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木下辰雄 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

木下辰雄[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

木下辰雄参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



26回
57525文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

22回
36495文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
48回
94020文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 参議院本会議 第14号(1947/07/09、1期、緑風会)

○木下辰雄君 私は先般発表されました経済緊急対策、いわゆる危機突破対策に対しまして、水産という立場から二三意見を述べたいと思います。先日來この議場の質答應答において、主要食糧に関する問題は十分論議されたと思います。併しながら水産の問題については殆どなかつたことを私は遺憾に存じます。固より主食の増産確保ということは、現在において最も必要なる事項でありましよう。併しながらこれは如何に力を盡し、如何に工夫を凝らしても、到底不足する。その不足をどうして補うか、如何なる物を以て補うかということは、現下の最も重要な問題であろうと思います。固より輸入物資の懇請も必要であります。併しながら政府も申されている通……

第1回国会 参議院本会議 第51号(1947/11/13、1期、緑風会)

○木下辰雄君 緑風会は梅原眞隆君を指名いたします。
【次の発言】 緑風会は姫井伊介君を指名いたします。
【次の発言】 緑風会は堀越儀郎君を指名いたします。

第1回国会 参議院本会議 第52号(1947/11/15、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第百三十三号、同百四十五号外六件と、請願第三百二十五号外三件及び陳情第百六十七号外四件につきまして、水産常任委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。  請願第百三十三号、第百四十五号は、熊本縣牛深漁港修築に関する請願であります。紹介議員田方進君並びに内村清次君から請願の要旨について御説明がありましたが、同漁港は我が國重要なる漁場たる天草灘の根拠地で、漁獲高は年間一万五千トン、加工水産物三千トンその他海藻類を加えますと、二十一年度におきまして二億円の生産があり、同漁港に繋留する漁船は大小合せて六百隻、その外各種運搬船も多く、從つて暴風雨の……

第1回国会 参議院本会議 第61号(1947/12/03、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第四百七十八号外二件及び陳情第三百四十号外二件につきまして、水産常任委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  請願第四百七十八号は福島縣澁佐漁港船たまり工事に関する請願であります。紹介議員は橋本萬右衞門君でありまして、請願の要旨について御説明を承つたのでありますが、同港は古來より避難港船溜りとして極めて良港でありましたが、対岸御堂崎の岩壁自然崩壊のために河口が非常に浅くなつて、漁獲物の水揚げ不可能であるから、速やかに國庫補助により船溜りの構築を希望するというのであります。  請願第四百八十六号は、福島縣松川浦漁港第二期修築工事促進に関す……

第1回国会 参議院本会議 第62号(1947/12/05、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第五百四十四号外三件、並びに陳情第百六十八号外三件につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。請願第五百四十四号は、北海道の伏古別漁港築設に関する請願であります。紹介議員小林米三郎君から請願の要旨について御説明がありました。同港は太平洋岸漁田の開発上、又避難港として期待でき得るもので、伏古別川河口に位置し、天恵の岸壁を以て自然の港湾を形成し、工事も頗る容易であるから、國費を以て修繕を願いたいというのであります。  請願第五百四十七号は、北海道の有珠漁港改修工事に関する請願であります。紹介議員小林米三郎君から請願の要旨につき御説明……

第1回国会 参議院本会議 第65号(1947/12/08、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁業法の一部を改正する法律案の水産委員会におきまする審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  本案につきましては、十一月の十八日の水産委員会におきまして予備審査をいたしまして、衆議院からの送付を待つておりましたところ、十二月二日送付されましたので、十二月六日に水産委員会を開きまして慎重に審議をいたしましたのであります。  先ず改正の内容を申上げますが、これは極めて簡單な改正でありまして、第一の点は、漁業法中「行政官廳」を「行政廳」に改めることとか何とかいうような字句の改正であります。第二の点は、漁業法の中に明治二十三年法律第八十四号に基ずいて罰則を附し……

