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木村禧八郎 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

木村禧八郎[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

木村禧八郎参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



16回
77117文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

20回
122997文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

21回
77247文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

2回
10314文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

11回
40693文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

1回
13319文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

1回
3990文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
72回
345677文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 参議院本会議 第11号(1947/07/04、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は日本社会党参議院議員團を代表いたしまして、片山総理大臣の施政方針演説並びに和田國務大臣の経済緊急対策基本理念に関する演説に対しまして、財政、金融、経済の側面から大別三つの質問をいたしたいと思うのであります。  質問の第一点は当面の経済危機の突破、並びに日本経済再建に関しまする基本問題についてでございます。この点についてはもつぱら片山総理大臣の御答弁を煩わしたいのでございますが、この問題につきましては四つの角度から御質問申上げたいと思うのであります。  先ず片山総理大臣が一日の演説におきまして、今日の経済の実態から判断いたしまして、今日こそ我が國が経済再建をなしとげ得る最後の……

第1回国会 参議院本会議 第37号(1947/10/13、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は論点を三つに分けてこの問題を討議いたしたいと思うのであります。その第一点は租税問題の現段階における在り方であります。第二点は第一点と関連いたしまする税務機構と租税制度の問題であります。第三点は対策の問題であります。  そこで先ず第一点から所見を開陳いたしたいと思います。我々が今当面いたしておりまする悪質的はインフレーションを処理し、その発展を防止するためには、財政、通貨、金融、價格、賃金、流通機構、或いは生産面等々に対しまして、総合的に強力な思索を敢行しなければならないということは、言ふまでもないところでありますが、これらのいろいろの施策を行うに当りましては、おのずからその……

第1回国会 参議院本会議 第59号(1947/11/29、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、本追加予算案に対しまして賛成をするものであります。実は賛成せざるを得ないものであります。(拍手)併しながら我々がこの追加予算を承認すると申しましても、この予算が政府が言つておりまするように、名実共に健全予算であるという意味合において我々は承認するのではないのであります。又この予算案は、未曾有の日本経済の危機突破に対処する予算案として適切であると、そういうことを認める意味合において承認するのではないのであります。  勿論敗戰日本の厳しい客観情勢の下において、大蔵当局、事務当局その他の政府各員がこの困難なる予算編成に当られたその苦心と努力に対しては……

第2回国会 参議院本会議 第7号(1948/01/26、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は日本社会党参議院團を代表いたしまして、片山首相の施策方針演説に対しまして、大別三つの質問をいたしたいのであります。  その第一は、日本経済危機の現段階がどういう段階にあるかという点と、その性質がどういうものであるかという点に関する質問であります。今後のあらゆる経済政策は現在の日本のこの経済危機がどういう段階にあるか、そうしてどういう性質のものであるかということに対する認識如何によつて分れて來ると思うのであります。從つて片山内閣がこの点についてどういう認識を持つておるかということを質すことは、過般の首相の施政方針が正しいものであるか否かということを判定するところの基本となると……

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は本案に対しまして、労働者農民党結成準備会を含む無所属懇談会を代表いたしまして(笑声)反対をいたすものであります。その反対の論拠の要点について簡單に明らかにいたしたいのであります。  反対論拠は、二つであります。第一点は財政に関する点でありまして、この法案を通しましたならば、專賣益金が日本の財政上非常に大きな地位を占めておる現在、重大な影響を及ぼすのではないかと思われるのでありまして、この点について、この法案を提出した政府には何ら確信がないという点であります。政府当局の説明によりますと、この法案を作成するにつきまして愼重な態度を執り、專賣事業審議会というものを大藏省の中に設け……

第4回国会 参議院本会議 第19号(1948/12/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八君 私は無所属懇談会を代表いたしまして、非常に遺憾ではありますが、今上程されております一般会計及び特別会計の補正予算に対して反対せざるを得ない次第であります。  反対理由は四つでございます。  その第一点は、この予算が非常に政略的に、そうして不純にこれが組まれているということであります。極めて不まじめなる予算であるという点でございます。それはすでに御承知のように、極めて遺憾なことでありましたが、泉山前大藏大臣によつて惹き起されましたああいう事件によつて、よくこの予算の性質が表明されているのであります。具体的には、この給與ペースをめぐつて、初め政府が五千三百円という給與べースを組みなが……

第5回国会 参議院本会議 第17号(1949/04/20、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は無所族懇断会を代表いたしまして、政府提出、衆議送付のこの予算原案に反対し、全面的な組替を要求するものであります。(拍手)その主なる理由は四点でございます。  その第一点は、この予算案は非常に過大な、強制的な資本の蓄積を計画しているという点でございます。その内容は、米國の対日援助見返り資金特別会計において千七五百五十億、又政府の出資及び投資として七百五億、又先程問題になつておりました價格調整費二千二十億の中で約五百億、こういうものは、我々から税カを取つて、そうしてこれを強制的に資本蓄積として計画しているものであります。この約三千億に上るところの資本蓄積額は、これは日本の今の経……

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は無所属懇談会を代表いたしまして、本法案に反対いたすものであります。國立病院の経理を特別会計に移した場合の影響につきまして、先程天田委員も申述べましたように、公聽会を開きまして愼重に檢討いたしました結果、戰災者とか引揚者、元の傷痍軍人、或いは生活保護法の適用を受けておるところの困窮者などの医療に対して、深刻なる障害を與えることが極めて明らかとなりましたので、反対せざるを得ないのであります。  反対理由の第一は、國立病院の経営を特別会計に移しまして國民医療に独立採算制を採用しようとしておることで間違いであるという点にあるのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)社会保障制度の中……

第5回国会 参議院本会議 第37号(1949/05/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は無所属懇談会を代表いたしまして、本案に反対いたします。  反対の理由は二つあります。  その第一は、そもそもこの法律案を作る基礎となつた政府の今後における我が國の金融政策の基本的な考え方について誤まりがあるということであります。この法律は、要するに日本銀行の内部に政策委員会というものを設けまして、そうして二つの目的を果そうとしております。その一つの目的は、財政政策と金融政策を分離いたしまして、そのために日本銀行内部に設けまする政策委員会に、これまで日本銀行が大藏大臣の認可を受けることになつておりましたところの金利、即ち日本銀行の貸付金利の変更とその決定、こういうものを政策委……

