辰巳孝太郎 参議院議員
23期国会発言一覧

辰巳孝太郎[参]在籍期 : |23期|-24期
辰巳孝太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは辰巳孝太郎参議院議員の23期(2013/07/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院23期)

辰巳孝太郎[参]本会議発言(全期間)
|23期|-24期
第186回国会(2014/01/24〜2014/06/22)

第186回国会 参議院本会議 第4号(2014/02/06、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  私は、日本共産党を代表して、二〇一三年度補正予算三案に反対の討論を行います。  反対する最大の理由は、本補正予算案が、好循環実現のための経済対策といいながら、実際には更に経済格差を拡大し、経済の土台を冷え込ませるものになっているからであります。  アベノミクスが開始されて一年余り、円安誘導により一部の大企業や大株主は巨額の利益を上げていますが、一方、中小企業や国民は、所得が増えないのに原材料や生活物価が値上がりし、暮らしはますます苦しくなっています。この十年来、格差と貧困の広がりが問題になってきましたが、アベノミクスはこの格差を更に広げてしまった……

第186回国会 参議院本会議 第22号(2014/05/16、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、道路法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。  本改正案は、高速道路の大規模更新・修繕を実施する費用四兆四百五十億円を捻出するため、二〇五〇年までとしていた高速道路の料金徴収期間を十五年延長するものであります。つまり、高速料金の無料化を十五年先送りするということであります。  二〇〇四年に道路公団を民営化した当時の計画では、道路公団の債務約四十兆円と新規の高速道路建設に係る債務を四十五年で償還するというものでありました。その時点で、既に大規模更新・修繕が将来必要だということは認識していたのではありませんか。なぜその費用を見込まなかったので……


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第187回国会(2014/09/29〜2014/11/21)

第187回国会 参議院本会議 第5号(2014/11/05、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  まず、広島を始め、相次ぐ土砂災害、また御嶽山で犠牲になられた方々へ心から哀悼の意を表しますとともに、全ての被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。あわせて、過酷な状況の下で救助・捜索活動に当たった消防、警察、自衛隊など、関係者の皆さんに敬意を表します。  私は、日本共産党を代表して、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案について、関係大臣に質問をいたします。  今年八月、広島市で起こった土砂災害により七十四名もの方がお亡くなりになりました。これほどの大惨事を引き起こした根本原因は、土石流災害の危険……


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第189回国会(2015/01/26〜2015/09/27)

第189回国会 参議院本会議 第3号(2015/02/03、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一四年度補正予算三案に反対の討論を行います。  まず、湯川遥菜さんに続き、ジャーナリストの後藤健二さんが過激武装組織、いわゆるイスラム国によって殺害されたとする映像が明らかになりました。絶対に許されない蛮行であり、強い憤りを禁じ得ません。お二人への心からの哀悼の意を表するものであります。  このような悲劇を繰り返さないためにも、この間の日本政府の対応について冷静な検証が必要であります。二人の日本人が拘束されてから今日に至るまで、政府が取ってきた対応について、検証にとって必要不可欠な情報を公表することを求めます。  今大事なことは、国連安保理決議二……

第189回国会 参議院本会議 第20号(2015/05/22、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。  初めに、共通番号法の関係について伺います。  法案は、政府が国民に付番する共通番号の利用範囲を、預貯金口座、特定健康診査、予防接種の履歴、特定優良賃貸住宅の管理等にも広げるものです。預貯金口座への共通番号の付番は、政府が国民の資産を効率的に把握することができるようになるものです。重大なプライバシー侵害であり、絶対に認められません。  先月二十七日に開かれた財政制度等審議会では、新たな財政健全化計画の策定に……

第189回国会 参議院本会議 第31号(2015/07/08、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、労働者派遣法改定案について、総理並びに厚生労働大臣に質問いたします。  業績が悪いからの一言で切られる、私にも日々の暮らし、家族があり、安定した生活を求めている、ある派遣労働者の声です。今でも多くの派遣労働者が、派遣は低賃金で不安定、法改定で直接雇用の道が閉ざされると怒りの声を上げ続けています。  元々、労働者供給事業は職業安定法第四十四条で禁止されています。これは、戦前、人貸し業の中間搾取が労働者を苦しめ、「蟹工船」にも描かれたようなひどい無権利状態を招いたからです。直接雇用の大原則はこの反省から生まれました。  ところが、一九八五年の労働者派遣法……

第189回国会 参議院本会議 第43号(2015/09/18、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  私は、会派を代表して、中谷元国務大臣に対する問責決議案に断固賛成の討論を行います。  まず最初に、先ほどの自民党議員の我が党への発言は、公党に対する攻撃であるとともに、国会質疑を封殺せんとするものであり、このような誹謗中傷は全面撤回と謝罪を求めるものであります。  今、日本を再び戦争する国にさせてはならないとして、圧倒的多数の憲法学者始め、歴代内閣法制局長官、元最高裁判事、裁判官のOBの方々が次々と批判の声を上げています。国会周辺で、全国津々浦々で、学者、子育て中のママや、学生、高齢者が思い思いの言葉を紡いで反対の声を上げています。法案の……


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第190回国会(2016/01/04〜2016/06/01)

第190回国会 参議院本会議 第4号(2016/01/20、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  会派を代表して、政府提出の二〇一五年度補正予算二案に反対の立場で討論を行います。  まず冒頭、十五日未明に起きた長野県でのバス事故において十五名の尊い命が失われたことに心からのお悔やみを申し上げますとともに、負傷された方々の一日も早い回復をお祈りいたします。  運行管理や安全対策に関する問題、バス会社が法定運賃未満で受注していたことなどが明らかになっています。更なる事故原因の真相究明とともに、大本にあるバス事業参入の規制緩和とバス運転手の長時間労働を抜本的に見直すことが必要です。このような事故が二度と起こらないよう、国会がその責任を果たす……

第190回国会 参議院本会議 第13号(2016/03/16、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、復興財源確保法及び特例公債法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  まず、消費税問題です。  国民生活も経済も財政も壊す消費税増税は中止すべきです。内閣官房参与の浜田、本田両氏からも見直し、凍結論が出ていますが、財務大臣はどう受け止めますか。  アベノミクスによって労働者の実質賃金は下がり、国民に景気回復の実感はありません。  そんな中、保育所の待機児童をめぐって国民の怒りが爆発しています。無駄遣いはやめて安心して預けられる保育所をつくるべきだ、子育て世代の当然の要求に、政府は対策を講じると言明しました。しかし、この四月に入所できない児童……

辰巳孝太郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院23期)

辰巳孝太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第185回国会(2013/10/15〜2013/12/08)

第185回国会 厚生労働委員会 第4号(2013/11/12、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  まず最初に、大臣の方から、先日の小池晃委員の質問に対しての国の考えというのを述べていただきました。報道によりますと、民間の会社がつくった情報システム、これが持っている文書をそのまま使ったと、こういうことであります。  私は、生活保護制度という個人情報が非常にセンシティブなこの分野で、民間業者に作らせたその文書をそのまま使っていたということそのものが信じ難いと思いますし、また同時に、生活保護制度は最後のセーフティーネットであります。命にかかわる生活保護行政でこういう間違いが起こったと。これは自治体としても、もちろん国としてもあってはならない……

第185回国会 国土交通委員会 第2号(2013/11/05、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。七月の参議院選挙で初当選をいたしまして、今日が初質問となります。  私は、格差と貧困の問題をライフワークに活動してまいりましたので、是非この角度から住宅問題、とりわけ脱法ハウス問題を取り上げて質問したいと思います。  戸建てやマンション、事務所などを幾つもの部屋に区切って、そこに貸しルームと称して賃貸料金を取って居住させるこの脱法ハウスが、この間、問題になってきました。窓がないということや、また火災等、安全面において建築基準法や消防法の違反となる物件に少なくない人が居住している実態も明らかになりました。国土交通省の調べで、この建築基準法の違反がどれだ……

第185回国会 国土交通委員会 第3号(2013/11/07、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  JR北海道は、公共交通機関、公共交通を担う鉄道事業者として利用者、国民の命と財産を安全に輸送する責任があります。JR北海道の安全を軽視した経営、そしてそれに続く一連の事故の一義的な責任はJR北海道の経営陣にあると考えます。したがって、今回、JR北海道の社長を参考人として招致し、改めて私は集中審議を行うべきだということを求めて、質問に入ります。  太田国土交通大臣は、十一月の一日の衆議院の委員会でも、安全運行が持続されることが一番大事だと述べておられます。そして、今後の対応について、広範にわたって全体像をつかんだ上での対策が必要で、分析を鋭意行って……

