新谷寅三郎参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○政府委員(新谷寅三郎君) 只今の門屋議員の御質問の中で、労働省に関係する部分につきましてお答え申上げます。 政府といたしましては、失業救済の対策として、失業救済策と緊急失業対策事業の外に、公共事業或いは輸出産業の振興等による民間雇用量の問題、或いは見返資金の活用の問題等を併せて考究いたしまして、いわゆる総合的な失業対策を企画し実施しておるものであります。御承知のように二十五年度の予算におきましては、公共事業費は昨年の約倍額に相成つておるのでありまして、昨年二十四年度におきまして、公共事業費におきまして約五十万の失業者の労働力を吸收したのでありますが、二十五年度におきましてはその約倍額、百万……
○新谷寅三郎君 只今上程せられました海運力復興促進に関する決議案につきまして、提案者を代表いたしまして簡単に趣旨説明をいたしたいと存じます。 先ず決議案を朗読いたします。 海運力復興促進に関する決議 日本経済の自立達成が現下の最大急務であることにかんがみ、日本の地理的條件並びに国民経済の特殊性からみて、外航船腹を更に拡充するとともに、海運力の基盤を確立強化することが肝要である。 よつて政府は外航船腹増強並びに海運復興基盤確立のため、財政資金の投入はもとより、長期資金の確保、金利の引下げ、税制改革等、必要な諸方策を急速且つ強力に実現すべきである。 右決議する。 以上の通りで……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず本法律案の改正の要点を御説明申し上げますると、次の通りであります。 その第一点は、従来宅地の利用の調整に関する調査及び企画についての事務は、住宅局において処理して参ったのでありまするが、住宅対策の拡充強化に伴いまして、宅地問題の解決に積極的に当らねばならぬことは明らかでありますので、宅地制度そのものにつきましても根本的に十分研究し、住宅対策の基礎とするために、建設省の所掌事務及び権限の一部を改めたことであります。 その第二点は、ビルマと……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました総理府設置法の一部を改正する法律案、運輸省設置法の一部を改正する法律案及び労働省設置法等の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、総理府設置法の一部を改正する法律案につきまして申し上げますると、本法律案は、総理府に付属機関として航空技術研究所及び海外移住審議会を設置することが、おもな改正点でありまして、政府の提案理由の説明によりますると、まず、航空技術研究所の設置につきましては、航空技術の向上をはかるため、最近の航空技術に即応した研究及び試験を実施することのできる充実した航空技術研究機関を国……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました外務省設置法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず本法律案の改正の要点を御説明申し上げますると、次の通りであります。 その第一点は、外務省の内部部局に移住局を設置することであります。本邦人の海外移住に関しましては、昭和二十九年度中、三千七百余人の計画移民を送り出し、また本年度は五千五百人の送出を計画する等、年々著しい増加をみておりますが、一方、中南米の諸受け入れ国の受け入れ計画ないし受け入れ態勢は、一般的対日感情の好転とともに、わが国にきわめて有利になってきておるとのことでありまして政府……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました文部省設置法の一部を改正する法律案外四件の法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、文部省設置法の一部を改正する法律案について申し上げますると、本法律案は、最近フィリピン、ビルマその他東南アジア諸国との賠償折衝の進展に伴い、文部省においても、これらに関連する事務が増加する傾向にありまして、これらの事務は、将来関係各国との賠償協定の締結に伴い、さらに一そう増加するものと予想せられ、また賠償関係事務のほか、各国との国交の正常化に伴いまして、各般の国際協力関係事務も増加しつつありますので、文部省において賠償及び国……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました大蔵省設置法の一部を改正する法律案及び経済審議庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、大蔵省設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案の改正のおもな点を申し上げますと、最近の税関事務の実情にかんがみ、税関行政の整備円滑化をはかるため、今回東京税関及び横浜税関の管轄区域を改正し、東京税関に鑑査部を新たに設置する点であります。現在横浜税関の管轄区域は、神奈川県以北の十一県の広範な地域を占めておりまして、事務の監督等にも不便が感じられており、これらの地域のうち埼玉、群馬、……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました国務大臣の私企業等への関与の制限に関する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、参議院議員八木幸吉君外三名より発議せられたものでありまして発議者はその提案の理由として「本法律案の目的とするところは官紀の振粛にあって、内閣総理大臣その他の国務大臣は、わが国の行政府において最高の重責にあり、その政治的活動は、わが国の商業、工業、金融業等の私企業にはもちろん、私企業以外の事業にも、有形、無形の大なる影響を及ぼすことは、言を待たない。