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稲垣平太郎 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

稲垣平太郎[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧議員立法質問主意書

本会議発言歴代TOP250(参)
249位

本会議発言(政府役職)歴代TOP50(参)
15位
1期TOP25
23位
1期(政府)TOP5
4位

稲垣平太郎参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
 下記リンクから各項目に飛ぶことができます。

ページ更新日:2024/10/19
データ入手日:2024/10/10
■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

総合

在籍期
 
発言
順位
文字数
順位
 

1期
(1947/04/20〜)
発言数
32回
13位
発言文字数
63716文字
23位
TOP25

2期
(1950/06/04〜)
発言数
0回
-
発言文字数
0文字
-


参議院在籍時通算
発言数
32回
143位
発言文字数
63716文字
249位
TOP250

※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。


役職別

在籍期
議会役職
発言回数 発言文字数 順位
政府役職
非役職

1期
議会
0回
0文字
-
政府
23回
30853文字
4位
TOP5
非役職
9回
32863文字
48位

2期
議会
0回
0文字
-
政府
0回
0文字
-
非役職
0回
0文字
-


通算
議会
0回
0文字
-
政府
23回
30853文字
15位
TOP50
非役職
9回
32863文字
502位

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

1期
商工大臣政府、第5回国会)
通商産業大臣政府、第6回国会)

※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。


本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 参議院本会議 第28号(1947/08/29、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたる特許法等の一部を改正する法律案につきまして、鉱工業委員会における審議の経過並びに結果について御報告を申し上げます。  審議の経過を御報告するに先立ちまして、本法律案の内容を簡単に御紹介申し上げますると、本法律案は4箇條より成つておりまして、第一條におきまして特許法関係、第二條におきまして実用新案法関係、第三條におきまして意匠法関係、第四條におきまして商標法関係でありまして、おのおのその一部を改正せんとするものであります。尚附則といたしまして、施行の期日並びに経過措置について規定いたしておるのであります。  特許権等のいわゆる工業所有権法は大正十年の制定以……

第1回国会 参議院本会議 第37号(1947/10/13、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題に相成りましたる請願書二百三十三号の北海道における家庭越冬用燃料の価格に関する請願、並びに陳情百十四号の家庭暖房用燃料に関する陳情につきまして、鉱工業委員会におきまする審議の経過並びに結果について御報告申上げます。  先ず陳情百十四号の家庭用暖房炭の確保に関する陳情について申上げるのでありまするが、本陳情は、先ず第一に、北海道における家庭用の暖房炭の確保について、量的確保について、是非配慮を願いたいということ、並びに北海道における下期においての、輸送上の問題からいたしまして、できるだけ早い機会において、いわゆる夏場配炭を決行して貰いたいという陳情の趣意でございます。北海……

第1回国会 参議院本会議 第65号(1947/12/08、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたる臨時石炭鉱業管理法案につき鉱工業委員会におきまする審議の経過並びに結果について御報告申上げます。石炭の増産が経済再建のうえに不可欠の問題でありまするだけに、本法案につきましては朝野の視聽を集めておる関係もありまして、本委員会におきましても慎重審議を重ねたのでございます。  只今この法案の内容につきまして、簡單に御説明申上げたいと存ずるのでありまするが、御承知のように本法案が重要法案でありまする関係上、去る九月二十九日の本会議におきまして、当院の要求により商工大臣より詳細御説明があつたのでありまするが、今その要点を簡單に御報告いたしたいと存じます。増産上國……

第1回国会 参議院本会議 第66号(1947/12/09、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたる配炭公團法の一部を改正する法律案につきまして、委員会の審議の経過及び結果を御報告申上げます。  本案改正の要点は、從來配炭公團においては、石炭、コークス及び三千五百カロリー以上の亜炭を一手買取り、重要産業に配当して来たのでありまするが、燃料需要の増大に鑑みまして、公園取扱物資中、亜炭の範囲を、泥炭及び輸送の極めて不便な小炭鉱の亜炭を除きまして、不在亜炭に拡大すると共に、現在僅少な生産実績しか挙げておらんところの亜炭コークス及び石炭半成コークスをも、将來の増産を見越しまして追加するというのが趣意でありまして、これにより燃料金般の需給調節を図りたいというのが……

