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高瀬荘太郎 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

高瀬荘太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

高瀬荘太郎参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
 下記リンクから各項目に飛ぶことができます。

■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



28回
52993文字

 (うち議会役職
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 (うち政府役職
24回
33832文字

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 (うち議会役職
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 (うち政府役職
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 (うち議会役職
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 (うち政府役職
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 (うち議会役職
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 (うち政府役職
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2回
3973文字

 (うち議会役職
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 (うち政府役職
0回
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0回
0文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
30回
56966文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
24回
33832文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

1期
文部大臣政府、第5回国会)
文部大臣・通商産業大臣政府、第7回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第2回国会 参議院本会議 第6号(1948/01/24、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 (「総理大臣はどうしたんだ」「総理大臣の出席がない」と呼ぶ者あり)私は今回片山総理大臣が一般施政方針演説におきまして明らかにされた政府の経済政策の中で、最も重要と考えます諸点についてお尋ねをいたしたいのであります。  先ず第一に、片山総理はその演説の冒頭におきまして、今年こそ我が國経済再建の運命を賭ける重大な年である。恒久的な復興再建計画を樹立して、(「総理大臣はどうしたんだ」と呼ぶ者あり)その達成に邁進すべき重大な年だと言つておられるのであります。その片山総理の所見につきましては、無論何人も異論がないだろうと思います。けれども、そういう重大な意義を持ちます恒久的な復興再建計画……

第2回国会 参議院本会議 第46号(1948/06/09、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 私は先ず予算の基礎の問題につきまして、大藏大臣にお尋ねをしたいと思います。大藏大臣は、健全財政の原則を確立するにつきまして、最も大切なことは、國の経済力と予算との均衡である、こう言つておられるのでありますが、この点につきまして、今回の予算が眞の健全財政の原則に反しておるのではないかと考えますので、これをお尋ねしたいのであります。この問題について大藏大臣は、國民所得と一般会計歳出総額との比率を挙げて、昭和二十三年度は、これが二二%に当つて、前年度の一八%と比べれば、多少増率になると言つておられます。政府の國民所得推算の方法等につきましても疑問があるのでありますが、仮にそれが正しい……

第2回国会 参議院本会議 第48号(1948/06/11、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 只今の大蔵大臣の御答弁に対しまして再質問をお許し願いたいと思います。
【次の発言】 過日の私の質問に対しまして只今北村大蔵大臣から御答弁を頂きましたが、それにつきまして重ねて御質問をいたしたいと思います。  先ず第一に國民所得と歳出総額との均衡の比率が、國の経済力と予算の均衡を図る上において重要な指標になりまして、これがある程度以下に保たれないと、必ず國民生活に重大な圧迫を加えることになるという点から、今年のその均衡の状況が甚だ高過ぎるのではないかという考えから御質問をいたした次第でありまして、それに対する御答弁は、今日の日本の非常に窮迫した國家の財政の状態から申しますと、残円……

第3回国会 参議院本会議 第8号(1948/11/10、1期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 今回の國家公務員法改正は、先に制定されました公務員法に再檢討を加えて、公務員法に関する諸制度を一層合理化し、或いは民主化するというところに根本精神があると考えます。つまり公務員としての身分並びに職責につきまして、最も公正且つ民主的な秩序を作り、その任務の遂行につきまして最も合理的で且つ能率的な規律を作るというところが、今回の改正の根本精神であろうと信じます。このような見地から考えまして、今回の改正はその一般的方針につきましては極めて妥当な改正であると考えまして、賛意を表する次第であります。勿論個々の内容規定につきましては、尚十分愼重に檢討をいたしました上で、質疑を必要とする点が……

第5回国会 参議院本会議 第9号(1949/04/05、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 田中議員の御質問にお答いたします。六・三制、公共事業費の補助予算につきましては、まだはつきり確定しておりません。併し(「予算は出てるぞ」と呼ぶ者あり)現在のところは極めて憂慮すべき状態に置かれております。極力本予算に計上方を関係方面に折衝中であります。又引続いて今後予算されます國会等におきましても、これが追加増額を図りたいと努力いたしておる次第であります。(「どれくらい出ておるのか」と呼ぶ者あり)次に文教政策の遂行に必要な予算の獲得につきましては、文部大臣として最善の努力を盡しておるのでありますが、現下の政治的、経済的諸條件の嚴しい制約を受けまして甚だ困難な状況にあ……

