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松沢兼人 参議院議員
「本会議発言」(全期間)

松沢兼人[参]活動記録 : トップ選挙結果 | 本会議発言 | 委員会統計発言一覧質問主意書

松沢兼人参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
 委員会や各種会議での発言等については委員会統計発言一覧のページを参照してください。
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■発言統計  ■発言時役職  ■発言一覧


本会議発言統計(参議院)

在籍期
発言
文字数
議会役職
政府役職



14回
47350文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

12回
41512文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

2回
11530文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

5回
28463文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

5回
3953文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

2回
14307文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字



参議院在籍時通算
40回
147115文字

 (うち議会役職
0回
0文字

 (うち政府役職
0回
0文字

※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計しています。


本会議発言時役職(参議院)

 在職時に参議院本会議での議会役職、政府役職の立場からの発言なし。

本会議発言一覧(参議院)

3期(1953/04/24〜)

第16回国会 参議院本会議 第26号(1953/07/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私はこの際、人事院勧告に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本社会党第二控室を代表いたしまして、このたび人事院の行いました国家公務員の給与改訂並びに給与準則制定の勧告に関し、総理大臣を初め、大蔵大臣、人事院総裁に対し質問を行いたいと思うのであります。  去る十八日、人事院の行いました勧告は、国家公務員の平均給与額を一万五千四百八十円とし、その内容として、ベース改訂と給与準則を同時に考え、新しい俸給表で給与が組まれておることと、又新しい俸給表によつて、教職員の給与を大学、高等学校、中小学校の三本建とすることを包含しておるものであります。なお又この準則によつ……

第16回国会 参議院本会議 第30号(1953/07/31、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となつております青木予算委員長に対する解任決議案に対し賛成の意を表するものであります。  参議院は何のためにあるか、誠に愚劣極まる質問ではございますけれども、私は参議院の性格については又独自のものがなければならないと考えているのであります。(拍手、「その通り」と呼ぶ者あり)衆議院が一方的な政策の争いとして存在するのに反し、参議院は、独自の性格を持つてチエツク・アンド・バランスの原則に立たなければならないのであります。これが政府与党を通じまして一方的に政策を強行するということになりますならば、参議院の生命は失われたと言わなければなり……

第16回国会 参議院本会議 第37号(1953/08/08、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は只今議題となつております一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対し、日本社会党第二控室を代表して反対の意を表明せんとするものであります。  先般行われました人事院勧告におきましても、教職員の新給与表が設定せられまして、人事院が多年に亘つて研究したところを勧告いたしましたが、本法案はそれとは全く別個に、自由、改進、分自三派の共同提案になつたものでありまして、いわゆる教職員の給与の三本建法律案と言われているものであります。本法案の内容は、御承知のように教職員の俸給表を三段階、即ち、大学、高等学校及び中小学校に分け、特に高等学校教員におきましては、新制大学を卒業した……

第17回国会 参議院本会議 第3号(1953/11/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今大蔵大臣より説明のありました補正予算修正に対し、総理大臣並びに大蔵大臣に対し二、三質問をいたしたいと考えております。  只今同僚矢嶋議員から詳細に亘つて質問があつたのでございますが、元来、今回の臨時国会は、最初第十六国会が終了いたしました直後、我々臨時国会の速かなる要求をいたしたのであります。その理由は、第十六回国会において成立いたしました災害関係の二十四の法律の財政的裏付けをなし、速かに災害対策を講じ、国土の復旧と国民生活の安定を期することにあつたのであります。その後の台風第十三号の襲来と冷害によりまして、我が国は非常なる災害を受け……

第19回国会 参議院本会議 第2号(1953/12/24、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となつております奄美群島復帰に伴う協定の締結につき承認を求めるの件につき、賛成の意を表明するものであります。  昭和二十一年一月以来、我が国の行政権から離れ、米国軍の軍政下に置かれておりました奄美群島が、ここに約八年振りに日本の主権下に復帰いたしますことは、誠に喜ばしいことと言しなければなりません。歴史上我が国の一部として、政治的、文化的、経済的に共存をして参りました奄美群島にとりましては、母国日本への復帰こそ、唯一の生きる途として、その復帰のために今日まであらゆる手段を尽した嘆願運動を行い、或るときは血書を以て母国民に訴え、或る……