もし国務大臣が、これらの事業に関与しておった場合には、その公正な職務遂行に……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました、通商産業省設置法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の改正の要点を申し上げますと、その第一は、現在通産局は、十四課に分れ、その事務量が膨大であるため、局長の下に次長一名が置かれて局務の整理に当りておるのでありますが、局長を補佐して次長の処理すべき事務としては、外貨予算の作成、外貨資金の割当、輸出の承認、バーター契約の許可、中共貿易問題の処理等、問題が山積しているのみならず、渉外関係におきましても、頻繁に行われる通商交渉の会議に出席する等の必要がありますので、この際次長を一名増員して……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案及び国家公務員に対する寒冷地手当及び石炭手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案につきまして申し上げます。 本法律案は、衆議院議員高橋等君外百十一名より提出せられたものでありまして、旧軍人関係の恩給と一般公務員の恩給との間における不均衡の是正を改正の主たる眼目とし、その他旧軍人等の恩給につき重要な改正を加えておるものであります。 改正の要点を申し上げますと、その第一は、旧……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました自衛隊法の一部を改正する法律案、防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、内閣委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、三法案の内容を御説明いたします。防衛庁設置法の一部を改正する法律案は、過般衆議院におきまして修正議決せられて当院に送付されたものでありまして、この法律案は現下の情勢に対処し、わが国の防衛力を国力に応じて整備充実するため、防衛庁の職員の定員を三万一千二百七十二人増員し、現在の定員十六万四千五百三十八人を十九万五千八百十人に改めようとするものであります。この三万一千二百……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました請願二件について、地方行政委員会における審査の結果を御報告申し上げます。 日程第十三の請願は、義務教育学校の新改築に伴う起債の利子に対する軽減措置を望むものであり、日程第十四の請願は、自主財源の強化による町村財政の確立のために、すみやかに税財政制度の改革を推進する等の措置を講ぜられたいというものであります。 委員会においては、右二件いずれも願意おおむね妥当と認め、これを議院の会議に付し、内閣に送付を要すべきものと決定した次第であります。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○新谷寅三郎君 ただいま議長から御報告のありました通り、議員成田一郎君は、去る七月四日病気のため逝去せられました。同僚議員としてまことに痛惜にたえません。ここに同君の御生前をしのび、つつしんで哀悼の意を表する次第であります。 成田君は明治二十七年仙台市に生まれ、大正九年京都大学を卒業して直ちに内務省に入り、その後累進して、内務省社会局労働部長、厚生省労働局長、石川県知事、内務省土木、国土、地方各局長、兵庫県知事を歴任の上、台湾総督府総務長官を最後として昭和二十一年官界を去られましたが、同二十四年以来、東和海運会社社長、東和汽船会社取締役等として実業界に活躍せられる一方、兵庫県顧問に委嘱せられ……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました請願二十五件について、地方行政委員会における審査の結果を御報告いたします。 日程第三の請願は、新市町村職員の給与改善を、日程第四の請願十二件は、新市町村建設促進のための国庫補助の継続を、日程第五の請願は、地方交付税の合併補正特例期間の延長を、日程第六ないし十一の請願六件は、いずれも地方財政の実情にかんがみ、これが改善のための措置を、それぞれ要望するものであります。 次に、日程第十二の請願四件は、飲食店における遊興飲食税について免税点の引き上げを、また、日程第十三の請願は、積雪寒冷地帯における固定資産税の軽減を要望するものであります。 地方行政委員会……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました請願三十一件について、地方行政委員会における審査の結果を御報告いたします。 日程第三十五の請願は、新市町村の育成強化について建設計画実施のための財源確保等の措置を、日程第三十六の請願は、同じく新市町村建設育成のための地方交付税法の特例措置の延長を、また日程第三十七の請願九件は、行政書士会について強制加入制をとることを中心とする行政書士法の一部改正を、日程第三十八及び第三十九の請願二十件は、いずれもいわゆる基地交付金について対象資産の範囲拡大、交付金の増額等の措置をそれぞれ要望するものであります。 委員会におきましては、以上三十一件の請願はいずれも願意……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました道路交通法案につきまして地方行政委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。 政府の説明によれば、昭和二十二年、現行道路交通取締法の制定以来、自動車の急激な発達、普及及び増加に伴い、わが国における道路交通事情は今や著しい変化を見、特に最近における大都市の道路交通は異常な発展、変貌を遂げ、現行法令の規定をもってしては、今後ますます発展することが予想される新しい情勢にとうてい対処できないものと判断せられるるに至りましたので、今回道路交通取締法を廃止して、新たに時代に適応した道路交通の基本法として、ここに本法案を提案するに至ったものでありまして、そ……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案及び地方公営企業法の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法案は、奄美群島復興信用基金の融資業務に要する資金としての国の出資額一億円を一億八千万円に増額するとともに、奄美群島復興信用基金の資本金の額を改めることを主たる改正点とするものであります。 