第2回国会 参議院本会議 第50号(1948/06/14、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたるところの特許法等の一部を改正する法律案につきまして、鉱工業委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  本法律案の改正は、新憲法の戰争放棄に関する規定並びに裁判制度の根本的改正に伴いまして、特許法、実用新案法、意匠法、商標法等の諸條項をこれに伴つて改正せんとするものであります。同時に経済上の今日の情勢下におきまして、発明奨励を阻害しない程度におきまして特許料或いは登録料を改正せんとするものであります。  その要点を項目別に申上げまするというと、第一には、戰争放棄の規定によりまして、軍事上の秘密を必要とするところの発明、又は軍事上必要とするとこ……

第2回国会 参議院本会議 第52号(1948/06/23、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたる弁理士法の一部を改正する法律案につきまして、委員会の審議の経過並びに結果について御報告申上げます。本改正法律案は、今日の経済情勢に帥即應いたしまして、弁理士の登録料並びに同法案中にありまする各種の過料につきまして、増額を行わんとする極めて簡單な法律案でありまするので、委員会においても別段異議はなかつたのでありまするが、先般当院におきまして可決いたされました特許法の改正に伴いまして、訴訟事件に関して弁理士を訴訟代理人とすべしとする修正動議が、民自党の小林英三君より提出いたされたのであります。この修正案を朗読いたします。第九條のに次のような項を加えたいという……

第2回国会 参議院本会議 第59号(1948/07/04、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたる請願並びに陳情について、その審査の結果を御報告申上げます。  請願第百四十二号、八百四十号、九百五十七号、陳情四百二十一号は、いずれも中小企業の振興又は技術指導に関するところの請願又は陳情であります。  尚陳情三百五十七号は、長崎縣の賠償撤去対象工場の存置に関する件でありまして、四百八十九号は製油所の操業に関する陳情、五百十三号は中國地方鉱山復興に関する陳情であります。  以上の請願又は陳情は、今日の経済事情より、又諸般の客観情勢よりいたしまして、これを採択し、内閣に送付することを適当と認めた次第であります。  次に請願の九百五十八号、千五十八号、九百八……

第2回国会 参議院本会議 第60号(1948/07/05、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 只今議題と相成りましたる石炭鉱業権等臨時措置法案について、鉱工業委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。この法案の内容といたしまするところは、石炭鉱業における鉱区の調整並びに使用権の設定について規定いたしたものであります。御承知のように、今日例の石炭國管以來、新鉱開発その他のことが重要な問題となつておるのでありまするが、その時に際しまして群小鉱区が入乱れ、そうして操業において甚だ不合理な点がある。或いは又非常に不適格なる分布状態によつて生産を阻害いたしておるという一面があるのであります。これに対して鉱区の調整を企図したいということと、俗に斤先掘と称しまして、法的な……

第4回国会 参議院本会議 第4号(1948/12/06、1期、民主党)

○稻垣平太郎君 私はここに民主党を代表いたしまして、総理大臣並びに大藏大臣、安本、商工の諾大臣に対しまして、経済問題についてお尋ねをいたしたいと存ずるのであります。  吉田総理が老体を挺してこの難局に当られ、日夜孜々として御努力になつておることに対しては、私は深甚なる敬意を表するものであります。(拍手)(「ときどきは抜けるよ」と呼ぶ者あり)我が党は徒らに反対せんがために反対をするものではありません。飽くまでも健全なる野党として、是を是とし、否を否といたしまして、徐ろに冷静なる批判を加えたいと存ずるものであります。(拍手)今日我が國が最も切実に要求いたしておりますところの関心事は、先程田村君から……

