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楠見義男 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

楠見義男[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

楠見義男参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



42回
126348文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

0回
0文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

2回
4876文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
44回
131224文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 参議院本会議 第18号(1947/08/01、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議長から御報告ございました通り、本院議員大西十寸男君は去る七月二十九日午後六時五十分東京帝大大槻外科において永眠せられました。多年農民組合運動に文字通り挺身せられた大西君、而も今後同君の活躍に極めて多きを期待いたしておりました私共に取りまして、この悲報に接しましたことは誠に痛恨の至りでございます。大西君は明治二十九年三重縣飯南郡花岡村に生れられたのでありますが、若くして農民組合運動に投ぜられ、その経歴が示しまするように、大正十二年に日本農民組合本部に入られて以來、本年の二月に日本農民組合の書記長になられるまで、眞に終始一貫我が國農民解放のために、又農業改革のために渾身の努力を……

第1回国会 参議院本会議 第25号(1947/08/22、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました開拓者資金融通法の一部を改正する法律案につきまして、委員会の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず改正法律案の内容について御説明申上げます。改正法律案の内容は極めて簡単でございまして、即ち開拓政策実行上、政府は現在の開拓者資金融通法に基ずきまして、開拓者に対して営農資金及び住宅資金の融通をいたしておるのでありますが、今回この法律の一部を改正いたしまして、更に開拓者の共同施設に必要な資金を融通するの途を開かんとするものでございます。その趣旨とするところは、御承知のように、一昨年の十月に政府は緊急開拓計画の樹立をいたしまして、大規模の國内開拓の実行に著手……

第1回国会 参議院本会議 第27号(1947/08/26、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました農産種苗法案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先づ法案の内容及びその趣旨とするところについて申上げます。  政府の提案理由説明によりますと、種苗の優良であるか、どうかということは、農業生産にとつて極めて重大なる影響を持つものであり、その根本である。而して農家は、例えば蔬菜種苗のごときものは、その必要とする種苗について平均七五%、種類によつては九五%、殆んど大部分のものをいわゆる販賣種苗に求めている実情であるが、近年不良種苗の横行が著しく、全く発芽もしないような不良なものもあつて、不測の損害を被むる場合が少くない。從つ……

第1回国会 参議院本会議 第44号(1947/11/05、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今上程せられました三つの案件につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず農地開発営團の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律案について御説明申上げます。この法律案は御承知のように、去る九月二日附を以ちまして農地開発営團が閉鎖機関に指定せられましたので、從來農地開発営團が行なつておりました農地開発事業を政府において引き継ぐことといたしまして、その場合の善後措置を内容といたしたものでございます。元來農地開発営團は昭和十六年法律第六十五号を以て制定せられました農地開発法に基ずいて設立せられました特殊法人でございまして、……

第1回国会 参議院本会議 第46号(1947/11/07、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今上程せられました農業協同組合法案及び農業協同組合法の制定に伴う農業團体の整理等に関する法律案につきまして、その内容及び農林委員会におきまする審議の経過及び結果について御報告申上げます。  御承知のごとく農業協同組合法案において目的といたしておりまするところの新らしい農業協同組合は、農地改革と並んで我が國農村の民主化と農業経営の高度化を図らんとするものでございまして、このことは一昨年十一月九日連合軍総司令部から発せられました農地改革に関する覚書において、非農民的利害に支配せられず、農民の経済的、文化的向上を目的といたしまするところの農業協同組合運動が提唱いたされましたことに徴し……

第1回国会 参議院本会議 第56号(1947/11/24、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題になりました農業災害補償法案について、農林委員会における審議の経過及び結果について御報告申上げます。  先ず法案の趣旨とするところ及び内容について御説明いたしたいと存じます。御承知のように我が國の農業はその経営規模が極めて零細であるということを特徴としており、從つて又その弱点としているのでありますが、これに加えて自然の力の支配を受けることの最も大きなこの農業において、我が國は気象変化の激しい、いわゆるモンスーン地帶に属しております関係上、諸外國にも類例を見ない程災害が多く、一度災害を被つた場合の農家経済は、元來基礎の極めて脆弱なのに加えての被害でありまするから、忽ちにして……