委員会におきましては、二月十六日石原国務大臣より提案理由の説明を聞いた後、奄美群島復興信用基金の融資状況、同群島における黒糖生産……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案及び消防法の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、地方税法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府の提案理由の説明によりますと、本法律案は、昨年行なわれました所得税の減税に対応して、昭和三十五年度以降において住民税の減税を行なうことを主眼とし、その他、所得税法及び法人税法の改正に伴い必要な規定の整備を行なおうとするものでありまして、その改正の要点は、 第一に、昭和三十五年度から住民税所得割についても減税を行なうこととし、すなわち、市町村民税につい……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました三法案につきまして、地方行政委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず三法案の内容の概要を申し上げます。 地方財政法及び地方財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案は、長期にわたる健全な地方財政の基盤の確立に資するため、 第一に、地方財政法について地方公共団体における年度間の財源調整に関する規定を強化して、地方公共団体の一般財源が新たに増加する義務的経費の額を著しく超えることとなる場合には、その使途を一定のワク内に限定し、地方公共団体は、その相互間における正常な負担関係を乱すようなことをしてはならない旨を定めるとともに、都道府県……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました行政書士法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法案は衆議院提出にかかるものでありまして、その提案の理由は、昭和二十六年行政書士法制定以来の施行状況にかんがみ、従来、任意設立、任意加入であった行政書士会並びにその連合会を、司法書士、税理士等類似の業務におけると同様、義務設立、強制加入とすることによって、行政書士会の自主的な指導力を強化して、行政書士の品位の保持、業務の改善、適正化に資せんとするものであります。 地方行政委員会におきましては、四月十四日、本法案の発議者衆議院議員纐纈彌三君より提案……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました二法律案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 まず、農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案について申し上げます。 本年の四月から六月にかけての長雨等により、麦の被害が異常に発生したため、農業共済再保険特別会計の農業勘定の再保険金の支払いが増加し、多額の財源不足を生ずることが見込まれますので、本案は、その不足を埋めるため、昭和三十八年度において、一般会計から八十八億一千万円を限り、この特別会計の農業勘定に繰り入れができることにしようとするものであります。なお、この繰り入れ金については、……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました昭和三十八年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本案は、昭和三十八年産米穀を、生産者が事前売り渡し申し込みに基づいて売り渡した場合、同年分の所得税について、売り渡しの時期に応じ、一石当たり千七百五十円ないし千百五十円を非課税としようとするものであります。 委員会の審議におきましては、米価政策に対する政府の基本的な考え方、総合的な農民の税負担のあり方、本特例措置を存続させる意義等について、熱心な質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録によって御承知を願いたいと存じます。 質……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました国有財産法第十三条の規定に基づき、国会の議決を求めるの件につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本件は、国有財産法第十三条の規定に基づき、次に申し上げまする各事項について国会の議決を求めんとするものであります。 まず第一は、厚生省所管の公共用財産である京都御苑の一部を宮内庁京都事務所庁舎敷地とするために、総理府所管の公用財産に所管がえしようとするものであり、第二は、厚生省所管の公共用財産である皇居外苑の一部を、国有財産管理の適正を期するために、総理府所管の皇室用財産に所管がえしようとするものであり、第三は、皇居東側地区……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 まず、印紙税法の一部を改正する法律案について申し上げます。 昭和三十七年四月以降、印紙貼用にかえて、印紙税現金納付表示器による印紙税納税制度が設けられておりますが、本案は、この制度の普及に伴い、納付手続等の規定の整備をはかろうとするものでありまして、すなわち、印紙税現金納付計器により納付印を押捺して、納税する制度を法律上明定すること、また計器の設置及び納付印の製造等についての承認制度を設け、計器の販売業者等について、その開廃業申告、記帳の義務及び検査受認義務の規定を設けるとと……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本案は、わが国が開放経済体制移行への一環として、本年四月一日より国際通貨基金協定第八条に規定する義務を受諾することに伴い、外国為替、外国貿易その他の対外経済取引に関する体制を整備しようとするものであります。 