このページでは谷合正明参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 私は、公明党、自由民主党・無所属の会を代表して、ただいま議題になりました法律案について、福田総理並びに関係各大臣に質問をいたします。 まず、本法案については、本来、国土交通大臣所管の国土交通委員会で当然審議を進めるべきと考えますが、議院運営委員会での強行的な採決により別の委員会に付託されました。参院規則二十九条で議長は議案を適当な常任委員会に付託するとされており、最終的には議長の責任であります。これは、議会運営の歴史上極めて大きな汚点となり、遺憾と言わざるを得ません。 本法案は三月十三日に衆議院から参議院に送付されたにもかかわらず、民主党が審議に入ら……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 私も、山内委員に続きまして、アフリカ問題について、またアフリカに強く関連します感染症対策あるいは基礎教育支援について質問をさせていただきます。 まず、冒頭の質問は、先ほどの山内委員との質疑にかぶるわけでありますが、改めて我が国のアフリカ支援の戦略についてまず外務大臣にお伺いしたいわけであります。 特に、明年はTICADそしてG8のサミットが我が国で行われます。TICADは、もう文字どおりアフリカ開発会議、アフリカが主要のテーマになっているわけであります。これは日本がイニシアチブを取ってやってきた会議であります。また、G8サミットにおきましても、もうこ……
○谷合正明君 補足をさせていただきますが、大塚委員の方から、ODAの中で補償、今回のマックスのODAの中から補償を出すべきではなかったかという議論ですけれども、その前にどういう誠意の見せ方をするのかというところで、若干現地で分かってきたところがありました。それは、言及されたとおりミャンマーの事件が重なっておりましたので、ベトナムの事故関係者、日本の業者等の中には、まあ事件が重なって良かったなというような若干本音の部分が当時見え隠れしていたのではないかと指摘をされました。その結果、一軒一軒、ベトナム側の被災者の方の家庭訪問が迅速に行えていなかったとか、そういった問題もありました。恐らく、これはO……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。大臣、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、あらゆる技術の中で、第一の、そして最も尊敬に値するものは農業であると、これはルソーの言った言葉でございます。また、農村を大事にしない社会は、人間や生命を粗末にする野蛮な社会となり、すべての面で行き詰まる、そういう警鐘を鳴らし続けてきた識者もいらっしゃいます。正に、農業については、多面的機能という言葉を持ち出すまでもなく、私たちは本当に第一にしていかなければならない私は産業でもあると思っておるわけです。 その農業が、やはり今、我が国だけじゃないんだと思いますけれども、特に我が国においては、高齢化であるとか後継者……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 午前中から大変にお疲れさまでございます。 私も、今の農政の議論は、本当に国民的な議論が巻き起こっていて、特に農業に携わっていない若い世代も含めて議論がなされているというふうに私は認識をしております。これはかつてないことだと思っております。そういう意味で、今回、民主党さんの方から議員立法という形で本法案が提出されたということについてはまず敬意を表したいと思います。 ただ、一方で、午前中の質疑から聞いている中で、この法案を聞いている中で問題があるとすれば、一つはその実現性の問題であろうと。それは、戸別所得補償制度に必要な一兆円の話なんですけれども、一兆円……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 前回に引き続きまして、発議者の皆様に質問をさせていただきます。本日は、まず交付金の交付について、具体的な項目を含めて、その点から質問をさせていただきたいと思います。 まず、農業者戸別所得補償金として、主要農産物の種類ごとに毎年の主要農産物の生産面積に応じた支払を行うこととしていると。第四条の二には、主要農産物について標準的な生産費と標準的な販売価格との差額を基本としつつ需給の動向に応じて単価を決めていくということなんですが、まず初めに、これも繰り返し出ているかもしれませんが、標準的な生産費とは一体正確にどういうところまで考えているのか、全額地代を含めた……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 本日は、参考人の皆様、本当にお時間をいただきましてありがとうございます。 