このページでは、木村禧八郎参議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については参議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。
3期(1953/04/24〜)
西日本大水害に関する質問主意書
第19回国会 参議院 質問主意書 第7号(1954/03/30提出、3期)
質問内容筑豊炭田地帯の石炭らん掘によつて、この地方一帯の地盤の沈下を生じ、民家をはじめとして各種の公共施設に被害を与えていることは政府もこれを認め、石炭鉱害復旧法によつて処理されている。
昨年六月の西日本大水害にさいし、遠賀川の本堤が植木町において決潰し、同町を中心に剣町、中間町、古月村、遠賀村等に大被害を与えたが、この原因は石炭らん掘による地盤沈下に起因すると認められるが、政府の見解如何。
政府は遠…
答弁内容遠賀川は、明治三十九年度から大正八年度までの間に国直轄で改修工事を施行したものであるが、その後年月の経過に伴い、流域の状況が変化するとともに地盤沈下の影響により堤防が沈下し、昭和二十年度から改修工事に着手している。
しかして、昨年の西日本大水害に際し破堤した植木町地内の別添図面(一)の当該箇所は、大正年間に上記の改修工事の一環として河川敷地に堤防を新設した箇所であり、当該地区の石炭採掘状況は、別…
西日本大水害に関する政府の4月9日附答弁書に対する質問主意書
第20回国会 参議院 質問主意書 第2号(1954/12/03提出、3期)
質問内容西日本大水害に関する政府の四月九日附答弁書に対し、左記の質問主意書を提出する。よつて政府は正確な図面と根拠ある数字をあげて具体的かつ科学的に答えられたい。
記
一、決潰した遠賀川左岸植木町中ノ江附近の堤防の沈下は遠く昭和十年頃から始まつているが、戦争前後の乱掘によつて更に激しさを加え、昭和二十八年の決潰当時このあたりで沈下の最大は二米以上にも及んだ。これより先政府は昭和二十三年に特別鉱害認定工…
答弁内容本件については、現地機関と打合せる必要があるが、現地との連絡の関係上、直ちに答弁はいたし兼ねます。
西日本大水害に関する政府の4月9日附答弁書に対する再質問主意書
第21回国会 参議院 質問主意書 第1号(1954/12/15提出、3期)
質問内容西日本大水害に関する政府の四月九日附答弁書に対し、去る十二月三日左記の質問主意書を提出し、政府の答弁を求めたところ、その答弁が得られぬうちに、吉田内閣は総辞職し、鳩山内閣が成立したので、改めて質問主意書を提出した次第である。よつて政府は、正確な図面と、根拠ある数字をあげて具体的かつ科学的に答えられたい。
記
一、決潰した遠賀川左岸植木町中ノ江附近の堤防の沈下は遠く昭和十年頃から始まつているが、…
答弁内容一、決潰した遠賀川左岸植木町中ノ江附近の堤防は、昭和十年頃から沈下の現象を生じたものであるが、三菱新入炭鉱六坑深一卸(坑名)の掘採が昭和十六年から開始されたためその影響も加つて沈下現象は著しくなり、昭和二十五年までの間において一、〇五米程度の沈下を来した。しかし、破堤点近傍における昭和十年以降破堤時までの総沈下量は一、三〇米程度と測定されており、二米以上に及ぶものは存在しない。
以上の沈下の対策…
筑豊炭田地帯の鉱害と遠賀川及び同支流の水害に関する質問主意書
第22回国会 参議院 質問主意書 第2号(1955/05/20提出、3期)
質問内容昭和二十九年十二月二十四日附「西日本大水害に関する政府の四月九日附答弁書に対する再質問に対する答弁書」(内閣参質第一号)で政府は結語的に次の如く述べている。即ち「遠賀川流域は、極度に開発が進み人口ちゆう密し、加うるに永年にわたる大小炭鉱の石炭採掘による地盤沈下等もあるので目下施行中の遠賀川修補工事を推進すると同時に鉱害復旧工事の促進を図り、できる限り遠賀川流域の根本的治水対策に努める考えである。」…
答弁内容一、遠賀川修補工事と鉱害復旧工事について
(1) 遠賀川修補工事について
国直轄で施行中の遠賀川修補工事は、昭和二十年度に着手して以来国家財政の許す限りその進捗に努めて来たところであるが、昭和二十八年の西日本大水害の発生にかんがみ、本修補工事の計画についても再検討が加えられ、別添附図(第一号)掲示のとおり計画を樹立し、昭和二十九年度以降十ケ年間で完成を目途に、鋭意努力している次第である。
し…
御母衣ダム建設に関する質問主意書
第24回国会 参議院 質問主意書 第4号(1956/02/06提出、3期)
質問内容昭和二十九年六月十二日電源開発会社本社で、ダム建設の権威であるサベージ博士に対する質疑応答がなされた。当時の出席者は、大西顧問、石川理事、徳野富山建設所長、佐藤理事代理、広田地質課長、野瀬設計課長外六名の出席のもとに行われたものであるが、その討議要旨によると、つぎのような重要な質疑応答がなされている。
質問一〇 サベージ博士は既に数回に亘つて、御母衣の現地を視察せられたが、かかるサイトにこの様な…