第185回国会 国土交通委員会 第4号(2013/11/12、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  ソマリア沖・アデン湾において、武装した海賊が民間船を攻撃し、ハイジャックし、人質を取って身の代金を要求すると。こうした海賊行為は許されない犯罪であります。同時に、自衛隊の派遣や民間船舶の武装化など力で対抗するやり方では海賊問題を根本的に解決することはできない、こうした立場から質問をしたいと思います。  本法案は、海賊多発海域を航行する大型タンカーなど日本船籍に民間武装警備員を乗船させ、そして小銃などを用いた警備を認めるものであります。そして、この警備には主に外国の特殊部隊など軍隊出身者が当たるということであります。  そこで質問をいたしま……

第185回国会 国土交通委員会 第6号(2013/11/19、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  この間、ブラック企業という言葉が社会的にも認知をされました。一般的には、非正規雇用が今広がる中で、正社員ということを餌に大量の若者を雇用して、しかし長時間労働や過度なノルマで若者を使い捨ててしまう、これをブラック企業と言いますけれども、しかし、このタクシー業界においては、幾ら正社員ということを言ったとしてもなかなか若者が来ないという現状があります。それほどこの業界では長時間労働や、また低賃金、劣悪な労働が広がっているということでもあると思います。  二〇〇九年のタクシー適正化・活性化法、これの施行により、規制緩和から規制強化へとかじを切り……

第185回国会 国土交通委員会 第8号(2013/11/26、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  まず、三人の先生方、本当にありがとうございました。大変参考になるものばかりでございました。  私は、まず土居先生に、フランスが初めて交通権という文言を用いて法律でも規定したという話がありました。そこで、今、フランスの交通政策というのが注目をされているというふうに思うんですが、今回の法案には交通権というのが盛り込まれませんでした。いろいろ議論がある中で、まだ時期尚早じゃないかということなんですが、例えば、その問題点だと言われている一つに、交通権ということをうたってしまうと、例えば訴訟が増えてしまうんじゃないかとか、過疎地に道路を通してほしい……

第185回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2013/11/20、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  派遣団の皆さん、本当にお疲れさまでございました。また、関係者、JICAの皆さんもお疲れさまでございました。  まず初めに、私は第二班のフランスに行かれた派遣団若しくはJICAの方に質問したいんですが、この報告書で、フランスがいわゆる援助対象を最貧国十六か国とすると、これを優先とするという報告がされておりますけれども、これをどういうふうに、十六か国というと少ないように思うんですが、JICAや政府としてはどのように見ておられるのかということが一点。  それと、今いろいろ経済援助ということがありましたけれども、私は、ODAの基本といいますか、や……


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第186回国会(2014/01/24〜2014/06/22)

第186回国会 決算委員会 第3号(2014/04/07、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  三月二十日の予算委員会で、私は生活保護の問題を取り上げまして、大阪市が介助扶助から支給されるはずの福祉用具の購入などのお金を生活保護利用者に自己負担できないかと、こういう確認をケアマネジャーなどを通じてしているということを取り上げました。生活保護費というのは最低生活を保障するものでありますから、基本的には、保険料であるとかまた医療費、介護保険とか、自己負担はできないということから医療扶助、介護扶助というのが出ているわけでありますが、この二十日の予算委員会の質疑では、大臣は、大阪市は現在はそのような取扱いはしていないということで、改めて調査はしない……

第186回国会 国土交通委員会 第2号(2014/03/13、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  三月三日、富山県内の北陸自動車道サービスエリアにおいて、高速乗り合いバスが停車中の大型トラックに衝突し、乗客乗員二名が亡くなりました。二十四名が重軽傷を負う重大事故が発生いたしました。心からお悔やみとお見舞いをまず申し上げます。  大臣にまず聞きたいと思います。  今回の事故については、運転手が何らかの病気により意識を失った可能性が指摘をされております。また、事故まで十一日間連続勤務していたと、過酷な勤務実態も報道をされております。こうした中で、バスの安全に対する国民の不安が広がっております。実際、運転手の病気を原因とするバスの重大事故が二〇一二……

第186回国会 国土交通委員会 第3号(2014/03/17、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  まず最初に、藤巻委員の御逝去に際し、心からの哀悼の意を表しますとともに、御家族の方々へのお悔やみを申し上げます。  私は、先週に引き続きまして、三月の三日に富山県内の自動車サービスエリアにおいて高速乗り合いバスが大型のトラックに衝突して乗客、乗員二名の方が亡くなり、二十四名の方が重軽傷を負う、この事故について質問をいたします。  私は、今日はこの運転者の勤務実態についてまずお聞きをしたいんですね。  十一日連続勤務、二月の休みは三日だけだった、また、昨年の十二月から今年の一月にかけては、十三日連続勤務を一日の休みを挟んで三回繰り返していた……

第186回国会 国土交通委員会 第5号(2014/03/27、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  今回、この特措法ですが、交付金が創設をされたということでございまして、地元、また我々も求めてきたものですし、またハード面だけではなくてソフト面での施策の充実ということでも私たちが求めてきたことで、またその中には航路や航空運賃の引下げが盛り込まれておりますので、これも島民の願いに合致するものだと思っております。  先日、私、奄美大島にも行ってまいりました。やはり興味深かったのは大島つむぎでございます。先ほどもありましたが、この大島つむぎという伝統工芸の維持発展のために何が必要なのかということなんですが、このつむぎの良さを知ってもらうために全国に出か……

第186回国会 国土交通委員会 第7号(2014/04/03、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  今回、建設業法等の一部を改正する法律案、またこれから提案されます品確法の一部を改正する法律案は、ダンピング受注や下請いじめの抑制、建設業界における若者の確保、公共工事の品質確保などのためのものであります。今日は、それらを一体的にどう運営し、また実効性のあるものにしていくのかということで、国交省の姿勢などを問うていきたいと思います。  とりわけ、品確法の改正案には、基本理念に、公共工事の品質確保に当たっては、ダンピング契約の排除、下請契約を含む請負契約の適正化、公共工事に従事する者の賃金その他の労働条件、安全衛生その他の労働環境改善、調査、設計の能……

第186回国会 国土交通委員会 第9号(2014/04/10、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  本法案は、海外へのインフラ輸出に国が関与して支援するものであります。インフラには新幹線やリニアなども含まれてまいります。  私は、三月の十三日の質問でもこの国内のリニア問題について取り上げました。リニアは路線の多くがトンネルですから、残土の問題ですね、六千三百五十九万立米、これ東京ドーム五十一個分出てくると。しかし、行き先が決まっているのはそのうち六%ほどだということであります。また、騒音問題、振動、日照、大気汚染、磁場、磁界、景観、動植物への影響の不安がいまだに払拭をされておりません。  三月の二十五日に、沿線の七都県の知事がJR東海に対して意……

第186回国会 国土交通委員会 第11号(2014/04/22、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  政府はこれまで、大交流時代、スーパー中枢港湾政策、国際コンテナ戦略港湾政策など、国際競争力の名の下に多額の税金を投入してまいりました。今法案においても成長戦略の一環として位置付けて、集貨、創貨、そして国際競争力の強化をするとしております。結局、これは更なる税金の投入を進めるものだと言わなければなりません。私は、これまでの港湾政策の失敗と反省と総括、そして日本の、また世界の産業構造の変化に沿った港湾政策への転換が必要だと考えております。  国際コンテナ戦略港湾政策の目標の一つとして、釜山港などへのトランシップ率を半分に縮減するとしておりますけれども……

第186回国会 国土交通委員会 第12号(2014/05/08、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  お三人の先生方、お忙しいところ、本当にありがとうございました。  三人の先生方に共通しているのはやはり自動車交通に過度に依存した社会の転換ということだと思うんですけれども、私の方からはそれぞれ違った質問を三人の先生にさせていただきたいと思います。  まず谷口先生なんですけれども、カールスルーエの例を挙げていただきました。百二十キロのLRTということで非常に私もびっくりしたんですが、このLRTに関してなんですが、日本で本格的なLRTの実現というのは富山だけだと思うんですが、ヨーロッパでは広く活用されていると。なぜ日本でLRTの普及がなかなか進まない……

第186回国会 国土交通委員会 第13号(2014/05/13、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  まず最初に、リニア新幹線についてお聞きします。  先月の二十三日、JR東海から環境影響評価書が国交省に提出をされました。大臣は四月十日の本委員会でも、知事の意見が環境保全対策にどのように反映されているか含めて、また環境大臣の意見等も勘案し、関連法令にのっとって対応していくと、十分ここは注視し、見ていかなくてはならないということで答弁をされています。  あの評価書の提出、自治体の意見書がそろった後、非常に短期間のうちに提出されました。あれだけ厳しい意見が各自治体から出そろったのにもかかわらず、短期間で提出をされております。  そこで、国交省にお聞き……

