このページでは大沢辰美参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、財政演説について総理並びに関係大臣に質問をいたします。 最悪の記録を次々と塗り替え、失業率と倒産は非常に厳しい状態になっています。仕事は相変わらずない、貯金を取り崩して生活をしている、家賃が払えなくなり子供の学資保険を解約して生活費に充てていると、こういう人たち、卒業しても職のない若者たちが今全国各地の職業安定所に押し寄せています。暮らしと経済をどう立て直すのか、政治に課せられた責任は重大であります。 そこでまず、雇用と失業問題についてであります。 二次にわたる補正予算の必要性について、総理は、雇用の問題について改革の痛みを和らげるために是非とも……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、都市再生特別措置法案及び都市再開発法等改正案について、質問をいたします。 今、東京を始め大都市部ではバブルの時代に大企業が買いあさった土地を虫食い状態で放置され、都市の荒廃が広がっています。それは、土地投機で地上げ屋が強制的に土地を買いあさり、固定資産税や相続税が急激に上がって払えなくなった住民は生まれ育った土地を泣く泣く追い出されたからです。今日、その最大の教訓は、住民の皆さんの生活の場である家や土地を投機の対象とせず、住民本位の街づくり、都市づくりを進めることではないでしょうか。 大臣は、バブルの時代の土地投機が住民を追い出し都市の荒廃につなが……
○大沢辰美君 日本共産党を代表して、社会資本整備重点計画法案及び社会資本整備重点計画法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について質問をいたします。 法案の質問に先立ち、緊迫度を増すイラク情勢について総理の見解を伺います。 ブッシュ大統領は、フセイン大統領に四十八時間以内に亡命することを求め、これに従わない限り軍事攻撃を開始するという演説を行いました。続いて、小泉総理はいち早くアメリカの態度を支持することを明らかにしました。 これは、無理やり査察を打ち切って戦争に切り替えようというものであり、全く道理のない一方的な戦争計画だと言わなければなりません。ところが、国際秩序を無視するアメ……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、小泉内閣による陸海空三自衛隊のイラク派兵を承認することに反対の討論を行います。 今回の派兵は、今なお戦争状態にあるイラクに武装した自衛隊を派兵し、米英による軍事占領支配に参加し、その一翼を担おうとするものであります。これは、戦後かつてなかったことであり、武力による威嚇、武力の行使、交戦権を否認した憲法九条に真っ向から違反し、到底許されるものではありません。 衆議院での自民党、公明党の数の力による審議打切り、強行採決という事態を受けて始まった参議院でのわずか三日間の特別委員会の審議でさえ問題点が噴出し、戦争の根拠も派兵の根拠もことごとく崩れ去っていま……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇二年度決算及び当面する重要課題について総理に質問をいたします。 改革断行予算と銘打って小泉内閣によって編成された二〇〇二年度予算は、結局は、医療費を始めとする社会保障の本格的な改悪と国民負担増に踏み出し、低迷する個人消費に冷水を浴びせたばかりか、国民の生活不安を一挙に増大させるものでした。 今、政府は、景気は着実に回復していると言っていますが、国民の実感とは大きく懸け離れています。輸出大企業などの収益が急増している一方で、国民の暮らしは、勤労者世帯の年収が小泉内閣のこの約三年間で四十三万円も落ち込み、内閣府の世論調査でも生活に不安を持つ人が史……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、道路公団関係四法案について、小泉総理に質問いたします。 この法案は、日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団の四つの公団を六つの民営化会社にし、その資産と借金を受け継ぐ独立行政法人債務返済機構を設立するための法律です。 法案の質問の前に、首都圏中央連絡自動車道路、いわゆる圏央道の裁判について質問いたします。 去る二十二日に、圏央道の建設に関する国の事業認定と東京都収用委員会裁定を取り消す東京地裁の判決が出されました。この判決は、高速道路建設の在り方を根本から見直すことを求め、次のことを明らかにしました。 その内容は、……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。よろしくお願いします。 私は、今審議が続けられている中で、この海上保安庁法の改正案ですが、これは警察行為として領海警備の任務を持つ海上保安庁が、我が国の領海を侵犯したり、それから主権侵害の危険性がある不審船を追跡、捕獲し、また立入検査を行って不法行為の内容を調査することは必要な措置であると考えております。これに役立つ海上保安庁の体制強化は当然必要だと考える立場から質問をしたいと思います。 本改正案の直接の理由に挙げられたのが、一九九九年に能登半島沖で発生しました不審船事件に関係して、まず私は最初に二点お聞きしたいと思います。 その一点は、自……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、テロ対策、ハイジャック防止対策について最初にお聞きしたいと思うんですが、御存じのように、九月十一日に米国で同時多発テロがございまして二カ月がたちました。本当にこれはもうどんな理由があっても許せない行為として、まさに国際社会が全力を挙げて、私は国連を中心にして問題の解決に当たらなければいけないと、このように考えています。同時に、我が国としてもこのような本当に卑劣なテロ行為から国民の生活や安全な暮らしを守るために全力を尽くすことはもう当然であります。 そこで、国土交通省は、国土交通省の緊急テロ対策本部をつくられて、そして海上保安庁の国際テ……
○大沢辰美君 大沢でございます。
私は住宅金融公庫の問題についてお尋ねしたいと思います。
ずっと論議があったわけですけれども、現在住宅金融公庫が行っている住宅融資の問題については、国民にとって必要なのか、それとも必要ないのかという肝心の問題点を明確にすることなく、廃止とか民営化とか今叫んでいることは大問題だと思うんですよね。
