中沢伊登子参議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○中沢伊登子君 私は、民主社会党を代表して、ただいまの政府提出法案の主要点について、二、三質問をいたします。 昭和四十年度中の消費者物価は七・六%の上昇となり、そのうち、食料品の値上がりが六二%の寄与率となっております。本年は一月早々に消費者米価が値上がりとなり、次いで国鉄運賃その他、公共料金値上げが相次いでおりますので、当面、値上げのおそれが最も大きいのは生鮮食料品です。生鮮食料のうちで、魚や肉より、野菜のほうの購入量が多いのが普通です。理想からいえば約四倍ですから、野菜の価格こそが当面の消費者物価につきましての最大の問題点であります。最近では、夕餉の食卓に、おさら一ぱいの大根おろしを添え……
○中沢伊登子君 私は、民主社会党を代表いたしまして、国民生活を防衛し、その安定向上をはかる立場から、佐藤内閣に質問を行ないたいと思います。 質問に先立ちまして、一点だけ政府に猛省を促すとともに、あらためて政府の積極的な姿勢を求めてやまない点がございます。それは、今回の臨時国会をして参議院選挙公約実行の国会にすべきであるという私どもの要求を無視し、わずか十日間の会期にして、しかも実質審議を避けようとする政府の態度でございます。本臨時国会の意義は、ただ単に院の構成を決定するだけでなく、いかにして参議院選挙の公約を実行に移すかということでありまして、国民も最もこのことを期待していたところであります……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案になりました国鉄にかかわる二法案に対し、主として物価抑制の立場から質問をいたしたいと存じます。 政府は、昭和四十三年度の物価上昇率については、当初四・八%にとどめる旨を国民に公約いたしておりましたが、結果的には五・三%と大幅な上昇超過を見せたのでございます。しかも、国民の実感といたしましては、日常、消費度合いの高いものが上昇いたしましたので、家計支出の実際額が増大し、非常な負担増として反映しているのでございます。したがって、政府が、統計上の平均の物価上昇比率をとって発表いたしましても、国民の実感には沿わないのでございまして、もはや物……
○中沢伊登子君 私は、ただいま趣旨説明のありました法律案に対し、民社党を代表いたしまして総理並びに関係各大臣に質問をいたします。 昭和三十五年以来、わが国の経済は著しい成長を見せ、産業の近代化もまた目ざましいものがあります。この異常なまでの発展は、国民生活及び家庭生活に急激な変貌を余儀なくさせてまいりました。しかし、政府がこれまでとってまいりましたその政策は産業優先でありまして、物価、住宅、公害、交通、医療等、国民の実生活のすべてにわたって著しい立ちおくれのあることはいなめない事実であります。特に目まぐるしい社会の変化、産業、経済の発展は、事故の頻発、公害の多発、交通事故の増加等を招き、その……
○中沢伊登子君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております初めのない中間報告につきまして、吉田委員長にお尋ねをいたします。 当然私の質問もまた中身に触れることのできない質問を残念に思います。そこで、私は質問に入ります前に、さきの防衛二法案に引き続き、このたびの健康保険法案等で、連日連夜このような愚かなことをなぜやらねばならないのか理解に苦しむところでございます。このような時間があるのならば、健保にしても十分慎重審議ができるはずではありませんか。わが党は、このようなことを避けるために、一日も早く連日審議に入ることを決定して、議長に回答をし、なお、各党間で最善の努力をしたに……
○中沢伊登子君 私は、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案につき、民社党を代表いたしまして、佐藤総理並びに関係大臣及び修正案提出者に対し質問をいたします。 まず、この国会で政府が提出いたしました健保特例法案の基本的性格は、医療保険制度の抜本改正が実現するまでの応急的な赤字対策という点でありました。昭和四十二年の第五十六回の健保国会において、同法律案が成立した時点から、二年間のうちに、抜本改正の実現は政府にきびしく義務づけられていたのであります。しかるに政府は、ここ二年来しばしば国会で国民にその約束を言明しながら、この間抜本改正を怠り、公約をみずから破り、漫然……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました所得税法、法人税法及び租税特別措置法の租税三法につき、一括して質問を行ない、政府の見解をただしたいと思います。一、二重複する点があるかもしれませんが、およそものごとには原則というものがあります。租税政策においても二つの大きな原則があると思います。 その一つは、勤労者の生計費には課税すべきではないということであり、もう一つは、税の負担は公平平等でなければならないということであります。この二つの原則を踏まえて今回の政府税制改正案を見ますと、所得税の免税点の十万円引き上げ、税率の緩和、法人税の引き上げ、利子・配当課税の手直……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表して、ただいま議題になっております政府提出の公害対策基本法の一部を改正する法律案に反対の意向を表明いたします。 申すまでもなく、今日、わが国の公害の実態は、すでに二百名をこえる死亡者を出しているほか、大気汚染によるぜんそく、あるいはイタイイタイ病など、多数の公害病患者を続発させております。