいと思います。 まず、何といっても天下りの問題であります。 現在、公務員制度の抱える最大の問題の一つがこの天下り問題と言っていいと思う。この前も申し上げましたが、私自身、事業を経営しておったので、天下りの構造的な問題点や受け入れる業者の痛み、身にしみて実は分かるわけであります。企業が発展するためにお願いをして採用するなど、結局、日本経済全体という視点からも、天下りがあるために公平公正……
○田名部匡省君 大分最後になってきますといろいろ質問されたこともありますので、それを省いて質問をしていきたいと、こう思います。
最初に、海上保安庁長官、おいでになっていますね。いいですか。
あの不審船を引き揚げて、断片的にはマスコミを通じて分かるんですけれども、一体全体どういう意図で、どういうことがあの不審船を引き揚げて分かったか、これからまだまだ調査をしなきゃならぬのか、その辺をひとつ簡明にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 全部解明しなくても、北朝鮮のもので、大体こういうふうに使われたなというのはもう分かっているでしょう。何で向こうに聞かないんですか、解明するまで。だから、私……
○田名部匡省君 今日、不審船へ私行かなかったものですから、いろんな議論がありまして、小泉総理は改革なくして成長なしだとよく言われるんですけれども、予算の使い方、これは創意と工夫が必要だと思うんです、もっともっと、いろんな場面で。もう荒っぽいですよ、使い方が。そう思って先ほど来の話を伺っていましたが。 私は、前にも申し上げたんですね。あの不審船の対策のためには海上保安庁と海上自衛隊とばらばらにやっちゃいかぬと、コーストガードの話もいたしましたが、おっしゃるように、国土の十一倍の海域を海上保安庁で全部やってくれと言われてもこれは難しいと思う。したがって、先ほども五十八億円の予算要求したり、一万二……
○田名部匡省君 大変今日はありがとうございました。 私は、国会改革連絡会、余りお聞きになったことがないと思うのでありますが、自由党と無所属の会が院内会派を作っている、私は無所属の会の田名部と申します。よろしくお願いをしたいと思います。 最初に、山田参考人にお尋ねしたいと思うんですが、どうも私は基本的に、一体このマンションというのはこれからどうなっていくだろうかというのが一つあるんです、少子化、高齢化時代に向けて。一極集中排除というのはもう十何年前、私が自民党にいるころ、一極集中排除だと。ところが、どんどんどんどん進む政策が片方では進んでいくと。しかも、同じ建物でも土地の地盤の強度によって価……
○田名部匡省君 まず最初に、今、なぜ行政法人改革と公務員制度の改革をやらなきゃならぬか、まずこの考え方、総理の方針でこれやっているんですけれども、どういうことでそういうことになったかということをお知らせをいただきたいと思いますが。
【次の発言】 そのペースでいっていると、私は三十分しかありませんので、もう質問なくなっちゃうので、簡明に分かりやすく、分かって聞いているんですから。
基本的には縦割り行政の弊害が無駄を生んだと私は思うんです。そこから公平公正でなくなってきたんですね。公務員改革、今、私ども行政監視委員会でやっておりますけれども、不公平が起きている、天下りすることによって。そういうこ……
○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部です。
今日はもう最後の方になると、大分質問されたことが多くて、若干重複することもあろうかと思うんでありますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
ところで、国家公安委員長さんにお伺いしますけれども、バブルがはじけて、犯罪者数の推移あるいは犯罪の種類、大分自殺者も多いようでありますから、ちょっと簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 いずれにしても、バブルがはじけてからずっと増えているんですね。
しかも、この自殺者の背後には未遂者というのがおりまして、自殺はしなかった、しようとしたけれども失敗したと。大体七人から十人ぐらいいると言われ……
○田名部匡省君 平沼大臣、大丈夫ですか、時間。時間大丈夫ですか。
【次の発言】 そうですか。
最初にFAZのこと、よその赤字経営が大分多いと。私のところにも実はあるんですね、八戸港が。民間の株主が七十四社、産業基盤整備基金と県と市でお金を出してできたものなんですけれども、どうもなかなか黒字にならないということで、青森県公社等の経営委員会がいろいろと苦労してどうするかというのをやられているようですが、これ一体、設立した当初と、目的が何であって、現在はこれどういう方向に、このまま進んでいっていいのかどうか、まず最初に所感を伺いたいと思います。
