平井卓志参議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言に関してまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○平井卓志君 私は、自由民主党。自由国民会議を代表して、ただいま提案の行革関連特例法案の趣旨説明に対し、鈴木総理並びに関係各閣僚に質問を行いたいと思います。 総理は、このほどメキシコにおける南北首脳会議に御出席になり、先進諸国の最高責任者の一人として、南北問題の諸懸案について積極的な対応を示され、出席した各国首脳と忌憚のない意見交換を行い、南北問題に新しい一ページを加えたことを高く評価するものであります。 総理は、さきのオタワ・サミットにおいても、特に南北の対話の重要性を強調されました。今回は、南北問題は軍縮と並んで人類が直面する最大の課題としてとらえ、南北サミットが相互依存と連帯の精神に……
○平井卓志君 ただいま議題となりました日ソ間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この協定は、従来一年ずつ有効期間を延長してまいりましたいわゆる日ソ漁業暫定協定及びソ日漁業暫定協定の内容を一つの協定に規定し、有効期間を長期化しようとするものでありまして、日ソ両国政府が自国の二百海里水域における他方の国の漁船による漁獲を許可することのほか、相手国の漁船のための漁獲割り当て量等の操業条件の決定の方法、許可証の発給、漁船の取り締まり、日ソ漁業委員会の設置等について定めております。 また、有効期間は一九八七年……
○平井卓志君 ただいま議題となりました在外公館関係の法律案につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この法律案は、中国の瀋陽に総領事館を設置すること、及び在外職員の子女教育費の高額化にかんがみ、子女教育手当について加算対象職員の範囲の拡大、加算限度額の引き上げ等の改定を行うことを主な内容とするものであります。 委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知を願います。 昨四日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手)
○平井卓志君 ただいま議題となりました条約五件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 これらの条約は、いずれも昨年の万国郵便連合大会議において作成されたものでありまして、このうち万国郵便連合憲章の第三追加議定書は、連合の運営を効率化するため、連合の基本文書である万国郵便連合憲章に所要の改正を加えるものであり、また、万国郵便連合一般規則及び万国郵便条約、小包郵便物に関する約定、郵便為替等に関する約定並びに郵便小切手業務に関する約定は、いずれも国際郵便業務における最近の事情を考慮して、連合の運営に関する事項及び料金等の業務上の事項について所要の修正と補足を行った上で……
○平井卓志君 ただいま議題となりました日ソ漁業協力協定につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 従来、北西太平洋の二百海里以外の水域における我が国のサケ・マス漁獲は、昭和五十三年に締結された日ソ漁業協力協定と、これに基づく毎年のサケ・マス議定書に従って行われてまいりましたが、ソ連側は国連海洋法条約の採択等の新たな状況を踏まえ、この協定の終了通告を行ったため、これら協定及び議定書にかわるものとして、交渉の結果、本件協定が署名されるに至ったものであります。 この協定は、北西太平洋の二百海里外の水域におけるソ連系サケ・マスの我が国による漁獲について定めるとともに、北西……
○平井卓志君 ただいま議題となりました国際原子力機関憲章第六条の改正につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この改正は、昨年一月中国が国際原子力機関に加盟したことに伴い、機関の理事会において、原子力最先進国として理事国に指定される国の数を九カ国から十カ国に増加しようとするものであります。 委員会における質疑の詳細は会議録によって御承知を願います。 去る十四日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(拍手)
○平井卓志君 ただいま議題となりました条約三件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 まず、千九百七十九年の海上における捜索及び救助に関する国際条約は、海上における遭難者を迅速かつ効果的に救助するため、沿岸国が自国の周辺水域において適切な捜索救助業務を行うための国内制度を確立するとともに、関係国間で捜索救助活動の調整等の協力を行うことを定めたものであります。 次に、大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約に関する議定書は、欧州経済共同体がその構成国から漁業に関する権限を移譲されたことに伴い、そのような政府間経済統合機関が構成国にかわって大西洋のまぐろ類の保存のた……