第186回国会 国土交通委員会 第14号(2014/05/20、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  笹子トンネルの事故以来、大規模更新、修繕が必要だということになってきましたが、今回の、最後の警告ということで、社会資本整備審議会でも非常に辛辣な言葉で、今こそかじ切らないと、もう最後の警告だということを真摯に受け止めなければならないと思うんですね。  お三方全てが、維持更新、大規模修繕、更新については重要だということはここは違いはないと思うんですけれども、それを今回、十五年償還延ばしてということなんですが、私はやはり、それは国民ももちろん理解をすると。同時に、やはり民営化されたときの経過からしても、多くの国民はこれ以上不必要な道路は造って……

第186回国会 国土交通委員会 第15号(2014/05/22、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  道路公団民営化後、高速道路会社は債務の返済のために道路を新たに造れなくなったのか。そうではありません。会社は四十五年以内に返済できる分だけ負担をして、今度は国の税金を入れて、合併施行方式で新たな道路は造れると。その合併施行方式で民営化後に事業化された東京外郭環状道路について、今日はお聞きいたします。  この外環道は、都心から十五キロの範囲を環状に整備する高速道路でありまして、延長約八十五キロメートル。このうち、関越道大泉ジャンクションから東名高速東名ジャンクションまでの十六・二キロメートルが二〇〇九年に事業化をされました。これ、外径十六メートルの……

第186回国会 国土交通委員会 第16号(2014/05/27、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  前回に続いて、高速道路の新規建設についてお聞きします。  淀川左岸線二期事業は、一九九六年に都市決定をされたものであります。元々は阪神高速道路公団の事業でありましたけれども、民営化の際、会社だけでは負担できないということになりまして、二〇〇六年から大阪市の街路事業と阪神高速道路株式会社の有料道路事業との合併施行で事業化されているものであります。総事業費の一千三百三十億円のうち会社負担は九十億円、残りは税金ということであります。この事業は、その名のとおり淀川の左岸、これ堤防の中にトンネルを埋め込む形で高速道路が造られるということになっております。 ……

第186回国会 国土交通委員会 第18号(2014/06/03、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  海岸保全施設の老朽化は深刻でありまして、現在、建設後五十年以上経過しているものが約四割、二〇三〇年には七割に達すると。しかし、二〇一二年三月の時点で、海岸堤防等の耐震性なし、これが約一割、調査未実施、これが五割にも上っております。速やかに調査を行って必要な耐震化対策を進めなければなりません。  こうしたことから、二〇一三年十月に農水省と国交省が共同で海岸管理のあり方検討会を設置し、今年一月に今後の海岸管理のあり方についてが取りまとめられました。ここでは、こうあります。海岸事業費は一九九七年をピークに減少し、近年は半分以下になっている、都道府県が行……

第186回国会 国土交通委員会 第20号(2014/06/10、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  今法案は、一定の船舶からの有害なバラスト水の排出を禁止し、また、船舶所有者等に対し技術基準に適合する有害なバラスト水の処理設備の設置を義務付けるもので、我が党としては賛成でございます。  今日は、関連して、海洋の環境や安全を確保するための施策について質問をいたします。  一九九七年の一月、ロシア籍のタンカー、ナホトカ号が、隠岐島付近の沖合で船首が折れ、船尾部が沈没し、六千二百四十キロリットルもの重油が流れ出すという深刻な油濁災害がありました。流出した重油は島根から新潟の海岸に漂着をいたしまして、一府八県に被害を及ぼし、被害総額は三百六十億円にも及……

第186回国会 国土交通委員会 第22号(2014/06/17、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  今法案は、マンションを除却し、その敷地売却を推進するもので、現行法にありました危険又は有害な状況にあるマンションの建て替えの勧告制度等を廃止し、耐震不足のマンションを建て替えとは違うマンションの除却、敷地売却を実施しようとするものであります。  一九八一年五月以前の旧耐震基準で造られたマンションで耐震不足のものをまず特定する必要があると思います。そのためには、耐震診断を実施してもらうことが何よりも必要であります。東京都の調査では、旧耐震基準の分譲マンションの八割以上が診断すら行っていないということであります。  国交省に確認しますけれども、この耐……

第186回国会 国土交通委員会 第23号(2014/06/19、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  まず、リニアについてお聞きします。  六月の五日、リニア中央新幹線に係る環境影響評価書に対する環境大臣の意見が国交省に提出をされました。幾つか抜粋をしますと、地下水位の低下、河川流量の減少及び枯渇を招き、ひいては河川の生態系に不可逆的な影響を与える可能性が高いと。また、工事の実施に伴う大気汚染、騒音・振動対策等、本事業の実施に伴う環境影響は枚挙にいとまがない。膨大な電力消費についてはどうか。こうあります。本事業の供用時には現時点で約二十七万キロワットと試算される大量のエネルギーを必要としているが、現在我が国があらゆる政策手段を講じて地球温暖化対策……

第186回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2014/02/20、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  二〇一〇年に国連の総会が開かれまして、このときのミレニアムサミットの成果文書に対するフォローアップということで、国連事務総長の報告書が出されております。その中で、貧困削減に関する進展は一様でなく現在も脅威であるという報告がされておりまして、ちょっと引用しますけれども、世界銀行のよく引き合いに出される一日一ドルという、二〇〇八年に二〇〇五年の価格で一日一・二五ドルへと改定された国際的な貧困ラインに従えば、一九九〇年の十八億人からは下がったけれども、依然として二〇〇五年、ちょっと古いんですが、十四億人の人々が極度の貧困の中で生活をしている、しかしなが……

第186回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2014/03/18、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  まず、大臣にお聞きします。  改めて、ODAの目的をお願いします。
【次の発言】 さて、そのODA大綱ですね、報道では見直しの作業に入っているとされていますけれども、既に経済界、経団連との話合いを持っていると、こういう報道もあります。一体どのような話合いになっているんでしょうか。
【次の発言】 まだ見直しは決まっていないと、見直すことすらまだ決まっていないということでありましたが。  ODAというものが、先ほど大臣がおっしゃったように、途上国の貧困削減、また持続的な成長、国際平和の構築、第一義的にはそれらがあると、こううたっているわけであ……

第186回国会 予算委員会 第15号(2014/03/20、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  今、日本では格差と貧困が広がっています。(資料提示)国際的な貧困の指標である相対的貧困率は右肩上がりで、前回二〇〇七年の調査よりも〇・三ポイント上昇をしました。これ、一九八六年調査以降で最悪です。OECDの三十四か国中二十九位、下から六番目に日本は位置しております。子供の貧困率も前回の一四・二%から一五・七%に上昇をしています。小中学校の給食費や学用品代などを補助する就学援助が認められた世帯の割合は一五・六四%と、これも過去最高となりました。こんな格差と貧困が広がる中、最後のセーフティーネットとして、人間らしい暮らし、生存権を保障するのが生活保護……


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第187回国会(2014/09/29〜2014/11/21)

第187回国会 国土交通委員会 第2号(2014/10/16、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  リニア新幹線について質問をいたします。  本年六月に環境アセス評価書に対して環境大臣からの意見が提出をされ、続いて七月十八日には国土交通大臣から意見も出されました。環境大臣からは、このリニアの事業に当たって、その事業規模の大きさから、本事業の工事及び供用時に生じる環境影響を最大限回避、低減するとしても、なお相当の環境負荷が生じることは否めないとしました。また、太田大臣からも、地域住民等への丁寧な説明、これを求めました。  それを受けて、八月の二十六日、JR東海は環境アセス評価書の補正版を公表し、工事実施計画の認可申請を国交省に提出をいたし……

第187回国会 地方創生に関する特別委員会 第3号(2014/11/14、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  まち・ひと・しごと創生法案及び地域再生法の一部を改正する法案について質問をいたします。  これらの法案は、いわゆる東京の一極集中を是正することを目的の一つとしております。しかし、この間の政府の一貫した政策は、東京圏への人口集中を更に加速をさせるものでありました。例えば、二〇〇二年に制定され、二〇一一年に改正された都市再生特別措置法があります。ここでは、都市の国際競争力の強化、これを図るために必要な施策を推進し、整備計画を作成できるということとされております。  まず、そもそもこの都市の国際競争力の強化とは何なのかということを政府に確認したいと思い……


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第189回国会(2015/01/26〜2015/09/27)

