このページでは加藤敏幸参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○加藤敏幸君 民主党の加藤敏幸です。 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表し、ただいま議題となりました地方税法等の一部改正案並びに地方交付税法等の一部改正案の二法案に関し、与謝野財務・金融・経済財政政策大臣並びに鳩山総務大臣に質問させていただきます。 まず、地方経済と地方財政の現状認識についてお伺いします。 世界金融危機が実体経済を直撃し、世界同時不況が一段と深刻化する中で、我が国においても生産、消費共に著しく落ち込んでおります。昨年十月―十二月期の国内総生産は年率換算で一二・一%減となり、先進主要国で最も大きな落ち込みとなりました。輸出の減少が生産調整を引き起こし、それが雇用と消……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤敏幸です。 会派を代表し、議題となりました公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案に関し、賛成の立場から質問をいたします。 本法案は、公立の高等学校については授業料を徴収しない、また私立高校等については生徒が授業料に充てるための高等学校等就学支援金を支給することで、教育に係る経済的負担の軽減を図ろうとするものです。 我が国では、家計収入が低迷する中、子供を育てる家庭での教育費負担は一段と重くなっています。とりわけ、高校からは一挙に教育費負担が増え、子供のためには無理をしてでも教育費を捻出するという、これ……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・日本の加藤敏幸でございます。本日は、ODAに関する二つの報告につきまして質問を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず、PCI、パシフィックコンサルタンツインターナショナルの問題について質問をいたします。 PCIの不正請求問題はこの決算委員会におきましても平成十七年から取り上げられ、昨年は十八年報告が出され、そして本年はJICAによる再委託契約の更なる精査に基づき会計検査院が再チェックをしたものが今回の報告であります。結果的には、経理処理や精算手続が事実と異なり適切でない件数が三十八件で、そのうち三十五件について不正請求額が約八千五百万円、利子を……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・日本の加藤敏幸でございます。 福山議員に引き続きまして、決算にかかわり、これまでの政府の取られてきた施策、予算、使い方、あるいは現在進められている政策の在り方について、幾つか数点に絞って質問をさせていただきたいと思います。 最初に、格差問題について少し総理のお考えを御質問したいと思います。 この格差問題というのは、小泉総理の時代だったと思いますけれども、我が党の方から、格差が拡大するんではないかと、そのことについて質問をされたときに、格差拡大はないと。例えば、ジニ係数が大きくなっているということについても、高齢世帯の数が増えたので、それはそういう統計上の表……
○加藤敏幸君 委員長、ありがとうございます。民主党・新緑風会・日本の加藤敏幸でございます。 ただいまの藤末委員の質問と関連、連動しながら、私は、一つはODA予算編成の在り方、二つ目は先ほどございましたPCI社の問題、三点目はベトナムにおけるカントー橋崩壊事故、この三点に絞って御質問を申し上げたいと思います。 まず第一に、ODA予算編成についてでございますけれども、まず来年度のODA関係の予算編成に関連してお伺いをしたいと思います。 来年、二〇〇八年という年は、私はODA政策にとって大変重要な節目の年になると考えております。一つは、七月に日本でサミットが開催されるということ、サミットにおい……
○加藤敏幸君 おはようございます。民主党・新緑風会・日本の加藤でございます。今日は公務員給与関連法案に関する質問を行いたいと思います。 まず最初に、幹部職員の給与の在り方ということでございますけれども、増田大臣に二点、まず最初は、今回の給与法案の改正の内容は人事院勧告を一〇〇%ということではないということでございまして、一部、指定職職員の改定見送りという内容になっておるということでございます。なぜそのことを、ここだけやらないということの根拠なり理屈について御説明をいただきたいという点と、二点目は、そのことは一体どういうことなんだと、いいのか悪いのか、いろいろな観点から、そのことの中身について……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・日本の加藤敏幸でございます。 