第1回国会 参議院本会議 第62号(1947/12/05、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました國有林野法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会の審議の経過並びに結果を御報告申し上げます  この法律案の内容は極めて簡單でございまして、即ち現行の國有林野法の第二十六條の規定を削除することが改定法案の内容であります。御承知のように國有林野法は國の所有いたしておりまする森林原野の管理及び処分方法等を規定した法律でございますが、その第二十六條におきまして、本法は北海道には適用しない、又沖縄縣においては本法の適用に関して勅令で以て特例を設くることができる趣旨の規定があるのであります。北海道に國有林野法が適用されなかつた理由は、從來北海道の國有林野は内地の國……

第1回国会 参議院本会議 第65号(1947/12/08、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案及び農地調整法の一部を改正する法律案につきまして、一括して委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  御承知のように本件二法律案は、農地改革の一環としての措置でございまして、即ち農地改革によつて庶幾いたしておりまするところの耕作農民の農業経営上の安定、農業生産力の増進を更に一層確保するために、今回新たに必要な措置を講じますると共に、農地改革進行途上の従來の経験に徴して、農地改革本來の趣旨を法律の規定上明確ならしむる等のための補充的改正をなすことをその趣旨としておるのでございまして、内容の主なるものは、第一……

第1回国会 参議院本会議 第66号(1947/12/09、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました四つの法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  これらの法案は、御承知のごとく食料品、油糧、飼料及び食糧についてそれぞれ從來の統制方式を廃し、新たに公的機関により、政府責任体制の確立への切換を目的といたしたものであります。委員会はあらゆる角度から又詳りに亘つて愼重審議をいたしたのでありまするが、その結果本件についてはいろいろの問題はございますけれども、現在の我が國の国情並びに食糧事情からいたしまして、その制定亦止むを得ざるものと認め、即ち討論を省略し、採決をいたしましたところ、各委員の全会一致の局意を以ちまして、本四法案……

第2回国会 参議院本会議 第42号(1948/05/31、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題になりました法律案につきまして委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。農地開発営團の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律は、去る第一回國会におきまして制定せられた法律でございまして、この法律は当時御報告申上げましたように、昨年九月農地開発営團が閉鎖機関に指定せられましたために、それまで営團が行なつておりました農地開発或いは緊急開拓の事業を政府が引き継ぎ、政府みずからその実施に当ることとなり、これに伴う善後措置を規定した法律でございます。  而して爾來政府は右の法律に基きまして、営團から引き継いだ事業の実施に必要な資材の買收、或いは営……

第2回国会 参議院本会議 第50号(1948/06/14、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました農薬取締法案につきまして、委員会の審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  本法律案提案の趣旨は、御承知のように農業薬剤の重要性、特に例えば本年の食糧一割増産の中心が、病虫害の予防駆除にある現状から見ましても、農薬が農業生産に至大の関係を有することは明らかであります。然るに最近における農薬事情は、その供給不足と相俟つて、不正粗惡なる農薬の横行により、農家の蒙る損害が決して少なくないばかりでなく、延いて病虫害防除の意欲を減退せしめ、農業生産に惡影響を與えておる実情は、到底これを放任し得ないのでありまして、從つてこの観点から、農家及び農業指導者多年の要望に慶えて……

第2回国会 参議院本会議 第53号(1948/06/25、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今話題となりました、輸出入植物檢疫法案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  御承知のように、我が國における輸出入植物の檢疫は、大正三年以來輸出入植物取締法によりまして実行せられて参つたのでありますが、爾來この法律に基く檢疫の励行によつて、海外から輸入又は移入せられまする植物に附着する病菌又は害虫の侵入を防止いたしまして、國内生産の安全確保の上に極めて大きな効果を挙げますると共に、輸出農産物等につきましては、この檢疫によりまして、我が國の信用を保持し、その輸出振興に寄與するところ亦決して少くなかつたのであります。然るところ戰爭の勃発に伴う貿易……

第2回国会 参議院本会議 第54号(1948/06/28、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今上程せられました二つの法律案につきまして、農林委員会における審議の状況を御報告申上げます。  先ず最初に、農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして御報告申上げます。本法案の内容の主なるものは、先ず第一に養蚕の保險、即ち蚕繭共済について養蚕者の支拂うべき共済掛金の一部を製糸業者及び蚕種製造業者に負担せしめ、その負担額を生糸及び蚕種の公定價格に参入することによりまして、結局養蚕者の共済掛金の一部を消費者に負担させることでございます。政府提出の資料によりますと、本年度における総共済掛金予想額約一億三千万円の中、養蚕農業家負担は約七千万円、製糸業者等の負担は約六千万円でござい……