第189回国会 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号(2015/08/26、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  民間会社にも大きな影響を及ぼす戦争法案の中身について質問をいたします。  公開されたイラク復興支援活動行動史には、民間という言葉が何度も出てまいります。つまり、民間業者やその労働者が派遣活動の中に組み込まれてきたということであります。この行動史には、本派遣は総輸送力の九九%を民間輸送力に依存したとも記されております。  大臣、これ事実ですか。
【次の発言】 では、どのような民間輸送力の依存があったのか、具体的に述べてください。
【次の発言】 もう少し具体的に聞きたいと思いますが、イラク復興支援時の渡航に使われた民間航空や船舶のその回数と全……

第189回国会 厚生労働委員会 第5号(2015/04/07、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  政府は、生活保護のうち住宅扶助、そして冬季加算合わせて、それぞれ百九十億、そして三十億円の削減を、社保審生活保護基準部会でも引下げの懸念が相次ぐ中で強行しようとしております。まず私は、この住宅扶助の引下げについてお聞きいたします。  今回の見直しで、限度額の影響を受ける世帯は幾らあるんでしょうか。
【次の発言】 経過措置といいましても一部でありますし、一過性のものでありますから、百九十億円の削減をしようと思えば四十四万世帯が、最大で、転居を迫られると。これ、三世帯から四世帯に一世帯の割合ですからね、もう驚愕の数字であります。  住まいの基……

第189回国会 厚生労働委員会 第26号(2015/08/19、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  まず、北口参考人にお伺いしますけれども、同一労働同一賃金、職務を実際に数値化するという試み、可視化の試み、非常にすばらしいと思って聞きました。様々な試行錯誤もあったと思うんですけれども、数値を見ますと、やはり非正規の方々が不当に賃金が低くなっているというのは明らかということでありました。  ただ、先ほどの質問と重複するところもあると思いますけれども、これを、実際に非正規の賃金を上げていこうということになりますと、生協などは非正規が七割というふうにも聞いておりますので、経営者の立場からしますと、なかなか賃金が、うわっと全体の賃金が上がってし……

第189回国会 厚生労働委員会 第27号(2015/08/20、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、常用代替防止原則と直接雇用原則について、どうしても私、腑に落ちないことがありますので、確認をしていきたいと思うんですね。  まず、常用代替防止の位置付けやその意味するところを改めて問いたいと思います。  政府は、常用代替の防止原則は本改定案でも変わらないということを繰り返し答弁しております。確認しますけれども、常用代替の防止原則とは何を示すんですか。
【次の発言】 派遣先の正社員との置き換えを防ぐということが常用代替防止の原則だということだったと思うんですね。  日本の派遣事業の歴史は業務規制から始まっております。つまり、制定当時……

第189回国会 厚生労働委員会 第31号(2015/09/01、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  八月の二十日の私の質問で、大臣は、労働政策上も直接雇用が原則だということをお認めになりました。  ところが、間接雇用である派遣労働を規制緩和の名の下に広げてきたのがこの間の労働行政であります。九九年には自由化、二〇〇三年には製造業、規制緩和の名の下に派遣就業が認められました。日本共産党は反対をいたしました。  企業は、常用代替防止の原則、また期間制限がありますので、同一の業務については三年までしか派遣労働者を使えないということであります。直接雇用の責任を負わずに派遣を長く使い続けたい、これが派遣先企業の身勝手な本音だと言わなければなりませ……

第189回国会 国土交通委員会 第閉会後1号(2015/12/03、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  くい打ちデータ偽装問題について質問をいたします。  あってはならないことが起こりました。今回の問題は、旭化成建材だけではなくて、業界最大手の三谷セキサンやジャパンパイルなどでも流用が次々と明らかになっております。同時に、くい打ち業者だけの問題なのかということも提起しなければなりません。元請の責任はどうなのかということ、これが大事だと思うんですね。ずさんな工事施工に対しては、元請の責任というのは私は免れないというふうに思います。  まず最初にお聞きをしますけれども、この元請である三井住友建設が当該マンション建設に関して果たすべき役割というの……

第189回国会 国土交通委員会 第3号(2015/03/26、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、建設発生残土の適切な処理のための規制の在り方、そして国交省の対応について質問をいたします。  近年は、発生残土をめぐって、土砂災害の危険性が増したり、また自然への影響、景観の悪化を及ぼしたり、また粉じんが舞うことによって健康被害を訴える人が出るなどの問題が生じております。残土が積み込みされる場所によって、森林法、砂防法、宅造法などで規制が課されるということにもなるんですけれども、それらの指定区域以外に置かれたものについては規制が及ばないという問題もあります。  一方、産業廃棄物であれば、排出者の責任で適正に処理することが廃棄物処理……

第189回国会 国土交通委員会 第7号(2015/04/16、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  UR賃貸住宅の統廃合加速についてお聞きいたします。  都市再生機構は、二〇〇七年に策定したUR賃貸住宅ストック再生・再編方針に基づき十年間で既存住宅八万戸を削減する取組を進めており、二〇一三年度末までの削減戸数は三万七千八百五十九戸となっています。機構は、この削減を推進、更に加速するために、新たにエリア単位での団地の再編手法の導入を打ち出しました。これまでの建て替えは同一団地内での居住者移転を原則としていたわけでありますが、適切な移転先確保が困難なため再編が進んでこなかったなどとして、本改正案により、近接地建て替え、つまり離れた地での建て替えを可……

第189回国会 国土交通委員会 第9号(2015/05/12、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  従来の浸水想定区域は大雨による河川の氾濫、つまり洪水のみを対象としてきたわけですが、今回の改正案では、想定し得る最大規模の降雨を対象とすると同時に、内水、高潮に関しても浸水想定区域を設けることになりました。これは、近年、雨の降り方が局地化、集中化、激甚化している下での当然の法改正だと思います。  私は、今日はまず浸水問題というのを掘り下げてみたいと思います。  二〇一三年の八月に大阪市内の梅田駅周辺で起きた浸水があります。大都会での浸水、十分間に二十七・五ミリの大雨が集中して、完全に排水能力を超えました。梅田周辺では道路がたちまち膝下まで……

第189回国会 国土交通委員会 第10号(2015/05/14、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  免震データ偽装問題についてまずお尋ねをいたします。  東洋ゴム工業の製造した製品が技術的根拠のないまま大臣認定を取得した問題と、そして性能評価基準に満たない製品を出荷した問題、この二つがあると思うんですね。  まず、山本社長にお聞きしたいと思いますが、社長は、衆議院の審議で、不正だと認識したのは今年の一月三十日だというふうに発言をされています。この日の出席した会議においてそれを認識をしたということであります。一方で、二〇一四年の九月の十六日に開かれた会議では、午前に報告を受け、出荷停止の準備をすること、国交省へ一報することなどが決定された……

第189回国会 国土交通委員会 第11号(2015/05/19、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本改正案では、鉄道・運輸機構の出資の対象となる会社は営利目的の新しい会社に限定をされております。公共交通機関の民間委託、民営化を更に進めて、地方自治体の関与と責任を弱める点で問題だということをまず指摘しておきたいと思います。  今日は、地域公共交通の一つであるタクシー、このタクシー特定地域指定について質問をいたします。  規制改革会議が、昨年六月十三日に改正タクシー特措法の特定地域に係る指定基準に関する意見を出しております。当委員会でも何度も取り上げられていますけれども、問題となっているのが、特定地域内の営業車両総数が全国の営業車両総数の……

第189回国会 国土交通委員会 第13号(2015/06/02、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本日はJR九州の社長にも来ていただきました。早速ですが、事業計画についてお聞きしたいと思います。  二〇一五年度のJR九州の事業計画では、その一番に経営基盤の整備とあります。その基本方針の二として輸送の安全確保というのが出てくるわけですね。つまり、第一にもうけること、その次に安全というのが出てまいります。  青柳社長に聞きますが、JR九州は、完全民営化するために稼がなければならないということで、これ安全が軽視されているんじゃないですか、どうでしょうか。
【次の発言】 社長、全てに最優先という話なんですが、それは当然なんですね。しかし、この……

第189回国会 国土交通委員会 第14号(2015/06/11、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、日本の装置メーカーなどが世界を揺るがすリコールを起こした問題について質問をいたします。  リコールとは、設計・製造過程に問題があり、安全環境基準に適合していない又は適合しないおそれがある自動車について、自動車メーカー自らの判断において無料で回収、修理を行うもので、事故、トラブルを未然に防止をする、そういう制度であります。  先ほど来ありますとおり、日本におけるリコール、昨年、平成二十六年度は、国交省の資料によりますと三百五十五件の届出があり、九百五十五万台がリコールの対象となったと、こういうことであります。リコールの件数というのは……