○平井卓志君 ただいま議題となりました米州投資公社を設立する協定につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この協定は、中南米地域の経済開発を促進するため、米州開発銀行の活動を補足し、民間の中小企業を支援する米州投資公社を設立することを目的とするものでありまして、公社の設立、その目的、資本、業務、組織及び運営等について定めております。 委員会におきましては、中南米地域の政治経済情勢と我が国の中南米政策、公社の融資条件、米国の出資比率と公社における地位、武器製造業への資金供与の禁止等につき質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知を願います。 質疑を終え、討……
○平井卓志君 ただいま議題となりました女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 この条約は、男女平等に関する基本的かつ包括的な条約として国連において作成されたものでありまして、国連憲章、世界人横宣言等に示されている男女平等の原則を敷衍しつつ、政治的、経済的、社会的、文化的その他あらゆる分野における女子に対する差別を撤廃することについて定めております。 委員会におきましては、中曽根内閣総理大臣の出席をも求めて慎重審議を行い、条約批准の意義と実効性の確保、婦人の政治的、公的分野への参加の促進、家庭科教育等教育の分野にお……
○国務大臣(平井卓志君) お答えいたします。 私に対する御質問は二点ございまして、まず一点は、急激な円高進行による経営の不安と失業の増大に対してどのように取り組むかという点であります。 円高の進展に伴いまして、最近の雇用失業情勢につきましては、求人の減少、失業者の増加が見られまして、今後、輸出比率の高い産地や造船等の不況業種を中心に雇用失業情勢の悪化が懸念されておりますことは御指摘のとおりであります。 このため、労働省といたしましては、各業種、地域の実態を的確に把握いたしまして、雇用調整助成金制度の活用による失業の予防、不況業種、不況地域対策の推進、関係都道府県における臨時雇用対策本部等……
○国務大臣(平井卓志君) お答えいたします。 まず第一点でございますが、現在国鉄におきまして、人材活用センターの設置等諸般の余剰人員対策を講じてきておりますが、その際に不当労働行為といった問題が生じないよう従来から国鉄に対し指導してきたところであります。人材活用センターへの配置につきましては、一定の合理的な基準に基づきまして行われております。特定の組合員に特化させるということはないと承知いたしております。憲法に保障された労働基本権の侵害とか不当労働行為とかの問題はないものと理解いたしております。 今後とも、不当労働行為といった問題が生じないよう当局に対して指導してまいりたいと考えております……
○国務大臣(平井卓志君) お答えいたします。 円高等を背景とする非常に厳しい雇用失業情勢に対応いたしまして、内需を中心とした景気の着実な拡大を図り、雇用の安定を確保するために、政府として先般、総合経済対策を決定したところであります。それに基づきまして、雇用調整助成金制度の拡充につきましては十月二十日より既に実施に移したところであります。 また、不況業種、不況地域を中心として離職者の増加が見込まれることから、今回の補正予算において約七百九十三億円の失業給付費を計上しているところであります。 さらに、今後、産業構造の転換等に伴いまして特定の地域において雇用の悪化が懸念されますために、雇用機会……
○国務大臣(平井卓志君) ただいまの雇用の安定に関する決議に対しまして、政府の所信を申し述べます。
政府といたしましては、ただいま採択されました決議の御趣旨を体し、内需を中心に景気の着実な拡大を図り、雇用機会の確保に努めるとともに、
産業や地域の雇用動向に機動的に対処し、雇用の安定が適切に図られるよう一層の努力を尽くす所存でございます。(拍手)
【次の発言】 お答えいたします。
週休二日制、格に言われるこれを完全実施することによる労働時間の短縮が直ちに雇用の創出の面で効果があるかどうか、そういう効果のある対策となり得るかどうかにつきましては、いろいろ御議論のあるところでございます。しかしな……
○国務大臣(平井卓志君) まず、雇用問題からお答えをいたします。 円高、産業構造の転換等に対応しまして、雇用の安定を確保するためには、内需を中心とした景気の持続的拡大を図りながら、関連諸施策との密接な連携のもとに総合的な雇用対策を積極的に推進する必要があると考えております。 このために、六十二年度におきましては、三十万人雇用開発プログラムの実施、雇用開発を中心とする総合的な地域雇用対策の整備等、雇用対策の格段の強化を図ることといたしまして、総額二兆三千七百億円、これは前年度比一〇・三%増でございますが、雇用対策費を計上いたしておるところでございます。 次に、産業構造の調整に当たりましては……