○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部でございますが、今日は、大臣、基本的な考え方、所信について質問をさしていただきたいと思うんですが、まず最初に、政策全般を貫く基本方針を、地方の知恵と工夫により自立を目指すと、個性ある地域の発展、こういうことが先般報告されました。 私は、かつて地方分権、今でも地方の皆さんがそう言うんですが、財源と権限を与えないと、これは自立なんて言ったって、創意も知恵も工夫も出てこない。私はもう地方の責任で、失敗したらやっぱり地方が責任持つと、こういう仕組みを作っていかなきゃならぬと思うんですね。 今度、本省から地方に四ブロックに分けて、そちらでやるというんですが、やっ……
○田名部匡省君 最初に、イラク情勢によって、大変、マスコミを見ておると、アメリカのハワイアン航空が破綻したとか、あるいは日本航空会社の旅行も減っているんじゃないかなと、行く場所にもよるんでしょうけれども。それと、原油が高騰していると、こう思うんですが、これについてどういう状況かちょっとお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 企業は、私の県内のこともそうですけれども、製品に転嫁できない、競争が激しいものですから。それをやらないと、企業の業績が今度悪くなるんですね。そうすると、特に国内の航空各社も、海運業界の状況なんかはどうなっているか分かりませんが、いずれにしても転嫁できないということに……
○田名部匡省君 最後ですので、よろしくお願いしたいと思います。 私は、国会改革連絡会という、余りお聞きになったことはないと思うんですが、自由党と私の無所属の会が院内会派を組んでおるものですから国会改革連絡会、こういうことであります。 もう大体皆さんの質問でよく分かりました。何が分かったかというと、これは余りうまくいかないなと。なぜそう思うかというと、竹山参考人もいろいろ外国の例を話しましたが、私も随分、若いころアイスホッケーの選手をやっていまして、世界選手権、オリンピック、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、もう至る所を回りました。いろんな住宅見まして、日本と大分違うなと。もうイギリスはイギリス……
○田名部匡省君 いろんな意見を伺って、なかなか難しいなという感じを率直受けました。 この前の参考人の森永さんも最後に私の質問に答えて、どうも与党の先生も野党の先生も今回の住宅金融公庫法の改正はおかしいというふうに思っていらっしゃるようなのに、なぜか閣議で決まったのが暴走しているというのは、私は日本の政治の仕組みから考えてどう考えてもおかしいと思うと。委員の先生方は国民に選ばれているんですから、是非今後の審議の中で国民のことを思った法改正を是非お願いしたいと。参考人の人が迷うぐらいですから、これはなかなか難しい法案だなと、こう思うんです。 私は、いつも基本的なこと、基本が大事だと、何をやるに……
○田名部匡省君 官房長官おいでになっていないので、質問は別の方から入りますが、内閣法制局いらしていますか。はい、ありがとうございました。 我が国の憲法は、終戦を迎えてアメリカの押し付け憲法だというようなことを言われながらできた憲法であります。自国の防衛について法的な根拠を欠いておって、今日のような国家緊急事態に対する基本的な整備が欠けておりまして、今日まで、何かが発生すると泥縄式で国会に法案が出される。PKO協力法であれ、周辺事態法、テロ特措法、今回の有事法、こういうふうに出されてくると、私は、野呂田防衛庁長官のときに予算委員会で質問したんですけれども、憲法違反じゃないかという問題がしばしば……
○田名部匡省君 民主党の新人であります田名部匡省であります。
最初に、空港の整備についてちょっと確認をしておきたいと思うんですが、関西空港は、これ分かったらでいいんですが、通告していませんので、当初の需要予測に比べてどうなっているか、分かったらちょっと、分かりますか。
【次の発言】 いいか悪いかぐらいでいい。
【次の発言】 これは、扇大臣のときにも質問したんですけれども、今度神戸空港造るんでしょう。これ三つあそこには、この間視察に行ってきまして、本当に大丈夫かなと。今二本目の滑走路を工事やっておりまして、しかも二本目の滑走路の漁業補償どうしたと言ったら、やりましたと。どのぐらいやったかと言っ……
○田名部匡省君 もうちょっとの間ですから、おつき合いをいただきたいと思います。 きのう、夜テレビを見ていましたら、ショー・ザ・フラッグというのをだれが言ってどうなったかというのをテレビでやっていまして、アーミテージ副長官も何かはっきり言っているのでない、柳井さんもテレビに出ていましたが、いやいや、そういうのではなかったという話がありまして、結局日本としてはここでやっぱり日米同盟の関係もあって何かしなきゃならぬということで、いち早く空母の護衛をしてみたり、あるいはイージス艦をやってみたり、わからぬでもなかったんですが、何かきのうのああいうテレビを見ていますと、何だったんだろうなという感じを受け……