私の方からまず質問させていただきたいのは、やはりこの法案の議論のポイントとなるのは、原則すべての販売農家に所得補償をしていくということが、それは固定化になるのか、あるいは今の現行の政府の政策はそれは切捨てなのかと、極端な話、そういうキーワードがあるわけでございます。 まず、岸参考人にお伺いしたいと思います。 先ほどのお話の中では、今いろいろ政府の政策について、大規模あるいは小規模、それを選別して排除できるほどの余裕はないんだという趣旨のお話をいただきました。ただ、そうはいって……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 本日は、食品表示の改善とそれから監視体制の強化についてを中心に質問をいたします。 まず初めに、食品表示につきましては、これはもちろん消費者にとりましては食品を選択する際の最も基本的かつ重要な情報源でございます。以前でありましたらよく表示を見て購入すれば安心というのが一般的であったわけでありますが、しかしながら今年は、今年一年の世相を表す漢字一字表すとすれば、これが「偽」であるとかあるいは「嘘」という漢字が出てきた等に明らかなように、今年はたくさんの食品の偽装問題が出てまいりました。食品表示が本当かどうか分からないといった声、あるいは表示を信じて買うと危険と……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。
早速、時間の関係もございまして、官房長官の方からまず質問させていただきたいと思います。
まず、無駄ゼロへの取組ということで、先ごろ福田総理の方から、政府における無駄の徹底的な排除に向けた集中点検として無駄ゼロに向けた取組方針が打ち出されました。大変強い姿勢が示されたと思っております。
まず冒頭に、この無駄ゼロに向けての官房長官の御決意を伺いたいと思います。
【次の発言】 いろいろな取組がある中で、とりわけ行政と密接な関係にある公益法人の集中点検、これが六月末までに取りまとめるということでございまして、まさにこの公益法人の集中点検、これが本当に大事であ……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 今年の施政方針演説の中で福田総理は平和協力国家という言葉を用いました。「平和協力国家として、国際社会において責任ある役割を果たします。地域や世界の共通利益のために汗をかく、魅力に満ち、志のある国を目指したいと思います。」というふうに述べられたわけでございます。 二十一世紀に入ってからも依然として戦争、紛争が絶えず、不幸な歴史が繰り返されております。特にその中でも小型武器や対人地雷などの非人道的な兵器が子供を始めとする多くの一般民衆の犠牲を生んでいるというのが特徴ではないかというふうに思います。小型武器による年間の犠牲者が約五十万人というふうに推定もされ……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 本日は、参考人の先生の皆様、大変に貴重な御意見をいただきまして、心から御礼を申し上げたいと思います。 まず初めに、今日は質問時間が十五分ということで、お一人ずつ質問をさせていただきたいと思います、一問。 大野参考人にお伺いをいたします。 新しい日本のODAを語る会の提言は、ほかの提言と違いまして、特に政治の関与、国会に専門の委員会設置をというところまで踏み込んで御提言されているところが特徴的なのかなというふうに承りました。 先ほども類似の質問がございましたが、もう少し具体的に、参議院ODA特別委員会の果たしてきた役割について高く評価していただいた……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 今日は、ムタンゴ大使またオバム大使、本当に貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。私は、実は今日食料価格高騰問題と環境問題についてお聞きしようと思っておったところなんですが、ちょうど今、椎名先生の方から質問がございましたので、若干それに関連するような形で質問をさせていただきたいと思います。 まず、先ほど来、いつもムタンゴ大使から答えられておりますので、オバム大使にまず初めに質問をしたいと思います。 先週、議長公邸でお会いしたときに、円借款、投資の促進が私との会話で話題になりました。まさにアフリカ諸国が今求めているのは円借款であり投資というこ……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 畜産は今、高騰する輸入穀物、また原油高騰によりまして未曾有の危機を迎えております。米、麦などの土地利用型の農作物については先般、経営安定対策が取られたわけでございます。一方、畜産、酪農については野菜、果樹同様、土地利用型農業と比べ構造改革がある程度進んでいるということで、従来の対策が取られることになったわけであります。 