第2回国会 参議院本会議 第44号(1948/06/07、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第二十号外二十三件並びに陳情一件について、水産委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  委員会は懇談会を一回と、それから五月二十七日と六月一日の両日に開会いたしまして愼重審議いたしました。今その経過を簡單に御報告いたします。  請願第二十号は、雄武村漁港新設に関する請願であります。紹介議員木下源吾君から請願の要旨につきまして詳しく説明がありました。同漁港にオホーツク海に面して優秀漁田に近く、漁獲も多く、北洋漁場を失つた今日、極めて重要な漁場の根拠地である。この際漁港の築設を急速に実施せられたいというのであります。  第二は、請願第四十六……

第2回国会 参議院本会議 第56号(1948/06/30、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました漁船保險法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  漁船保險法は昭和十二年に制定されまして、その当時家畜保險法というのがありまして、その家畜保險法の分をこの漁船保險法において準用した個所が二三あるのであります。ところが、この家畜保險法は農業災害補償法ができまして廃案になつております。それで新たに漁船保險法の中に家畜保險法で準用しておつた部分を規定するというのが改正の理由であります。  その改正の内容について申上げます。その内容の第一点は漁船保險法第二十八條及び第三十六條の規定が家畜保險法中の規定を準用し……

第2回国会 参議院本会議 第58号(1948/07/03、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第八百二十五号外五件並びに陳情第五百六十五号について、水産委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  請願第八百二十五号は、吉里吉里漁港修築に関する請願であります。同港は太平洋岸の三陸漁場の中心に位し、漁業の盛んな所で、先に昭和八年における三陸地方震災の復旧工事で、局部的に修築したのであるが、極めて不完全なため、地元漁船も同港に着港できず、他港に廻航陸揚げする状態であるから、速やかに國庫補助により修築されたいというのであります。  請願第八百四十一号は、鮮魚介陸揚地に対する地区別報奨物資差別撤廃に関する請願であります。その要旨は、農林省指……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題になりました水産物増産対策に関する件について、水産委員会におきまする調査の経過について御報告いたします。本委員会においては、去る二月の三日議長の承認を得まして、水産物の増産対策に関する調査に着手いたしたのであります。二月五日以来数回に亘り関係官廳の係官等を招致しまして慎重に調査をいたしましたが、尚調査の便宜のために、漁業資材調査小委員会と水産金融調査小委員会の二つの小委員会を設けまして、調査をいたしたのであります。漁業資材調査小委員会は、小委員長田中信儀君外九名が委員としまして、又水産金融調査小委員会は小委員長丹羽五郎君外八名が委員となつて、おのおの数回に亘り小委員会を開……

第3回国会 参議院本会議 第16号(1948/11/27、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産業協同組合法案、水産業協同組合法の測定に伴う水産業團体の整理等に関する法律案、並びに漁業権等臨時措置法案、この三法を一緒いたしまして、水産委員会におきまする審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。水産委員会におきましては、十一月十三日予備審査のためにこの三法案が送付されまして以來、委員会を開きますること九回、愼重審議いたしましたのであります。尚その間千葉縣、神奈川縣及び靜岡縣に委員を派遣いたしまして、意見を聽取しまして、漁民の集合を開き、法案の審議に供したものであります。  先ず水産業協同組合法案並びに水産業協同組合法の制定に伴う水産業團体の整理……

第3回国会 参議院本会議 第17号(1948/11/29、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第百二十二号外十一件、陳情第三十四号外一件につきまして、水産委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  請願第百二十二号、百二十四号、百四十四号、百九十六号、百九十七号、二百号、二百二十六号、二百六十号並びに陳情三十四号は、漁船保險に関する事項であります。請願及び陳情の要旨を申上げます。漁船保險は不測の素因を多分に持つておるから、不時の欠損に應じ得る準備が必要である。然るに漁船保險は立法当時からその準備が不十分であつた。そのために戰後漁船及び乗組員の素質の低下、漁船の酷使、燃油の不良等が原因となつて、遭難船が多くなり、ために保險事業が赤字……