第5回国会 参議院本会議 第9号(1949/04/05、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) 田中議員の御質問に対してお答を申上げます。金の需要は現在におきましては、國内用の医療用その他といたしまして約二トン程度であります。國際收支の関係といたしましては、從來程その比重が大でないことは御承知の通りであります。併しながら田中議員がお話のように、今後單一爲替レートが設定される場合におきましては、金の問題が大きな問題として出て來るだろうと存じておるのであります。國際收支の決済用として、又通貨の安定の基礎といたしましての産金政策は、十分考慮いたして行かなければならんと、かように考えておるのであります。これについては御指摘のように、戰爭末期におきまして休廃山いたしまし……

第5回国会 参議院本会議 第10号(1949/04/06、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) 平岡議員の御質問に対してお答を申上げます。  第一問は、レートが三百三十円に決まつた場合において、予定されておるところの輸出が可能であるかどうかということであつたように存ずるのであります。先程安本長官からお話がありましたように、まだ爲替のレートがいつ決まるか、又その金額はどうなるかという問題は未定でありますので、ここに、はつきりしたことは申上げにくいのでありまするが、仮に平岡さんの御仮定のように三百三十円にレートが設定されたと、こういう場合を予想いたしまして、現在の價格、そして輸入には補給金を出すが輸出には補給金を出さないという建前を考えて見ますと、大雜把に申上げま……

第5回国会 参議院本会議 第11号(1949/04/07、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) 帆足議員の御質問にお答え申上げます。先刻私関係筋に参つておりましたので、御演説を聞き漏らしたのでありますが、御質問の要旨は石炭関連産業未拂の問題についてであつたと承わつております。石炭の関連産業が石炭業者からの未拂約百数十億に上つておると記憶しておるのでありますが、それがために非常な影響を蒙むつており、関連産業の影響が自然他の又その関連産業に影響して、波及するところが非常に大でありまして、私としても非常に憂慮いたしておるのであります。かように沢山の未拂ができました原因は、前年度におきまして、大体生産設備九十四億円を予定して工程を進めておつたのでありまするが、その途中……

第5回国会 参議院本会議 第25号(1949/05/12、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) 堀議員の御質問にお答えいたします。  堀議員は、先程四千カロリー以下の石炭を切捨てるというお話であつたのでありますが、我々切捨てる考えは持持ておりません。恐らく配炭公團の取扱から七月一日以降これを除外するという意味を切捨てるというお話だろうと思つて、その意味でお答えいたします。切捨てる意思は持つておりません。そこで大体四千カロリー以下の石炭は、昨年選鉱設備が進まないときの状態におきまして、年に三百万トン乃至三百三十万トンであります。四千二百万トンを仮に仮定いたしますと、その数字の八%になるのでありますが、無論低品位のものよりも高品位のものがいいことは勿論でありますの……

第5回国会 参議院本会議 第26号(1949/05/13、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) 木内さんの御質問にお答えいたします。木内さんのお話のお母さんたちの切実なる御希望については、誠に我々もそのように考えるのであります。只今原料のことにつきましては青木國務大臣よりお答をいたしましたので、これに蛇足を加えることを差控えます。ただこれが現物化につきましては、大体二十三年度においては、晒を除いては実際に順調に現物化されておると思うのであります。晒につきましても放出綿布或いは綿織物、これを流用いたしまして、できるだけこれの穴を埋めたい、かように存じておる次第であります。尚輸入の古衣料につきましてはお話がありましたのでありますが、現在の古衣料は農業在いは石炭、そ……