しかし、今日の議論でも度々出ているように、えさを中心とした価格の高騰、これが、えさの価格安定制度は価格の高止まりに対しては十分対応し切れないという問題、また畜種別経営安定対策についても、言わばその畜産物の価格下落については機能をするけれ……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 本日は、まず初めに、明石海峡で起きました船舶衝突事故に伴います漁業被害について一問質問をさせていただきたいと思います。 これは三月五日に、明石海峡の特定航路内で三隻の船が衝突して、うち一隻が沈没してしまうと、そういう事故でございました。その沈没した船に七十七トンの燃料油が搭載されていたということで、油の流出被害によりまして、兵庫県の明石ですとかまた神戸市等、たくさんの被害が出たところでございます。私も予算委員会で質問をさせていただきましたが、改めてこの農林水産委員会で質問させていただこうと考えております。 特に、兵庫県、ノリの養殖が盛んでございまして……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 自民党さんと民主党さんの委員の皆様の質疑を聞いていると、まだまだこの法案の不十分なところがあるのかなと率直に思ってしまったわけでありますが。 私の方から、まず全体的な話から質問させていただきたいんですが、この水産業における水産加工業の位置付けということでまず大臣に伺いますが、もちろん水産加工業というのは重要なわけなんですが、魚介類の国内消費仕向け量が平成十八年には九百八十二万トン、そのうち四百四十一万トンと約四五%が食用水産加工業に向けられておりまして、水産物の最大の仕向け先となっております。消費の面からいいましても、この水産物を加工品の形で摂取するこ……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 先日大臣から提案理由の説明がございました本法案につきまして質問をいたします。 蚕糸業につきましては、今日は質問も重なるところも多々あろうかと思いますが、確認の意味で質問をさせていただきます。蚕糸業につきましては、明治以降、我が国の基幹産業として発達しまして、実際にその輸出によって得られた外貨が近代日本の発展を支えてまいりました。 調べたところによると、我が国の蚕糸業が最盛期にあった昭和初期には全国の農家の約四〇%が養蚕に従事をしていたと。全耕地の約一〇%の六十二万ヘクタールで桑が栽培されておりました。戦後におきましても、政府は重要な産品としまして、昭和二……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 私は、今日は国有林野事業について、以前の委員会で質問できなかったこともありますので、まず国有林野事業について質問をさせていただきたいと思います。 国有林野については、言うまでもなく、国土の保全、水源涵養、また自然環境の保全等、公益的機能を担っているわけであります。さらに、地球温暖化対策における森林吸収源としても重要性は増しております。 その国有林野事業でありますが、平成十年に成立した国有林野事業の改革のための特別措置法では、平成十年、一九九八年当時の累積債務約三兆八千億円を、一般会計分の二兆八千四百億円と国有林野事業分の一兆五百億円に分けて、平成六十……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 私は、食料価格高騰問題への対応について質問したいと思います。このテーマは大きいテーマでありますので、今日だけじゃなくて、恐らく次回以降にも続けて質問をさせていただきたいと思っております。 まず、価格高騰問題といいましてもいろいろな要因等がございます。そこで、政府の対応といいましても、その要因がしっかり分析できていない限り対応もないんだと思います。まず、今状況がどうなっているかということで私の方からちょっと申し上げますが、世界銀行によりますと、米、小麦、トウモロコシなどの価格が二〇〇五年に比べて平均で八三%上昇していると。穀物の生産輸出国でも、自国の食料……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 先週に引き続きまして、食料価格高騰問題の関連質問をさせていただきたいと思います。 この食料価格高騰問題につきましては、我が国としてもこれは当然国益にかなう取組課題でございます。また、国際社会の中でも先頭に立って取り組むべき課題であります。しかしながら、国内を見てみると、いろいろな意味で矛盾に近いような問題がございます。その一つが深刻な食べ残しの問題であります。 日本国内の食品廃棄物が約一千九百万トンでございます。年間の米消費量が八百万トンぐらいでございましょうから、相当大きな、大量な規模であります。この一千九百万トンというのは、二〇〇四年、世界で食料援助……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 今日は、耕作放棄地についてまず質問をさせていただきます。 