第6回国会 参議院本会議 第15号(1949/11/19、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は無所属懇談会を代表いたしまして質問いたします。  第一に、いわゆる十五ケ月予算編成の基本になつております三つの問題について御質問申上げたいと思うのであります。その第一は、我が国経済の現状に対する政府の認識、第二は、我が国経済の見通し、第三は、政府施策の根本方針、この三つについて先ずお尋ねいたしたいと思うのであります。これについては総理大臣、池田大蔵大臣、安本長官からの御答弁を願いたいと思うのであります。  第一に、我が国経済の現状の認識につきましては、政府は安定していると言い、反対の方は安定していないと言い、論争は繰返されておりますから、私はこの論争を再びここで繰返そうとは……

第6回国会 参議院本会議 第19号(1949/11/25、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は日本経済再建の基本的構想につきまして卑見を述べまして、皆様方の御批判に訴えたいと思うのであります。  先ず日本経済再建の意味でありますが、これには狹義の意味と広義の意味と二つあると思うのです。狹義の意味は、この間、経済安定本部で復興五ケ年計画というものを立案したときに、そこの復旧建設部会でとり上げたごとく、経済の再建復旧とは、電力とか鉄道或いは港湾、住宅、そういうものの建設、或いは河川の治水、或いは開墾とか都市計画、こういうものを一定の水準に復旧し建設する、これが狹義の意味の経済再建と思うのでありますが、更に広義の経済再建という意味は、これは一定の人口、例えば昭和二十八年に……

第6回国会 参議院本会議 第23号(1949/12/01、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は無所属墾談会を会表いたしまして本予算案に反対するものであります。反対の理由は四つでございます。  その第一は、この補正予算案編成の基礎となりました我が国経済の現状と見通しに対する認識が、独断的で、全く間違つていることであります、即ち我が国経済の現状は、インフレの一挙政策の措置と強制的な資本蓄積方策とによつてデフレーシヨンの状態を呈していることは明らかなんであります。これはインフレ処理が通貨面の安定即ちマネタリー・スタビリゼーシヨンに重点が置かれまして、これに対して経済計画即ちエコノミツク・プランニングが裏付けされていないために、裏付けされていないどころでなく、むしろ逆に計画……

第7回国会 参議院本会議 第13号(1950/01/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は先ず講和問題につきまして、二つの点を吉田首相に御質問いたしたいのであります。  第一は、首相は我が国の政治経済の現状について、現実の不安定を無視されまして極端な楽観論を述べておられますが、これは早期單独講和の実現を希望するための外交的ゼスチユアではないでしようか。実際には周知の通り、政治経済は安定していないのに、安定していないと正直に言いますと早期單独講和が遅れるので、安定していないのに安定しておるかのごとく見せかけて、早期單独講和の條件を無理に作り上げようとしておるのではないでありましようか。(「ノーノー」「そうだ」と呼ぶ者あり)  過日の社会党和田議員の質問に対する首相……

第7回国会 参議院本会議 第35号(1950/03/31、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、目下審議中の二十五年度のデフレ、不景気、失業、倒産、自殺強化の予算の有力な裏付けをなしておりますこれら諸法案に対しまして反対するものであります。反対論拠を要約いたしますと三つであります。  第一は、これらの諸法案と重要且つ密接な関係にある地方財政平衡交付金法案が未だに国会に提出されていないことでございます。このため予算審議に重大な支障を生じましたことは極めて遺憾と存ずる次第であります。言うまでもなくシヤウプ勧告案に基く今回の税制改革案は、中央、地方税制を通ずる総合的な画期的大改革であります。平衡交付金制度はその有力な一環を形成しているのであり……

第7回国会 参議院本会議 第37号(1950/04/03、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして本予算案に反対するものであります。  只今自由党の石坂議員から、野党は徒らに政府の政策を攻撃しているに過ぎないということを言われましたが、(「その通りだ」と呼ぶ者あり)福沢諭吉先生は「学問のすすめ」という本の中でこういうことを言つております。政治が正しければ議論はおのずからやむと、(「その通り」と呼ぶ者あり)こういうことを言つております。議論が紛糾し、野党の攻撃が集中するのは政治が正しくないのです。(拍手)このことは、昨日の予算委員会において、この予算案が否決されたということによつてはつきりは現われている。十指の指さすところ、十目の見るところ、……

第7回国会 参議院本会議 第49号(1950/05/01、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、地方税法案等に反対いたすものであります。  反対の理由は三つであります。  その第一は、この法案が国民を欺瞞し、瞞着するものであるという点にあります。(「その通り」と呼ぶ者あり)なぜならば、政府は国税において、所得税において七百億減税し、地方税において四百億増税をいたしまして、差引三百億減税になると言つておりますが、これは全く嘘なのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)。それだからこそ、政府も又自由党與党も、税金をこの法案通り取りますと余り取れ過ぎるので、総司令部に対してその折衝を行なつて来たのであります。ところがそれが不調に終つて、そして……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 参議院本会議 第12号(1950/07/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、地方税法案に再び反対せざるを得ないことを非常に遺憾に思います。(拍手)反対の具体的論拠といたしましては沢山あるのでありますが、要するに政府が今回再び地方税法案を提出するに当りまして、前の第七国会におきまして、なぜ参議院において地方税法案が否決されまして遂に不成立に終つたかの原因について、真劍に反省し、否決の原因であつた先の地方税法案の不合理、欠陷の是正除去に対しまして、本当に努力したという誠意の跡が認められないという点に帰着いたすのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)成る程吉田首相は今国会の施政方針演説の冒頭におきまして、言葉の上では、地……