第5回国会 参議院本会議 第28号(1949/05/16、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) (「しつかりやつて呉れ」と呼ぶ者あり)只今本院において御決議に相成りました水力電源開発に関する決議案に対しまして、政府の所見を申述べます。  水力電源の開発が最も重要であり、殊に資源の乏しい日本におきまして、これが開発は緊急事であり、最も重点を置かなければならないものであるという点につきましては、全く政府といたしましても同樣に考えておるのでありまして、我々といたしましても、この点については十分なる考慮を拂い、これが対策について考究いたしておる次第であります。御決議に相成りました五項目につきましても、例えば資金の問題、或いは電氣料の問題、或いは電力の合理的な利用の問題……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) 池田君の御質問に対して御答弁申上げます。  先ずその前に、池田君に誤解であるようでありますから申上げて置きますが、私はこの質問に対して政務次官でよかろうと言つたようなお答えをした覚えはございません。そのことをはつきり申上げて置きます。ただ私は今朝司令部に用事がありまして、定例会見日でありまして、午前中はそちらに出ておつて、出席ができなかつたのであります。帰りまして、これも非常に重要な問題がありまして、或る関係の、商工省関係の事項につきまして重要な打合せをいたしておりましたので、藤田君がたまたまお見えになつたときに、政務次官がお答えすることは如何でございましようかと申……

第5回国会 参議院本会議 第32号(1949/05/23、1期、民主党)【政府役職:商工大臣】

○國務大臣(稻垣平太郎君) お答えいたします。復金融資に関する監査の報告につきましては、先程中西君が言われました通りに、衆議院において私はお答えしたと今日も同じお答えを申上げる外はありません。

第6回国会 参議院本会議 第4号(1949/10/31、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 田中議員の私に対する御質問にお答え申上げます。  第一の御質問は、多角的通商協定の実現についてどう考えておるかというように承知いたしました。御承知のように只今は相対的な二国間の通商協定であります。多角的な通商協定はいたしておりません。併しながら実質的に申上げますというと、例えばポンド・ブロツクに対するところの協定にいたしましても、総合的の調節をいたしますと同時に、残がありました場合におきましては、それ以外の支拂協定国でありまするところのパキスタンでありますとか、或いはイラン、イラクというようなものに対してこれを振向けるといつたような措置をとつております。或いは又フラ……

第6回国会 参議院本会議 第7号(1949/11/10、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 波多野さんの御質問にお答え申上げます。  先ず第一に、ポンドの引下げによつて円ルートの維持の問題でありますが、ポンドの引下げによつて果して輸出が維持できるか、從來の輸出が維持できるかどうかというような御質問と私は思うのでありますが、これは我々の考え方といたしましては、ポンドが約三〇%切下げられた、そこで実際の問題といたしましては、ポンドの切下げが必らずポンド・ブロツクにおきまして、スターリング・エーリアにおいて物価の高騰を來たしておる。これはもう事実であります。現に我々の承知いたしておる範囲におきましても、大体一〇%或いは一五%のすでに上昇を來たしておるわけでありま……

第6回国会 参議院本会議 第8号(1949/11/11、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 中小企業対策に対する御質問に対してお答えを申上げます。  中小企業が日本の経済復興の上に非常に重大な意義を持つておることは十分承知いたしておりまするし、又非常な関心を以てこれに対処しておるのであります。金融につきましては、これが運転資金については、大体日本銀行から、中金又は勧銀、興銀を通じまして、運転資金として二十二億円只今出ております。尚、年末には三億円を増加して大体二十五億円くらいの見当に考えておるのであります。尚この運転資金につきましては、カウンター・パートのオペレーシヨンによりまして、二十億円程度を設備資金として考慮いたしておるようなわけであります。  尚、……

第6回国会 参議院本会議 第9号(1949/11/12、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 三好さんの御質問にお答えいたします。  中小企業の対策について、恒久的な対策についてというお話であつたと思うのでありますが、御承知のように中小企業が日本の産業の構造の上に占めるところの重要さに鑑みまして、これが保育、指導について、我々は十分の関心を持たなければならならぬと考えておるのであります。ただ問題といたしましては、結局は資金資材の受入態勢が中小企業は非常に弱体化しておるという問題でありまして、これを打破するためにおきましては、一方においてこれが協同組合なり、或いは共同施説なり、又はこれらによるところの信用組合なり、そういうものに対する促進を心掛けますと同時に、……