耕作放棄地については、先ほどもございましたが、これ平成十九年、昨年十一月に「農地政策の展開方向について」ということで、五年程度をめどに耕作放棄地ゼロを目指していくという大胆なプランが発表されました。 そこで、今耕作放棄地も、私もいろいろ話を聞いてびっくりしたわけでありますが、分類がしっかりこれまでできていなかったと。例えば、農振地域でどのくらい耕作放棄地があって、また優良農地として元に戻せるような農地はどのくらいその中に含まれていて、そういう分類、仕分がなかなかできていなかったという、統計上ですね……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 本法案は、食品製造事業者がHACCP手法を導入するため一定の施設整備を行う際の金融・税制上の措置を講じて支援をすることを目的としたものでありまして、それ自体は結構なことであります。 しかしながら、これまでHACCP手法を導入している普及率、導入率が目標に達していないということで、とりわけ中小規模の、先ほど販売額五十億円未満ということでありましたが、中小規模の企業の導入率が低いわけでありますが、そこで、中小規模での普及率五〇%という目標を掲げておりますが、果たして今後うまくいくのか、この普及率五〇%を目指してどのように対策を考えているのか、まずその点について……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 まず初めに、世界で起きています食料価格高騰問題について大臣にお伺いいたしますが、食料サミットを終えて帰国されて、先ほど午前中に出張報告ということで報告をいただきました。まず冒頭に、この食料サミットを終えて、この報告の中に触れられていないようなことも含めてどういうふうに感じ、まあ所感というのはどういったものなのかということと、また一般論として、この価格高騰問題について、短期的に取り組むべき課題であるとか、中長期的に取り組むべき課題であるとか、そういったことについてどう整理、認識をされているのかについて、まず冒頭御質問させていただきます。
○谷合正明君 公明党の谷合正明でございます。 本日の予算委員会のテーマは社会保障でございます。社会保障といいますと、従来、これまでどうしても高齢者の医療、介護あるいは年金等といいまして、主として高齢者の生活保障をどうするのかという議論が昔は中心であったわけでありますが、しかし今、少子高齢化、そして若者を中心として働き方の多様化が進んでまいりました。とりわけ、非正規労働者の、非正規雇用の増加に伴いまして、やはり社会保障、将来の持続可能な社会保障を考えると、人生の後半の社会保障だけでなくて、現役世代、人生前半の社会保障もこれから重要なテーマになってくるというふうに私自身は考えております。 そこ……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。
まず、今日は、三月五日に起きました明石海峡沖の船舶衝突事故についてお伺いいたします。
昨日、私も神戸市の漁業協同組合の方に行かせていただきまして、現場の方を視察させていただきました。三月五日に事故があったわけでありますが、現時点で、沈没した貨物船籍から油の流出状況というのはどうなっているのか、把握しているところを聞かせてください。
【次の発言】 配付させていただいた写真には、細かい写真ですので分かりづらいかもしれませんが、下の方にある写真について油が浮いているのが分かると思いますが、これが三月十八日ですから、おとついの時点でこういう状態であります。実は……
○大臣政務官(谷合正明君) お答えします。 WTIの原油価格は本年七月十一日に百四十七ドルを記録した後、下落に転じております。現在は六十ドル台半ばから七十ドル程度で推移しております。 原油市場の安定化につきましては、これまで我が国としまして、本年初頭のダボスでの消費国閣僚会合を皮切りに様々な国際会議や産消国との会談等を通じて国際的な働きかけを行ってまいりました。こうした中で、七月に行われました洞爺湖サミットでございますが、需要面また供給面に対する対策に加えまして商品先物市場の透明性向上の必要性について合意されたところであります。 経済産業省としましても、市場の透明性向上に係る国際的連携を……
○大臣政務官(谷合正明君) この度、経済産業大臣政務官を拝命いたしました谷合正明です。どうぞよろしくお願いいたします。 広範かつ重要な分野を扱います経済産業行政を担う重責、大変身の引き締まる思いでいっぱいであります。高市副大臣、また吉川副大臣、そして松村大臣政務官共々、二階大臣を支え、今後、この我が国経済産業が直面する難局の打開に向けてしっかりと取り組んでまいる決意でございます。 山根委員長を始め委員各位の先生の皆様方には、一層の御指導、御鞭撻を賜りたく、何とぞよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