そこで、最初にお聞きしたいんですが、住宅金融公庫がなぜできたのか、その点についてまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういう大きな役割を担ってきたということは本当にすばらしい制度であったと思うんですね。私は、そういう制度だからこそ続けてほしいというのが私の願……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆるPFI法改正案に対する反対の討論を行います。 PFIとは、国や地方自治体の財政破綻が深刻になるもとでも、民間の資金を使って引き続き浪費とむだの公共事業を推進することが可能となる手法です。また、民間の資金の導入のために収益事業を推進するなど、公共施設の性格をゆがめる、破綻の際には民間に十分なリスクを分担をしていない、入札段階から大手ゼネコン、商社が独占し、中小企業に仕事が回らないなど、さまざまな問題点が本委員会でも今指摘されました。 今回の改正は、これらの問題点……
○大沢辰美君 本当に三宅島の実態が今住宅問題を含めて明らかになって、やはりもとに戻れるようになることを一番願っているわけですが、そのときに自分の家がどうなるかというのはもう重大な、居住、いわゆる福祉、人権、さまざまな点で大事なことであるということを、もう一度、調査をした結果、対応を考えてほしいという今要望があったわけですが、私も住宅問題に絞って質問をしたいんですが、私の方は阪神・淡路大震災の問題についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御存じのように、災害発生から七年目を迎えました。今皆さんのところに資料をお配りさせていただいておりますけれども、これは復興の土地区画整理事業が進んでいる神……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、初めに国の予算の執行をめぐって大きな問題になっています政府開発援助、ODAの問題で、特にその中の食糧増産援助の内容について質問をいたします。 外務省の二〇〇一年版ODA白書によりますと、食糧増産援助には、年度によって異なりますけれども、最近では二百億円を超える予算額、八〇年代、九〇年代に至っては三百億円とか四百億円という規模の予算が組まれていました。援助の内容は、飢餓や食糧不足に悩む国に対して肥料や農薬、農機具を無償で供与することになっています。ただし、無償で受け取るのは相手国の政府であって、肥料や農薬を実際に使用する生産者は政府にお……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、今回、市町村の合併問題に絞って質問させていただきたいと思います。 市町村合併に対する片山総務大臣の基本姿勢を改めてお伺いしたいと思うんですけれども、私、地元が兵庫県なんですけれども、市町村合併の問題はもう本当に住民の中にも様々な波紋を起こしております。 今年の三月に片山大臣の名前で全国の市町村長と市町村議長に手紙を出されたことも、これ波紋の一つになっているんですよ。この手紙には合併の必要性や様々の優遇制度、そして、つまりあめの内容が書かれていますが、その問題は内容なんですね。私も読ましていただいて、こういうふうに書いていますね。「市……
○大沢辰美君 引き続いて、大沢辰美、質問させていただきます。 私の方からは、金融機関の破綻と阪神・淡路大震災の緊急災害復旧資金融資制度についてお伺いいたします。 小泉内閣による構造改革、不良債権処理によってこの一年間で破綻された信用金庫、信用組合は全国で約四十六にも上がっています。兵庫県下では昨年十一月に関西西宮信金、今年一月に神栄信金が相次いで破綻しました。こうした中で、長年取り引きしてきた中小業者の借入者が一方的に不良債権と断定されてRCC送りになり、貸付対象から除外され、地域経済破綻にもつながる事態が広がっています。その中に、一九九五年一月十七日の阪神・淡路大震災で被害を受けた、その……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 今日、私は、今国民が政治に対して切実に問題を解決をしてほしいという大きな一つの問題として、政治と金の問題について小泉内閣の基本姿勢をお伺いしたいと思います。 今年の通常国会は政治と金の問題が次々と噴出しました。北方四島支援事業に絡む鈴木宗男衆議院議員の事件、また加藤紘一自民党元幹事長秘書による口利き事件、井上前参議院議長秘書の口利き事件、いずれも公共事業の受注に絡む汚職腐敗事件です。ここで本当に焦眉の課題となったのが、公共事業の受注企業からの政治献金の禁止の問題です。野党四党は既にこれを禁止する法律を提出しています。その実現に努力していると……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 今、原発の損傷のひどい隠ぺい事件、この問題については本当に今後も引き続いて追及をしていかなければならないと私たちも思っています。 今日、私は特に、問題は違った問題ですが、大型のスーパー、マイカルの問題について質問をさせていただきたいと思います。 御存じのように、この数年、全国各地で長崎屋、壽屋、ダイエー、マイカルなど、本当に大型スーパーの倒産が相次いでいます。今日は、このうちのマイカルの破綻とその出店している中小テナントの皆さんが抱えていらっしゃる問題を取り上げたいと思います。 第一に、マイカルは昨年九月に倒産しました。現在、会社更生法……
○大沢辰美君 引き続き、大沢辰美です。 私は、女性が子供を産み、そして働き続けるために、その保育行政についてお聞きしたいと思います。 今、雇用者全体の四割を占めている女性労働者、正に日本経済を支えていると言っても言い過ぎではないと思います。安心して子供を産み育てる、そのためにも私は保育所の充実が不可欠であると考えています。 旧労働省が調査しました内容でも、仕事と育児の両立に必要な対策はやっぱり保育施設の時間延長だとか、それから休日保育だとか、保育施設の整備拡大が上位を占めていると思いますね。こういう中でのやはり女性の社会進出とそれを支える保育所の充実、その役割についての国の基本的な方針を……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。
私は、今日は学校の施設整備、特にその中でもクーラーの設置の問題について質問をしたいと思います。
今年も本当に夏、暑い気候でございました。そして、全国の子供さん、またそのお母さん、お父さん、学校に冷房機を設備をしてほしいという要望、私たちにもたくさん寄せられています。
文部科学省は昨年八月に全国の冷房設備の実態調査をされているように聞いていますが、その結果についてまず簡単に説明ください。