その概要を申し上げますと、第一は、外国為替及び外国貿易管理法の一部改正でありまして、わが国が国際通貨基金八条国へ移行するためには、経常的支払いに対する為替制限を撤廃しておく必要がありますので、外国為替予算制度を廃……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました八法律案外一件につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 まず、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 これら三案は、税制調査会の臨時答申を受け、さらに政府が検討を加えた結果、昭和三十九年度税制改正として、中小所得者に重点を置いて所得税の負担を軽減するとともに、企業資本の充実と設備の更新を促進するため企業課税の軽減を行なうほか、産業の国際競争力の強化、科学技術の振興等、所要の税制上の措置を講ずるため、平年度約千三百三十四億円の減税を行なおうと……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました国立学校特別会計法案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本案は、国立学校の拡充整備を促進し、その円滑な運営をはかるとともに、経理を一般会計と区分して明確にするため、新たに特別会計を設けようとするものでありまして、同特別会計は、文部大臣がこれを管理し、一般会計からの繰り入れ金、授業料、入学料及び検定料、病院収入、積み立て金からの受け入れ金、借り入れ金、財産処分収入及び寄付金等を歳入とし、国立学校の運営費、施設費、奨学交付金、借り入れ金の償還金等を歳出とすることとし、病院の施設整備のため必要があるとぎは借り入れ金ができることとし……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました納税貯蓄組合法の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 本案は、納税資金の貯蓄を助成して納税を容易かつ確実ならしめる目的をもって設けられている現行納税貯蓄組合の一そう健全な普及発展をはかるため、所要の改正を行なおうとするものでありまして、おもな改正点は、納税貯蓄組合連合会について、その法制化をはかって、規制と助成の措置を講ずること、納税貯蓄組合預金を取り扱う金融機関として、新たに商工組合中央金庫を加えること、非課税措置の適用を受けている納税貯蓄組合預金の目的外引き出し限度額を、現行五方円から十万円に引き上げ……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました二法律案について、委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 まず、保険業法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、昭和三十七年に行なわれました商法の一部改正により、株式会社である保険会社に対し資産の評価についての改正規定が全面的に適用せられたことに伴い、相互会社である保険会社に対してもこれを準用することとするとともに、契約者の利益を確保するために、取引所の相場のある株式について、相当程度の含みのある場合には、一定の条件のもとに時価までの評価益の計上を認めようとするものであります。 委員会における審議の詳細は会議録によって御承……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました二法律案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 まず、企業資本充実のための資産再評価等の特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、従来、企業の資本構成の是正をはかる見地から、一定規模以上の株式会社に対しまして、再評価積み立て金の資本組み入れを促進し、あわせて必要な減価償却を行なわせる等、所要の措置を講じて来たのでありますが、近くこの規定の適用期限が切れることになりますので、本案は、企業の実情に即し、この規定を強化するとともに、さらにその適用期限を延長しようとするものであります。 以下その概要を申し上げま……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました「国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案」について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 国際開発協会、すなわち、いわゆる第二世銀は、昭和三十五年十一月創立以来、低開発地域における経済開発の促進、生産性の増大及び生活水準の向上のために、長期低利の融資を行なってまいりましたが、この融資に対する低開発諸国の需要が累年増大し、同協会の保有する資金は、遠からずその全額の貸し付けを約定される見通しとなりましたので、同協会において、その増資が検討された結果、総額七億五千万ドルの資金追加が決議され、わが国としても、同協会に対……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました国有財産法の一部を改正する法律案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本案は、国有財産の管理及び処分の適正化並びにその運営の円滑化に資するため、所要の改正を行なおうとするものであります。