○大臣政務官(谷合正明君) 今、藤末委員の方から中小企業基本法に合わせて三億円未満とするべきでないかというお話がございました。 委員御案内のとおり、中小企業基本法において業種ごとにまず資本金の額と従業員の数で中小企業の範囲を決めております。その中で製造業については資本金三億円以下と、また従業員三百人以下としております。この基本法の定義を基にそれぞれの施策の対象とする中小企業の具体的な範囲について定めております。今の御指摘にもあるとおり、法人税法におきましては資本金一億円以下とされております。ここは税制の公平性あるいは執行の簡便性といった税制独自の観点から定めているものと理解をしております。 ……
○大臣政務官(谷合正明君) 藤末委員の方から、まずは法人税法の定義についての質問と、また中小企業の交際費の損金算入についての御指摘がございましたので、その点について簡潔にお答えさせていただきます。 中小企業基本法におきましては、業種ごと、資本金の額、従業員の数により、その中小企業の範囲を決めておるところでございます。他方、法人税法における中小企業の定義は資本金一億円以下と、御案内のとおりでございますが、これは課税の公平性、また執行の簡便性といった税法独自の観点から定めているものと理解しております。 さらに、中小企業の交際費の損金算入についてでございますが、現在、中小・小規模企業につきまして……
○大臣政務官(谷合正明君) 小学校、中学校、高校における職業教育の取組でございますが、経済産業省では我が国の、将来の我が国の産業を担う人材を育成するために、学校教育の早期の段階から職業への関心あるいは働くことへの理解を高めることは非常に重要なことであると考えております。 このため、経済産業省として二点御紹介させていただきたいと思いますが、まず平成十七年度から、小学校、中学校、高校生を対象に、地域企業やボランティアの協力の下、民間の経験やアイデアを生かして体系的に職業体験学習を行うキャリア教育を推進しております。また、昨年度からは、地域ごとに産業界と工業高校等が連携し、工業高校への企業の技術者……
○大臣政務官(谷合正明君) 新経済成長戦略フォローアップの中に明記された点でございますが、具体的な対策としましては、国際的な連携ということで大きく二つ、また二国間の連携ということで一つ紹介させていただきたいと思います。 一つは、昨年十月に設置されましたけれども、証券監督者国際機構、IOSCOの商品市場タスクフォースにおきまして、我が国としまして、現物の需給を踏まえた価格決定の重要性を主張しました。現物市場の情報の適切な把握の必要性等がそこで合意をされました。 また、二点目としまして、本年四月、これは我が国で開催されましたが、アジア・エネルギー産消国閣僚会合におきまして、商品先物市場の監視の……
○大臣政務官(谷合正明君) 今、鈴木委員の方から、環境、新エネ、省エネ分野について、雇用創出の観点からの御質問をいただきました。まさにそうした視点も大事であると考えております。 その再生可能エネルギーにつきましては、風力、また太陽光、バイオマスと、今例示していただきましたが、それぞれ特徴がございまして、また地域性、またその地域に資源があるのかどうかによりまして様々な形態がございますので、考えておりますのは、まず前提としては、それぞれの特徴がありますので、その特徴を生かしながら推進していくという必要があると考えております。 その再生可能エネルギーの中で、太陽光発電につきましては、まず我が国が……
○大臣政務官(谷合正明君) 今の塚田先生の方から重要な御指摘をいただきましたので、そうした指摘を踏まえて、政府一体となって、学校を始めとした公共施設に太陽光発電の導入がしっかりと促進できるように、またそれも速やかにできるようにしていきたいというふうに考えております。 経済産業省としても、先ほど話がありました太陽光発電導入拡大のためのアクションプランにつきまして、これは十一月に発表しているわけですが、これは先般、進捗状況を公表するとともに、今後の取組を更に強化するべく改定を行いました。公共施設については、例えば学校、病院、社会福祉施設、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど地域の拠点となる……
○大臣政務官(谷合正明君) 委員御指摘の点はごもっともな点でございまして、まず、そもそも諸外国あるいは国際市場から有益な情報を受け入れたり共有を促進するためには、日本においてそうした情報が適切に保護されるという環境整備がなされているということが前提であります。しかしながら、議員御指摘のとおり、その前提が十分に達成されてない、仮に十分な保護が確保されなければ我が国がセキュリティーホールということになりますので、その結果、外国の企業が日本における事業活動を行ったり、我が国企業との共同研究のパートナーとすることを差し控えるといった懸念、指摘も実際あるわけでございまして、そうした意味で、今後、日本が諸……