第189回国会 国土交通委員会 第15号(2015/06/16、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党を代表して、道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  日本の装置メーカーが、世界を揺るがすリコールを起こしました。市場には、欠陥、不具合のある危険な自動車があふれていることになります。それだけに、自動車検査や研究の重要性は増し、国民の安全、安心を守る国の責任も重大になっています。  反対する第一の理由は、自動車の検査、研究を業務とする二つの法人の統合は独立行政法人改革による単なる数合わせにすぎず、ドライバーや国民の皆さんの安全、安心を守る国の責任を放棄することになるからです。  独立行政法人改革は、効率化のためとし……

第189回国会 国土交通委員会 第17号(2015/06/30、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今法案は、現行のエネルギーの使用の合理化等に関する法律から建築部門を抜き出して、建築物の省エネ基準への適合の義務化へ踏み出すものでございます。  今回の法改正が、二千平米以上の非住宅建築物を新築や改修する際の省エネ基準への適合を現行の届出義務から適合義務に強化をする、建築基準法に基づく建築確認の手続に連動させて実効性を担保するという規制措置を盛り込んだことは、第一歩として評価できると思っております。  今日は、住宅、建築物の省エネ対策のその手法の問題について問うていきたいと思います。  今回の法案の内容の一つにもありますこの誘導措置ですね……

第189回国会 国土交通委員会 第18号(2015/07/02、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  今日は、IR、カジノについてお聞きします。  安倍首相は、IRを成長戦略の目玉と位置付けております。改訂版の日本再興戦略でも、観光振興に資することを期待するということも言っております。同時に、この日本再興戦略ではこうあります。その前提となる犯罪防止、治安維持、青少年の健全育成、依存症防止等の観点から問題を生じさせないための制度上の措置の検討も必要なことから、IR推進法案の状況やIRに関する国民的議論を踏まえ、関係省庁において検討を進めると、こうあるわけでございます。  まず内閣官房に聞きますけれども、なぜIRは犯罪防止、治安維持、青少年の……

第189回国会 国土交通委員会 第20号(2015/09/03、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本法案には賛成をいたします。  今日は、御巣鷹山の事故から三十年、航空行政にとって最も重要な安全運航の問題について取り上げたいと思います。  まず、大臣にお伺いしますが、航空行政における安全輸送に対する認識をお伺いいたします。
【次の発言】 国交省にお伺いします。  パイロット不足、国内のですね、どのように認識されていますでしょうか。
【次の発言】 国交省の資料によりますと、二〇一四年、昨年一月一日時点で、パイロットの数というのは五千九百十七人ですね。十年前を見ますと、五千八百四十四人、七十三人は増えているんです。一方で、国内線、国際線運……

第189回国会 国土交通委員会 第21号(2015/09/08、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  前回に引き続いて、空の安全について聞きます。  三月十九日の予算委員会において、日本航空百六十五名の整理解雇について私は取り上げました。二〇一〇年、日本航空の破綻の原因について、政府の認識は、不採算路線の存在、燃料効率の悪い大型機の大量保有等の構造的な高コスト体質、硬直的な組織体制や意思決定の遅れ、二〇〇八年以降の世界同時不況などを受けて航空需要が著しく減少し、特に国際線旅客収入が減少したということを述べております。つまり、解雇された労働者には責任がなかったということであります。  では、この解雇の必要性はどうだったのか。日航破綻の際、一万六千人……

第189回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2015/03/04、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  薬師寺先生、長先生、貴重な御意見ありがとうございました。  私は、二〇〇一年に、当時コソボ紛争というのがあったときに、コソボで暮らす高校生十人を日本に招聘するプロジェクトを行いまして、生まれてからほとんど平和というのを知らない人たちだったので、平和というのがどんなものかということをいろいろ日本を回って、そういう活動をしておりました。  彼らは、大阪という地名は知らないんですけれども、広島という地名を知っているわけなんですね。それはなぜかというと、やはり原爆を落とされた都市だということで、日本のイメージというのを彼らなりに持っておりまして、……

第189回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号(2015/04/06、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  二月十日に閣議決定された新しい開発協力大綱の下での最初の予算案であります。  新しい大綱では、国益の確保やODAの積極的、戦略的活用を強調し、予算案でも、インフラシステム輸出支援の予算を六百六十六億円も計上しております。これ、前年度の三百十八億円から二・一倍に増やすなど、我が国の大企業の利益を優先させる姿勢が表れていると言わなければなりません。  私は、この安倍内閣が推進する原発輸出について今日は質問をいたします。  これまで原発の新規導入予定国を対象とするJICAの原子力発電基盤整備計画研修が行われてまいりました。一九八五年以降、これま……

第189回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2015/05/27、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  三人の参考人の皆さん、本当にお忙しい中、貴重な御意見、それぞれ十分では足りないぐらい、もっとお話を聞きたいぐらいなんですが、本当にありがとうございました。  まず、稲場参考人にお伺いをしたいと思います。  いただいた資料の中で、稲場参考人はアフリカの問題についても様々論文なども書かれているわけでありますけれども、これからのアフリカの貧困をどう解決していく、解消していくのかということの中で、その歴史的な背景で奴隷貿易や植民地支配に日本が手を染めていないということで、日本独自の役割、アクトができるんじゃないかということなども書かれておられます……

第189回国会 内閣委員会 第25号(2015/09/10、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  早速、PFI、コンセッションについて聞きます。  現行法では、原則、公務員の身分のままで例外を除いて民間の職員として働くことはできないとなっております。これを憲法と国家公務員法ではどのように規定されているか、述べてください。
【次の発言】 今回のスキームは、法案は、それの例外をつくるということであります。しかし、そもそもなぜそんなことせなあかんのかということであります。  先ほど来質問でもありますとおり、実際にコンセッションを進める上で、空港を運営する企業に運営の専門的な技術そしてノウハウがない、だから公務員を出してほしいと。仙台空港では……

第189回国会 予算委員会 第9号(2015/03/19、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 乗客乗員五百二十名が犠牲になった御巣鷹山の事故から今年で三十年。日本航空の経営破綻、そしてJALの再建過程で行われた整理解雇、空の安全についてお聞きいたします。  まず、政府はJALにどのような支援をしたのか、説明してください。
【次の発言】 なぜJALに支援をしたんですか。
【次の発言】 JALの更生計画では、一万六千人もの大量の人員削減を伴うものでもありました。労働行政に責任を負う厚生労働大臣ですが、企業再生機構の支援、買取り、出資の決定に当たり、どのように対応したんでしょうか。
【次の発言】 雇用の安定等に配慮した労働者との十分な協議の状況への配慮ということになっているん……

第189回国会 予算委員会 第18号(2015/04/09、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  昨年九月の二十四日、千葉県銚子市にある県営住宅にお住まいの四十三歳の母親が、当時十三歳の娘の首を絞めて殺害する痛ましい事件が起こりました。母子家庭の二人暮らしで、家賃を滞納し、その日は県営住宅からの強制退去が執行をされる日でありました。家を失ったら生きていけないという思い詰めての無理心中未遂でありました。行政は救うことができなかったのか。この問題について質問をいたします。  まず、国交大臣にお聞きしますが、公営住宅法の趣旨、目的を確認したいと思います。
【次の発言】 ところが、最も福祉や手当てを必要とされる公営住宅の現場でこの悲惨な事件は起こりま……


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第190回国会(2016/01/04〜2016/06/01)

第190回国会 決算委員会 第3号(2016/02/18、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  甘利前大臣の金銭授受問題について質問をいたします。  この間の国会審議で、甘利氏秘書は二十億円の要求をS社に助言をしたということも明らかになりました。金額交渉はないとしていた甘利前大臣の記者会見での説明と食い違うということになっております。また、UR側は甘利氏側に交渉案件に係る金額を伝えていたということも認めております。  石井大臣にお聞きしますが、二月二日の記者会見でURの対応は問題ないと大臣述べておられますけれども、今もその認識でございますか。
【次の発言】 丁寧な対応をURはしたと、一貫した対応をしてきたということであります。  U……

第190回国会 決算委員会 第9号(2016/05/02、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  三月二十八日の予算委員会に引き続きまして、コンビニフランチャイズの問題を取り上げます。  今、コンビニの店舗数は全国で五万五千にも上りました。売上げは十兆円を超えたということになっております。今、コンビニ業界がどれだけもうけているのかということで資料を付けさせていただきました。  一枚目と二枚目にあるんですが、一枚目が、コンビニ大手三社であります。注目すべきは売上げに対する経常利益、純利益の高さであります。  それぞれ非常に高い利益を上げているわけですが、二枚目には、好調だと言われている小売業などの売上げに対する経常利益、純利益を挙げさせ……