本日、放送法改正案に対する質問の機会を与えていただきましたことを、関係諸氏、心から感謝を申し上げます。 本日は、大きく三点にわたって御質問を申し上げたいというふうに思います。まず第一点はNHKのガバナンス強化について、二点目は認定放送持ち株会社制度について、そして三点目は虚偽報道等の再発防止対策とBPOの機能強化と、こういうふうなことを中心に御質問をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 まず、冒頭、さきの参議院議員選挙において参議院の、当院の会派の構成が変わったということでございます。……
○加藤敏幸君 委員長、ありがとうございます。民主党の加藤敏幸でございます。 本日は、金融庁並びに日本政策投資銀行を中心に御質問をしたいというふうに思います。 まず、株のインサイダー取引規制について御質問を申し上げます。 四月二十二日に、野村証券社員がインサイダー取引によって金融商品取引法違反容疑で逮捕されました。今年に入ってから、NHK記者によるインサイダー取引事件そして新日本監査法人の公認会計士による同等の事件という、こういうことが起こりまして、市場の担い手が自ら不正行為を働くという事件が立て続けに起こっております。我が国の金融市場が、国内はもちろん国際的な地位を向上させると、そういう……
○加藤敏幸君 ODA調査第三班について御報告いたします。 第三班は、去る二月十二日から二十日までの九日間、トルコ及びヨルダンに派遣されました。派遣議員は、米長晴信議員、鶴保庸介議員、仁比聡平議員及び私、団長を務めさせていただきました加藤敏幸の四名でございます。 平成十六年度より行われている本院のODA調査において、中東を訪ねたのは十七年度のエジプト、タンザニア班以外に例がなく、今回が初めて中東に特化した派遣ということになります。当班は、この地域でエジプトに次ぐ供与実績があるトルコ及びヨルダンを訪ねることといたしました。 以下、調査を通じて気付いた点を申し上げます。 なお、報告書は今後取……
○加藤敏幸君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤敏幸でございます。 本日は地方税関連三法案に関する質問ということで、ややざっくりとした関連の質問から入っていきたいというふうに思います。 まず最初に、今日的な状況の中で、特に暫定税率の期限切れに関しましていろいろと意見等が発せられておりますので、このことについてお伺いをしたいというふうに思います。 福田総理大臣は、三月三十一日の記者会見におきまして、暫定税率を廃止すれば消費税一%分に相当する二・六兆円の財源を失い、将来にツケを回すことになる、政治のツケを国民に回すことになり、暫定税率を維持できずに混乱を招いたことをおわ……
○加藤敏幸君 おはようございます。 加賀谷委員に引き続きまして、私、加藤の方が会派を代表して御質問を申し上げます。 まず、加賀谷委員の質問に対する答弁の中で、冒頭ではございますが幾つか確認をさせていただきたいというふうに思います。また、私自身の感想も含めて問題提起も申し上げたいと思います。 まず、一連のマスコミ報道もされた、また我々が御指摘をした電波利用料を原資とする全国的な使い方の問題について、文書による答弁も、要は法律、法令上直ちに問題とは言えないと。いや、むしろ内部規則だとか霞が関の役人の理屈で言えばこんなのは当たり前なんだと。そういう御答弁がベースにあって、しかしよくよく見るとレ……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤でございます。行田委員に引き続き質問をさせていただきたいと思います。 冒頭、これ、十七年度、十八年度の決算についての審議でございますけれども、決算というのは数字が合っている合ってないと、これは予算も同じですけれども、どういうふうな数字を作るかと、こういうふうなことも含めまして議論の対象ではありますけれども、ただ、報道機関であるNHKの場合にはどのような社会的信頼があるのか、またそれが毀損されていくという事件、そういうようなことが発生をしておると、こういうことであれば、数字を議論する以前の問題としてNHKの事業、あるいは本来の使命を発揮するとい……