【次の発言】 今報告ありましたように、義務教育、小中学校の普通教室には約五%にしかこの空調設備が整っていないということですね。そういう状況を踏まえて文部科……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。 私は、神戸空港建設を中心とした空港建設問題について質問をさせていただきたいと思います。 先日、大臣の所信表明をお聞きいたしましたとき、こういうふうに言われていますね。「ハード、ソフト両面から、災害に強く、安全で安心できる国土の形成や交通サービスの提供を図ります。」と言われた。これは交通機関の安全対策、それはもう本当に最優先の課題であることは異論のないところだと思います。 まず、神戸空港の建設に関連して、航空の安全問題についてお聞きしたいと思います。 既に使用しています伊丹空港と関西の新空港、そして、そこにさらに関空、関空の新空港ですね、そこ……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。
私は、まず最初に、区画整理事業において、換地における照応の原則、このことについてお聞きしたいと思います。
この土地区画整理法の八十九条は、換地を定める場合は、換地が従前の宅地の位置、地積、土質、水利、利用状況、環境等が照応するよう定めた原則がうたわれています。いわゆる照応の原則、それはそもそもどうして定められたのか、その理由をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そのとおりだと思うんです。そういう区画整理事業のいわば私は基礎的な換地指定の基準だと思いますね。公平性、そして利益を守っていくという地権者の立場。この高度利用推進地区に今回例……
○大沢辰美君 今回の法改正は、大規模改修のための引当金制度が導入されようとしているわけですけれども、今まで東海道新幹線の老朽問題は国会でもしばしば議論がされてきたと思うんです。
そこで、まずお聞きしますけれども、大規模改修は、私は今日、鉄道事業者の経営責任として本来行うべきであると考えますが、そうではないのですか。
【次の発言】 しかし、新幹線の譲渡の際にも、当時の国会答弁ですけれども、新幹線を保有することになったJRに対して、大規模改修のための国の支援は問題にならなかったのではないかと、それどころか、その必要性について政府は否定していたのではないかと思いますが、その点はどうだったんですか。
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。私は、改正案の内容に即して具体的に質問をさせていただきたいと思います。 まず、貨物自動車運送事業の営業区域規制の廃止の問題です。 今回の改正案の前提と言ってもよい昨年の十二月十三日に出された今後のトラック事業及び貨物運送取扱事業の在り方についてでは、営業区域制度の在り方について次のように述べています。十年前に制定された現行法においては、営業区域はもはや需給調整のための単位でなくて、主として安全な運行管理の遂行のために必要な地域的な制約としてとらえられていると、こういうことなんですね。そうしますと、今回の法改正は、経済的規制の廃止ではなく、安全……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 三人の参考人の皆さん、御苦労さまでございます。 御存じのように、今回の法改正は、一つには建築基準を大幅に規制緩和をすると、そして二点目にはやっぱりシックハウスの対策、私は三点目に都市計画への住民参加という点でまちづくりNPO等、提案をしていけるということがうたわれていると思います。 そこで、お伺いしたいと思うんですが、最初に岡田参考人と片方参考人にお伺いしたいんですが、まちづくりや都市計画にとって、私はこの法案が先ほどからも出ています容積率の緩和、日影規制の緩和など、重大な影響が、与えるのではないかと考えています。ですから、都市計画を、決……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。 今回の改正で、政府案は私は一定の建築物に利用円滑化基準を義務付けているなどの点で一定の評価をいたしております。でも、高齢者、障害者等の社会参加の広がりに、状況から見ますとまだまだ不十分な点もあると指摘せざるを得ません。 そこで、何点か具体的にお伺いしたいと思います。 まず、対象者についてですけれども、政府案では、高齢者、身体障害者等としていますが、私は身体障害者に限定せず、表現を障害者と明記すべきだと考えます。 本会議で大臣は、第二条の定義で、その他日常生活又は社会生活に身体の機能上の制限を受ける者となっており、そういう意味では、妊娠されて……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、平成十四年度における特殊法人の事務所の移転のための関係法律の整備に関する法律案に対して反対の討論を行います。 反対理由の第一は、特殊法人の事務所の移転には合理的理由がないことです。 政府の説明によれば、都心の一極集中を改善するための多極分散型国土形成促進法に基づく移転であると説明しています。しかし、東京都内の事務所を移転させても、都市再生法などに見られるように、再び一極集中を招くことが明らかです。移転の合理的説明になっていません。 反対理由の第二は、今回の移転は国費や特殊法人の予算削減にもつながらず、無駄な移転事業だからです。 例えば、宇宙開発……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、法案審査の前に一点、先日、兵庫県の明石市の大蔵海岸での死亡事故について緊急に質問を一点させていただきたいと思います。 まだ五歳というかわいい女の子を失った御両親の無念さをお察しし、本当に胸が痛みます。私は、この事件が昨年の十二月三十日に発生し、その翌日の大みそかに現場を見てまいりましたが、この事故は私は起こるべくして起こった事故だと思っています。 なぜなら、陥没はこの事故があった十二月に初めて起こったのではありません。なぜなら、明石市の説明では、既に三年前に、一九九九年一月ですか、五回も近くの場所で陥没を確認していたのです。護岸工事……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 初めに、法案第五章のマンションの建て替えの勧告について質問をいたします。 建て替え勧告によるいわゆる建て替えと、その他の建て替えを比較すると、当然ながらその適用条件が異なります。勧告の方は法律で決め、その他の建て替えの方は予算措置、つまり努力義務となっています。勧告によらない場合の建て替えについては、区分所有に従って建て替えを決議して、法人格を持った建替組合の設立ができるようにするなど、対策を本法案で取っているわけです。参加組合員制度の運用の問題など、中身にはいろいろありますけれども、これまでの延長線上の改善措置だと思います。しかし、新たに……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 いわゆる民活法の一部改正について質問をいたします。 法律案の解説を読ませていただきますと、今回追加される特定施設として、東京港に建設予定の建設発生土処理施設と、徳山の、クダマツと読むんですか、下松港に建設予定の廃棄物溶融施設が挙げられています。 まず、その二つの事業内容について明らかにしていただきたいと思うんですが、事業者名、出資者、廃棄物の処理能力と処理計画、建設発生土処理施設の機能、そしてまた溶融炉の目的、どこから排出される何の廃棄物を焼却するのか、産廃用なのか一般用か、溶融炉の種類について説明をまずお願いいたします。