第2回国会 参議院本会議 第57号(1948/07/01、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました、指定農林物資、檢査法案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果を御報吉申上げます。  御承知のように、農林関係物資につきましては、例えば「わら」工品その他の農産加工品にいたしましても、又林産物或いは水産加工品にいたしましても、その生産において極めて零細であるばかりでなく、その規格も亦複雑多岐に亘つておりまして、從つてこれらの物資の取引の迅速安全、品質向上を図るためには、古くから檢査制度の必要が認められ、すでに明治三十四年以來檢査が行われており、その間逐次品目の追加を見て参つたのでありますが、本年この檢査は公正なる第三者たる国家の事務と観念いたしまして……

第2回国会 参議院本会議 第58号(1948/07/03、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました二つの法案につきまして、農林委員会における審議の状況を御報告申上げます。  先ず種蓄法案について御報告申上げます。畜産振興の必要性が近時非常に重要な問題として取上げられておることは御承知の通りであります。而してこのことは我が國農業経営の改善、即ち有畜営農方式によつて経営の多角化を図ると共に、その合理を目的としておるのでありますが、同時に又國民食生活の改善や、乳幼兒、病弱者の必需食糧確保の見地からも強く要請されておることは勿論であります。本法案はこの重要な畜産振興について、その根幹をなすところの種蓄の確保を目的とした法案であります。從來種蓄の確保につきましては、……

第2回国会 参議院本会議 第60号(1948/07/05、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました農林委員会関係の請願及び陳情につきまして、委員会の審議の状況を御報告申上げます。  農林委員会に付託せられました請願及び陳情は、事柄の性質上極めて多岐に亘つておりまして、又その件数も多数に上つておるのでありまして、即ち請願二百十四件、陳情八十八件、合計三百二件でございますが、委員会におきましては、特にこれらの案件を愼重に処理いたしまするために、二つの小委員会を設けて審議を盡したのでありまして、その結果、只今上程せられましたように、請願百八十七件、陳情六十四件、合計二百五十一件を会議に付して、内閣に送付を要するものと決定いたした次第であります。  而してこの請願……

第3回国会 参議院本会議 第15号(1948/11/26、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました畜産関係の三つの法律案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず最初に馬匹去勢法を廃止する法律案について御説明申上げます。現行の馬匹去勢法は明治三十四年の制定にかかり、大正五年十一月から施行せられたものでございますが、その目的といたしまするところは、馬匹の改良と一旦有事の際における軍馬徴発の取扱上の便益に資することにあつたのであります。然るところ最近における情勢の変化、即ち政府の説明によりますと、第一に、多年に亘る法律趣旨の徹底により、現在においては去勢は家畜飼養者が自主的に行うべき段階に達しており、それが当然又彼らの便益にも……

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、緑風会)

○楠見義男君 請願、陳情に関しまする農林委員会の審議の状況並びに結果を御報告申上げます。本國会におきまして農林委員会に付託せられました請願及び陳情は、請願五十件、陳情十六件、合計六十六件でございますが、委員会におきましては愼重審議を重ね、その間、政府側の現状説明等も聽取いたしましたる結果、只今議題となりましたるごとく、請願三十三件、陳情十一件、合計四十四件を採択し、いずれも会議に付したる上、内閣に送付を要するものと決定いたした次第でございます。  而してこれらの請願及び陳情の内容につきましては文書表によつて十分御了承願えたのでありますが、今、概括的に且つ最も御留意を願いたい事項についてのみ御報……

第4回国会 参議院本会議 第11号(1948/12/13、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました請願及び陳情につきまして、委員会の状況を御報告申上げます。  先ず請願でございますが、石狩原野開発促進に関する請願でありまして、この請願の要旨は、石狩原野の開発は戦前から多年地元民の要望するところであり、開発事業の一部はすでに行われておるけれども、何分開道以來未開発の土地であるため、入植者の自力のみでは開発は不能であるから、國の積極的施策と総合的施工により、速かに木原野の開発を促進せられたいという趣旨であります。  又陳情は農地委員会に対する國庫補助の件でございまして、現在進行中の農地改革は正に大詰に参つておるのでありますけれども、この農地改革退行のための第一……

