藤田芳雄参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○藤田芳雄君 道義の高揚につきまして、私は懸念の対策と恒久の対策との両面から、時間の関係上その一端を述べてみたいと存じます。 現在の道義の頽廃は先程來のお話のごとく、全く目も当てられぬもので、すべては國民生活の不安から來ているものであることは誰しも否めない事実であります。この不安の原因は種々の面から考えられるのでありますが、政府の施策から來るものが相当にあると考えられるのであります。この度の追加予算にいたしましても、バランスのとれた健全財政と自讃しておられますが、先日來の本院における質問を通じて得られますものは誠に不安財政であります。つまりこれらは何ら國民生活に安心感を與える財政ではないので……
○藤田芳雄君 只今の羽仁君の動議に賛成いたします。
○藤田芳雄君 無所属懇談会は阿竹齋次郎君を指名いたします。
○藤田芳雄君 私は政府提出の予算に反対いたします。 第一は、本予算は物価引上げを前提といたしますところのインフレ助長の予算であります。(「その通りだ」、「然り」と呼ぶ者あり)これは予算委員会におきましても、多数の委員からの質問によりまして、政府答弁で明らかになつた事実なのであります。(「その通り」、「結果がどうだ」と呼ぶ者あり)現在の我が國情は、何を措いてもインフレを阻止しなければならないときであります。(「そうだ」、「その通りだ」と呼ぶ者あり)政府もこれがために均衡予算を作つたと称しておるのでありますが、予算の性格そのものが、すでに物価引上げの基盤の上に立つているのであります。この矛盾は、……
○藤田芳雄君 只今の門屋議員の動議に賛成いたします。
○藤田芳雄君 私は只今上程になりました六・三制教育制度完全実施に対する決議案に、次の五つの点から賛成をいたしたいと存じます。 その第一は、我が國再建の目標たる文化國家建設の上からこれを要求いたします。第二には、義務教育の余りにも悲惨な現実の姿から見まして、この決議案を支持いたします。第三は、地方財章の混乱を防ぐ上から、この決議案の重要性を申上げたいと思います。第四は、全國民の要望に應える点から眺めましても、この決議案は賛成いたさねばならんと存ずるのであります。この四点に関しましては、同志議員の各位から力説せられ、又これからも力説せられることと存じまするので、重複を避けて私は省略をいたします。……
○藤田芳雄君 無所属懇談会は川上嘉君を指名いたします。
○藤田芳雄君 只今提出されました修正案に賛成するものであります。前段の禁錮以上の刑に処せられた者、このことにつきましては、委員会でいろいろ質問いたしましたのですが、それに対しまして、先程委員長の説明にもございましたように、刑法の第三十四條の二項によつて、当然十年経つとその刑の消滅を來すから、このまま置いても、その者が絶対に復職されないとか或いは免許状を授與されないということはないという説明なのであります。ところが、この法文をそのまま読みますと、禁錮以上の刑に処せられた者とありますから、見ようによりましては、禁錮になりさえすれば直ぐにその欠格條項となるというふうにも解釈できるのであります。こうし……
○藤田芳雄君 只今議題となりました国立学校設置法の一部を改正する等の法律案につきまして、文部委員会の審議の経過並びに結果を御報告申上げます。 先ず、政府の法案提出の趣旨について申上げますと、この法律は、商船大学を設置いたしますためと、国立学校職員の定員を行政機関職員定員法の規定する定員に合致させる等のため、国立学校設置法及び運輸省設置法の一部を改正いたしますこと、更に教育職員免許法の一部を改正いたしますこと等を目的といたしております。 政府の説明によりますれば、商船大学の設置は、先般国立学校設置法によつて六十九の国立大学が発足いたしました際、現在の高等商船学校及び海務学院を併せて商船大学と……
○藤田芳雄君 無所属懇談会は木村禧八郎君を指名いたします。
○藤田芳雄君 只今議題となりました三案につきまして、文部委員会の審議の経過並びに結果について御報告申上げます。 先ず学校教育法の一部を改正する法律案について御報告申上げます。 本案は現在の学校教育法を部分的に改正いたすことを目的として政府より提案されたものでありまして、改正の主要点は凡そ三点であります。第一点は大学の名誉教授に関する規定を新たに設けたこと、第二点は高等学校の定時制課程に関する規定を整理したこと、第三点は各種学校に関する規定を整理したこと等であります。そのうち、先ず名誉教授につきましては、従来旧制の官公立大学高等專門学校等につき、勅令で規定されておつたわけで、今回学校制度の改……
○藤田芳雄君 只今上程せられました教育職員免許法の一部を改正する法律案及び教育職員免許法施行法の一部を改正する法律案は、連関しておりますので、両法案をまとめてその審議の経過及び結果を御報告いたします。 政府の提案理由の説明によりますと、両法案が昨年五月制定され、九月一日から施行されましたが、今日までその実施の結果、教育職員の利益を擁護し併せてその地位の安定を図る必要上、両法案施行につき不明瞭な点を明確にすると共に、教職員相互の不均衡の点を是正するため、一応最少限度の改正を行い、尚不備の点等については将来十分研究を重ねた上改正の途を講じたいというのであります。両法案の主な改正点を申上げますと、……
○藤田芳雄君 義務教育費確保に関する決議案の趣旨説明をいたします。先ず案文を朗読いたします。 義務教育費確保に関する決議 義務教育の完全実施は、憲法上の義務に基くものであり、平和国家再建のための根幹国策である。本院が、第五国会において、六・三制教育制度完全実施に関する決議を全員一致可決し、政府を督励鞭撻したのも、この趣旨からである。 しかるに、六・三制実施に必要な予算の計上も極めて不充分であり、右の決議も未だその成果を期待し得ず、義務教育費確保の完全保障が困難な状況にあることは、まことに遺憾である。かくては、教育の機会均等の理想は実現されず、教育界に多大の不安と動搖を招来し、ため……
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