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 今回の改正は、自治体の皆さんやそして島の住民の皆さんのいろいろなこれまでの経過の中での強い要望の中で、関係者の皆さん努力されて十年間延長することになって、とても意義あることだと思っています。 その中でも、今まで離島振興法というのは、港湾整備などが従来型の公共事業の性格もあったと思うんです。でも、やっぱり島の産業、経済、福祉、交通、教育、文化、あらゆる面での振興面、そういう両面を持ちつつ離島の振興に役割を果たしてきた法律だったと思うんです。 今回の改正は、御存じのように、国が離島振興計画を定める現行の制度を改めて、都道府県が離島振興計画を決……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢でございます。 今日は三宅島の問題と阪神・淡路の問題について質問をさせていただきたいと思います。 まず、三宅島の噴火災害が起こって島の人たちが全島避難してからもう一年七か月がたとうとしています。島の人たちは今現在も東京を中心に十八都道府県、五十五の市区町村に分散して、場所としては百三十四か所にも避難をされています。その島へ帰る見通しも立たない状況の中で不安な毎日を送っている、そのことはもう大臣も一番よく知っていらっしゃると思いますが、本当に島の人たちの生活、島で生活をしていたときと違って、今避難している人たちは食代とかいわゆる交通費を始め現金がなければ生活がで……
○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。 私は、三点ほどお聞きしたいんですが、まず最初に石原参考人にお尋ねします。 防災白書を見させていただいたら、いわゆる活火山の要注意と言われている常時監視体制を取っているのはわずか二十にすぎないと書かれていました。特に、有珠山や三宅島と同程度まで火山観測体制が整備されている火山はわずか十火山程度とも聞きました。そこで私は、特に有珠山噴火では噴火前兆現象の推移を着実にとらえて、さらに適切な情報発信が行われた結果、噴火前の住民避難につながったと、三宅島噴火でもそういう状況が作ることができたと、だけれども予測について依然として解決すべき問題が残されてい……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 坂口厚生労働大臣にまずお聞きしたいと思うんですが、大臣は、十月三十一日の参議院厚生労働委員会で、十月一日から実施された高齢者の窓口負担の増大によって受診抑制がどれだけ起こっているのかということについて、我々もこれを注意していかなきゃならない問題であるということはそう思っておりますが、現在のところ、はっきりとした数字を我々も得ているわけではございませんと。そして、全体として、必要だけれども、それが医療を受けられないといったようなことがないようにしなければならないのは当然でありますと。その辺は十分考えていきたいというふうに思っておりますと答弁され……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 ただいまも住宅、いわゆる住まいの問題での質問があったわけですけれども、全国母子世帯調査でこの問題についても調査をされています。これは一九九八年の調査ですけれども、お母さんたち、母子世帯の方が今一番困っていることは何ですかという問いに対して、第一が家計、第二が仕事、第三が住宅と続いているわけですね。でもこれは一体のものですから、第一の家計をちゃんとするためには仕事、住宅が安定すればできるわけですから。 そこで、私は今日は仕事と住宅の問題でお尋ねしたいと思います。この住宅支援がどうなっているかという点で、今、大臣は、本当に一番先にこれはやらない……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、区分所有法の第六十二条からいわゆる客観的要件とか過分の費用と呼ばれている条項を全面的に削除することについての質問をしたいと思います。 建て替えを進めるときには五分の四という多数決での決議が有効とされるため、二つの条件を削除してしまうということが提案されている今回の法案の内容ですが、一つは、老朽、損傷、一部の滅失その他の理由という建物の物理的状態についての前提条件の削除です。もう一つは、それを復旧するために必要となる費用の過分の費用、いわゆる比較条件の削除です。 提案されているのは、これに代わる前提や条件は一切ない、ただ五分の四という……
○大沢辰美君 参考人の皆さん、御苦労さまです。日本共産党の大沢でございます。 三人の方に順次御質問させていただきたいんですけれども、まず最初に谷垣参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどの意見の陳述の中で、復旧費用の額が建て替え賛成派の方と反対派の方では同じ建物を復旧するのに二倍近い差が出てしまったという例を言われまして、これが大きな争いの原因になっているということを指摘されたと思いますけれども、私はこのようなことは往々にしてこれからも起こるのではないかなと思っています。 これを改善するにはどうしたらいいかという例としてアメリカのFEMAの例を出されたと思うんですけれども、これを具体的に……