第4回国会 参議院本会議 第9号(1948/12/11、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程と相成りました水産金融に関する決議案につきまして提案の理由を説明いたします。先ず決議案を朗読いたします。    水産金融に関する決議案   戦災により甚大な打撃を受けたにもかかわらず眞先に立ちあがつたわが水産業は、政府の金融対策不充分なため、今や深刻なる金融難に直面し、中小漁業の如きは、出漁不能に陥るものが続出するの現状にある。   かくては國民の主要なるたん白質給源を不能ならしめ國家再建の基礎を危うする恐れがある。よつて政府は、この際緊急対策として、復興金融金庫の債務の引受又は保証の制度を活用して、即時生産方面に金融の途を開くと共に、漁業災害補償制度と業界の相互援助機関……

第4回国会 参議院本会議 第18号(1948/12/21、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願三件につきまして、水産委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  請願第三十六号は漁船保險に関する請願でありまして、十二月十一日に本院において採択されました請願と同一のものでありますので、説明を省略いたします。  請願第五十号は「こんぶ」の自由出荷並びに自由配給の請願であります。本件にかんのまして、委員の質問に対して政府側の説明がありましたから申上げます。「こんぶ」の統制撤去の時期については現在愼重に考慮中である。それまでは完全な自由出荷及び自由販賣を認めることは困難である。それから生産地からの出荷については、農林大臣の出荷割当に基いて出……

第5回国会 参議院本会議 第28号(1949/05/16、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産業團体整理特別措置法案につきまして、水産委員会におきまする審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。  先ずこの法案の内容について簡單に御説明申上げます。第三國会において成立いたしました水産業協同組合法及び水産業協同組合の制定に伴う水産業團体の整理等に関する法律は、本年二月十五日から実施されておりまして、現在全國各地において水産業團体の解散準備と水産業連同組合の設立の段階にあるのであります。從つてその解散される水産業團体が持つているところの財産の処分、特に水産業團体から新しく設立される協同組合への財産の移轉がこれから始まるのであります。この財産の移……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第二百三十一号、同じく四百七十八号、同じく五百八十五号、同じく六百四十二号、この四つの請願に対しまして、水産委員会におきましては愼重審議の結果、満場一致を以てこれを採択して、議院の会議に付し、請願第二百三十一号及び第五百八十五号の外は内閣に送付すべきものと決定いたしました。以上御報告申上げます。(拍手)

第5回国会 参議院本会議 第35号(1949/05/26、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました水産金融に関する決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申上げます。  先ず決議案を朗読いたします。    水産金融に関する決議   最近の水産業は数年來の海流の異変による漁況の不良とたたかいながら鋭意増産に努力しているが、この漁業條件の惡化に加えるに昨年來の資金難は今年に入りますます甚だしくなり、漁船の建造等の設備資金の欠乏はもとより燃油、漁網等の資材の購入資金にさえ事欠く有樣で、これをこのままに放任するときは漁業生産に大きな惡影響を及ぼし、ひいては國民の食生活に重大な脅威を與えることとなる。   よつて本院は、この際至急に日本銀行に信用保証基金を設け、その支拂……

第6回国会 参議院本会議 第20号(1949/11/28、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願九件、陳情四件に関しまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。  そのうち漁港の件に関して先ず御報告いたします。漁港は北海道の様似、常呂、初山別、羽幌、頓別、熊本県の島子、山口県の柳井、福岡県の沖の島、愛姫県の高山、島根県の仲泊、以上七ケ所の築設或いは修築の請願と、三ケ所の築設の陳情であります。委員会におきましては紹介議員より詳細なる説明を聽取し、又政府当局と質問応答を重ねまして、愼重審議いたしたのであります。右のうち様似漁港は第三国会に、羽幌漁港は第二及び第五国会においてすでに採択いたしておりまするし、その他常呂外七件共いずれ……