第9回国会 参議院本会議 第5号(1950/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、專ら財政経済の側面から首相の施政演説及び蔵相の財政演説に対して質問いたしたいのであります。同僚諸君の質問との重複を避け、又細かい点については予算委員会その他各委員会において質問するといたしまして、先ず私は昭和二十五年度補正予算及びこれと一体となつて編成されつつあります二十六年度予算につきまして、その編成の基本となるべき問題について御質問申上げたいのであります。  言うまでもなくその基本となるべき問題に二つあると思うのであります。その第一は、朝鮮動乱の我が国経済に対する影響をどう見るかという点、その第二は、米国援助打切り後及び講和後の我が国のい……

第9回国会 参議院本会議 第10号(1950/12/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今上程されました所得税法の改正案に対して遺憾ながら反対をするものであります。  反対理由の第一は、この臨時措置を我々ここで容認しますと、二十六年度、来年度におきまして我々が税制改革を考える場合に拘束されぬという点であります。これにつきましては、社会党の森下委員その他の委員から、これは臨時措置である、であるから来年一―三月であるから、その後において又政府はこれを考慮する余地があるのではないか、その場合に考慮されることを期待して賛成されたようでありますが、私はそれを虞れましたので、念のために主税局長にその点を確かめたのであります。ところが主税局長は、来年一―三月においてこれは臨時……

第10回国会 参議院本会議 第2号(1950/12/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして本案に反対いたすものであります。  反対理由の第一は、この法律案が貿易特別会計の尻拭いの法案であるということであります。政府が提出いたしましたこの補正予算の説明書によりますれば、外国為替特別会計へ一般会計から百億繰入れることになつた理由として、こういうように説明しております。「輸出の増加に伴つて、本特別会計の二十五年度末における円收入不足は一応一千三十六億円となるが、貿易特別会計から二百六十億円(当初予算においては五百億円)の繰入があるので、差引收入不足は七百七十六億円となり、更に日銀の外貨貸付制度の採用によつて六百七十六億円の收入が期待される……

第10回国会 参議院本会議 第6号(1951/01/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、吉田首相の施政方針演説及び池田大蔵大臣、周東安本長官の経済演説に対しまして、御質問をいたしたいと思うのであります。  先ず第一に吉田総理に対しまして、朝鮮動乱及び国際情勢の見通しにつきましてお伺いしたいのであります。と申しますのは、インターナショナル・エコノミツク・サーヴイスの社長アルバーという人が、こういうことを言つているのであります。これまでは日本の経済を見通す場合、ドツジ・ラインを眺めておれば大体よかつたけれども、最近起るかも知れない世界大戦或いは再軍備の情勢を考えると、ドツジ・ラインはすでに第二義的になりつつある、国際情勢を見なければ……

第10回国会 参議院本会議 第28号(1951/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、只今上程になりました所得税法の一部を改正する法律案、それから注入税法、それから租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して反対をするものであります。  反対の理由につきましては、細部に亘りましてはたくさんあるのでございますが、これを要約すれば二つの点に帰着できると思うのであります。  その第一は、先ほど委員長の報告にございましたように、二十六年度予算の裏付けとなるこの税制改革の政府の狙いは、第一に、減税をするということ、第二に、租税の負担を公平ならしめる、税制を簡素化するということ、第三に、資本の蓄積に役立つような租税措置を講ずるということ、……

第10回国会 参議院本会議 第32号(1951/03/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして昭和二十六年度予算各案に反対いたすものであります。  反対理由はたくさんございますが、その主なる点を要約いたしますれば二つであります  先ずその第一点でございますが、これまで二十六年度予算各案につきまして各党の議員諸君が、大まじめ、中まじめ、小まじめに養成反対の討論をされましたけれども、我々参議院は、実質的に参議院の意思を政府提出予算案に反映できない状態の下において予算案を審議せざるを得なかつたのであります。この点が原則的にこの予算に反対せざるを得ない点なのでございます。(拍手)言い換えれば、我々は政府提出の二十六年度予算各案に対しまして、実際……

第10回国会 参議院本会議 第35号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働農民党を代表いたしまして只今上程されました補正第一号に反対するものであります。  只今佐多君から説明がございましたように、この日本開発銀行は、長期資金の供給を行うことによつて経済の再建及び産業の開発を促進するため、一般の金融機関が行う金融を補完し又は奨励することを目的とするということになつておりまして、この目的自体は私は賛成なのであります。日本経済自立の三カ年計画、これを実行するためにも、長期資金の蓄積、又この投資が重要であるということは、これはもう言うまでもないことなのであります。併しながらこの予算の裏付けとなるこの日本開発銀行の中身を検討して見ますと、どうしても我々……

第12回国会 参議院本会議 第9号(1951/10/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして質問いたします。  池田大蔵大臣は財政演説の中で、今回の補正予算は明年度以降における講和條約並びに安全保障條約関係費を考慮に入れて編成したのでありますと、こういうように述べておるわけです。成るほど今度の補正予算を見ますと、今度の補正予算の中に含まれておるいわゆるインベントリーの金額及び終戦処理費を、来年度においては他の講和関係費に振り向けるという形において、来年度、二十七年度の財政規模は、予算規模は大体二十六年度補正を入れた財政規模と同じである、こういうように思われるわけであります。従つて今度のいわゆる千三百六十二億に達するところの補正予算は講……

第12回国会 参議院本会議 第20号(1951/11/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は(「簡單々々」と呼ぶ者あり)三つの理由によつてこの法案に反対いたすものであります。  第一の理由は、この法案は実質的には平和條約の一部を構成するものであることは申すまでもないわけであります。実はこの法案は、講和に関する両條約特別委員会に付託されるのが本筋であるべきなんだ。(「そうだ」と呼ぶ者あり)それがどうしたわけで国内の特別な法律案になりまして大蔵委員会に付託されたのか。私は政府委員に対してどうしてこの法案が條約の中に織り込まれないで国内法として大蔵委員会に付託されたのか、こういうことを質問いたしたのであります。これに対して政府委員の答弁は「通常であつたならば、例えばイタ……

第12回国会 参議院本会議 第24号(1951/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は只今上程されました所得税法の改正法律案に対しまして、三つの点から反対いたすものであります。  その反対の第一の理由は、この所得税法改正案の基礎になつております千五百六十八億円の自然増收に対しまして、政府側の意見と我々の意見とは根本的に違うという点にあるわけであります。この千五百六十八億のいわゆる自然増收につきましては、予算委員会或いは大蔵委員会において各委員会から論争の焦点になつたわけであります。池田大蔵大臣は、この自然増収は生産が増加し、或いは輸出が増加したことによつて生じた実質的な国民所得の増加に基くものである。その大部分或いはその相当の部分は実質的な国民所得の増加によ……