○大沢辰美君 私は、建物の区分所有等に関する法律及びマンションの建替えの円滑化等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。 その内容は、今お手元に配付されています案文のとおりでございますが、その趣旨について御説明を申し上げます。 本改正案については、二十八日の参考人質疑でも、また本委員会での質疑でも、建て替えの客観的要件の撤廃についてはその内容や手続に対して多くの批判的意見が出たのは御存じのとおりであります。 本法案には関係者が長年求めてきた切実な要求も盛り込まれていますけれども、重大な点は、一連の経過を見るならば明らかなとおり、マンションの建て替えをもうけの……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 今日は整備新幹線の建設を進めている鉄建公団の独立行政法人化に関連しての質問をさせていただきたいと思います。 この十二月一日から盛岡から八戸までの新幹線が開通しました。現在建設中の路線は、新潟から富山間の北陸新幹線、博多から西鹿児島までの九州新幹線とありますが、いずれも鉄建公団が建設をしています。この鉄建公団は今まで新幹線以外にも鉄道の建設を進めてきたが、この法案では新法人は新幹線の建設とそれ以外の事業も継続していくことになると思いますが、先ほどからの確認がなかなかできていない点もありましたけれども、新たな工事実施計画はなくなるのではないかと……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法案等特殊法人等改革関連九法案すべてに反対の討論を行います。 すべてに反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革の多くが看板の付け替えにすぎず、国民が強く求めている改革とはほど遠い内容だからです。 国民が期待する特殊法人改革は、無駄な部分を思い切って削減すること、天下りをなくして癒着構造にメスを入れること、国民生活に必要な部門は拡大、充実することであります。 ところが、本法案には、こうした内容の改革は皆無です。なぜなら、緑や自然破壊を引き起こし、多大な浪費を生み出した公共事業が依然として温存されている水資源……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 今日は、二〇〇一年度決算審査に当たりまして、私は三点ほど質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、公共事業の執行の問題において、これまでに四十億六千百万円、国費が投入されています神戸空港建設の問題についてまずお聞きしたいと思います。 御存じのように、この神戸空港というのは、近畿地区の極めて近いところに空港が現在二つあります。伊丹の大阪国際空港、そして大阪にある関西国際空港ですね。そこに神戸空港というのができるわけですから、多くの人たちは、どうして空港があの近いところに三つ要るのか。世論調査でも、三つも要らない、そういう世論調査が多……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、特殊法人改革の問題について質問したいと思います。 具体的には雇用・能力開発機構が保有している勤労者福祉施設の問題なんです。特に、この中の宿泊施設を持った大型施設などに対する厳しい批判が、この決算委員会でもありましたし、また予算委員会でも出されております。これらの施設の建設費や維持費が雇用保険財政をもう本当に圧迫していると、悪影響を与えているようなことは絶対あってはならないということだと思います。 そこで、勤労者福祉施設は全体で幾つあって、その中に宿泊施設を備えたものは幾つあるのでしょうか、まずお聞きします。
○大沢辰美君 大沢でございます。
今、国民の命と財産、安全を守るという視点で、強く私からも再度要請をしておきたいと思います。
私の方からは三宅島の災害対策についてお聞きしたいと思います。
御存じのように、三宅島の災害によって避難されて二年七か月が過ぎましたね。島の人たちの生活実態というのは非常に厳しくなってきつつあります。もうなっています。まず、大臣は、この島の人たちの避難している生活の実態、とりわけ就労そして生活の実態をどのように認識していますか、まずお聞きします。
【次の発言】 本当に長きにわたる避難生活の中で、三宅村自身が二回も調査されて、一昨年の調査では約三分の一の方が生活が苦し……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、大きく二点ほど質問したいと思いますが、最初にいわゆる少人数学級、三十人以下の学級について質問したいと思います。 もちろん多くの皆さんがこれまでも質問があったわけですけれども、やはり子供たちに行き届いた教育をするためには少人数学級、それを実施してほしいと、とても国民の強い願いが大きく広がって、特に毎年ですけれども、父母や学校の先生方が二千万人もの署名を国会に届ける運動が続いております。本当に国民的な要求になっていると思うんですね。 このような運動の広がりの中で、少人数学級については、二〇〇一年の義務標準法の改正によって、学級編制、そし……
○大沢辰美君 引き続いて、日本共産党の大沢辰美より質問させていただきます。 川辺川の水利事業の問題についてお伺いいたします。 先日、川辺川ダムの利水訴訟で、農水省が上告せずという大変画期的な歴史的英断を下しました。この裁判は、御存じのように、農水省が利水事業計画の一部を変更した手続について地元農家が異議を申し立てたのに対して、農水大臣がそれを棄却したため、棄却決定を取り消すよう一九九六年に求めた裁判です。土地改良法で必要とされる事業対象農家約四千人の三分の二以上の同意があったかどうかが最大の争点で争われた、その裁判ですね。 先週十六日に福岡高裁で原告の勝訴の判決が出ました。そして、三日後……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、二〇〇一年度の決算に当たりまして、港湾整備の問題についてお伺いしたいと思います。 初めに、公共事業の中での港湾整備の実施状況ですけれども、国土交通省の港湾整備の予算を見てみますと、現在、審査の対象になっています二〇〇一年度は決算三千四百六十三億円ですね。そして、二〇〇二年度は三千八十九億円、今年度は二千九百七十四億円となっていますが、まず事実関係について何点か教えていただきたいんですが、国土交通省は、外国貿易のコンテナを中枢国際港湾、中核国際港湾、地域の港湾の三種類に分類しているようでございますが、この決算の二〇〇一年度と今年度で結構……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました平成十三年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書について承諾することに反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、二〇〇一年度の法人税など税収不足は一兆六千億円を超えるという膨大な規模であり、予算の持つ重要性からすれば、その対応については本来、政府は責任を明確にし、補正予算を国会に提出し、国会の議決をもって対処すべきであるにもかかわらず、税外収入と不用額で調整し、五億円余となる不足額を決算調整資金からの歳入組入れで収支を合わせるのは政府の責任を棚上げするに等しいものであります。 