○大臣政務官(谷合正明君) サービス産業でございますが、委員御指摘のとおりの大変我が国経済として重要な位置付けを占めております。 日本経済が知識集約型経済へと移行する中で、そもそもサービス産業は無形資産の創造、保護、活用を基盤とする産業であります。こうした無形資産たる営業秘密の保護の必要性が非常に高いものと言えます。この営業秘密には、例えば、今日も報道でされておりますけれども、顧客情報とか、こうしたものの保護であるとか、そうしたものも入るわけでありますが、こうしたサービス産業の営業上の情報、ノウハウというものは必ずしも特許権による保護がなじまないと。いかにして早くスピーディーに市場を席巻する……
○大臣政務官(谷合正明君) 鉱工業技術研究組合につきましての法改正の意義と概要についてのお尋ねがありました。 厳しい経済状況であるからこそ、研究開発を続け、またその成果を迅速に実用化できる環境を整えていく、そのことが重要であると考えております。そのためにも、企業同士で協調できるところは協調して効率の良い研究開発を促進するということが重要と考えております。 今回の改正案でありますが、その企業の共同研究開発を更に一層容易にしていくということに着眼しまして、鉱工業技術研究組合の株式会社への転換を可能とする措置を盛り込んでおります。また、共同研究を更に活性化するため、鉱工業技術の分野に限らず、サー……
○大臣政務官(谷合正明君) データや規制の対応ということでありますけれども、要するに事業者にとってこのデータや規制の共通化ができるかという観点からちょっとお答えさせていただきますが、まず、規制というものは一〇〇%世界で同一ということにはならない、が、しかしながら、データについてはしっかり各国で共有できるという体制になります。例えばOECD、我が国も加盟しておりますが、このOECDでは化学物質の有害性試験データの相互受入れ、また既存化学物質の安全性点検等、新規化学物質の事前審査の国際調和等の活動を実施しております。こうしたOECDにより国際標準化された試験方法を利用することで、事業者は欧州のRE……
○大臣政務官(谷合正明君) 今般の買取り制度につきましては、標準家庭、大体月七千円の電気料金を負担する家庭ということでありますけれども、一か月当たりの負担を数十円から最大でも百円程度と見込んでおります。 これを国民の理解が得られる水準かということでありますけれども、先ほど大臣の答弁がありましたが、今回の太陽光発電の普及拡大というのは、将来の経済の活性化、雇用創出又は中長期的なエネルギーの安定的な供給の確保の実現といったメリットがありますので、そうしたメリットを国民全体が広く享受するということでありますので、今後とも、経産省としても国民の皆様の御理解と御協力を得ていきたいと考えております。
○大臣政務官(谷合正明君) 再生可能エネルギーの導入拡大につきましては、加藤議員御指摘のように導入の際の初期費用を抑えること、非常に重要でございます。小宮山前東京大学総長が自立国債という提案をされましたけれども、まさに機器あるいは設備の初期費用を抑えるという仕組みを提案されているものでありまして、こうした点に着目したものと承知をしております。 初期費用の軽減のためにということでありますけれども、一つは機器、設備の導入を拡大することによる販売価格の低下、また技術開発による製造コストの低減が必要でありまして、このため、今経済産業省としては補助金や税制といった支援措置などにより初期費用を低減させる……
○大臣政務官(谷合正明君) 先生御地元の福島県でも農商工連携と認定された事業が今八つほどあると伺っておりまして、ダチョウの卵を利用した新食感洋菓子の開発等あります。 こうした開発された産品の知名度を上げて、販路を開拓していって更に売上げを増やしていくことが特に重要であるというのは私どもも認識をしておりまして、昨年度から全国主要都市でキャンペーンを開始しております。「出会う、ふれあう、地域の魅力キャンペーン」と題しまして、地域産品を対象にした、これは短期間の展示会、販売会でありますけれども、開催してまいりました。これ、二千二百の事業者が出店をしております。 また、先般成立した平成二十一年度の……
○大臣政務官(谷合正明君) 我が国におきましては、これまで三社、このクラスター弾の製造事業者がございまして、これまで自衛隊に納入してまいりました。 議員がおっしゃるとおり、平成十九年に自衛隊によるクラスター弾の調達が終了したことに伴いまして、これらの製造事業者におけるクラスター弾の製造はすべて終了いたしました。しかし、これは平成十三年にもう納入を終えているところ、平成十五年に納入を終えているところ、そして平成十九年に納入を終えているところとありまして、もう既に納入を終えているという問題、また当該事業者はクラスター弾の製造のみに依存していたわけではないということで、現在、経営的に大きな影響はな……