第6回国会 参議院本会議 第21号(1949/11/29、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁業法案並びに漁業法施行法案に関しまして、水産委員会におきまする審議の経過並びにその結果について御報告いたします。  先ずこの両法案の提案の理由を申上げます。御承知の通り我が国の当面する最大の問題は、国民の各分野における民主化を達成し、その基盤の上に生産力を発展させ、日本経済の再建とその自主化を図ることであります。我が国産業構成の基盤をなす漁業におきましても、速かに民主化を達成し、その基盤の上に生産力を発展させる必要のあることは勿論であります。然るに現行の漁業法は古い法律でありまして、明治三十四年に制定せられまして、三十六年に実施せられたものでありまして、その……

第6回国会 参議院本会議 第23号(1949/12/01、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願十八件、陳情一件に関しまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。  請願九十三号は、水産業協同組合法の改正等に関する請願であります。五百七十四号は漁船法および漁船船員法制定に関する請願であります。陳情第二十二号は水産業協同組合法中一部改正等に関する陳情であります。  右三件はいずれも願意妥当としてこれは水産業協同組合法中一部改正等に関する陳情であります。  右三件はいずれも願意妥当としてこれを採択し、議院の会議に付することに決定いたしました。  次に、請願第百四十七号は冷凍水産物の検査に関する請願であります。五百二十九号は、茂生……

第6回国会 参議院本会議 第25号(1949/12/03、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願並びに陳情に関しまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  請願第八百二十三号は、兒島湾内第七区干拓工事施行による定置漁業損害補償の請願であります。陳情第百十五号は、伊勢湾内のバツチ網禁止に関する陳情であります。第百十七号は、萩漁港修築に関する陳情であります。  水産委員会におきましては愼重審議の結果、いずれも願意妥当と認めまして、これを採択し、議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。  以上御報告申上げます。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第24号(1950/03/06、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第二十五号外十件、陳情第百二十二号に関しまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  そのうち漁港の件に関し先ず御報告いたします。漁港は鹿兒島県一湊、福岡県沖ノ端、山口県萩、熊本県大江、北海道尾札部、厚内、以上六ケ所の築設並びに修築の請願であります。委員会におきましては、政府当局と質問応答を重ね、愼重審議いたしたのであります。右のうち尾札部漁港は第二国会においてすでに採択いたしておりまするし、その他のものも緊急築設を要する案件でありますので、委員会におきましてはこれを採択し、議院の会議に付し、内閣に送付を要するものと決定いたしました……

第7回国会 参議院本会議 第42号(1950/04/19、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁港法案につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告いたします。  先ず漁港法制定の趣旨について申上げます。戰争によつて大半を失いました漁船は急速に再建されまして、今日は戰前の水準に達したばかりでなく、その船型も漸次大きくなつて参りましたが、漁船の基地であり、且つ漁業の根拠地でもありますところの漁港の設備が甚だ不完全でありますために、漁業の生産能率が甚だしく害せられておるばかりでなく、暴風雨等の場合には漁船の難破が頻々として起り、人命を損ずることも多く、誠に遺憾に堪えない次第であります。従つてこれを速かに整理いたし、且つその適正なる維持管……

第7回国会 参議院本会議 第43号(1950/04/21、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案並びに臘虎膃肭獸猟獲取締法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告いたします。  先ず漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案の改正の理由を申上げます。福岡県、長崎県、熊本県並びに佐賀県の四県に囲まれた有明海は瀬戸内海に次ぐ漁業権の複雑した海であります。この海面の漁業調整をするために、瀬戸内海と同様に常置の有明海連合海区漁業調整委員会並びに有明海漁業調整事務局を置いて、この海の漁業調整を円滑にし、漁業生産の増強を図るものであります。而して本法の改正については、前国会で……