このほかにも、いまだ公害病とは認定されておりませんが、明らかに公害に原因する患者が数万にも達していることは御承知のとおりでございます。こうした状況下に、国民の切望するものは何であるかといいますならば、それは、人間の生存に欠くことのできない自然の環境を破壊してまで企業利益の横……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の租税三法について二、三の質問をいたしたいと思います。 今回の租税三法の改正案を見ますと、その骨子は、第一に、所得税の免税点を標準五人世帯で百十三万円に引き上げ、初年度千六百六十五億円の減税を行なっていることであります。第二に、配偶者控除の適用要件である妻の所得限度額を二十二万五千円から三十一万七千円に引き上げていることであります。第三に、交際費課税の若干の強化など、租税特別措置の改廃を行なっている点であります。昭和……
○中沢伊登子君 私は、国民が深い関心を持って見詰めております健康保険法改正案について、民社党を代表いたしまして、佐藤総理をはじめ、関係大臣に質問をいたします。 そもそも、このたびの健保改正案は、政管健保の財政立て直しをねらいとするものでありますが、政管健保の財政に赤字が生じ始めたのは昭和三十七年でありました。そのときの赤字額は十六億円であったと記憶いたします。その後、年を重ねるごとに赤字は雪だるま式に増大を続け、十年を経た今日では千三百億円にもなるといわれます。この原因について総理は、三月十七日の衆議院において、わが党の田畑議員の質問に答えられて、「この財政危機は、いままでいろいろ財政対策を……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表いたしまして、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案等に対し、総理大臣並びに関係大臣に御質問をいたします。 政府が、大々的にPRしている年金改善は、羊頭を掲げて狗肉を売るのたぐいであります。 すなわち、五万円年金といわれている厚生年金しかり、まぼろしの五万円年金といわれている国民年金もまたしかりでございます。 さらに、今回の改正案の主眼としているスライド制の導入については、すでに恩給、共済組合、失業保険、労働保険等では、賃金スライド制を採用しておりますのに、本法案を諮問した関係審議会の労働者側委員よりの賃金スライド制の意見にもかかわらず、答申を無視して、物……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております健康保険法等の一部を改正する法律案及び修正案に対し、反対の討論を行ないます。 御承知のとおり、わが党は、立党以来一筋に福祉国家建設を目ざしてまいりました。政府におきましても、ようやく最近、人間尊重、福祉優先を目ざし、ことしは福祉元年だと宣伝をしてまいりました。そもそも福祉国家の第一の要件は、国民の生命と健康でございます。今日、その国民の健康と生命はきわめて憂慮すべき環境のもとにありながら、これを保障すべき医療供給体制が危機に直面をいたしております。 わが党は、今日まで健康保険制度の改正については、まず医療制度の抜本的な改革……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表しまして、ただいま提案されております国民生活安定緊急措置法案に対し、賛成の討論を行ないます。 現在、私たち日本国民が置かれている状態は、いまさら申し上げるまでもなく、戦後初めて経験するような異常事態であります。とどまるところを知らないインフレ、物価高、その上、灯油、プロパン、紙、洗剤など各種の物不足、電力の使用制限など、国民生活は非常な混乱におちいり、日々の生活を強く圧迫しています。このような事態を招いた直接の動機は、石油供給の大幅削減にありますが、その背景には、歴代政府・自民党の高度経済成長政策と、それに伴うインフレ促進政策にあったことは、強く指摘しておか……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表いたしまして、米麦価格につきまして緊急質問を行います。 ただいま、日本国じゅう青々と、みずみずしいたんぼをながめるころになりますと、毎年繰り返されるのが生産者米価と消費者米価の攻防でございます。 そこで第一にお伺いしたいことは、自給度向上策についてであります。最近の国際的な食糧需給の長期展望によりますと、十年内外に深刻な不足を来すというFAO関係からの情報もありますが、人口爆発による世界的な食糧不足はもはや常識とされ、憂慮されております。政府もまた、これまでの安易な海外依存の食糧政策を改め、自給度向上の方針をとられることとしておられますが、いままで何かと言……
○中沢伊登子君 私は、民社党を代表して、ただいま上程されました昭和五十二年度予算三案に対し、次に示す理由により、賛成の討論を行います。(拍手) 明年度予算は、現在のわが国経済の中だるみ不況から、いかにして安定成長軌道に誘導していくかということを最大のねらいにしておりました。すでに御承知のとおり、昨年の景気の成り行きは、年度中の成長率がわずか二・四%でございました。しかも、その中心は輸出であり、個人消費支出の低迷により、内需の不振は目を見張るものかありました。このままでは日本の経済は失速してしまう、何とかしてもらわなければという悲願か予算審議に寄せられていたことは、はだ身に感じていられたことだ……
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