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、今上程中の二十六年度予算補正に関する三案に対しまして反対をいたすものであります。  反対の論拠を要約すれば三つに帰着せしめることができます。第一の論点は歳出面であります。歳出面の問題は二つあると思うのでありますが、その第一はこの補正予算が一体何を補正するかという点であります。第二の点は、この補正予算が何を補正しなかつたか、こういう点であると思うのであります。言うまでもなく、二十六年度の予算の補正について最も重要な点は、当初予算を編成した後における物価騰貴、これが著しかつたので、この物価補正を行うということが二十六年度予算補正においては最も重要……

第13回国会 参議院本会議 第20号(1952/03/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本案に反対するものであります。  反対の第一の理由は、この法案が企業を合理化するという政策から見て、本末を顛倒しておるという点にあるのであります。この企業合理化促進法案の提案理由を見ますと、こう書いてあります。「講和條約の成立によりまして、我が国は近く完全に独立することとなるわけであるが、これに伴い我が国の経済も又完全に自立しなければならないのであります。従いまして、我が国の産業を振興し輸出を増大させることは刻下の急務でありますが、そのためには、企業の急速な合理化を促進することによりまして、優良な商品の廉価な生産を図り、我が国の産業が国際的競争に打ち勝つようにすることが最も……

第13回国会 参議院本会議 第25号(1952/03/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、二十七年度予算案に反対をいたします。  反対理由の第一は、この予算案が(「何でも反対だな」と呼ぶ者あり)憲法に違反し、財政法の精神に違反しているということであります。即ち憲法につきましては、九條、七十三條三項、十四條に違反しております。財政法につきましては、予算総則の九條、十三條の精神に違反しておると思うのです。違反の事実は審議の過程におきましてすでに明らかになつておりますし、予算委員会において参考人として意見を聽取しました三人の学者が三人とも違反の事実を認めておるのであります。これによつても明らかであります。詳細なことはすでに同僚議員諸君が……

第13回国会 参議院本会議 第56号(1952/06/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は赤木正雄氏外一名御提出の国会法一部改正案につきまして、その改正の御趣旨の根本の理由について一つお尋ねいたしたいのでありますが、それは、私は赤木氏が、赤木さんが非常にまじめの態度を以てこの今度の会期延長について非常に紛糾の因になつた国会法第十三條の解釈を明確にされようという御努力に対しては、非常に私は敬意を表する次第なんです。こういう明快な解釈をとつてそれを御提出になつたことについても、私は非常に敬意を表しますが、この改正のいわゆる内容は一体どういうことを意味するのか。国会法第十三條の現在のこの解釈を明らかにするということであるのか。即ち、今度御提出になつたその改正案が、これ……

第15回国会 参議院本会議 第6号(1952/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表して質問いたします。  吉田首相の施政方針演説、岡崎外相の外交方針演説及び向井蔵相の財政演説を伺いまして、私は演説で述べられたことよりも、演説の中で除外されている問題のほうに、我々日本民族、我々の経済、我々の生活に重大な関係があると思われますので、むしろそういう演説から除外されている問題に重点を置いて私は質問いたしたいと思うのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  平和条約第五条の(a)(iii)項に「国際連合が憲章に従つてとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を与え、且つ、国際連合が防止行動又は強制行動をとるいかなる国に対しても援助の供与を慎……

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、昭和二十七年度補正、政府提出の三案に反対いたします。又野党三派の修正案にも遺憾ながら反対いたします。  政府が、今度国会に提出いたしました二十七年度予算補正案の特徴は、向井大蔵大臣が財政演説で明らかに述べております通り、二つの点にあると思います。その第一は、補正予算編成の前提の条件でございまするが、向井大蔵大臣は、我が国の経済はすでに相当の回復と安定を見ておる。こういうことを前提といたしまして、この補正予算を編成しておるのであります。その第二の特徴は、この補正予算の内容でございますが、その内容といたしまして、我が国の経済は、すでに相当の安定を……

第15回国会 参議院本会議 第21号(1953/02/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 労働者農民党を代表いたしまして質問いたします。  我が国ばかりでなく、世界的に非常に注目されておりましたアイゼンハワー・アメリカ新大統領の一般教書が発表されたことは、御承知の通りでございます。この一般教書の対外政策に関する部分は、去る十二月十六日のUSニューズに掲載されました、アイゼンハワー元帥のいわゆる対ソ巻き返し政策を中心とする冷たい戦争対策二十六項目と言われるものを基礎にしていると思われるのであります。このアイゼンハワー元帥の冷たい戦争対策二十六項目のうち、アジア関係の対策に関する部分を見ますると、第一に、朝鮮の共産軍を後方から遮断するための落下傘部隊、水陸両用部隊の使用……

第15回国会 参議院本会議 第29号(1953/03/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 割当時間が五分しかございませんので、旧軍人恩給復活の基本的な考え方、根本理念につきまして御質問をいたしたいのであります。繊細は予算委員会その他において質問いたしたいと思います。  私は、この軍人恩給の復活の問題は、戦争犠牲の衡平化の一環である。そういう点から、これの問題を見なければならないと信じております。もう軍人の制度というのはないのであります。軍人の恩給の停止されましたのは、これは戦争の犠牲なんです、やはり。軍人の制度がないのに、その制度を前提として作られた軍人恩給を復活するということは、その基本においてやはり軍人制度というのが依然存置されておるのである。これは私は根本品に……