○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部です。 私は、憲法というのは時代の精神に即して作られるものでなければならない、もちろん国際社会と協調も大事なことでありますから、そして最後は、国家の基本的な原理を国民の皆さんが自ら作るというものだというふうに考えます。 憲法の改正は、国民の合意がなければならないことは論をまたないところでありますけれども、国会で議論を大いにやり、国民に問題を提起する、すべての国民に分かりやすく、そして理解できる議論をして、国民がどういうふうにこれを考えて改正しようとするか、そのことを徹底的にやらなければならないと、こう思っております。 地方分権一つ取ってみても、国会と……
○田名部匡省君 最後になりますと大分もう皆さんの意見も分かりましたが、池上公述人にお伺いしますが、合併については八〇%ぐらい反対が多いと、こういうお話でした。 私も、あれは昨年の四月に地方分権一括法が施行された。その中でも、今度、何年まででしたか、合併すると助成金がもらえると。(「平成十七年」と呼ぶ者あり)平成十七年ですか。私の地域でも今もう一生懸命になってやっているんです。ただ、町村長が相談に来まして、どうもこのあめとむちみたいなやり方というのは、僕はこれどんなものだろうなと。何かそれまでにやらないとお金を上げませんよというやり方は、地元に帰ってこれを見ているとこんなばかにされた話はないな……
○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部と申します。余り聞いたことないと思うので。自由党と無所属の会が院内会派を作っている会でございます。 杉井公述人にお伺いしたいんですが、憲法を国民が使いこなせない、していないんだろうかという、このレジュメにありましたが、私もそう思います。ですから、憲法を改正する、今日は基本的なことだけをお話を伺いたいと思うんですが、一体、日本の国民でこの憲法の内容を知っている人はどれだけいるか。申し訳ないんです、もう私も国会議員になってから初めて必要なところは読むようになったという程度ですよ。 ですから、ここに今日はスウェーデンの「あなた自身の社会」という、これは中学校……
○田名部匡省君 国会改革連絡会の田名部であります。 今日は、「基本的人権」を主としてということのようでありますけれども、基本的人権といっても国民がどれほど理解しているか、憲法そのものを私は本当にこれ全部分かっている人がどれだけおるだろうかという方がむしろ問題であって、それはもう学校教育の中で相当憲法のことに触れて教えておかないと理解できないだろう。先般も何人かの委員の皆さんに、スウェーデンの社会、中学校の社会の本、中学生であれだけのことを教わるんですから、日本でやっぱりもっともっと、人権だとか憲法だとか言う前に、みんなが分かった上で共通の理解を持っていかなきゃならぬ。 しかも、基本的人権と……
○田名部匡省君 重複しないように申し上げたいと思うんですけれども、私は、この憲法問題は何回かいろんな経験しました。 中曽根総理が公式訪問はせぬといったときに随行をいたしまして、向こうの国会議員と会いまして何と言われたかというと、もし戦争になったときにアメリカの若い人たちが何で日本を命懸けで助けるのかと、こういう話が多いということを言われて、それ以来、やっぱり自分の国は自分で守るというまず基本的なことがしっかりしていないと駄目だなということをずっと思い続けてきたんです。 それから、野呂田防衛庁長官のとき質問したんですけれども、なかなか明快な答えが得られなかった。自衛隊、当時は警察予備隊からい……
○田名部匡省君 最初に、三人の先生方にお伺いしたいんですが、日本は大変な少子化だと、しかも高齢化も進むという中でどういう基本政策をきちっと持たなきゃならぬのか、このことをひとつお伺いしたいと思うんですが。 特に、賃金の格差が今までは大分ありまして、私が羽田総理のときに質問したんですけれども、当時、日本が三十万ちょっと、タイが二万円で中国が五千円か幾らでしたね。で、こんなことしていると中国にもう産業逃げていきますよという話をしたんですが、この賃金の格差というのは、これ大変なことになっていくんだろうと。 例えば、このASEAN諸国でいろんな交渉事始まっても、どうもかつて日本とアメリカとの差が日……
○田名部匡省君 これがやっぱりアメリカと、日米の関係でかつては大分差がありましてね、どんどんどんどん日本が発展して貿易摩擦を起こしたと。その後、日本も相当成長してタイにいろんな工場が今度移転していっているという経緯があるんですね。 私は、羽田さんが総理のときに、当時、日本の月給が三十万ちょっと、タイが二万円ぐらいでしたかな、中国がわずか五千円ぐらいでしたかね、という質問をしたんです。このままおくと中国にどんどんどんどん日本の企業が出ていきますよという質問をしたことあるんですね、結局そうなったんですけれども。タイは今余り議論になってないんですけれども、何回か私、行ってみたときに日本の企業が随分……
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