答弁内容第一問及び第二問
サーベージ博士は、電源開発株式会社の技術顧問として招へいされた純技術者であり、御母衣に関する調査についても政治的な配慮を必要とする環境にはなかつたものと考える。
従つてサーベージ博士の意見は、報告書における結論において述べられているものと解される。
第三問及び第四問
サーベージ博士には、ダム建設に関して技術上及び経済上の観点から意見を求めたものである。これに対して同博士は…
筑豊炭田地帯の鉱害と遠賀川の維持保全に関する質問主意書
第24回国会 参議院 質問主意書 第13号(1956/05/17提出、3期)
質問内容昭和二十九年三月以来数回にわたる首題の件に関する質問に対し政府の回答並びにこれについての措置は一応諒承するところである。
その後の遠賀川の状況は左岸下流部の沈下の進行と共に右岸にも同じ現象を見るに至つている。即ち
1.昭和二十八年六月決潰した植木町中の江地先の上流、中島橋右岸橋台に亀裂を生じ、右岸橋面に沈下の現象がある。
2.中島橋より下流約三キロ半の左岸堤内地(人家あり)に地盤のゆるみと堤…
答弁内容一、中島橋等の状況について
(1)中島橋については、右岸橋台および橋面に若干の亀裂が認められるが、近傍の炭鉱における採掘の現状よりみて、その原因は、鉱害ではない。
(2)中島橋より下流約三粁半の左岸堤内地の地盤のゆるみについては明らかでない。同地点の堤防は、昭和三十年七月出水時に若干の漏水を生じたことは認められるが、この原因が鉱害であるとはいえない。なお、この地区は、裏小段増設を本年度行う計画…
6期(1962/07/01〜)
物価政策に関する質問主意書
第47回国会 参議院 質問主意書 第2号(1964/12/09提出、6期)
質問内容池田内閣は、物価問題懇談会の「最近の物価問題に関する報告書」をうけて、本年一月二十四日、閣議決定十三項目にわたる物価安定策を公約公表した。そのなかの一項目、公共料金の一年間値上げストップの措置は、たしかに政府の努力によつて実行された。ところが本年秋以来、予算編成にあたり、財源不足を理由に、消費者米価、医療費の値上げが決定された。また、公共料金値上げやむをえずとする経済閣僚懇談会の意見がしばしば報道…
答弁内容一(1) 政府としては、これまで物価の安定を図るための具体策を定めてこれを実施してきており、昭和三十八年七月には、「生鮮食料品流通改善対策要綱」を、また、本年一月には物価問題懇談会の意見をきいて「当面行なうべき物価安定のための具体策」を定めた。
これらの具体策は、担当各省それぞれの立場で鋭意実施に移しているところであり、また、「当面行なうべき物価安定のための具体策」については経済企画庁が各省の実…
8期(1968/07/07〜)
香川県三豊郡詫間町において昭和44年度に実施された農業構造改善事業費交付に関する質問主意書
第65回国会 参議院 質問主意書 第3号(1971/03/16提出、8期)
質問内容昭和四十四年七月二十二日香川県三豊郡詫間町長松田幸一から香川県知事職務代理者香川県副知事田中守に昭和四十四年度農業構造改善事業費補助金交付申請書(四四収農A第三三四号)が提出され、昭和四十四年十二月九日同補助金の交付が決定された。補助額は七百三十五万円であつた。
この内容を調査すると、次の通りの疑問があるので、政府において十分調査の上所見を明らかにすると共にその措置についても明示されるよう要請す…
答弁内容一 質問主意書(一)および(七)については、有限会社詫間養豚場に係る構造改善事業計画は昭和四十二年七月一日に香川県知事が認定を行なつているが、この計画書の上では詫間養豚場の定款、構成員の出役計画利益の配分、議決権の行使等からみて適正な協業組織であると判断したものであると思われる。
しかしながら今回調査したところによると社員の構成は適当であつたとは思われず、また、四十四年度に補助事業を実施した当時…
中国産調整食肉輸入に関する質問主意書
第65回国会 参議院 質問主意書 第4号(1971/04/20提出、8期)
質問内容中国の家畜衛生事情については前後三回にわたる調査が行なわれ、特に一九六六年の中国家畜衛生調査団・元農林省畜産局衛生課長田中良男氏の報告より判断すれば、一九六二年以降中国においては「口蹄疫」が消滅されている事実が確認されたばかりか、その防疫体制は完ぺきであることが証明されている。
それにもかかわらず政府は禁止を解く何らの措置を講じないばかりか逆に過去無条件で許可してきた中国産「金華ハム」の輸入をも…
答弁内容一 ハム、ソーセージおよびベーコンは、その種類、規格が加工工程によつて極めて多様であり、骨付きのものや生肉に近いものもあり、口蹄疫ウイルス等の病原体が残存するおそれがある。
二 従来はこれらの輸入量は少なかつたが、昭和四十三年頃から輸入量および仕出国が増加する傾向にあり、口蹄疫等の侵入の危険性も高まつたので昭和四十四年三月に省令を改正して、ハム、ソーセージおよびベーコンを指定検疫物に加え、家畜衛…