第5回国会 参議院本会議 第10号(1949/04/06、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 平岡さんの御質問にお答えいたします。  我が國民主化の基盤であり文化國家の根源を培う義務教育の完成に非常に重大な関係を持つております六・三制建築費國庫補助の予算につきましては、現在尚関係方面と極力折衝中でありますが、未だ見通しが付かない状態でありまして、非常に憂慮しておる次第であります。尚今後におきましても、臨時國会その他あらゆる機会を捉えまして、これが計上増額に努力いたしまして、財政的原因から参ります教育上の欠陥に対しましては、これを極力最小限度に止めるために全力を盡す考えでおります。次に我が國教育界における私学の重要性を考え、又私学の復興経営が現在非常に困難な状……

第5回国会 参議院本会議 第12号(1949/04/08、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 柏木君の御質問にお答いたします。我が國学術の振興発展と関連いたしまして、大学校についての御質問がありましたが、大学校反対の運動は盛に現在行われておるのでありますが、その反対の重要な根拠の一つとして挙げられております点は、只今柏木さん御指摘のように、大学校によりまして基礎科学の研究が大学でできなくなるというようなところにあるようであります。併し反対の対象と考えられておりますところの、いわゆる大学校試案なるものは、大学校案研究の中途における全く一つの試案に過ぎないのでありまして、実際に大学校案原案とも言うべきものはまだでき上つておらないのであります。又そのいわゆる大学校……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御決議に対しまして、政府の所見を申述べたいと思います。六・三制の完全実施が、我が國の民主化及び再建のために最も重要な基礎をなすものでありますことは、只今の御決議に明瞭に指摘されました通りであります。然るにその実施以來二年、予期のような十分の成果を挙げることができず、殊にその施設における欠陷が極めて深刻な状況にありますことは、誠に憂慮に堪えないところであります。政府といたしましては、只今の御決議を十分に尊重し、今後一段と努力を傾けまして、これに必要な予算の獲得並びにその他六・三制完遂のために必要なあらゆる方策を講じまして、(「額を示せ」と呼ぶ者あり)本日の御決議……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) 只今スポーツ振興に関しまして重要な御決議ありましたが、その趣旨につきましては政府としても全く同感の次第であります。スポーツの振興が、最近著く低下して参りました我が國民体位の回復向上のために、又健全にして明朗豁達な國民精神の振興のために、極めて重要なことでありますことは、政府としても十分に承知しておりますところであります。又先頃衆議院におきましても本日と同じ趣旨の御決議もありましたのであります。つきましては、今後政府といたしましては、スポーツの振興について本日の御決議の趣旨をできるだけ早く実現いたしますために、各般の施策について一段の努力をいたして参るつもりであります……

第5回国会 参議院本会議 第30号(1949/05/20、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。只今御質問の問題につきましては、かねて参議院の文部委員会におきまして河野議員から御質問のあつたところであります。その際、私は、文部省としては愼重にこれを研究する、こうお答えをいたして置いたのでありますが、その結果、只今林副総理からお答えいたしましたように、河野議員の御意見とほぼ同樣の方向におきまして、他の地方公務員とひとしく取扱われるという方針で今考慮中でありますから、御了承願いたいと思います。(拍手)

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○國務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。本年度の教育予算が非常に削減された結果といたしまして、教育上各種の支障を生じているということについての文部大臣の所感はどうか、こういうお尋ねであつたと思います。(「交渉中はどうした」と呼ぶ者あり)確かに予算が不足いたしますと、教育上当然十分の効果を挙げ得ないことは事実でありますし、いろいろと支障が起きることも事実であります。併しながら私の見るところでは必ずしも只今おつしやいましたように、教育的な意味におきまして非常な支障を現在起しているという事実を知つておらないのであります。実際の実情につきましては、現在各方面の実情を調査いたしております。それから……