第7回国会 参議院本会議 第48号(1950/04/29、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第八百二十四号外十八件、陳情第二百四十七号外五件に関しまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。  そのうち十三件は漁港の修築工事の請願及び陳情であります。即ち長崎県為石、対馬高浜、岩見県田老、釜石、北海道舶泊、和歌山県須江、福島県松川、茨城県久慈、波崎、鹿兒島県大川河口帆之、千葉御宿、静岡県燒津及び岩手県下の漁港の災害復旧工事促進に関する請願並びに陳情であります。我が国の漁港は全般的に不完備でありまして、台風のため年々港内において多数の漁船が破損沈沒をいたしている実情でありまして、漁港の修築は漁業の発展上必須の問題であります。その……

第7回国会 参議院本会議 第49号(1950/05/01、1期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁船法案並びに水産資源枯渇防止法案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず漁船法案についてその提案の理由を申上げます。水産食糧増産の基幹をなす漁船は、太平洋戰争前は順調に発達して、当時の我が国の漁獲量にほぼ比例していましたが、戰時中少からざる数を喪失いたしたのであります。終戰後政府は昭和二十年十二月、閣議において三十三万七千トン補充計画を決定して漁船の整備計画に努力して参つたのであります。そのためにその数においては三十余万隻、百二十余万トン、百八十余万馬力になり、戰前の水準に達しましたが、漁船の建造を調整し、漁船を登録……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 参議院本会議 第11号(1950/07/30、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程いたされました漁業法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  この法案は衆議院議員の提出でありまして、極めて簡単な法案であります。去る第六国会において成立いたしました新漁業法、この漁業法のうちに海区漁業調整委員会というのがあります。これは民主的に漁業の調整をやる、或いは許可、免許というものを強い意味において行政官庁の諮問機関として置かれたのであります。その海区漁業調整委員会は、漁民から選挙された者が七名と、それから公益代表が一名、学識経験者が二名、合計十名の者によつてこの委員会ができております。そうして内地の海区……

第8回国会 参議院本会議 第12号(1950/07/31、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願第三十三号外十四件、陳情第二十七号外一件に関しまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。  その中、先ず漁港の件に関しまして御報告いたします。  北海道の羽幌、天売、香深、岩手県の長部、小浜、島根県の小伊津、以上六ケ所の修築の請願でありますが、委員会におきましては、政府当局と質問応答を重ね、愼重審議いたしたのでありますが、その中にはすでに本国会において採択いたしたのもあり、その他のものも緊急築設を要する案件でありますので、委員会におきましてはこれを採択し、議院の会議に付し、内閣に送付を要するものと決定いたしたのであります。  次……

第9回国会 参議院本会議 第9号(1950/12/08、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。本法案はかねてより水産業協同組合の要望によりまして、水産委員会におきまして調査研究いたして、今回木下辰雄外六名の発議を以て提案いたしましたものであります。  先ず本法案の提案の理由について簡單に申上げます。水産業協同組合並びに所属組合員の資産、即ち冷凍製氷施設、共同販売所、水産倉庫、事務所その他水産業の生産の用に供する物件が、火災、風災又は水災の災害によりまして損害を受けた場合、相互に救済することは、水産業協同組合の経営を安定し、所属組合員の事業経……

第10回国会 参議院本会議 第13号(1951/02/13、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産業協同組合法等の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告いたします。  この法律案は木下辰雄ほか六氏の発議による議員提出の法案であります。その内容について簡單に御説明申上げます。  前国会において水産業協同組合法が改正せられまして、水産業協同組合共済会を設立することができるようになつたのでありまするが、その共済会の理事は、少くともその四分の三は、協同組合を直接又は間接に構成する個人、即ち正会員でなければならんことに相成つております。この点を改正いたしまして、協同組合の理事は正会員同様に共済会の理事となることがで……