第6回国会 参議院本会議 第10号(1949/11/14、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 天田さんの私に対する分についてお答えを申上げます。中小企業が日本の経済産業の上に占むる重要性については、政府としては十分認識いたしておる次第であります。集中生産といい、或いは企業合理化ということは、結局するところ、一方においては高度の操業を行うということと、他方において経営の能率化ということであります。そこで高度の操業を行うという面におきましては、政府といたしまして中小企業の協同組合化の問題について、一方特にこれが促進に十分力をいたしますると同時に、経営能率化においては、各中小企業に対してそれぞれの業種別に工場の診断を行う、これらの技術指導をいたしておるような次第で……

第6回国会 参議院本会議 第14号(1949/11/18、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 企業合理化の問題についてお答えを申上げます。企業合公化は今日におきましては、為替の一本レートであるところの国際価格への鞘寄せ、並びに企業の合理化を促進する、或いは容易にするための統制の撤廃、そういつた点をバツク・スクリーンといたしまして、そうして結局企業の合理化ということは、操業度を高めるということと同時に、又一方において経営の能率化を図る。こういうことでなければならぬと思うのであります。これを裏返して申しまするならば、原価の構成を一体どういう比率に持つて行くか。或いは又一人り当りの生産高をどうするか、或いは同時に企業内容におけるところの設備或いは技術について改善を……

第6回国会 参議院本会議 第15号(1949/11/19、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) お答え申上げます。  補給金の撤廃についての処置についての問題でありますが、御承知のように日本の基礎産業に対する政府の助成を廃して、できるだけ早く自立態勢に持つて行くということは、これらの基礎産業の将来のために最も望ましいことでありまして、この点は小畑議員も御同感であつたように存ずるのであります。そこで個々の問題についていろいろお話がありましたが、例えば石炭の補給金問題は、これは各種特殊産業に転嫁されますので、この補給金の問題はないと存ずるのでありますが、これを統制を外した点についての措置について御議論があつたようであります。併しながらこの問題は小畑議員も御承知のよ……

第6回国会 参議院本会議 第16号(1949/11/21、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 岩間さんの御質問が、生活水準の変化と産業構造の変院についてというお話でありますが、ただそれだけお話になりましたので、意図されるところが甚だ私には、はつきり致しかねるのでありまするが、併しながら文字の通りに解釈いたしまして、生活水準の変化が直ちに産業構造に変化を及ぼすということは、無論因果関係はございますけれども、直接にそれによつてどうこうし、どのような方策をとるかということではなくして、おのずから需給の関係によつて行われて来るものだと私は考えております。尚、日本の産業の構成、構造ということについては、これは要するに日本の貿易圏内におけるところのものをバツクといたしま……

第6回国会 参議院本会議 第18号(1949/11/24、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 只見川の問題についてのお話でありますが、只見川の電力を開発することは、これは日本の産業界にとつても、又電力需給の常時化という意味から申しましても、必要であることはもとよりであります。これについては先般松井議員の質問のときにもお答えいたしたのでありますが、この只見川の電力をいわゆTVA方式によつて開発すべきものと我々は考えておるのでありますが、ただ、これが開発の費用は、單に発電設備だけで只今におきましては一千億以上の費用がかかると存ずるのであります。これに又送電についても同額の費用がかかるのでありまして、現在の経済情勢でなかなかこれが実行は困難であろうと私は考えておる……