○大臣政務官(谷合正明君) 牧山議員の地元神奈川にもたくさんの自動車また部品メーカーがありますので、大変心配の声も寄せられているのではないかと思います。 先生御指摘のとおり、現地時間の六月一日にGMが米国破産法第十一章を申請いたしました。とともに、今後の再建策に関する発表を行いました。 本件に関しましては、基本的には我が国の自動車部品メーカーは今回のGMが再建手続に入った場合ということを想定しております。ある程度織り込み済みということでありまして、いろいろな対応策を講じてきているというふうに伺っております。一方でまた、アメリカ政府が日系を含む部品メーカーのGMに対する売掛金を保証しているこ……
○大臣政務官(谷合正明君) お答えいたします。 本日、御承知のとおり、パロマの事故でお亡くなりになりました上嶋さんのお母様が傍聴席においでになっておられます。謹んでお悔やみを申し上げます。 パロマ工業のガス湯沸器事故によりまして多くの方々の命が犠牲になったにもかかわらず、長年にわたりまして事故の原因究明とその対応が適切になされなかったことは、国民の生活の安全、安心の確保の観点から、経済産業省としても大変反省すべき問題でありまして、私個人としても痛惜の念に堪えません。 省内の事故情報の連絡・共有体制が十分に機能していなかったという点、また、メーカー等から直接十分な情報収集が行われていなかっ……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 本日は大臣所信に対しての質疑をさせていただきたいと思いますが、ちょっとのどを痛めておりまして、せき込むかもしれませんが、何とぞ御了解をしていただきたいというふうに思っております。 まず、現在事業仕分が行われておりまして、これは、事業仕分そのものは所管は違いますが、今後、経済産業省分の事業仕分の事業が三十余り取り上げられているかと思っております。経済産業省分のものは今後の仕分になるとも理解しているわけですが、まず、この事業仕分の対象となっている事業の中には、例えば電源開発の地域への対策交付金であるとか、新エネ導入であるとか、住宅用の太陽光発電導入支援なん……
○谷合正明君 公明党の谷合です。
私も木庭議員に引き続きまして、関連質問ということで、雇用について、特に来年春卒業予定の高校生、また大学生の就職支援についてまず伺いたいというふうに思います。
今回の緊急雇用対策本部の本部長は総理でございます。まず総理に伺いたいと思いますが、総理御自身、若いころにどんな就職活動をされてきたのか、ハローワークを使ったことがあるのか、そんな御経験があればよろしくお願いいたします。
【次の発言】 私も総理のバックグラウンドは承知しておるつもりでありますし、だからどうとかいうことじゃないんですけれども。
まず、緊急雇用対策本部で来年春の卒業予定の新卒支援、これを最……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 私の方から、次世代自動車を中心に質問させていただきたいんですが、初めに、通告ではちょっと後ろの方に持ってきていたんですけど、先に国内対策のお話を、いわゆる地球温暖化の温室効果ガス削減のための国内対策の方からお伺いさせていただきたいんですが、九〇年比で約四割温室効果ガスが増えているのがこれは民生部門でありまして、産業界への影響云々ということはよく議論になるんですが、一方で民生部門もこれ九〇年比で見ますと非常に増加している部門であります。 これから温室効果ガス、これを二五%削減ということでありますが、いわゆる民生家庭部門の排出量抑制についてどう取り組んでい……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 JOGMEC法改正案について質疑をさせていただきますが、質疑の順番ちょっと変わりますが、今回の法改正の意義についてまずお伺いしたいと思いますが、これ前段にも出てきてはいますが、改めてお伺いしたいと思います。 今回の法改正が特に出資という形で金属鉱物の鉱山買収を支援していこうとするというところが一つ大きな改正でありますけれども、これはどのようにこれまでの内外の情勢また背景について分析した結果なのかということを教えていただきたい。どういう意義が、この改正の意義があるのかということをまず教えていただきたいと思います。
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 まず冒頭に、本日は、中島参考人、また西村参考人、両参考人におかれましては、非常に示唆に富む御意見を賜りまして、心からお礼を申し上げます。私に与えられた時間は二十分でございますので、また端的に質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、中島参考人、西村参考人、両人にお伺いいたしたいと思います。 まず、今、政治主導によります幹部職員人事の仕組みが導入されようとしておりますけれども、そもそも官僚内閣制からの脱却を図ろうとしているということであります。 その官僚内閣制がなぜ問題になるかという点の、まず国家公務員制度改革のこの……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 山本参考人、川本参考人、本日は大変にありがとうございます。私の方から、二十分質疑時間をいただいておりますので、早速質問をさせていただきます。 独立行政法人でありますけれども、やはりスタートした当初というのは行革の目玉で始まったわけでありますが、今はこの行革の対象になっているというところに今日的な課題が凝縮されているわけでありますが、そもそもどうして八年、九年の中でこういう、当初の目的、行革の目玉となるべきものが今行革の対象になってきているのかというところの根源的な理由はどこにあるのかというところを、やはり複雑な糸をほぐしていくんであれば、私は、まず独立……