第5回国会 参議院本会議 第5号(1949/03/30、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました食料品配給公團法の一部を改正する等の法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず、法律案の内容につきまして申上げます。御承知のように農林省関係の配給公團は、味噌、醤油、砂糖、罐詰、乳製品等を取扱う食料品配給公團、畜産飼料を取扱う飼料配給公團、油脂原料、油脂、油粕等を取扱う油糧配給公團、主要食糧を取扱う食糧配給公團及び肥料を取扱う肥料配給公團の以上五つの公團がございまして、それぞれ別個の根拠法令に基いて設立せられておるのでございますが、現行法律の規定上、これらの五公團のうち、食糧配給公團は本年三月三十一日を以て解散し、そ……

第5回国会 参議院本会議 第14号(1949/04/15、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました食糧の増産確保に関する決議案につきまして、提案者の一人といたしましてその提案の趣旨を御説明いたしますると共に、満場の皆樣方の御賛同をお願いいたしたいと存ずる次第であります。  先ず決議案を朗読いたします。    食糧の増産確保に関する決議   日本経済自立の根幹が食糧の増産確保にあることは言を俟たない。しかして農家の異常な努力があるにもかかわらず、農業生産はきわめて苛酷な生産條件の下におかれ、しかもその打開に関する政府の施策には見るべきものがない実情である。更に土地改良及び災害復旧に関する施設の大幅縮減のように、政府が執ろうとしているところはむしろその重要性を……

第5回国会 参議院本会議 第17号(1949/04/20、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました馬籍法を廃止する法律案につきまして、農林委員会における審議の状況並びに結果を御報告申上げます。  御承知のように、馬籍法はいわば馬の戸籍法でございまして、馬一頭ごとにその名称、性別、種類、特徴、産地、生年月日その他の事項を記載した馬籍を作成することを目的とし、市町村長をしてこの馬籍作成事務を掌らしむることを内容として大正十年制定せられた法律でございますが、その制定の趣旨は、主として軍馬徴発の際における便宜に供することを第一義とし、併せて馬産改良及び馬の取引改善の資にも供することといたしたのであります。然るところ終戰後の今日におきましては、もはや軍馬徴発というこ……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました二つの法律案につきまして、農林委員会における審議の状況並びに結果を御報告申上げます。  先ず最初に農業協同組合自治監査法を廃止する法律案について御報告申上げます。農業協同組合自治監査法は昭和十三年に制定せられたものでございますが、この法律の趣旨は、農業團体即ち産業組合、農業会、或いは農業協同組合等、いろいろ團体制度について変遷もございましたが、これらの農業團体がその堅実なる発達を図るために、行政廳による監査とは別個に、いわゆる自治監査を行う目的を以て、監査連合会を設立し、この連合人の監査機能の活用によつて、お互いの事業面及び特に経理面の堅実化を図ることとしたの……

第5回国会 参議院本会議 第23号(1949/05/09、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました酪農業調整法を廃止する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  現行の酪農業調整法は昭和十四年の制定にかかる法律でありまして、その内容は、第一に、指定地域内における牛乳生産者團体に対し、行政官廳が販賣統制に関する決定をなすべきことを命じ、或いはその地域内の生産者に対し右團体の統制決定に從うべきことを命じ得ること、第二に、指定地域内において行われるところの牛乳生産者と牛乳処理販賣業者或いは製酪業者間の取引條件を行政官廳の許可制度とすること、第三に、製酪業即ち乳製品の製造事業を行政官廳の許可制度とすること、第四に、製酪業者の……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました獸医師法案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  この法案は、大正十五年に制定せられました現行の獸医師法に根本的な改革を加え、新らしい獸医師制度の確立によりまして、獸医師の技能の最高水準と、その業務の適正とを確保し、以て畜産の発達と併せて公衆衞生の向上に寄與することを目的としたものございまして、その内容は、第一に獸医師の免許につきまして、從來の免許制度に比べて免許資格を著しく引上げたことであります。即ち新らしく獸医師國家試驗の制度を設け、その受驗資格につきましても、新制大生卒業生で獸医学の四年以上に亘る課程を修めた者、或いは……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました農地調整法の一部を改正する等の法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  本法律案提案の趣旨は、いわゆる第二次農地改革が概ね好成績の中にまさに一段落を告げんとする今日の実態に即應して、即ち政府提出の資料によりますと、昭和二十二年三月三十一日に第一回の農地買收が行われまして以來、本年の三月二日に行われました第十一回目の農地買收に至るまでに、約百七十万町歩の農地買收が行われたのでありますが、その内訳は、存村地主所有分約九十五万町歩、不在地主所有分約七十五万町歩でありまして、これを田畑別に見ますると田は、約九十七万町歩、畑は約七……