○加藤敏幸君 おはようございます。加藤でございます。大臣には、少しお待たせをしたようですけれども、今日は一般質問ということで多面にわたって質問をさせていただきたいと、このように思います。 まず最初に、現下の経済情勢等について総務大臣の御見解を質問したいと、このように思います。 経済運営全般にわたって内閣の方でいろいろと御議論をされていると、このように伺っております。ただ、麻生総理が、ここ一月前辺りから第一次補正そして第二次補正、こういうようなことが随分話題になってきたわけでありますけれども、アメリカの金融危機に端を発します経済危機、これを受けられて、麻生総理の第一声が全治三年と、こういうふ……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤でございます。 先ほど参考人の所信をお伺いをさせていただきました。その中で、特に昨年成立した国家公務員制度改革基本法あるいは今議論されております工程表等におきます協約締結権を付与する職員の範囲の拡大ということが検討課題になっておるわけでございます。いろいろ議論はありますけれども、労働基本権制約の代償措置として人事院勧告制度が設けられているという、憲法が認めている基本権を剥奪するといいましょうか制約をする代償行為であるというのがまずその基本であるわけであります。 そういうことの中で、先ほど労働基本権検討委員会の議論を見守ると、こういうふうにお……
○加藤敏幸君 民主党の加藤でございます。 まず第一点目は、昨年成立いたしました国家公務員制度改革基本法の中で、国民に開かれた自律的労使制度を措置するということで労働基本権の扱いを検討することになっています。今後の改革によって、労働基本権の代償措置として人事院の存在、役割があるわけですけれども、基本権付与によってその部分についてはいろいろと影響が出てくるということから、人事院としては政府部内の調整や立法府の動向を見守るということになろうかと思います。 人事官の予定者として、まず国家公務員の労働基本権付与の問題をどのようにとらえておられるのか、また政府が使用者側として立場を明確にしながら労使関……
○加藤敏幸君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤敏幸でございます。 三月十二日の当委員会で聴取いたしました鳩山総務大臣の所信に対し、会派を代表して質問をしていきたいというふうに思います。 まず、地方分権推進に関して質問をいたします。 昨年十二月八日に地方分権推進委員会が第二次勧告をまとめ、これを麻生総理大臣に提出されました。その主要項目の一つが国の出先機関の整理統合策ですが、現在これを具体化する工程表の策定が政府・与党内でいろいろ議論があって、私ども、足踏み状態になっているのではないか、このように見ております。 麻生総理は勧告を受けた際に、改革のいわゆる工程表とい……
○加藤敏幸君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党、公明党及び社会民主党・護憲連合の各派共同提案による地方分権改革を推進するための地方税財政基盤の確立に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 地方分権改革を推進するための地方税財政基盤の確立に関する決議(案) 国・地方を通じた厳しい財政状況の下、特に財政力の弱い地方公共団体においては、厳しい財政運営を強いられている。このような状況を踏まえ、政府は、個性豊かで活力に満ちた分権型社会にふさわしい地方税財政システムを確立するため、次の諸点について格段の努力をすべきである。 一、地方財政計画の策定に当たっては……
○加藤敏幸君 私は、ただいま承認されました放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党、公明党、日本共産党及び社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対する附帯決議(案) 政府及び日本放送協会は、協会に対する国民・視聴者の信頼の向上を図り、公共放送の使命を全うできるよう、次の事項の実現に努めるべきである。 一、協会は、内部統制機能の強化によるコンプライアンスの徹底に努めるとともに、職員の一人ひとりが、視聴者の視……
○加藤敏幸君 おはようございます。 本日は大変好天に恵まれまして、午後の行事も多々あるように聞いておりますので、私の方も質問の方はできる限り簡潔にということで進めてまいりたいと思いますので、どうか答弁される方も是非とも意をお酌みいただきたいというふうに思います。 電波法、放送法の一部改正案ということでございますけれども、まず一番目に、地デジ完全実施に向けての最終判断と申しましょうか最終プロセス、ここの辺りを少しお話を聞いておきたいというふうに思います。 二〇一一年七月の二十四日でしたか、停波すると、こういうふうなことで決めておるわけでありますけれども、現状、地デジ対応の受信機の普及率等い……