第190回国会 厚生労働委員会 第3号(2016/03/10、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  政府は、希望出生率一・八に直結する緊急対策として、小児・周産期医療体制の整備促進を掲げております。補正予算でも約二十億円計上をしております。私は、そのような小児・周産期医療体制整備のためにも、とりわけ公立病院の果たしている役割が重要だと考えております。政府は、この公立病院の果たす役割をどう認識されておりますか。
【次の発言】 ガイドラインでも、救急、小児、周産期、不採算・特殊部門に関わる医療の提供を公立病院が担っていくということを総務省も言っているわけですね。  この救急、小児、周産期などの不採算部門を提供してきた病院、これが大阪市南部に……

第190回国会 厚生労働委員会 第7号(2016/03/22、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  まず、本題に入る前に、大臣、今子供の貧困ということがいろいろ取り上げられていますが、子供の医療費助成を行っている自治体に対する国からの補助金の減額、これを廃止するということでよろしいでしょうか、決断されましたでしょうか。
【次の発言】 是非そういう期待の声に応えるように、言われているような就学前だけではなくて、全体に広げていくということを是非決断いただきたいというふうに思います。  それでは、今日は生活保護利用者に対する資産調査問題について質問をいたします。  厚生労働省は、昨年の三月三十一日に実施要領の取扱変更の通知を出しました。その内容は、被……

第190回国会 国土交通委員会 第2号(2016/03/10、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  一月十五日の未明、乗員乗客四十一名中十五人が亡くなった軽井沢のバスの事故、私も現場に行ってまいりましたけれども、亡くなられた方々に心からの哀悼の意を表すとともに、御遺族の方にはお悔やみを申し上げたいというふうに思います。  未来ある若者の命がなぜ奪われてしまったのか、政府のこれまでの政策を取り上げながら質問をいたします。  まず、大臣、なぜ事故は起こったんでしょうか。
【次の発言】 大臣は、この事故を受けて、どのように御自身お感じになられますか。
【次の発言】 大臣、今、遺憾という言葉を使っておられますが、遺憾というのは、辞書で調べますと……

第190回国会 国土交通委員会 第3号(2016/03/23、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  前回に引き続きまして、タクシーの規制緩和問題について聞きます。前回は、国交省の答弁では、特区の下で区域会議が主導権を握って運営協議会は骨抜きにされると、事業開始の意思決定もこの区域会議が行うということを国交省自身も認めました。これはまさに白タク解禁に道を開くものだと批判をさせていただきました。  今回の自家用有償旅客運送事業は、通常の運送事業よりも緩和された安全基準をそもそも認めております。これは、地域住民の足の確保のためのあくまで例外と、こういう位置付けでやっているわけでありまして、あくまで一般事業者との関係でいえば補完関係にあるのがこ……

第190回国会 国土交通委員会 第5号(2016/03/31、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  私は、一昨年六月、当委員会において踏切事故問題について質問をいたしました。警報機が鳴ってから遮断機が下りるまでの時間が余りにも短過ぎて、高齢者や障害者の皆さんが踏切を渡り切れないという問題点を指摘をしまして、検討会の設置を求めました。これを受けて国交省も検討会を設置をしていただきまして、防止策ということでまとまりました。ただ、検討会のメンバーに被害者や遺族の代表などが入っていなかったと認識をしておりますので、引き続き、検討会、様々な知見を集めるということからも開催というのも検討していただきたいというふうに思っております。  そもそも、この……

第190回国会 国土交通委員会 第6号(2016/04/05、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  くい打ちデータ偽装、流用問題に関わって質問をいたします。  本年一月には、国交省は、関わった三社に対しまして、一次下請の日立ハイテクノロジーズ、二次下請の旭化成建材に営業停止十五日の業務改善命令を下し、また元請の三井住友建設は業務改善命令と指名停止一か月の処分が下りました。本来であれば、ほか二社を代表する方々にも委員会として話を聞く必要があったと思いますけれども、今日は旭化成と旭化成建材のお二人に来ていただきましたので、外部調査委員会の中間報告が提出をされておりますので、まずそのことに関わってお聞きをしたいと思います。  報告書では、敷地……

第190回国会 国土交通委員会 第7号(2016/04/07、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本改正は、船舶交通が著しくふくそうすることが予想される海域において津波等による非常事態が発生した場合、危険を防止するため、船舶を迅速かつ円滑に安全な海域に避難させるために船舶交通を一体的に把握をすると、また、非常事態が発生した場合においても海上保安庁長官が船舶等の移動を命ずることができると、こういうものであります。  それと、先ほど来ありますとおり、東日本大震災の際に東京湾において港を出た多数の船が東京湾内に集中をしまして、適切な誘導が行われなかったために船同士の衝突事故の危険性が高まったと、こういう話でありました。これ、同様の事態が大阪……

第190回国会 国土交通委員会 第8号(2016/04/26、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  私の方からも、この度の地震でお亡くなりになった方々に心からの哀悼の意をささげ、そして被災された方々へのお見舞いを申し上げたいと思います。  JR九州の新幹線が震災で脱線をいたしました。この脱線した区間は、脱線防止ガードというのが未設置だったということであります。今日の資料にも付けておりますが、これJR九州では、全延長に対して一割に満たない脱線・逸脱防止対策となっております。そのほか、北海道、これも新しい新幹線ですから九四%、JR東日本の場合は三〇%、JR東海でも三五%、JR西日本では三〇%と、軒並みこの脱線・逸脱防止ガードというのは設置さ……

第190回国会 国土交通委員会 第9号(2016/04/28、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本改正案は、物流業務の効率化、省力化を図り、労働力不足に対応するというものであります。二〇一五年十二月二十五日、国交大臣の諮問を受けた審議会、この答申では、労働者の確保が極めて厳しい、我が国の物流は危機的な状況に直面という認識を示しております。  まず大臣に聞きますが、なぜトラックドライバーが不足をしているんでしょうか。
【次の発言】 国交省は、二〇〇八年の時点で、二〇一五年には業界全体で約十四万人の、一事業者につき二、三人のトラックドライバーが不足をするという試算をしておりました。一体何の手を打ってきたのかということで、政府の対策が私は……

第190回国会 国土交通委員会 第11号(2016/05/12、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  私たちは、大規模開発である国際コンテナ戦略港湾事業などとともに、公共施設である港湾の民営化にも反対をしてまいりました。本法案は、国際コンテナ戦略港湾においても、民間事業者の行う岸壁や荷さばき施設などと同様に、民間大手企業への国の無利子の貸付けが可能となっていることから、賛成できません。  今日は、この国際コンテナ戦略港湾政策についてお聞きをしたいと思います。  政府は、二〇一〇年に掲げたこの国際コンテナ戦略港湾の目標として、二〇一五年を目標に国際コンテナ戦略港湾においてアジア主要港並みのサービスを実現させる、そのための具体的な指標として、……

第190回国会 国土交通委員会 第12号(2016/05/24、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  甘利前大臣の金銭授受問題に関わって、URの対応について取り上げます。  今日は資料にも付けましたけれども、現在、三回の補償を行っており、四回目、五回目の補償については交渉中だということであります。一回目の補償は、道路建設予定地上にあったコンクリート敷きの資材置場をこのS社から撤去させるというもので、千六百万円が支払われております。この道路の予定地というのは、一九六七年に千葉県が既に取得をしたものであって、そもそもこれは不法占拠の物件でありました。千葉県の企業庁は二〇〇七年の三月二十九日付けで、建設工作物及びその他動産に関する撤去並びに土地……

第190回国会 国土交通委員会 第13号(2016/05/26、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本法案は、インスペクションの活用を促してチェックをする仕組みを設けて、既存住宅を長く安心して住み続けられるものとして取引するもので、賛成をいたします。  熊本地震でも建物の耐震性に大きな課題があったということも明らかになりました。今日は、これに関わって、リニア中央新幹線の地震対策について取り上げます。  質問の冒頭、大臣に確認しますけれども、このリニアの認可の条件はJR東海が全額自己負担をするということだったと思いますけれども、イエスかノーかだけで結構です。
【次の発言】 報道にありますとおり、今政府による金融支援を検討との報道があります……