第5回国会 参議院本会議 第35号(1949/05/26、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました二つの法律案につきまして、農林委員会における審議の状況並びに結果を御報告申上げます。  先ず最初に衆議院の原健三郎君外六名の議員提出にかかる競馬法の一部を改正する法律案につきまして御報告申上げます。  この法律案の提案の趣旨は、現在地方競馬の経営主体と申しますか、開催主体は、都道府縣と著しく災害を受けた市で内閣総理大臣が指定するものに限られているのでございますが、この開催主体として新たに著しく災害を受けた町村で内閣総理大臣の指定するものを加えんとするものであります。その理由は、現在の競馬法制定の際に、國会の修正によりまして、著しく災害を受けた市が競馬の開催主体……

第5回国会 参議院本会議 第37号(1949/05/28、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました三つの法律案につきまして、農林委員会における審議の状況並びに結果を御報告申上げます。  先ず最初に食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案について御報告申上げます。  この法律案提案の趣旨は、理由書にも明記せられておりますように、連合軍総司令部の主要食糧集荷に関する覚書に基き、経済九原則の具現化を中心とする我が國経済の動向に即應するため、供出制度の改善を図らんとするものであります。御承知のようにいわゆる経済九原則におきましては、その第九項として食糧供出計画の能率向上を図ることが明示せられておるのでありますが、これに基き、更に又昭和二十年九月二十二日附連合軍総司……

第6回国会 参議院本会議 第19号(1949/11/25、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  現行の家畜伝染病予防法におきましては、家畜伝染病防遏の徹底を期するために、予防の面において種々の方法手段を講じておりますると共に、一度伝染病にかかつた家畜に対しましては、他に伝播の危險をなくするために、例えば家畜の殺処分、物品の燒却、埋却等の応急措置を講じておるのでありますが、他面これらの処分による家畜所有者の受ける損失をできるだけ軽減いたしまするための措置といたしまして、現行法の第二十四條の規定によつて、罹病のため殺処分を命ぜられた家畜、或いは予……

第6回国会 参議院本会議 第22号(1949/11/30、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました農業災害補償法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず改正法律案の内容について申上げます。御承知のように、現行の農業災害補償法におきましては、共済保險事業の対象として、農作物共済、蚕繭共済及び家畜共済の三種類があるわけでございますが、このうち農作物共済即ち米麦類等の主要食糧農作物につきましては、農家の支拂うべき共済掛金額の約半額に近い金額は現在国庫において負担することになつており、又蚕繭共済につきましては養蚕農家の支拂うべき共済掛金額の約半額は製糸業者及び蚕陣製造業者がそれぞれ繭又は種繭の取扱数量に……

第7回国会 参議院本会議 第2号(1949/12/05、1期、緑風会)

○楠見義男君 増田官房長官の御答弁の中に、農林委員会の審議状況について事実と異なつておる、即ち農林委員長といたしまして特にその運営上責任を感ずることがございますので、この際一身上の弁明を許可して頂きたいと思います。(拍手、「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 農林委員長といたしまして、一身上の弁明をいたしたいと存じます。  如何に簡單な法案でも粗略軽視せず愼重に精査し、又すべての案件を通じ常に超党派的態度を以て冷靜に審議を盡すということが、我々参議院農林委員会における第一国会以来今日まで踏襲して来た不変の方針態度でございまして、各委員諸君の御励精により、委員会の権威を一段と高め、又この故にこそ……