○加藤敏幸君 私は、ただいま可決されました消防法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党、公明党、日本共産党及び社会民主党・護憲連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 消防法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項についてその実現に努めるべきである。 一、大都市圏を中心に救急搬送が広域的に行われている現状にかんがみ、都道府県が策定する実施基準については、都道府県間の調整が図られ、区域を越えた広域的な連携に十分配慮した実効的なものとなるよう、必要に応じ、情報の提供、助言……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤敏幸でございます。 高嶋委員の質問に引き続きまして、一般職給与法改正案についていろいろと質問をしていきたいというふうに思います。 先立って、私は民間の製造業で仕事をしておりました。民間の労働組合の立場で仕事をしてきたと、そういうキャリアの中で、全国組織の中央においても賃金における仕事を経験させていただきましたし、あるいはまたILO条約等の関連の仕事も携わってきたという、そういう立場で、言わば民間の立場で本件をどのように考えているかと、そういうようなことから質問も展開をしたいというふうに思います。 まず、総務大臣にお伺いをいたしますけれども……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤でございます。 NHK十九年度決算に関する質問並びにNHKの放送、報道の自律性あるいは中立性についての集中的審議と、こういうふうな位置付けで本日時間を取っていただきましたので、それに関連して幾つか質問をさせていただきたいと、このように思います。 まず最初に、報道の在り方の方から幾つか御質問をしたいというふうに思います。 この問題は、NHK予算の審議のときに、長谷川委員それから行田委員、お二方からいろいろ質疑がなされたということがございました。時間の関係もありましてまだまだ質問をしたいというような内容であったというふうに思いますので、その流……
○加藤敏幸君 私は、ただいま可決されました住民基本台帳法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 住民基本台帳法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、次の事項についてその実現に努めるべきである。 一、外国人住民への住民基本台帳制度の適用拡大に当たっては、基本的人権に十分配慮するとともに、本改正を基盤として外国人住民が行政サービスを適切に享受できるよう万全の措置を講ずること。 二、仮住民票の作成を含む外国人住民の住民基本台帳への記録……
○加藤敏幸君 民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤でございます。 今日は大臣所信につきましていろいろと御質問を申し上げたいというふうに思います。と思いましたら、大臣、衆議院の方に出張されましたけれども、まあ新しい内閣の皆さん方は政務三役というそういうお立場で、恐らくチーム川端と、こういうようなことで仕事をされているんだと、こんなふうに思いますので、予定どおり質問をさせていただきたいということで思いますので、副大臣の御両名の方、よろしくお願いをしたいと思います。 まず初めに、これも先ほど来委員の方々から御指摘がございましたけれども、高校生、高等学校の生徒の皆さん方の進路問題ということについて……
○加藤敏幸君 こんにちは。民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤でございます。 今日は、仙谷大臣、枝野大臣、江利川総裁始め、大臣ほか来ていただきまして、行政監視委員会の政府との質疑を行いたいというふうに思います。 今、参議院の方は決算委員会ということも動いておりまして、衆議院は決算、行政監視が同一委員会でございますけれども、参議院は決算委員会と行政監視とを分けておりまして、行政監視という委員会の目的というのもまた参議院なりの理解の中で、こういう形で質疑応答をやらせていただきたいというふうに思います。 今日は国家公務員制度改革ということで、これも国会の中では長年にわたっていろいろと議論がされ……
○加藤敏幸君 委員長、ありがとうございます。民主党会派加藤敏幸でございます。 三名の先生方の御報告をお伺いいたしまして、あっ、四名の、失礼いたしました、ありがとうございます。なかなか大変な視察ではなかったかなと思いますし、いろいろと成果のある御報告をいただいたというふうに思います。時間の関係もございますので、非常にこの委員会の中でも長年折に触れて議論になってまいりましたし、まだ結論は出ていませんけれども、一つのポイントについて御質問をし、御意見、御見解をいただきたいと思います。 それは、藤末委員の御報告の中にございました。三点に絞って半ば御提案ともいうべき御報告があったわけでありますけれど……