第19回国会 参議院本会議 第10号(1954/02/17、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党を代表して、今回提案になりました警察法改正案に対し重要な点について質問いたしたいと存じます。  我々はこの警察法の改正の問題につきましては反対の立場をとつているのでありまして、その質問に際しましても多少意見がましいことを申上げることは、これは決して……、当然であります。只今犬養法務大臣が若木君の質問に対して、意見の異なるところは異なるところとしてこれに率直に答弁をすればいいのに、議員の発言に対して徒らに難癖をつけるというようなお考えで答弁されるということは、我々としては誠に遺憾に堪えないのであります。(拍手、「その通り」と呼ぶ者あり)曾つて犬養法務大臣も、国家警察の……

第19回国会 参議院本会議 第21号(1954/03/19、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題となりました国家公務員法の一部を改正する法律案につき、若干質問をいたしたいと存じます。  先ず第一に伺いたいことは、政府の公務員制度に対する基本的な考え方についてであります。  このたびの国家公務員法の一部を改正する法律案は、その内容が極めて非民主的な官僚制度復活の精神で貫かれ、且つ極めてあいまいな改正を企てておるのであります。一言で言うならば、政府の公務員制度についての基本的な理念が明確でなく、その改正の真意が奈辺に存するか了解に苦しむものであります。この法律案の提案理由によりますと、このたびの改正は、行政機構改革の一環としてこれを行い……

第19回国会 参議院本会議 第24号(1954/03/29、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題となりました昭和二十八年度一般会計予算補正第三号に対し、断固反対の意を表明すると共に、以下若干の反対討論を試みんとするものであります。  この第三次補正予算は、富裕三都府県に対する義務教育費国庫負担二十七億八千万円を計上すると共に、その財源として各省の予算を削減したものでありますが、これは政府が先に二回に亘つて提案いたしました義務教育国庫負担法の臨時特例に関する法律案が、憲法二十六条の義務教育無償の原則と教育の機会均等の原則を無視した悪法であるとの強い世論の反撃に会つて流産した結果、補正予算を組まないという大蔵大臣のしばしばの言明……

第19回国会 参議院本会議 第41号(1954/05/06、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今委員長から報告のありました地方税法の改正法案及び委員会におきまして多数を以て通過いたしました修正案に対し、反対の意を表明しようと思うのであります。  今回の地方税法の改正案は、地方制度調査会の答申を中心として考えられたものでありますが、なお、そこに幾多の問題が残されているのであります。  第一に、地方制度調査会の答申は、単に税の面だけではなく地方行政の機構改革まで含めているのでありますが、政府は地方制度そのものの改革は棚上げといたしまして、当面の税制の改革だけを取上げているのであります。近く地方行政機構が改革されなければならないことは……

第19回国会 参議院本会議 第44号(1954/05/10、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は、只今議題となりました地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案及び入場譲与税の二法案及びそれぞれの修正案につき、社会党第二控室を代表して反対の意見を申述べたいと存じます。  地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案は、地方財政の現況に鑑み、現行地方財政平衡交付金法と旧地方配付税法の長所を取入れ、題名を地方交付税法とし、その交付税の総額は、所得税、法人税、酒税の一定割合に相当する額とし、各地方団体に対する交付の基準は現行制度によることとし、地方団体は税収と交付税による交付金とによつて、合理的水準に基く運営をなすことを期待しているのであります。二十九年度におきましては、地方財……