○国務大臣(平井卓志君) 私に対するお尋ねは三点ございまして、順次お答えをいたします。 経済審議会の「一九八〇年代経済社会の展望と指針」見直し報告や経済構造調整特別部会中間報告で指摘されておりますとおり、経済発展の成果を賃金と労働時間短縮へ適切に配分することは望ましいことと考えております。具体的な賃金等への配分につきましては、それぞれの労使が自主的な話し合いを通じて適切に解決を図るべきものと考えております。 労働時間の短縮につきましては、最重点施策の一つとして、週休二日制の普及定着を基本とし、年次有給休暇の消化促進及び連続休暇の定着、所定外労働時間の短縮等に努めておるところであります。 ……
○国務大臣(平井卓志君) 順次お答えをいたします。 JR関連の御質問でございますが、労働省といたしましては、職業安定機関による清算事業団に対する指導、協力は、これはもう当然のことながら、雇用促進事業団による住宅問題を含めた職業生活相談の実施、また、清算事業団職員の円滑な再就職のための取り組みを行っているところでございます。 今後とも、関係機関と十分な連携を図りながら、広域就職も含めて、御本人の希望や適性等を踏まえたきめ細かな再就職促進対策に努めてまいりたいと考えております。 雇用問題でございますが、最近の雇用失業情勢は、求人の増加等一部に改善の兆しが見られておりますが、不況業種、またその……
○国務大臣(平井卓志君) お答えいたします。 女子労働者の対策につきましては、男女雇用機会均等法の円滑な施行に努めておりますほか、本年六月には女子労働者福祉対策基本方針を策定いたしまして、女子労働者の福祉の増進と地位の向上を図るための諸施策についてその基本的方向を示しまして、婦人行政の一層の充実を図っておるところであります。 パート労働者の雇用の安定等を図りますためには、労働基準法の遵守徹底を図ると同時に、その雇用管理の適正化等について、パートタイム労働対策要綱に基づきまして労使に対する啓発指導に努めておるところであります。 男女賃金格差の是正につきましては、労働基準法に定める男女同一賃……
○国務大臣(平井卓志君) まず、労働基準法改正に関連してのお尋ねでございますが、今回の労働基準法の改正は、週四十時間制を目標にいたしまして法定労働時間を段階的に短縮いたしますとともに、年次有給休暇の最低付与日数を引き上げること等を内容としたものでございます。この法案が成立すれば、労働時間は着実に短縮されるものと期待をいたしております。 労働時間に関する法的規制の弾力化でございますが、労働基準法制定当時に比して第三次産業の占める割合が大変大きくなっております等々の社会経済情勢の変化に対応しなければならぬということで、労使の工夫によりまして労働時間短縮を進めやすくするためにも必要であると考えるわ……
○国務大臣(平井卓志君) 財形貯蓄の問題につきましては、ほとんど大蔵大臣から御答弁があったわけでございますが、サラリーマンにつきまして資産形成のおくれが見られる実情と国民各層とのバランスを十分に考慮しまして、サラリーマンにとって特に必要性の高い老後生活の安定を目的とする年金貯蓄及び持ち家取得の促進を図るための住宅貯蓄について、特別の優遇策を講じますとともに、その他の目的を限らない一般財形貯蓄については優遇措置を廃止するという選択をいたした次第であります。 今後とも財形制度につきましては、制度全般にわたりまして充実に努めてまいる所存であります。(拍手)
○国務大臣(平井卓志君) 労働基準法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 労働基準法に定める労働時間に関する規定等は、昭和二十二年に制定されて以来改正されることなく今日に至っておりますが、この間、我が国の経済社会は未曾有の発展を遂げ、二十一世紀に向けてさらに大きな変化が予想されているところであります。 このような状況の中で、労働時間の短縮は、労働者の福祉の増進、長期的に見た雇用機会の確保等の観点から重要であるのみならず、特に最近においては、経済構造の調整、内需拡大等の観点からも、重要な課題となっており、国際社会における我が国の地位にふさわしい労働時間の水準とする必要……
○平井卓志君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました税制改革関連六法案につき、賛成の意見を表明するものであります。 我が国の現行税制は、昭和二十四年のシャウプ勧告を原点とするものでありますが、我が国経済はその後の四十年間に驚異的な成長を遂げています。所得水準は飛躍的に上昇し、その平準化が進んでおります。また、国民生活が豊かになって、国民の嗜好もさまざまとなり、消費は多様化すると同時に、サービス化をしております。一方、他の先進国が経験してきたように、人口の高齢化が急速に進んでいるところであります。 このように我が国の社会経済は著しく変化してきておりますが、一方、我が国の税制はそ……
