柏原ヤス参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○柏原ヤス君 私は、公明会を代表いたしまして、ただいま提案理由の説明がございました義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律案につきまして、質問をいたします。 第一は、義務教育無償という問題についてであります。総理は、無償とは、教育に要する費用、すなわち授業料を無償とするという見解をお示しになっておられますが、憲法二十六条に示された無償とは、はたしてこれだけの意味でしょうか。現在、義務教育に要する父兄負担は著しく高い金額となっております。特に、最近の物価の値上がりによって、PTA会費を初め、給食費、教材費の値上がりは著しく、ほとんどの学校が父兄の寄付を期待せざるを得ない現状であります。……
○柏原ヤス君 私は公明党を代表して、ただいま提案のありました児童手当法案に関し、総理並びに関係大臣に質問いたします。 児童手当については、すでに世界の六十二カ国が実施しているにもかかわらず、福祉国家を目ざすわが国が、今日までその制定を見なかったことは、まさしく政府の怠慢と言わざるを得ません。児童手当制度の制定は、豊かな暮しを願う国民的な強い要求であることは論を待たないところであります。 わが党は、昭和四十三年の第五十八国会以来、独自の児童手当法案を毎国会提案し、すみやかな実現を政府に迫ったのもそのような理由からであります。ようやく児童手当が日の目を見ようとするわけでありますが、法案の内容に……
○柏原ヤス君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました二法案につきまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。 昨年、日本医師会による保険医総辞退という異常事態に遭遇し、国民は、十年余りにわたる政府の医療保険制度に対する無為無策に、心底から憤りを感じたのであります。事態収拾に際し、政府は、医療保険制度の抜本改正を今国会に提出することを約束したのでありますが、政府は、その約束を破ったばかりではなく、先国会で廃案になった法案とほとんど同じ法案である、政管健保の赤字解消をはかるための単なる財政対策法案をまず提出したのであります。この政管健保の赤字問題は、今回初めて出てきた課題ではなく、……
○柏原ヤス君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま政府から提案のありました生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案に対し、若干の質疑を行なうものであります。 まず最初に、この法律案提出の背後にある物価の問題、諸物価の暴騰の現状を総理はどう認識されていますか。従来、わが国の物価には、卸売り物価は比較的安定していますが、消費者物価のみが上昇するという特色がありました。しかし、この安定していた卸売り物価も、ことし三月で、十四カ月間続騰し、この三月の高騰ぶりは、前の月に比べて一・九%、これを昨年の三月と比べますと、実に一一%という上昇となり、日銀が指数をとり始めて以来の最大……
○柏原ヤス君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案並びに同修正案に対し、反対の意見を表明するものであります。 反対の第一の理由は、政府の医療に対する姿勢が、国民の生命と健康を守ることよりも保険財政の赤字対策を優先させているという点であります。 国民は、いつ、どこでも、だれもが、容易に、医療の恩恵に浴することを心から願っております。それに反して、現状は、医療行政の無策と貧困の結果が至るところにあらわれております。看護婦不足で、せっかく建てられた病院が満足に活用されていなかったり、入院に際して、差額ベッド料や付添看護料があるため入院できなか……
○柏原ヤス君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております学校教育法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行ないます。 まず、本論に入ります前に、先日の文教委員会における本案に対する強行採決について一言申し上げます。 去る二十二日、自民党は、公明、共産の野党が一度も質疑に入らないにもかかわらず、野党の反対を数の暴力で押し切って採決をするという暴挙に出ました。 本法案には、学校教育の本質にかかわる重要な問題が含まれており、院外においても反対の意見が強く、国会の場において真剣な論議が望まれていたのであります。教育問題はすべて、一方的な押しつけではなく、十分に論議が行なわれて国民的……
○柏原ヤス君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました原子爆弾被爆者等援護法案に対して若干の質疑を行うものであります。 一瞬にして三十万余りの命を奪った原子爆弾が広島、長崎に投ぜられてから満三十年が経過しております。しかし、原子爆弾の投下という人類が初めて経験した未曾有の悲惨事に対して、本質的な問題の追求と対策が時間の経過とともにあいまいにされている現状について、まことに残念に思っている一人でございます。生き残った被爆者は、今日に至るまで原爆後遺症に悩まされ、常に死と闘って不安な日々を送っております。まともに働くこともできず、しかも老齢化のため、被爆者の多くはいまもなお十分な所得……
○柏原ヤス君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のございました雇用保険法等の一部を改正する法律案の内容について、福田総理並びに関係大臣に質問いたします。 完全雇用の達成は経済政策の重要な柱であり、内閣の作成した各種の経済計画を見ても、完全雇用の目標は必ず重要な柱として取り上げられております。しかるに、現在完全失業者は百万人、潜在失業者に至っては三百五十万人を超え、職安の窓口に集まる求職者は求人数の二倍を超え、中でも中高年齢者、身体障害者あるいは寡婦等の雇用は非常に困難な現状であります。家庭で内職しようとすれば一時間二十五円にしかならない、また、その手間賃の引き上げを要求すれば仕事をよこ……
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