第19回国会 参議院本会議 第51号(1954/05/26、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして、只今議題とたつております公職選挙法の一部を改正する法律案に反対の意思を表明するものであります。  今回提案せられました公職選挙法の一部を改正する法律案の要点といたしますところは、第一には、教育委員今の委員の半数改選の制度を廃止して、四年ごとに一斉改選をするという点であります。第二には、教育委員会の委員の次点者から繰上げ補充をする場合は、その選挙の日から三カ月以内に限るということであります。第三には、教育委員会の委員の再選挙又は補欠選挙は、当選人の不足又は委員の欠員の数が、通じて都道府県にあつては三人以上、市町村にあつては二人以上に達したと……

第19回国会 参議院本会議 第57号(1954/06/02、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は日本社会党第二控室を代表いたしまして只今上程されました自衛隊の海外出動を為さざることに関する決議案に対し、賛成の討論をいたすものであります。  今更申すまでもなく、我が国の憲法第九条は、厳として「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄」し、一切の戦力と交戦権とを放棄しているのであります。ところが、吉田内閣は、アメリカの再軍備要求に屈伏し、戦力にあらざる軍隊というソフィスト以上の詭弁を考え出して、今日までのごまかしの軍備を強行して参つたのであります。警察予備隊は保安隊となり、保安隊は自衛隊となり、遂に今日おたまじや……

第22回国会 参議院本会議 第25号(1955/06/20、3期、日本社会党(第二控室・右))

○松澤兼人君 私は、ただいま政府より説明がありました地方財政再建促進特別措置法案及び地方自治法改正法律案ほか一件につき、日本社会党を代表して数点質問いたしたいと存じます。  ただいまの川島国務大臣の説明を聞くまでもなく、わが国の地方自治団体は府県と言わず、市町村と言わず、積年の赤字のためにまさに累卵の危うき状態にあり、これを放置するならば、三十年度中には地方団体の職員の俸給の支払いに支障を来たす府県市町村は、ほとんど軒並みになることは火を見るよりも明らかであります。これまでわれわれは、すでにこのことあるを指摘いたしまして、しばしば政府の善処を要求したのでありますが、自由党内閣においても、民主党……

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました電源開発促進法の一部を改正する法律案の商工委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本法案の骨子は、次の二点であります。その第一点は、電源開発株式会社の本年度の所要資金四百三十五億のうち、約七十億円の社債を発行すること、になっており、これに対し政府保証ができるように規定を設けたことであります、第二点は、同一河川の電源開発において、異なる企業者が存する場合における、いわゆる下流増加利益の調整に関する規定を新たに設けたことであります。  本法案審議の詳細は会議録に譲りたいと思います。  質疑を終り、討論に入りましたところ、自由民主党を代……


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 参議院本会議 第10号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました中小企業の年末金融緩和に関する決議案の趣旨を御説明いたします。  まず、決議案の全文を朗読いたします。    中小企業の年末金融緩和に関する決議案   最近におけるわが国経済の全般的好調にもかかわらず、中小企業の困難性は必ずしも解消せず、ことに年末を目前に控え、中小企業特に零細企業の金融を緩和することは喫緊の要事となっている。   よって政府はすみやかに左の対策を講ずるとともに、あわせて恒久対策を確立すべきである。  一、市中金融機関に対し、年末に際し特に中小企業への融資を積極化するよう強力に指導すること。  二、政府金融機関は勿論、民間中小企業金融機関の……

第25回国会 参議院本会議 第15号(1956/12/12、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました日程第五十二、中小企業金融対策に関する請願ほか八件の商工委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、日程第五十二及び第五十三は、いずれも中小企業の金融に関するもので、第五十二は、中小企業の金融難解決のため、関係法規の改正、資金源の増強、企業合理化資金を放出する等の緊急施策を実現してもらいたいというものであります。第五十三は、商工組合中央金庫を通ずる組合金融は、その金利が高いから、金利引き下げのため、同金庫に低利の政府資金を導入してもらいたいという趣旨のものでございます。  次に、日程第五十四、第五十五、第五十六及び第五十七は、いずれも……