第二の理由は、歳入組入れをするとした決算調……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私も、二〇〇三年度の予算の委嘱審査に当たりまして質問させていただきたいと思います。主に、震災に強い住宅づくり、まちづくりについて質問をしたいと思います。 御存じのように、阪神・淡路大震災から今年は九年目を迎えたわけですが、この震災では、数字で、四十七万住宅が全半壊したわけですね。その中で、六千四百三十三人の方が犠牲になられたというのが結果でございます。その震災では、八割の人が倒壊した住宅に押されて圧死したと言われているわけですね。倒壊した建物の九五%がいわゆる耐震基準が強化された一九八一年以前の建物であったことが後の調査で明らかになっていま……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 今審議されています社会資本整備重点計画法案によって本当に国民が切実に求めている社会資本の整備に切り替えられるかどうか、私はこの点に、時間がありませんので、三点ほどに絞って聞きたいと思います。 一つは、社会資本整備と交通安全対策、二点目には、成果目標と道路公害、排気ガス汚染対策、三点目に、港湾の整備問題についてお聞きしたいと思います。 初めに、総論で聞きたいと思うんですが、今までの論議の中でも道路予算、そして空港予算、港湾予算、また下水道の予算などなど、毎年の私は予算が決まるたびにこれらの配分比率がほとんど変わらないと繰り返し指摘され、批判……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、今度の油濁損害保障法改正案、海上衝突予防法改正案、いずれも海の環境や安全を守る国際条約に準じた改正であると思っていますが、先ほども質問にありましたように、国際海事機関に我が国の提案でやられた、一点だけちょっと確認のために聞きたいと思うんですが、この海上衝突予防法では、号鐘の件ですね、今言われた、船の長さを十二メートルから二十メートル未満に拡大しているわけですけれども、船舶のいわゆる海難事故の隻数ですか、これはやっぱり衝突が一番多いわけですし、そういう点で本当にこのことが、日本が提案したわけですけれども、安全を脅かすことにならないのかとい……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、特に本四公団の債務処理法案について質問したいと思います。 御存じのように、この法案は本四公団の債務四兆七千億円のうち一兆三千四百億円を切り離して一般会計に承継するなどしてその負債を税金で処理するという法案になっているわけですが、なぜ私はこんな事態になったのか。今もずっと質問があったわけですが、やはりその原因、責任がどこにあるのか、私は非常に疑問に思っていますし、そのことについて絞りたいと思うんですが、私は地元の、兵庫県ですけれども、明石大橋ができて五年たちますけれども、あんなに高い通行料を払っているのになぜ赤字になるのか不思議だという……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表いたしまして、空港整備法の一部を改正する法律案、そして港湾法等の一部を改正する法律案に、それぞれに反対討論を行いたいと思います。 まず、空港整備法の一部を改正する法律案についてです。 本法案により、航空機が夜間や濃霧の悪天候の中でも安全に着陸できるように、照明施設やいわゆるILS、計器飛行着陸システムですね、この整備を空港施設の基本施設と位置付け、できるだけ欠航をなくし、利便性を向上させることは当然のことであり、同意できますが、しかし、本法案は、空港の高度化の名目に、国内ネットワークを担っている国直轄の拠点空港の就航率や利便性等を一層の向上をさせるために……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、特定都市河川浸水被害対策法案についてのみ質問したいと思います。 御存じのように、東海豪雨に見られた今日の都市水害の被害は非常に人命と財産を大きな被害にもたらしました。この法案が都市水害を、災害を、被害を最小限に食い止めることに、対策になるのかどうか、また雨水をためて地下に浸透させる効果のある緑と土を失わせる開発行為と水害対策のイタチごっこをどれだけ断ち切れるか、こういう角度からこの法案の内容について質問をしたいと思います。 まず、この法案の対象となる特定都市河川とは何かという点についてですが、法案二条に書いてありますけれども、一つに……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、今の国の住宅政策とこの法案にかかわる問題として質問をさせていただきたいと思います。 初めに、事実関係からお聞きしたいと思うんですけれども、住宅金融公庫の中で最大の比重を占める個人住宅への融資件数が二〇〇一年度は四十二万二千戸ですね。昨年度は三十七万六千戸、そして今年度は二十三万八千戸となっていますが、二年前に比べて約半分に今年度減少しているわけですが、これは政府が政策的に減らしている数字なのか、それとも融資希望者の推移に対応したもので、需要予測、需要を反映した数字なのか、まず説明をいただけますか。
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、公益法人に係る改革を推進するための国土交通省関係法律の整備に関する法律案に対し、反対の討論を行います。 現在、各種の検査や資格のための研修は法律による指定制になっていますが、法改正によって登録制にしようとするものです。例えば、国土交通省関連十二法案のうち、宅地建物取引業法では、取引主任者試験の一部を免除するための講習を行う公益法人を指定制から登録制にしようとするなどであります。 反対理由の第一は、公益法人に関連して国民が一番強く批判している官僚の天下りや政官業の癒着には全くメスが入らないものだからです。 例えば、先ほども申し上げましたが、不動産取……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、今回の法案審査に当たりまして、公団住宅が本当に量から質へという住宅政策にきちっと当てはまるような、そういう住宅政策であってほしいという思いで質問させていただきたいと思います。 今、三大都市圏とか四大都市圏とか言われている地域で、安くて、広くて、災害にも強い安全な賃貸住宅はどれだけ供給されているかということについて、まずお聞きしたいと思います。 一年半前だったでしょうか、二〇〇一年の十一月八日の当委員会で、私は公団住宅の民営化問題を取り上げて、そのときに、民間による住宅供給の実態はどうなっているかということを質問しました。そのときに、……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、航空法の一部改正案、とりわけ機内安全阻害行為についてお聞きしたいと思います。