第10回国会 参議院本会議 第19号(1951/02/28、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。  先ず、法案の内容を簡單に申上げます。改正の内容は極めて簡單でありまして、その第一は、協同組合が守らねばならん財務基準、即ち自己資本の額とか、余裕金の運用とか、或いは信用事業の運営などに関する基準を定める政令の根拠規定を設けることであります。その第二は、政府が指導的立場から、政令で定めた財務基準の運営状態などを毎年一回常例として検査をしなければならないということに相成つておるのであります。その理由を申しますると、水産業協同組合の設立は一応全国的……

第10回国会 参議院本会議 第22号(1951/03/09、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願三十四件、陳情十三件に関しまして、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  請願第十三、八十五、百二十六、百八十三、四百七十四、六百六、六百十五は漁港修築促進に関する請願であります。請願八百十一、八百四十三及び陳情百三十一、百六十九、百九十は小型機船底曳網漁業整備に伴う転換資金交付筆に関する請願及び陳情であります。請願二百十、四百六十九、八百四十二及び陳情百三十、百五十五、百七十は新設されました海区漁業調整委員会等の経費増額に関する請願及び陳情であります。請願二百九、七百八十八は漁業法施行に伴う定置漁業権切替時期の延期に関する請願であります……

第10回国会 参議院本会議 第31号(1951/03/27、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁船法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。  本法律案は秋山俊一郎君ほか三名の提案であります。提案の理由とその内容について簡單に御説明申上げます。漁船法は第七国会において成立いたしまして、昭和二十五年五月十三日法律第百七十八号を以て公布され、同年八月十二日施行になつたのでありまするが、その後の運用の実績に徴しまして改正を要する点が二三あるのであります。  先ずその第一点は、漁船の建造、改造等の工事完成後に認定を行うことにいたしたことであります。現行法によりますと、漁船の建造及び改造の許可には、漁業……

第10回国会 参議院本会議 第32号(1951/03/28、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果について御報告を申上げます。  この法案は衆議院提出の法案であります。この法案の内容並びに法案提出の理由について簡單に申上げます。過ぐる新漁業法が成立いたしましたとき、瀬戸内海におきまする漁業の調整並びに水産全般の重要問題審議のために、瀬戸内海連合海区漁業調整委員会というのができました。その当時この九州の有明海におきましても、これと同様な連合委員会を作るべしという意見が非常に多かつたりであります。併しそれはその改正は後日に譲りまして、新漁業法ば成立いたしたのであ……

第10回国会 参議院本会議 第34号(1951/03/30、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁業法等の一部を改正する法律案について、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告いたします。  本案は衆議院提出の法律案であります。提案の理由及びその内容を簡単に申上げます。昨年三月十四日に施行せられました新漁業法においては、漁民による漁業秩序を再建し、従来の漁業権を全部再編成することになつておりますが、許可漁業についても漁業の民主化という見地から再検討を加えることとなつておりまして、このいわゆる漁業制度の根本的改革ともいうべきものが現在着々実行されつつあるのであります。然るにこの一カ年間に行なつた実績によりまして、この制度改革を一層円滑に実施する……

第10回国会 参議院本会議 第35号(1951/03/31、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今緊急上程になりました漁船保險法の一部を改正する法律案について、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  本案は議員入交太藏君外四角の提案であります。その提案の理由並びにその内容を申上げます。近年瀕発する漁船の捕獲、拿捕、抑畜等の事故は、我が国の置かれておりまする特殊な国際的環境によるものでありまして、これによつて漁業者が受ける精神上並びに経済上の打撃は誠に深刻なものがあるのであります。漁船の拿捕事件は、昭和二十年の韓国によるものを初めといたしまして、引続き韓国、ソ連、中国、及び中共により年々増加を見ておるのでありまして、本年二月末までの累計は実に三百三十七隻に……