第6回国会 参議院本会議 第8号(1949/11/11、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 第一の国宝の問題でありますが、国宝の保護、修理の問題は、我が国文化の振興上極めて重要な事柄でありますので、これについては常に愼重な考慮を拂つておるわけであります。併し厖大な数に上ります国宝の保存、修理を完成いたしますためには、非常に莫大な経費を要するのでありますから、その重要の程度、破損の程度などを十分愼重に考慮いたしまして、緊急性に応じて計画的に順次これを完成して行く考えであります。  第二の科学研究費の問題でありますが、これも勿論非常に重要な問題であります。それで、これは目下その予算について編成中でございます。文部省といたしましてはその充実のために最善の努力をい……

第6回国会 参議院本会議 第9号(1949/11/12、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 教育及び学術研究等に関します予算を豊かにいたしますことが、我が国文化の振興発展のために極めて急務であることは明らかであります。併しながら又窮乏いたしました国家経済の下におきまして、その予算計上に非常に嚴しい制約、限界のあることも明らかであります。従いましてその経済、財政の極度に窮乏しております我が国の現在の実情におきまして、刻下の文化的要求を十分に満足するだけの予算計上は到底困難であるのであります。併し政府といたしましては、教育並びに学術研究の振興に必要な予算を充実することにつきましては不新に努力をいたしておるのでありまして、今年度の補正予算及び来年度予算におきまし……

第6回国会 参議院本会議 第10号(1949/11/14、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 第一に、国宝の保存の措置及び予算の点についての御質問にお答えいたします。  国宝保存の措置につきましては、予算の外に保存行政及び保存技術などにつきましての改善も是非共必要であると考えまして、これにも十分検討を加えて、万全を期しておる次第であります。尚、国宝保存につきましては、国家も無論責任を負うのでありますけれども、御承知のように国宝の大部分は国家の所有物ではありませんで、個人の所有物であります。従いましてその保存を完全にいたしますにつきましては、所在者個人におかれましても今少し保存の責任を考えて頂く必要があると考えております。併し何と言いましても、今最も重要な故障……

第6回国会 参議院本会議 第16号(1949/11/21、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 第一の来年度六・三制建築費補助予算の額はどのくらい予定しておるか。こういう御質問でありましたが、これは大蔵大臣からお答えいたしましたように大体四十五億円を予定しておりまして、本年度の補正予算十五億円と加えて六十億円を予定しておるわけであります。  第二のこれだけの予算でどの程度の整備ができるか。こういうお尋ねでありますが、文部省といたしましては、現在仮教室とか、二部授業、三部授業というような非常に惡い状態にありますものを緊急に備整するということを第一段階の計画といたしております。そうして第二段の計画として、その他の不完全な設備に対しまして漸次完成をして行くということ……

第6回国会 参議院本会議 第18号(1949/11/24、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。朝鮮人学校に対する措置につきましてお尋ねがありましたが、この措置は御承知のように二種類ありまして、解散を命ぜられました朝連経営の学校に対する措置、第二は朝連の直接経営に属しない朝鮮人学校に対する措置であります。前者につきましては、経営主体が消滅いたします結果といたしまして、当然閉鎖を命ずるという措置を講じたわけであります。又後者につきましては、二週間の期限付で、朝連による教育支配の排除、又学校教育法に基いての内容の整備等を要求したわけであります、ところが大部分はこれらの要求を満たして参りません結果といたしまして、今月初めに大部分のものに対して閉鎖を……

第6回国会 参議院本会議 第20号(1949/11/28、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御決議に対しまして政府の所見を申述べたいと思います。  科学技術の振興が、我が国再建の基本的な條件でありますと同時に、平和的な文化国家建設の理想でなければならぬということは、政府といたしましても十分に認識しているところでありますが、国家財政の窮乏によりましてこれに必要な予算の計上が甚だ困難な状況にありますことは誠に遺憾な次第であります。つきましては、只今の御決議の趣旨を十分に尊重し、御期待に副うよう今後最善の努力をいたす覚悟であります。(拍手)