第7回国会 参議院本会議 第5号(1949/12/17、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 栗山議員の御質問に対して、私に関係する部分についてお答えを申上げます。  第一は、供託金制度は既契約需用家にも適用するのかどうかという御質問であつたと思うのでありますが、供託金制度は新らしい制度でありまして、今直ちに画一的に全国に実施して、既契約需用家に大きな影響を及ぼすということについては、十分種々の観点から考えなければならぬ点がありまするので、この点につきましては実情に即した運営を図るように考慮いたしたいと考えておる次第であります。  それから第二に、農事用の電力料金の値上げ著しいが、これを緩和する方法はないかという御質問であつたと思うのでありますが、これにつき……

第7回国会 参議院本会議 第10号(1950/01/25、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) お答えします。  中小企業の対策についてのお尋ねでありましたが、資金面におきましては大体この運転資金といたしまして二十億円を目途といたしまして、見返資金から日銀のオペレーシヨンによつて行わしめたい。又設備資金に対しては十五億円の限度におきましてこれが融資をいたしたい。又商工中金の増資或いは債券発行等については、目下関係筋と交渉中であります。尚この中小企業の組織化の問題につきましても、できるだけこれが促進を図る方針の下にいろいろ工作をいたしておるのであります。これらに対する協同組合法による協同化、又協同施設等につきましては、通産省といたしまして本年度一億円の補助金を計……

第7回国会 参議院本会議 第12号(1950/01/27、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) お答え申上げます。  配電会社が高率料金の收入を確保するために低廉な深夜電力の供給を停止しておると、こういうお話であつたようでありますが、大体におきまして冬季におきましては、余剩電力の生ずることは稀なのであります。ただ出水が非常に多いような場合に余力が生ずる場合もあり得ると思うのでありますが、お話のような事態があることは私存じませんが、尚、御指摘の点もありましたので、十分調査いたしまして、若しさような事態がある場合には、電気業者に対して十分警告いたすつもりでおります。(拍手)

第7回国会 参議院本会議 第14号(1950/01/30、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) この農村関係についての機械の問題、或いは又肥料の問題についてのいろいろお話を承わつたのでありますが、この点はお説の通りにこれが農村の行政政策と全然別な産業政策の面でありまするけれども、これは渾然一体をなして行われて行かなければ、今後の日本の農村の基礎が確立されないと私は信じておるものであります。従つて例えば肥料の問題にいたしましても、最近硫安換算におきまして漸次その生産量を挙げておるのでありまして、本年度でも大体硫安換算二百万トンという程度にまで我我は考えておるのであります。又過燐酸は百五十万トン程度でありますが、現に肥料につきましてはいろいろの計画が今日行われてお……

第7回国会 参議院本会議 第15号(1950/01/31、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 私に関連した問題については、大体大蔵大臣並びに青木安本長官からお答え申上げましたので、ここに重ねて重複することを避けたいと思いますが、貿易公団の滯貨の処理につきましては、輸入滯貨については大体三百六十円のレートによつてこれが拂下を実行しており、又輸出滯貨につきましても適当なる価格においてこれが処理をいたしております。できるだけ滯貨を一掃いたしたいと存じておりまするが、同時に国内におけるところの業者を圧迫しないという形においてこれを実行しておることを御承知を願いたいのであります。(「その対策です」と呼ぶ者あり)  尚それからして先程の沖縄向け資材につきましては、これは……

第7回国会 参議院本会議 第16号(1950/02/08、1期、民主党)【政府役職:通商産業大臣】

○国務大臣(稻垣平太郎君) 田中さんの御質問にお答え申上げます。  第一の御質問は、対中共貿易の問題であつたと存じます。この問題については、しばしばこの前の緊急質問のときにもお答えを申上げておるのでありますが、対中共貿易が日本の貿易にとつて重要であるという点については、何人も異議のない点であります。そこで従来の中共貿易は、香港を通じて、例えば昨年度は我々は三千万ドル程香港を通じて輸出いたしておりますが、これらは大部分は中共の中に入つて、直接中共の所要物資となつておると存じますが、そういつた方式の外、最近におきましてはいわゆるエスクロ方式によるところのバーターによりまして、天津、青島、そういつた……


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