第10回国会 参議院本会議 第49号(1951/05/30、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁港法第十七條第二項の規定により漁港整備計画について承認を求めるの件に関しまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。  先ず政府提出の理由を申上げます。我が国の経済を再建し、国民生活を安定せしめる方策の一環として水産業を発展させることは、地理的條件から見て極めて適切且つ必要である。戰前世界第一位の水産国であつた我が国の漁業も、現況を顧みると、その経営形態或いは漁獲物の利用効率又は漁業労働の生産力等の点において未だ原始産業の域を脱しない憾みがあるので、これを近代産業の列に伍して健全に発達せしめるため、先ず漁業の根拠地である漁港を……

第12回国会 参議院本会議 第21号(1951/11/21、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題になりました漁業法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。  新漁業法によりまする漁業制度改革の一環といたしまして、許可漁業についても、漁業の民主化を図ろうという見地から、現在の許可制度に再検討を加えまして、漁業制度改革を円滑に実施する必要があるということと、又先に総司令部から日本政府に勧告がありました、いわゆる「日本沿岸漁民が直面している経済的危機とその解決策としての五ポイント計画」なるものに掲げられておりますところの濫硬漁業を禁止して、水産資源の枯渇を防止する必要があるという、この二つの見地からこの法律案が立案……

第12回国会 参議院本会議 第24号(1951/11/28、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました請願五十九件、陳情十件に関しまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申上げます。  請願第七十号外二十二件、陳情第九十二号外四件は、漁港の修築に関する請願並びに陳情であります。請願第二百四十九号外三件はアミラン等合成繊維漁網綱調製費助成に関する請願であります。請願第百十五号、第四百八十一号、第六百八十八号、第一千二十五号、第一千二十六号、陳情第二百四十五号は、連合軍の演習による損害補償等に関する請願であります。請願第六百八十七号、陳情第百三十二号は漁業用燃油価格引下げに関する請願並びに陳情であります。請願第八百四号、陳情第百二十九号はマツカー……

第12回国会 参議院本会議 第25号(1951/11/29、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産資源保護法案につきまして、水産委員会における審議の経過及びその結果につき御報告いたします。  この法案の提案理由について簡單に申上げますと、由来我が国は四面海に囲まれ、特に水産業には地理的に惠まれた環境にありまして、水産の資源は無盡蔵であると考えられるほど豊富であつたのであります。然るに戰争中から戰後にかけて不適当なる漁獲を行なつて来た一方、他産業との関係におきまする水質の汚濁その他人為的障害の影響を受けまして、最近まで無盡蔵であると信じておりました我が国沿岸の水産資源は年と共に荒廃して参りました。その上に、戰後漁業者の人口が著しく増加いたし、漁船の数も勢……

第13回国会 参議院本会議 第22号(1952/03/14、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました真珠養殖事業法案につきまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。  本案は去る第十二国会において衆議院の水産委員十五名によつて提案されたものであります。爾来継続審査といたしまして今日に至つたものであります。  先ず法案の要旨を簡單に申上げます。御承知の通り真珠は我が国の輸出品といたしまして、極めて重要なる地位を占めておるものでありまして、これが品質の向上と優良品の増産を図ることは国策的見地から極めて緊要であることは申すまでもありません。  本案はこの目的を達するために提案されたものでありまして、主なる点を要約いたしますると、大体次の五……

第13回国会 参議院本会議 第23号(1952/03/19、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました昭和二十六年十月の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案につきまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告いたします。  本法案は、参衆両院の水産委員会におきまして十分審議の上、衆議院側から発議されたものであります。  先ず本法案提出の理由を申上げます。昨年のルース台風による漁船漁具及び養殖施設に対する災害復旧資金の融通を円滑にするのがその趣旨であります。そのために、農林中央金庫等の融資機関が漁業者に対して復旧資金の融資をなす場合において、政府は損失補償及び利子補給に関して金融機関と契約を結ぶことができるようにいたしたものであります……