第6回国会 参議院本会議 第21号(1949/11/29、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の御決議に対しまして、政府の所見を申上げたいと思います。  教育、科学及び文化の国際的な協力を促進し、世界の恒久的平和に貢献しようとするユネスコ運動と、平和を基調とする文化国家建設を目指しております我が国の高遠な理想とは、極めて深い関係のありますことは明らかであります。政府は従来におきましても我が国内のユネスコ運動の発展を促進いたしますために相当の努力をして参つたのでありますが、今回の御決議によりまして更に決意を固めまして、御決議の趣旨に副うよう一層の努力をいたしたいと考えております。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第6号(1949/12/21、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。今回地方公務員である教員に対しまして支拂われる年末手当につきましては、後日国庫からその半額を補給するように適当な措置を講ずる考えであります。次にこれに関する必要な法的措置につきましては、後日かかる措置を講ずる場合にこれを具体的に考えるつもりであります。尚、地方教員に年末手当の支給が遅れるようになると甚だ困るという考えから、政府といたしましては特に各地方へ人を派遣いたしまして、政府の趣旨を十分に通達して手違いのないようにいたしております。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第11号(1950/01/26、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。只今お話がありました通り、今回新たに予算編成の仕方によりまして、地方教育費に対する国庫補助金の予算計上の仕方が変つたわけであります。そうして平衡交付金の中にこれが算入されるということになりましたが、御質問にありましたように、この制度の変化自体によりまして必ずしも地方財政を特に圧迫するという結果にはならないと考えております。特に昭和二十五年度予算におきましては、この平衡交付金の中に算入されます地方教育費に対する国庫補助金は約二十数億円増額される予定になつております。併しお話のありましたように、その運用につきましては、合理的に且つ公平に行われますように……

第7回国会 参議院本会議 第12号(1950/01/27、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。二十五年度の予算に計上されております私学の戰災復旧貸付金二億七千万円は甚だ少いという御説でありますが、確かに私学が蒙むりました戰災の莫大な金額や、現在私学が当面しております財政の窮乏等を考えますと、甚だ不十分だと考えております。併しこの金額は国立の学校の戰災復旧と大体同じ比率で計上されておるわけでありまして、そういう点及び現在の日本の財政の非常に困難な状況と考え合せますと、先ず止むを得ないと考えております。けれども今後日本財政の回復に従いまして、漸次これは増額されるべきものと考えております。尚、私学に対する金融問題と関連いたしまして、先年来問題とな……

第7回国会 参議院本会議 第14号(1950/01/30、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。新らしい教育制度の実施と関連いたしまして、今までありました旧制の中等学校である農業学校が、新制高等学校に総合される傾向が相当顯著に現われておりますことは、御説のように農業教育の水準を低下させる結果になる虞れがあると私も考えておるのであります。併しこれは文部省が実行いたしておるのではございませんで、地方の教育当局が実行いたしておるのであります。併し文部省といたしましては、そういう総合化の傾向というものが農業教育に甚だ好ましくないという考えを持つておりますので、成るべく、止むを得ざる必要のある場合を除きましては、そういうことにならないようにしたいという……

第7回国会 参議院本会議 第15号(1950/01/31、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。最近、青少年の凶悪犯罪とか婦人の家庭破壊というような社会道義頽廃の事件が非常に顯著に認められるという点につきましては、全く遺憾な次第であります。これらの現象は、結局はその根底におきましては、過去におけるような封建的な強制的な社会法律というものから、新らしい民主的な自主的な社会規律への転換期に、なかなかその転換が思うように容易に行けないというようなところに実は根本的な原因があるだろうと考えております。そういう新らしい自主的な社会規律つまり民主的な社会道義を確立する手段といたしましては、お話のような新聞紙その他のジヤーナリズム、又ラジオ、一般出版界とい……

第7回国会 参議院本会議 第16号(1950/02/08、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。定員定額制の問題についてお質問がありましたが、定員定額制というものは二十四年度から初めて実施いたしたのでありまして、最初の実施でありましたために、推定数等に多少実情に合わなかつたというような点があつたことは事実であります。併し補正予算によりまして二億八千万円額をいたしてその調整をいたしましたので、それ程重大な故障はなかつたと思つております。尚、二十五年度につきましては、義務教育を充実したいという見地から、この定員定額予算に対します部分も非常に増額をいたして計上をしております。いわゆる定員定額で、二十四年度におきましては、小学校は教員の数を五十人の級……