今も谷林委員の方から質問があったわけですが、同じような内容もありますけれども、角度を変えてお尋ねをしたいと思います。 今回の改正案は、航空機内での安全運航を妨げる行為の禁止、処罰規定を設けるものですから、私は法改正は今回の場合は大事だと思っていますし、この法が改正されて実効あるものにするために幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、機内安全阻害行為とアルコールの問題についてお伺いしたいと思います。 機内安全阻害行為の問題を考える場合に、上……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、いわゆる国道四十三号線、そして阪神高速道路三号神戸線、これが立体、並行して走っている尼崎道路公害問題について質問をしたいと思います。 つい最近、六月二十六日でございましたけれども、公害等調整委員会から尼崎市大気汚染被害防止のあっせん案が出され、原告と国土交通省、阪神高速道路公団の双方がこのあっせん案を受け入れました。 尼崎大気汚染公害訴訟は、御存じのように、今から十五年前の一九八八年に神戸地裁に提訴され、二〇〇〇年一月には損害賠償請求と自動車排気ガスの排出規制、つまり差止め請求を認める歴史的判決もありました。しかし、大阪高裁に控訴と……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私も、今日の大きな審議の一つである梅雨前線による集中豪雨の被害、そして防災問題についてお聞きしたいと思います。 まず、二十一名の方が亡くなられ、まだ二名の方が行方不明の中で、その方たちへの哀悼の意を表したいと思います。そして、被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。 そこで、私、今回の災害で、今も質問がありましたけれども、雨量情報だとか避難勧告、そういう防災情報の伝達、そして徹底の在り方が問われた災害でもあったのではないかなと思っています。 今回の鹿児島、熊本、長崎、福岡と各県の、非常に局地的であったという、激しい雨が降……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 私は、日本の国土の八割を占める森林を守ることと、そして国内産木材の普及について質問をしたいと思います。 今、日本の森林を守る仕事は、新植面積の八割、また間伐面積の六割を、森林所有者などを組合員とする森林組合の皆さんが手でちゃんと行われています。 私は、先日、地元兵庫県の森林組合の皆さんからいろんな直接の御苦労の状況をお聞きしてまいりました。山全体を本当に見渡しながら森林を守ることは、経験、そしてまた知識も非常に大変な仕事だなということを実感したんですけれども、単に自分の山を守るということにとどまらず、日本の環境や国土を守る本当に大事な仕事……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 委嘱審査に当たりまして、私は国土交通省の予算の中で大半を占めている公共事業についての質問から、まず入りたいと思います。 大臣所信の中では、公共事業については無駄なものは作らず、選択と集中を基本として、昨年の社会資本整備重点計画策定を契機に、財政政策を、政策の評価を徹底してまいりますと述べていますね。 そこで、具体的には、私は、今日はダム建設の問題について質問をしたいと思います。 一つは、最近の新聞報道を見てみますと、ダム事業水余りで見直しとか、七水系新規ダム見送り、新たな水資源開発計画で国土交通省の方針、そして余剰工業用水を上水道にとか……
○大沢辰美君 私は、ただいま議題となりました国の補助金等の整理及び合理化等に伴う国土利用計画法及び都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。 今、どこの地方経済も落ち込みは深刻です。大型店の郊外立地で地方都市の中心部が空洞化する、また高度成長期に誘致した企業が海外に移転したり、リストラによって工場閉鎖される、栃木県の足利銀行の破綻に見られるように、地域金融の機能も衰えています。 地方経済と地方都市の活性化は緊急の課題であり、地方の衰退に歯止めを掛け、成長、発展の足掛かりになるよう国、地方公共団体が支援をすることを当然のことであると思います。 ところが、本法案は第一……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 ただいま議題となりましたこの法律案は、改正SOLAS条約によって多国間の対応による海事分野の保安の強化、それを図るものと言われています。今日、時間も限られていますので、私は、港湾における貨物の保安対策と安全対策について、とりわけ海上コンテナの貨物への対応について質問したいと思います。 調査室が作成されました資料がございますけれども、この五十ページに絵で示されていますけれども、港湾施設保安措置の例という図がございます。ここに幾つかの措置が出ていますけれども、貨物の取扱管理、これについてお聞きしたいと思いますが、レベル1は貨物の受入れ確認、そし……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、自動車関係手続における電子情報処理組織の活用のための道路運送車両法等の一部改正案に対する反対の討論をいたします。 なぜこれほど多くの役所を回らなければならないのかと、大多数の自動車ユーザーは、時間が取れず、高額の代行手数料を払って検査・登録手続を自動車販売店などに委託しています。ワンストップサービスというからには、申請手続の煩雑さに対する国民の苦情と不満にこたえて、この申請手続をユーザー本人がだれでも簡単にできるようにすることが求められていたはずです。しかし、本法案は、膨大な個人情報を取り扱う行政手続の電子申請に対する国民の不安を解消するものにはなっ……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。私は、旅行業法についてのみ質問をいたします。 今回の改正で、企画旅行契約という新しい旅行契約の形態が設定されました。この企画旅行契約は、従来の主催旅行契約に加えて、また従来の企画手配旅行契約の大部分をもって企画旅行契約となったようです。 そこで、改正案によって小規模の業者が大部分入っている第三種の旅行業者ですね、これまで取り扱っていた事業で、これからはこの改正によってできなくなるということは起きないのかどうか、まずお聞きします。 そして、私の地元の観光都市でもある神戸市では、阪神・淡路大震災で一挙に落ち込んだ修学旅行生が昨年過去最高を記録し……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表いたしまして、建築物の安全性及び市街地の防災機能の確保等を図るための建築基準法等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。 本法案には、地下室マンションの規制や既存不適格建築物の増改築対策が入っています。これらは住民の切実な要望に基づく措置であり、一定の評価はするものです。しかし、以下の理由により、本法案に反対をいたします。 反対の理由は、特例容積率適用地域の拡大などにより、居住環境の破壊が進められるからです。従来、商業地域だけに限定されていた特例容積率適用地域を第一種・二種中高層住宅専用地域や第一種・二種住居、準住居、近隣商業、準工業地域にま……