第26回国会 参議院本会議 第16号(1957/03/20、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました鉱害関係の二法案並びに輸出検査法案につきまして、商工委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、特別鉱害復旧臨時措置法の一部を改正する法律案について御説明を申し上げます。  この法律は、太平洋戦争中の強行出炭による特別鉱害を、急速かつ計画的に復旧することによって、民生の安定、国土の有効利用をはかり、あわせて石炭鉱業の健全な発展を期せんとするものでありまして、昭和二十五年に法律の施行以来、着々その成果を上げて参ったものであります。すなわち昭和三十一年度末までに百億円に上る復旧工事が完了することとなわ、これをもって河川、道路、鉄道、水道、……

第26回国会 参議院本会議 第18号(1957/03/25、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました輸出保険法の一部を改正する法律案について、商工委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  輸出保険法は、昨年一部改正をいたしまして、海外投資保険の制度を新設いたしたのでありますが、最近、中南米、東南アジア等に対する海外投資が盛んになりつつある情勢から、海外投資に伴う危険を担保する範囲を拡大し、あるいは填補率の改善を加え、一方、投資者が海外であげた利益を本邦に送金できないことによる損失をカバーするため、海外投資利益保険を新設することによって海外投資を促進し、輸出貿易その他の対外取引の健全な発達をはかろうとするものであります。  次に、本……

第26回国会 参議院本会議 第20号(1957/03/29、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました中小企業金融関係の二法律案について、商工委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。  まず、商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案について申し上げます。  商工組合中央金庫は、中小企業等協同組合の系統金融機関として、中小企業金融の重要な一翼をになっておりますが、この際その機能の強化充実をはかり、中小企業の組織化の推進、中小企業金融の円滑化に資するために、本法律案が提案されたのであります。  本法律案の内容を御説明申し上げますと、第一点は、商工中金に対する政府出資金を昭和三十二年度において十五億円増加することであります。商工中金の貸出金利は、最……

第26回国会 参議院本会議 第21号(1957/03/30、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました自転車競技法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本改正案は、昭和二十九年に成立いたしました自転車競技法等の臨時特例に関する法律が、本年三月三十一日をもって失効いたしますので、これを半年間、すなわち本年九月三十日まで延長することを内容とするものであります。なお、競輪、オート・レースの根本的改正の問題につきましては、別途自転車競技法、小型自動車競走法のおのおの一部改正法案が提案されております。  次に、本改正案の委員会における審議でございますが、その詳細は会議録に譲るとい……

第26回国会 参議院本会議 第29号(1957/04/24、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました二法案につきまして、商工委員会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、日本科学技術情報センター法案について申し上げます。  本法案の提案の趣旨とその概要について申しますと、わが国産業の飛躍的拡大と発展をはかるためには、諸外国の優秀な科学技術の導入と消化をはかるはもちろん、国内技術の開発に一段の努力を傾注しなければならないのであります。そのためには、まず内外の科学技術情報を迅速かつ的確に収集し、これを産業界、学界等、各般の需要に応じて提供することが必要であります。しかしながら、わが国の科学技術情報活動の現況を見ますと、産業界、学界等に……

第26回国会 参議院本会議 第34号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました輸出入取引法の一部を改正する法律案並びに技術士法案について、商工委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、輸出入取引法の一部を改正する法律案について申し上げます。  輸出入取引法は、不公正な輸出取引を防止し、輸出取引と輸入取引の秩序を確立して、外国貿易の健全な発達をはかることを目的としておりますが、輸出、輸入ともに過当競争がなお依然として行われており、ひとりわが国貿易の健全な発展をはかるためだけでなく、国際貿易の円滑に寄与するためにも、このような過当競争を排除して、輸出取引、輸入取引の秩序の確立をはかろうとするものであります。……