第15回国会 参議院本会議 第30号(1953/03/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は波多野議員が通産大臣に、この私的独占禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正した場合に、こういう弊害が起るじやないか、そういう質問に対して、通産大臣は、そういう弊害は起らない、こういう答弁をしているのですが、私は実に奇異に感じたのです。現在すでに、紡績、鉄鋼、石炭、硫安、或いは過燐酸、砂糖等について、カルテル、トラストが行われております。そうして非常な弊害をもたらしております。例えば、昨年三月、紡績においては綿糸が暴落いたしましたときに、十七万梱の生産を十五万梱に制限し、而も私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律があるにもかかわらず、通商産業省は操短を奨励しまし……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 参議院本会議 第16号(1953/06/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はMSA援助が日本の運命に対して重大な影響を及ぼすものであるという観点に立つて質問をいたします。  この日本の運命にとつて重大なる影響をもたらすMSAの問題に対して、質疑をする時間が僅かに十分であり、而も総理が十一時までここにおられるという議院運営委員会の約束にもかかわらず退席しておられる。こういう状態の下において日本の運命を決するようなこの重大なMSA問題について我々は質疑することを、甚だ遺憾に感じます。又痛憤に堪えない、私は……。四点に亘つて私は要約して、時間がございませんから質問いたします。  第一は、日本はなぜこのMSAの援助を受けなければならないか、その必要性につい……

第16回国会 参議院本会議 第19号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、三月四日にこの問題について一度質問いたしました。そのときには、私は質問をしつ放し、総理初め各大臣は答弁のしつ放しで、要領を得ませんでしたから、重ねて質問いたしたいと思います。  私は、この前、私的独占禁止法は経済の民主化の基本法であつて、経済憲法とも言うべきものであるから、この改正については、いわゆる憲法改正と同じくらいの慎重さを以て行わなければならない。ところが今度の改正法案を見ると、総理の言われる占領行政の行き過ぎの是正を更に逸脱して、この法案の一番基本精神であるところの経済の民主化を逆行せしめ、そうして経済憲法に違反すると、こういうところまで来ておる。その観点から、……

第16回国会 参議院本会議 第21号(1953/07/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この法案は、只今委員長から報告がありましたように、道路五カ年計画の財源千七百億円を五ヵ年間に一千二百八十億、これだけをガソリン税によつて確保しようという目的税的な法案であります。で、私は道路計画を促進しなければならんということについては、決して反対ではございませんが、この財源措置については重大な疑義がございます。これは議員立法でございますが、私は議員立法であるだけに、もつと完全なものにしなければならない。そういう意味で私はあえて反対討論に立つたわけであります。  反対の理由は、只今委員長から報告が、ございましたから、私は簡単に申上げます。その第一は、やはりこの予算の編成を不当に……

第16回国会 参議院本会議 第30号(1953/07/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、只今亀田君が説明されました青木予算委員長解任の提案の理由に対して質疑をいたしたいと思います。  その第一は、青木委員長は、あとで恐らくこの予算案に対する報告をされると思うのであります。併しこの報告は、我々予算委員がいないところでこの報告に対する承認を求めたのでありまして我々は参加しておらない。(「棄権したか」と呼ぶ者あり)従つて、この予算委員長の報告なるものは、一体これが正しいものかどうか。又、予算委員長は、これは一体、報告する資格があるのかどうか。この点を第一にお伺いいたしたいのです。  それから第二には、青木委員長に、実はこの予算委員会におきまして不信任案が提出された……

第16回国会 参議院本会議 第32号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は只今上程されました外航船舶建造融資利子補給法の一部改正案に反対いたすものであります。  私は、先に二十八年度予算の討論のときも反対の意見を述べたのであります。再び私は、ここで、この反対の意見を強調せざるを得ないのを非常に遺憾に存ずる次第であります。只今、委員長から御説明もございましたが、この法律案は、二十八年度の予算総則十条にあります政府原案においては十三億であつた利子補給を、一挙に十二倍以上の百六十七億にこれを殖やそうという、そういう裏付けの法律案であります。更に又、造船振興の名の下に、海運振興の名の下に、製鉄会社が借りている利息をも、これをも大幅に引下げ、約十三億の利息……

第17回国会 参議院本会議 第6号(1953/11/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はこのいわゆる災害予算に反対いたすものであります。  私は日中貿易促進議員連盟の派遣議員といたしまして、約一カ月新らしい中国の偉大なる建設の実情を視察いたしまして、去る三日帰つて参りました。そうしてこのいわゆる災害予算と取組んだのであります。私たち議員団一行は、中国の非常に大きな建設の一つである、永定河の官庁ダムを視察したのであります。この視察に当りましては、中国側はわざわざ北京から寝台付きの三両編成の特別列車を我々議員のために提供されまして、殆んど国賓待遇のような形で、我々は厚遇を受けたのであります。その官庁ダムの建設は、幅三百六十メートル、長さ二百九十メートル、そうしてそ……

第19回国会 参議院本会議 第8号(1954/02/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、矢嶋君提案の綱紀粛正特別委員会設置に双手を挙げて賛成するものであります。(拍手)  政府は、いわゆる一兆円予算を組んで国民に耐乏生活を要求しています。必ずしも一兆円緊縮予算の下に限りませんが、予算執行の前提は、政治が清潔でなければならんということであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)如何に予算が小さくても、又如何に予算が多くても、この予算の使い方が腐敗的に使われておつたならば、これで国民が納得できるでありましようか。このことがたまたま一兆円予算の耐乏生活を政府が要求するときに当つて、非常に大きな腐敗が明らかになつて来た。これは今明らかになつたのであつて、実は、これまでそ……

第19回国会 参議院本会議 第21号(1954/03/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、国民がMSA協定に関して一番関心を持ち、聞きたいと思つている点についてお伺いしたいと思いますが、その第一は、MSA協定の本当の目的は何であるか。真の目的が私は隠されているのではないかと思うのであります。そこで本当の目当はどこにあるかということを第一にお伺いしいた。  それから第二には、この際、現在特にMSA協定によつて防衛力を増強しなければならない理由。これはどういうところにあるか。  それから第三には、このMSA協定及び小麦協定の経済的効果如何。財政、金融、産業に対する影響如何。  第四は、MSA協定の国民生活への影響。  この四点について政府側の御答弁を聞きました上で……