○大沢辰美君 引き続いて、私、大沢の方から質問をさせていただきます。 私は、四月の二十八日、本会議でこの道路公団の四法案の基本点については小泉総理に質問いたしました。今日は、本四公団の問題を中心に質問をしたいと思います。 本四公団については、政府が昨年の通常国会で債務処理の法案を成立させ、そして三兆八千億円の債務のうち一兆三千億円を切り離して一般会計に繰入れをいたしました。我が党は、民営化の枠組みがまだ決まっていない下でのこの国民の血税で債務を処理することだけは駄目だということで、国民は納得できないということで、そういう立場を貫いて反対をいたしました。そして、いまだに約二兆五千億円の債務を……
○大沢辰美君 私は、日本共産党を代表して、道路四公団民営化法案の反対討論を行います。 反対する第一の理由は、無駄な高速道路を造り続ける仕組みを温存し、歯止めなき道路建設に道を開くからです。 政府は、九千三百四十二キロの高速道路建設計画の残りの二千キロについて、七百キロは税金を投入し新直轄方式で建設する、千三百キロは民営会社が造るというものです。これでは、無駄も含めて九千三百四十二キロを造り続ける仕組みが貫徹されることに変わりはないではありませんか。 第二に、四十兆円の債務を四十五年で返済する計画自体が虚構であることが明らかになりました。 政府の試算では、四十五年返済の前提条件は、金利四……
○大沢辰美君 日本共産党を代表して、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対する反対討論を行います。 なお、景観三法のうち、景観法及び都市緑地保全法等の一部を改正する法律案については賛成をします。 今回の景観三法による我が国の都市、農村漁村における良好な景観を保全し、形成を図ることは極めて重要であることは当然であります。 しかし、景観法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に含まれている屋外広告物法の一部改正案については賛成できません。 反対の理由は、屋外広告物を許可制にできる地域を全国に拡大することであります。このことは、政治活動の自由を始め、国民の基本的な人権を不当……
○大沢辰美君 日本共産党を代表しまして、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法案に対する反対討論を行います。 本法案は、北朝鮮側に対する圧力、制裁を目的として準備され、その内容は、特定の国を対象に、その国の船籍を有する船舶及びその国に立ち寄った船舶を日本政府の独自の判断で日本の港への入港を禁止できるとするものであります。 北朝鮮問題をめぐっては、日本政府も当事者として参加した昨年八月の六者会合で、平和的解決のプロセスの中で、状況を悪化させる行動を取らないとの合意が行われ、対話による外交努力が続けられています。これは重要な国際約束であり、その遵守は、北朝鮮問題の平和的解決のために日本政府が果……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。よろしくお願いいたします。 今、大渕議員の方からも被災者の住宅再建支援法について一部質問があったわけですが、この改正案が昨日衆議院で審議されまして、私たち日本共産党も、野党の皆さんとともに共同の修正案を提出いたしました。 その内容は、御存じのように、住宅本体の建設費、そして修繕費を対象とすること、そして三年をめどに総合的な見直しを行うことを、当法案への期待を込めて、その支援を行う、そのことを提案いたしました。正に私は、この法案の柱としてこの住宅建設の本体へ、この法案に盛り込むことを私は内容とすべきであったということをまず申し上げたいと思います……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。 当改正案を受けて、今議論が続いているわけですけれども、各マスコミは、私が見た新聞では、この法案は半歩前進、被災地の闘いは続く、支援対象など課題山積み、公助の原点の議論を、第一歩にも笑顔なく、などなど、被災地の厳しい声が報道されています。 現行法ができてこの五年間、旧国土庁による被災者の住宅再建支援の在り方に関する検討委員会も一年八か月掛けて検討されました。そしてまた、中央防災会議も一昨年、行政としては、被災者の生活再建を支援するという観点から、住宅の所有、非所有にかかわらず、真に支援が必要な者に対して住宅の再建、補修、賃貸住宅の入居者に係る……
○大沢辰美君 引き続き、大沢辰美です。
私は、川崎重工業の人権侵害問題について質問をいたします。
まず最初に、防衛庁にお聞きします。
川崎重工業の子会社の日本飛行機が防衛庁に不正な請求があったということで、百二十三億円の支払を求めた事件がありました。事件のあらましと対応について説明をしてください。
【次の発言】 私は本当に、国が発注する仕事で百二十三億円もの不正に請求があるということに対して本当に理解ができませんでした。
御存じのように、日本飛行機は川崎重工業の一〇〇%出資の完全子会社ですね。川崎重工業が発表した文書によれば、百二十三億円支払っても会社が昨年暮れに発表した連結決算上八十……
○大沢辰美君 日本共産党の大沢辰美でございます。今日は御苦労さまでございます。 私も年金問題に絞ってお聞きしたいと思うんですけれども、政府が出しました年金改革の法案では、二〇二三年までに一五%の切下げを一律にすべての年金受給者に迫るものとなっているわけですが、実質このことは二か月分の収入が消えてしまうことになると思うんですね。 国民年金で見ると、平均今四万六千円の年金だと思いますが、三万九千円まで下がってしまうということになると思うんですが、国民年金だけしか受給していない今お年寄りが約九百万人おられると予想されます。 年金の制度をどうするか、そして皆さんが今お話ししてくださいましたように……
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