すなわち、 大蔵大臣が国有財産の管理及び処分の適正化のため必要があると認めるときは、直接各省各庁の長に対し必要な措置の要求ができることとし、 公園または広場である公共用財産を減少し、また皇室用財産を増加しようとする場合の、国会の議決を必要としない価額の限度を引き上げて、一作当たり三千万円未満の財産で一年度間の合計額が三億円に達するまでとする……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました公認会計士特例試験等に関する法律案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本案は、財務書類の監査または証明を業とする会計人制度の整備に資するため、昭和四十二年三月三十一日限り計理士制度を廃止し、その廃止時までに計理士を対象として公認会計士特例試験を行なう等の特例措置を講ずるとともに、公認会計士第三次試験の方法を整備しようとするものであります。 なお、本案は、衆議院において、特例試験及び第三次試験の試験科目に論文を追加する等の修正が加えられたものであります。 委員会における質疑の詳細は、会議録によって御承知願いたいと存じます。……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました昭和四十二年度暫定予算三案の予算委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 今回の暫定予算は、四十二年度本予算の年度内成立が困難な事情にありますので、国政の運営に支障を来たさないよう、四月及び五月の二カ月間について編成されたものであります。 暫定予算の編成方針といたしましては、本予算成立までの応急的な措置であることにかんがみ、人件費、事務費等の経常的な経費のほか、既定の施策に基づく経費を計上することとし、新規の施策にかかる経費は原則として計上しないこととしております。ただ、新規施策でありましても、教育及び社会政策上の配慮等から、暫定予算の……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました昭和四十二年度予算三案の委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 昭和四十二年度予算の内容につきましては、すでに水田大蔵大臣から財政演説において説明が行なわれたとおりでありますので、これを省略させていただきます。 これら予算三案は、去る三月十三日国会に提出せられ、予算委員会におきましては、三月二十日に大蔵大臣から提案理由の説明を聴取し、四月二十八日衆議院よりの送付を待って、五月四日から質疑に入りました。自来、昨日に至るまで委員会を開くこと十五回、その間、二日間にわたり公聴会を、また三日間にわたって分科会を開くなど、慎重に審査を進めてまい……
○新谷寅三郎君 ただいま議題となりました昭和四十二年度補正予算三案の委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 この補正予算は、人事院勧告に基づく公務員給与の改善、災害の復旧、生産者米価の引き上げに伴う食糧管理特別会計への繰り入れ、その他当初予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費の追加等について、所要の措置を講じようとするものであります。 この補正の結果、昭和四十二年度一般会計予算の規模は、歳入歳出とも二千五百二十五億円を増加し、総額五兆二千三十四億円となります。 特別会計におきましては、公務員給与の改善等のため、十四の特別会計にわたって所要の補正が行なわれ、また……
○新谷寅三郎君 ただいまは、私のために、永年勤続のゆえをもちまして、特に院議により御懇篤な表彰を賜わり、また、平井議員から御丁重な御祝辞をいただきましたことは、まことに光栄の至りでございます。つつしんでお礼を申し上げます。 私も、昭和二十二年、新憲法により制定せられました新しい二院制度のもとにおける初めての参議院議員選挙に当選いたしまして以来、引き続き今日まで本院議員として国政に参画し、戦後の荒廃と混乱の中から全国民がひたすらに願っておりましたわが国の復興、発展と、議会制民主政治の確立を目ざし、幾多の難局を乗り越えて今日に至りました本院の意義深い歴史とともに歩んでくることができたのでございま……
○国務大臣(新谷寅三郎君) 大都市における交通が非常に渋滞しておりまして、国民の方々に御迷惑をかけておりますことは、まことに遺憾にたえません。これを打開いたしますためには、各交通機関にはそれぞれ非常な特色がございますから、その特色を生かしまして、バス、地下鉄、私鉄、国鉄等の大量公共輸送機関を十分に活用いたしますことによって、国民に便利で快適な輸送サービスを提供するように配意をしなければならぬと考えておるのでございます。との場合、国鉄及び私鉄につきましては都市間の旅客輸送、大都市の通勤通学輸送、地下鉄につきましては大都市内の交通、バスにつきましては都市鉄道の補完、地域住民の足の確保というような観……
○国務大臣(新谷寅三郎君) 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 国鉄は、過去百年間国内輸送の大動脈として国民生活の向上と国民経済の発展に寄与してまいりましたが、今日その役割りは、都市間旅客輸送、大都市通勤通学輸送、中長距離大量貨物輸送等の各分野においてますます重要性を増しており、過密過疎の解消、国土の総合的開発のための中核的交通機関として将来にわたってその使命の遂行が強く期待されるところであります。 一方、国鉄財政は、経済社会の変動と輸送構造の変化に伴い、昭和三十九年度に赤字に転じて以来急速に悪化の傾向をた……
○国務大臣(新谷寅三郎君) ただいま御提案の修正案につきましては、政府としては、やむを得ないものと認めます。(拍手)
○新谷寅三郎君 本院議員迫水久常君は、今月二十五日卒然と逝去されました。まことに痛恨のきわみであります。 私は、同僚議員各位の御同意を得まして、議員一同を代表し、謹んで追悼の辞をささげたいと存じます。 迫水君は、明治三十五年八月、東京都に生をうけ、少年時代から俊秀の誉れ高く、第一高校学校を経て、大正十五年、東京帝国大学法学部を卒業と同時に大蔵省に入り、自来、昭和二十年、銀行保険局長を最後に同省を退官されるまで、大蔵官僚としてきわめて順調に昇進を続けられたのでありますが、その間、公務員としましては全く異例とも言うべき進路をとり、幾多の試練に耐えて難局を乗り越えてこられたのであります。 すな……
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