○平井卓志君 私は、自由民主党を代表して、当面する内外の重要課題について、総理ほか関係大臣に質問を行います。 このたびの総選挙は、世界の歴史的大転換の中で二十一世紀の国のかじ取りと消費税、政治改革を中心とした重要課題について国民の厳粛な審判を求めたものでありましたが、我が党は厚い信任をいただきました。我々は、この負託を謙虚に受けとめ、自由と民主主義の旗のもとに、国民のよりよい幸せを目指して一層前進いたすものであります。 思えば、総理、あなたは昨年八月自由民主党総裁に選任されました。本院創設以来初めて与野党逆転し、内外ともに多事多難、結党以来の危機の中よりスタートしたのでありますが、今回の選……
○平井卓志君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました平成二年度一般会計予算外二件について賛成の討論を行うものであります。 昨年七月、参議院選挙で与野党が逆転するという立党以来のどん底の中からスタートした海部内閣は、政治改革に命運をかけ、日米構造協議問題など各般の重要政策に真剣に、ひたむきに取り組んだことが国民的に期待、評価され、さきの衆議院総選挙では我が党が圧倒的な支持を受けました。そして、内閣及び党の支持率も就任以来日増しに上昇し、これまでにない高い評価を受けておりますことは欣快にたえないところであります。 さて、国際情勢はまさに激変が続いております。ソ連のペレストロイカに……
○平井卓志君 ただいま議題となりました平成二年度補正予算三案の委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 一般会計の補正は、歳出について、災害復旧等事業費、給与改善費等、予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった事項について措置することとし、歳出の追加総額は二兆五千二百十一億円となっております。 他方、既定経費の節減によって二千四百一億円の修正減少を行っておりますので、歳出の純追加額は二兆二千八百十億円となります。 歳入につきましては、最近までの収入実績を勘案し、租税及び印紙収入一兆一千二百七十億円の増収を見込むとともに、前年度剰余金四千六百八十二億円の受け入れを計上し……
○平井卓志君 ただいま議題となりました平成二年度補正予算第2号二案の委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 今回の補正は、湾岸地域における平和回復活動に対する我が国の支援を実施するため、湾岸平和基金拠出金の追加計上を行うこととしており、歳出の追加総額は一兆一千七百億円となっております。 他方、既定経費の節減、予備費の減額によって三百六十六億円の修正減少を行っておりますので、歳出の純追加額は一兆一千三百三十四億円となっております。 歳入につきましては、その他収入一千六百四十五億円の増収を見込むとともに、湾岸地域における平和回復活動を支援するため平成二年度において緊急に講ず……
○平井卓志君 ただいま議題となりました平成三年度暫定予算三案の予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 今回の暫定予算は、平成三年度予算の年度内成立が困難な事情にありますので、国政運営に支障を来さないよう、四月一日から四月十二日までの期間について編成されたものであります。 暫定予算の編成は、本予算成立までの応急的措置であることにかんがみ、暫定予算期間中における人件費、事務費等の経常的経費のほか、既定施策に係る経費については行政運営上必要最小限の計上にとどめ、新規施策の経費は、教育及び社会政策上の配慮から特に措置することが適当と認められるものを除き、原則として計上しないこ……
○平井卓志君 ただいま議題となりました平成三年度予算三案の予算委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 平成三年度予算三案の内容及び衆議院段階で行われました内閣修正につきましては、既に橋本大蔵大臣から財政演説並びに予算修正についての報告でそれぞれ説明されておりますので、これを省略させていただきます。 平成三年度予算三案は、一月二十五日国会に提出され、一月三十日に大蔵大臣から趣旨説明を、三月一日に予算修正の説明を聴取し、衆議院からの送付を待って、三月十九日から審査を行ってまいりました。 以下、質疑のうち、主なもの若干につきその要旨を御報告申し上げます。 まず、外交問題につ……