第19回国会 参議院本会議 第28号(1954/04/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はこの際、昭和二十九年度暫定予算に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は政府に対しまして、この二日間の予算の空白期間を生ぜしめた責任について質問いたしたいのであります。  只今大蔵大臣は、二つの理由を挙げて、この空白期間を生ぜしめたことに対して責任ないこと及びそれに対して措置をしたから影響はないということを言われました。併しながら大蔵大臣も御承知のように、この歳出は歳入予算と違いまして、歳入予算は、予算自体によつて税金を取るわけでありませんで、歳入については税法によつて取るのでありますが、歳出予算は、歳出の予算がなければ、一銭一厘といえどもこれは支出するこ……

第19回国会 参議院本会議 第40号(1954/04/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして、只今上程されております昭和二十九年度特別会計予算補正(特第1号)に反対するものであります。この補正予算の金額は三十六億で少額でありますけれども、その内容を見ますると、日本の憲法上或いは又財政法上或いは又外交上、政治上或いは又国民生活の上にとつて、重大な意味を持つていると思うのであります。そういう観点に立ちまして、私は大体三点に亘つて反対理由を明らかにいたしたいと思うのであります。  その第一は、この予算案が憲法に達反しているという点であります。即ち先ほど問題になりましたMSA協定の一環としてこの予算案は出されておるのでありまして、MSA協定は……

第19回国会 参議院本会議 第57号(1954/06/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして只今上程の防衛関係二法案に反対するものであります。  只今賛成論者の御議論を聞いておりますと、御議論の筋よりも、吼えるがごとく大声疾呼して、そうして内容の空虚を補わんとしておる。曾つて私は、一度ここで述べたことがありますが、福沢諭吉先生も、「空樽の音は高し」と、空樽の音は高い、空虚なる器は叩けば叩くほど音が高いのである。空虚さを以て空虚なる言葉を補わんとしても、私は納得できません。これらの二法案は、日本の民族の運命にも関するような重大な法案であることは御承知の通りです。この重大なる法案に対する審議の状況はどうでありましようか。十分にこの法案が国……

第20回国会 参議院本会議 第5号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、二つの点から本補正予算案に反対するものであります。  その第一は、この補正予算の背景をなしているところの政府の基本的な財政経済政策に対する反対であります。  二十九年度の予算の性格は、言うまでもなく、防衛費を増加させて、民生費を削減して、極めてはつきりとした軍事的性格を持つたところの財政であります。アメリカのMSAによりまして、現在はいわゆるMSAデフレの影響が広汎に現われて、失業は、政府の官庁統計だけでも、八月は七十一万に達し、ドツジ・デフレ政策のときよりも遥かに多くの失業者が巷に溢れています。中小企業に、炭鉱に、実際にこのデフレ政策の影響を末端で、この目で見、この耳で……

第22回国会 参議院本会議 第7号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま上程されました三十年度暫定予算に対しまして、反対するものであります。反対の論拠は、一語に要約すれば、この予算が憲法に違反するMSA再軍備を行なってそのために民生を非常に犠牲にし、そうして日本経済の自立を妨げるという、この予算の根本的な性格にあるわけでございます。  要するに、これは二十九年度予算、自由党の編成し、われわれがまた反対いたしました二十九年度MSAデフレ予算の延長予算ですが、この千六百八億に上る四、五月の予算の内容を見ますと、単に二十九年度のMSAデフレ予算の延長であるばかりでなく、二十九年度予算よりもむしろ、この四、五の両カ月の予算の内容においては、防……

第22回国会 参議院本会議 第22号(1955/06/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は本協定をいい悪いという立場をきめる前に、まずこの協定がほんとうに日本の経済のためになるのか、ならないのかということをはっきりさせたい。そういう点から質問いたしたいのであります。その前提に立ってまず大蔵大臣に、今、日本の外貨の事情、外貨ポジション、日本はどのくらいの外貨を持っておるか、そうしてその外貨はどういうふうに運用しているか、いかなる外国の銀行に、あるいは定期預金あるいは当座預金等によって何分の利息で、どういうふうに運用しているか、その外貨ポジションと、その運用の状況についてまず詳細に御報告を承わってから質問に入りたいと思います。

第22回国会 参議院本会議 第29号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま上程の三税法改正法案に反対をいたすものであります。  今回の税制改正は、税負担の軽減と資本蓄積を促進するということが主眼になっておりますが、しかし、その内容はきわめて不完全であると思う。一番問題になる点は、この減税の財源をいわゆる自然増収、われわれはこれを自然増税と呼んでおるのでありますが、生計費が上るために賃金が上る、そのために累進課税がかかって、従来の税法では税収がふえる、そういうものを財源としておるわけであります。本来ならば、再軍備とかその他不生産的な支出、あるいはまた会計検査院で指摘しておるような不当支出、あるいはまた法人とか……

第22回国会 参議院本会議 第31号(1955/07/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま上程の三十年度予算三案に対しまして反対いたすものであります。  対外的にも対内的にも全く自主性を失ったこの三十年度の予算が、いかに不健全であるかということは、両派社会党の代表の方々、あるいはただいま立たれました緑風会の豊田雅孝氏によっても、詳細にこれは指摘されたところでありますので、私は重複を避けて、これは繰り返しません。時間もありませんので、簡単に、またきわめて常識的にこの予算案に対する私の見解を述べまして、反対討論といたしたいと思います。  終戦後十年を経ました現在の日本の経済の一番大きな矛盾は、防衛負担が日本経済の自立と、国民生活の安定を妨げておると、この点……

第23回国会 参議院本会議 第8号(1955/12/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は四つの理由から、ただいま上程の昭和三十年度特別会計予算補正に反対いたすものであります。  第一の理由は、先ほど社会党の森崎君も指摘されましたが、鳩山内閣はこの予算補正を出す資格がないわけであります。六月の十日及び十一日のあの予算委員会におきまして、念を入れて、何回も、私はあの修正予算が出ましたときに、補正予算は組まないのか。こう質問いたしましたところが、絶対に組まない。実は今度の予算討論におきまして、緑風会の館さんも指摘されましたが、すでに地方財政において、あの財政計画の百四十億というものは、無理にあれは圧縮していたのでありまして、非常な無理がある。必ずこの補正も必要になっ……