第26回国会 参議院本会議 第35号(1957/05/15、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議長より報告かありました通り、議員白川一雄君は、最近御病気療養中でありましたか、昨十四日、急性肝炎で御長逝になられました。  同君が、本年二月ごろ、まだ聖路加病院に御入院中、お見舞に参上いたしました節は、肝臓病特有のお顔色でありましたが、しごくお元気の様子でありましたので、私もしばらく談笑して帰ったのであります。その後、幾ばくもなく御退院になり、御自宅で御静養の後、四月になりましてからは、二、三度商工委員会にも見えられ、私どもも、やや安心しておりましたところ、光月末から再び御自宅で御療養の由承わり、お案じ申し上げておりましたが、昨日、突然の計報を聞きまして驚愕いたした次第……

第27回国会 参議院本会議 第2号(1957/11/02、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は日本社会党を代表して、総理の施政方針演説に関連して、総理及び関係閣僚に質問いたしたいと思っております。すでに同僚岡田議員より、外交、防衛、経済、外交等に対して質問があり、それに対し、政府の見解を伺ったのでありますが、私は主として政治運用、財政、経済、民生等の国内問題に重点を置いて質問いたしたいと考えるのであります。  本臨時国会は、総理岸信介氏を首班とする新内閣として、われわれと相まみえる場でありまして、国民に対し、国会を通じて総理の第一声を発する機会であるのであります。われわれの強い要求により、自民党、政府は、おくればせながら臨時国会を開き、最初の方針であった所信表明という……

第30回国会 参議院本会議 第7号(1958/10/20、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま上程されました警察官職務執行法の一部を改正する法律案について、その重要な点について質疑をいたそうとするものであります。  最近の政府並びに自由党は、相ついで非民主的な行動施策をとり、著しく反動的な正体を暴露してきたのであります。国会内部におきましては、特別国会に見られたように、多年の慣習を破って、衆議院における国会役員の独占をはかり、さらには、問題となっております警察官職務執行法の一部を改正するこの法律案を、本会議に上程することなく、直ちに委員会に議長職権をもって付託し、有無を言わせず、数によって勝負をしようとしているのであります。国会外におき……

第31回国会 参議院本会議 第22号(1959/04/02、4期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております最低賃金法案に対する社会労働委員長の中間報告を求める動議に反対の意を表明するものであります。(拍手)  昨年、警職法改悪に際しては、自民党は、その保守反動性の馬脚を現わし、社会党と世論の反撃にあって、ついに成立を断念せざるを得ない醜状を暴露したのであります。その後、半歳を出でずして、またここに最低賃金法案の委員会審議を打ち切り、本会議において成立せしめようとする強引な態度をもって現われたのであります。何とかは焼かなきゃ直らないということわざのごとく、骨髄に達した自民党の保守反動性は、再び正常な国会ルールに挑戦してきたのであり……


5期(1959/06/02〜)

第33回国会 参議院本会議 第16号(1959/12/16、5期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求する決議案に対し、提案理由の説明をいたしたいと思います。  まず決議案の主文を朗読いたします。    日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求する決議   本院は、政府がアメリカ政府との間に行っている日米安全保障条約の改定交渉を即時打切ることを要求する。   右決議する。  以下数項目にわたり、その理由を申し述べます。  第一の理由は、安保改定交渉が全く秘密裏に進められ、国家と国民の運命に重大な関係のある内容につき何ら知らされていないという事実であります。現在の臨時国会劈頭に、わが党の……

第34回国会 参議院本会議 第13号(1960/03/28、5期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました自治庁設置法の一部を改正する法律案につき、日本社会党を代表して、数点質問いたしたいと思います。  政府の説明によりますと、今回の法律案は自治省を設置して、従来の事務のほか、国家消防本部を統合して消防庁とし、これを外局とすること、総理府の付属機関である奄美群島復興審議会を自治省の付属機関とすること、及び関係法律の整理をすることを内容とするものであるようであります。従来考えられていました大規模な構想を放棄して、とりあえず庁より省への昇格のみを規定したものとも考えられます。しかし、この問題は従来から論議のあったものでありまして、これを契機として、われわれが心配し……


6期(1962/07/01〜)