第190回国会 国土交通委員会 第14号(2016/05/31、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  本法案のうち、都市再開発法の改正は、住宅団地の再生のためとして、住宅団地の建て替えを第一種市街地再開発事業で行う際の要件を、全員合意から三分の二以上の合意に緩和するものであります。マンションの建て替えが社会的な課題であるということは事実であります。しかし、現行法では、区分所有法で五分の四以上の賛成が必要でありますけれども、それよりも要件の緩い三分の二で建て替えができるようになるというのが本法案であります。  まず大臣にお聞きしたいと思うんですが、これで建て替えをしようとする、また想定されている団地というのはどこに当たるんですか。

第190回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号(2016/02/17、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  派遣第一班の方にお聞きしたいんですけれども、まず最初にインドなんですが、目覚ましい発展を遂げているんですが、派遣報告には余り触れられていなかったので、インドの抱える現状として格差と貧困のことについて少しお聞きしたいんです。  インドは、いろんな特殊性といいますか、カーストの名残があるというふうにも聞いておりますので、実際に現地に行かれてそういう格差や貧困を目の当たりにされた上で、もし何かお感じになったことがあれば派遣議員の方にお聞きしたいのと、それと、どのようにその貧困に対して日本のODAが援助をしているのか、また、もし分かれば、インド政府がそれ……

第190回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号(2016/03/22、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  アフリカ・モザンビーク、ナカラ回廊地域で進められようとしている農業開発、プロサバンナ事業についてお聞きします。JICAが関わるODA事業であります。当事業に関しましては、現地最大の農民組織、UNACなどを中心に、市民社会、NGOがその反民主的プロセスなどに異を唱えて、当事業の一時停止と抜本的見直しを主張するに至っております。  大臣、確認しますが、当事業において丁寧な説明、そして民主的、適切なプロセスが不可欠であるということは変わりませんね。
【次の発言】 そうはいうんですが、現地市民社会、NGOからの告発が続いております。  例えば二〇……

第190回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号(2016/04/13、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  先ほど来、国際連帯税であるとかタックスヘイブンの話もありましたし、参考人の中からは、いわゆる租税回避の措置、これを取り組んでいけばいわゆるSDGsの資金、タックスヘイブン、これをなくしていけば賄えるという試算もあるというような話を興味深く聞かせていただきました。  それで、まず今田参考人にお聞きしたいと思うんですが、今回はSDGsということで、例えば再生可能エネルギーの普及であるとか、あと食品廃棄物の半減であるとか、あと海洋資源の保護など、先進国にも当事者としての取組を求めていくと、こういうことになったということなんですが、MDGsのとき……

第190回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第5号(2016/05/11、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。マイナ大使、アフォワキ・ハイレ大使、本当にありがとうございます。  まず、マイナ大使にお聞きをしたいんですけれども、ケニアの電力割合についてでございます。  少し調べさせていただきますと、ケニアは、火力発電での電力が三三%、水力発電が三七%、地熱発電が二七%、地熱以外の再生可能エネルギーが約三%となっておりまして、自然エネルギーが占める割合というのが六割を超えております。とりわけ、地熱発電におきましては日本からのODA関連での支援というのもあろうかと思いますが、三菱重工であるとか、あとは東芝であるとかが地熱発電をつくっているということも調べて……

第190回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号(2016/05/20、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  ODAの実施、運用について今日はちょっと質問したいと思うんですね。  ODAの実施は非軍事に限定をされなければならないわけでありますが、前ODA大綱では、援助実施の原則として、軍事的用途及び国際紛争助長への使用を回避すると、こうなっておりました。ところが、現開発協力大綱では、ここに加えて、民生目的、災害救助等非軍事目的の開発協力に相手国の軍又は軍籍を有する者が関係する場合には、その実質的意義に着目し、個別具体的に検討すると。この実質的というのが非常に曖昧だという声も上がったわけであります。  この間、政府は、二〇〇六年にインドネシアに対し……

第190回国会 内閣委員会 第16号(2016/05/19、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  タクシー事業に関わる国家戦略特区についての質問を行います。  まず冒頭、今日は自交総連の中央執行委員長の高城さんにお越しいただきましたので、まず、高城さんの方から、今回の国家戦略特区の一部改正法案、どのように受け止めておられるか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  プロドライバーとしての矜持であるとか、全ての規制というのは安全につながっていくんだというような話もしていただきました。  今日は、まず、そのライドシェアなんですけれども、これは白タク行為ということでありますから、当然禁止をされているわけですね。マ……

第190回国会 予算委員会 第4号(2016/01/19、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇一五年度補正予算二案に反対の討論を行います。  安倍総理は、アベノミクスで経済の好循環が生まれ始めた、第二ステージに進むとし、一億総活躍社会なるものを実現し、今回の補正予算はその皮切りとなると表明いたしました。  しかし、暮らしや経済の実態は、好循環とは程遠いのが実態です。国民生活基礎調査では、生活が苦しいと答えた人は六二・四%で年々悪化しています。ところが、総理は、どんなに景気が悪くなろうが来年四月から消費税を一〇%に引き上げると明言しています。  さらに、本会議の質疑で、本委員会の質疑で、軽減税率について、一人当たりの軽減額を大きく……

第190回国会 予算委員会 第12号(2016/03/09、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  一昨年九月、千葉県銚子市で起こった無理心中未遂事件を昨年に引き続いて取り上げます。  これは、県営住宅在住の母親が当時十三歳の娘の首を絞めて殺害したものであります。母子家庭の二人暮らしで、家賃を滞納し、その日は県営住宅からの強制退去が執行される日でありました。そのとき自宅に入った荷物などの運搬を行う業者の公判での証言によりますと、母親は娘が映ったテレビの画面を指して、これ、うちの子なの、頭に巻いている鉢巻きで首を絞めちゃったと言い、なぜこんなことをしたのとの質問に母親は反応せず、娘を触ったり、頭をなでたり、毛布を掛けたりしていたとのことで……

第190回国会 予算委員会 第19号(2016/03/28、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  日本共産党は、法令違反を繰り返すいわゆるブラック企業によって若者が苦しめられていることを国会で何度も告発をし、二〇一三年にはブラック企業規制法案も提出をいたしました。一億総活躍社会といいますけれども、若者が使い捨てられる社会に未来はありません。今日は、このブラックバイトについてお聞きをいたします。  まず、パネルを御覧いただきたい。(資料提示)  大学生等が今アルバイトをする理由がこの二十年で変わってきております。日本大学学生生活実態調査によりますと、九四年には、アルバイトをしている学生のうち五二・七%が旅行、交際、レジャーのためにアルバ……

第190回国会 予算委員会 第20号(2016/03/29、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度一般会計予算外二案に反対する討論を行います。  日本経済再生の要は、GDPの六割を占める個人消費を温めることです。ところが、労働者の実質賃金は下がり続け、国民に景気回復の実感はありません。一方、空前の利益を上げた大企業の内部留保は更に増加し、三百兆円を超えました。大企業がもうかれば日本の経済も暮らしも良くなるというトリクルダウン論は完全に破綻し、異次元の金融緩和を始めとするアベノミクスの失敗は明瞭です。  そして、消費税です。  我が党議員の質問に安倍総理も、家計消費が予想以上に落ち込んでいることを認めました。ならば、国民生活も経済も財政……

第190回国会 予算委員会 第22号(2016/05/17、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度補正予算に対し、賛成の討論を行います。  本補正予算は、熊本県を中心とする一連の地震に関し当面緊急に必要となる経費の追加を行うものであり、災害救助費や被災者生活再建支援金など、必要とされる金額に一定の幅を持たせていることに加え、現行予算総額の枠内で財源を捻出していることなどから賛成いたします。  熊本地震から一か月がたちました。今でも避難所生活を余儀なくされている方が分かっているだけで一万人を超え、住宅被害も八万棟を超えています。安心の住まいの確保は被災者が切実に願っているものであります。国有地などを確保するなどして仮設住宅の建設を早急に……


辰巳孝太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院23期)

辰巳孝太郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第186回国会(2014/01/24〜2014/06/22)

第186回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号(2014/02/19、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  宍戸先生、藻谷先生、本当にありがとうございました。  まず宍戸先生にお聞きしたいんですが、先ほど消費税増税について少しばかりの意見表明もされたと思いますけれども、しかし、私たちは消費税増税、四月からも、来年十月からの増税も反対なんですが、国会の中では消費税はやっぱり増税しなければならないという財政上の観点からおっしゃる方も多いかと思うんですね。  では、宍戸先生の方は、例えば消費税増税はデフレを悪化させる、日本の経済の成長にならないというのであれば、所得の再分配という観点からも、また財政上の観点からも、じゃどういう方策が別にあるのかというふうにお……