第24回国会 参議院本会議 第7号(1956/02/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、第一に憲法改正に関する鳩山首相の真意について、質問いたしたいのであります。  憲法改正の中心が、再軍備を可能ならしめようとすることにあることは言うまでもないのですが、この現憲法と再軍備との関係についての鳩山首相の解釈は支離滅裂であります。この間は、陸軍あるいは軍艦、飛行機を持つことを現憲法は禁じているように言うかと思うと、先ほどの釈明では、自衛のためならば軍備を持ってもいいのだ、こういうふうに言われておる。どちらの説を根拠にして質問したらいいか迷うのでありますが、先ほど、とにかく自衛のためならば軍隊を持ってもいいのだ、こういう釈明をされましたから、その解釈に基いて質問をい……

第24回国会 参議院本会議 第26号(1956/03/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま上程の昭和三十一年度関係予算三案に反対いたすものであります。  反対理由のおもなる点については、すでに予算委員会の討論において申しましたので、ここに繰り返すことを避けます。しかし、ただこの際反対理由の最大のものとして、どうしても強調しておかなければならない点は、防衛費の膨張のために、いかに国民生活が犠牲になっているかという一点であります。先ほど社会党の相馬議員が指摘されましたが、この予算はほんとうに弱い者、経済的な弱者に防衛費の犠牲をしいている予算と言わざるを得ません。この間九州の戸畑に参りました。七十才の老人が肺が悪くて、そうしてぜんそくであります。その老人がニ……

第24回国会 参議院本会議 第58号(1956/06/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 江田さんよろしゅうございますか、これから質問しますが。  事務総長の芥川治君が不信任をされた、不信任案を出されたことについて、これまで提案者の江田氏から、るる提案理由の御説明がございました。しかしその御説明が非常に不十分で、それは時間の関係上不十分でありました。つまり次に質問者に立ちました羽仁さんが指摘しましたように、あまり時間々々ということを、与党の諸君あまり言われたものですから、時間にばかりとらわれておりましたので、十分な御説明がなかった。提案者の江田さんの御指摘の通り、事務総長の芥川治君を不信任するということは、これは一身上の重大問題であります。従いまして、羽仁さんも十分……

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はいただいま上程になりました日比賠償協定に反対するものであります。  もとより、日本軍がかって侵略した国に対して、その復興に対し、誠心誠意賠償に努めることは、われわれの義務でもあり、責任であります。しかしながら、今度調印されました日比賠償を見ますと、その調印の経緯及びその結果から見まして、これは鳩山内閣の外交の一大失敗であると私は思うのであります。(拍手)なぜ世論が、もっとこれについて真剣に批判し、そうしてもっと十分な検討を加えないのか、私は不思議に思うのであります。なぜならば、この賠償は単にフィリピンだけの賠償ではないのでありまして、これが成立する結果は、今後われわれ、ある……


5期(1959/06/02〜)

第40回国会 参議院本会議 第16号(1962/04/02、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました国税通則法案並びに国税通則法の施行等に伴う関係法令の整備等に関する法律案に対して反対するものであります。  反対理由の第一は、先ほど大蔵委員長からも説明がございましたように、政府の提案理由は、税法が複雑であるからこれを統一する。各税法に共通な部分を統一するのだ。あるいはまた、非常に税法が難解であるから、わかりやすくするのである。また、税制調査会の答申によって制定したのであるから、各方面の学識経験者の意見も徴してある。特に、税制調査会の答申の中で、いわゆる五項目と申しますか、国民の権利義務を侵害するような重大な答申があるわけ……

第40回国会 参議院本会議 第18号(1962/04/23、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この際、私は、当面する経済政策に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表いたしまして、最近の経済情勢の推移並びに今後の経済の見通し、それと関連していわゆる藤山発言に関する質問をいたしたいと思います。総理、経済企画庁長官、通産大臣に質問をいたしたいと思うのであります。  第一の質問は、三十七年度の予算の編成の前提になりました経済の見通しが、その後非常に大きく狂ってきておるわけであります。これに対して政府はどういうふうに対処しようとしておられるか。これは総理大臣、経済企画庁長官、佐藤通産大臣にそれぞれ御質問いたしますので、それぞれから御答弁を願い……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 参議院本会議 第9号(1962/09/01、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま議題となりました請願十件につきまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  これらの請願は、いずれも国土の開発及び保全に関するものであり、願意おおむね妥当と認め、議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたした次第であります。  以上御報告申し上げます。(拍手)

第42回国会 参議院本会議 第8号(1962/12/23、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま議題になりました請願十一件につきまして、建設委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  積雪寒冷地帯における補助事業の早期着工に関する請願の他十件でございまして、道路の整備、河川の改修等、いずれも国土の開発及び保全に関するものであります。本委員会は願意おおむね妥当と認め、これを議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。  以上御報告申し上げます。(拍手)

第43回国会 参議院本会議 第14号(1963/03/20、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま議題となりました屋外広告物法の一部を改正する法律案について、建設委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本改正案は、いわゆるビラ・ポスター等で、屋外広告物法に基づく条例に違反したものを、行政代執行の手続によらないで、都道府県知事みずからまたはその命じた者もしくは委任した者が、直ちに除却を行なうことにより、国土の美観風致を維持するととしております。ただし、この処分は、一般の行政処分と異なり、処分に対する不服の審査等の手続をとることが困難であることにかんがみ、違反の事実が明らかなものに限って適用することとし、国民の権利の保護に遺憾のないよう規定いたしてお……

第43回国会 参議院本会議 第16号(1963/03/29、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま議題となりました三案につきまして、建設委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、土地区画整理法の一部を改正する法律案について申し上げます。  土地区画整理事業は、宅地の造成とともに、公園、道路等の公共施設を整備して、健全な市街地の建設をはかることを目的とする事業であります。この事業の施行には、地方公共団体、日本住宅公団等の公的機関によるものと、土地所有者が自主的に設立する土地区画整理組合によるものとがあり、この組合の事業においては、組合員の所有地を減歩して生み出した保留地の処分によって、事業資金に充てる方法をとっておりますが、保留地の処分には……