第42回国会 参議院本会議 第7号(1962/12/22、6期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となっております参議院議長重宗雄三君に対するわが党提出の不信任決議に対しまして、社会党の代表の一人として賛成をしなければならないことは、私個人といたしましては、まことに遺憾な点がございます。私どもとしましては、今朝、早朝より縦続いたしました審議の中におきまして、御同様にまだ朝飯を食べておりませんし、生理的な要求もあるわけでございまして、自民党の諸君はごらんのように多数欠席をされているわけであります。そういう生理的な必要があるならば、なぜ社会党が提出いたしました休憩動議に賛成なさらないのでありますか。これこそ、まさに多数党の横暴といわなければならないのであります。こうい……

第42回国会 参議院本会議 第8号(1962/12/23、6期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政府提案の昭和三十七年度予算補正(第1号)外二件につきまして反対、日本社会党提出修正案につき賛成の討論を行なわんとするものであります。まず、討論に入るまでに一言いたしておかなければならないことがあります。それは、臨時国会の審議経過についてであります。  衆議院における自民党の横暴により国会が混乱し、その余波を受けて、参議院の審議も停頓しまして、そのしわ寄せのために十分な予算審議が行なわれなかったのであります。予算委員会において、今回国会の焦点となっております石炭問題の重要点である自民・社会両党間の了解事項、すなわち、……

第43回国会 参議院本会議 第4号(1963/01/25、6期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は日本社会党を代表して、他の同志の諸君とともに政府演説に対して質問をいたします。主として、私は、政治運用の点、外交方針、日韓会談、経済見通し及び三十八年度予算、さらに憲法の問題に限定して、政府の所信を伺いたいと存じます。  質問の第一点は、政治運用の点であります。長い間空白となっておりました衆議院におきまして、国会の審議が正常化の軌道に乗り、聞くべきものを聞き、ただすべきものをただすという常道に戻りましたことは、まことに御同慶にたえないところであります。しかし、従来も、混乱のあと正常化され、一時は軌道に乗って審議に入るのでありますが、会期が切迫して参りますと、いつの間にか、審議……

第43回国会 参議院本会議 第10号(1963/02/22、6期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております政府、社会党、民社党提出にかかる中小企業基本法案について、若干の質問をいたしたいと存じます。  まず、法案の質問に入る前に、前提として政府にお尋ねいたしたいことがあります。それは、御承知のように、第四十回国会において自民党は、議員立法として、ほとんど今回の政府案と同工異曲の基本法を出したのであります。当時社会党が完璧に近い基本法を出したために、参議院選挙を控えて自民党も、政府提案ができなければ党案でも出して選挙を有利にしようと、場当たりの政策から、拙速主義、間に合わせ主義の法案提出となったのであります。そのとき政府は、中小企……

第48回国会 参議院本会議 第9号(1965/03/17、6期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案になりました法律案につき、佐藤総理大臣並びに関係各大臣に若干の質問をいたしたいと思います。  本題に入る前に、この法律案に関連する二つの緊急な問題について質問いたしたいと思います。  その一つは、先ほども同僚近藤議員から質問がありました、山陽特殊製鋼の会社更生法適用申請の問題であります。同社は、御承知のとおり播磨工特地域にあるものでありまして、同時に、債務額が五百億円に達するといわれ、関連する下請産業や、あるいは関連産業に重大な影響があるのであります。新産都市あるいは工特地域の整備の問題がちょうど議題となっているときに、このような大企業の倒……


7期(1965/07/04〜)

第55回国会 参議院本会議 第25号(1967/07/14、7期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました法律案について、本特別委員会における審議の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四党により、共同で衆議院に提出されたものでありますが、その趣旨は、最近における交通事故の発生状況にかんがみ、緊急に交通の安全を確保する必要がある通学路及び踏切道について、国及び地方公共団体が一体となって、総合的な計画のもとに、通学路にかかる交通安全施設等整備事業及び踏切道の構造改良に関する事業をすみやかに実施すること等により、これらの通学路及び踏切道における交通事故の防止をはかろうとするものであります。  その内容のおもな……