○谷合正明君 公明党の谷合です。四班のそれぞれの各委員の皆様からの御報告も踏まえつつ質問させていただきたいんですが。 実は私、ハイチに行ってまいりまして、昨日帰ってきたところであります。ハイチは、PKOの安定化ミッションがずっと入っておりまして、ようやく治安も回復しつつあり、いよいよハイチもこれから将来が見えかけてきたところに今回の地震がありました。 今回の地震の特徴は、一つは、ハイチという政府が、地震の以前からもそうですけれども、統治能力が残念ながらあるとは言えません。そしてまた、国連のPKO本部もかなり、代表も亡くなるという事態に発展する、大変国連も打撃を受けたということ、そしてかつ、……
○谷合正明君 公明党の谷合です。私、最後になります。 今日は、山本参考人、また冨田参考人、本当にありがとうございます。 私から、まず山本参考人に御質問をさせていただきます。 まず、ハイチでのこの度の御活動、大変にお疲れさまでありました。私もちょうど地震から一か月後の二月の十二、十三と現地に行きまして、国際緊急援助隊の医療チーム、JICAのチームはもう帰国しておりましたけれども、自衛隊のチームの方にも話をさせていただいたり、現地でいろんな話をさせていただきました。 緊急ステージは、これは当然やらなきゃいけないんですが、今後の課題として、この三月三十一日にニューヨークで、国連でハイチの復興……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 私の方からは、まず我が国の今後のことを考えますと、留学生に対する支援ということも是非大いに議論しておかなきゃならないと思っております。 先ほど緒方理事長の方からも開発援助というのは世界共通のサバイバルのための任務であるという旨の御発言はありましたけれども、まさに我が国がサバイバルとして世界の競争から生き残っていくためには、日本から海外に行く留学生もさることながら、海外から日本に受け入れる留学生ということも大事な視点だと思っております。アジアの活力、世界の若い活力を取り込む、優秀な留学生を大いに日本に来ていただくと、そういう観点なのであります。また、日本で留……
○谷合正明君 公明党の谷合です。 私の方からチリの地震、またハイチの地震について取り上げたいと思います。今回のチリの地震につきましては、地震とともに津波の怖さというものがやはりよく分かったと思います。 国内の問題についてお伺いしたいと思いますが、今回の大津波警報によります避難指示・勧告に従わないケースということで、避難所に行った方のベースでありますが、わずか六%であったと、対象人数のうち。これは以前からこの避難率の低さということは指摘をされておりました。 まず総理に伺いますけれども、これまでの反省点を今回しっかり生かせるような形でこの避難の、例えば災害弱者に対する情報伝達であるとか、そう……
○谷合正明君 公明党の谷合正明です。 質問通告の順番を多少変えまして論じていきたいと思っております。 まず、経済を論じる場合に、私たち議員は、現場を回れば必ず言われますのは、経済の問題もこれは大事である、もう一方、政治家自身の姿勢もしっかりとすべきだということは、もう必ず指摘を受けるわけであります。 私が今日一つ問題提起をしたいのは、これは衆議院の予算委員会でも指摘されましたが、いわゆる私たち国会議員の歳費の支給の在り方で、日割り支給に改めるべきじゃないかという議論があります。これは、昨年の衆議院選挙で、八月三十日、三十一日の二日間の在籍で一か月分の歳費が丸々支給されたということでたくさ……
○大臣政務官(谷合正明君) 揮発性調査の進捗状況ということでございますので、私の方からお答えさせていただきたいというふうに思います。 平成十八年三月の予算委員会の折に、家電製品からの有機燐剤の揮発性について調査を行う旨を答弁させていただきました。しかし、当時は揮発性の高い物質の揮発量の測定方法というのはあったわけでありますが、有機燐剤のような通常の室温等ではなかなか揮発しないような揮発性の低い物質の揮発量を正確に測定する技術がまだ確立しておりませんでした。したがいまして、今まで何に取り組んできたのかと申し上げますと、試験方法の調査、確立を行ってきておりまして、昨年にこの試験方法のJIS化が終……
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