○平井卓忠君 ただいま議題となりました証券取引法及び外国証券業者に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、証券及び金融問題に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本法律案は、我が国の証券市場の実情にかんがみ、市場の公正性と健全性に対する投資者の信頼を確保するため、証券会社が顧客の一任を受けて行う売買取引を禁止するとともに、有価証券の取引において生じた損失を補てんする等の行為を禁止するほか、損失補てんを行った証券会社及び損失補てんを要求する等の行為を行った顧客に対して所要の罰則を科する等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、証券及び金……
○平井卓志君 公職選挙法の一部を改正する法律案外三件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。 本院協議委員は、去る二十六日、本会議におきまして議長より指名された後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、平井卓志が、副議長に橋本敦君がそれぞれ選任されました。 なお、衆議院におきましては、市川雄一君が協議委員議長に、大出俊君が副議長にそれぞれ選任されました。 両院協議会の初会の議長はくじにより決することになっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、本院側協議委員議長の私、平井卓志が議長に当選いたしました。 翌二十七日の協議会におきまし……
○平井卓志君 私は、自由民主党を代表して、さきの羽田内閣総理大臣の所信表明演説について、総理大臣及び外務大臣に質問を行います。 本題に入る前に謹んで申し上げます。 去る四月二十六日、名古屋空港における中華航空機墜落炎工事故で亡くなられた二百六十四名の犠牲者、御遺族に対して深甚なる哀悼の意を表しますとともに、負傷入院された方々に心からお見舞い申し上げます。このような悲惨な事故が二度と起きないように原因の徹底究明と再発防止対策に万全を期すよう関係者に切に要望いたします。 それにつけても、当日、責任大臣がまだ決まっておらず無政府的な状況にあるため、この事故への当局の対応が遅く、翌日に任命式をま……
○平井卓志君 本院議員大野明君は、去る五日、急性心筋梗塞のため逝去されました。 前夜、御家族や知人の方々とドライブや食事を楽しまれた後、帰宅の途中、突然苦しさを訴えられ、それからわずか数時間の後に忽然と不帰の客となられました。 突然の悲報、まことに哀惜痛恨のきわみであります。 私は、ここに、同僚議員各位のお許しを得て、議員一同を代表して、正三位勲一等故大野明君のみたまに謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 君は、昭和三年十一月、岐阜県山県郡美山町に、戦後の保守政界の重鎮、故大野伴睦先生の四男として誕生され、慶応義塾幼稚舎から、長じて慶応義塾大学法学部政治学科を御卒業になりました。ま……
○平井卓志君 私は、平成会を代表し、ただいま議題となっております金融関連法案につき、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず、住専処理法案について伺います。 政府の住専処理スキームは、昨年の十二月に発表されて以来、衆参の予算委員会並びに衆議院の金融問題特別委員会においてあらゆる角度から議論がなされてまいりましたが、いまだ国民の納得が得られていないのは明白な事実であります。 全く密室で、しかも母体行、農林系金融機関等の当事者間の責任のなすり合いの結果、突如として六千八百五十億円の財政資金投入が決定されたのでありますが、この数字に理論的根拠があろうはずもなく、今回の住専処理策はその第一歩……
○平井卓志君 私は、平成会を代表して、山積する幾多の課題について、橋本内閣に対し質問をいたしたいと思います。 まず、橋本内閣の政治姿勢について質問いたします。 先日、橋本総理は、今通常国会の開会に当たり施政方針を述べられました。しかし、総理の演説を聞いて心から感動し、日本の将来を橋本総理に任せようと腹の底から信じた人が一体何人いたでしょうか。総理の演説は、抽象的かつ総論的であり、かつ改革のメニューを美辞麗句をちりばめながら網羅的に並べたものであり、改革実行への決意がさっぱり伝わってこないというのが国民の偽らざる実感であります。 総理が幾ら改革を声高に叫ぼうとも、具体策が出てくるのは早くて……
○平井卓志君 私は、平成会を代表して、斎藤十朗議長の不信任決議案について提案の趣旨を説明いたします。 まず、決議案の案文を朗読いたします。 議長不信任決議案 本院は、議長斎藤十朗君を信任しない。 右決議する。 以下、その理由を申し述べます。 参議院は、常に国民の信頼と負託にこたえ、国民の幸せを実現するという重大な責務を担っておりますことは言うまでもありません。 そのために、参議院は議会制民主主義を尊重し、民主的に議会運営を遂行するという崇高な目標と理念を持っているのであります。そのことを具体的な例で申しますと、与党と野党がお互いの立場を尊重しながら、信頼感に基づいてでき……
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