第55回国会 参議院本会議 第27号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案について、産業公害及び交通対策特別委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  本法案は、さきに国会の承認を得ました一九五四年の国際条約に対応する国内法であります。法案の要点は、百五十トン以上のタンカー及び五百トン以上のタンカー外の船舶に対して、沿岸から五十海里以内の海域には油を排出してはならないとすることであります。その禁止措置の励行を期するために、二つの事項が定められております。一つは、船舶について、油性混合物たるビルジの処理装置の備えつけ義務を課すること、二つは、汚濁のおそれの大きい港湾に、廃油の受け……

第55回国会 参議院本会議 第28号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました二法案について御報告いたします。  公害対策基本法案は、公害対策の基本事項を定めようとするものでありまして、衆議院で、健康の保護を第一義とする趣旨を明確化することを重点とした修正がなされました。  委員会におきましては、熱心な質疑がなされましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、討論、採決の結果、多数をもって衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、全会一致をもって附帯決議を付しました。

第58回国会 参議院本会議 第9号(1968/03/30、7期、日本社会党)

○松澤兼人君 公害防止事業団法の一部を改正する法律案について、産業公害及び交通対策特別委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。  公害防止事業団は、工場や事業場の活動に伴って生ずる産業公害を防止するために、施設の造成・譲渡の業務及び資金の貸し付け業務を行なう特殊法人であります。  その事業資金は、従来、資金運用部からの借り入れ金だけでまかなっていたのでありますが、今回、その事業をより円滑に促進するとともに、事業団に対する政府の責任を明らかにするため、一億円の政府出資を行なうこととしたのであります。  委員会においては、政府出資額の増額、公害防止施設の譲渡条件及び貸し付け条件の緩和、事……

第58回国会 参議院本会議 第24号(1968/05/24、7期、日本社会党)

○松澤兼人君 ただいま議題となりました二法案について、委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  この二つの法律案は、公害対策基本法の実施法案でありまして、大気汚染と騒音について規制をしようとするものであります。  大気汚染防止法案による規制は、工場・事業場から発生するすす、粉じん、硫黄酸化物等のばい煙に対するものと、自動車の排出ガスに対するものとに分かれております。  ばい煙の規制は、汚染のおそれがある地域を規制地域として指定し、その地域内にある工場・事業場について、  第一に、ばい煙発生施設を設置する場合には、事前に届け出で、その後六十日の待期期間を設け、その間公害防止に必要な行政……


8期(1968/07/07〜)

第63回国会 参議院本会議 第1号(1970/01/14、8期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党、公明党、民主社会党、日本共産党、第二院クラブを代表して、ただいま議題となりました参議院議長重宗雄三君に対する不信任決議の提案理由の説明を申し上げたいと思います。  まず決議文を朗読いたします。    議長不信任決議   本院は、議長重宗雄三君を信任しない。   右決議する。      理 由   議長は第六十一回国会において、「大学の運営に関する臨時措置法案」が、文教委員会でまつたく審議が行なわれていないにもかかわらず、政府与党の圧力に屈して法規慣例を無視する異常にして違法の採決を強行した。これはわが国の議会史上、いまだかつて例をみない暴挙であり、議会制民主主義……

第63回国会 参議院本会議 第3号(1970/02/18、8期、日本社会党)

○松澤兼人君 私は、日本社会党を代表して、佐藤総理大臣の施政方針及び関連する国政の諸問題につき、関係各大臣に質問をいたしたいと思います。去る十四日、総理はじめ各大臣から、四十五年反の政府の施策とこれに基づく国政の運用の構想を伺ったのであります。総理の演説が従来の型を破った新しい発想である点に注目いたしました。その構想で新しい一九七〇年代の国政を推進していこうとする発想には理解ができるのであります。しかし、演説の内容を見ますと、ビジョン倒れの国民不在の政治の姿が強く感じられます。総理は、日本を軍事的手段で世界政治上の役割りを果たす国でもなく、単なる福祉至上主義を目標とする国でもないと規定し、第一……


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データ更新日:2022/12/09

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