第7回国会 参議院本会議 第22号(1950/03/01、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました二つの案件につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず農産種苗法の一部を改正する法律案について御報告申上げます。   農産種苗法は第一国会において成立し、一昨年三月から施行されている法律でございまして、現行法の内容は、農産種苗の良否が農業生産の成否に直接且つ重大な影響を及ぼすことの事実に鑑み、蔬菜、果樹その他の農産種苗の取引の公正、品質の維持向上並びに優良なる新品種の育成の助長奬励を図りまするために、第一に、販売せられる種苗について、その内容、即ち種類、品種、生産地、発芽率等を表示すべき保証票を添付せしむること、第二に、優秀……

第7回国会 参議院本会議 第24号(1950/03/06、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました農業改良助長法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  御承知のように、農地改革実施後の我が国農業、そして又今後世界経済の一環として考えられまする日本農業のあり方を想定いたしまする場合に、この国内構造の立場及び更に広い見地から、時代の要請に即応する試験研究を行い、且つその成果を迅速に普及することは極めて緊要なことでございまして、この見地から、能率的な農法の発達、農業生産の増大及び農民生活の改善を図りまするために、農業に関する科学技術の発達及びその成果の有効なる普及を目的とする現行農業改良助長法が第二国会に……

第7回国会 参議院本会議 第25号(1950/03/08、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました二つの案件につきまして、農林委員会の審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず最初に農業災害補償法の一部を改正する法律案について御報告申上げます。  現行農業災害補償法は第一国会において制定せられたものでございまして、旧来の農業保險法及び家畜保險法を統合し、且つ農業災害補償制度の強化拡充を図つたものでございますが、法律の目的は、農家が農作物、蚕兒及び家畜について不可抗力の災害によつて受ける損失を、保險的機構、即ち各農家は市町村区域の農業共済組合に一定の掛金を拂込んでこれと共済契約を結び、共済組合は都道府県單位の共済組合連合会との間に保險契約を結び、又連合……

第7回国会 参議院本会議 第31号(1950/03/20、1期、緑風会)

○楠見義男君 開拓者資金融通法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の状況を御報告申上げます。  先ず法律案の起旨並びに内容について御説明申上げますと、政府は国内開拓事業を遂行するため未墾地買收を行い、又開墾につきましては、国営、県営、補助等の方法によりまして、その実効を図つて参つておるのでありますが、一面、開拓地に入殖した者に対しましては、先に昭和二十二年成立いたしました開拓者資金融通法の規定に基きまして、いわゆる営農資金、住宅資金及び共同施設資金を政府みずから貸付け、開拓地における営農安定の基礎を與えておるのでございまして、これらの資金は爾来毎年続けられ、本年度貸付分を累計……

第7回国会 参議院本会議 第35号(1950/03/31、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました四つの案件につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を順次御報告申上げます。  最初に肥料配給公団令の一部を改正する法律案について御報告申上げます。  先ず改正点の内容及びその理由を政府の説明によりまして簡單に申上げます。改正点は二つございまして、第一の点は、肥料配給公団令の有効期間の延長であります。即ち肥料配給公団は本年三月三十一日を以て解消することになつておりますが、肥料の需要供給の現況に鑑み、且つ現在進行中の春肥の配給途上における機構を改革することは影響するところ少なからずと考えられまするので、一応本公団令の有効期限を一年延長し、現在の春肥配給……

第7回国会 参議院本会議 第43号(1950/04/21、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題になりました四つの案件につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を逐次御報告申上げます。  最初に植物防疫法案につきまして御報告申上げます。  この法律案は、植物の防疫につきまして従来の法制を改廃統一し、新事態に即応して国際的及び国内的に植物の防疫に関する一貫した新立法を試みておるものでございまして、その内容としては、国際的な植物検疫並びに国内的な植物検疫及び緊急防疫を骨子といたしているのであります。即ち国際植物検疫につきましては、先に第二国会において成立を見ました輸出入植物検疫法の趣旨を概ね本法案中に取入れ、ただ一部の改正、例えば輸出入植物についてその容器包裝……

第7回国会 参議院本会議 第45号(1950/04/24、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今上程せられました農業金融疏通並びに農業協同組合育成強化に関する決議案は農林委員共同の発議にかかるものでございますが、発議者の一人としてその趣旨の説明をいたしたいと存じます。  先ず決議案を朗読いたします。    農業金融疏通並びに農業協同組合育成強化に関する決議   農村不況の現状は誠に深刻である。現状をもつて推移すれば、わが国産業経済の全般にわたり極めて憂慮すべき影響を及ぼすのみならず、遂には日本再建の基盤たる農業の破滅をもたらすであろう。   農村不況のよつてきたるところは種種あろうが、特に最近の資金梗そくに基く影響は一層これに拍車をかけている実情である。   政府は、速……