○加藤敏幸君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤敏幸でございます。 本日は、公立高等学校に係る高校授業料の不徴収及び就学支援金の支給に関する法律案について質問をいたします。 本法案に対しましては、三月十九日、本会議で趣旨説明を受け質疑を行いました。また、委員会での質疑等行っております。意見聴取、質疑を含めていろいろな課題あるいはそれに対する対応策等も明らかにされてきたということで、各都道府県それぞれの高等学校の準備作業等もあり、またいろいろな問い合わせ等も私ども受けておりまして、一日も早い法案の成立と法律の施行を望まれるという、そういう状況になってきたのではないかと思……
○加藤敏幸君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の加藤敏幸でございます。 辻議員の質問に引き続き、補正予算あるいは関連する項目について質問をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 その前に、十三日の朝、ハイチ大地震が発生をいたしました。大変厳しい状況、惨状が報道を通じて私たち目の当たりにしておりました。大変、悲惨さを受け止めながら、犠牲となられた方々には心よりお悔やみを申し上げたいと思いますし、一刻も早い負傷者、被災者の救済が必要ではないかと、このように思っております。 そこで、これに関して少し質問させていただきますけれども、(資料提示)こ……
○加藤敏幸君 会長ありがとうございます。 今日は、大日向教授、本田教授に大変興味深いお話をしていただきまして、大変感謝をしております。他に質問の方もおられますので、少し簡潔に質問したいと思います。 まず、大日向教授にですけれども、一つは、私どもが今作っている仮説一ですね、「人口減少によって一人当たり国民所得は高まり、国民幸福度も向上する」という、この仮説を第一感で御覧になって、この仮説について率直に感想なりお考えがあれば、まずそれをお伺いをしたいということが一つです。 二つ目は、社会との接点ということの重要性を指摘をされておりましたけれども、子育ての後の社会参加についての必要性を御指摘の……
○加藤敏幸君 加藤でございます。 冒頭、松井議員の主張に非常に同調するものですけれども、他の条件において変更がなければ、人口減少により一人当たり国民所得はまあ仮説とは逆に低くなると、こういうふうなことだと思います。したがって、一人当たり国民所得を維持あるいは向上を図る必要があると。そういうことで考えるならば、相当の、特段の政策展開が必要となってくると、このように思いますし、具体的には、労働生産性の向上とか資本生産性とか話がありましたけれども、国際競争力を維持するいわゆる製造業を確保し、公共サービス、行政分野の生産性の向上、あるいは社会インフラ、産業インフラの集中化による効率向上など、西洋にお……
○加藤敏幸君 会長、ありがとうございます。 今日は三人の方、大変傾向の違う三つの話を聞かせていただきまして、役に立つと申しましょうか、有り難かったと思います。 また、長谷川議員の方から質問が出まして、非常にそのことに私も触発をされました。九〇年代の労働時間短縮したのは私のせいでもあるし、労働時間短縮の方の仕事も随分しておって、先ほど言われたことも非常に御指摘を受けつつ短縮をしてきたということなんですけれども。 そこで、働き方と自由時間と、こういうふうに書かれておる。この働く方の生産ですよね、物を作るという仕組みについては、この国は非常に工夫を重ねてきて大変非常に効果的な生産方式もつくって……
○加藤敏幸君 新しいやり方で研究会が進んでおりますけれども、何となく学生時代に返ったようで、矢野教授の下でセミナーが行われると。 まず、今回の仮説でやっぱり一番難しかったのは、国民幸福度という概念が、なかなかこれがちょっと難しかったなと。私としては、国民不幸度を下げるというんですか、不幸の種をなくすためにはというふうな方が議員としては扱いやすかったかなと、こんなふうに感じていますので。不幸の種をなくすためにはどうすればいいのかといえば、一番いい処方せんは、所得順位で並べて下から六割の人の所得を五割増しあるいは倍増してしまえば、税収も増えるし、いろいろと品物も売れるしということで、これは一つの……
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