井野碩哉参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○井野碩哉君 ただいま議題となりました昭和三十三年度一般会計予算補正(第1号)及び昭和三十三年度特別会計予算補正(特第1号)の予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず補正二案の内容について御説明申し上げます。 昭和三十三年度一般会計予算補正(第1号)は、今年発生いたしました諸災害に対する災害対策のための予算補正でありまして、補正による追加額は、歳入歳出とも総額九十億九千八百余万円であります。 歳出の追加のおもなるものを申し上げますと、風水害関係といたしましては、三十三年発生災害復旧事業費五十二億二千六百余万円、三十三年発生災害関連事業費二億六千六百余万円、緊急治……
○国務大臣(井野碩哉君) ただいま議題となりました裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 この法律案の要点は、裁判所における定員外職員の処遇の改善をはかるため、二カ月以内の期間を定めて雇用される定員外の常勤職員の定数の一部を裁判所職員定員法による裁判所の職員の員数に組み入れることであります。 従来、裁判所におきましては、二カ月以内の期間を定めて雇用される定員外の常勤職員が相当数勤務しているのでありまするが、これらの職員の中には、雇用期間更新の結果、すでに相当長期間にわたって恒常的に職務に従事している者があり、また、その従事する職務の内容その他の点……
○国務大臣(井野碩哉君) 罹災借家人の保護についての特別立法の必要がないかという御質問でございますが、すでに罹災借家人につきましては、昭和二十一年の法律第十三号によりまして、罹災都市僻地借家臨時処理法というものが成立しております。この法律の適用を政令でいたしますると、自然罹災者の借家人が保護されることになっておりますので、本月の十九日に罹災地二十四カ市町村に対しまして同法の施行をいたしました。従って現在の罹災借家人は、この法律によって保護されておりますので、特に特別立法の必要はないと考えております。(拍手)
○国務大臣(井野碩哉君) 淺沼議員が今回の集団デモ事件にいろいろ関係しておられますことは報告を受けておりますが、扇動その他法規違反の事実の有無につきましては、該事件が目下捜査中でございますので、いまだ内容を申し上げるまでに至っておりません。(拍手)
○国務大臣(井野碩哉君) 黒いジェット機の事件につきましては横浜検察庁から時々報告を受けておりますが、今までの報告では人権侵犯の事実ありとは認められません。(拍手)
○国務大臣(井野碩哉君) 高田議員の御質問に対しまして総理から大体のお答えがございましたが、補足的説明をさしていただきたいと存じます。 百日裁判及び連座制が空文であり、これが原因と対策を示されたいという御質問でございますが、法二百五十三条の二の規定に基づきまして、裁判所としましても、また検察側といたしましても、百日裁判に努めておりますことは御承知の通りでございまするが、何分にも、選挙違反事件は訴訟関係人の範囲が広く、その内容が複雑でございますので、なかなかその実効があげがたいことは御了承いただきたいと思うのであります。しかし、最近、田中最高裁長官もこの点については強く決意を示しておられ、裁判……
○国務大臣(井野碩哉君) 二十八日の三川鉱の事件につきましては、検察庁といたしましては、直ちに検事数名を派遣して、現場の捜査態勢を完備しております。警察陣の検挙に応じて、検察側といたしましても直ちに捜査に着手できるよう準備をいたしておりますが、最近大牟田署にも捜査本部ができまして、数名の参考人を呼んで調査をしておりますが、相当の被疑者もその氏名が判明して参りましたので、検察陣もその陣容を強化いたしまして、これが措置に万全を期したいと思います。暴力に対しましては、検察庁といたしましては、厳正なる態度をもって今後も臨んで参りたいと思っております。(拍手)
○国務大臣(井野碩哉君) 青木議員のお尋ねの、全学連の背後関係でございますが、これは青木議員の仰せになりましたような情勢は私どもも十分に看取されるのであります、国際共産主義が、わが国の現在の親米政策あるいは平和民主主義政策を離間しようということにおきまして、猛烈な活動を続けておりますことは、私どもも十分に調査をいたしております。それによって全学連の反主流派等が十分に共産党とともに踊らされておる。また主流派は、むしろそれ以上のトロツキストの思想をもちまして、日本に一種の革命的勢力を扶植しようという動きも見受けられるのであります。従って、これらに対しまして一そうの調査を徹底して、十分なる取り締まり……
○井野碩哉君 私は、参議院自由民主党を代表いたしまして、総理大臣に、外交、経済、治安の諸問題について、御所見を承りたいと思います。しかし、これらの問題に先立ち、まず、総論として、政治の姿勢について二つの方面に分けてお尋ねいたします。 一つは、国会に対する姿勢でありまして、政治の中心たる国会がいかに民主政治にふさわしく運営せられるかは、政治の要諦であり、これがためには国会の正常化こそもっとも望ましいことであります。しかるに、現状におきましては、池田内閣誕生以来、総理は低姿勢過ぎるとの一部世評に甘んじてさえ国会正常化に努力せられたるにかかわらず、依然、国会は正常化されず、ついに寛容と忍耐にも限度……
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