第43回国会 参議院本会議 第23号(1963/06/05、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま議題となりました建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、建設委員会の審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、最近における都市の発展並びに建築技術の進歩に伴い、適正な建築物の規模を確保するため、現行法の高さの制限にかえ、容積地区の制度を設けて、土地の合理的かつ効率的な利用をはかり、もって健全な都市を育成しようとするのが目的であるとしております。  すなわち、現行建築物の高さの制限は、住居地域内では二十メートル、住居地域外におきましては三十一メートルでありますが、この制度を廃し、新たに、土地の性格に応じて、都市計画施設といたしまして、一種から十種までの容……

第44回国会 参議院本会議 第5号(1963/10/22、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、池田首相の所信表明に対しまして、主として経済政策を中心といたしまして若干の質疑をこれから行ないたいと思います。  経済政策の質問に入る前に、池田首相に一つただしておきたいことがございます。それは、昨日衆議院におきまして、わが党の河上委員長が、今国会召集の趣旨、目的から見まして、また、池田首相が所信表明演説におきまして、「今国会は短期間であるが、民主主義の基盤に立ってすみやかに予算、法律案の審議を尽くし、正々堂々と事を決し、国民の信頼と期待にこたえられることを切望いたします」と述べているところからいたしましても、当然、首相は、予算、法案の審議を……

第46回国会 参議院本会議 第7号(1964/02/14、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました対外取引に関する法律の改正案につきまして、六点質問をいたしたいと思います。  その第一点は、日本がIMFの十四条国から八条国に移行するということは、かつての金解禁にも比すべき重大な問題であるといわれております。このような八条国の義務を受諾するということが、事前に何ら国会にはかられることなく、政府の行政的な措置によりまして、一方的に取りきめられてしまうということは、これはどういうことでございましょう。その点にどうしても私は割り切れないものがございます。先ほどのOECDの加盟の問題につきましては、これもIMFの八条国移行に劣らない……

第48回国会 参議院本会議 第10号(1965/03/19、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま上程されました国税三法の改正案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして質問をいたすものであります。  この国税三法の改正を中心とする四十年度の税制改正は、戦後最悪の改正であると思います。その理由は三つございます。  その第一は、税制調査会の二つの答申を尊重しないどころか、これに逆行した税制改正を行なっていることであります。税制調査会は二つの答申をいたしました。その一つは、わが国の基本的税制に関する考え方、もう一つは、四十年度の税制改正に関する答申でございました。税制調査会は何のために設けたと、私は大蔵大臣に質問いたしましたら、大蔵大臣は、日本の税制を政府だけできめない……

第48回国会 参議院本会議 第12号(1965/03/31、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま提案の所得税法案に対する修正案は、配偶者控除を基礎控除と同額にするための修正案でございます。  まず、修正案文を朗読いたします。    所得税法案に対する修正案   所得税法案の一部を次のように修正する。   第七十七条第一項及び第二項中「十二万円」を「十三万円」に改める。   附則第四条の表中「十二万円 十一万七千五百円」を「十三万円 十二万五千円」に改める。  という内容のものであります。  提案理由を説明いたします。  本修正案の提案の目的は、税制面から家庭内における妻の座を引き上げようとするものであります。このことは、男女同権を規定しております民主憲法の立場から……

第48回国会 参議院本会議 第16号(1965/04/23、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま提案理由説明の行なわれました農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして質問をいたします。  質問に先立ち、私は、政府がこのような不条理きわまる、そうしてわが国の財政の将来に重大な影響をもたらすこの重要法案を、しかも会期の少なくなった本国会に、再び突然提出いたしましたことに対し、大多数の国民が、選挙目当ての党利党略であるとして憤りをすら抱いていることを、指摘しておきたいのであります。この憤れる世論に基づき、私も憤りをもって、本法案に対し、佐藤首相及び関係各大臣に質問をいたすものであります。  本法案は、去る第四十六国会にも提……

第48回国会 参議院本会議 第23号(1965/05/28、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、日本社会党を代表して、本法案の非常識きわまる強行採決に対し、憤りをもって抗議いたしますとともに、全く世論を無視した一大利権法案である本案に対し、断固として反対をいたします。  反対の第一の論拠は、さきの本議場での亀田、柴谷両わが党の同僚議員及び公明党の白木君からの質疑を通じて、明らかになりましたとおり、また、私も予算委員として予算委員会におきましてその質疑を通じて明らかにいたしましたが、全くその緊念性のない本法案を、あらゆる他の重要法案を犠牲にしてまで成立させようといたし、さらに会期延長を強行し、大蔵委員会におきましては、総理大臣の出席を要求したにもかかわらず全然出席もし……


7期(1965/07/04〜)

第51回国会 参議院本会議 第2号(1965/12/21、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、現在提案されております四十年度補正予算及び福田大蔵大臣の財政演説につきまして、質問をいたします。  質問に入るに先立ちまして、今回の補正予算に対する佐藤内閣の政治的責任を追及しなければならないと思うのであります。(拍手)すなわち、わが社会党は、前回の第五十国会におきまして、日韓案件よりは補正予算を先に審議すべきであるということを主張したのであります。なぜならば、日韓案件は十四年間も懸案になっていたのでありまして、いま半年一年おくれて、どこに実質的な支障があるのでありますか。ところが、この補正予算は、御承知のとおり、公務員給与の問題、あるいは災……


8期(1968/07/07〜)

第63回国会 参議院本会議 第1号(1970/01/14、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、ただいま野党五派によって共同提案されました重宗議長不信任案に対しまして、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党、第二院クラブを代表し、賛成の討論を行ないたいと思います。(拍手)  重宗参議院議長が、不信任に値すると私が考えます最大の理由は、第六十一国会におきまして、健保特例法及び大学法に関し、衆議院がおかしました行き過ぎの行為、すなわち、憲法を無視し、国会法に違反して法案を強行成立せしめ、そうして議会制民主主義を破壊するというこの衆議院の行為に対しまして、参議院議長として、これに抵抗し、その反省を求める努力をいたさなかったどころか、昨年八月二日の参議院文教委員会での、自民……


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データ更新日:2022/12/09

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