第186回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第2号(2014/02/26、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  まず藤井先生にお聞きしたいんですが、所得を増やしてデフレ脱却ということなんですが、今、国土強靱化と言われていると。その中で財政出動ということも先生唱えられていると思うんですが、国土強靱化の中でも、これから、例えば国交省が所轄する公共インフラの十分野でいいますと、すなわち道路、治水、下水道などの老朽化ですね、これが問題にもなっておりまして、これ国交省の試算でも、この老朽化対策するだけで年間四兆円で、今後五十年で延べ二百十兆円ぐらいの財政出動、老朽化対策必要じゃないかという試算が出されております。私たちは、むしろそういうところには老朽化対策ということ……

第186回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号(2014/04/09、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。山下さん、小幡さん、岩本さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。  まず、一問一問、質問をしたいと思います。  まず、山下先生なんですが、せっかくTPP、農業のことについて語っていただきましたので、少し御意見聞かせていただきたいんですが、山下先生は、TPPの交渉に参加をすることで、まあ私たちは交渉参加は反対なんですが、日本の食料自給率、私たちはもう間違いなく下がるというふうに考えますけれども、先生は下がると思われるのか、いや、そうじゃないと思われるのか、また、どちらにしても、その下がることが、上がることがいいのか悪いのかという、どのようにお考……

第186回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号(2014/04/16、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  両先生、本当に貴重な御意見、ありがとうございました。  まず林先生にお聞きしたいと思いますが、地方分権が日本の経済社会にとって大事であるということはよく分かりました。一方で、地方の財政が大変だということで、私、改めて、これの大きな原因の一つになったのが、やはり小泉改革の三位一体改革だというところをちょっと考えたいと思っておりまして。  当初、国庫補助負担金が五兆二千億円削減され、いろいろ税源措置はされたとはいえ一兆円が地方からなくなったと。公共事業も削減されましたけれども、やはり大きかったのが義務教育費であったり国民健康保険であったり、また公立保……

第186回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第5号(2014/04/23、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  デフレ脱却をどうするのかということでいいますと、私はやはり、九〇年代後半の日本の人件費、給料ですね、給料ピークにしたときからやはり七十万円ほど下がっていると、一人一人の個人所得が引き下げられてきたことそのものがやはりデフレを、物が買う力がなくなった、デフレが続いてきたという一番大きな要因だと思っております。それが出発点になってきたという認識なんですね。  先ほども話がありましたが、昨日、経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議において、労働時間の規制を撤廃する制度導入への検討を求める文書、これが提出をされました。私も文書を読みましたけれども、本……

第186回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第6号(2014/05/21、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎です。  いわゆるアベノミクスによる金融緩和等によって、為替は円高から円安に推移しました。この円安の影響や消費税増税に伴う駆け込み需要などで、消費者物価というのは上昇の傾向にあると。しかし、国民の所得はどうかと。所定内給与は、今年の三月まで二十四か月連続で減少いたしました。つまり、物価は上がるけれども賃金は上がらないと。これでは、本当の経済の好循環というのはつくれないと思います。  また、消費税の増税というのは景気を更に冷え込ませます。内閣府の景気ウオッチャー調査では、ある乗用車販売店の方から、消費税増税前の駆け込み需要は大きな動きがあったと、しかし反動減……

第186回国会 予算委員会公聴会 第1号(2014/03/13、23期、日本共産党)

○辰已孝太郎君 日本共産党の辰已孝太郎でございます。  お二人の公述人の方々、本当に今日はありがとうございました。  四月から消費税が値上げされるということですけれども、先ほど消費税の影響がどうかという話の中で、やはり九七年の消費税増税のときと私違うのは、サラリーマンの給料がやはりそのときと比べて六十万円ほど年間で引き下がっていることではないかと思っております。ですから、去年の、二〇一三年のサラリーマンの現金給与というのは一九九〇年以来最低になったということも報道されておりますし、この影響というのはもう計り知れないと私は思っております。  そんな中で、中小企業のやはり消費税の影響というのはこれ……


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第189回国会(2015/01/26〜2015/09/27)

第189回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第1号(2015/02/25、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 辰巳孝太郎でございます。  三人の参考人の方々、本当に貴重な御意見、ありがとうございました。  それで、私は、三人に二問ずつそれぞれお聞きします。  それで、岩田先生の方からは、経済の構造がやはり変わっているものですから、その時々の経済構造というのをしっかり見極めてという話もありましたし、早川参考人の方からは、いわゆる今回のQQEの誤算というところでも示していただいたと思います。  出口戦略ということがいろいろ語られるわけですが、私は、そもそも入口を間違えている可能性があるということも考えておく必要があるんじゃないかなというふうに思います。つまり、デフレを脱却するということで物……

第189回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号(2015/04/15、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  まず、井手先生にお聞きしたいんですけれども、今日の資料も含めて、既に日本は小さい政府だということや再分配の機能が弱いということなんかも非常に感銘を受けて、私も非常に同感するところがほとんどでございました。  そして、先生のおっしゃるのは、税金の取り方や使い方、また給付の仕方について信頼を得ることがまず大事だと、その後に税金の取り方ということだと思うんですが、その信頼についてなんですが、いわゆるほかの納税者が納税義務を果たしているかという信頼が一つあるということで、この点について少しお聞きをしたいんですけれども。  先ほどOECDの話もあり……

第189回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号(2015/05/13、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  デフレ脱却のためには、やはり賃金の上昇と個人消費、これが上向きになるということがもう何より大事だというのは論をまたないと思うんですね。二〇一三年の骨太方針の中でも、今後、物価の上昇が想定される中で、賃金や家計の所得が増加しなければ、景気回復の原動力となっている消費の拡大は息切れしと、こういう言及があるわけでございます。  先ほど、個人消費が想定外で伸びていないという話もありましたけれども、にもかかわらず緩やかな回復の基調にあると、こう言っているわけですね。雇用者所得が上がっていると、こういう話があるんですが、あくまで名目賃金の話であります。実質賃……

第189回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第5号(2015/05/20、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  アベノミクスでマネタリーベースは二倍になった、長期金利は低下したと。株価も上がっておりますが、しかし、それで恩恵を受けているのは大企業と大資産家ということでございます。  この二年間で、金融資産を一億円以上保有する富裕層というのが二四%増えまして百万世帯を超えたということでございます。銀行の貸出しというのは増えないと。つまり、企業はお金を借りない、設備投資になかなか回さないというのが現状だと思います。追加緩和で更に国債を買い増してETFの購入やGPIFによる株式購入など、官製相場という異常な状態になっていると言わなければならないと思います。  物……


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第190回国会(2016/01/04〜2016/06/01)

第190回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第2号(2016/02/10、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。  三人の参考人の方、お忙しい中本当にありがとうございました。多くの示唆に富んだ御提言も聞かせていただきました。  今国会におきましては、とりわけ格差と貧困の問題を各党が取り上げて質問しているのが特徴ではないかというふうに私も思っております。  十八歳選挙権ということで、先月、NHKが世論調査、十八歳、十九歳の青年たちに調査をしたところ、所得格差が大き過ぎると思うかという問いに対して大き過ぎると答えた青年が七三%で、そうではないと答えた二五%を大きく上回ったという報道もありました。  いろいろ取り上げられてはいるんですが、なかなか政府の答弁と……

第190回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号(2016/02/17、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 共産党の辰巳孝太郎でございます。  三人の参考人の皆さん、貴重な御意見、本当にありがとうございました。  まず、河村参考人にお聞きをしたいんですけれども、本当に具体的に迫った危機ということでお示しいただきまして、非常に分かりやすく受け止めさせていただきました。  河村参考人の、日銀の今回のQQEに関しては事実上の財政ファイナンスだというふうにも断罪されたと思いますし、また、このままの状態では国際間の自由な資本移動、外国為替の変動相場制ということがもう享受できなくなるんじゃないかと、そういう例も示されたというふうに思います。  そこで、私がお聞きしたいのは、そもそもこのQQEを始……

第190回国会 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第4号(2016/04/06、23期、日本共産党)

○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎です。  一月の家計調査で、三十四歳以下の若年層の消費支出が前年同月比一一・七%減の大幅なマイナスとなりました。全世帯の平均は三・一%減ですから、若者の消費の冷え込みが特に深刻であります。  今や、働く者の四割が非正規雇用であります。労働力調査によりますと、二十五歳から四十四歳までの非正規雇用の労働者は、一九九五年は三百五十五万人でありましたが、昨年、二〇一五年には六百八十三万人、つまり二十年でほぼ二倍になりました。  厚労副大臣に聞きますが、今個人消費が低迷しております。低賃金、そして若者の非正規雇用の広がりが消費活動に影響を与えているという認識はありま……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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