第13回国会 参議院本会議 第25号(1952/03/27、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁船損害補償法案及び漁船損害補償法施行法案の水産委員会における審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず提案理由と法案の内容について申上げます。そもそも漁船は漁業上不可欠の用具であることは申すまでもありません。又漁業者にとつて重要な財産であることは申すまでもないことであります。従つて漁船について不慮の事故により損害を受けた船主は深刻な打撃をこうむり、漁業経営の安定を脅かされ、延いては漁業生産上にも重大なる影響を及ぼすことになるのであります。このような場合に対する特別なる制度としては、昭和十二年六月から実施されて来ました現行漁船保険法による保険制度が……

第13回国会 参議院本会議 第27号(1952/03/31、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました小型機船底びき網漁業整理特別措置法案の委員会におきまする審議の経過並びに結果を御報告いたします。  この法律案は漁業法第六十六條の二に規定します小型機船底びき網漁業について整理減船をする基準等を定めるものであります。この整理減船をしなければならなくなつた事情を一言申上げます。戰時中から戰後にかけまして食糧事情の逼迫から漁獲物増産が国家的に強く要請されましたのと、一方、戰時中は、外洋方面における漁業は操業不可能の状態に相成りましたために、自然、漁業は沿岸資源にのみ殺到する結果となりまして、今日まで濫獲に濫獲を重ねて参つたのであります。そこで、これをこのまま放任い……

第13回国会 参議院本会議 第28号(1952/04/04、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず提案の理由を簡單に申上げます。去る三月四日、北海道及び東北地方を襲いました十勝沖地震は、その震源が北海道の襟裳岬東方七十キロの海底であつた関係もありまして、北海道としては曾つてない大地震でありました。又この地震により津浪を惹起いたしまして、北海道釧路地方及び東北地方沿岸の各地においては、波の高さ三メートルにも達する津浪が数度に亘つて来襲したのであります。なお、この津浪は、北海道におきましては流氷時に際会しておりましたので、この流……

第13回国会 参議院本会議 第47号(1952/06/04、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました水産資源保護法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告申上げます。  先ず提案の理由について御説明申上げます。この法律案は、水産資源保護法の制定に伴い、従来漁業法の中で規定されておりました水産資源保護に関する部分を水産資源保護法に移して規定する際、その経過規定につき、いささか不十分な点がありましたのを、今回修正しようとするものであります。  その内容について簡單に御説明申上げます。漁業法第六十五條の規定に基いて、水産動植物の繁殖保護に関する事項を定めた現行農林省令及び都道府県規則の一部分が、水産資源保護法の施行に……

第13回国会 参議院本会議 第49号(1952/06/09、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今上程されました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  先ず提案の理由を申上げます。この法律案は、水産業協同組合が連合会を作る場合の制限規定を撤廃しようとするものであります。現行法第八十九條によりますると、連合会は、その地区が都道府県の区域を超えてはならないこと、又はその所属員たる組合の数が三百を超えてはならないことになつております。然るに、諸般の情勢から見まして、速かにこれらの制限を撤廃いたしまして、協同組合系統組織を十分に活用して、水産業の振興を図ることが、極めて緊要な事態に立ち至つているのであります。よ……

第13回国会 参議院本会議 第53号(1952/06/18、2期、緑風会)

○木下辰雄君 只今議題となりました漁船乗組員給與保険法案の委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申上げます。  本法案は衆議院側から提案されたものであります。先ず提案の理由を申上げます。日本の漁船の拿捕事件は、昭和二十一年十月以来現在までに、支那東海、黄海域いは北海道近海等の海域におきまして、実に四百九隻の多数に上つております。これに伴う乗組員の抑留も総数四千三百二十五名に達しまして、現在なお四百三十一名は未帰還の状態にあるのであります。かような拿捕抑留事件が漁業経営者及び漁船乗組員に與える影響は誠に深刻なるものがあるのでありまして、事業主といたしましては、一瞬にしてその唯一の生産手段……


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データ更新日:2022/12/09

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