第7回国会 参議院本会議 第23号(1950/03/03、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。  戰歿者の遺兒の育英について特別な考慮をする必要があるという点についてのお尋ねでありましたが、無論この点につきましては十分に考えておる次第であります。先ず日本育英会から奬学資金の貸與をいたしておりますが、その場合に戰歿者の遺兒等については家庭の事情等に特殊な考慮を加えておりまするし、又貸與を受けます者の成績條件につきましても、一般では大体成績が二割程度の者までという條件になつておりますけれども、戰歿者の遺兒等につきましては五割程度まで差支がないというふうにいたして、できるだけの考慮をいたしております。それから先程厚生大臣からお答えがありましたよう……

第7回国会 参議院本会議 第44号(1950/04/22、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 一昨日、電気事業再編成法案及び公益事業法案を参議院に送付いたしましたので、この際、その提案理由を一括御説明申上げます。  先ず電気事業再編成法案についてその概要を御説明いたします。  申すまでもなく、電気事業の再編工は、昭山二十三年二月、日発及び各配電会社が集中排除法による指定を受けて以来の縣案でありまして、ポツダム宣言の要請による経済民主化方策の極めて重要な一環をなすものであります。政府としては諸般の客観情勢に鑑み、速かにこの縣案の解決する必要を痛感いたしましたので、昨年十一月、通商産業省に電気事業再編成審議会を設置し、爾来再編成の方策を愼重に審議したのであります……

第7回国会 参議院本会議 第47号(1950/04/28、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) 只今の決議案に対しまして政府の所見を申上げたいと思います。  中国との貿易を促進、振興いたしますことが我が国の経済にとつて極めて重要であるということは全く今御決議の通りであります。政府といたしましても中日貿易の促進につきましては十分の熱意を持つているのでありますが、現在置かれている両国の特殊な関係から、正常な貿易を大幅に実行するという段階にまだ至つておりませんことは、甚だ遺憾な次第であります。併し香港を通じ又は直接にはバーター方式などによりまして、現状において可能なあらゆる手段を通じ今後一段と中日貿易の増進に努力したい所存であります。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第49号(1950/05/01、1期、緑風会)【政府役職:文部大臣・通商産業大臣】

○国務大臣(高瀬荘太郎君) お答えいたします。  先ず第一の点は、教育の地方分権と教育の機会均等との関連からいたしまして、義務教育費を国庫から補助するということは教育の民主化という点から言つて決して矛盾するものでない、その点どう考えるかということが中心であつたと思います。私も教育民主化という立場から考えまして、義務教育費に対して国庫が補助するということは決して矛盾するものとは考えておりません。ただ併し国庫の地方財政に対する援助の仕方につきましてはいろいろの方法があるわけでありまして、今回の平衡交付金法による方法もその一つの方法であります。そうでなくて、今までのような教員俸給半額国庫負担というよ……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 参議院本会議 第2号(1959/06/23、5期、緑風会)

○高瀬荘太郎君 私は、ただいま上程されております参議院議長、副議長の離党に関する決議案につきまして、賛成の討論をいたしたいと思います。(拍手)なぜ賛成するかという理由につきまして、きわめて簡単明瞭に申し上げたいと思います。  議長は、国会運営を公正にするという立場から、不偏不党の立場を堅持しなければならないことは当然のことであります。こういう議長の中立性を十分に確保するためには、議長は進んで党籍を離脱すべきであると考えます。各国の議事規則を見ましても、そういう議長の中立性確保につきまして非常に厳格な議事規則をきめておりますところもたくさんにあります。またイギリスのように、党籍離脱の慣行が古くか……

第39回国会 参議院本会議 第9号(1961/10/18、5期、参議院同志会)

○高瀬荘太郎君 私は、参議院同志会を代表いたしまして質問をいたしたいと思います。  ただいま上程されております給与の法案についての詳細な質疑は、いずれ委員会で行ないたいと思いますが、ここでは、今回の給与改正と関連いたしまして、重要な一般的な問題についてだけ簡単に御質問をいたしたいと思います。  まず第一に、今回の公務員の給与引き上げの経済的影響の問題であります。これにつきましては通産大臣に御答弁願いたいのでありますが、あるいは問題によりましては総理に御答弁をいただきたいと存じます。  国家公務員の給与引き上げというものは、それだけにとどまりませんで、当然、地方公務員、三公社五現業の給与引き上げ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

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