第7回国会 参議院本会議 第46号(1950/04/26、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました牧野法案、家畜改良増殖法案及び造林臨時措置法案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果につきまして逐次御報告申上げます。  先ず最初に牧野法案について御報告申上げます。畜産の振興と牧野の生産性の維持向上及び牧野経営の合理化とが極めて密接不可分の関係にありますことは、ここに申上げるまでもないところでございます。従つて牧野の改良は古くからその必要が強調せられておつたのでありまして、昭和六年に現行牧野法が施行せられ、法律的にも牧野の改良が制度化されたのでありますが、この法律は当時の国情をも反映いたしておりました関係上、軍馬資源の涵養という目的もあり、又そ……

第7回国会 参議院本会議 第47号(1950/04/28、1期、緑風会)

○楠見義男君 農業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず改正法律案の内容及びその趣旨について申上げます。主なる改正事項は二点でありますが、その第一点は、農業協同組合連合会の事業兼営についてその制限でありましていわゆる指導連合会と称せられて、おりまするもの、即ち農村の生活改善、教育、技術指導等の事業を行なつておる連合会は、その本来の事業と直接関連する事業以外の他の事業を兼営してはならないこととし、これによつて都道府県段階の一般的農業協同組合連合会は、指導、経済及び金融事業の三本建といたしますと共に、都道府県区域を超える全国……

第7回国会 参議院本会議 第48号(1950/04/29、1期、緑風会)

○楠見義男君 只今議題となりました狩猟法の一部を改正する法律案は伊達源一郎君外九名の本院議員諸君の御提案にかかるものでございますが、その提案の趣旨を提案者の説明せられるところによつて申上げますと、大体次の通りでございます。  即ち我が国におきましては、諸外国に比し一般に国民の鳥獸に対する認識が極めて薄く、有益鳥獸保護の方策も不徹底でありましたため、従来鳥獸は次第にその数を減じて来たのでありますが、戰時中の濫獲は特に著しく、更に森林の濫伐等は鳥獸の自然的生育の條件を奪うこととなりましたため、近時著しくその数を減じ、若しこのままに推移いたしまするときは、或る種の鳥獸は我が国から永久にその姿を消すこ……

第7回国会 参議院本会議 第49号(1950/05/01、1期、緑風会)

○楠見義男君 農林関係の請願及び陳情につきまして審査の結果を御報告申上げます。  農林委員会に付託をせられました請願及び陳情は、請願百五十四件、陳情三十三件、合計百八十七件でございまして、これをその内容について大別いたしますと、農業恐慌対策或いは寒冷積雪地帶農業対策に関するもの三件、肥料の配給改善に関するもの八件、農業災害補償制度の刷新強化に関するもの九件、農業協同組合の育成強化等に関するもの四件、開拓、干拓、水利及び土地改良、耕地の災害復旧その他主として農地及び水利に関するもの四十件、農地改革に関するもの八件、農業改良普及事業の強化及び農業関係試験機関の拡充に関するもの四件、作物報告事務所の……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 参議院本会議 第45号(1954/05/12、3期、緑風会)

○楠見義男君 私は、只今の藤田君の動議に養成いたします。

第19回国会 参議院本会議 第59号(1954/06/07、3期、緑風会)

○楠見義男君 私は、只今議題となつておりまする警察法案外一件について、反対の意思を表明せんとするものであります。  反対の理由は数点に亘つており、順次これを申述べたいと存じまするが、その前に、この際、一言附け加えておきたいと存じます。政府が国民の囂々たる非難のうちに、法律を不当に悪用して検察庁法第十四条による指揮権を発動し、而も又本院の警告決議をもあえて顧みず、誤つた行政措置を撤回せざるままの状態を固執してまで、その成立を庶幾したいわゆる重要法案の一つであるこの警察法案が、今日このような異例の状況の下において審議されるということは誠に遺憾であります。(「その通り」と呼ぶ者あり)殊に、去る三日夜……


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データ更新日:2022/12/09

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